【愛西市立立田中】やり残した掃除

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 春休みの中学校。一年が終わり、また新しい一年を待つ端境期。そんなのんびりとした学校に、威勢のよい声が響きました。
 「こんにちは。」窓から覗くと十数名の卒業生が笑顔で立っていました。「先生、僕達、やり残した掃除をしたくて来たんです。」 「在学中に先生から清掃活動の大切さを何度も何度も教えていただいたのですが、在学中は、短い清掃の時間で思う存分掃除ができませんでした。卒業してみて、これでもう二度と母校の掃除もできないのかと思うと、たまらなく残念で悔しくなってきたのです。だから、今日は一日かけて母校の掃除、特に学校中のトイレ掃除をしようとみんなで話し合ったのです。」
 こんな爽やかな言葉から始まって、日が暮れる直前まで、彼らは嬉しそうに、勇ましくトイレ掃除に取り組みました。
 その結果、全校のトイレは新品のようにピカピカになりました。溢れる笑顔でお礼を言って、満足そうに帰っていく彼らを夕日が赤く染めました。見送る私は「教師になって本当によかった。」とつくづく思いました。

【東郷町立兵庫小】すみずみピカピカ運動

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 兵庫小学校では、清掃の時間ペア学級で掃除をしています。1年生は6年生と、2年生は4年生と、3年生は5年生と活動を行います。異学年で交流しながら行うことで、助け合うこと、協力し合うことを学び、上級生はリーダーとしての意識を高めています。
 最近では、清掃場所や清掃方法にも慣れ、「何となく」手を動かしているだけの児童が多くなってしまいました。実際に、一見きれいに見える場所でも隅にほこりがたまっていることが多くなりました。そこで、「すみずみピカピカ運動」を一週間行い、すみずみまでピカピカにしようと意識付けをしました。目的をもって清掃し、個人懇談や授業参観の時、お客さんを学校がきれいな状態でお迎えしようという取り組みです。
 「すみずみピカピカ運動」については、ポスターと給食時の放送で児童に知らせ、清掃時間の終わり5分に、全校に音楽を流します。その間は、流し台周りの床、ぞうきんがけの下、ロッカーの中、窓のさん、テレビ台などの細かな部分をきれいにしています。
 どのペア学級も、普段あまり掃除の行き届かない場所を「こんなに汚れていたんだ」と言いながら、協力して掃除を行っていました。

【知多市立新田小】小・中連携あいさつ運動

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 6月12日(火)の朝、知多市新田小学校児童会と知多市立東部中学校生徒会が、連携してあいさつ運動に取り組みました。
 児童会役員の児童が、中学生やPTA役員の方たちと一緒に中学校の東門に並び、登校する中学生に「おはようございます。」と呼びかけました。新田小学校の卒業生でもある中学生も、顔なじみの後輩や懐かしい先生の顔を見つけて、笑顔で「おはようございます。」とあいさつを返してくれました。
 2学期11月に、今度は新田小学校で小中連携のあいさつ運動を行う予定になっています。また、例年12月には児童会が主体となってあいさつ隊を募りあいさつ運動をしています。
 こうした地道な取り組みにより、新田小学校では朝の登校時に「おはようございます。」と元気のよい、さわやかなあいさつを交わす声がだんだん大きく響くようになり、気持ちよく一日のスタートをきっています。

【刈谷市立富士松南小】兄弟学級読み聞かせの会

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 本校では、兄弟学年、兄弟学級を決めて、異学年での交流活動を行っている。6月は、朝の読書の時間をつかって、「兄弟学級読み聞かせの会」を行った。年上の学年が年下の学年に、自分が選んだ本の読み聞かせをするという活動である。6年生と1年生の兄弟学級では、6年生の子が、わざわざ、自分の家から持って来た本を読んで聞かせてくれた子がいた。その本は、自分が小さいときに読んでもらってお気に入りの本で、ぜひ、小さい子に読んであげたいと、ずっと思っていたそうである。この日のために、何度も読む練習をしていた子もいると、6年生の担任から話を聞いた。1年生の担任は、このことを1年生の子どもたちに話した。そして、お礼の手紙を書くことになった。習ったばかりのひらがなで心に残った場面の絵を入れたお礼の手紙が、6年生の心に響くことを信じている。

