【新城市立開成小】歌舞伎に挑戦〜「ふるさと先生」から伝統文化を学ぶ〜

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 本校の2年生は、昨年度から歌舞伎に取り組んでいます。今年度も、6人の2年生が、5月から週1回、3人の「ふるさと先生」のもとで歌舞伎を教えてもらっています。
 最初は、声も小さく恥ずかしがっていた子もいました。しかし、「ふるさと先生」からのアドバイスを素直に聞き入れ、台詞の言い方や動作の仕方など、次第に上手にできるようになってきました。子どもたちは、この時間を楽しみにして、家でも自主的に練習するようになってきました。「じょうずになったね。」と声をかけられ、嬉しそうな笑顔を見せる子どもたちの姿が見られ、練習も軌道に乗ってきました。
 「ふるさと先生」からは、「今まで体の調子が良くなかったけれど、歌舞伎を教えに来るようになって自分も元気が出てきた。」「子どもたちからパワーをもらえる感じがする。」などの言葉もいただきました。これまでの練習を通して、「ふるさと先生」と子どもたちのふれあいも徐々に深まり、心の交流ができるようになってきました。今後も、このような雰囲気で練習を進めたいと思います。

【田原市立田原東部小】盆踊りの太鼓練習

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 先日、子どもたちが盆踊りの太鼓を練習するというので、学校近くの市民館に見学に行ってきました。市民館に入るとすでに練習が始まっており、5・6年生の子ども20名近くが、皆、一生懸命太鼓をたたいていました。指導者は、校区に住むお年寄りで、お世話をしてくださるのは、コミュニティ協議会の会長さんをはじめ、校区の方々です。練習開始から3日ほどしか経っていないにもかかわらず、子どもたちの太鼓をたたく腕前はなかなかのものです。よい指導を受けてきたことと、子どもたちが熱心に練習してきたことが伝わってきました。休憩時間、近くにいた子どもが「先生、太鼓たたくの楽しいよ。」と笑顔で話しかけてきました。集まった子どもたちは、保護者や校区の方に強制されて来ているのではありません。「盆踊りで太鼓をたたきたい。」という純粋な気持ちで来ているのです。
 最近、「盆踊りに人が集まらない。」「家の近所ではもう盆踊りをやっていない。」という声を聞きます。テレビやゲームなど、娯楽の多い時代では、仕方のないことかもしれません。こういう時代に、子どもたちが盆踊りの練習で元気に太鼓をたたいている姿を見て、とてもうれしい気持ちになりました。地域の伝統を子どもたちが楽しみながら受け継いでいくことができるようにと、校区の方々が考え、導いてくださっているおかげだと感謝しています。

【小牧市立北里小】命 きらきら

 5月の始めのことです。地域の方から大きなカブトムシの幼虫をたくさん学校にいただきました。その幼虫を見た2年生の子どもたちは大喜び。
 次の日,家で飼育するために,子どもたちがそれぞれに持ってきた飼育箱にその幼虫を分けて入れました。そして,成長して成虫になる姿を思い描きながら,持ち帰りました。
 教室でも大きな飼育箱に入れて世話をしました。飼育箱に敷いたふかふかの土の中で,カブトムシの幼虫たちは子どもたちの夢を一心に背負って,日に日に成長していきました。7月になり,そのうちの一匹が成虫となって姿を現すと,教室中に大きな歓声があがりました。
 「ぼくの家ではオスのカブトムシが出てきたよ。」
 「カブトムシ用のゼリーをたくさん食べるよ。」 などなど,自分のカブトムシについてのいろいろな話の花が子どもたちの中に咲いていきました。
 小さな命の誕生とその成長に子どもたちの瞳はきらきらと輝いていました。
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【豊川市立御津北部小】なかよしあそび

 御津北部小学校では,全校児童がペア学年で一緒に遊ぶ「なかよしあそび」を行っています。1・6年,2・5年,3・4年のペア学年が遊びを考え,運動場や体育館で活動を行います。
 4月に行われた「なかよしあそび」では,1・6年生がペアになって運動場で「だるまさんがころんだ」を行いました。入学をして間もない1年生にとって,大きくて頼もしい6年生に手を引かれて一緒に遊ぶことができ,とてもうれしそうでした。6年生にとっても,小さな1年生のことを考えて遊びを考えたり,けがなどを心配しながら遊ぶなど,思いやりの気持ちを育むことができました。
 御津北部小学校は全校児童は約200名と少ない児童数ですが,みんな仲良しで,放課にも学級の友だちだけでなく,他の学年の子と一緒に遊ぶ様子も見られます。さらに,なかよしの輪が全校に広がるといいですね。

