【春日井市立中部中】生徒会活動『CVS活動』 CVSとは、C:中部、V:ボランティア、S:スタッフのことです。全校生徒に募集を募り、活動しています。今年度は、94名の生徒が校内・校外の活動に参加しています。校外の活動としては、夏休み中に福祉施設へ出かけ利用者の方々の話し相手や、介護のお手伝いをしています。施設では、毎年恒例の行事になっているため、楽しみにしている施設の利用者もたくさんいます。また、市の夏祭りのボランティアとして活動し、準備・運営・後片付けに参加します。市の行事を裏方から支え、盛り上げています。どの活動も、今まで経験していなかったことから「大変だったけど、楽しかった」という感想がよく聞かれます。 『日本赤十字に対する活動』 これは定期的に行う活動ではなく、執行部で考え、適宜関係委員会とともに活動するものです。今年度は、熊本地震に対して寄附金を募る活動を行いました。生徒会執行部を中心に、毎朝登校してくる生徒に対して募金を呼びかけました。多くの生徒から集めた義援金は、日本赤十字社を通じて熊本地震災害義援金として使われます。 これらの活動を通して社会に貢献し、地域の人と交流を深めることで、社会の一員として自覚のある行動がとれるようにと考えて取り組んでいます。 【稲沢市立片原一色小学校】特別支援学校の児童と絆を深める本年度の初回となる交流会が6月24日、いなざわ特別支援学校であり、両校の3・4年生、計78人が参加しました。 いなざわ特別支援学校の代表児童による「はじめのことば」のあと、片原一色小学校の児童による音楽発表をしました。児童たちからは「リコーダー演奏のとき、とても緊張した」「みんなが真剣に聴いてくれたので、うれしかった」などの感想が出ました。 次に、紅白でチームをつくり、「ぐるぐるタイフーン」というゲームを行いました。 どのチームも歩くスピードを調整したり、声を掛け合ったりしながら、安全に楽しくゲームに取り組むことができました。結果発表では、勝った白組がとてもうれしそうに、互いにハイタッチをしながら喜び合う姿が見られました。その表情から、絆の深まりを感じました。 【交流会後の児童の感想】 「最初はコミュニケーションを取るのが難しそうに思えたけど、一緒に活動するうちに打ち解けることができたので良かったです。今までで一番楽しい交流会でした。」 【愛西市立市江小学校】通学路清掃本校の通学路の多くは田んぼに囲まれています。今の時期は田植が終わり、きれいな田園風景が広がっています。通学路をきれいにした子どもたちは、この稲のようにすくすくと育ってくれることでしょう。 【豊田市立平和小】 輝け、汗と涙とみんなの笑顔!本校では、6年生が応援合戦のすべてを企画します。曲選び、振り付けの検討、練習計画と分担、パネルづくりと、その活躍の場は多岐にわたっています。 この日、これまで全校を強力に引っ張ってきた6年生に対して、5年生が下学年をリードして、運動場に響く大きな声で6年生をたたえる歌を歌い始めたのです。運動会の歌「ゴーゴーゴー」のメロディーとリズムにのせて、6年生が運動会に向けて全校を動かしてきたこと、熱心に赤白それぞれの応援合戦の練習を指導してきたこと、何よりも最高学年としてはつらつとした姿を見せたことへの感謝の歌。歌が終わったところで、しばらくの間をおいて、6年生からも、精いっぱいのお礼の言葉が続きました。 その時点でもう、運動会本番が大成功するのは予想でき、運動会のスローガン「輝け 汗と涙と みんなの笑顔」の下、見事にそれは実現しました。 1年生にとっては小学校で初めての、6年生にとってはこれが最後の小学校での運動会で、他学年の子たちにとっても昨年よりも一つ学年が上がって迎えた運動会。保護者・地域の皆さんの声援に背中を押されて、走り、踊り、跳び、そして力みなぎる競技ができました。低・中・高学年それぞれの子たちが、多くのお父さんお母さんと一緒に満面の笑みで競技を楽しめたことは、運動会一番の思い出と言えるかもしれません。 【東浦町立西部中学校】福祉を学ぼう
本校では、1年生が6月初旬に福祉実践教室を、夏季休業中に福祉体験を行っています。本年度の福祉実践教室では、高齢者疑似体験、車いす体験、サウンドテーブルテニス体験を行いました。障がいに対して理解を深めるだけでなく、障がいがあってもより充実した生活を送るための工夫についても学ぶ機会となりました。生徒は、体験を通して障がいに対する理解を深めることができました。
