【豊田市立挙母小学校】情報モラル「スマホのなりすましトラブル」について考える道徳の授業

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校児童のスマホの所持率は、高学年になるにつれて増加する傾向にある。4年生においても、全体のおよそ20%の児童が持っており、メールやラインなどのサービスを実際に利用している。そこでSNS利用に関するトラブルを未然に防止することを目的として、昨今急増している「なりすましトラブル」に巻き込まれないための学習を行うこととした。
 初めに、教材のより深い理解を促すため、子供が興味・関心を抱きやすいデジタル機器を用いて資料を提示した。資料は、4年生の児童たちと同じ年齢(10歳)の少女が、孤独をまぎらわすために加入したSNSで、知り合った女学生とメールのやりとりを通して親交を深めていくというものである。最初、少女は相手との会話を盛り上げるために自分の年齢を14歳と偽っていた。しかし、物語の終盤、この女学生にうそがばれ、人を欺いた代償として様々な脅迫を受けるようになっていく。だが真相は、この女学生こそ40代男性のなりすましであり、少女を犯罪に巻き込むためにSNSを悪用していたということだった。資料を見た後子どもに感想を聞いたところ、口をそろえて会ったこともない相手の言葉をうのみにすることの怖さを挙げた。
 そして、「ネットでの出会いで気をつけなければいけないことは何か」について話し合った。「自分の発信する情報に責任をもつ」「軽々しく自分の情報を教えない」「不安を感じたらすぐに大人に相談する」などの意見が挙がり、SNS利用におけるマナー順守の大切さと、そこに潜む危険性を理解する気持ちが生まれたと思われる。本時の学びを忘れず、実生活でもSNS利用への心がまえを一人一人の子どもの内につくっていくことが求められる。

【愛西市立西川端小学校】 ケータイ・スマホ安全教室

画像1 画像1 画像2 画像2
 10月13日(金)携帯電話会社の方を招いて、6年生が「ケータイ・スマホ安全教室」を行いました。以下は、児童の感想を掲載します。
 「ケータイ・スマホ安全教室」に参加し、私が学んだことは、個人情報を簡単に教えてはいけないということです。自分は一人の子だけにしか教えていなくても、会ったことのない人や外国の人たちにすぐに個人情報がわかってしまうことがわかりました。スマホやインターネットは、調べたり、物を買ったりでき便利な道具だけれど、一つでも使い方を間違えれば自分だけでなく、家族や友達にまで怖い思いをさせてしまったり、いやな気持ちにさせてしまったりすることもわかりました。私もこれからスマホやケイタイを使うことがあると思うけれど、そのときは、母親や父親と一緒に使うときのルールや時間などを決めて使うようにしたいです。
 

【津島市立天王中学校】SNSから考えよう

画像1 画像1
 本校では12月4日、人権週間に合わせ全校生徒を対象に人権集会「SNSから考えよう」を行い、情報モラル教育を行いました。
 便利なSNSですが、その手軽さこそが落とし穴になるとして、実際に発生した様々なSNSトラブルの事例を通して、一つ間違えると取り返しのつかない事態に発展していくことを学びました。
 「よい人間関係は言葉ひとつから」ということで、終末には北原白秋の「ひとつのことば」を紹介し、自分のこれまでを振り返り、これからの生活においていかしていけるよう学習することができました。