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【愛西市立北河田小】いいところみーつけた

 「ほめることが大切」とわかっていても、普段は、ついつい悪いところに目がいってしまう。もしかしたら、子どもたちの方が「いいところ見つけ」が上手かもしれない。子どもたちのキラキラと輝く行動を拾ってみた。
 エピソード1 
 1年生の廊下には「ありがとうのうみ」がある。入学して日も浅い1年生が6年生に送ったありがとうは「通学団の時、やさしく『ならんで〜』といってくれてありがとう。」「体育館に行くとき遅れて迷っていたら、手をつないでくれた。ありがとう。」不安でいっぱいの1年生は、6年生のやさしさにほっとしたことだろう。
 エピソード2
 道徳の授業で、友達のよいところを互いに見つけようという場面があり、メッセージカードを書きあった。ハートがつながったすてきなメッセージカードを手にした子どもたちはとてもうれしそう。後で、カードを教室に掲示したときも自分に対するメッセージを何度も読み返していた。そんな中、ある男の子が先生に「僕のは掲示しないで」と頼んでいた。「あんなに喜んで読んでいたのにどうして?」と聞くと「だって、掲示するとカードに画鋲の跡がついてしまうもの。」みんなが書いてくれたカードをとても大切に思っていたんだなとはっとさせられた。
 エピソード3 
 本校の終業式の最後に「かがやき賞」の授賞式がある。「かがやき賞」とは、子どもたちのよい活動・行動を子どもたち自身の目で見つけて、表彰するものである。かがやき賞推薦理由の一部を紹介すると、「自分のことより人のことを心配してくれます。泣いていたら、どうしたの?と声をかけてくれました。」「うれしいときに、いっしょによろこんでくれてうれしかった。」「授業中の姿勢がいいのですごいと思った。」「そうじを黙っていっしょうけんめいやっていたね。」教師が気づかないところもちゃんと見ている子どもたちに感心した。
 「自分を大切に、他人も大切にする心」を育てるために、これからもいろいろな場面で、子どもたちに負けずに「いいところ見つけ」をしていきたい。

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【飛島村立小中一貫教育校 飛島学園 飛島小】なかよし会(縦割り活動)

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 小中一貫教育校の飛島学園では、1〜4年生が初等部、5〜7(中学1)年生が中等部、8・9(中学2・3)年生が高等部の3つに分かれています。そのため、4年生が初等部のリーダーとして「なかよし会」という縦割り活動を企画します。
 なかよし会では、第2・4金曜日の休み時間に、グループごとに分かれていろいろな遊びをするのですが、4年生は慣れない中での企画・運営に四苦八苦しながらも、毎回「今度はどろけいをしよう」「この前はだるまさんの一日をやったから…」など、遊びを考えることを楽しみにしています。下級生はなかよし会を楽しみにしていて、毎週金曜日になると「今日はなかよし会ありますか?」と聞いてきます。
 先日、4年生が1年生に声をかけて一緒にドッヂボールをしました。普段からなかよし会でよく遊んでいるので、「ドッヂボールやろう!」の一言で、みんな大喜びで遊んでいました。4年生が1年生にボールを渡してあげたり、当てるときにそーっとボールを投げたりする様子は微笑ましいです。これからもいろいろな場面での交流ができればいいなと思います。

【豊根村立富山小】小中学校みんなでお祝いする誕生日

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 富山小学校は全校11名の小さな学校です。同じ校舎に中学校も併設しています。普段の給食は、小中別々に全員が集まって会食しています。もちろん、それぞれの職員も一緒です。
 ○月○日は小学校のK君の誕生日でした。誰かの誕生日には、小学生だけでなく中学校の生徒や先生も一緒に会食します。みんなで、Happy birthday を歌ってお祝いします。誕生日の子は、ひとこと話をします。K君は、「一輪車の練習を頑張りたいです。」と、発表しました。先生たちからの、お祝いメッセージのカードもあります。でも、いちばん楽しみなのは、誕生日にはリクエスト献立を作ってもらえることかもしれません。ちなみに、K君のリクエスト献立は、「キムチチャーハン、鶏肉の唐揚げ、コーンサラダ、中華スープ、フルーツソーダ、牛乳」でした。
 その後、みんなで楽しく会食をしました。

