【半田市立乙川東小】あいさつ

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 「おはようございます!」乙川東小学校校門前で元気な声が飛び交います。一日が始まるぞ、今日も元気いっぱいがんばるぞ、という気持ちでいっぱいになります。
 あいさつについて、全校朝会でこんな講話がありました。「あいさつは人のためだけじゃなく、自分を相手に売り込むための手段でもあるのです。『おはようございます。私はあなたに好意をもっていますよ。だからよろしくお願いします。仲良くしてくださいね。』あいさつにはこれだけのことが含まれているのです。」
 講話の最後には、1編の詩の紹介がありました。1年生の児童が書いた詩です。

 『あいさつ』
  「おはよう」というと 目がさめる
  「いただきます」というと おなかがすく
  「ありがとう」というと きもちがいい
  「ごめんなさい」というと ほっとする
  「おやすみなさい」というと いいゆめみられる
  あいさつってうれしいな

 あいさつは、理屈抜きに「うれしい」ものです。あいさつはしてみることで、その良さがわかるのです。これからも元気いっぱいのあいさつが飛び交う乙川東小学校でありたいと思います。

【豊田市立寺部小】あいさつは心を温める

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 研修後の帰り道での出来事です。
 研修が終わり、徒歩で家路に向かっていたときのことです。自転車に乗った中学生がやってきました。時間から考えて、部活動が終わり、家に向かっている途中だと思いつつ歩いていると、「こんにちは」という中学生から声が聞こえました。まったく面識もない中学生でしたので、自分の後方にいる人にあいさつをしたのだろうと思い、後ろを振り返るとそこには誰もいませんでした。自分へのあいさつだったと気付き、あわててあいさつを返そうとしたときには、その中学生は通り過ぎていました。
 あの中学生は、見ず知らずの私にあいさつをしてくれたんだという想いが、疲れた体にエネルギーを注入したかのように、すがすがしい気持ちにしてくれたのです。そのため、6kmという帰路を軽快に歩くことができました。このような爽快感は久しく味わったことがなく、この日の出来事は私の宝物になりました。
 あいさつについて考える場面で、子どもたちにぜひ伝えたい私の経験です。

【岡崎市立城北中】ねずみグループ

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 本校には、クラス単位で学区を清掃する「ねずみグループ」というボランティア活動があります。現在は、隔週土曜日、午前7時に集まり、約1時間清掃を行っています。(写真は5月12日に行われた活動の様子を写したものです。) この活動は以下のように始まりました。
 昭和38年、学区のバス停に「ねずみグループ」と書かれた空き缶の吸い殻入れが取り付けられました。これを見つけた街の人々は、「これは城北中学校の生徒がやったのではないか」と本校に問い合わせてきました。先生たちはすぐにそれぞれの学級で聞いみましたが、名乗り出る生徒はいません。そうしているうちに、当時3年8組の生徒が次のように生活ノートに書いて来ました。
 「黙っていると、先生が何度も聞かれるのでお話しします。でも、このことはみんなには知らせないでください。20日ほど前のことです。ぼくは耳鼻科の医者へ行こうとしてバス停で待っていました。その時、おとなたちがタバコをふかし、その吸い殻を無造作に捨てているのを見ました。『火事の原因はこんなところにある』と感じたぼくは、医者から帰ると、さっそく缶詰の空き缶に針金を通して、夜になってから能見町のバス停に取り付けに行きました。
 あくる日、バス停に行ってみると、ちゃんと吸い殻が入れてありました。ぼくは、自分のしたことが少しでも役に立ったのだと思うとうれしくなりました。それで、また空き缶を探して、近所のバス停に5つほどつけたのです。(後略)」
 ひとりの生徒の小さな善意は、やがて瞬く間に広がり、49年のときを越え、現在に受け継がれています。ねずみグループという名前は、「よいことをねずみ算式にどんどん増やそう」という願いからつけられました。素晴らしいネーミングです。この活動がさらに広がることを願っています。 

【春日井市立岩成台西小】「あったかいな!6ねんせいのせなか!!」

 本校では、毎年4月はじめに児童会主催の「1年生を迎える会」が行われています。今年も1年生は6年生のお兄さん・お姉さんにおんぶしてもらい、会が行われる体育館へ入場してきました。前日から「6年生がおんぶしてくれるんだって!」と聞いて、わくわく胸を弾ませて待っていた1年生。ちょっと照れながらもとても嬉しそうでした。 体育館へ入場すると、1年生一人一人の名前が呼ばれ、全校児童の前で紹介されました。児童会執行委員の学校生活紹介パフォーマンスと共に、「小学校は楽しいところだよ!」という替え歌を、2〜6年生からプレゼントしてもらいました。最後に1年生は6年生とペアになって「王様ジャンケン」に参加して楽しみました。
 6年生も、みんなが楽しんでいる姿を見てとても満足そうでした。岩西小学校では、このような活動を大切にしています。
          
