【尾張旭市立旭小】感謝のカードで心にGOOD(ぐっと)!

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 2月16日(土曜)に,年に1回の土曜参観を行いました。
 どの学年も,1年間のまとめの授業が工夫を凝らして行われました。
 卒業式を控えた6年生は,なわとび会の後,合奏や合唱を家の人の前で披露し,6年間の成長を感じることができました。そして,6年生一人一人がお父さんやお母さんに向けてつくった立体的な『感謝のカード』を手渡しました。
 カードには,「12年間育てていただいてありがとうございました。中学校に行っても頑張るので,これからもよろしくお願いします。」といった日頃の感謝の思いを込めた文が書かれていました。
 心にぐっとくるものを感じながら読んでいるお父さんやお母さんの姿が多く見られました。

【知多市立佐布里小】 おにぎりパーティー

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 今年も本校の伝統行事「梅ちぎり」を実施しました。
 校区にある佐布里池周辺の梅の実を全校児童とPTAで収穫する行事です。とれた梅を使って,2年生は梅干し作りをしました。長寿会のおじいさん,おばあさんに教えてもらってとてもおいしい梅干しができました。また,5年生は総合的な学習で米作りを体験。地域の農家の方々(米米クラブといいます)が,学校田に来て代かきから田植え,稲刈り,脱穀まで教えてくれて,お米もいっぱいとれました。
 そこで,12月に2年生と5年生が合同で「おにぎりパーティー」を計画しました。お世話になった長寿会と米米クラブの方をゲストとしてお招きし,2年生の梅干しと5年生のお米で作ったおにぎりで精一杯のおもてなしをします。結局,おにぎりを作るときにまたゲストの方々に教えてもらってしまいましたが,おじいさんやおばあさんはとても楽しそうに教えてくれました。子どもたちも,余興として合唱や合奏を披露したり手紙を渡したりして,一生懸命に感謝の気持ちを伝えました。
 「おにぎりパーティー」を中心に,地域の方との交流,異学年との交流が進んでいます。子どもたちの将来には,SNSなどネット上の交流が当たり前になっている社会が待っているかもしれません。だからこそ,このような直接触れ合う交流の機会を子どもたちに多くもたせることが,今後ますます必要なのではないでしょうか。 

【大府市立東山小】がんばっています! けやきっ子活動

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 東山小学校では,縦割り活動として,「けやきっ子活動」を行っています。全校約400名を赤1〜4,白1〜4の計八つの中集団に分けて,さらにその中集団ごとに五つの小集団に分かれ活動しています。
 各学期に「けやきタイム」を設定し,異年齢児童が,計画を話し合ったり,楽しく遊んだりする活動を通して,友好を深めています。年度の始めの「けやきタイム1」は,縦割り集団での遠足で,地域の公園へ出掛けます。その年の縦割り活動を一緒に行う仲間と仲良くなる機会です。どこで何の遊びを行うか事前に話し合い,交流を深めます。2学期の「けやきタイム2」では,6年生が中心となって校内で行えるレクリエーションを考えて,中集団で交流します。3学期の「けやきタイム3」では,5年生が企画運営します。5年生が「震源地は誰だ」や「○×クイズ」などのレクリエーションを考えて,会の最後には1年間リーダーとして励んでくれた6年生に,1〜5年生から感謝の気持ちを伝えます。
 常時活動として,「縦割り清掃」を行っています。年間清掃日数の半分程度,縦割り清掃をしています。6年生の班長が中心となって掃除の分担を決めて行っています。高学年が低学年に掃除のやり方を教える姿をよく見掛けます。みんなで黙々と清掃活動に取り組んでいます。縦割り活動を通し,異学年交流をすることで,高学年のリーダー性が育ちます。また,低学年は高学年を見てリーダーとしての態度を学んでいきます。
 今は,学校全体で「6年生を送る会」に向けて準備を進めています。各学年が歌や踊り,リコーダーなどの練習に一生懸命です。東山小学校では,縦割りの小集団の在校生から,6年生一人一人に色紙をプレゼントするのが伝統です。年度末のこの時期,学校のリーダーのバトンが6年生から5年生へと受け継がれようとしています。