【春日井市立松山小】この指とまれ

 松山小学校には、「この指とまれ」というボランティア委員会が全校に参加を呼びかけている取組があります。今年は、さつまいも畑の草取りです。本校では、広い畑に一人2株ずつさつまいもの苗を植えて、秋の収穫に向けてみんなで育てています。梅雨の頃、雑草はいもの苗よりも力強く成長し始めます。そのままでは、いもの成長に影響が出ます。
 ボランティア委員会の児童は、朝会で趣旨説明をし、全校に参加を呼びかけました。「おいしいさつまいもがたくさんできるように、進んで畑をきれいにしよう。」「自分のためだけではなく、みんなのために進んで働こう。」
 3年生以上の児童が、5日間にわたって、毎日50人以上参加しました。今年は、雨が少なくて、畑の土が石のように固まっていました。道具を使って土を軟らかくする人、雑草をぬく人、ぬいた草を集める人、手分けして作業を進めました。1,2年生の畑は、特にきれいにしました。強い日差しの中での作業、どの子もすぐに汗が出てきました。
 この取組の後、梅雨らしい雨の日がやってきました。雑草がなくなりすっきりした畑で、さつまいもは気持ちよさそうに葉を広げています。また、保護者の方にも何回か、畑で作業をして頂きました。さつまいも畑にはたくさんの人の手が入り、願いがこもっています。きっと秋には、おいしいさつまいもがたくさん収穫できると思います。

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【幸田町立深溝小】ホタルを観る会〜豊かな自然の恵みを大切に〜

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 6月8日(金)、校区内の拾石川にてホタルを観る会が行われました。
この会は、平成14年度より始まり、今年で11回目を迎えました。拾石川の清流と緑豊かな郷土を守るボランティアの皆さんや、この会の夜道の安全を守ってくださるライフサールクの皆さんなど、地域の多くの方のご協力により、毎年この楽しい企画が実現しています。当日は、小学生の子どもはもちろん、お家の方や幼児、そして卒業生の姿もみられ、500人余りの方が参加されました。ホタルを観る会は、子どもにも大人にも楽しめるとても和やかな時間です。ここで観ることができるホタルは、ゲンジホタルです。日本に50種類あるホタルの中でも、身体が大きく光も大きいことが特徴です。子どもたちにも光がとても見つけやすく「光った。」と大喜びでした。そして、その場で足を止め、しばらく光の乱舞する幻想的なシーンに魅せられていました。
豊かな自然に恵まれた深溝学区の子どもたちですが、ホタルを観た思い出を大人になっても忘れずに、自然を大切にする子どもたちになってくれることを願っています。


【岡崎市立六ツ美北部小】正直な心

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 六ッ美北部小学校では、長い柄の草かき鎌や草刈り鎌などの道具の数を決めて、中庭や校舎周りなどの外庭清掃をしています。先日、長い柄の草かき鎌が1本足りなかったので、元に戻すように校内放送を入れました。さっそく、6年生の子が鎌を持ってきました。話を聞くと、同じクラスの女子が使っていたところにあったから持ってきたということでした。そこで、「クラスの子どもたちにあなたたちが鎌を片付けてくれたことと、使ったら元に戻すことを伝えてね。この大きな鎌がほったらかしになっていると、何に使われているか心配です。何かあってからでは遅いので頼みますよ。」という話をしたら、元気よく返事をしてくれました。
 しばらくすると、3年生の男子2人と担任の先生が職員室にやってきました。その子が「鎌を隠しました。」と言うのでびっくりしました。詳しく聞くと、短い柄の草かき鎌のことでした。校内放送を入れたとき、「長い柄の草かき鎌」と言ったのですが、この子たちは、自分たちが隠した短い柄の草かき鎌のことだと思って言いに来たのです。鎌を隠した理由は、掃除に行くとき、遅れてしまうと鎌がなくなってしまうので、毎日使えるように隠しておいたとのことでした。「この鎌で、学校に遊びに来た子たちがふざけて頭でも怪我したらどうする?」と聞くと、「ぼくたちのせい。」と涙を流しながら2人の男の子は言いました。「そうなったら取り返しがつかないよね。だから、きちんと返してね。先生たちはみんなが元気で過ごしてくれることを願っているからね。」と言うと、分かってくれたようでした。
 3年生の男の子たちは、短い柄の鎌を隠したことを正直に教師に話したので、自分の行動を振り返ったり、反省したりするきっかけになったと思います。そして、心が少し成長したと思います。