【岡崎市立六ツ美中部小】学区クリーン作戦

 本学区には、高橋用水遊歩道という名前の立派な遊歩道があり、通学路として利用されています。この遊歩道の真下には、パイプラインが埋め込まれ、その中を高橋用水が流れています。
 梅雨入り前の6月7日に、この遊歩道をきれいにするクリーン作戦を全校で行いました。きれいにしたのは、学校付近の約500メートルに渡る部分です。通学団ごとに移動をして、一生懸命に草取りやゴミ拾いをしました。取った草やゴミは、45リットル入りのゴミ袋に入れました。ゴミ袋は、全部で52個にもなりました。
 本校では、「ちゅうぶだいすき」を合言葉に、緑豊かな地域を愛する心を育てることを、教育目標の一つにしています。クリーン作戦できれいになった遊歩道を見る子どもたちの顔は、達成感で満ちあふれていました。次回は、紅葉のきれいな11月1日を予定しています。この活動で、高橋用水遊歩道が完成するまでの人の思いや苦労にも心を寄せることで、学区の一員として、一層学区を大切に思う気持ちが深まることでしょう。
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【尾張旭市立東栄小】通学班長の責任感

 新学期が始まって間もない頃のことでした。通学団登校もまだ十分慣れていない1年生の女の子が、学校まであと少しのところで転んでしまいました。ひざをすりむき、血が出てきました。それを見ると1年生の女の子は大きな声で泣き出してしまいました。班長の6年生男子が、何とかあやしながら学校まで連れてきてくれました。保健室での手当の間も優しい声をかけながら、心配そうに1年生を見ていてくれました。心細かった1年生も治療が終わりほっとしたのか、笑顔が見られました。心配をかけたお兄さんに申し訳なさそうに「ありがとう」と一言告げて教室に向かいました。
 6年生の班長さんは、「一緒に手をつないで歩いていたから、僕にも責任があるので・・・」と反省をしていました。けがはたいしたことがなく何よりでした。朝から少しさわやかな気分にさせてもらいました。
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【蒲郡市立西浦小】子どもたちの優しさ

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 蒲郡市立西浦小学校は、森と海に囲まれた自然豊かな学校です。タヌキやヘビなども時々顔を出します。年間行事には、自然とふれあう体験が多く位置づけられてきました。最近では、海に親しむ行事が多く計画されています。「三河湾環境チャレンジ 海の環境学習」「アマモの定植、観察会」などはその一環です。自然に親しむ子どもたちには、優しさが育まれています。
 ある日の1年生の授業中の出来事です。自然に恵まれた本校では、教室の窓を開けていると、蝶や蜂が教室に入ってくることがよくあります。先日も蝶が教室に舞い込んで来ました。一人の子どもが「あっ、蝶々さんがぼくたちを見に来てくれた。」と喜びの声をあげたのです。子どもたちは、その声を聞き、いっせいに蝶の方に目を向けました。蝶を見つめるどの子どもたちの表情からも、小さなものを慈しむ優しさを感じ取ることができました。教室にほのぼのとした時間が流れました。担任の先生も、そんな子どもたちの純真な心にふれ、何だか心が温かくなったそうです。
 また、校内で蝶の死骸や魚の死骸をみつけると、職員室にいる先生に必ず知らせてくれます。死骸を袋に入れて大事そうに持って来てくれたり土に埋めてくれたりする子どもの姿を見ると、命を大切にする心が育っているように感じます。
 これからも、地域の方々に見守られ、自然に囲まれ、子どもたちのなかに優しさがいっそう育まれていくことを願っています。

