【安城市立東山中学校】東山中学校に広がるあいさつ運動

 本校では、生徒会と各部活動、ボランティアの生徒を中心に、朝の登校時間を利用して「あいさつ運動」を行っています。3年生を中心とした笑顔で元気のよいあいさつの声が、学校に活力を与えてくれています。また、生徒集会や各学級のSTでは、「あいさつ」の意味について仲間に呼びかける生徒の姿が見られます。

1 あいさつとは、心を開くこと
 「出会った人が互いに心を開いて相手に迫っていく」ということです。

2 あいさつとは、生きていることを感謝し合うこと
 あいさつは「あなたは大切な人なのですよ」と伝える最良の手段であり、お互いが、お互いのおかげで生きていることを自覚し合うことです。

 「自ら進んであいさつをするのは、勇気がいる」という正直な声が、生徒から聞こえるようになってきました。
 一方で、地域の方からは、東山中の生徒から「あいさつ」をしてもらうことが多くなってきたという声が、多く寄せられるようになってきています。
 誰からも愛される東山中生を目指して、心のこもった取組を充実させていきたいと思います。



【一宮市立末広小学校】 異学年交流「ふれあいタイム」

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 本校では、月に1度、異学年交流の「ふれあいタイム」を行っています。ふれあいタイムでは、異学年の仲間と交流を行うことで、人との関わり方や人を思いやる心を学ぶ機会をつくっています。1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生がペアになり、様々な活動に取り組んでいます。
 6月は、それぞれのペア学年で、レクリエーションを行いました。高学年は低学年のことを考え、みんなで楽しめるゲームを考えました。なぞなぞ大会、何でもバスケット、宝さがしなどを行い、それぞれの教室からにぎやかな声が聞こえてきました。
 この取組から、高学年は低学年を思いやる気持ち、低学年は高学年に憧れ、目標とする気持ちを育んでいます。

【西尾市立中畑小学校】矢作川遠足〜みんなで楽しもう「ゆうゆう活動」〜

 本校では、低学年と高学年でペアをつくり、異学年交流活動をしています。毎年、初夏の大潮の日に、「ゆうゆう活動(ペア学年での活動)」やシジミ採りを通して、矢作川の四季に親しむことを目的に、全校で「矢作川遠足」を行っています。校区にある矢作川までペアで手をつないで歩いていき、そこで自然ビンゴや高学年が考えたペア遊び、シジミ採り等を行っています。
 今年度は、天気が悪く矢作川へ着いたとたんに大雨になり、学校へ引き返すことになりました。傘を持っていない子を同じ傘に入れてあげたり、高学年の子がペアの低学年の子にかっぱを着せてあげたりする等、高学年の子が低学年の子を気遣う姿が多く見られました。雨の中、学校へ戻るときにも、低学年の子の歩く速さに合わせて寄り添う高学年の子の姿に、心が温かくなりました。学校へ戻り、一緒にお弁当を食べたり、遊んだりしたりして過ごしました。ペアで楽しむ様子が見られ、笑顔あふれる時間でした。
 突然の大雨というアクシデントの中、高学年の子が自分のことよりも低学年の子をよく気遣ってくれた姿が心に残っています。このような活動を通して、人を思いやるやさしさを身につけ、高学年としての自覚も芽生えてきています。今後も、「ゆうゆう活動」の時間を大切にしていきたいと思います。

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【安城市立三河安城小学校】あいさついっぱいの学校を目指して

 本校では、『笑顔あふれる三河安城小 〜響かせようあいさつ 伝えよう感謝の気持ち〜』をスローガンに、様々な活動を行っています。その中のひとつが、児童会を中心に行っている「あいさつ運動」です。
 『あいさつの桜』と題して行った活動では、児童集会で「笑顔で 目を見て 聞こえる声で 自分から」と、具体的にあいさつの仕方を示し、上手にあいさつができていた友達の名前を桜カードに書きました。昇降口前に置かれたあいさつの桜の木は、ピンク色の桜カードで満開になりました。視覚的に達成感を得ることができ、校内は元気いっぱいのあいさつであふれました。
 昨年度は、『リーダープロジェクト』と題し、放課にあいさつボランティアを募り、児童会の子と一緒にあいさつをしながら校内を回る活動を行いました。多くの児童が参加し、ただ大きな声であいさつをするのではなく、相手も気持ちよくなるあいさつを心がけるきっかけとなりました。
 本年度は、あいさつとともに感謝の気持ちを伝える活動に取り組んでいます。スクールボランティアや旗当番の保護者の方に「ありがとうございます」と言いながら頭を下げる姿が見られるようになり、活動の広がりを感じています。
 今後も活動を継続し、笑顔があふれ、あいさつが響きわたる学校にしていきたいと思っています。
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【津島市立蛭間小学校】全校縦割りなかよし活動

