【南知多町立内海中】「共に生きる」ことについて考えました。

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 12月7日(金)に岐阜大学の近藤真庸先生に「共に生きる」というテーマで講演をしていただいた。ご自身の友人を東日本大震災で亡くした経験から,友達を思う気持ちがいかに強く,また失ったときの悲しみがいかに大きいかについて話していただいた。
 さらに,薬害エイズ事件の川田龍平さんのことについても話していただいた。HIV感染による差別・偏見に苦しむ川田さんの話の中で「1人友達が増えると1日長く生きられる」という言葉を紹介していただき,生徒は友達の大切さについて考えることができた。
 最後に近藤先生ご自身が作詞・作曲された歌を披露していただき,人は一人では生きていけないことを強く感じることができた。
 講演後の生徒の感想には「周りの人に気を配って友達を大切にしながら生活していきたい。」「HIVなどの偏見にとらわれず,いろいろな人と協力していきたい。」といった内容が見られ,人とのかかわりの中で「自分や他人を大切にする」とはどういうことか考えることができたようだ。

【春日井市立出川小】 命の学習

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 12月20日、5年生の児童を対象に「命の学習」を実施しました。
 最初に、養護教諭から「命の始まり」について話を聞きました。次に、「命の始まり」がいつなのか、そしてそれはどれくらいの大きさから始まるのかを予想しました。子どもたちは、命の始まりがとても小さいことに驚いていました。その後、「命」がどのように、どれくらいの期間お母さんのおなかの中で育まれ、成長していくのかを学習しました。へその緒の話や、誕生日を決めるのは自分(赤ちゃん自身)なのだという話に興味を持ったようです。最後に、実際におなかの中に赤ちゃんがいる先生から話を聞きました。母になる喜びをうれしそうに話す先生の話や姿に、子どもたちも心を動かされたようです。
 子どもたちが書いた感想には、次のようなことが書かれていました。
「命の学習をして、赤ちゃんがどのように成長しているのかがよく分かりました。お母さんと赤ちゃんが力を合わせていることを初めて知りました。」
「これから自分の命をもっともっと大切にしていこうと思いました。そして次の命へつないでいこうと思いました。」
「自分を生むためにお母さんがこんなにがんばってくれたなんて、お母さんに感謝しないといけないと思いました。」
「自分がこの世に生まれてきたことはすごいキセキなんだと思いました。」
「命はとても大切なんだと思いました。」
 この学習を通して、命の大切さや両親への感謝の気持ちを持つことができたようです。

【春日井市立東高森台小】運動会

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 私たちの学校は,11クラスという小さい学校です。運動会には,6年は1クラスなので,2つにわかれて,赤白になります。私たち2人は,それぞれの応援団長になりました。
 運動会の感想は
「・・・・・選手宣誓を言う時は,足がふるえていました。でも校長先生の前に立ったら,緊張がなくなりました。覚えていた言葉が,練習の時のように言えたからよかったです。・・・応援合戦の前には,はかまを着たら,今までしてきた練習も,これから始まってあっというまに終わるんだなと思いました。応援団長をやってよかったと思います。」
「・・・応援合戦では,大きな声を出して大変でした。練習の時からのどが痛くて,当日に思いっきり声を出せるかが心配でした。でも,はかまを着て,大きな声を出すことができたのは,とても良かったと思っています。・・・応援団長として,たくさんの経験が出来たことは,とても大きなことだと思います。これからも,この経験を生かし,積極的に取り組んでいきたいと思います。」
 そして運動会の勝敗は,『赤白同点』 引き分けになりました。二人でもらった優勝カップは二人の記念です。