【岡崎市立大門小学校】 友達の肖像権を考えよう

画像1 画像1
 子供たちは、パソコン教室での授業を楽しみにしている。国語でローマ字を習ったので、自分の名前をローマ字で入力することができるようになった。自分の名前以外にも、興味が高まり、自分の書いた作文を自分でローマ字で入力してみたいと思う子供が増えてきた。
 そこで、3学期のクラスの思い出づくりに、写真を使ったニュース番組制作をソフトを使って行った。そこでは、自分の写真以外にも、友達との写真を思い出に残したいという子供が出てくる。その番組作成ソフトでは、テロップを差し込めるので、「大切な友達〇〇くん」と写真に合わせて文字を入力していける。それは、子供たちにとって、とても楽しいことであった。
 しかし、そこで問題も起こってくる。中には、友達に使われたくない写真を勝手に使われてしまっている子供がいたり、テロップにおもしろさを感じ、少し悪ふざけをした言葉を友達の承諾なく使ったりした子供が何人か出はじめてきた。
 子供たちは、楽しい授業をしているのにもかかわらず、作業しながら不満に感じたり、隣の子の作業の様子を見る中で、自分に不安を感じたりする中で、思い出番組作りを行っている状況となった。
 子供たちに少し問題を生じさせたタイミングを見計らって、子供たちを一度集めて、「肖像権」についての話を行った。子供たちに、人の写真を承諾もなく勝手に使わない、人が嫌になるような写真の使い方はしない、ということを説明し、約束させた。それからは、友達同士で、「この写真、使ってもいい?」「この写真で、こんな言葉を入れてみたけど、嫌な気持ちする?」などと、相手を気遣えるようなコミュニケーションが見られるようになった。
 様々な思いを実感することで、子供たちの学びにつながっていく。言葉やその意味を普通に教えただけでは、子供たちは意味や問題を把握しにくい。
 授業後には、「肖像権」について理解を深め、友達との絆(きずな)も深めることになった。

【あま市立正則小学校】出前講座『e―ネットキャラバン』〜インターネットの安心・安全な利用のために〜

 インターネット、携帯電話・スマートフォンは日常生活やビジネスに欠かせないとても便利なコミュニケーションツールとなりました。しかし、インターネットがもたらす恩恵は多い反面、「ネット依存」「ネットいじめ」「誘い出し・なりすまし」「ネット詐欺」等のトラブルも多発しています。近年、子供たちが容易に触れる環境が整っていることから、子供たちに対してインターネットの安心・安全利用に関する啓発が必要になってきています。本校では『e―ネットキャラバン』の出前講座で4〜6年生が学びました。
 講座では、体育館のスクリーンに映し出される資料を見ながらお話を聞きました。危険な使い方についてクイズ形式で考えたり、トラブルの映像をみたりする中で、被害者と加害者、両方の視点から考えることができました。最後に、被害に遭わないための方法「フィルタリングサービス」「青少年インターネット環境整備法」「心にスキを作らない」を教えてもらいました。
 講座後の子供たちの感想には、「いつも気軽に使っていたが、そんなに怖いなんて知らなかった。」「インターネットで悪口を書いたら広がってしまうことを知った。気を付けたい。」「僕は、親のスマホで勝手にチャンネル登録をしてしまっているので、親に許可をもらってからやりたいと思った。」「相手のとらえ方によって言葉の意味が変わり、悪気がなくても傷つけてしまう。友達と無料通信アプリを使ってやりとりしているので気を付けたい。」「インターネットを使うときは、使い方、言葉の種類に気を付けて使うということが分かった。また、正しい知識で使わないとひどい目に遭うということも分かった。これからインターネットを使うときに気を付けたい。」という言葉が聞かれ、インターネットの安心・安全利用を心がけようとする姿勢が感じられました。

【みよし市立緑丘小学校】プロから学ぼう〜情報活用のルール〜

 5年生社会科「情報産業とわたしたちのくらし」では、講師としてテレビ局の方を招き、テレビニュースがどのようにつくられているのかだけでなく、情報化した社会の現状とともに、情報活用のルールやマナーについて学んだ。ニュースの原稿を作成する際、「流した情報によって傷つく人がいないように」「伝える立場として正しい情報を伝えられるように」ということなどを意識していることを教えてもらった。また、実際に誤った情報を報道されたことで、生活が一変してしまった事例などを知ることで、子供たちの中で、情報化社会のよさと悪さを学ぶことができた。子供たちの感想には、「ふだん、調べ学習などでインターネットをよく活用しているが、掲載されている情報が本当に正しいものであるか、しっかり確かめる必要があると思った。」という内容が多くあり、膨大な情報とうまく付き合っていくことの大切さを実感する機会となった。
画像1 画像1