 本校は、全校245名が10グループに分かれ、週に1度なかよし活動を行っている。なかよし活動は、1グループに1年生から6年生までが少なくとも2名以上在籍しており、6年生がグループ活動を指揮している。
 4月には「1年生を迎える会」で、グループごとに分かれて名前ゲームを行い、お互いの名前と顔を覚えていた。慣れない環境に戸惑う1年生を、6年生が手を引いて場所まで連れてくることで、1年生は安心した様子であった。また、6月にはグループごとに協力して競技を行い、親睦を深めた。
 週に1度のなかよし活動では、1年生から5年生が何をすると楽しめるのか、6年生が司会となって話し合い、毎回遊びや活動に使う道具や景品を事前に準備して臨んだ。また、本年度は、6年生が考えた遊びを、なかよし活動に取り入れることを試みた。新しいゲームに子供たちは戸惑いやわくわくした気持ちを感じながら、声をあげて楽しむ様子が見られた。
 この活動を通して、低学年は、異学年とのコミュニケーションを学び、中学年は、年下の子供たちとの関わり方や高学年の様子を見て来年度以降の活動方法を学び、高学年は、リーダーシップをとる経験を積むとともに、年下の子供たちにどのように話すと伝わるかなどを学んでくれることを期待している。
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【稲沢市立法立小学校】「なかよしチーム」の振り返りの掲示板より

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 この写真は、1年を通して活動している縦割り班で結成する「なかよしチーム」の振り返りカードが貼ってある掲示板です。
 本校では、小規模校のよさを生かした縦割り班活動により、縦のつながりが緊密となり、児童に思いやりや感謝の気持ちが育ってきています。最近では、様々な場面で異学年交流が見られ、ほほ笑ましい児童の姿が見られるようになってきました。
 今年は、1年生の掃除場所に6年生が出向き、掃除の仕方を教えています。6年生が掃くほうきの後ろから、数人の小さな1年生が後に続く姿は、なんともほほ笑ましいです。外掃除では、各学年から、1、2名の児童が担当として集まります。そこにも、自然と6年生が、下級生に教えたり指示をしたりする姿が見られます。
 「なかよしチーム」の振り返りカードには、上級生への感謝の気持ちや下級生を思いやる気持ちが並びます。

※ 振り返りカードより
・わからないことや知らないことをいろいろ教えてくれてありがとう。(2年)
・もっと1年生に気づかってあげたかった。(5年)
・遊びなどでまとめるのは大変だけれど、みんなが楽しかったと言ってくれると、これからもがんばろうという気持ちになりました。(6年)

※ 6年生担任の話
 6年生になったばかりの頃は、「うまく伝わらない」「話していることをわかってもらえない」などと悩んでいる声も聞こえていました。子供たちは、そんな説明の仕方じゃいけないんだと、伝わるよう工夫をしていました。最近では、「楽しかった」「またやりたい」と話す表情がとてもよいです。がんばってよかったという達成感が感じられます。

【清須市立春日中学校】小中合同あいさつ運動

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 本校は、平成28年度より教育目標に、「あいさつができる生徒」を掲げ、その目標を達成するために、「あいさつ運動」や「あいさつ集会」を行っています。
 今年度は、あいさつの輪を小学生にも広げるため「小中合同あいさつ運動」に取り組んでいます。
〈小中合同あいさつ運動〉
1 日時 年3回(2日間ずつ)
 ・第1回  5月30日(水)、31日(木)3年生ボランティア
 ・第2回 10月11日(木)、12日(金)2年生ボランティア
 ・第3回  1月24日(木)、25日(金)1年生ボランティア
2 内容
 ボランティアの生徒が、登校時に小学校の門に立って、ボランティアの小学生とともに「あいさつ運動」を行う。
3 活動の様子
 第1回の「小中合同あいさつ運動」では、多くの3年生がボランティアとして参加しました。生徒は、小学生の手本となるようなあいさつを心がけ、小学生にもあいさつの輪を広げることができました。生徒からは、「いつもより大きな声であいさつするように心がけました」「小学生とあいさつすると、気持ちが和みました」という声が聞かれました。今後も、継続して取り組んでいきたいと思います。