○ 6年生の作文
 わたしは、1年生をおんぶする前、とても緊張していました。「ちゃんとおんぶし て運べるかな?」と心配していました。1年生は、身長も小さくて、軽くて、「わた しも1年生の時はこんな感じだったかなあ?」と思いました。1年生の時は、5年生や6年生はとても大 きくて、やさしくて、たのもしかったです。今は、わたしが1年生にとって、やさしくて、たのもしい存在になれるように、がんばりたいと思います。


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【岡崎市立矢作南小】お兄さん お姉さん ありがとう

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 「おはようございます」
 毎朝1年生の教室から元気のよい声が聞こえてきます。1年生の世話をしている6年生たちの声です。1年生の横にすわり、教科書やノートのしまい方を教えている子。ロッカーにランドセルを入れようとしている1年生に
「かぎが奥になるように入れるんだよ」
と声をかける子。どの6年生も困っている1年生を見ると、すぐに声をかけて手伝っています。
 掃除の時間にも手伝いに来ています。
「ほうきは右から左へ掃くんだよ」
と1年生の先頭に立って掃いています。
「窓のさんの上の方は手が届かないから、お姉さんがやってあげるね」
と言って、代わりにふいています。1年生の子もにこにこしながら、一緒にほうきで掃いたりそうきんがけをしています。
 6年生が教室へ戻るとき、
「お兄さん、お姉さん、ありがとうがいます」
という1年生の元気な声が聞こえてきました。6年生の顔がにこにこしながら恥ずかしそうです。
 ホッと温かい気持ちになる一瞬です。

【犬山市立楽田小】「学校のトイレをピカピカに」

 授業参観などで来校された保護者の方から,トイレが「臭い」「汚い」という声を聞くことがありました。校舎の老朽化や日頃の児童の手ではなかなか行き届かない部分があることを知ったPTAの方々。去る3月3日(土),「どれくらい汚いのか。」「どれくらいきれいになるのか」を実証するため,PTA活動としてトイレ清掃活動を企画して下さいました。
 当日は,47名の保護者・児童と10名の先生が参加し,1時間ほどの清掃作業を実施しました。普段子ども達だけではできない,便器の中や裏側の掃除,さらには配水管内にたまった尿石までとっていただきました。 おかげで,見違えるようにトイレはピカピカになり,臭いもなくなりました。
《参加者の声》
・ 公衆トイレより汚いくらいでびっくりしましたが,掃除をしているときれいになる
のが嬉しく,愛着がわいてきました。古いのでとれない汚れや臭いもありますが,
古い物を大切に使う心を育てるのには良いかなあと思いました。(1年保護者)
・ トイレがきれいになってよかった。排水口のにおいがすごかった。来年やるな
らもっときれいにしたい。(3年児童)

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【大府市立大府中】寒苦鳥

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 昔、インドの雪山に、寒苦鳥と呼ばれる鳥が夫婦で暮らしていました。雪山とはいえ、昼間は太陽が出てとても暖かくなるので、気持ちよく歌を歌ったり飛び回ったりしてのんびり過ごします。ところが夜になると他の鳥たちは自分の巣に戻りますが寒苦鳥には戻る巣がありません。なぜなら寒苦鳥は巣を作ることを怠けていたのです。
 雪山ですから夜はものすごく気温が下がり、厳しい寒さが鳥たちを襲います。妻は「ああ寒い。寒くて寒くて凍えそうだわ」とブルブル震えながら夫に訴えます。夫は「夜が明けたら巣を作ろう」と、遊びほうけていたことを反省し、妻をなだめました。
 ところが、夜が明けると太陽の暖かさに前の日のことを忘れて、いつもと同じように遊び回るのです。こうして毎日毎日同じことを繰り返し、ついに寒苦鳥は巣を作ることなくむなしく一生を終えました。というお話です。
 この話を通して、自分自身の日常を振り返ってほしいと思います。多かれ少なかれ誰にでも、今日やるべきことを明日に延ばして後悔する寒苦鳥のような心があるのではないでしょうか。私の心にも寒苦鳥が住み着いていて時々苦労します。が、寒苦鳥に支配されていて進歩が全く見られないようなことでは困ります。
 特に3年生の皆さん。あなたたちは、卒業後の進路を決定するにあたって、後がないところまで時間が迫っていることを自覚しなくてはなりません。そして心の中の寒苦鳥を追い払って、目標を達成するために今なすべき事に全力を尽くしてください。2年生の皆さんも、まだ時間はあると、たかをくくっていてはいけません。1年生も同じです。
 一人一人が具体的な目標をもち、寒苦鳥になることなく有意義な1年を過ごしてくれることを期待します。

【津島市立南小】 あなたの誕生日はいつですか?