【清須市立清洲小】「6年生に感謝」

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 平成25年2月12日(火)に、本校に来年度入学する子たちの体験入学会と、その保護者の方への入学説明会を行いました。体育館での例年の受付風景は、教師5人(受付後、子どもたちを1年教室へ引率する)が受付で保護者の方に対応します。受付を済ませた保護者の方たちは、自分の子どもを所定の場所に座らせ、自分たちは指定された場所の椅子に座ります。その後は、子どもたちのめんどうをみる者がいないため、おとなしく座っている子もいれば、立ち歩いている子もいます。受付が終わって、引率する教師が子どもたちの前に立ち、それからしっかり整列をさせ、体験をする1年生の教室へ引率するというものでした。
 めんどうをみる者がいない就学前の子どもたちの、体育館内での様子は簡単に想像できると思います。そこで、今年は6年生の児童を頼ってみました。受付を済ませた後の子どもたちを、自分の場所まで連れて行って座らせ、移動するまでの時間のめんどうをみてもらいました。その間およそ30分、6年生はしっかり働いてくれました。受付場所から園児を座席まで連れてくる子、座らせた場所でふらふらしないように園児の相手をする子など、昨年の風景と比べるとまるで雲泥の差です。とても静かに落ち着いて移動の時間を待つ園児たち。6年生のがんばりに「感謝」の一言です。体験が終わり体育館に戻ってきたときも、整然としていて静かでした。体験に出かけて行ったときが落ち着いていたからかなと思いました。
 6年生が手助けをしてくれたことで、こんなに気分よく入学説明会ができたことをうれしく思っています。

【稲沢市立平和中】感謝の気持ちをかたちに

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 卒業を間近に控えた3年生が「感謝」の気持ちをあらわそうと,奉仕活動を計画しました。3年生のリーダー会で話し合った結果,全校のトイレ掃除を行うことになりました。
 1,2年生が学年末テストで下校した2月14日の午後に,リーダー長のあいさつの後,全員がゴム手袋をはめてトイレ掃除を開始しました。一人が一つの便器を,タワシやスポンジで一生懸命ピカピカに磨きました。熱中のあまりゴム手袋を外し,素手で便器を掃除する生徒もいました。
 高い場所にネジで留めてあるため,普段は掃除ができないほこりだらけの網戸と通風口も,脚立や机の上に乗ってドライバーでネジを外して,水拭きしたら,見違えるようにきれいになりました。すっきりきれいになったトイレの様子に,下級生にも3年生からの感謝の気持ちは伝わったことと思います。
 「トイレ掃除に決まったときは少し嫌だと思ったけど,やってみて良かった。」とつぶやいた3年生の言葉に嬉しくなりました。

【半田市立青山中】校長先生による卒業生への道徳授業

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 本校では、卒業生に向けて、毎年3学期に校長先生が道徳の授業をしています。今年度は「語りかける目」という、阪神淡路大震災で母親を失った少女と声をかけた警察官が主人公の話でした。資料の範読を終えた段階で、涙を流している生徒もいました。この少女にどう生きてほしいか、もし自分がこの警察官だったら声をかけるかかけないか、で深く考えさせました。
 意見を発表するときに、少女の気持ちを考えて涙を流し言葉に詰まる生徒もいました。懸命に生きていってほしいという思いを抱く生徒が多く、自分なら少女に声をかけるという生徒のなかには、「がんばれ」という言葉は少女に気軽に言えないし、「よくがんばったね」と声をかけるか、声はかけずに、「ただ側にいてあげたい」という意見もありました。
 母親を失うという悲惨な経験をした少女の姿を通して、命の大切さを真剣に考えることができた授業でした。
≪生徒の感想≫
「親からもらった命を、大切に生きていきたい。」
「思いは言葉で伝えなければうまく伝わらないことを学び、自分がそういう場面にあったときには、一言声をかけてあげたい。」
「これから先の人生で、辛いことや苦しいことがあっても強く生きていきたい。」
「うまく表現できなかったことを、校長先生はわかりやすく聞き直してくれて、みんなに言いたいことを伝えることができた。」
「いつもと違う緊張感をもって、すごく深く考えることができた。」
 東日本大震災の被災者が前向きに生きていこうとする、校長先生自作のスライドショーや、そこに書かれているメッセージを見て、感動して涙を流す生徒も多くいました。
 卒業生にとって、これからの人生で命の尊さを感じることができた貴重な1時間でした。

【刈谷市立富士松北小】たてわり活動で心もぽかぽか!

