【扶桑町立扶桑北中】友の言葉の力最後の大会を目前に、黙々と泳ぐ水泳部。ほとんど顔を出さなかった男子生徒がやって来て、一部の男子生徒とおしゃべりに花を咲かせています。顧問の先生も着替えるよう声掛けをしましたが、全く動じません。すると、泳いでいた女子生徒たちが「最後の大会だよ。着替えてきて。」「集中力を途切れさせないで。」と口々に語りかけたのです。彼らが、反論もせず更衣室に向かう姿に、ただただ驚くばかりでした。生徒相互の信頼関係から発せられる言葉の力は、教師の指導よりも価値がある。友を受け入れながら、ならぬことはならぬと伝えられる。そんな生徒集団の自浄能力を高めることこそが、一番の近道だと痛感しました。 【岡崎市立額田中】間伐材で作ったベンチを母校に寄贈【安城市立安城南中】 ボランティア活動隊私は初めてボランティア活動に参加しました。ずっと立ちっぱなしで大変でしたが、つま先立ちしながらわた菓子を作るのを見ている子や「ありがとう」と満面の笑顔で受け取ってくれる子たちを見ると、疲れなんて1秒も感じませんでした。むしろ、こちらまで笑顔になれました。 また、人が少なくなった時には、散らばってしまった砂糖を集めたり、機械にこびりついた砂糖のかたまりや汚れをふきました。職員の方は「後で私たちがやるよ」と言ってくださったのですが、ここでお手伝いをさせてもらっている以上、できる限り力になろうと思いました。 また、生徒会の呼びかけで、有志による「南中合唱隊」を結成し、地域の人たちの前で合唱を披露しました。「南中合唱隊」には100人を越える生徒が集まり、休み時間や休日に意欲的に練習に取り組む姿が見られました。地域を盛り上げていこう、南中の歌声を地域に広めていこうという意志をもった生徒が多く、当日は地域に住む様々な年齢層の方方の前で、堂々と歌声を披露しました。 【一宮市立向山小】エコキャップ運動4月の児童集会で、児童会役員と代表委員が、エコキャップ運動の意味と回収方法、キャップを出すときに注意することなどを説明しました。スライドなどを使ったわかりやすい説明で、全校のみんなが「がんばって集めよう!」と思うことができました。 そこから一年を通して回収運動を行ってきました。クラスごとに回収箱を作り、代表委員がそれを回収しました。家庭にもご協力いただき、どのクラスもたくさんのキャップを集めることができました。 3月に、一年の活動の報告を行いました。一年間にみんなで協力して集めたキャップの数は、29,407個にもなりました。 【安城市立梨の里小】梨の里の小さな見張り番ポスターやちらし、給食時のTV放送を利用して、精力的に参加への働きかけをしました。その結果、自由参加という計画ながら、全学級参加するという大きな波になりました。 低学年は学校周辺のあぜ道、3年生以上は大きな通りや駅の周辺のごみを真剣に集めました。4年生は学習の場となった水の駅や吹戸川をきれいにしました。 総合学習の講師をしてくださった地域の方、保護者の皆さんも、子どもたちと一緒になって活動してくださいました。普段は気付かなかった植木の陰や田んぼのごみに、子どもたちは「ポイ捨てをなくして、きれいな町にしたい」という思いを強くしました。 【新城市立八名中】自分と相手を知り、お互いを大切にできる生徒の育成生命の誕生についての基礎知識などを教える中で、数億分の一の確率で生を授かったことは一つの奇跡であること、生まれた時の自分の大きさを実際に紙テープで表現したり、赤ん坊の人形を抱いたりすることで生命の重さを具体的に実感させた。また、その後、実物の卵子大の模型を配付した。生徒たちは余りにも小さな存在からここまで成長したことに驚きを隠せない様子であった。自らの十数年間の成長を意識したところで、最後に保護者から出生時の様子や成長の喜びを綴った手紙を読ませ、ここまで大きくなったことへの感慨を味わい、かけがえのない自分を感じることができた。