【犬山市立犬山西小学校】情報モラル教育の取組

 今日、多くの小学生が、情報ネットワークを利用しています。本校にも、スマートフォン、パソコン、ゲーム機などを使い、情報ネットワークを利用したことがある児童が多くいます。そのような中で、情報モラルの必要性を強く感じます。
 5年生は、夏休みの直前に、道徳科で「インターネット上のマナー」という学習をしました。インターネットの特性を学んだ上で、「SNSなどで画像や動画を掲載するときに、場所が特定されるようなものを撮影しない」「顔を撮影しない」「他人を無断で撮影しない」などについて学びました。
 6年生では、教材「気に入らなかった写真」で、インターネット上で問題になる肖像権や著作権について学びました。
 授業後の感想には、「顔を合わせないことで、誤解が生じてしまうことが改めて分かった」「名前を隠して情報を拡散されるから怖い」「名前を出さずにいじめが起こってしまう」「動画投稿サイトでは、場所を特定されてしまうから、個人情報は掲載しない方がいい」「SNSの特性をしっかり学んだ上で、責任をもって利用しなければいけない」「スマートフォンは、もう少し成長してから持った方がよい」などが書かれていました。
 インターネットを利用するときには、「インターネットの向こうには人がいる」「便利だからこそ使い方を間違えてはいけない」ということを常に忘れず、相手の立場になってやり取りする姿勢が大切だと考えさせるよい機会になりました。

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【安城市立安城北中学校】2年生の情報モラル教室

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 本校では、講師を招いて、スマートフォンの正しく安全な使い方を教えていただきました。ドラマやクイズなどを交えて、実際に身近に起きている問題について考えました。
 愛知県内で犯罪に巻き込まれる中学生の多くが、SNSがきっけとなっていることに驚いた様子でした。「個人情報を特定できる写真や書き込みをしない」「インターネット上のやり取りでは、実生活以上に言葉の使い方に気を付けなければいけない」などと感想に書く姿が見られました。
 安城市では、市内の中学生の代表が集まり作成した「携帯スマホ宣言」が、教室に掲示されています。携帯電話・スマートフォンは便利ですが、使い方によっては人を傷つけることになります。トラブルを避け、自分だけでなく友人も守る使い方について、考え続ける環境の必要を感じました。

【瀬戸市立水野中学校】スマホ・ケータイ安全教室

 1年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。この教室は、通信サービス会社の方を講師に迎え、瀬戸市人権擁護委員会の事業の一環として実施されました。SNSを介してのいじめの問題や、中高生をねらう犯罪が、全国で起きています。スマートフォンに潜む危険性や注意点などを、イラストや実例を交えて説明していただきました。
 個人情報を公開することの恐ろしさ、マナーやルールを守ることの大切さは、生徒たちによく伝わったことでしょう。近年、生徒の間でインターネットを使う時間が増えています。今回の講義で聞いたことをしっかり守って、安全に利用してほしいと思います。
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【一宮市立北部中学校】年間を通して情報モラルについて学ぶ取組

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 本校では、年々、生徒のスマートフォンの所持率が上がっています。そこで、年間を通して、全校朝礼の場で、ICT支援員を招き、情報モラル授業を定期的に行っています。
<実践の内容>
1.「中学生でも問われる責任」について
 スマートフォンの使用時間が、学力に大きく影響するということが、データを見てはっきりと分かりました。また、SNSによる「いじめ」がどんな罪に問われるのか、具体的な事例とともに分かりやすく説明されました。「ごめんなさい」では済まない年齢になったということを自覚するよい機会となりました。
2.「課金」について
 「もう少しだけ」という感覚で続けていくうちに、取り返しのつかない金額になってしまう事例が紹介されました。また、「どうして無料でゲームができるゲームがあるのか?」など、生徒にとって身近な話であり興味を示して講話を聴いていました。
<生徒の感想>
 スマートフォンやタブレットを身近に使う自分たちにとって、ふだん見えるメリットだけでなく、デメリットや使用する責任を知るよい機会になりました。