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本校では、1年から6年までを12のグループに分け、たてわり班を作っています。
4月の顔合わせ歓迎会から始まり、5月はたてわり対抗の運動会種目に燃え、9月は群読大会。そして、締めくくりの長縄大会が先日行われました。長縄にうまく入れない下級生を高学年の児童が、背中を押してあげたり、タイミングをはかって声をかけたり、ほのぼのとした光景があちらこちらで見られました。3月には6年生とのお別れ会を、在校生がサプライズな企画で盛り上げようと計画中です。

【豊橋市立高師台中】ぼくたちにもできる

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 1月31日(木)校区の方から、「道路で倒れているおじいさんに声をかけ助けてくれた3人の生徒さんがいました。その生徒さんたちは、頭部から出血しているのをみて自分のタオルを差し出したり、救急車が来るまでそばで声をかけたり、その姿に感心しました。」といったお話が、校長の耳に入りました。
 早速、その生徒たちに確認したところ、「けがをして倒れている人がいたので、そのまま立ち去ることはできなかった。」「何かしないといけないと思った。」とのことでした。目の前に、困っている人や怪我をしている人がいればあたり前のように思いますが、いざ自分がその場に遭遇したらと考えると、この生徒たちがとった行動には感心させられました。
 高師台中学校では、毎年2年生の生徒を対象に救命講習を行っています。今年度も12月14日に消防署の方々をお招きして、実際にAEDを使っての実習を行いました。目の前で人が倒れているような場面に遭遇したときに、勇気ある行動がとれるようにしようと、一生懸命に実習に取り組みました。この実習で身につけたことが、生きてはたらく力となって行動につながり、たいへんうれしく思いました。

【豊川市立一宮南部小】『輝きボード』〜伝え合おう あたたかな心〜

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 24年度、正面玄関と、児童玄関の2カ所に『輝きボード』を設置しました。『輝きボード』は、子どもたちの輝いている姿を全校に伝えるためのホワイトボードです。正面玄関のボードには、先生たちが、また、児童玄関のボードには、子どもたちが記入します。先生たちが書く輝きボードには、毎日のように子どもたちの輝いている姿が綴られます。 
 『6年生○○くん 「おはようございす」の○○くんのさわやかなあいさつで、とても気持ちのいい朝のスタートがきれました。○○くんのように先生もあいさつをしようって思いました。交通当番の先生より』『2年生○○さん ランチルームで使う、テーブル用ぞうきんがまるまってしまっていると、きれいにぜんぶ整とんしてくれました。うれしかったよ。やさしい子だね。 見かけた先生より』・・・。
 心あたたまる子どもたちのちょっとした姿が毎日、『輝きボード』を通して伝えられています。あたたかな学校文化が『輝きボード』を中心に広がっていっています。

【豊田市立童子山小】なかよし交流会

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 先日、4月に入学する新1年生を小学校に招き、「なかよし交流会」を行いました。1年生と園児とが2人1組になり、ビュンビュンごまを一緒に作って仲良く遊びました。
 こまの模様描きに戸惑っている園児がいました。隣で見守っていたペアの1年生が、「わたしはみどり色とオレンジ色が好きだけど、○○さんは何色が好きですか?」と聞きました。すると、「・・・、赤色が好き。」と小さな声が聞こえました。「じゃあ、赤色でぬろう。」と言ってペンを差し出しました。塗り上がったこまを使って遊ぶときには、園児の声もはずんでいました。
 ふだんは、どちらかというと面倒を見てもらうことの多い1年生ですが、はじめの一歩がなかなか踏み出せなかった園児のやる気と勇気とを引き出すことができました。1年生の子どもたちに、お兄さん、お姉さんとしての優しさと自覚が芽生えています。
 「なかよし交流会」を終え、園児を見送りながら、「4月にまってるよ。」「仲良くしようね。」と満面の笑みで手をふる子どもたちに、頼れるお兄さん、お姉さんに成長したんだなと、感動しました。