【春日井市立押沢台小学校】児童と乳幼児がふれあう「すくすく交流会」

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 本校では、昨年度から、地域の方々の協力を得て、児童が乳幼児と一緒に歌を歌ったり、おもちゃを使って遊んだりする「すくすく交流会」を校区の集会所で行っています。今年度は、6月下旬に、5年生児童と地域の乳幼児とその保護者で「すくすく交流会」を行いました。
 始めに、地域の方のピアノ演奏や歌を聴いた後、ピアノの伴奏に合わせて、児童と乳幼児とその保護者が一緒にわらべ歌を歌いました。その後、児童と乳幼児が数人ずつの輪をつくり、その輪の中で児童の手作りの風船のおもちゃを使って遊びました。最初は、児童を怖がっていた乳幼児も会が進むにつれ、笑顔で楽しく交流できるようになりました。児童も積極的に乳幼児に話しかけたり、おもちゃで遊んだりして、楽しいひと時を過ごしました。
 今後も地域の方々の協力を得ながら、児童と乳幼児がふれあう「すくすく交流会」を継続していきたいと考えています。

【豊田市立逢妻中学校】地域に根ざしたボランティア活動

 4月7日(土)、学区にある本地新田区民会館で「本地新田ふれあいサロン さくら祭」が行われました。これは本地新田自治区に住む高齢者の方を中心に地域の方が集まって、お茶やお菓子を食べたり、ゲームや踊りなどを楽しんだりする会です。
 逢中生が、この行事にボランティアとして参加するようになって6年目となり、今年は8名の3年生が参加しました。受付やお茶会の準備など、自分たちから進んで仕事を探し、積極的に活動しました。地域の方とダンスを踊ったり、お茶会で会話をしたりしながら、地域のみなさんと楽しくふれあうことができました。
 地域に根ざしたボランティア活動をする機会は、他にも年に数日あります。また、3年前から、3年生が中心になって、地域に恩返しをする活動として、地域の方に御協力をいただきながら、一緒に清掃活動も行っています。
 9月には、全校行事として、地域の方と協力した「逢妻女川クリーン活動」に取り組む予定です。これからも地域を愛し、地域から愛される学校を目指していきたいと考えています。
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【みよし市立南部小学校】 三好特別支援学校との交流

 本校は、三好特別支援学校との交流(なかよし交流)を始めて32年目を迎えます。この「なかよし交流」は、毎年どの学年でも行われているため、6年間を通して同じ子供たちと関わることで、特別支援学校の同じ学年の友達のよさを感じながら、積極的に関わっていくことができます。
 年度当初には、両校の教員が合同で打合せ会を行い、学年ごとの交流の進め方を検討します。学年交流の開始前には、グループ写真の交換を行い、名前を覚え、年間を通して同じ班で交流します。写真交換や作品交換、年賀状交換なども行っています。
 本年度も6月14日に4年生、6月20日に6年生、6月28日に2、3年生の交流が行われました。運動会の出し物を見てもらったり、ダンスを一緒に踊って楽しんだり、玉入れや台風の目、バルーンなどの競技を一緒に行ったりして、楽しい時間をすごしました。
 今後、1年生は10月、5年生は11月、3年生と2年生は10月に、2回目の交流も計画されています。この「なかよし交流」により、お互いが成長することができ、優しく温かい南部小学校の子供たちが育っています。
  
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【愛西市立西川端小学校】佐織特別支援学校との交流活動

 本校では、300メートルほど離れたところにある「佐織特別支援学校」と、30年以上前より交流活動を行っています。年3回、ゲームや歌の発表などを中心に触れ合い、親しんでいます。本校の児童は、年3回のこの交流会をとても楽しみにしており、中学年にもなると準備・企画から当日の司会進行まで自分たちで行います。
 3、4年生の交流会では、まず自己紹介カード作りをしました。本校の児童5名に対し、特別支援学校の児童が1名入ります。子供たちは、はじめこそ戸惑いを見せたものの、すぐにうちとけ、特別支学校の児童に優しく声をかけながら、「シールをはって、絵を書いてね」と説明したり、「すごい、上手だね」と話しかけたりしていました。その後のじゃんけん列車などのゲームでは、仲よく手をつないだり、ハイタッチして「やった」と叫ぶ姿も見られました。
 活動後の振り返りには、「特別支援学校の子のダンスが、とても明るい感じで楽しかったです」「次に、特別支援学校に行くのが、すごく楽しみです」という感想を書いていました。ふだん交流することのない特別支援学校の児童と活動する中で、新たな一面を発見したり、コミュニケーション能力を育んだりするよい機会となりました。
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【蒲郡市立中央小学校】迫力と勢いが自慢の5年生応援団

