【田原市立六連小】「あいさつは、大切な言葉」

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 先日、私がゴミぶくろを地区のゴミステーションに運んでいたときのことです。金曜日の夜、急に片付けを思いついたので、土曜日の朝はゴミの量が普段に比べて多くなってしまい、私は両手に大きなゴミぶくろを持ち、運んでいました。重かったので途中で休憩していると、向こうから小学生がやってきました。その子は、私を見ると元気よく「おはようございます」 と笑顔であいさつしてくれました。わたしも「おはようございます」とあいさつを返しました。その子のあいさつがとても気持ちよかったので、今まで重たいと思っていたゴミぶくろが、少し軽くなったように思いました。
その後、買い物のために、町に車で出かけました。交差点まで来ると信号が変わったので、止まりました。そこへ自転車に乗った中学生がやってきました。その中学生は、横断歩道の所で自転車を降り、引いて横断歩道を渡り始めました。その様子を感心して見ていると、その子は私の方を向き「ありがとうございました」と言って通り過ぎて行きました。その言葉を聞いて、私は何か温かいものを感じました。そして、その日は一日、楽しい気分で過ごすことができました。
 「おはようございます」「ありがとうございます」など、あいさつは短い言葉ですが、あらためて大切な言葉だと思いました。

【田原市立若戸小】校長先生の卒業式

 「校長先生、全校のみなさんは席についてください。」
 3月15日の卒業式予行演習のあと、突然6年生の前期児童会長が前で指示を出しました。6年生の後期児童会長ともう一人の子が壇上に上がっていき、同時に前期会長が「今から校長先生の卒業式を始めます。」と一声。
 予行演習が終わり、一旦緩んだ空気がもう一度引き締まりました。続いて「校長先生は、先生として38年間つとめられ、今年で教員生活が終わります。お世話になった校長先生に感謝の気持ちをこめて、少し早いですが、卒業式を行います。」との言葉。唖然とした校長先生は驚きながらも子どもたちの指示に従って壇上へ。壇上では先に上がっていた2名の子からそれぞれ、手作りの卒業証書と校長先生のイラストの入った色紙が渡されました。この頃になると、校長先生の目も心なしか「うるっと」してきたように感じました。そんな中でも、さすがは校長先生、子どもたちへのお礼と今の所感をかたってくれました。
 その後、校長先生、退場。子どもたちが真ん中を向いて作った花道を「スマイルアゲイン」の歌声に包まれながら、ゆっくりと進んで行かれました。1年生から6年生88名の中の多くが泣き、涙を流していました。職員の私たちもつい、うるっとしてしまうような感動の場面でした。
 子どもたちを退場させた後、職員室へ戻る途中、1年生の教室から大きな声。何事か、と思い、急いで行くと、校長先生との別れの切なさに教室へ戻ってからも号泣している子が2,3名。何と感情豊かな子たちでしょう。
 こんな素朴で素直な子どもたちに囲まれ、生活している私たち職員の幸せをあらためて感じた瞬間でした。
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【春日井市立丸田小】奉仕作業で母校に恩返し

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 本校では、卒業を間近に控えた6年生が毎年、奉仕作業を行っています。
 今年度は、3月6日(火)の5・6時間目に行いました。当日の朝、雨が残り、心配していましたが、午後にはすっかり晴れ、気温も上がり、絶好の作業日和となりました。6年生105名全員が、廊下、階段、昇降口や特別教室に分かれて、雑巾でから拭きや水拭きをしたり、ワックスがけをしたりしました。がんばっている児童と、あとわずかしか一緒に過ごせないことは本当に寂しい限りです。そして、児童の感想は、とても心に響くものでした。
(児童の感想)
「作業していると、学校で過ごした日々が思い浮かびました。卒業の実感がわいてきて、
だんだん悲しくなったけど、感謝の気持ちを込めてきれいにしました。」
「昇降口のマットの下は汚かったが、がんばってきれいにしました。普段見えないところがきれいになって気持ちよかったです。これからもきれいな学校であってほしい。」
「すごく大変だったけれど、少しは学校に恩返しできたかなと思いました。新しく入学する一年生に喜んでほしいです。」