【豊田市立元城小学校】作品を大切に「わたしのえをかえないで」

画像1 画像1
 本校2年生は、年度初めのICT活用授業で情報モラルの学習をしている。本年度も、豊田市教材ベース「POTETO」にある「事例で学ぶネットモラル」を教材・資料として活用した。
 資料「作品を大切に〜わたしのえをかえないで〜」は、生活場面をアニメ化した内容で、2年生の子供たちにも理解しやすい内容である。資料の内容は、授業で完成させた絵をあかねさんが、先生に提出した。その作品を見たゆうたさんが、「この絵、何かおかしいな。」と感じて、勝手に書き込みをしてしまう。「すてきな絵になった。」と満足するゆうたさん。「らくがきされた。」と泣いて悲しむあかねさん。
 全編を視聴した後、二人の様子や気持ちについて話し合った。最終で、「ゆうたさんは、あかねさんの絵をみたとき、どうすればよかったのでしょう。」の発問に、「あかねさんがよろこぶと思ったけど、そのままにしておく方がよかったな。」「あかねさんの絵に落書きをしなければ、あかねさんを泣かせることにならなかった。」のように、全員が落書きされたと思い泣いて悲しむあかねさんの様子から、勝手に書き込みをしたことを後悔しているゆうたくんの気持ちを想像することができていた。
 子供たちの身近な場面を描いた資料を活用することで、自分自身のこととして捉えることができた。低学年においてもよい機会を見つけて、年齢・発達段階に適した教材や資料で、モラルについての学習をすることが大切だと考える。

【東海市立三ツ池小学校】情報モラル教育授業 e−ネットキャラバン

画像1 画像1
 11月22日(水)の5時間目、e−ネットキャラバンを活用した情報モラル教室がありました。
 ふだん、便利だからと何げなく使っているインターネット。確かに便利で楽しい道具ではありますが、使い方を一歩間違えると、危険なことやトラブルに巻き込まれる可能性があります。正しくインターネットを使うための方法や、インターネットを使う際に気をつけることを学びました。
 小学生が学校の授業を受ける時間は年間約750時間。そして一日2時間インターネットを使ったとすると、年間約700時間。「ネット依存」といわれる状況に陥ると、勉強と同じくらいの時間をインターネットに費やすことになってしまいます。このことを聞いて、子供たちは「時間を決めてインターネットを利用する」というルール作りの大切さに気づけたようです。
 また、授業の中で恐ろしい「ネットいじめ」「なりすまし」「個人情報の漏えい」についてのビデオを見ました。自分たちと同じ小学生が巻き込まれるトラブルを知ることにより、インターネットのもつ恐ろしさを学びました。

【豊田市立野見小学校】 親子で情報モラル学習

画像1 画像1
 本校では、6年生の親子を対象に情報モラルの授業を行った。無料通信アプリやメールでのやり取りの危険を知り、話合いを通して自分たちでルール作りができることを目指しています。実際にトラブルに巻き込まれた事案をもとに、子供たちが自分の問題として話し合う時間をもちました。授業後の懇談会の場で保護者にも一緒に考えてもらう機会を作ることにより、保護者が子供を安心して見守る体制を作ることができた。
 さらに、「事例で学ぶネットモラル」という教材を用い、これから出会うであろういろいろなケースについて知り、考えさせることで文字によるコミュニケーションの難しさやネットの危険な点を知ることができた。
<保護者の感想>
・親子で考えるいい機会であった。中学校に入る前に指導していただきよかった。
・学校でこのように考える機会があってよかった。クラス全体でスマホの使い方やルールを共有でき、話し合えることが大切だと感じた。
・親と子供の認識にずれがあり、親から一方的にいうだけでなく、相方がお互いに理解できるよう話し合うことが大切だとわかりました。
<児童の感想>
・これからスマホを持ったら、自分の気持ちをはっきり言うことが大切だと思いました。相手の気持ちを考えることで、誤解が生まれにくいと思います。
・ネットやトークアプリは正しく使わないと怖いなと感じました。
<課題>
 小学校と中学校との連携をとること。そのため中学校区で出されているマニュアルを有効に活用できるよう、繰り返し周知するよう働きかけていきたい。

