【豊田市立市木小学校】文字だけで気持ちを伝えるメールの使い方を考えよう

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 本校の5年生が、2週にわたって実践した情報モラル教育の実践を紹介します。
 道徳の教科書「生きる力」に掲載されている「知らない間のできごと」と「メールの使い方」の資料を使って、情報モラルについて考えました。本時は、励ますつもりで送ったメールが、本人の思いとは違う伝わり方をしてしまったことから、メールで気持ちを伝えることの難しさを考えようという実践です。
 文字だけが届くことを実感させるために、2枚目の絵から見せました。「試合で失敗したときに『最悪だったね。シュートミスしちゃってさ。次はがんばって』こんなメールが届いたらどんな気持ちになる?」と聞くと、「悲しい」「ひどい」「部活に行きたくなくなる」などの意見が出ました。そこで、実はメールを送った友達は、「今頃喜んでいるだろうな」と思ってるよ。と、4枚目の絵を見せると、子供たちは「えー、何で」と口々に驚きの声をあげました。
 そこで、1枚目の絵を見せながら、友達は励ますつもりだったことを確認し、誤解を招かないメールの文面を考えました。班で意見交流をして、メールの文面を吟味しました。班で作った文を全体で交流して、相手を励ましたいという気持ちが伝わるかどうかを意見交流しました。「『次がんばればいいよ』は、上から目線だからいい表現ではない」「『がんばって』は人事に聞こえるからよくない」「『次は絶対入るよ』は、プレッシャーになるから言わない方がいい」という意見が出ました。逆に「『すごく惜しかったよ。でもすごくいいプレーだったね』は、言われてうれしい」「『失敗は成功のもと。またがんばろう』は、一緒にがんばるって感じがする」といった意見でした。
 最後に「文字で気持ちを伝えるときに気をつけること」を考えさせました。「マイナスな言葉じゃなくて、プラスの言葉を使う」「自分が書いてもらってうれしくなる言葉を使う」「がんばろうとがんばっての違いが分かった」「ざっくり言ったり、省略して言わないようにする」など、自分たちが文字だけが届くメールを送るときに気をつけることを考えることができました。
 今後も、メールやスマートフォンの使い方など、情報モラル教育に継続して取り組んでいきたいと思います。

【豊川市立萩小学校】楽しいコミュニケーションを考えよう

 本校5年生は、コンピューターを使った学習に意欲的に取り組み、ユーチューバーになりたいと考える子供が27%もいて、興味がある子を含めると61%となり半数を超える。ほとんどの子が、PCやタブレット、携帯ゲーム機などを親の許可なく使える状況にある。
 そこで、SNSなどへの写真の投稿について考え、楽しいコミュニケーションとは何なのかを考えることができるよう、本題材を設定した。
 はじめに、アイスブレイクを行い、同じ質問でも感じ方は人それぞれであることに楽しみながら気付かせた。「子供たちに人気のからい料理の定番と言えば」という質問に、カレーと答える子もいれば、「麻婆豆腐」と答える子もいたことを知り、「みんなカレーと答えると思った」など感想を述べる子がいた。
 次に「どのような写真はネットに公開してもよいか」を考えさせるために、「あなたがネットに公開されたらいやな写真はどれか」と問い、寝顔、変顔、自分の部屋、自分の運動中、自分の食事中の写真を掲示した。公開してもよいと思う境界線を考えさせたところ、人によって「いやだな」と感じる写真が違うことに気付いた子が多かった。「仲間ならいい」という意見もあったが、それが仲間以外にデータが渡ったら、問題になることも話合いの中で出たので、ネット上では簡単にコピーされ、拡散することを伝えた。
 さらに、ネットで公開するときのルールを話し合うことで、ネットの特性を考え、写真の公開を慎重に行わなければならないことを確認した。
 最後に、SNSで実際にトラブルになりそうなメールの会話をもとに、相手の表情や雰囲気がわからないことから、受け取り方の違いについて話し合った。そこで、「相手が冗談で言っているのか、本気で言っているのかがわからなかった」などの意見もあり、トラブルを回避するためには、コミュニケーションを十分にとる必要があることを学ぶことができた。