【岡崎市立小豆坂小】か『かわいいな、優しいな・すてきだな 〜異年齢交流・ふれあいタイム〜』

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 「今日のふれあいタイム、何をするのかな?」朝の健康観察の時間を待つこともできないくらい楽しみしている子供たち。♪春風そよぐ 菜の花に♪『おかざき心の歌』に合わせて、それぞれの活動の場に、一目散に移動する子供たち。毎週火曜日の朝の様子です。
 本校では、毎週火曜日の業前、8時15分から25分までの10分間を異年齢交流による『ふれあいタイム』と称して活動しています。そこでは、異年齢集団による遊びを通して、優しい心や思いやりの心、コミュニケーション能力を育むことを目的としています。
 『ふれあいタイム』は、1年生から6年生の子供たちを縦割りで、21班に分けて行います。6年生の班長・副班長を中心に、室内遊びと外遊びの計画を立てます。また、遊びがスムーズにできるように、班長・副班長の役割を示した手順表も考えています。
 室内遊びは、カルタ遊びやけん玉遊び、お手玉、こま遊びなどです。外遊びは、運動場にある遊具を使ったタイヤ跳び遊びや丸太わたり、雲てい遊び、運動場を使った鬼ごっこや大縄跳び遊びなどです。他には、なかよし広場と呼ばれる場所にあるジャングルジムや登り棒、つり輪遊びもあります。また、けやき広場と呼ばれる場所では、フラフープや棒、一輪車、竹馬等の遊具を使った遊びをしています。多種多様な遊びができるために、短い時間ですが、子供たちは汗いっぱいになります。
 1学期の振り返りでは、1年生が次のようなことをカードに書いていました。

・わたしは、けん玉が楽しかったです。お姉さんが見本を見せて、「下から上にあげるといいよ。」と教えてくれました。言われた通り、何回もやってみたら、できました。
・お手玉が楽しかったです。4回できました。お姉さんが「玉が上にいったとき、キャッチするといい。」と言ってくれました。
・お姉さんと一輪車の練習をして、お姉さんの手を使ってこいだら、手を離して一回こげたよ。だから、2学期になっても一輪車の練習を続けたいと思ったよ。でこぼこしてい てこぎにくかったよ。
・竹馬に乗せてもらって、バランスだけとれました。2学期もがんばろうと思いました。竹馬は、おもしろかったです。お兄ちゃんが「のって。」と、言ってくれました。
・わたしは、大縄跳びをしました。とべなかったけれど、お姉さんが「上に跳んで。」と言ってくれたから、大縄跳びができました。

 このような『ふれあいタイム』の交流を通して、上学年は下学年に優しく接したり、下学年は上学年の頼もしさにふれたりすることができ、互いを思いやる心やコミュニケーション能力が育ちつつあります。
 ふれあいタイムの成果は、学校生活のいろいろな場面で表れています。登下校の通学団登校、掃除での6年生と1年生が一緒に行う教室やトイレ掃除、1学期初めの朝のお世話(用具のしまい方、紙芝居や絵本の読み聞かせ、校歌の練習)などにおいても、異年齢による活動が円滑に進んでいます。
 本校では、これからも異学年交流活動に重きを置き、子供一人一人が自分の役割を考えて行動し、優しい心や思いやりの心、かかわり合う力の育成に努めていきます。

【一宮市立尾西第三中】人権週間での取組

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 本校では、今年度の人権週間(12月4日〜10日)に「いじめ追放宣言書を作ろう」という学級活動を全クラスで行いました。
 「私たちは、いじめを絶対に許しません。だから、(  )」という形で、(  )に入る言葉を考えました。リーダー会の生徒を中心にそれぞれの生徒が考えたものをクラス全体で集約し、その中から5つの宣言を決めました。
 12月11日の全校集会では、1、2年生のリーダー会が今までの話し合いをふまえて、体育館で合同発表を行いました。3年生は花ことばから各クラス一つずつ花を選び「人権の花」として育てています。
 人権週間後も、「いじめ追放宣言書」を各クラスに掲示しています。誰もが生まれながらに持っている人権が、いつも守られている学校をめざして、努力していきたいと思います。