【刈谷市立雁が音中学校】情報モラル授業

画像1 画像1
 本校の三年生では、「なぜこんなことに……」と題し、情報モラルと道徳を絡め、授業を行いました。
 SNSや無料通信アプリなどのインターネットを通して行うコミュニケーションによって起こるトラブルについて、適切な判断と行動がとれるようにしたいと考えました。
 導入では、インターネットを使ってコミュニケーションをとったことがある生徒はいるかと聞くと、ほぼ全員が手を挙げました。いかに生徒たちの身近にインターネットがあるかが浮き彫りになりました。
 展開では、なりすましトラブルの例、動画サイトによるワンクリック詐欺や架空請求の例などを取り上げ、トラブルの原因について考えました。また、その原因を捉えた上で、トラブルを防ぐ方法についても考えました。
 いずれを考える場合も、グループで話し合いました。このときに、簡単なルールを決めました。
 1 時計回りで順番に発表する
 2 意見を付箋に書いて、プリントに貼る
 3 基本的に全員が意見を言う
 4 前の人と意見が重複したら、違う内容にする
 このようにルールを決めて話合いをすることで、どう発表したらよいのか悩む生徒が減りました。グループで話し合った後、全体で意見を出し、トラブル防止のためにはどうしたらよいのかを更に深めました。授業の最後には、クラス全体で出し合った防止策を共通理解することができました。
 授業後の感想には、「トラブルを防ぐ方法なんて分からなかったけど、みんなの意見を聞いて、自分でもできそうだと思いました。これから先、同じようなことに出会ったら、今日のことを生かしたいと思います」と書かれていました。
 今回の授業を通して、生徒に様々な場面に対応できる力が身についたのではないかと感じました。

【豊田市立猿投中学校】 無料通信アプリから学ぶSNSの怖さ

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校の1年生で実施したアンケートの結果から、現在多くの生徒が携帯を保持し、無料通信アプリをはじめ多くのSNSを使用していることがわかりました。SNSのトラブル防止とSNSの怖さを学ぶため、2回の情報モラルの授業を行いました。
 1回目の授業では、実施したアンケート結果から、携帯の使用状況を理解させ、意見交換を行いました。また、二つの事例の映像を見ることで、SNSに画像を載せる危険や言葉の受け取り方の違いについて学びました。学年でSNSのルールを作り、意識を高めることもできました。
【生徒の感想】
・気軽に使っているSNSですが、使い方を少しでも間違えると、いじめなどにつながってしまうので、怖いなと思いました。改めて、自分のSNSの使い方を見直そうと思いました。
・軽はずみな気持ちで、後先考えずに画像やコメントをすると、相手に誤解され、友情が壊れてしまうことがわかりました。これからは送る前に、「これで本当にいいのか?」と考え、コメントをしたり、画像を送りたいと思います。
 2回目の授業では、無料通信アプリのやりとりのイメージカードを使用しました。やりとりを見て、相手がどのように感じているかを考え、話し合いました。ふだん身近なやりとりでも、ネット上では相手の表情や声のトーンがわからないため、トラブルにつながる可能性があるということを学びました。
【生徒の感想】
・何げない自分の返信で、相手を喜ばせたり、悲しませたり、イラっとさせたりすることがあるのだなと思いました。私は、相手が嫌だなと思うメッセージではなく、プラスになれるような言葉を贈りたいと思います。今後も、楽しく無料通信アプリができるように、マナーを守りたいです。
・私は無料通信アプリをやっていますが、今日の授業を通し、言葉だけでは相手がどう思っているかわからないということを学びました。これからは記号や絵文字を上手に使い、勘違いからのけんかやトラブルが起きないよう、工夫していきたいと思います。

