【半田市立亀崎小学校】防災キャンプ

 本校では、防災教育の一環として、毎年、夏休みに「防災キャンプ」を実施しています。地域の自主防災会や亀崎区長会、消防団などと協力して、今年で7回目を数えます。今年は、災害時に避難所となる亀崎公民館を会場として、亀崎小学校区の小学生及びその家族による避難所体験を実施しました。児童40人とその家族らが参加し、公民館で一泊して避難所での集団生活や応急手当の方法などの防災知識を身に付けました。
 夕方に地震が起こることを想定し、参加者は徒歩で夕方6時に公民館に避難しました。人員確認後、新聞紙とポリ袋でカレー皿を作って夕食をとったり、避難所のルールを話し合ったりしました。消防団員からは、三角巾を使った応急手当の方法を学びました。配布された段ボールで仕切りを作り、持参した寝袋やマットで就寝しました。
 翌日は、地区の自主防災会の皆さんから、非常持ち出し品や備蓄品、災害時の簡易トイレについて教えていただいたり、地元消防団の協力で放水体験をしたりしました。最後に避難所体験の振り返りをしました。
 参加した児童からは、「段ボールの仕切りでは周りが気になった」「床が固くぐっすり眠れなかった」「アルファ米は便利で意外とおいしく、災害時に備えておこうと思った」「避難時には、水がとても大切だと思った。飲み水と生活に使う水を常に用意しておきたい」といった感想が聞かれました。参加者は、防災に対する意識を高め、実践的な知識や行動力を身に付けることができました。
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【愛西市立立田中学校】 防災リーダー会の結成

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 昨年、今年と、学校近くのお寺の住職さんの呼びかけで、本校の生徒数名が、東日本大震災で大きな被害を受けた女川町を視察しました。このことをきっかけに、本校では、各クラスの防災意識の高い生徒が中心となり、「防災リーダー会」が結成されました。
 防災リーダー会は、生徒が主体となって、防災に対する意識を学校全体に広められるよう活動をしています。週に2回ほど会議をもち、避難訓練の立案や計画、防災集会の開催、防災通信の発行などを行っています。避難訓練では、休み時間等に地震が起こったことを想定し、個人やグループで自主的に判断して、避難場所まで安全に避難する訓練を行いました。立田地区は大きな川沿いに広がる自然豊かな地域で、農業が盛んです。しかし、昔から水害に悩まされている地域でもあります。防災リーダー会の活動を通して、生徒一人一人が防災リーダーとなり、いざというとき、自ら考えて行動できるよう今後も地道に活動していきたいと考えます。

【稲沢市立千代田小学校】美しい心は、美しい環境から!

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 本校は、平成20年に、百周年を迎えた伝統ある学校です。開校当時のものは、門の柱のみとなりましたが、校舎は古く、昭和30年代に建てられた校舎も一部で使用しております。
 「美しい心は、美しい環境から」とよく言われています。校舎が古いために、修繕しなければならないところもありますが、本校の子供たちは、一生懸命に掃除に取り組み、学校をきれいにしようとしています。
 また、壊れた箇所を修繕すると、子供たちは「先生ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれます。
 委員会活動で、花を植える活動にも進んで取り組み、子供たちの美しい心がかいま見える行動はたくさん見られます。
 学校は、地域の人々の思い出がいっぱいの大切な場所です。これからも、千代田小学校が地域に愛され、子供たちの美しい心が育つよう環境整備に努めたいと思います。