【豊田市立矢並小】矢並湿地の保全活動で地域の人との交流深まる

 今年7月、矢並小学区にある矢並湿地がラムサール条約に登録認定され、これを受けて、今年から本校も豊田市環境政策課、矢並湿地保存会の方々等と共に、本校4年生〜6年生の児童が、年に3回保全活動に参加することにした。
<1回目 6月28日 植物・昆虫観察と外来植物除去>
 昨年までは、毎年10月に行われる矢並湿地観察会の時だけ湿地内に入り、希少植物の観察をするだけだった。今年は湿地の大切さと湿地を守る人々の努力をしるために保存会の方々と一緒にセイタカアワダチソウなどの外来植物を除去した。保存会の方々は、矢並の地域の方々でもあり、普段から顔見知りであるが、このような活動を一緒に行うのは初めてだった。「抜いていい草か、抜かないで保存するものなのか」を訊いたり、教えてもらったりしながら、家族のことや地域での行事のことなどに話がはずんだ。
 <2回目 9月25日 希少植物観察と清掃活動・散策木道の補修>
 矢並湿地には“ミカワシオガマ、シラタマホシクサ、トウカイモウセンゴケ”などの東海地方固有の希少植物が生育しており、毎年10月に一般公開(一般観察会)がある。その公開へ向け、近くの道路等の清掃活動、そして湿地を守りながら観察できる散策木道の補修を保存会の方々と行った。散策木道の板や木を直すことでは、釘の打ち方や打つ位置、板をはめる場所等を保存会の方々に教えていただきながら活動を進めた。手際よく作業をする保存会の方々の姿を見ながら、同じように作業する子供たち。子供たちに話をしながら、作業のポイントをうまくアドバスされる保存会の方々。横で見ていて、とっても微笑ましくなってしまうシーンであった。

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【春日井市立篠原小】みどりのまつり

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本校では、毎年11月に「みどりのまつり」を開催します。このまつりは、二つの活動から構成されています。
 一つめの活動は、6年生が育てたサツマイモを食材にして、学年別の仕事分担で「鬼まんじゅう」を作ることです。まず、1年生が芋掘りを行い、2年生が土を落としてきれいに洗います。次に、3年生がピーラーで皮をむき、4年生が包丁で慎重に大きさをそろえて切ります。そして、5・6年生が下ごしらえをし、700個近い鬼まんじゅうを蒸し上げます。
 もう一つの活動は、異年齢交流活動「なかよし班」によりゲーム店を企画運営することです。班会議でアイデアを出し合い、ゲームの内容やルールをみんなで決定します。そして、6年生が中心となってゲームの道具などを作り、他の班員はゲームの景品作りを担当します。まつり当日に見られる低中学年による可愛い「お店番」と「呼び込み」には、微笑ましいものがあります。
これら二つの活動は、地域との交流も生み出しています。老人会の方にゲートボールを教えていただいたり、招待した地域の人たちと「鬼まんじゅう」を一緒に食べ、ゲームを楽しんだりします。
 学級・学年を超えた活動は、本校の伝統となり、篠原っ子たちの「心の成長」につながっています。

【豊川市立御津中】保育園訪問

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 12月3日(月)から6日(木)までの4日間で、御津中学校3年生137名が家庭科の授業の時間に「保育園訪問」を実施しました。
 今まで幼児の身体的特徴や社会性の発達は遊びによる影響を多くを受けていることや、幼児の能力の発達に良いおもちゃにはどんなものがあるのかを考えて、授業の中で作成したもので実際に遊んでもらおうと実施しました。
 訪問前には、幼児と接するときに、心がけることとして「目線を合わせ、優しく話す、いけないことはきちんと言ってあげる、とにかく笑顔で接する」を生徒が互いに確認し合い当日を迎えました。はじめは戸惑っていた生徒たちも自分たちの作ったおもちゃを手に遊んでいる幼児を見ているうちに、一緒になって遊ぶことができるようになりました。小さい頃に戻ったようなすてきな笑顔があふれるひとときでした
(生徒の振り返りより)
 保育園訪問にいって、いろいろなことを感じることができました。はじめはお互いに緊張していたけれど、こっちから笑顔でいろんなことを話しかけていくうちにだんだんと心を開いてくれるようになりました。おもちゃは私たちの距離を自然とちぢめてくれるものだなと思いました。男の子で恥ずかしそうにしていた子に「一緒に行ってみる」と言っても「やだ〜」といっていましたが、私が男の子の中に入って遊び出すとだんだんと入ってきてみんなと遊ぶことができました。幼児と同じ目線で話すと、とてもなついてくれました。みんなに平等にふれあうことやシャイな子にもしゃべりかけることができました。そして、笑顔で接することがとても大切だなと思いました。こんなに楽しくなるとは思いもしませんでしたし、たくさんの元気をもらうことができました。とても良い経験となりました。これからも日々笑顔を絶やさないような生活をしていきたいと思いました。