【碧南市立東中】 嵐の中のディズニーの帰り道

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 「ありがとうございました。」
 修学旅行の宿泊先ホテルで生徒の帰着チェックをしていた本校職員に語りかける家族連れがありました。けげんそうな顔をしている職員に「実は、生徒さんが、バスの中で席を譲ってくださって、本当に助かりました。」小さい子を連れていかにも疲れたという感じでした。
 その日は、午後3時頃からディズニーで過ごしていたのですが、台風の接近に伴い、夕方過ぎから次第に風雨が強まってきていました。早めに引き上げることにしたのですが、帰る頃には更に風雨が強まってきました。私たちは、予定通り一般客に混ざってホテル行きのシャトルバスに分乗して帰りました。その車中の出来事のようでした。声をかけた家族連れは、後からバスに乗り込んできましたが、バスは満員、雨に濡れ子どもは疲れてぐったりです。そんな中、本校の生徒がさっと立ち上がって「どうぞ。」と席を譲ったのだそうです。
 ホテルに着くと、席を譲った生徒は何もなかったかのようにバスを降りてしまったので、家族連れは礼を言いそびれてしまったそうです。それが、ホテル内の本校職員へのお礼となったようです。
 翌日、生徒が集まった場面でこの話を紹介しましたが、あえて申し出るものはいませんでした。
 当たり前のことを当たり前のように行動できた生徒、その話を聞いて素直に誇らしげに聞ける生徒、そして、どうしてもお礼を言いたくて職員に伝えてくれた家族連れ、それぞれが素晴らしく、とても心が温かくなるそんなひとコマでした。

【一宮市立朝日東小】とっても楽しかったです

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 本校では、毎年5月ごろに2年生が「町たんけん」を実施しています。1グループは6〜7人で、保護者ボランティアの方に同伴していただき、校区のお店や公民館などを回ってきます。
 今年度も校区を南と北の2つに分け、それぞれのグループが希望のコースを選択して4つの場所を巡回しました。当日は好天に恵まれ、子どもたちは、とても元気よく活動することができました。保護者ボランティアの方には、慣れない引率のため大変ご苦労をかけましたが、子どもたちにとって、とても良い経験になりました。また、地域のお店屋さんには、普段は見られない場所まで見せていただき、子どもたちにやさしい労いの言葉をかけてもらえました。今回の地域の方々とのふれあい活動は、子どもたちに他の人への思いやりの心を育ててくれたことと思います。以下は児童の作文です。
「○○○やのみなさんへ   きょうは、まちたんけんで見学させていただいてありがとうございました。なかのつくるばしょを見せてくださってありがとうございました。たのしかったです。ぼくがしつもんしたらいっしょうけんめいこたえてもらえてうれしかったです。三人でしごとは、たいへんだとおもいました。   きずなたんけんたい  ○○○○より」

【あま市立正則小】先生 元気になって!

 お世話になっている先生が体調を崩し、入院することになってしまいました。すぐに、クラスの子どもが「私たちで千羽鶴を作りたいのですが、やってもいいですか」と言い出しました。その声をきっかけに4年生クラス全員での取り組みが始まりました。 しかし、休み時間を使ってみんなで鶴を作っていく中で、いろいろな問題が起きてきます。「休み時間は遊びたい」「宿題にするのはいやだ」子どもたちが意見をぶつけ合いながら、千羽の鶴が完成しました。鶴が完成すると、どんどんやりたいことも増えてきます。「みんなで色紙に応援メッセージを書きたいです」と、画用紙いっぱいに子どもたちの思いが書き込まれました。さらに「授業公開でお父さんお母さんにもメッセージを書いてもらおう」ということになり、子どもたちだけではなく、保護者からもたくさんのメッセージが集められました。「早く退院できるといいなあ」そんなことをクラスの子どもたちが笑顔で話していました。
 千羽鶴を作る活動をきっかけに、大きく成長した子どもたち。こんな子どもたちに囲まれて担任ができることに感謝の気持ちでいっぱいです。