【設楽町立清嶺小学校】地域の方に支えられて

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 本校には、64年間続いてきた「お茶配り」という伝統行事がある。地域の方の茶畑で摘んだお茶を、一人で暮らしているお年寄りのみなさんに届けるという行事である。この長く続いてきた行事に危機が訪れた。長く茶畑を貸してくださっていた方の事情により、お茶畑を借りることができなくなってしまったのだ。子供たちも職員も、「残念だけれども、もうお茶配りはできない」と、あきらめていた。そのとき、「うちの茶畑を使ってくれていいよ」と、声をかけてくださる人が現れた。子供たちは、大喜び。お茶配りに行くと、お年寄りの方がとても喜んでくださることを、子供たちは知っているからである。1年間、下刈りをしたり肥料をあげたりして手入れをした茶畑を、快く貸してくださる地域の方に感謝するしかなかった。
 そして、今年度、65回目のお茶摘みとお茶配りをすることができた。例年のようにお茶と手紙を持って、一人暮らしの方のお宅や老人施設を訪問した。子供たちの訪問に涙を流して喜んでくださった方もいた。「もう一度握手してくれる?」と、何度も言われ、恥ずかしそうにしながらも、お年寄りの方と握手する子供は、とてもやさしい表情をしていた。
 地域の方が茶畑を貸してくださったおかげで、今年もお茶摘みをすることができた。そして、お茶配りをすることで、地域のお年寄りの方に喜んでいただき、子供たちには豊かな心を育むことができた。この行事を通して、子供たちは、自分たちが地域に支えられていること、地域に大切にされていることを感じたであろう。これからも、地域の方につないでいただいた伝統行事「お茶配り」を大切にしていきたいと思っている。

【春日井市立南城中学校】学級づくりの一過程として  〜学校行事を通して〜

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 本校の生徒は、落ち着いた生活の中で、学習に取り組むことができています。一方で、クラスの中には、コミュニケーションをとることが苦手な生徒も見受けられます。
 9月26日(水)、天候が心配される中、予定通り体育大会を実施することができました。どの種目においても、一生懸命頑張る生徒の姿が見られました。その中でも、クラス全員で取り組む長縄跳びは、当日の盛り上がりはもちろん、それまでの各クラスの取組にすばらしいものがありました。昼放課になると、全クラス(25学級)が運動場に出て一斉に練習に入ります。日頃の昼放課は、生徒会活動のS&S(Smile&Sportsの略)として、生徒会物品を借りて運動場で積極的に遊ぶ活動をしていることもあり、すばやく移動します。雨の日でも、1学年が体育館で練習をしました。(他の学年は、教室で作戦会議です)1回でも多く跳びたいという結果も大切ですが、その練習の過程で、生徒同士のコミュニケーションが積極的に行われ、クラスとしての大きな成長が見られました。
 体育大会当日は、保護者の方に多く来校していただき、我が子の成長した姿を御覧いただき、満足して帰っていただくことができました。
 10月に入り、今度は、フェスティバル(文化祭)に向けての合唱練習が始まりました。どんな合唱になるか、教師の期待以上の力を発揮する生徒の頑張りが今から楽しみです。

【知多市立岡田小学校】笑顔と思いやりのあふれる温かい学校をつくろう

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 「笑顔と思いやりのあふれる温かい学校をつくろう」と、4月の始業式で校長先生が話された。本校では、四つの願い「あいさつ・返事・はきものそろえ・ありがとう」の実践に努めている。
 あいさつとは、言葉のごとく、あいさつをいつも先に続けることである。しかし、本校では、先にあいさつできる児童は少ない。また、あいさつをされても返さなかったり、小さな声でぼそぼそとしたりする児童の姿も気になっていた。
 そんなとき、チャンスがやってきた。6年生が修学旅行でいない。本校では、児童会や学級委員を中心に「あいさつ運動」を行なっている。これは、5年生にとって学校の代表としてあいさつをする最高の機会だ。下校時、「気持ちのよいあいさつをするコツとは?」と児童に尋ねると、「明るく言うこと」「口をはっきり開けて言うこと」などの意見が出た。それでは、そのアドバイスを生かして最高のあいさつをしよう。
 すると、次の日の朝、校庭から学級委員の大きな声が職員室まで聞こえてきた。6年生の代わりに「あいさつ運動」をしようと有志が集まっていた。あまりの元気のよいあいさつに、職員室にいる先生方が見に行ったくらいだった。登校するときのあいさつを振り返ると、「相手の目を見て言うのも大事」「大きな声であいさつするって気持ちがよい」という発言が出た。
 あいさつをすること。これは、人として生きていくための大切なことであり、当たり前のことである。しかし、当たり前のことを当たり前にできない世の中がある。それをよしとするのではなく、教師自ら率先して大きな声で明るくあいさつをすることで、1日の始まりをさわやかで活気のあるものにしていきたい。そして、明るく始まった朝の先に、「笑顔と思いやりのあふれる温かい学校」があるように、学校全体に児童会や学級委員を中心に、あいさつの輪を広げる活動が、今日も続いている。