生徒の感想には次のようなものがありました。 体験をして学んだことの中で、心に残っている言葉があります。それは、「ハンディは何かで補っている。だからみんなと同じ」という言葉です。不自由な部分を何かで補えば、外にだって出かけられるし、同じような楽しみももてるということです。そして、車いす体験から思ったことは、相手を信じることです。信じてもらえるような、手伝いをしていきたいです。 高齢者疑似体験をして、次のようなことを思いました。疑似体験は、動くことがすごく大変だったし、視界も狭まって何も見えなかったので、お年寄りは、普段、どれだけ大変なんだろうと思った。だから、お年寄りが、困っていたら声をかけて荷物を持って助けてあげたり、歩くのが大変なので手を出して助けてあげたりしたいと思いました。 今日の体験をして、目が不自由な方もいろいろなことができるんだと思いました。実際に、ぼくは、アイマスク無しで、サウンドテーブルテニスを目の不自由な方とやってみても全然勝てませんでした。不自由だからできないのではなく、いろいろな手助けをすることで、可能性が広がるんだなと思いました。 生徒たちは、夏季休業中に福祉施設に出かけ障がいをもった方と直接関わることで、福祉に対しての考えをより広げてくれることでしょう。 【一宮市立丹陽南小】 ペア読書高学年の児童は、ペアの低学年のことを思って学年に応じた本を選んだり、休み時間を利用して、読み聞かせの練習をしたりする姿が見られました。読み聞かせの当日に、「楽しかった」といいながら笑顔を見せる低学年の児童たちが印象的でした。 今後も、ペア学年での活動を通して、コミュニケーション能力を高め、相手を思いやる優しい気持ちを育てていきたいと思います。 【江南市立古知野西小学校】 はじめまして集会・1年生を迎える会で異学年交流!今年度も、4月28日に「はじめまして集会」と「1年生を迎える会」を行いました。 まず、業前タイムの15分間に「はじめまして集会」を行いました。ペア学級となる相手の顔と名前を知り、顔合わせをするためです。はじめに、互いに自己紹介をしました。その後、握手をして、事前に作成した名刺を交換し、互いの顔と名前を覚えました。最後に、一緒に全校集会の歌「ビリーブ」を歌いました。 高学年は低学年から受け取った名刺を見て、「自分より字が上手」「色ぬりが丁寧」などの感想をもち、高学年として「自分もしっかりしなくては」という自覚を持ちました。低学年は、「さすがお兄ちゃん、お姉ちゃん」「私もこんなすてきな名刺を作りたい」というあこがれを持つことができました。1年間ペア活動をするので、自分の相手に興味を示すとともに、高学年が低学年の手本になるという意識も高まったようです。 5時間目には、「1年生を迎える会」を行いました。主役の1年生はペアの6年生と手をつないで入場しました。プレゼントタイムやペアによる名刺交換ゲームなど、1年生の古西っ子への仲間入りを全校児童で歓迎し、親睦を深めました。 これらの活動を通して、学年の枠を超え、互いに思いやる心を育てるためのよい機会になりました。日常の学校生活の中でも、6年生がペアの1年生に声をかけ、一緒に図書館に行って読み聞かせをしたり、遊んだりするなど、自然な交流が見られるようになりました。 6月の「あじさい読書週間」では、「ペア読書」を行います。更に異学年交流を進め、子どもたち同士の仲を深めていきたいと思います。 【豊川市立千両小】一緒に活動するって楽しいね〜さつまいもの苗さし〜
本校では、1年生から6年生まですべて単学級である。そのため異学年交流(縦割り班活動)を年間を通して行っている。6月には委員会の子と6年生が中心となり、学校の畑でさつまいもの苗さしを行った。4、5、6年生は、縦割り班のペア学年の子に教えるため、事前に苗さしのやり方を学習した。畑に着くと、ペアの子と一緒に畝を囲み、上の学年の子が下の学年の子に手本を見せた。「まず穴を掘ってね」「次はお水をあげるよ」「土のお布団を優しくかぶせてね」と、一つずつ丁寧に教えていた。何度か繰り返していくうちに、今度は下の学年の子から、「これでいいかなあ」「もっとやりたいな」と言う声が出てきて、自分から積極的に活動する姿が見られた。以下の活動の振り返りからも、仲間と関わることで、仲間の良いところを見つけたり、感謝する気持ちをもつことができたりしていることがわかる。これからも縦割り班活動を行うことで、仲間と関わる楽しさや班の中での役割を果たしていけるようになってほしいと思う。次の活動が今から楽しみである。