【春日井市立押沢台小】国際交流タイム 〜自主性とコミュニケーション能力を培う外国語活動・総合的な学習〜

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 本校は春日井市にある高蔵寺ニュータウンの東端に位置する全校児童数216人(普通学級7、特別支援学級2) の小規模な学校です。国際交流に力を入れており、外国人ゲストを招き交流会を行ってきました。今年で国際交流タイムも第12回を迎えました。6年生は自分たちが中心となって運営するという自覚を持って計画を立て、下級生をリードすることができました。
 春日井市の国際交流支援センターや中部大学、愛知県立大学、名古屋学院大学のご協力をいただき、10カ国から27人のゲストを招き交流会を行いました。縦割り班での交流活動では、ゲストの母国の学校の様子や食生活、民族衣装などの話を聞いたり、あやとり、竹とんぼ、折り紙、けん玉、羽子板などの日本の伝統的な遊びを紹介し一緒に楽しんだりしました。日本語が十分理解できないゲストの方には身振り、手振りで一生懸命遊び方を説明し、一緒に楽しみながらコミュニケーションを深めることができました。

【豊川市立国府小】4年生って素敵だな

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 我が校は、どの学年も年に一度、音楽発表を行います。この日のために、どの学年も,合唱、合奏、群読、劇などを、一生懸命練習しています。平日にも関わらず、ほとんどの保護者が見に来てくださいます。私の担当している4年生も、先日音楽発表会がありました。当日はあいにくの雨でしたが、子どもたちは精いっぱいがんばることができたと思います。
 そして、片づけ。
「ぼくたちが使ったものだから、ぼくたちが責任をもって片づけるよ。」
という声が…。音楽室は北校舎3階のはずれで、体育館からはかなり離れています。しかも、重たい木琴やオルガン、大だいこなど、4年生にとっては大変なものばかりです。しかし、
「そこの木琴の足、持って。」
「ぼくたちは大丈夫だから、あっち手伝ってあげて。」
 私が手伝おうとしても、
「先生は、手伝わないで。ぼくたちだけでできるから。」
と言われる始末。自分たちが使ったものなので、最後まで責任をもって片づける。当たり前のことですが、全員が協力して片づける姿を見て、最後まで責任を持つこと、協力することのすばらしさを、子どもたちに教えてもらいました。

【刈谷市立日高小】 「にっこりさん」増加中!!

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 本校では、「日高っ子なかよしタイム」という異学年交流の機会を定期的に設けています。60の縦割り班に分かれ、6年生を中心に班ごとに様々な活動を行います。例えば、輪になって語らいながら弁当を一緒に食べる「ふれあいランチタイム」、「みんなで協力日高○×クイズ」、「ロンドン橋落ちたゲーム」です。上級生は、下級生をにっこり笑顔にしようと毎回知恵を絞ります。
 6年生が1年生の手を取り、誘導する姿や泣いている子に優しく声をかける姿、下級生が上級生に嬉しそうに甘える光景を見ると、まるで仲のよい兄弟姉妹のようです。上級生にとっても下級生とふれあうことで思いやりの気持ちをもったり、頼りにされることで自信をもったりし、周囲の役に立つ具体的な行動を身に付けていきます。
 6年生の卒業まで残り1か月。下級生は6年生と一緒に過ごす時間を大切にし、誰とでも仲良くできる「にっこりさん」のにっこり笑顔で、6年生へありがとうの気持ちを伝えられるといいと思います。

【豊橋市立旭小】素敵な誕生日のプレゼント

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 「今日の誕生日の人は2年生の○○さん,4年生の○○さんと○○さんです。みなさんおめでとうを言いましょう」本校では,毎日給食時の放送で,誕生日の子の名前が発表されます。その場で,みんな一斉に「おめでとう」と言い,名前を呼ばれた子はちょっと照れながらも嬉しそうにしています。
 そんなある日の休み時間のことです。廊下で5年生の女の子数人が2年生の子とすれ違おうとしていました。そのとき,5年生の一人が「○○さん,今日誕生日だよね。お誕生日おめでとう」と声をかけました。そして、一緒にいた5年生の子たちも「おめでとう、○○さん」と次々に声をかけました。突然上級生から声をかけられた2年生の子は,びっくりした様子で立ち止まり,少し間をおいて小さな声で「ありがとう」と返事をしました。
 ほんの一瞬の出来事でしたが,その後ほおをピンク色に染めた2年生の子のとても嬉しそうな表情,そして,「おめでとう」と言った5年生の子たちの楽しそうな表情を見て,近くにいた私まで心が温かくなりました。素敵なお誕生日のプレゼントです。