【尾張旭市立東栄小学校】スマホ・ケータイ安全教室を実施して

 本校でも、スマートフォンや携帯電話を持っている児童が増えてきており、インターネットを利用したゲームで遊んでいる児童もいます。また、それらを利用する中で、少なからずトラブルも起きています。
 そこで、スマートフォンや携帯電話を使用する上でルールを知り、マナーを身につけてほしいという思いから、講師を招き、3年生から6年生を対象に、学年に応じた内容で、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。また、保護者にも呼びかけをして参加を促しています。
 子供たちが、これからスマートフォンやインターネットなどを使用するときに、特に気をつけることを中心に話をしていただきました。特に、「SNSの危険性や情報を投稿する際の個人情報の取扱い」「無料通信アプリなどでの言葉のやりとりによるトラブル」など、動画を使って分かりやすく説明していただき、子供たちは、自分にも起こりうるということを実感したようです。また、フィルタリングについても知り、自分の身は自分で守ることが大切であるということも分かりました。子供たちの感想からは、「SNSや無料通信アプリでは、コメントを書いたり、写真を載せたりしますが、相手が嫌な気持ちにならないようにコメントを書きたいです。また、情報を投稿する際には個人情報が特定されないようにしたいです」「インターネットは、正しく安全に使えば、便利で楽しいものになるけれど、間違った使い方をすれば、悲しい思いや怖い思いをするので、正しく安全に使いたいです」と、学んだことを、これからの生活に生かしていこうとする気持ちが伝わってきました。
 これからますます、子供たちは、スマートフォンや携帯電話、インターネットを利用していきます。ルールやマナーを守って、楽しく便利なツールとして活用していけるように家庭とも連携していきたいと思います。

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【津島市立高台寺小学校】スマートフォン安心安全講座

 毎年、長期の休み期間に入る前には、5・6年生を対象に、情報モラルの学習を行っています。休みに入ると、子供たちは顔を合わせることが少なくなる反面、ネット環境が普及し、いつでも連絡を取り合うことのできる安心感をもつこともできています。しかし、インターネットを使い慣れていない子供たちは、多くの危険が潜んでいることさえ知らない子も多くいます。そこで、自分にも起こり得る身近なトラブルに気付き、トラブル回避に向けての知識を身に付けるために、子供たちの関心の高いアプリ関係会社より講師を招いて、講演を行っていただきました。
 「インターネットを利用するときに気を付けること、考えること」をテーマに学習を深めていきました。たった一つの言葉でも、発信者の思いと受信者の思いとは必ずしも同じでないことを理解してもらうために、トラブルの実例の説明を受けたあと、代表児童にキャッチボールをしてもらいました。実演を通して子供たちは、初心者や高齢の受け手であれば、その人が受け取りやすいように考えて投げないとうまくできないことを学ぶことができました。
 また、文字だけで表された言葉は、発信者の感情が十分に表現されないため、受け手には誤解されやすいことを、表情を付けずに対話してみることで体感することができました。「インターネットやSNSにおけるコミュニケーションで陥りやすいトラブルの原因を知り、巻き込まれないようになりたい」「自分が受け取る側になったつもりで、メッセージを発信したい」など、休み期間の注意点に自ら気付くことができました。コミュニケーションの在り方を「自ら考える」貴重な時間となりました。
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【豊根村立豊根小学校】パソコン、タブレットを使ってできることって、何?

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 本校では、1〜6年生が、授業内容に応じてパソコンやタブレットを活用して学習しています。主に、調べ学習では、インターネット、算数や理科では、サーバー上の練習問題を解く「自学」などの場面でパソコンを活用します。体育の授業では、友達と互いの動きをタブレットで動画を撮影し合い、自分の動きを振り返った上で改善するようにしています。このように、本校の子供たちにとって情報機器は、非常に便利で身近なツールであるといえます。
 そこで、情報機器に関する使い方について考えさせる授業を行っています。5年生の社会科では、「情報ネットワークを取り巻く諸問題」を知り、自分たちはどのような危険から、どうやって身を守る必要があるのかを話し合いました。現状では、自分専用のスマートフォン・携帯電話を持っている子供はいません。氏名や住所などの個人情報を入力などが求められたら、それ以上の操作は行わないことなどを確認しました。6年生の道徳科では、携帯電話の適切な使い方について意見を出し合いました。携帯電話を使うことが悪いのではなく、使い過ぎてしまうことが問題で、自分をコントロールすることが大切であるという考えに全員が賛同しました。
 今後も、各学年の発達段階に合わせて、情報機器の利点を生かして活用する力を育みながら、安全で安心な使い方を身につけさせていきます。