そしてそれは一人ひとりみな同じであり、お互いを尊重しなければならないという気持ちを高めることができた。 【岡崎市立連尺小】温かな思いに囲まれて4年生の「変わり方」の授業では、四角形を階段状に並べたとき、まわりの長さが段数によって変わっていく様子について考えます。はじめ、鉛筆が動かず、険しい顔をしていた児童が、ある友達の発言を聞いたとき、「あっ、わかった!!4をかければいいんだ」とつぶやき、一気に表情が明るくなりました。その児童のは授業の最後の振り返りのときに、「変わり方のきまりを使うと、知りたいところが簡単な計算で求めることができて驚きました。」と発言することができました。 授業後、「いつもの計算と違って、正方形が組み合わさって段が無限に増えていく関係におもしろさを感じました。クラスのみんなもお客さんも温かい目で見てくれて、安心して発言ができてうれしかったです。」と話し、算数の楽しさに触れることができました。 そしてそんな温かな思いが、子供たちの成長を支えていると実感できた瞬間でした。 【岩倉市立南部中】 心をつなぐ大会当日に行われる競技は、すべてブロック対抗の団体競技。勝敗の行方に一喜一憂し、感動シーンがいくつも生まれます。その感動シーンのクライマックスは、大会終了後に訪れます。閉会式後に各ブロックで行われる「感謝の会」です。3年生のリーダーが、下級生に対して、これまでの協力に感謝の言葉を伝えます。真剣に自分の思いを語る3年生。じっと耳を傾ける下級生。感動で涙を流す3年生の姿が、グラウンドのあちこちで見られます。3年生の心が下級生に伝わる瞬間です。 この3年生の中心とした縦のつながりは、合唱コンクールや南中ふれ愛フェスティバル(文化祭)などの様々な行事にも生かされています。行事に懸ける3年生の思いは、縦のつながりの中で下級生へと大切に受け継がれ、本校の伝統を形づくっています。 【高浜市立吉浜小】伝統の継承で、はぐぐまれる心【岡崎市立翔南中】感謝の気持ちを伝え合う【豊田市立若園中】朝の全校あいさつで1日をさわやかに
本校は、後期の生徒会の公約として、「朝の全校あいさつ」を掲げ、毎朝継続してあいさつを行っています。毎日の朝の会の時に、生徒会執行部の生徒が運動場に出て、あいさつの号令をかけ、全校の生徒がその号令に続いてあいさつをするというものです。運動場に向かって元気よくあいさつする生徒の顔は、自然と笑顔になっています。本校では、体育祭の応援コンクールで、1年生から3年生まで縦割り活動を行っています。「朝の全校あいさつ」も、縦割りの組団対抗で声の大きさを競い合っています。全校に、元気な「おはようございます」の声が響き、とてもさわやかに1日が始まっています。
【長久手市立長久手中】市長との会食会
長久手中学校では、1月19日(月)に、長久手市長との会食会を行いました。当日は、市長と教育長、秘書課の職員が本校を訪れました。
会食後には、市長の中学生時代の様子などのお話を聞くことができました。市長の話を聞いている生徒の様子は、とても興味をもって聞き入っていました。 市長の話にあった「人と人とのつながりを大切に」とのメッセージは、生徒たちの心に響いたように感じられました。話の後には、生徒が市長に質問をすることもでき、生徒たちは「中学生の時の得意教科はどの教科でしたか」と質問をすると、「どの教科もあまりできなかった」と市長も応えていました。 市長との会食や話を直接聞く機会は貴重なので、生徒たちにとってとてもよい経験となりました。 【高浜市立高浜小】お互いが気持ちよく生活できるように 〜ありがとうの木」運動〜その中で、【感謝】を意識した取り組みとして行われたのが「ありがとうの木」運動です。後期児童会役員の子が「進んでありがとうを言える高小生になってほしい。」「ありがとうという言葉は、お互いが気持ちよくなれる言葉ということを実感してほしい」という願いを込めて企画しました。 活動の流れは、 1.