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【刈谷市立亀城小】「なかよし清掃」で育む温かい心

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 本年度より、掃除の時間を1年生から6年生の縦割りグループで編成する「なかよし清掃」に取り組んでいます。
 4月は、入学間もない1年生に6年生が、掃除の方法を教え、実際にやり方を見せたり、一緒に手をとって道具を使ったりするほほえましい姿が、校内のいたるところに見られました。1年生は、生まれてはじめて「ほうきで床をはく」ことや「ぞうきんをしぼる」ことなどを一つ一つ丁寧に教えてもらい、自分でできることがだんだん増えてきました。6年生は、1年生に教えることで、小さい子への思いやりの心を育んだり、最高学年としての責任感を感じたりしているようです。
 最近では、1年生も掃除に慣れ、一人でもほうきを使ったり、机を運んだりできるようになりました。それでも、1年生の掃除の様子を見つめる6年生の眼差しは、まるで我が子を見守る、お母さん、お父さんのようです。

【田原市立伊良湖小】受け継がれる心配り

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 通勤途中にある小学校の子たちのお話です。ここの子たちは、通学班で登校しています。いつも、高学年の班長さんを先頭に、きちんと1列に並んでいます。後ろでは副班長さんが、しっかり見守っています。低学年の子たちが列から遅れないように、歩く速さを考えながら列を乱さず歩いているのです。雨の日でも、風が強い日でも、列が乱れることはありません。
 学校のそばには、押しボタンの信号機があります。子どもたちは、信号機のところに来ても、なかなかボタンを押そうとしないのです。初めの頃は、それがなぜなのか分かりませんでした。何度かそうした場面に出くわしたとき、分かったのです。車が連なっているときには、押さないようにしているのです。ドライバーに迷惑がかからないように、心配りをしてくれているのです。
 車が、赤信号で停車すると、横断歩道を渡り終わった子どもたちは、自動車の運転手さんの方を向き、一人一人が
「ありがとうございました。」
と、元気よく言いながら、礼をしているのです。高学年の子のまねをして、低学年の子たちもあいさつをしているのです。私もお礼を言われたことがあります。ありがとうを言われると、なんだか心が温かくなり、1日幸せに過ごせるのです。
 こうした心配りを、これからも受け継いでいってもらいたいと思います。 

【一宮市立富士小】ペア学年で協力し合う

 本校では、異学年交流として、ペア学級で趣向を凝らしたゲームを考え、運営する「ふれあいフェスティバル」を行っています。高学年と低学年が協力してお店をつくり上げていくなかで、協力する楽しさやペア同士のきずなを深めていくことができます。
 フェスティバル当日には、お店への呼び込みにも力が入り、どのペアも楽しく活動していました。
 児童の感想には、「来年は高学年になるので、今年の経験を生かして頑張りたい」「ペアで活動することが本当に楽しかった」など、来年に目を向けている児童がいることもわかりました。今後のペア活動を通して、絆を深め、ますます成長してくれることが楽しみです。
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【一宮市立千秋南小】小中合同あいさつ運動

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 本校は、平成22年度から学校運営協議会を設置しました。その中の小中連携活動として、千秋中学校・千秋小学校・千秋東小学校と4校合同でいろいろな学校活動を行っています。
 6月11日(月)は、その取組のひとつ「小中合同あいさつ運動」が行われました。早朝から、千秋中学校の代表生徒たちが来校し、小学校の校門に立って、児童会のメンバーや生活委員会とともにあいさつ運動をしました。さわやかなあいさつの声が響き、とても気持ちのよい朝の始まりでした。
 その後、中学生の人たちは朝礼にも参加し、「学校はもちろんのこと、地域の人に会ったときもさわやかなあいさつをしましょう!」と呼びかけてくれました。今後も子どもたちの明るいあいさつが聞こえるような学校、町にしていきたいと思います。
 また、学校間の連携だけではなく、本校は地域からのご支援もたくさんいただいています。読み聞かせボランティアや授業支援ボランティア、総合的な学習の時間の体験活動支援など、あらゆる面から協力いただいています。
 このように千秋南小学校は、学校・家庭・地域の連携を大切にし、子どもたちのよりよい成長を願って、開かれた学校づくりを進めていきたいと考えています。