<活動の振り返り> ・お姉さんがやり方を優しく教えてくれたからできました。 ・水が足りなくなってしまったとき、お兄さんがぼくのものにも水をかけてくれたのでうれしかったです。 ・おいもができたら、班のみんなで食べたいです。 ・私がやり方を話しているとき、1年生が良く聞いてくれていたので、上手に苗さしを行うことができました。 ・片づけを班のみんなですることができたのでよかったです。 【春日井市立玉川小学校】今年度も縦割り生活班活動がスタート!班の中では6年生がリーダーとなって活動内容を考え、他の学年の児童も上級生の話をよく聞き協力することで活動のノウハウを学び、お互いに思いやりのある温かい異学年集団が形成されていきます。上級生になるにつれて年長者としての自覚と責任感が身に付き、それを引き継ぐことが本校の伝統になっています。 今年度も児童一人一人が生活班のいろいろな活動を通して大きく成長してくれることを願っています。 【東浦町立卯ノ里小学校】にこにこ団活動4月22日(金)ににこにこ団結成式を行いました。その後すぐ、ペア遠足。1回目の大きな行事なので少し緊張した様子でしたが、各ペアとも笑顔が見られるようになりました。5月28日(土)のにこにこ広場(運動会)へ向けて赤団と青団に分かれ(計12団)、5年生が作ってくれた団旗に自分の名前を記入して、団の気持ちを一つにしました。6月6日(月)から1週間、にこにこ週間を行いました。ペア読書、ペア清掃、にこにこ給食、班遊びとしっかり交流しました。 この活動を通して、「どうしたらいいかなぁ」「こうするといいよ」「ありがとう」「一緒にやるよ」「とっても楽しかったよ」など、互いの気持ちを尊重し、優しい言葉が校内に飛び交うのがとても楽しみです。 【あま市立美和小】異学年との交流活動また、児童会活動の一つとして、「わくわく交流会」を実施しています。「読み聞かせ」「美和小クイズラリー」「大ギネス大会」など、通学班や清掃班で活動する機会をつくっています。「読み聞かせ」では、通学班の班長・副班長が、班員に読み聞かせをしました。1週間ほど前から本を選び、読む練習をしている姿が見られました。当日は年下の児童にも伝わりやすいように工夫して読み、聞いている児童は、話に夢中になっていました。「お話、すごく楽しかった!」と、にこにこ笑顔で教室に戻ってくる子どもたちの姿が印象的でした。 今後も異学年交流を通して、子どもたちの人間関係を広げるとともに、人との関わり方を学んだり相手に優しくする気持ちを育てたりさせたいと思います。 【愛西市立永和中学校】「資源回収」の活動を通して
平成28年6月4日(土)、永和中学校全地区で学校・家庭・地域が一つになって、恒例の資源回収が行われました。13を超える地区のどの集積場所も、大量の新聞紙・ちらし・雑誌・牛乳パック・ぼろ布等々の資源ゴミでいっぱいでした。この日のために資源ゴミをためていただき、御協力いただけた地域の皆様に大変感謝しております。
本校の資源回収は、大阪万博の次の年(1971年)から行われている伝統あるものです。そして今では、年に2回学校行事としての資源回収を実施しています。前述のような、資源ゴミの山ができ上がるのには、確かな理由があります。資源回収の当日を迎えるに当たり、1か月以上前から、学校行事の時間として、PTA役員の方と生徒の打合わせが行われます。生徒とともに担当地区全世帯の割り振りを相談し、資源回収実施のお知らせ用紙の配達から、当日の資源ゴミの回収までを生徒自身が行うよう保護者から依頼されます。中学生としての責任感と力が大いに要求されるのです。生徒は、地区で活動する中で、様々な年代の人々から励ましとお礼の声掛けを頂きます。中には、本校の資源回収のために半年間ずっと資源ゴミをためておいてくださる方もたくさんいます。山のように出された資源ゴミを生徒は自転車で何往復も回収に回ります。地域の方々との触れ合いの中で喜びを覚え、また、その期待に応えようとする、そんな温かい心の交流の結果が、あの山のように積まれた資源ゴミなのかもしれません。 資源回収の収益金は、新しい物品へと形を変え日々の教育活動の中で有効活用されています。そして、生徒は、物を大切に使う心を自らの仕事を通じて学んでいます。 【西尾市立萩原小学校】児童会が熊本地震募金活動に取り組みましたそこで、募金活動をしている児童会の児童に、 「この活動をやろうというのは、先生から言われたの?」 と質問をしてみました。すると、 「違うよ!児童会長が初めに言って、僕たちでやろうと決めたんだよ。」 と、間髪を入れずに返事が返ってきました。私は、思わず、 「えっ、そうなの?」 とつぶやきました。