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 7月に、「部活動激励会」が行われました。各部活動でこれまで練習してきた成果を、大会でも十分に発揮できるように、5年生が中心となって応援を考え、1〜4年生とともに、選手である6年生たちを応援しました。応援の気持ちを込めた替え歌を考えて、朝の学習の時間に下級生に教えに行ったり、部活動ごとに応援旗を作成したりしました。
 激励会当日には、まず、部ごとに決意表明を行い、それを受けて、下級生全員で応援をしました。「ゴーゴー レッツゴー レッツゴー中央!」「行け行け中央!」などの声かけを、5年生の応援団の指揮に合わせてみんなで行いました。
 6年生からは、「5年生の応援は、とても迫力があり、たくさん練習したんだなと思いました」「メガホンを使って応援することで、声もより大きくなり、勢いもあって感動しました」「みんなの期待にこたえられるように全力で頑張りたいです」などの感想がありました。
 5年生を中心とした全校児童の応援の力で、6年生がよい成果をあげてくれることを期待しています。

【尾張旭市立渋川小学校】 縦割り班活動でみんな仲よし

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 本校は、明治6年開校の伝統ある学校です。名古屋市と瀬戸市の間に位置し、住宅・店舗・田畑に囲まれ落ち着いた雰囲気の校区です。地域の教育力も高く、保護者・地域と協力して「あいさつと歌声と笑顔のあふれる学校に」を合い言葉に、日々、歌声のあふれた活動を進めています。
 本校は、穏やかな子どもが多く、学級・学年を問わず、みんな仲よしです。それは、縦割り班活動を継続的に行っているからからです。本校の「ちょっといい話」は、縦割り班活動を紹介します。

 【春の遠足】
 1、6年、2、5年、3、4年がペア学年となり、市内にある城山公園や卓ヶ洞公園まで一緒に歩き、ゲ−ムを楽しんだり、遊んだり、お弁当を食べたりします。特に入学間もない1年生に対して、6年生が上手に声掛けをしたり、お世話をしたりする姿は、大変頼もしく成長を感じます。どの子も楽しい1日を過ごすことができました。

 【通学団登校】
 毎朝、高学年を班長として、通学団で登校します。1年生にはお世話係がいて、お迎えに行ったり、横で一緒に歩いたりして、1年間責任をもってお世話をしています。「大きくなったら、小さい子の面倒を見る」これが当たり前になっています。

 【なかよしタイム】
 毎月、第3木曜日の朝の時間、縦割り班の6年生が中心となって、ゲ−ムをしたり、読み聞かせをしたり、合唱をしたりしています。リーダーの6年生が、担当の先生と事前に相談し、準備や練習をしっかりと行っているので、毎回楽しく、時間が過ぎるのがあっという間です。これからも、みんな仲よく楽しく活動できるようにしていきたいです。

【知多市立旭東小学校】 伝統文化を後世まで 〜竹灯籠作り〜

 毎年、夏休み中に開催される「竹灯籠祭」。子供たちが楽しみにしているこの祭りは、地域に広がる荒れた竹やぶをどうにか活用できないかと地域の方々が考え、竹灯籠を作り始めたことが始まりの祭りです。地域の方々の思いから始まった祭りに、自分たちも協力したいという気持ちから、3年前から全校で竹灯籠作りを始め、祭りに飾っていただいています。
 「竹灯籠作り」では、祭りの主催者である山法師の会と一寸法師の会の方々をお迎えし、ペア学年ごとに作り方を教わり、各自思い思いの竹灯籠を仕上げます。和紙に絵を描き、竹に貼り付ける。簡単な作業に思えますが、竹に貼り付けるときの和紙の向きが重要となります。地域の方々に助けてもらったり、教わったりする中で、子供たちからは、「ありがとう」の言葉が自然と出てきます。その言葉は、地域の方々との心の架け橋となることでしょう。
 「地域と関わり、地域から学ぶ」「地域を知り、地域を築く」そのような思いをもつ子供たちを地域の力を借りながら、これからも育てていきたいと思います。10年後、20年後、どのような地域になっているのかが楽しみです。
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【知立市立知立小学校】みんなで楽しもう!異学年交流「わくわくタイム」