【尾張旭市立白鳳小学校】携帯安全教室

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 5・6年生を対象に、情報モラルについての講習会を行いました。取り上げた事例は、無料通信アプリでの言葉の受け止め方に端を発した女子同士のトラブル、気軽に撮影した悪ふざけの写真のインターネットによる拡散などです。一つ一つの事例のアニメーションを視聴した後、講師の先生の質問に対する答えを考えながら、トラブルを回避するためのポイントや、万一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法を学びました。
 子供たちは、アニメーションを通して、これまで便利なものとして受け止めていたスマートフォンやタブレット端末という機器の「怖さ」を実感できたようです。「これからは、無料通信アプリなどのSNSを利用するときは、言葉遣いや顔文字、スタンプの使い方に気を付けたい」と多くの子供たちが感想を述べていました。
 今回の講習会を機に、改めてスマートフォンなどの使い方のルールを見直した家庭もあったようです。しかし、家の人に話すと無料通信アプリを止められるから話せないという児童もいました。
 今回は、他人の事例から学びましたが、今後は、相手のいやがる言葉とは具体的にどんな言葉なのかなど教室でお互いの気持ちを交流させ、受け止め方の個人差に気付かせながら、更に自分のこととして情報モラルについての意識を高めていきたいと思います。

【一宮市立萩原小学校】ケータイ安全教室

 携帯電話会社の方を招いて、スマートフォンや携帯電話を安全に使うために気をつけなければならないことを学習する、「ケータイ安全教室」を開催しています。
 インターネットを身近なものとして感じている児童は多く、便利さや楽しさが先行しがちです。顔の見えない相手とつながることの危険性や、一度インターネット上に出した情報は消せないことなどを、わかりやすく説明していただきました。
 また、三つの質問に答えるだけで、そこにいる児童全員から、たった1人を特定するという実験には、驚きの声が上がりました。どの児童も、クイズに答えたり、どうするとよかったかを考えたりする中で、スマートフォンや携帯電話は、使い方を間違えると、とても怖いものであるという認識をもち、使うときは人に迷惑をかけてはいけないということを学習しました。
 これから先、多くの児童がスマートフォンや携帯電話を持つことと思いますが、家族でも話し合い、上手に使ってほしいと思います。
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【岡崎市立常磐南小学校】どうしたらメールのトラブルをふせげるのかな

 現在、子供たちはネットワークにつないだ機器に触れる機会が多い。自分用の携帯電話やスマートフォンを持っている児童は少ないが、保護者のものを借りている児童はとても多い。保護者が現在使っていないスマートフォンをWi-fiにつなげて、ゲームやメールを行っている児童が多かった。
 そこで、メールによるトラブルを理解し、防ぐ術を学習する機会は重要であると考えた。「NHKschoolの時々迷々」から「声なきメッセージ」のビデオ教材を視聴した。そこでは、メールを使ったトラブルが起きており、子供たちも熱心に見ていた。
 担任が「どうしてメールはトラブルになりやすいのかな」と問い、グループ活動で話し合うと
・顔が見られないから
・冗談で言っているのかわからないから
・きつい言葉をつかっているから
・あまり考えないで送っているから
・友達同士で連絡をまわしたりするから
と答えた。
 その後、「どうしたらトラブルを防ぐことができるのかな」と問うと
・送る前にもう一度確認する
・誤解されるような言葉を使わない
・悪口を書かない
・画像を勝手に載せない
・必要なこと以外書かない
と答えた。
 最後に、「みんなは、今後メールは使いますか」という問いに対して児童のワークシートから
・「今後、私は携帯電話を使う機会があると思います。今日の授業からメールには気を付けないといけないことがたくさんあることを学びました。自分がよいと思っても誤解されたり、おこらせてしまうことがあるので、文章を確認することが大事だと思いました」という記述があり、考えが深まったことが確認することができた。

【あま市立美和小学校】ケータイ・スマホの安全な使い方

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 本校では、6年生の児童を対象に毎年「ケータイ・スマホ安全教室」を行っています。外部から講師の方に来ていただき、実際に起きたメッセージアプリでのトラブルをもとに、加害者にも被害者にもならないための対策を教えていただきました。また、ネット依存やゲーム依存になるとどうなってしまうのかについても学びました。子供たちは、ネット上のコミュニケーションでは、相手の立場に立って、ルールをしっかり守り、かしこく活用できるようにすることが大切だと感じたようです。
 昨年度は、教員や保護者向け講義も行っていただき、フィルタリングについて学んだり、親と子のルールをつくる大切さを教えていただいたりしました。
 現在、5年生の携帯電話やスマートフォン(キッズ携帯も含む)の所持率は、50%を超えています。またメッセージアプリを使い、やりとりをしたり、グループをつくって会話をしたりしている児童も少なくありません。もちろん便利なものではありますが、使い方によっては相手を傷つけてしまうことがあり、いじめにつながってしまうこともあります。困ったことがあったら、大人に相談する大切さも引き続き伝えていきたいと思います。そして、何より画面上での付き合いではなく、顔を合わせて言葉を交わす実際のつながりを大切にして、周りの人との人間関係を築いていってほしいと思います。