【岩倉市立岩倉北小】今日だけは1年生が「おにいさん」「おねえさん」

 来年度の新入児とその保護者を招いて、2月7日(木)に一日入学・入学説明会を行いました。1年生の教室の前で受付を済ませ、新入児は1年生の教室へ、保護者の方は体育館へ入りました。
 教室では、新入児に椅子に座ってもらい、1年生が傍らについて新入児のお世話をします。まず、1年間の学校生活から6つの場面を選んで、その様子を模造紙に描いた絵を見せながら説明しました。4月の「入学式」に始まって、「アサガオを育てたこと」夏の「プールでの水遊び」、秋の「運動会」に「遠足」、2年生以上の教室での企画を巡った「北っ子まつり」と、楽しかった出来事を話しました。その後、工作用紙で「カエルのぴょん」を作って一緒に遊びました。作り方を丁寧に教える子、「この絵、上手だね」と新入児が描いた絵を褒める子など、年下の子に優しく接する姿がいたるところで見られました。今日だけは1年生が「おにいさん」「おねえさん」です。
 1年生がこんな感想を書いていました。「ほくはすごくがんばったので、新1年生が『ありがとう』と言ってくれてうれしかったです。ぼくも『どういたしまして』と言ってあげました。」
 新入児にとっては小学校生活に慣れるための一日入学ですが、1年生にとっては「おにいさん」「おねえさん」になる意識を高めるよい機会となりました。
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【東海市立横須賀小】共に成長を

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 わたしは今、妊娠5ヶ月。調子が悪く始業式から一週間学校を休んでいた。金曜日、クラスの子どもたちに、主任の先生から宿題が出された。お題は、「先生について」。
 火曜日学校に行き、このお題が出ていたことを知った。どの子の作文からも3年生の子どもたちの純粋な感性にわたし自身が気づかされたことが多かった。
 A子さんの作文より
『先生が休んでいる間、「お腹は痛くないかな、風邪はひいていないかな」と思っていました。お腹が痛くなったらいつでも言ってください。』
 まだ、8才9才の子が自分のことよりも誰かのことを心配してくれる心が育っていることに感心した。
 B子さんの作文より
『先生が大変そうだと思います。なぜかというと、どんどんお腹が大きくなってきていて歩くのもえらそうだからです。わたしは、座っているのもお母さんの仕事だと思います。』
 こんなことは自分でも思ってもみませんでした。わたしは母親なのだという自覚、母親としてすべきことを子どもが教えてくれたように思う。
 C子さんの作文より
『先生がいなくて寂しかったけれど、そのかわり、どの先生がみえても恥ずかしがらずに手を挙げられるようになりました。わたしは、成長したなあと思いました。』
誰が来ても同じ態度で望めるよさ、その中で自分自身が成長できたと感じられる心に感心した。
 D男くんの作文より
『先生がいなくてもぼくはがんばりたいです。ぼくは、男だから赤ちゃんを産む経験はしないけれど、たぶんすごく痛いと思います。でも、無事に赤ちゃんを産んでほしいです。』
 自分の母親に話を聞いて書いてくれたようだ。赤ちゃんが産まれる喜び、痛さなどを8才の子が考えられていることに感心した。
 E男くんの作文より
『赤ちゃんが産まれるか、心配で心配で心配ですが、赤ちゃんというのは人間のはじめなので、ぐんぐん育つといいですね。』
 F子さんの作文より
『火曜は来てくれると言ったけれど、無理はしてほしくないです。もし、お腹の赤ちゃんが死んでしまったらいやだし、1つの命だからです。遊ぶことはいつでもできるけれど、もう二度と赤ちゃんはできないかもしれないからです。これくらい、産まれて来ることが奇跡ということが分かりました。これからも、命や仲間を大切にしたいです。』
 E男くんの「赤ちゃんは人間のはじめ」、F子さんの「1つの命」。こんなこと、考えてもみなかった。だからこそ、二人分の命を大切にしなくてはいけないと考えさせられた。
 まだまだ、自分中心の3年生の子ども達です。でも、お腹に赤ちゃんがいて、二人分の命が宿っていることに対して、様々な考えができる素晴らしさにふれ、わたし自身が新鮮な気持ちになりました。
 日々成長する子ども達と一緒にお腹の子も大きくなっています。「今、何センチだよ。」と話すときの子ども達の目はキラキラしています。お腹が大きくなり、子ども達にも周りの方にも迷惑をかけてしまうことが多くなりますが、わたしが今できること。それは、生きた教材を子ども達に提供すること。命の大切さ、産まれて来る喜びを伝えること。そして、一人一人を大切にする心を育てること。
 子どもたちと、赤ちゃんと、わたし。共に成長していきたいなと思っています。