 本校では、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生というペア学年で、異学年交流「わくわくタイム」を行っています。月に1回、40分放課に、上の学年の子供たちが計画した遊びを行います。下級生は、お兄さん、お姉さんに遊んでもらえるのを楽しみにしています。
 昨年度から上級生として「わくわくタイム」の計画を立てる立場となった5年生。昨年の経験を生かしながら、わくわくリーダーを中心に遊びの計画を立てています。その日は、自分たちのやりたい遊びを挙げ、多数決でドッジボールに決まりそうになっていました。そのとき、「それ、3年生は楽しいのかな」と、ある子が発言しました。一瞬、教室が静かになり、「3年生は、全然ボールに触れられなくて楽しくないかも」という声が上がりました。「3年生には強く投げない」「とったボールはペアの子に渡す」という意見、それに対して「自分たちが楽しめない」という意見など、様々な意見が出て、もう一度、遊びを考えることになりました。最終的には、ケイドロ(警察役と泥棒役に分かれてグループで行う鬼ごっこの一種)に決まりました。3年生がつかまったら、5年生が助けることで、3年生と5年生が交流することもでき、5年生も楽しめることができるという理由からでした。
 「わくわくタイム」の当日、3年生と5年生が一緒になって、笑顔で楽しんでいました。話合いのとき、困った顔をしていたリーダーは、「ケイドロにしてよかった。3年生も楽しんでいたし、(5年生の足の速い)男子も楽しんでいたし」と、うれしそうに話していました。
 「わくわくタイム」を通して、相手の気持ちを考えることの大切さを感じ、上級生としての自覚も芽生えてきています。今後も、「わくわくタイム」の時間を大切にしていきたいと思います。
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【碧南市立東中学校】伝統を受け継ぐ応援歌

 本校には、代々歌い継がれている「応援歌」があります。部活動でなかなか成果を出せなかった時代に、生徒会が中心となって作成したものです。
 毎年、1年生は、2年生から応援歌を教わります。体育大会のために学年縦割りの団を結成し、同じ団の2年生が1年生に教えます。今年度も、応援歌練習期間、朝や帰りなどの時間に2年生の代表が1年生の教室を訪れ、応援歌を教え、一緒に練習をしました。
 2年生が教えに行ってくれた初日。2年生が大きな声で真剣に応援歌を披露し、その後、歌詞を見ながら1年生も一緒に練習をし、歌いました。しかし、大きな声で歌うことができませんでした。その日の帰り、生徒の中から「休み時間にも練習しよう」という声があがりました。それから1週間、できる限り休み時間に歌い、練習をしました。日に日に声が大きくなり、堂々と歌えるようになりました。その休み時間の練習を聞いて、2年生も喜び、練習に一層熱が入りました。練習のまとめとして、1、2年生の合同集会が開かれました。全員が自信をもって、大きな声で、体全体を使って歌う姿が見られました。
 2年生は、先輩として1年生に教えることができる。1年生は、2年生に憧れて真剣に取り組むことができる。先輩・後輩のつながりによって伝統が受け継がれ、互いに成長する。この伝統をこれからも受け継ぎ、生徒同士が高め合える学校をつくっていきたいと思います。
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【豊橋市立高師台中学校】世のため、人のため!

 本校では、生徒会執行部を中心として、毎月0のつく日にリサイクル活動を行っています。朝早くから昇降口に立ち、大きな声で呼びかけを行ったり、クラスマッチ形式にして全校生徒がかかわれるように工夫をしたりして、ペットボトルとペットボトルキャップを回収しています。そのおかげで、活動に参加してくれる生徒も徐々に増えてきており、生徒会の目玉ともいえる活動となっています。
 また、先の西日本豪雨災害の際には、夏休み前の保護者会に来てくださった保護者の方からも募金をいただきました。急きょ募金活動を立ち上げたにもかかわらず、たくさんの募金が集まりました。
 このように、リサイクル活動にも募金活動にも、全校生徒だけでなく保護者や地域の方々からも多大な御協力をいただいています。高師台中学校は、学校と地域が一体となって、世のため、人のためになる行動ができる、すばらしい校区です。たくさんの人々に支えられて生活していることに感謝し、これからも活動の輪を広げていきたいと思います。
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【豊明市立中央小学校】 たすけてくれてありがとう