【豊橋市立豊小学校】インターネットでの適切なコミュニケーション

 4年生の児童を対象に、インターネットでの適切なコミュニケーションについての授業を行いました。事前にアンケートを行い、友達と直接会って話をする以外によく利用するコミュニケーションの方法を聞くと、電話、手紙に次いで、電子メールやSNS、無料通話アプリを利用している児童が少なからずいることがわかりました。また、インターネットで友達とトラブルになったことがあると答えた児童も、少数ですがいました。インターネットなどを全く使わない児童もいましたが、今後、年齢が上がるにつれ、インターネットなどの利用や、それに伴うトラブルも増えていくと考えられます。
 そこで、友達とのオンラインゲームでのコミュニケーションでトラブルになってしまった動画を視聴し、その理由について考えました。子供たちは、相手と直接会っていないからこそ、相手の気持ちがわからず、誤解やすれ違いが起こってしまったことに気づきました。そして、相手の気持ちを考えて発信すること、スタンプなどに頼らず言葉でわかりやすく伝えること、言葉づかいを優しくすること、ルールをあらかじめ決めておくこと、トラブルが起こったら早めに直接会って話をすることなど、インターネットでのコミュニケーションについて気をつけるべきことを考えることができました。
 今後も、情報モラルに関する授業を行い、正しい知識を身につけさせていきたいと思います。

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【豊川市立一宮中学校】スマホ・ケータイ安全教室を実施しました

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 6月29日(金)、全校生徒とその保護者を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。一般財団法人マルチメディア振興センターの方を講師としてお招きしました。
 スマホやケータイを使用する上でのマナーやルール、また危険性や上手な活用方法についてわかりやすく説明していただきました。
 さらに、インターネットやSNSにおける実際の事例をもとにお話しいただいたことで、生徒たちは自分たちの身近でも起きることだということを改めて感じ、フィルタリングなどの予防の仕方についても興味深く聞くことができました。

【武豊町立緑丘小学校】情報モラル教室

 4年生の児童を対象に、「インターネットを使うときに大切なこと」についての授業を行いました。近年、スマートフォンやタブレットの普及によって、インターネットが気軽に利用できるようになっています。本校4年生でも、スマートフォンやタブレットで、インターネットを利用したことがあるという児童がたくさんいます。今回は、情報アドバイザーから、実際に起こったトラブルの事例の映像を見ながら、ネットに潜む危険について学びました。まとめでは、「情報モラルのたまご」を使ってインターネットを安心・安全に使うためのクイズにチャレンジしました。
 気軽に使える便利なインターネットだからこそ、様々な危険が潜んでいることを知り、安心・安全に使うために大切なことは何なのかを学べた貴重な時間になりました。

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【新城市立八名中学校】スマホ・ケータイ安全教室

 近年、子供たちを取り巻くネット社会は大きく変化しており、いつでも誰でも不特定多数の人と関わりをもつことができるようになってきています。本校でも、大多数の生徒が、携帯電話やスマートフォンなどの情報端末を持っています。正しい知識のもとで利用すれば、大変便利なものではありますが、使い方を一つ間違えれば、大きなトラブルになります。しかし、どんなことがトラブルの引き金になるのかがわかっていない生徒が多いのです。
 そこで、平成30年2月に専門知識をもった方を講師に招き、全校生徒を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。今回は、SNSに書き込んだ文字の危険性やネット上に情報を公開するときの注意点などを、アニメーションやスライドを使って具体的に教わりました。また、安易なネット投稿により多くの人を混乱させ、警察まで動いたという実際の事例も紹介していただきました。
 会終了後のアンケートには、「同じ言葉でも、自分が思っていることと友達が思っていることは違うことがあるので気をつけたいです」「自分や友達の個人情報は、絶対にネットに公開してはいけないと改めて感じました」「使い方を間違えると大変なことになるので、今回教えていただいたことを忘れずに、正しくスマホを使いたいと思いました」などの感想がありました。
 今後も、自分のため、そして他者のためにも情報モラルを深く考える学習を、様々な機会に行っていきたいと思います。
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