【豊橋市立花田小】宙に舞った餃子

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 給食が大好きな鈴木君。今日の給食の献立は、麻婆豆腐、餃子、ゆで野菜と鈴木君の大好物ばかりです。鈴木君のクラスでは、余った給食は食べ終わった人からおかわりができ、数が決まっているものはジャンケンで勝った人が食べることができます。
 今日は、ちょうど欠席が1名いたため餃子が二つ余りました。児童Aは餃子がほしくてジャンケンに参加しました。そして、見事ジャンケンに勝ち、二つの餃子のうち一つをゲットすることができました。
「やったー!」
児童Aは喜んで、担任の先生に餃子をお皿に入れてもらい、自分の席に戻ろうとしました。
 その時です。
「いたっ!!」
児童Aは急いでいたあまり転んでしまいました。餃子は宙を舞って、床の上にぽとり…
「A君、しょうがないよ。」
担任の先生が声をかけると、児童Aも
「うん…」
と力なくうなずきました。とぼとぼと席に戻る児童A。
「先生、ちょっとそれ貸して。」
先生が振り返ると、もう一人の餃子勝者、児童Bが手を出していました。先生は不思議に思いながら、手に持っていたトングを渡しました。すると、児童Bは自分の餃子を2つに分けました。そして、児童Aのところへ行くと、黙ってお皿に餃子を半分のせました。
そのまま自分の席に戻った児童Bは、小さくなった餃子を食べ始めました。様子を見ていた先生は、児童Aにお礼を言うように声をかけようとしました。
 その時、
「ありがとう!!」
教室中に響いた児童Aの大きな声。クラスのみんなも何事かと振り向きました。児童Aは満面の笑みで席に座りました。そして、ざわざわしているみんなをよそに、餃子を食べ始めました。児童Bもにやっと笑い、残りの給食を食べ始めました。

【豊橋市立小沢小】人にかんしゃ 物にかんしゃ 自然にかんしゃ・・・

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 12月15日(土)に、「体育館お披露目式」「感謝の会・もちつき集会」を行いました。「体育館お披露目式」は、体育館の新装を記念して校区自治会や学校評議員の皆様や保護者をお招きして行いました。工事や検査の遅れのため、体育館の中では式ができませんでしたが、新しくきれいになった体育館を見ていただき、新装を祝っていただきました。
 引き続いて行った「感謝の会・もちつき集会」は、『人にかんしゃ 物にかんしゃ 自然にかんしゃ』をテーマに、本校で毎年行っている伝統行事です。
 「感謝の会」では、日頃お世話になっている校区の駐在さんや寿会、環境農業委員や図書ボランティアの方々に、お礼の手紙とメダルをお渡しし、全校で感謝の気持ちを伝えました。
 「もちつき集会」では、この1年間の総合的な学習や栽培活動で学んだことを、学年ごとに発表しました。そして、5年生が学校田で育てたもち米を使って縦割り班でもちつきを行いました。大人の方々と協力して、おもちをついたりちぎって丸めて味付けをしたりして、つきたてのおいしいおもちを味わうことができました。
 全校児童が、校区のみなさんや保護者の方々といっしょになって、とても心温まる時間を過ごすことができました。

【豊田市立猿投中】 生徒会が支える学校祭

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 本校の学校祭は、1〜3年生が6つの縦割りグループに分かれ、それぞれのチームが3年生をリーダーとして様々な活動を行う。1日目を文化祭、2日目を体育祭とした2日間と、そこに向けた準備の中で、チームリーダーを中心とした3年生は自分のチームをまとめ、活動していく中でリーダー性を養い、1、2年生はその姿を見て次年度のリーダーへと成長していく。最後のチーム解散会では、準備から本番までの約1か月の時間を共有してきた仲間との別れを惜しみ、どの生徒も涙を流す。
 そんな学校祭の運営の大部分を担っているのが生徒会である。生徒会のメンバーは11月に行われる学校祭に向けて夏休み前から毎日遅くまで残り準備を行う。前期生徒会は学校祭が終わった後、後期の生徒会へと引き継がれるのだが、全校生徒が学校祭の思いを胸に通常の授業に戻る中、前期生徒会長のAは、学校祭が終わってから1ヵ月近くたっても毎朝早く登校し、学校祭で使った物の片付けを行っている。「学校祭をただ楽しんで、後期のメンバーに引き継ぐのではなく、来年のことを考えて最後まできちんとやりたい」と語るAのような生徒会のメンバーがいるからこそ、猿投中の学校祭は今の素晴らしい形のまま、今年で32回目という伝統を創り上げることができたのだなと感じる。