【豊田市立加納小学校】 韓国「カナック小学校」との交流

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 加納小学校では、9月25日から10月6日を「国際週間」としています。本校は、2005年から韓国の「カナック小学校」と交流を続けており、お互いの学校を訪問し合うことで両校の交流を深め、国際理解教育を推進することが目的です。
 今年は、5、6年生16名が、韓国へ2泊3日の交流に出かけます。その間、カナック小学校では運動会を予定しているとのことで、その様子を体育館に設置したスカイプで、全校児童が参観できるようにしたいと計画しています。
 全校の取組として、国際理解について道徳科の授業を行ったり、高学年が毎日放送してくれる韓国語講座で挨拶の仕方や単語を覚えたりします。毎年、朝の歌でカナック小学校の校歌を歌っているので、子供たちはリズムに合わせて韓国語の歌を歌うことも楽しんでいます。
 この機会に、外国への興味や関心が高まることを願っています。


【春日井市立大手小学校】下学年が気持ちよく活動できるように心配りをしました

 本校では、異学年交流を通して下学年に対する気配りや率先垂範の態度、リーダーとしての資質育成を目指した教育活動を行っています。
 本年度は、4月に1年生と6年生による「交流遠足」も行いました。仲よく手をつないで目的地の公園まで歩いて行きました。楽しくお弁当を食べて遊んだ後、学校に戻ります。疲れた1年生が6年生に甘えて、荷物を持ってもらったり背負ってもらったりしていました。
 9月には、『大手っ子 秋まつり』と題して、異学年交流の核となる『ふれあい班』ごとに『店』を出して、店のゲームを楽しんだり、お客さんを接待したりする活動を行います。企画運営は6年生。5年生以下の子に仕事を割り振り、指示を出して自分たちもお客さんも楽しめるようにつくり上げていきます。当日は、朝から2時間目の授業までを使って行われました。笑い声や歓声に包まれたにぎやかで楽しい活動が終わった後、6年生の教室には、ぐったりとした子供たちの姿がありました。お店で接待をするときは、自分の仕事だけでなく戸惑う下学年を補佐していました。ゲームを楽しむ場面では、自分たちよりも下学年が楽しめるように声をかけていました。でも、ぐったりの要因は他にもありました。
 ふれあい班ごとに集まって行った最初の活動。教室に戻ったとき、自分たちの準備の甘さを反省し、これまで以上に自分たちのお店を見つめ直していました。お客さんの期待を決して裏切らない仕掛けを製作したり、下学年が迷わないように原稿を入念に見直したりしていました。実際の動きを想定してリハーサルを繰り返す班もありました。その活動は、決まった時間だけでなく、始業前や放課にも及びました。ぐったりした姿は、楽しませることの難しさを乗り越え、リーダーとしての務めを果たすことができた証しのように輝いていました。

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【瀬戸市立萩山小学校】人とふれあい、思いやりや協力の心をはぐくむ活動

 萩山小学校では「明るく 素直で たくましく」の校訓のもと、人とのふれあいを通して、思いやりや協力の心をはぐくむことを目標に、学校づくりを進めています。異学年交流、地域交流、併設されている瀬戸特別支援学校小学部との交流は特色ある教育活動となっています。
 中でも、異学年・地域交流として行っている「萩山ラリー」は、本校の大きな行事の一つです。思いやりや協力の心を育て、地域について考える機会とすることを目的に、1年生から6年生まで異学年で班を編制し、校区を回ります。多くのチェックポイントで地域や学校に関するクイズに答えたり、幼稚園や中学校、地域のお年寄りと触れあったりしながらウォークラリーを行います。終了後、ラリーで学んだことをワークシートにまとめます。後日、ウォークラリーの表彰が行われ、優勝した縦割り班には児童会手作りのメダルが渡されます。
 この行事は10年以上前から行われており、すっかり学校や地域に定着したものとなりました。今後も多くの人とのかかわりを通して、思いやりや協力の心をもった児童の育成に努めていきたいと思います。