【豊田市立藤岡南中】ともに生きる

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 本校は創立2年目の新設校です。「ともに生きる」の校訓のもと、異学年・地域・海外との交流を活発に行っています。
 異学年交流では、1年から3年までの縦割り団をつくり、体育祭や文化祭を舞台に、ともに行事をつくりあげます。地域との交流では、地域合同防災演習やコミュニティーと共同開催するふれあい祭り、区長会とタイアップしたボランティア活動などを行っています。地域合同防災演習では、1・2年生が「安否確認カード」を作成し、学区内の全戸2900世帯に配りました。
 国際交流では、昨年、光明市の鉄山中学校と姉妹校提携を結びました。今年5月には訪日団が来校し、10月にはこちらから訪韓団が訪れました。5月の訪日で仲良くなっていたものの、竹島の領土問題がクローズアップされた後の訪韓だった為、生徒も教師もどのような反応をされるのか不安でいっぱいでした。「お互いがわかり合うための交流。恐れずに触れ合って理解し合おう。」という校長先生の言葉に、生徒たちも肩から力が抜け、笑顔で韓国のホストフレンドと再会しました。翌日には、小銃を構えた兵士が立哨している漢江沿いをバスで移動し、DMZ(非武装地帯)を見学し、第3トンネルを歩き、自由の橋に平和を願うメッセージを結びました。生徒たちは、平和な日本との違いに驚き、都羅展望台から北朝鮮を見つめながらさまざまなことを考えたようでした。
 ある生徒は、感想にこう記していました。「今回まず一番に思ったことは“同じ人間だ”ということだ。行ってみると普通におもてなしをしてくれて、笑顔でみんな優しく接してくれた。もしかしたら、日本人よりも温かい人々なのかもしれないとも思った。こうした人々と過ごした4日間は、とても充実して楽しかった。1年後また訪れるために、知識を身につけ様々なことを学びたい。」