【岩倉市立曽野小学校】 情報モラルに関する取組

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 本校では、携帯電話会社による「スマホケイタイ安全教室」で、3〜6年生を対象に、インターネットや携帯電話を使う上での注意点や危険性についての話を聞きました。携帯電話やスマートフォンを用いたインターネットに関わる最新の事件や犯罪についての現状を知り、トラブルに巻き込まれないように、児童の意識を高めることを目的として行いました。スマートフォンのSNSをきっかけにしたトラブルが、中学年にも広がっていることから、今年からは、中学年もこの教室に参加することにしました。
 中学年の内容は、肖像権や著作権について、基本的なインターネットのルール(主に個人情報の取扱いや、むやみに情報を載せないこと)を押さえて、SNSに載せる写真の扱い方などを習いました。具体的には、写真や個人情報をSNSなどに載せることで、不審者につきまとわれたりする危険性があることを習いました。
 高学年の内容は、中学年の内容に加えて、SNSでのマナーについての内容があり、トラブルにならないための方策が中心でした。例えば、無料通信アプリ上で交わされるメッセージの言葉の間違った解釈や誤解から、人間関係を悪くしたり、暴力事件に発展したりする事例が紹介され、さらに、携帯ゲームで課金したり、ゲームに縛られたり、正常な判断ができなくなったりした事例を聞きました。加えて、自分の個人情報を不用意にSNS上に書き込んでしまい、そのために不特定多数から被害を受けた事例や、SNSで知り合った人とのやりとりから起きたトラブルの事例などから、対応策を話していただきました。
 この「スマホケイタイ安全教室」には、児童だけでなく、希望した保護者にも参加していただき好評でした。

【西尾市立中畑小学校】情報モラルを学習しました

 現在、多くの小学生が、スマートフォンなどの端末を持ち、インターネット、ゲーム、SNSをしています。使い方を誤ると、事件に巻き込まれたり、友人関係でトラブルを起こしたりするなどの危険性を持っています。
 今年度は、「人権教室」として、情報モラルを専門的に指導している方を招いて、6年生を対象として学習しました。個人情報についての講話では、写真をアップするときの注意点、SNSにおける会話文の注意点、危険なサイトなどについて学習しました。特に、会話文については、あいまいな表現による勘違いや、言葉足らずによるトラブルなどについて学びました。
 児童の感想には、「『いいよ』という言葉には、二通りの意味があり、注意して使いたいと思いました」「メールは、きちんと最後の言葉まで使って、文をつくりたい」「相手を傷つけるような文は、書かないようにしたい」「お互いに楽しくなるような文にして、気持ちよくSNSをやりたい」などと書かれていました。
 SNSの危険性を学習し、気持ちよく上手に使っていきたいという気持ちを高めることができました。

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【犬山市立東部中学校】情報モラル教育の取組

 近年、スマートフォンなどの情報端末を生徒が保有する率が高まり、インターネット上でのトラブルも増加してきていることが大きな問題となっています。その問題への対策として、本校が、毎年継続して実施している情報モラル教育の取組を紹介します。
 6月には、「電子メールやSNS、掲示板などによるトラブルについて」というテーマで、学年を問わず、全ての学級において、担任と情報機器の専門家によるティーム・ティーチングの形態で道徳科の授業を行いました。
 12月には、前述の専門家を講師として、保護者と全校生徒を対象とした「情報モラル研修会」を行いました。研修会では、実際に起きている様々なトラブルが紹介され、それらを未然に防ぐ方法の説明がありました。2月の入学説明会の際には、同様の研修会を、入学予定の小学6年生児童とその保護者を対象として実施しました。
 これらの取組を継続してきたことで、生徒はもちろん、保護者の意識も高まってきていることを感じています。今後も、テーマや研修内容を吟味しつつ、更に充実した取組にしていきたいと思います。
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【岡崎市立額田中学校】1年生授業実践「無料通信アプリのトラブルをさけるには?」