【常滑市立南陵中】生徒の力でよりよい生活を

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 本年度から級長会が生活委員会となりました。それは各学年で活動することを表しています。学年の行事を行うための企画委員としての活動が多い中,「よりよい学年集団になるためには,どうしたらいいのだろう」というテーマに向き合うことになりました。落ち着いた行動がとれない生徒が増えてきたからです。
 生活委員会では,級長として何をしなければいけないのかを真剣に考えました。たくさんの時間を費やし,キャンペーンをすることになりました。一日に一つの目標を掲げて目標を守ることでよい行動がとれるようにしました。学級三役にも力を借りて学級でみんなに呼びかけました。1週間続けた結果を学年集会でみんなに知らせました。
 級長の感想には、「物足りない。」「まだまだ意識が足りない人が多い。」「その日はできても次の日にはできていない人がいる。」など,予想よりも悪い結果に残念がものもありました。しかし,目標によっては,目標を意識し努力してくれた人が多いと気づくことができました。また,今回のキャンペーンで生活態度をよくしようと意識し努力してくれた人たちがいることを喜んでいました。これからもキャンペーンや呼びかけを続けることで,今回意識してくれた人たちが「落ち着いた行動をしなければいけない」という雰囲気をつくっていってくれると前向きに考えることができました。
 今回の生活委員の活動は自分たちの生活をよりよいものにしていきたい,今のままでいいはずがないという彼らの強い気持ちがみんなを巻き込んだ形になったものです。これからもみんなで努力し合ってよりよい学年集団へと成長していけるとよいです。

【新城市立庭野小】もちつきを楽しむ会

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 12月15日(土)、毎年の恒例行事である「もちつきを楽しむ会」が行いました。4月から、5年生が地域のお米先生に教えていただきながら大切に育ててきたもち米を使って、全校児童と保護者が一緒におもちつきを行います。
 今年から土曜開催となったため、父親の参加も多く、「パン!」という気持ちのいい音を出してもちをつくお父さんの姿に、子どもたちから歓声が上がっていました。
 もちつきを楽しむ会は、会の準備、当日の運営などをすべて5年生が行います。5年生にとっては、初めて全校を動かす立場になります。自分たちが大切に育ててきたもち米をおいしく食べてもらいたい、もちつきを楽しんでもらいたいという思いから、自ら率先して働くことのできた5年生の子どもたち。
 会が終わっての第一声は「つかれた」でした。これまでは参加する立場で「楽しかった」と感じていたもちつきを楽しむ会の陰には、それを運営し進めていく人たちの苦労があることを身をもって体感することができた5年生でした。子どもたちの「つかれた」の一言を聞いて、今年も参加した方たちの「楽しかった」が聞こえてきたような気がしました。

【常滑市立鬼崎南小】学級対抗なわとび大会

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 昨今、「競争」というものが学校生活の中で少なくなっている。運動会もしかり。そうなると、「学級で一丸となって」何かを競う機会が少なくなってくる。
 11月30日、校内で行われる「なわとび大会」。本校では、学年ごとに学級対抗で行われる年間で唯一のイベントである。
 もちろん、我がクラスでも対抗ムードがないわけではなかった。しかし、どうもそういうムードがあまり感じられなかった。担任として子どもたちに問いかけてみた。「勝つことだけが目的ではないけれど、やるからにはみんなでがんばってやりたいとは思わない?」すると、素直な子供たちに一気に火が付いた。
 次に予想されるのは、なわとびを苦手とする子の問題だろう。「なわとびが苦手な子が縄を回せばいい」というアイデアが出た。苦手な子の意見も聞きながら、そのアイデアは採用となった。飛びやすい縄の回し方も子供たちからレクチャーされ、いよいよ、本番の日を迎えた。
 3分間2回戦の合計回数が勝負となる。今までの記録は3分間160回前後。直前の練習で、担任の回す縄で出た記録が3分間185回であった。
 本番、奇跡が起きた。なんと、1回目216回という記録。2回目も201回という記録。「これは勝ったかもしれない」クラスの誰もが期待する中、結果発表が始まった。1位のクラスと合計数1回の差で2位。
 翌日の子供たちの日記の中に、こんなことが綴られていた。
「負けて悔しい。でも、クラスみんなで協力できたことが嬉しい。」
「まさか、200回なんて飛べると思わなかった。」
「すごい緊張の中、みんなで声を合わせて掛け声をかけて飛んだ縄は楽しかった。」
「今までで一番楽しいなわとび大会だった。」
 競争というのは、勝者だけが何かを得るわけではない。みんなで協力しなければできない競技であればなおさら。負けたことは悔しいけれど、子どもたちの心の成長がとてもうれしいなわとび大会となった。