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【春日井市立東野小学校】仲良し探検・仲良し弁当

 本校は、毎年4月の生活科の時間に、1年生と2年生で一緒に学校探検をしています。この前まで1年生だった2年生も、すっかりお兄さんお姉さんの顔になって、1年生をエスコートします。行く先々でミッションがあり、校長先生に挨拶をしたり、職員室の先生の質問に答えたり、クイズに答えたり・・・。どのミッションも、2年生がちょっと得意顔になって優しく教えています。 
 今までは、自分が楽しんでいたチェックポイントのシール貼りも「ここに、はってごらん」と声をかけて優しくサポート。「次は、ここに行くよ」と探検カードを見ながら手をつないで連れて行きます。その日のお昼には、探検したペアの1・2年生で一緒に仲良くお弁当を食べます。
 5月には、このペアを含む1年生から6年生までのグループで活動する「仲良し班活動」が始まります。まだまだ高学年から見たら小さな1・2年生ですが、ペアの間にはしっかりと兄弟姉妹のような気持ちが芽生えているようです。ほんわかと温かい関係を築いていくことで、子供たちの心もすこやかに育っていくように思います。

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【春日井市立東高森台小学校】つながりを強めるなかよし班そうじ 全校児童

 本校では、春のオリエンテーリングや秋の運動会など、多くの場面で縦割りの「なかよし班活動」に取り組んでいます。班の名称はさくら・あじさい・あさがお・ひまわり・コスモス・パンジーです。どの花も学校やその周辺でたくさん見られる花の名前で、それが子供たちの活動の雰囲気を盛り上げています。
 4年前からその活動を学校行事の範囲から広げるため、常時活動として、毎週金曜日の清掃時間を「なかよし班そうじ」と呼んで、およそ9人のメンバーで取り組んでいます。活動場所は、学級で取り組む清掃活動と同じで、校舎内の各学級の教室や廊下・特別教室・トイレ・昇降口・体育館など、毎日子供たちが使用する場所です。
 「なかよし班そうじ」は、そうじをするだけではありません。高学年の児童は、この活動に取り組む前に、役割分担などの事前計画をしっかりと立てて計画書を作成します。さらには、下級生に指示を出す場合の話し方や心がけなどを考え、活動しています。最初の頃には、上手にまとめることができず悩んでいる子たちも見受けられましたが、回数を重ねるごとに自信と意欲が高まり、子供たちの表情は頼もしささえ感じられます。また、下級生も、先頭に立って清掃に取り組むリーダーの背中を見ながら、清掃の仕方や取り組む姿勢を学んでいきます。
 清掃活動終了後には、6年生のリーダーを中心に活動の振り返りを行い、がんばったこと・できなかったことなどを発表し合い、それが次回の活動の意欲を高めることに結び付いています。
 「なかよし班そうじ」を継続して取り組んできたことで、学年を越えた子供たちの信頼関係が更に高まり、今では学校生活になくてはならないものとなっています。また、この活動を通して、児童の思いやりの心も育ってきました。そして、代々受け継がれるリーダーは、下級生のあこがれとなっています。そんなリーダーを目指す日々は、児童の成長に大きな役割を果たしています。


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【新城市立東陽小学校】 誕生日給食で

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 本校では、隔月で「誕生日給食」を行っています。誕生月に当たる児童が、各教室から給食を持ってランチルームに集まり、給食を食べています。ランチルームでは、保健給食委員会の児童が、誕生月や給食についてのクイズを出題して、後半は、それぞれ誕生日に関する話題で給食を楽しく盛り上げてくれます。
 9月にも、8月、9月の児童を集めて「誕生日給食」を行いました。誕生日に関する話題では、いつもの月のように、「ケーキを食べた」「プレゼントにゲームを買ってもらうんだ」と言う話が多かったです。そんな中、6年生の女子児童が「うちは、お母さんの誕生日が1日前だから、先にプレゼントをあげました。今年は、手作りのブレスレットとお手紙をあげたら、ものすごく喜んでくれてよかったです」と、うれしそうに言いました。「手紙にはどんなことを書いたの」と質問をすると、「秘密です」と教えてはくれませんでしたが、誕生日に自分がしてもらうことよりも、してあげたことに喜びを感じる児童の言葉に、心があたたかくなりました。