【義務教育課】中日新聞「ヤングアイズ」(投稿欄)より

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 平成24年6月15日(金)の中日新聞・朝刊の「ヤングアイズ」という投稿欄に寄せられた記事を紹介します。この記事は、半田市立宮池小学校の池内友音さんのものです。
 道であった方にあいさつをした友音さんは、誰に対しても礼儀正しく真心をもって接することのできる人なんだなと感心します。それだけでもすばらしいのに、友音さんは、あいさつを返してもらえなかったことを、あいさつの仕方を改める機会になったと、相手の方に感謝しています。
 友音さんの謙虚さと広い心を見習いたいですね。池内友音さん、記事の提供、ありがとうございました。


【義務教育課】中日新聞「発言ヤング」(投稿欄)より

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 平成24年6月15日(金)の中日新聞・朝刊の「発言ヤング」という投稿欄に寄せられた記事を紹介します。この記事は、東海市立富木島中学校の影山 綾香さんのものです。
 同じクラスの人の言葉がけにより、その人と友達になり、不安だった中学校生活が楽しいものに変わったというお話です。綾香さんは、この経験から、相手の立場に立って考え、思いやりの心をもち、その心を言葉によって伝えられる人になるのでしょうね。
 心掛けて、そのような力を身につけたいと思いました。影山綾香さん、記事の提供、ありがとうございました。
 

【半田市立青山中ならわ学園分校】 校長先生から学んだ「素直な心」

 青山中学校ならわ学園分校の校長先生は,少し離れた場所にある青山中学校の校長先生でもあるので,ずっと分校にいることができません。でも,月曜日の生徒朝会には必ず来てくれて,心に残る話をしてくれます。
 今年の話のテーマは,「素直」です。これまでも,素直を題材にした詩や,素直な生き方を諭す松下幸之助の教えなどを紹介されましたが,今週は,「素直な心」を養うことの大切さについてのお話でした。
 まず,素直な人はどんな人か,そして,その反対のひねくれた人とはどんな人かという例を挙げられました。素直な人とは,私心にとらわれず他の人のことも配慮する,だれに対しても何事に対しても謙虚に耳を傾ける,自分の気に入らない人がいたとしてもその存在を認めてお互い和やかにやっていくよう努力する,どのような物事に対しても平静に冷静に対応できる……といった人だそうです。逆にひねくれた人とは,なんでもかんでも人のせいにする,自分のことは棚にあげ人を激しく責める,人が不幸になると「ざまあみろ」と思う,いつもイライラして人間関係のトラブルをしょっちゅう起こす,注意されると逆ギレする……といった人のことです。自分のふだんの言動をあらためて振り返るような,具体的な内容でした。
 そして,「素直な心」の人の何がよいかということについては,「素直な心」の人にはたくさんの人が集まってきて,自分の手助けをしてくれたり励ましてくれること,そして,それは自分の幸せにつながるということでした。また,自分の心を「素直な心」に育てていくための秘訣としては,自分自身がそうなることを強く願っていくことが大事だと教えていただきました。梅雨時で湿度が高く期末テストも近づいてきており,心が不安定になりやすいときですが,これからの学校生活の目標になるわかりやすい話でした。
 校長先生は,朝会の話の内容のポイントを掲示物にして持ってきてくれます。だから,掲示物を見直すことで,朝会の話をあらためて振り返ることができます。ふだんは離れた場所にいる校長先生ですが,17名全員のことをとてもよくわかっていてくださり,修学旅行のおみやげを買ってきたり,朝会以外の日にもこまめに授業でがんばる様子を見に来てくれたりする自慢の校長先生です。
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【江南市立古知野西小】ささやかな思いやり