また、募金箱にお金を入れた児童からは、 「少しでも役に立てばと思って、ぼくのお小遣いでお金を出したんだよ。」 と、誇らしげな言葉が返ってきました。 今回の活動を通して、困っている人の役に立ちたいとすすんで行動する児童がいて、その児童の思いを躊躇(ちゅうちょ)することなくバックアップする児童や教師がいるということに改めて気づかされました。そして、そんな本校の一員であることを誇らしく思いました。 【小牧市立篠岡小】心を込めたあいさつ先日、学校にすてきな電話がありました。小学生の分団が横断歩道で待っていたそうです。通りがかった車の運転手さんが車を止めて横断をさせました。そのとき、小学生が運転手さんの目をしっかり見て礼儀正しく「ありがとうございます」と言ってお辞儀をしたそうです。運転手さんから、「こちらまでよい気持ちにさせてもらった」とお褒めの言葉を頂きました。運転手さんの話された場所と時間帯から、確かに本校の児童のようです。お知らせいただいたこの温かい運転手さんにとても感謝しています。 日頃から、交通安全に注意することや地域の方にあいさつすることは、繰り返し児童に話をしています。本校の子どもたちにとって道路を横断するときの当たり前の行動のようで、該当児童の分団を探しましたがよく分かりませんでした。このお話を全校集会で児童に紹介し、児童・職員全員で共有しました。 【豊川市立西部中】SVC活動(地域交流)「近隣の2つの老人ホームを訪問しました。そこでは紙しばいや、紙風船、季節にあわせて七夕飾りづくりなど、お年寄りの方とたくさん触れ合うことができました。私は、初めて参加したので話が聞き取りにくかったり、体が不自由な方もいたりと大変なのかなと思っていましたが、明るい方が多く、自然に触れ合うことができました。そして、笑顔で楽しそうな姿を見て『来てよかったな』と思うことができ、地域の人との交流はとても大切だなと実感しました」 (地域団体)「私は上宿防災訓練ボランティアに参加しました。当日が雨だったので、上宿区民館でAEDの使い方や非常食などについての講演会となりました。講演会の後は、非常食の炊き出しを行い、地域の方々に配りました。多くの方に『ありがとう』と言っていただき、とても気持ちが良かったです。地域と触れ合うことの良さをあらためて知ることができました」 (地域清掃)「SVC地域清掃活動で、松並木草刈り清掃作業に参加しました。私が特に心に残ったことは、地域の人たちとの会話がたくさんできたことです。私は人と話すことが少し苦手なので最初に『手伝って』と話しかけられたときは、少し戸惑いました。でも、そこからだんだんと地域の人たちと話ができるようになり、清掃もより楽しくなりました。そして、見る見るうちに、草で袋がいっぱいになり、とてもやりがいを感じました。これからも、地域の人たちとの関わりを大切にしていこうと強く感じました」 【豊田市立上鷹見小】新入生歓迎会実は、このおにぎりも学校の田んぼで採れたお米を学校で炊いて、自分で握ります。おにぎりの具材は、自分の好きなものを家から持ってきます。おにぎりを握ったことのない1年生も、高学年に手伝ってもらいながら自分で握るのです。 地域の人たちも事前に登山道の草刈りをして、子供たちが歩きやすいように準備してくださいます。それだけではありません。一緒に登って、声をかける様子から、上鷹見の子どもたちを地域の子供たちとして温かく見守ってくださるのが分かります。 今年はあいにくの小雨の中の出発でした。しかし、頂上に着いたら雨もやみ、子どもたちも登り切ったという達成感を十分味わうことができました。その後の大声コンテストは、甲乙つけ難い結果であったことは言うまでもありません。高学年が低学年をいたわり、低学年が高学年を手本に生活する、そんな自然なかかわりが自慢の上鷹見小学校です。 【豊川市立御津南部小】みとなんきらりこの「みとなんきらり」は、同じクラスや学年にこだわらず、異学年の子へのメッセージもあります。例えば、1年生の子が6年生の子に対して、「ペアあそびで、いつもあそんでくれてありがとう」や同じ通学班の子に向けて、「いつも元気なあいさつをしているね」など、異学年の交流にもつながるようにしています。 このような異学年の子に対してのメッセージの中で、特に全校に対して発信したいものは、子どもたちの昇降口横の通路に掲示し、誰もがそのメッセージを読めるようにしています。 この活動を通して、子どもたちが自分の良さに気づき、自分を大切に思うとともに、人に対しても積極的に関わっていけるような子に育ってほしいと思います。 