【豊橋市立つつじが丘小】「あ〜、楽しかった!!」

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 10月9日(火)、つつじウォークラリーが行われました。この行事は、縦割り班でお互いに助け合い、協力しながら校区内の各公園を巡り、上級生と下級生がそれぞれの役割を果たすことで望ましい人間関係を作り上げること等をねらいに昨年度から始められた行事です。
 開会式や閉会式は、すべて子どもたちの運営で行われ、全40班の児童664名が、児童会運営委員の合図で、5分ごとに次々と出発しました。この日は、秋晴れの絶好の校外学習日和で、日中は気温が上がり、活動している子どもたちは汗だくになって、各公園で行われたゲームやクイズに参加していました。今年は、10月になっても日中の気温が高いため、一部の公園では蚊が発生しており、急遽、昼食場所を変更したり、駆除剤を使って蚊を退治したりする場面もありました。予定通り公園巡りを終えた子どもたちが、次々と学校へ戻ってくると、口々に「あ〜、楽しかった。」と言って、水筒に残ったお茶を空になるまで飲んでいる子もいました。
 この行事では、6年生を中心として、高学年の子が下の学年の子たちの面倒を一生懸命みている姿が、公園ばかりでなく、途中の遊歩道でもたびたび見られました。また、保護者や地域の方々から、気持ちのよいあいさつがよくできているというお褒めのことばもいただきました。
 天候にも恵まれ、どの班も無事に公園巡りが行え、多くの子どもたちが満足できた今回のつつじウォークラリーでは、ボランティアとして30名を超える保護者、地域の方々の支援がありました。たくさんの方々に見守られ、子どもたちはとても素敵な1日を過ごすことができました。

【蒲郡市立中央小】思いがけない「ありがとう」

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 ある朝の出来事です。その日、私は、体育館前の側溝にたまった落ち葉を集めていました。学芸会の練習のため、体育館に入っていく子のうち何人かは私に気づき、「おはようございます」とあいさつしてくれました。そんな中で児童Aは、「先生、ありがとうございます」という声をかけてくれました。
 ほのぼのとした気持ちになったので、職員室に戻ったときにその話題を出すと、「児童Aは、僕が草刈りをしていたときにも言ってたよ」と教頭先生も話されていました。
 児童Aは特別支援学級の児童です。それぐらいのことでと思うような些細なことに腹を立てたり、泣き出したりということもよくあります。それでも先生が作業をしている様子を見て「ぼくたちのためにやってくれているんだ」という思いをもち、素直に感謝の言葉が出たことをうれしく思いました。
 交通指導員、見守り隊、読み聞かせボランティア、草刈りボランティアなど、本校には子どもたちの健やかな生活を支えてくれる方が大勢います。そういう方々にあいさつだけでなく、素直な気持ちでお礼の言える子がどんどん増えていくといいなあ・・・と思っています。

【春日井市立大手小】落ち葉集め

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 本校は校地が広く、たくさんの木々が植えられています。夏は木陰を作り、春の桜、秋の紅葉、銀杏の黄葉は見事な色合いを見せてくれます。でも、落ち葉の季節はたいへんです。そこで児童会役員が全校に呼びかけて、「落ち葉集め」をすることにしました。12月5日と6日の掃除の時間に、外掃除の担当の児童で集めました。2日間で大きなビニール袋に39袋の落ち葉が集まりました。中には、掃除の時間だけでなく、昼の休み時間にも集め続けてくれた子もいました。終わった後の校地内はとてもきれいで、気持ちのよい景色になりました。児童会役員も協力してくれた子どもたちも、にこやかな顔で達成感を味わっているようでした。
 また、児童会では同じ時に「学校生活を見直そう」という呼びかけもしました。これは代表委員会(学級委員と委員長が参加する会)で話し合った結果、行われたものです。こうした活動によって、子どもたちが自分たちの学校のことや学校生活を見つめ直して、より学校を大切に思い、より落ち着いた生活をしようとする気持ちが生まれてくることでしょう。さらには、自分のことだけでなく、周りにも目を向けられる子が増えてくれることでしょう。これからも、子どもたち自身で考え行動するようにがんばってほしいと思います。