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 朝の通勤時の出来事です。私の通勤ルートには、毎朝、混雑する交差点があります。渋滞の原因は、道幅が狭く、右折車専用信号や車線がない交差点での右折車によるものです。直進したい車は進むことができず、自然渋滞を引き起こしているのです。朝は、皆、急いでいます。右折車があるたびに進路を阻まれ、どうしても苛々してしまいます。だから、交差点を通過するときに、対向車線の右折車を確認しながらも、流れにのって直進していました。
 その日の朝も、いつものようにこの交差点を通過するとき、アクセルを踏み込もうとしていました。ところが、前の車が停車したのです。数台の対向車が右折していきました。対向車の運転手は軽く会釈をして、感謝の意を伝えています。初めは、「早く行きたいのに、なぜ止まるのだ」と不愉快になりましたが、すぐにそのように思った自分が恥ずかしくなりました。どの人も、朝は忙しくなってしまうもの。それは、右折する車に乗っている人も同じことで、お互いに譲り合うことが大切です。
 私は、自分のことばかりを考えて、自分を優先して、困っている人がいることを知りながらも、譲る行動ができなかったのです。私の前に停まっていた車の運転手は、自然に思い遣りを行動に移すことができる人でした。
日常の中で、悩んでいたり、困っていたりしているのが分かりつつも、自分の都合で、手を差し伸べられない場面が多々あります。わずかな時間を惜しみ、相手のことを考えなかった自分自身が恥ずかしく思いました。私も、自然と思いやりの心を行動に移せる人になりたい。そんなことを強く感じた出来事でした。

【岡崎市立下山小】香りのプレゼント

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 毎年実施されている岡崎盲学校の児童との交流活動が、10年目を迎えました。相互の児童のふれあいを通じて、豊かな人間性を育むと共に、障がいのある児童の自立や社会参加の実態を知り、社会を構成する様々な人々との助け合いや支え合って生きていることの大切さを学ぶよい機会としています。
 今年度も6月13日に盲学校を訪問し、交流を深めました。6月のササユリ訪問では、下山小のササユリ保護活動で育てている香りのよいササユリの花を目の不自由な盲学校の児童へプレゼントしています。盲学校の子ども達も毎年ササユリの香りが届くのを心待ちにしていて、匂いをかいで喜んでくれました。
 プレゼント後、みんなで交流活動を実施しました。交流会では、クイズやゲームをしました。アイマスクを着けてのゲームで、下山の子は、「前が見えなくて大変だった。」「とても不安でこわかった。」と感じ、「盲学校の子は目の分まで、手や足、体全体が敏感に働いているのだ。すごいなあ。」と実感したようです。
 今回も障がいのある児童との心温まる交流ができ、交流会でたくさんのことを学んできました。これからも、心のふれあいを大切にした教育活動を実施していきたいと思っています。

【安城市立丈山小】クリーン活動、ペア学級で学校をきれいにしました!

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 5月30日は、530(ごみゼロ)の日。それにちなんで、丈山小学校でも毎年清掃活動を行っています。昨年までは通学団の集合場所付近(公園、寺、神社、公民館など)の清掃でしたが、今年は場所を校地内としました。また、昨年度から集会などで機会あるごとに取り組んできたペア学級で清掃活動を行いました。
クリーン活動は、美化委員会とボランティア委員会主催の行事です。出発式では、委員長や副委員長がこの活動の目的や注意事項を話しました。
ペア学級は1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生。それぞれが楽しそうに草取りや落ち葉拾いをする場面をたくさん見ることができました。
〈活動の振り返りより〉
・ ぼくは、みんなと協力して落ち葉拾いや草取りをいっぱいしました。これから、毎日の15分間の掃除をきちんとして、丈山小学校をきれいにしたいです。
・ わたしは、花壇の周りの掃除をしました。終わったら、丈山小学校がきれいになったと思いました。これから、ずっときれいな学校が続くように、ごみを見つけたらすすんで拾います。丈山小学校だけでなく、地域のごみもすすんで拾っていきたいです。