【犬山市立城東中学校】インターネットを用いたコミュニケーション

画像1 画像1
 本校では、10月27日に外部から講師の先生をお招きして「コミュニケーションスキル講習〜インターネットを使うときに気を付けること〜」と題して、全校生徒と保護者を対象に講演会を行いました。話を聞くだけではなく、自分で考えたり、友達と相談したり、発表したりする時間もあり、有意義な時間となりました。
 その中でも「コミュニケーションはキャッチボール。相手のことを考えて行うことが大事」「自分と相手では、嫌だと思うことが違う」「ネットの特徴は、1公開される、2記録される、3拡散する、4誰かがわかる」「ネット上のコミュニケーションは、相手の顔が見えにくい」といったたくさんのキーワードが出ました。
 生徒たちは、これからのSNSの扱い方について、「友達を大切にしたい」「インターネットの怖い面を感じた」「親との約束をつくって使用したい」等の感想をもちました。

【岡崎市立葵中学校】 適切な対処方法について考えよう

 本校では「あおいMAX」という、生徒全員による話合い活動を行っている。昨年までは、学級単位で話合いの活動(小グループによる話合い)「あおいタイム」を設けていた。本校で大切にしている「教え合い、伝え合い、認め合い」の学びの基礎を作るのが目的として始まった。どの学級でも、全員が話合いに参加できるように各教科の授業で工夫している。
 今回は、ネット上での個人情報の扱いに潜む危険について、具体的に把握し、なぜ危険なのかという理由とどのように対応するべきかを考え、情報社会に適切に参画することができる力を身につけさせることをねらいとし、実践を行った。
 二つのケーススタディ
1 「これ、おもしろいよ」と友人から無料ゲームサイトのアドレスを教えてもらった。
2 SNSで知り合い、仲良くやりとりをしている同姓で同年代の友達から、直接会おうと誘われた。
 この二つの事例について、 個人→小グループによる話合い→全体による話合いの順に進めていった。
 全員の前では、意見が伝えられない生徒も、小グループでは活躍することができる。グループで出た意見を集約し、全体に広めることで、多様な考えを伝えることができた。そして、ネットワーク社会に潜む個人情報流出の危険に気づき、ケーススタディを通じて適切なネット利用への理解を深め、自分の個人情報を守る意識を高められたと思う。

【半田市立横川小学校】インターネットのルールやマナーについて考えよう

画像1 画像1
 本校の6年生は、半数近くの児童が携帯電話・スマートフォンを所持しており、無料通話アプリケーションを使った交流を行っている。情報社会と言われるこれからの時代、パソコンや通信機能を備えたゲーム機など、インターネットの利用率は更に増加すると思われる。そのため、情報社会に対応できる力をつけさせたいと考えた。
 6年生の授業では、内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」の動画を視聴しながら、ネットいじめをテーマに登場人物の問題行動について話し合い活動を行った。児童からは、「メールではなく、サイトに投稿されると誰が見るのか分からない。」「知らない人も自由にサイトにアクセスできるので、気づいたときには、もう消したいものを消去しきれない状況になってしまうこともある。」などの意見が出た。
 今回は、学級や全国的な情報機器の利用データを把握させた上で、参考動画を視聴させ、自分たちにも起こりうる事例であることを理解させた。また、悪意のある第三者の存在や情報社会における情報の拡散性や即時性について、話合い活動を取り入れて考えさせ、情報モラルについての意識を高めた。

【豊田市立幸海小学校】教えちゃダメなの?

 小学校2年生の道徳の授業で、ICT支援員の方に来ていただいて、情報モラルの授業を行いました。
 内容は、警察だと名乗る電話口の人物に、友達の個人情報を漏らしてしまった事例を見ながら、知らない人に勝手に友達や家族の個人情報を教えてはいけないということを勉強した。
 また、ネットに個人情報を書き込むとどんな怖いことが起こるかを、教師がシミュレーションで見せながら考えさせた。
 その後、そういった目に遭わないために、各家庭での約束事をもう一度確認しようという話をした。
 授業では、低学年でも自分の身にも起こりうることとして、真剣に考えることができていた。
 今後は、学校と家庭が連携を取りながら、子供たちに危険を伝えていくことが大切だと感じた。