【西尾市立東幡豆小学校】名刺を交換して仲良くなろう!集会では、オリジナルの名刺を交換することで、関わり合うきっかけをつくるように考えた。名刺は、コンピュータソフトを利用して、好きな物のスタンプを押したり、マウスで描いたイラストや写真を貼り付けたりして、自分らしさが伝わるように工夫した。 集会の当日は、自分の作った名刺を持って、全校児童が体育館に集まった。まず、集合ゲームを行った。このゲームには、「必ず他の学年の子と集まる」というルールを設定し、異学年の子が声を掛け合ってグループを構成するようにした。その後、グループのメンバーで名刺を交換して自己紹介をし合った。もらった名刺をうれしそうに受け取り、お互いに見せ合いながら楽しく交流する姿が数多く見られた。会場にはたくさんの笑顔があふれ、温かい交流を生み出すことができた。 終了後も、「1年生の子の名刺は、手作り感がいっぱいだよ」「6年生の名刺は写真がついていてかっこいいね」と、名刺を見せ合って会話が弾んでいた。「もっとたくさんの子と交換したいな」という子もいて、休み時間に名刺をやりとりする光景を目にするようになった。「オリジナル名刺」を通して、仲間づくりの輪がどんどん広がっている。 【刈谷市立刈谷南中】感謝の気持ちをもってある程度、自分史づくりが進んでいくと、自分たちの生活が様々な人たちの支えによって成り立っているということが分かってきました。そこで、クラスのみんなで、どんな支えがあるのか書き出してみることにしました。黒板に書かれた意見を見ながら、「改めて自分は一人で生きているのではなく、家族、友達、先生、先輩、地域の方々など、いろいろな人に支えられて生きているんだなと思いました。私を支えてくれている人たちに感謝したいです」と、多くの生徒たちが感想を話しました。 そんな中、生徒たちは、「ありがとう」をテーマにした講演を聴く機会がありました。講演者は、自分のこれまでの経験談や映像(ありがとうを伝えられぬまま、大切な人を亡くしてしまった人の話)などをもとに、全力で「感謝の気持ちを伝えることの大切さ」を教えてくれました。生徒たちは、この講演を、目に涙を浮かべながら真剣に聴いていました。講演後の生徒たちの感想には、「話を聴いて、泣いてしまいました。もっともっと感謝の気持ちを言葉にして伝えたいと思いました」「今はまだ、父や母の目を見てありがとうって言えないけど、なるべく早くそう言いたいです」「私は、これから・・・いえ、帰ったらすぐに感謝の気持ちを伝えます」などの言葉があり、生徒たちの心が動いたことが分かりました。 自分史づくりが完成する頃、生徒たちは日頃の感謝の気持ちを大切な人に伝えるための「サプライズ計画」を立てました。「サンタさんみたいに、お父さんとお母さんの枕元にプレゼントを置こうと思っています」と笑顔で楽しそうに話す生徒や、「うーん、何をあげようかな」と悩む生徒、みんな真剣に相手のことを考え、思いやっていました。 そして、サプライズ計画を実行する日が来ました。その次の日、どうだったかと生徒たちに聞くと「めっちゃびっくりして泣いてたよ」「プレゼントは渡したけど、ありがとうは言えなかった」など、思い思いにサプライズの様子を話してくれました。うまく感謝の気持ちを伝えられた生徒も、結局感謝の気持ちを伝えられなかった生徒も、それぞれが周りの人のことを考え、感謝の気持ちをもつことができました。数日後、学校に一本の電話が入りました。「先生、娘が、結婚記念日のお祝いにと大きな花束をプレゼントしてくれたんです。お小遣いは、好きなものに使いなさいって言ってたんですけど、全部使っちゃったみたいで。びっくりして聞いたんです。どうしたのって、そしたら、“ありがとう”って言って。そのときは、何も言えなかったんですけど、本当にうれしくて…」この電話を受け、心が温かくなりました。人に感謝をすることの大切さを生徒の姿から改めて学ぶことができました。 【豊田市立稲武小学校】思いやる気持ちを高める縦割り班活動当日は、八つの縦割り班に分かれ、くじ引を行い、「おにコース」「らくらくコース」に分かれて、大井平公園まで行きました。くじには、パズルを完成させる、指示された写真を撮るなどがありました。その指示を班で協力して行いながら、目的地を目指しました。時々、1年生や他の学年の子どもたちに6年生が「のどが渇いていない」などと優しく声をかけ、6年生として他の学年の子どもたちをリードすることができました。 これからも様々な場で異学年交流を行い、思いやる気持ちを高めていきたいと考えています。 |