【大口町立大口南小】地域の方との結びつきを通して

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「先生,今日水曜日だからボランティアさん来てくれるね!」
 トイレ掃除の子どもたちは,毎週水曜日の掃除をとても楽しみにしています。ボランティアさんたちに「お願いします!」のあいさつをしたら,掃除開始。「ほうきはこうやって掃くんだよ。」「ここをもっとふこうね。」楽しく会話を交わしながらの掃除の時間は,あっという間に過ぎていきます。掃除が終わった後には,「ありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝え,1週間後にまた来てくださることを楽しみにしています。
大口町では,学校支援地域本部事業に取り組み,たくさんの地域の方々が学校支援活動に取り組んでいます。掃除のボランティアを始め,様々なボランティア活動を通して,小学生,中学生を見守り,育てていこうとしています。ボランティアさんとの交流を通して子どもたちの豊かな心も育まれることと思います。そして,子どもたちと地域の方の温かい結びつきが,これからもさらに強くなっていくことを願っています。

【新城市立新城小】小さなリーダー

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 4月。2年生の子どもたちは、進級の喜びに満ちていました。何事にもやる気を見せていましたが、中でも特にはりきっていたのが、低学年のリーダーとしての活動でした。ほんの少し前まで、学校の中でいちばん小さい学年だったのが、新学期から1年生を世話するお兄さん、お姉さんの立場になったからです。
 本校では例年、一週間のうち3日ほど1・2年生だけでの下校を行っています。2年生がリーダーとなり、1年生を並ばせて下校します。先頭を歩く「班長」役には大勢の子どもが立候補しました。
 ゴールデンウィークまでの1か月、教員が下校指導を行ったのですが、1学年上の「先輩」として、きりっとした表情で1年生を並ばせる班長の姿、1年生と手をつなぎ、安全を確かめる2年生の姿は、頼もしく、また、ほほえましかったです。
 2か月がたち、今では子どもだけでの下校となっていますが、わがままを言いたい気持ちをぐっとおさえ、2年生として、下の学年を世話する子どもたちの誇らしい表情が続いています。がんばれ2年生!

【豊橋市立杉山小】ちょっとした優しさ

 本校では、4色対抗の縦割り班での運動会が行われています。
 練習から本番まで、全校種目では、5,6年生が下級生の世話をしながら、学年団の種目では、上の学年の子どもたちが下の学年の面倒を見ながら取り組んでいます。
 そんななか、こんな光景が見られました。
 赤白帽子に縫いつけてあるはちまきが、ほどけていると、「むすんで。」と頼まれなくても、後ろからそっと手を伸ばしてむすんであげる姿。また、帽子取りで転んでしまった子に、「大丈夫だよ。」と優しく声をかける姿。大玉送りで「もう少し頭を下げてね。足は少しひらくだよ。」と教えてあげている姿などなど。
 異年齢集団活動の中、子どもたちの間には、たくさんの優しさがあふれていました。
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【岡崎市立形埜小】親子で金環日食

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 5月21日(月)の朝早く、校内には児童と保護者が集まっていました。金環日食を観察するためです。山間部で児童数の少ない本校では、保護者の方に朝早く児童を学校まで送ってもらい、親子で金環日食を観察しようと、観察会を計画したのです。
 しかし、金環日食直前の時間になっても、空を雲が覆っていました。誰もがあきらめかけた7時29分のことです。なんと雲が切れ始めたのです。そして、「見えるよ!」の声。急いで校庭に飛び出すと、大人も子どもも太陽メガネを通して、太陽の昇っている方角を見ました。そこには、見事にリング状になった太陽が。「わあ!」「すごい!」「きれい!」と方々で感嘆の声が上がりました。しばらく世紀の天体ショーにみんなが見とれていました。
 岡崎市で金環日食が観測されたのは実に932年ぶりのことだそうです。しかも、この日、岡崎市内でも雲によって観察できなかった学校も多く、本校で観察できたのは本当に幸運なことでした。自然のすばらしさを感じるだけでなく、それを親子で観察できたことは、とても有意義なことでした。翌日には、「親子で観察できたことで、すてきな思い出になりました。」と手紙を書いてきた保護者もいたほどです。
 子どもたちには、親子で体験したこのすてきな思い出をいつまでも忘れないでいてほしいです。