【豊田市立上郷中学校】情報モラル集会

画像1 画像1
 携帯電話会社の方を講師に招き、「スマホ・ケータイ安全教室」と題して情報モラル集会を行いました。「世界中に公開される」「情報が不確か」「情報がずっと残る」「匿名ではない」などインターネットがもつ特徴を確認したのち、被害にあわないための手立てや、加害者にならないための手立てを教えていただきました。SNSでの具体的トラブルから問題点を考えたことで、生徒も自分事として捉えながら考えを深めることができました。会の最後には、ゲームやSNSなど自身のケータイの利用について振り返り、「迷惑をかけていることはないか」「友達同士のルールをつくろう」「『即返信』を期待するのはやめよう」など、ケータイを利用する上で大切にしていきたいことを伝えていただきました。
【生徒の感想】
〇 情報モラル集会の話を聞いて、二つのことを思いました。一つ目は、無料通信アプリで友達に送った写真や動画が、どんどん広まっていく可能性があるということです。自分自身はあまり送りませんが、そういう可能性があるということを忘れずにいたいです。二つ目は、文字を使って起こるいじめについてです。「おれはいいよ」という文は二つの意味があり、相手と自分で受け取り方が変わる可能性は高いと思いました。私も、何回か「いいよ」と打って、友達から「?」と返ってきたことがあります。注意していきたいです。
〇 私は、自分用のスマホを持っているけれど、トラブルにあったことはありません。毎年このような集会からたくさんのことを学ぶことによって、毎日送っている無料通信アプリも、注意深く読み直したり、考え直したりしています。私は、一度だけ歩きスマホをしたことがあります。段差が見えず、見事に転びました。これが家の中だったからよかったものの、駅のホームだったら…なんて考えたら、怖いです。今日、改めてインターネットは怖いものだなと感じました。使い方に注意していきたいです。

【長久手市立北中学校】スマホ・ケータイ安全教室

画像1 画像1
 携帯電話会社から講師を派遣していただいて、生徒全員向けにスマホ・ケータイ安全教室を開催しました。今年度、本校ではスマホの間違った利用をしてしまった生徒がありました。
 はじめに、「今日は楽しい話ではなく、皆さんにとっては嫌な話をしますが、とても大切なことだからしっかり聞いてください。」という言葉がありました。これで、生徒の聞く気持ちが引き締まったように感じました。
 内容は、まず、SNSやコミュニケーションツールによるトラブルの紹介。書き込める文字数に制限があるために誤解を招きやすいことや、いわゆる「即レス」にこだわることによるトラブルについて話されました。
 また、インスタ映えなどと、写真をアップすることが流行していることにも触れ、制服を着た写真から学校が特定できることや、うれしさから賞状を持った写真を載せるとそこから個人名がわかったりすることなど、何気なく載せた写真から住所や名前、学校などの個人情報がわかってしまうことを生徒にも理解しやすい例を挙げて説明されました。
 最近、中学生や高校生が裸の写真を送るように要求される事件がよく報道されることから、「あなたの裸の写真を要求する人は、あなたのことなんかどうでもよいと思っています。」という言葉で締めくくられました。
 専門の方を講師に招いての教室だったので、私たち教員も頭ではわかっていてもなかなかうまく指導できなかった内容をとてもわかりやすく話されたことで、これからのICTに関する指導に役立てることができると考えます。

【豊田市立古瀬間小学校】2年「おしえちゃだめなの?」

画像1 画像1
 最近、不審者情報を耳にすることは、珍しいことではない。2年生という学年の子供たちは、自分や友達の「個人情報」の重要性をまだよく知らない。そこで、個人情報を守るため相手が確認できない電話で友達などの個人情報を教えないようにし、個人の情報の大切さについて考えることにした。
 授業の導入では、ネットモラルのアニメーションを視聴することで、子供たちに分かりやすい内容となった。子供たちは、ふだんの自分の生活を振り返りながら考えることができた。まとめでは、知らない人から電話がかかってきたときに気を付けることを発表した。相手が確認出来ないときは、名前や電話番号を言わない。名前や電話番号を聞かれた時は家の人に相談する。電話で「警察です」「学校です」と言われたら相手の電話番号を聞いて「後でかけ直します」ということなどである。
 授業を振り返ってみると、「自分や友達の電話番号や名前が個人情報ということを初めて知った」「聞かれたら教えちゃいそうだったからちゃんと家の人に伝えるようにしよう」「留守番は少し苦手だけど一人のときには電話に出ないようにしよう」また「自分や友達の個人情報は大切だと分かった」と話す子供が多かった。
  この授業を通して、「個人情報」とは何か、「個人情報」の大切さなどを理解し、留守番をしているときにかかってきた電話の対応の仕方や緊急時の連絡方法をあらかじめ決めておくことなどを各家庭へ啓発することも大切だと感じている。