 1年生は、あさがおを育てています。本校は少し大きめな鉢で育てています。5月に種を植えてから、子供たちは、毎朝登校してくると、水やりをしながらあさがおの生長を楽しみにしてきました。今年も6月下旬から大きめの鉢にふさわしいような大輪の花が咲くようになり、子供たちを喜ばせていました。
 そのような中、ある出来事が起こりました。前日からの強風のため6月29日(金)の朝、あさがおの鉢が、すべて倒れてしまっていたのです。葉がたくさん茂り、大きく育っていたためもあって風を受けやすい状態であったことも、あさがおの鉢が倒れてしまう要因になっていました。登校してきて水やりに出てきた1年生の子供たちは、すべての鉢が倒れてしまっている光景にあ然としていました。
 そこに現れたのが、昇降口が近い4年生の子供たち。1年生の子供たちの様子を見て、一つ一つの鉢を起こしていきました。それだけではなく、風があたりにくい場所に120をこえる数の鉢を移動させてくれました。先生の助言もありましたが、4年生の優しい行動に、1年生の子供たちは救われました。その日は、風も吹きましたが、あさがおの鉢が倒れることはありませんでした。
 週が明けた7月2日(月)の朝会の後。1年生の子供たち全員が4年生にお礼を伝えに行きました。1年生の代表の男の子が、こんな言葉を言いました。「ぼくたちのあさがおをたすけてくれてありがとうございました」代表に合わせて、全員で「ありがとうございました」と言って教室に戻りました。1年生と4年生が対面しているとき、お礼を言っている1年生も、お礼を受けている4年生の誰もに自然な笑顔が浮かんでいました。1年生の代表の子が発した「たすけてくれて」という言葉が魔法の言葉のように感じられました。とても心温まるいい時間となりました。その後も4年生は、1年生のあさがおを気にしていました。学年を超えた心の交流が日常的に行われることはすばらしいことだと実感できる出来事となりました。

【愛西市立佐織西中学校】笑顔の力

 本校では、毎年1年生が、佐織特別支援学校との交流活動に取り組んでいます。西中生徒と支援学校生徒がペアを組み、1年間の様々な活動に共に取り組みます。
 6月に特別支援学校を訪問し、「ペアづくり交流」を行います。事前に交換する自己紹介カードの写真を頼りにペアの友達を探し、一緒に魚釣りゲームやボール投げをしたり、ダンスを踊ったりしました。
 11月に「ふれあい交流」として、特別支援学校のみなさんを佐織西中学校に招いて、交流会を行います。この日のために9月から計画・準備を進め、自作のゲームでペアの友達をもてなします。
 2月に「お別れ交流」を行います。西中生は、感謝の気持ちを学年合唱で伝えます。また、ありがとうの気持ちを込めて作成したプレゼントとメッセージカードを交換して、1年間の交流活動を終えます。
 相手の立場に立って物事を考え、「今、ペアの友達は何をしてほしいのだろうか」を想像しよう、ということを目標として交流活動を行います。突然大きな声を出したり、走り出したり、反対に全く話せなかったり、動かなかったりする様子に、はじめは驚き、困惑するばかりの生徒たちです。しかし、ペアの友達に根気強く話かけ、支援学校の先生に相談するなどして「なぜ大きな声を出すのかな」「どうして走り出してしまうのかな」と、とにかくペアの友達のことを知ろうと努めました。次第にペアの友達が心を開き、笑顔を見せてくれるようになります。生徒たちは、たとえ言葉でコミュニケーションが取れなくても、友達の笑顔一つで自分もうれしい気持ちになるということを知ることができました。交流活動を通して、相手の笑顔を引き出すためには相手のことを知り、相手の気持ちを考えて行動することの大切さを学びました。
 今年度の1年生もまた、ペアの友達との交流に奮闘しています。
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【豊田市立挙母小学校】 順番を譲る優しい姿

 本校の特別支援学級「にじそら組」では、6月8日に、遠足で豊田市産業文化センターに行きました。今年度、初めての校外学習だったので、みんな楽しみにしていました。
 産業文化センターでは、ビー玉や木製の球を転がして遊ぶコーナーに夢中になり、五感を働かせて生き生きと活動していました。そんな中でもボールを動かすときには、順番を守って待つことができました。また、後ろに低学年の子が並んでいると、「○○さん、いいよ」と言って順番を譲ってくれる高学年の優しい姿も見られました。
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