各学年の廊下に置いてある「ありがとうの花カード」に、「ありがとうと思ったこと」「ありがとうと言われてうれしかったこと」などを休み時間に書き、同じ場所に置いてあるポストに投函する。 2.放課後に児童会の子たちがそれを回収し、掲示板にある「ありがとうの木」に貼っていく。 3.投函されたありがとうを昼の放送で紹介したり、給食の時間に児童会役員がクラスに紹介しに行ったりし、さらにありがとうの花が咲くよう呼びかける。 以上の流れで行いました。 1月28日(水)から2月6日(金)の8日間、活動を行いました。初めはどうなるかと児童会役員たちも心配していましたが、次々とありがとうの花カードが投函され、ありがとうの木はすぐに満開になりました。 「〇〇ちゃんへ いつも一緒に帰ってくれてありがとう。」 「6年〇組のみんなへ 数え切れないほどの『ありがとう』をくれてありがとう。」 「児童会のみなさんへ いつも楽しい活動を考えてくれてありがとう。」 など、様々なありがとうの言葉を見ることができました。 全校朝会では児童会の人たちが満開になったありがとうの木を紹介し、全校児童も歓声をあげていました。 【幸田町立北部中】うれしいメール「豊橋の○○大学に通う学生です。3週間、実習のため幸田町の○○にお世話になりました。毎朝、相見駅から徒歩で実習先に向かうときに、自転車ですれ違う生徒の皆さんが、『おはようございます。』と挨拶をしてくれました。最初は、自分に向けてだとは思わなかったのですが、周りには僕しかいないので……。1日のスタートに、元気な挨拶をもらえてうれしかったです。寒さの厳しい時期ですが、心は温かかったです。見知らぬ通りがかりの人に挨拶するのは、大人でもなかなかできません。お礼を伝えたくてメールをしました。ありがとうございましたと、機会があったら生徒さんにお伝えください。」 早速、全校生徒に報告をしました。受け取った私たちも、心がぽかぽかになったメールでした。 【春日井市立高座小】全校でふれあうスタンプラリー児童の感想 ・6年生のお兄さんにつれていってもらってよかった。(1年生) ・クラスのみんなで協力して準備を進めてお店をつくり,当日は自分たちの係の仕事をがんばることができました。(3年生) ・準備は大変だったけれど,たくさんのお客さんに喜んでもらえるお店になって良かったです。また,どのお店も工夫されていて楽しくまわることができ,とても思い出に残るスタンプラリーになりました。来年がとても楽しみです。(5年生) 児童は、クラスみんなで協力することの大切さを感じることができました。また、1年生の児童は、お兄さんお姉さんに優しく接してもらうことで、お互いに優しく接する気持ちが育ってきました。 【一宮市立大和南中】出逢いはいのちを輝かす
本校では,1小1中の特色を生かし,小学校と中学校が毎年交互に会場となる形で合同講演会を行っています。今年は,大和南中学校が会場となり,癒詩作家として活動されている,伊藤一樹さんをお招きしました。講演テーマは「出逢いの力 言葉の力」。伊藤一樹さんは,ご自身がこれまでの人生の中で様々な人との出逢いを通して,人と人とが結びつくご縁の尊さ,人からかけられる言葉のもつ力の偉大さを実感し,自らも出逢っていく人々に同じ思いを広げていきたいという情熱のもと,紡ぎだされる言葉を,角が無く力強い独特の筆文字で描いて,人々の心を癒すという活動をされています。