【豊橋市立豊南小】アイガモのいのち

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 しばらく前の話になりますが、いくつかの学校で「いのち」について考えさせようと校内で家畜を飼い、最後に飼っていた動物の命をいただいて食べるという取り組みがなされ、論議を呼んだことがありました。
 わたしたち人間がいつも食べているものは、確かに生き物の命に他ならず、このことをじっくり考えることは大切なことです。しかし、心をかけて育てた動物の命を自ら奪うことには釈然としないものを感じるのもまた当然で、賛否両論ありました。
 さて、農業の盛んな地域にある本校は、校内に水田をもち、毎年5年生が米作りをしています。5年生は先輩たちより少しでも多くの米を作ろうと工夫と努力をします。今年の5年生は、アイガモ農法で収穫量を増やそうと考えました。
 4月。アイガモ農法について調べ始めた子どもたちにさっそく難問がのしかかりました。水田の雑草を食べ、同時に稲に有機肥料を施してくれるアイガモは米作りには大いに役立ちます。しかし、アイガモ農法に取り組んでいる農家では、役目を終えたアイガモは食肉にしてしまいます。大きく育ったアイガモは、稲と稲の間を通れないし、稲自体を食べてしまうこともあり翌年また使うことはできないからです。子どもたちにとっても、アイガモ農法に取り組むということは、その後始末もするということです。
 アイガモ農法に取り組むかどうか。5年生の話し合いは、何日も続きました。担任のA先生は、子どもたちの話し合いが確かな見通しをもったものになるように学校の施設担当者や米作りの指導をしてくださるボランティアの方々、食肉加工の会社など、あちらこちらへ問い合わせや交渉をしつつ話し合いを見守りました。命について真剣に考えるあまり泣き出す子や、こういう経験をしてしまうことによって将来肉を食べられなくなることが命を大事にすることなのかと訴える子もいました。最終的に、アイガモ農法に取り組み、最後は命をいただくというこたえを出した子どもたちにA先生は言いました。
「命は尊いものです。アイガモの命をいただくかどうかを話し合いで決めることも、それが本当に正しいと言えるかどうかわかりません。ただ、5年生のみんなが命について真剣に考えた経験は、人間としての大きな学びになったはずです。これからも命を大切にするということはどういうことなのか考え、命を大切にする人間になっていきましょう。」

 平成25年2月。稲株が並ぶ田んぼに氷が張った。飼育小屋では、5年生が手を赤くしてそうじをしている。その傍らで、成長したアイガモがタマゴを温めている。

【豊橋市立豊城中】豊城中恒例・さわやかな朝の一コマから…

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『 豊城中学校 先生方 生徒さん

 メールにて失礼いたします。

 私は10/2(火)8時過ぎに自転車で御校校門前を通りかかった者です。
 その際,停車時に自転車で転んでしまったところ,校門前であいさつ運動をされていた生徒さん数名が心配して寄って下さり,荷物等を集め渡して下さったり,心づかいをいただきました。
 その際は大変ありがとうございました。

 他の自転車や歩行者等が多かったため,十分にお礼も言えないまま立ち去ってしまいましたが,生徒さんの親切は大変ありがたく,幸い怪我等もほとんどありませんでした。

 御校のますますの発展をお祈り申し上げます。
 本日は,本当にありがとうございました。 』


 昨年10月初旬,本校あてにこんなメールが届きました。
 メールの主は豊川市にお住まいの男性。毎週火曜・金曜の登校時に校門前で行っている「豊城めざまし隊(あいさつ運動)」の際,門前に立って活動していた生徒の目の前で,この男性が転んでしまうという思いがけないアクシデントが起こりました。その後、送信されてきた上記のメールは,その際に生徒から受けた親切に対してのお礼でした。目の前に困っている人がいれば,手を貸すことは何ら特別なことではなく,あたりまえのことなのですが,こうしてとても丁寧なお礼をいただき,大変うれしく思いました。
本校生徒にとっては日常の一コマである「めざまし隊」。ただ校門に立ち,道行く人たちに声をかけるだけでなく,あいさつで人と人との輪を広げる以上の活動ができるものだと実感した1通のメール。地域の方々に見守られながら,私たちは毎日学校での生活を元気に送ることができています!

【瀬戸市立萩山小】共に学び,共に生きる

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 萩山小学校は同じ校舎内に特別支援学校が併設されている全国でもめずらしい学校です。1階が肢体不自由対象の特別支援学校,2・3階が萩山小学校です。共に学ぶようになってから,今年で3年目となりました。一つ屋根の下で多くの個性を持った子どもたちが共に生活しています。
 このような環境を生かし,特別支援学校との交流をたくさん行っています。同学年の児童を中心に,同じ教室で授業を受けたり,給食を食べたり,ゲームをしたりしています。行事も一緒に行うことがあります。代表的なものは,瀬戸市音楽会への参加で,合同演奏を披露しています。また,休み時間に遊んだり,声をかけたりして,日常的に交流がはかられています。
 本校の子どもたちは,特別支援学校の子どもたちと同じ空間で生活することにより,様々な障がいのある人たちを受け入れ,思いやりを持って接することが自然にできるようになってきました。今後も「共に学び,共に生きる」を合い言葉に,特別支援学校の子どもたちとの活動を続けていきます。