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 NHK for Schoolの番組「いじめをノックアウト」より、「無料通信アプリのトラブルをさけるには?」の題材を活用して授業を行いました。本授業では、「自分の判断、行動した結果に責任をもとうとする道徳的判断力の高まり」をねらいとして実践しました。
 無料通信アプリでのトラブルを避けるため、あるグループの無料通信アプリの状況を再現して、どう返信をしたらグループみんながハッピーになれるのか。小集団の中で意見を出し合い、それぞれの意見がどんな結末になっていくのかを予想しながら考えていきました。自分が送ったメッセージの内容によってグループのメンバーがどう感じ、グループ全体にどう影響を与えてしまうのかについて、他者の意見を聞くことで、多様な捉え方があることを実感していました。
 授業後の生徒の感想には、「自分の考えだけでなく、友達の考えも聞くことで、自分にとってはよかれと思って送った内容でも、違う人が見たらよく思われないことがあることが分かった」「軽はずみな言動が、いじめにつながっていく怖さがあることを改めて感じた」などがありました。このような感想から、自分の判断や行動に責任をもつことの大切さに気付き、ねらいとする道徳的価値意識の高まりを感じました。

【あま市立篠田小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 4年生では、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。学習の中で、子供たちにアンケートをとると、90パーセント以上の児童がスマートフォンを使ったことがあることが分かり、スマートフォンが子供たちの身近なものになってきていることが分かりました。しかし、スマートフォンの使い方をしっかり学ぶ機会が少ないまま、子供たちが使用していると感じています。
 今回の学習では、文字だけのやりとりでは、気持ちがしっかり伝わらないことや、写真には、様々な個人情報が含まれていることなど、スマートフォンを使う上で気を付けるべき点があることを学びました。
 また、学習したことをまとめた冊子を家庭に持ち帰ったことで、家庭でもう一度、スマートフォンの使用方法について話合うよい機会となりました。

【豊川市立小坂井東小学校】親子携帯電話安全教室

 本校では、毎年、6年生の児童と保護者を対象に、「親子携帯電話安全教室」を開催しています。携帯電話の普及率は年々高まり、低年齢化が進んでいます。また、使用の目的も電話での会話だけにとどまらず、SNSやゲームへと広がってきています。正しい使い方ができずに、友達とのトラブルだけでなく、大きな問題に巻き込まれることも心配されます。
 こうした中で、小学生のときから携帯電話使用の正しい知識やマナーを学び、保護者とともに考える機会を設けることは意義深いと考えています。
 本年度も、豊川警察署の方を講師に招いて、「携帯電話安全教室」を実施しました。講師の方から、今、問題となっているSNSでのトラブルについて、事例を紹介していただきました。
 携帯電話は、便利な道具ですが、使い方を誤ると自分自身だけでなく周囲の人たちにも迷惑をかけてしまいます。児童からは、「携帯電話の使い方について、親と話をしたが、知らないこともあった。気をつけて使いたい」「早く自分の携帯電話がほしいが、マナーを守って使うことが大切だと思った」などの感想がありました。

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【豊田市立小清水小学校】スマートフォンや携帯電話に潜む危険

 本校では、4年生を対象に、情報モラル学習として、スマートフォンや携帯電話についての「安全教室」を実施しました。携帯電話会社の方を講師に招き、中・高学年に起こりやすいトラブル事例を、動画やプレゼンテーションソフトを使って紹介していただきました。三つの事例について、それぞれどうすればよかったのか考え、トラブルを回避するためのポイントや、万一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法など話をしていただきました。
1.「お得なプレゼント」などの甘い話には必ずワナがあること。
 それと引き換えに個人情報や写真を渡してしまうと、インターネット上、つまり世界中にばらまかれてしまう可能性があること。
2.小学生が夢中になりやすいスマホゲーム。
 依存により生活リズムが崩れたり、知らない間に課金が高額になってしまったりする可能性があること。ルールを決めるだけではなく、ルールを守れる環境を整える必要がある。
3.悪ふざけで撮った写真が、どのような形でインターネットに流出するか分からないこと。
 一度インターネット上に流出した写真や悪口は、無限に広がり、完全に消すことはできない。
 スマートフォンを持っている子も持っていない子も、紹介していただいた事例を身近にあるトラブルだということを認識し、今の自分の環境の中で起こりうるトラブルについて考える機会となりました。

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【瀬戸市立八幡小学校】情報と向き合う 〜インターネット上のマナー〜