中学生という,なかなか自分に自信がもてず,他人と比べて自分への劣等感をもってしまいがちになる年代を迎えている生徒たちに,「誰にも輝けるものがあること」,「ありのままの自分らしさを認めること」,「短所と長所は裏表の関係なので,プラスの発想で見つめること」など,心に響く素敵なメッセージを,さまざまなエピソードを交えて,伝わりやすく話していただけました。 また実際に,生徒たちの目の前で,一枚の作品を書き上げる書道パフォーマンスも披露して下さり,心に残る講演会となりました。 伊藤さんが最も大切にされている言葉は「出逢いはいのちを輝かす」。 この講演会での伊藤さんとの出逢いが,生徒たちにとっても,保護者のみなさまや私たち教職員にとっても,まさにいのちを輝かしていくきっかけになる,そんな1日になったと思います。 【大府市立大東小】人権に関する講話まず、校長先生から「ノーベル平和賞を受賞したマララさんが、イスラム過激派武装勢力に銃撃されながらも、一命ととりとめ、女子教育の権利やすべての子供が学校に通えるようになるように訴え続けている。」というお話を聞き、人種差別や男女差別について知りました。さらに、子どもたち自身の問題として、「全ての人(人権)は法律で守られていること。しかし、権利が守られるためには義務を果たす必要があること。全ての人が規則やルールを守ると幸せに暮らすことができるということを踏まえ、子どもたちの身近な問題として、意地悪や悪口などを言っているのは、人権を傷つけており、義務を果たしていない。だから、友達や周りの人と仲良くしたり優しくしたりすることで、自分の権利が守られる。」というお話を聞き、人権を守るための方法について考えました。最後に、人権週間の重点目標である『考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心』という言葉で話を終えられました。その後、各学級で「わたしのいもうと」や「かっくん」など人権に関する絵本の読み聞かせ、DVD視聴、人権に関する標語の作成や「心の木(してもらって嬉しかったことや良いことをしている人を見つけ、花の形の画用紙に記入し、掲示板に貼っていく活動)」などの活動を通して、子どもたちは人権についての考えを深めることができました。 【飛島村立小中一貫教育校飛島学園飛島中】1年生と9年生(中学3年生)のすまいる交流会
本校は、県下にまだ珍しい施設一体型の小中一貫教育校です。その特色を生かして、1年生と9年生、2年生と8年生、3年生と7年生がそれぞれペア学年を組んで交流をしています。ここでは特に「すまいる交流会」と呼ばれている1年生と9年生の交流について紹介します。
今年度1回目は5月23日に行われました。3時間目には、鼻の頭まで真っ白にしながら一緒にお団子作りをしました。エプロン姿の1年生はとてもかわいかったです。4時間目は9年生も胸にひらがなで書かれた大きな名札を付けて、アリーナに移動して一緒に昔ながらの「はじめの一歩」や「カルタ取り」をして遊びました。9年生もこの日ばかりは自然と表情がゆるみ、とっても優しいおにいさん、おねえさんに変身していました。入学してすぐの頃で、まだ緊張感の見られた新一年生でしたが、学園の生活に慣れるきっかけとなったようです。 12月12日には、今年2回目のすまいる交流会が行われました。1年生もすっかり成長し、司会や進行も務めることができました。今回はそれぞれ班ごとに身近にある新聞紙やダンボール、ペットボトルなどを利用して手作りで遊び道具をつくり、一緒に楽しむことができました。もうすぐ受検を控える9年生ですが、ほっと息をぬける楽しいひと時を過ごすことができました。 【一宮市立木曽川中】東日本大震災のスライド生徒も、「絵灯篭だけでなく、ベルマーク運動など自分のできることで、被災地の復興のためにこれからもずっと、いろいろな取り組みをしていきたい」などの感想をもつことができました 多くの生徒がこのような思いをもつことができました。 【東郷町立東郷小】 4年生 命の学習〜生命の誕生の奇跡〜現在おなかの中に赤ちゃんを宿している女性教諭が、胎児のエコー画像をプロジェクターで提示しながら話したことで、子どもたちは生命誕生についてより興味をもつことができました。 最後に学校で歌っている「いのちの歌」の中に出てくる「めぐりあえた奇跡」という歌詞について、一人一人が考え、保護者への感謝の気持ちを高めることができました。 |