【稲沢市立稲沢中学校】人との接し方を考える〜インターネット上のトラブルを題材とした道徳の授業を通して〜

画像1 画像1
 3年生の道徳の時間に、インターネット上のトラブルを扱った話を教材として、道徳の授業を行いました。話には、コミュニケーションアプリを通じたやりとりに端を発した、友達同士のいさかいが描かれます。その話を読み、何が問題であるのか、また、誰がどうすれば問題が解決するのかを話し合いました。
 生徒たちは、「コミュニケーションアプリのやり取りでは、自分の思いが十分に伝えられず、誤解が生じている」「自分で始めた悪口が、どんどん広がり手がつけられない状態になってしまっている」などの問題点に気づきました。
 その後の話し合いでは、「大切なことは、面と向かって言った方がよい」「アプリ上で感情的に言い争うのではなく、冷静に自分の思いを相手にわかるように伝えた方がよい」「周りの友達はやみくもに同調しない方がよい」「周りの大人に相談すべき」などの解決策が出されました。
 最後に、友達とコミュニケーションをとる際にはどのようなことに気をつけたらよいかを考え、まとめとしました。
 コミュニケーションアプリやブログ等を使ってのやりとりや情報発信は、今や、生徒たちにとって日常となっています。この授業は、それらをどのように使っていくべきか、また、その根本にある人との接し方について考えるよい機会になりました。

【豊田市立保見中学校】道徳授業〜ネットモラルについて〜

画像1 画像1
1 活動のねらい、生徒の実態
 本校では、「ほ」本気で、「ほ」保見中学校の、「え」えがおを、「み」みんなで考える会として、ほほえみ集会を行っている。前期にいじめのないクラスを目指してほほえみ宣言を考え、全校集会で発表し、学校全体でいじめについて考える時間をつくることで、生徒たちが相手を思いやる心の大切さに気づくことができる。その中でアンケートを実施した際に、多くの生徒がSNSを使用し、コミュニケーションをとっていることが分かった。そして、やりとりの中で「ケンカに発展してしまったことがあった」「不快な思いをしたことがあった」と答える生徒が多く、道徳部では、一斉道徳としてネットモラルを取り上げ、文字の伝達について考えた。
・無料通信アプリのやり取りをする場面においても忘れてはならない適切な行動があることを知る。
・話す言葉や文字による言葉を選ぶときにも、相手を思いやる心が大切であることを感じ取らせる。
2 活動の様子
 図1のように、話し合い活動を通して、SNS上で行われるやり取りを紙媒体で体験した。表情が見えない状態で会話をすることで、誤解が生じることを学んだ。文字によるコミュニケーションは、直接話すときよりも相手を思いやる心が特に重要であることを感じている生徒が多く見られた。また、文字の伝達は、日頃の人間関係が大きくかかわっていることに気づく生徒もいた。
3 生徒の感想
 スマホでの会話の中で、トラブルに巻き込まれたり、いやな思いをしたことがあると答えた生徒が多かった。「文字での伝達において気を付けるべきことが分かった」「誤解がないようにしたい」「日常生活でのコミュニケーションや人間関係作りが大切」といった感想が見られた。
4 まとめ
 文字によるコミュニケーションを日常的に使っている中学生は、無料通信アプリでのいじめが多くあることを自覚している。情報モラルの道徳を通して、ささいな言い間違いや誤解が人の心を傷つける可能性があることを学んだ。また、直接言葉で伝えることの大切さに気付き、学校をあげて、「ほほえみ」の大切さを考える機会となった。