【みよし市立南部小】心和む学級通信

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 今年度、南部小学校では、いくつかのクラスで学級通信が発行されている。手書きのものもあれば、パソコンで作成した写真入りのものもある。いずれの通信からも、子どもたちの生き生きとした様子や担任の思いが伝わってくるので、きっと保護者のみなさんも楽しみにされていることだろう。
 職員室でも学級通信の交換や配布がされていて、もっぱら読ませていただくだけの私だが、いろいろな先生方の子どもに対する温かい思いにふれると、一日の疲れも取れ、心が和んでいくのを感じる。
 そんなわけで、今回はある高学年の学級通信「にこにこ畑」の一部を紹介する。
「子どもたちの元気さ、そして食欲に毎日驚いています。給食の食缶もあっという間に毎日空っぽです。先日はサラダをめぐって、二人の子が言い合いをしていました。『俺の野菜だぞ!』『違うぞ。俺の野菜だぞ!』。
 キャベツの千切り一本が大事です。コーン一粒が宝です。少しやかましいけれど、私は、そんな子どもたちがうれしくて、野菜を育ててくださった農家の方にも、給食を作ってくださった調理員さんにも、給食が大好きで大好きでけんかをしている二人の姿を見てもらいたかったなあと思いました。」           

【稲沢市立清水小】「かけがえのない『ワンピース』」

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6月4日(月)の全校朝礼で校長先生がこんないい話をされたので紹介します。
 この日、校長先生は朝礼の場で1枚のジグソーパズルを手に持って紹介されました。これは、校長先生のお子さんが小さい時作ったものだそうです。
子どもたちはどんなお話なのか興味津々。
そこからお話が始まりました。 

 前略・・・みなさんは、ジグソーパズルを知っていますね。これは、一つ一つ形が違っていて、よく似ていますが同じものは一つもありません。だから、一つでも欠けたら絶対に完成しません。この一つ一つをピースといいます。
 クラスや学校も同じです。その中にいるみなさんも顔や形、性格はみんな違います。でも、みなさん一人一人は、クラスや学校にとってなくてはならない大切な一人です。必要な人ばかりです。
 みなさん一人一人が、クラスや学校を完成させ、より素晴らしいものにするための大切なワンピースなのです。
  One for all,all for one.
 一人はみんなのために  みんなは一人のために
そういう思いをしっかりもって、クラスのため、学校のため、そして、自分のためにもきちんと行動してください。

 この話を聞いた子どもたちは、お話が終わると「よし、やるぞ!」といった表情で体育館を後にしました。

【美浜町立野間中】「草取りばあさん」からのお手紙

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 学校に一通のお手紙が届きました。差出人名は「草取りばあさん」。
 女性が畑で草取りをしていたとき,付近を通行した生徒の様子が綴られていました。
 生徒は,立ち止まり,目を見て,頭を下げ,しっかりとその女性にあいさつしたそうです。このことに対するお褒めのお手紙でした。その生徒の明るい未来に太鼓判を押していただくとともに,家庭でのしつけや学校の指導にまで称賛していただきました。きっとそのあいさつを通して,両者の間には心に温かいメッセージが交わされたに違いありません。
 「草取りばあさん」様はもちろん,生徒一人一人に対して,地域で温かく育んでいただける皆様に心から感謝を申し上げます。
 野間中学校では,毎朝,元気なあいさつから一日が始まります。
「おはようございます!」生徒はキラキラ光る笑顔であいさつします。
「おはよう」「こんにちは」「さようなら」。交わす言葉の一つ一つには,メッセージが込められています。これからも学校・家庭・地域で,その子に合わせたメッセージを伝えていきたいです。