【一宮市立萩原中】地域の方からの手紙

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 本校では、毎年7月の初旬に資源回収活動が行われます。通学団ごとに分かれ、集められた新聞や牛乳パック、空きビンなどを仕分けています。また、PTAの方々も協力してくださり、地域が一体となって活動をしています。今年度は、たいへん暑い日に行われましたが、生徒たちはたくさんの汗をかきながらも、一生懸命作業をしてくれました。
 資源回収活動が行われた翌日、学校に一通の手紙が届きました。その手紙には「出勤しようと歩いていたところ、資源回収をしていたおさげ髪の女子中学生が『おはようございます!』と元気にあいさつをしてくれました。うだるような暑さの中、沈んでいた気持ちがとてもさわやかな気分に変わりました。萩原中学校の雰囲気の良さが伝わってくる瞬間でした」といった内容のことが書かれていました。
 地域の見知らぬ方にもしっかりあいさつができる本校の生徒を誇りに思うエピソードでした。

【武豊町立富貴中】富貴ボラの活動

 本校生徒は,礼節を大切にした生活を心がけ,一生懸命に学び,部活動にも励んでいます。今年度,特に大切にしていることは,笑顔があふれ,温もりのある,元気な富貴中生の姿を,校内外にさらに広げていくことです。そんな富貴中の「ちょっといい話」を紹介します。
 今年4月に「自分たちの学校は,自分たちの手でよくしよう」という呼び掛けで,「富貴ボラ」が結成されました。現在64名の生徒が登録しています。そして,「全ては,富貴中生の笑顔のために」というキャッチフレーズをメンバーが考え,活動しています。個人で主体的に行う活動から,参加者を募っての活動まで,活動の仕方は様々ですが,富貴ボラで活動する生徒の「やる気」が,富貴中内外に広がっています。
 校内での富貴ボラの活動では,あちらこちらで伸びる草を取ったり,結露によって浮き上がった床の修繕をしたりする姿が見られました。また,台風が通り過ぎた次の日の朝,校庭に散乱する枝や木の葉を富貴ボラの生徒が集め始めました。その姿を見て,登校してきた生徒が手伝い始め,あっという間に正門から昇降口までがきれいになったこともありました。さらに,雨が降ると水たまりができて運動がしにくいグランドの整備を,100名以上の生徒が参加し,行いましたが,その活動で使う道具の準備や片付けも富貴ボラのメンバーが支えました。
 この他には,地域での海岸清掃に参加し,地域の方とのつながりを深めたり,生徒朝礼で全校生徒に清掃の仕方をレクチヤーしたりして「ちょっといい活動」を進めている富貴ボラです。こんな富貴ボラの活動は,校内に「笑顔と温もりと,元気」を広げるとてもよい活動でした。夏休み中も2週間ほどの活動を展開する「富貴ボラ」から,今後も目が離せません。
 
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【北名古屋市立白木小】いちじく名人に出会ったよ

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 今、3年生の社会科では、地域の特産品である「いちじく」の生産について学習しています。学校の周囲にも多くのいちじく畑があり、子どもたちも当たり前のように毎日、目に触れています。そんな中、子どもたちの学習意欲がとても旺盛な出来事がありました。
 ある日の夕方、「先生、いちじくの先生見つけてきたよ。早く来て。」と職員室に数名の子どもたちが目を輝かせてやってきました。子どもたちに話を聞くと、いちじく畑で仕事をしていた方に、何の躊躇もなく、話しかけ、子どもたちが「いちじくの先生になってほしい。」と頼んだそうです。話しかけられた方も、子どもたちのパワーに押され、「先生がいいよと言ってくだされば、引き受けましょう。」ということになりました。担任は、すぐに、子どもたちと一緒に、いちじく畑に行き、その方に会って、お話をし、とんとん拍子で話が進んでいきました。そして、7月6日(金)の5時限目に、学校に来ていただき、お話をしていただくことになりました。
 子どもたちの意欲とそれを受け止めていただいた地域の方の温かい気持ちに感謝したいと思います。