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 誕生日は、一人一人が大切にしている特別な日です。他の人には、何気ない普通の日でも、自分にとっては特別な日、それが誕生日ですね。あなたが生まれてきた日は、どんな日だったのでしょう?よいお天気だったのでしょか?それとも雨ふりだったのでしょうか? あなたは、きっとたくさんの人に見守られながら生まれてきたことでしょう。あなたが生まれてきたことは、家族だけではなく周りの人も幸せにする、この上ない喜びだったにちがいありません。
 6年生の国語の教科書に「生き物はつながりの中に」という説明文が載っています。このお話は、ロボットと生き物の違いについて書かれたものです。生き物の特徴の1つとして、ロボットとは違い、過去の生き物とつながっているということが挙げられています。
 「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」という絵本を知っていますか?この本は「ねえ、おじいちゃんのおとうさんはどんなひと?」という言葉から始まっています。さかのぼっていくと、お侍さんの時代や原始時代までたどり着きます。この本の主人公と同じように、あなたの命は、ずっと昔の人からつながっているのです。そして、この先、未来の人へとつながっていくのです。つまりあなたは、おじいちゃんやおばあちゃん、それよりずっと昔からの命を受け継ぎ、未来へとバトンを渡す、という大切な役目をもって生まれてきたのです。
 だから、あなたが生まれたことは、とても素晴らしいことであり、そのあなたが生まれた記念すべき日である「誕生日」は、大切な特別な日なのです。

【刈谷市立刈谷南中】刈南スピリット賞

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 昨年度、本校ではこんな「ちょっといい話」がありました。
・下校途中に、川に落ちた小学生の靴を、川へ降りて拾った数名の女子生徒がいた。
・朝の登校時に、道路で立ち往生していた軽トラックを押して、他の自動車の邪魔にならないところまで移動させた数名の男子生徒がいた。
・下校時に、通学路に落ちていた給食の白衣を拾って持ち帰り、自宅で洗濯をして学校へ持ってきた女子生徒がいた。
 どの生徒も、自分の判断で、よいと思った行動を取った結果でした。自主的な行動だったので、もちろん本人たちは学校へ報告もしていません。いずれも、地域の方から連絡を受けてわかったことでした。
 このような、ちょっとした思いやりの行動を見せた生徒に対して、本校では昨年度から「刈南スピリット賞」という賞を授与することにしました。生徒たちのこうした行動が広がり、ますます地域に愛される生徒が増えてほしいと考えています。
 

【あま市立美和中】こんなお電話をいただきました

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「こんにちは、美和中学校です」
「もしもし、私は美和に住む一市民です。今日は、涙が出るくらいうれしいことがあったので電話をしました」
電話をかけてくださったのは、木田駅の近くにお住まいのAさんでした。その内容は次のようなお話でした。

 Aさんは、足の具合が悪いおばあさんです。ある日のお昼ごろ、通院先の病院からの帰りに木田駅に着きました。足の具合が悪いうえに、84歳という高齢のAさんは、腰を深く曲げながら両手いっぱいの荷物を持って、プラットホーム西側の陸橋を上り下りしなければなりません。今のAさんには、とても大変なことです。
 「どうしよう」と思ったそのとき
「おばあさん、荷物を持ちましょう」
という声がしました。見上げると背の高い、制服をパリッと着た男子中学生がAさんを笑顔で見ています。Aさんの胸からうれしさがこみ上げてきました。男子中学生は、Aさんの荷物を持つと、ゆっくりゆっくり一歩ずつ陸橋の階段を上り、改札まで一緒に歩きました。
「ありがとう、どこの中学校なの」
「美和中です」
男子学生は、名前も名乗らずに行ってしまいました。Aさんは、うれしくて家に帰っても涙が止まらなかったそうです。

 この日は、高校入試の出願日でした。きっとその帰りだったのでしょう。地域からの電話というとお叱りの電話が多い中、生徒の善行に地域の方から深い感謝の言葉をいただきました。Aさんと同じように、私たちにとっても、うれしく、かつ誇りに思える出来事でした。

【新城市立新城中】共に 汗する さわやか 新中生

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 本年度の新城中学校の教育目標となる“めざす生徒像”は,「共に 汗する さわやか 新中生」です。
そこに掲げられた「さわやか 新中生」の具体的な姿のひとつとして,「元気なあいさつができる生徒」を育てたいと思っています。そのためには,まず,生徒以上に職員が元気にあいさつできることが必要不可欠なことと考え,職員同士が,率先して大きな声であいさつを交わすことに取り組んでいます。
朝,出勤して職員室に入ると,あちらこちらから大きなあいさつの声がとんできます。そうした職員の声につられてか,生徒たちからも,それに負けないくらい大きな声の,元気のよいあいさつが聞かれるようになってきました。新年度がスタートしてまだ3週間ですが,昨年度に比べて,気持ちのよいあいさつができる生徒も確実に増えてきたように感じます。
「率先垂範」の大切さをあらためて感じるとともに,この1年でどれだけ多くの「さわやか新中生」の姿を見ることができるか,今から楽しみです。

☆さわやか新中生☆ …… 学級通信から
○家庭訪問中,学校帰りのM君発見!「道を教えてほしいんだけど」とお願いすると,「いいよ!」と元気な返事が。その後,先生の運転する車の前を誘導するように,走って道案内をしてくれました。
○NさんとMさんに部活動の春季大会の参加申込書の提出チェックをお願いしておいたところ,「先生,部活動ごとにまとめておきました!」の声。本当に助かりました。