 本校の児童は、スマートフォンの保有率が高く、気軽にインターネットに触れることができる環境にあります。最近では、ゲームを通して知らない人とつながることができる機能を利用している児童が多いようです。そこで、5年生の社会科「社会を変える情報」と関連づけ、話合いを中心とした道徳科の授業を行いました。
 まず、インターネットをテーマに話し合いました。「情報を調べることができる」「簡単に速く活用できる」というよい印象をもつ児童がほとんどでしたが、中には「便利だけど危険」と答える児童もいました。そこで、インターネットの特性(1.顔を合わせない 2.名前を隠せる 3.広がり散らばる)を確認し、これからどんなことに気を付けて利用すればよいか話し合いました。
 <学習のふりかえりより>
・インターネット上では、言葉遣いに気を付け、冷静に判断していきたいです。
・知らない人とメールなどしません。
・インターネットは便利だけれど怖いと思いました。全部を信用しないようにします。 
・私たちの生活は、より便利になったけれど、危険も多くなったので、自分の身は自分で守ろうと思いました。
・知っている人でも、インターネットの中ではマナーに気を付けようと思いました。
・知らない人とオンラインゲームをしているのでやめようと思いました。

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【武豊町立武豊小学校】高学年の情報モラル授業

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 近年、自分のスマートフォンやタブレットを持つ児童が増えています。特に、高学年になると、多くの児童が、自宅に帰った後、友人とSNSで連絡を取り合っています。しかし、正しい使い方や、SNSを利用することのリスクを知ることなく、何げなく使っている児童も見られ、非常に危険だと感じます。
 本校では、12月に、5年生を対象に、情報モラルに関する授業を行いました。SNSでは、ふとした返事が、受け手にとって素っ気なく感じ、好ましくない印象を与えてしまうリスクがあります。同じ「別に」でも、顔を見て言われた「別に」と、文のみの「別に」では、感じ方が大きく異なります。そのようなSNS特有の言葉選びの大切さだけでなく、長時間動画を見たり、あいた時間にスマートフォンを見ていないと不安になったりする、いわゆる「スマホ中毒」の危険も、クイズを交えて学ぶことができました。
 児童たちにとって分かりやすく、また身近な話題だったため、来年度からもこの授業を継続していきたいです。さらに、低学年の児童でも自分のスマートフォンを持っていたり、動画を見たりする時代のため、中学年向けにも授業すること、保護者の方にも授業や講演に参加してもらい、家庭で使い方について話し合ってもらうことも視野に入れると、授業の内容が生きると思いました。

【豊明市中央小学校】言葉だけで伝える難しさを感じ取る〜情報伝達ゲーム〜

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 児童は、使用頻度に差はあるものの、情報機器を使いインターネットやゲームをする環境にいる。4年生でも、多くの児童が、親のスマートフォンやパソコンを利用したことがあるようだった。
 インターネット上のやり取りにおいて、自分の考えや気持ちを相手が正しく受け取れるように伝えるには、どのような工夫をしたらよいかに気付くことが大切である。2学期に行った道徳科の教材「つまらなかった」を思い出しながら、やりとりの行き違いがどのように生まれるかを考えた。その後、「情報伝達ゲーム」として、班の代表1名だけがある絵を見て、見たものを他のメンバーに文字情報だけで伝えて書いてもらうというワークに取り組んだ。問題ごとに代表者を替え多くの児童が伝える活動を経験した。
 児童にとって、「自分の目で見た情報を文字で伝える」ということは、実際にやってみると思っているよりもかなり難しいことが分かったようだった。インターネット上のトラブルにおいても、自分の頭の中で考えていることを他者に伝える際の「伝える力」が原因となることが理解できた。今回のワークによって 、「どうすれば自分の説明が相手に伝わりやすいかを考えて伝える」という練習になり、文字で伝えることの難しさと、説明する方法を工夫することの大切さを学ぶことができた。人間のコミュニケーションは視覚や聴覚を多く使用しているので、児童はメールやチャットなど言語情報のみで伝えることが難しいことに気付いた。
 児童からは、「自分が伝わると思って発信した情報が、間違って伝わることもあることが分かった」「これからは相手に送る前に、本当にこれでよいか一度確認しようと思う」といった感想が聞かれた。