【北名古屋市立師勝西小】高学年としての自覚

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 本校の5年生、6年生のことです。図工の時間、授業の終わりごろに、後片付けを行います。通常は教師が「片づけ始め。掃除して。」と指示を出します。しかし、本校の5年生、6年生は、「片づけ始め。」だけで、全員が、自分たちが使った図工室をきれいに掃除を始めます。
 実は、4月当初からこんな光景が見られたわけではありませんでした。4月、図工の時間の第一週目に見られたのは、ほんの一部の児童が率先して、ぞうきんを持ち、箒を持って、自分たちの使っていない場所までもきれいに掃除を行っている光景でした。
 翌週、図工の授業を始めるときに先週、率先して掃除をしていた子に、「どうして、指示をされなくても、図工室全体をきれいに掃除したの?」とクラスの子の前で聞きました。その子たちの答えは「自分たちが使ったところだから当然だと思っている。」「自分が汚したとかほかの人が汚したとか関係ない。」というものでした。そこで、その考えを心から認めました。また、高学年として他の見本になる行動と考え方であることをクラス全体に話しました。
 先日、廊下を歩いていたら、5年生の児童2人が、廊下に落ちているゴミを拾ってゴミ箱に入れている姿を見ました。あいさつ運動をしている6年生の児童が校門付近に落ちているゴミを拾っていました。
 率先してよいことを考えて行う。高学年は、その学校の「顔」です。本校の「顔」は、低学年の模範となる素晴らしい「顔」です。

【豊田市立新盛小】 新入生 今年はなぜか 子猫ちゃん!

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 新入生のいなかった本校に、6月の終わりごろ、子猫が迷い込みました。側溝から子猫の鳴き声がしました。子どもたちも気になっていましたが、そのうち姿を現しました。子猫は、まだよちよち歩きで、とても人なつっこかったです。おそらく、野良猫ではなく飼われていた猫だろうと思われました。そこで、5・6年生と担任、校長先生で学校周辺の家を訪問し、迷子の子猫の飼い主を探し回りました。結局、飼い主は見つからなかったです。
 新たな飼い主をなってくれる人を探すこととし、それまで学校で保護することにしました。子猫の住まいを飼育小屋とし、子猫用のキャットフードを用意し、えさやりを希望する子どもたちが世話をしました。子どもたちは、熱心にえさをあげたりして、かわいがりました。そして、日本では毎年20万頭以上の犬や猫が「処分」という名目で殺されていることを知り、子猫を飼いたいという人が見つかって、命が助かってほしいと願いました。
 地域の方から、子猫を飼いたいと申し出であり、子猫は7月20日に引きとられていきました。子猫の命が助かったことに子どもたちは喜びを感じたり、飼い主になっていただく人に感謝したりしました。子猫とは3週間ほどのお付き合いであったが、子猫とのふれあいを通して、子どもたちは命の尊さに気づいたり、動物愛護の気持ちを高めたりすることができました。

【大治町立大治西小】葉っぱのフレディ

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 朝、校門であいさつをしていると、4年生の子が『校長先生、昨日(10/22)の朝礼で話した「葉っぱのフレディ」の本を持ってきたよ』と話しかけてくれました。昨日の朝礼では「日野原 重明」氏の話題で、命の話をしました。最後のところで、「葉っぱのフレディ」の本の題名だけを紹介しました。私(校長)の話を真剣に聞いてくれていたからこそのつながりでした。(嬉しかったよ)

 昨日(11/5)の朝礼で「葉っぱのフレディ」の絵本の読み聞かせをしました。6年児童の感想を紹介します。どの子も「命」について考えています。
・ 一番心に残ったことは、「命は永遠に続く」ということです。理由は、私たちの前にお母さん、お父さん、その前におばあちゃん、おじいちゃんと、どんどん命がつながっているからです。お母さんお父さんがいなかったら、私たちは生きていません。なので、自分の命を大切にしなくてはいけません。私は、一昨年おばあちゃんが亡くなってしまい、思ったことがありました。それは、命を大切にしてもいつかは死んでしまうということです。人は、誰でもその一生を終えるときが来るので、その一生を終える日まで、私は、命を大切にしていこうと思いました。(女子)