【豊田市立若林西小】スマホ教室

 若林西小学校では、高学年が「スマホ教室」を行いました。
 ラインでの会話をプロジェクターで映し、「?」の文字が一つないだけで、トラブルになってしまった例を見たり、健康被害について聞いたりしたことを、みんなで考えました。
スマホは便利だけれども、使う人がその危険性を理解した上で、じっくり考えて判断し、正しく使うことを改めて確認することができました。

<スマホ教室の子どもたちの感想>
 「今日のスマホ教室で学んだことで、気を付けたいなと思ったのは、文字の表し方です。自分では問いかけているつもりで書いた文が、決めつけているような感じになっていました。今までも字の打ち間違いなどして、友達に不愉快な思いをさせてしまいました。スマホのメールやラインは便利だけど、お互いの顔や表情が分からないので、とても怖いと思いました」(6年) 
 
「スマホだけでなく、パソコン、ゲーム機などにも危険なことがあると分かりました。自分の名前を書かないようにしたり、広告を触らないようにしたりして、正しく安全に使いたいです。何かおかしいと思うことがあったら、すぐに家の人に相談したいと思いました」(5年) 
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【清須市立清洲中】安全で便利に使用するために

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 3年生を対象に「情報機器を使用するときの問題点」というテーマで、情報モラル教育の実践を行いました。中学生のスマートフォン所有率が4割を超えたといわれる中、情報機器を使用する際に様々な問題が起きています。本校の生徒に聞いてみると「迷惑メールが送られてきた」「SNSで知らない人からメッセージが届いた」「歩きスマホでぶつかりそうになった」「ワンクリック詐欺に遭いそうになった」など嫌な思いをしたり、トラブルに巻き込まれそうになったりした経験のある生徒が少なくありませんでした。

 そこで、今回の学習では、安全で便利に使用するためにどうしたらよいかを考えました。問題の原因やトラブルを回避する方法を話し合い、インターネットを使って調べ学習を行いました。
 調べ学習のテーマは「コンピュータウイルスの恐怖」「スマホ依存症にならないために」「ながらスマホの危険性」「SNSのメリット・デメリット」など各自でテーマを決めて、問題点を考えました。

 実践後の生徒の感想では「私はトイレやお風呂にもスマホを持って行くことがあります。いつもスマホが近くにないと不安になってしまうので、依存症の可能性があるかも知れません。スマホの使い方を考え直すきっかけになりました」「今回の授業で何げない言葉が仲間外れやいじめにつながることを学びました。以前にメッセージのやりとりがきっかけで友達と気まずくなったことがあったので、これからは誤解を招く言葉は避けようと思いました」などがあり、情報モラルについての問題意識を高めることができました。

【半田市立有脇小】「スマホ・ケータイ安全教室」

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 本校の6年生は、毎年「スマホ・ケータイ安全教室」という出前授業を受けています。通信会社から、「あんしんインストラクター」と呼ばれる方に来校してもらい、電子黒板を使って分かりやすく教えていただいています。
 今年度も、スマホやケータイを使って文字だけで伝えることの落とし穴、トラブルに巻き込まれたときの対処法等、例を挙げて説明してもらいました。どの話も、本当に身近に起こるような内容でした。
 併せて、半田市の児童会生徒会サミットで提唱された「ネット五原則」を再確認しました。
★ネット五原則
 ○携帯は、おうちの人と買いましょう。
 ○家庭で携帯のルールを決めましょう。
 ○携帯は、小学生は9時、中学生は10時までにしましょう。
 ○書き込みを見て、嫌な気持ちになっている人のことを考えましょう。
 ○安全に使うためにフィルタリングをかけましょう。

【あま市立篠田小】体験!体感!スマホ教室

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 本校では、情報モラル教育の一つとして、講師の方をお招きして、少年警察ボランティアや保護者も参加し、5年生が「体験!体感!スマホ教室」を行いました。
 本校の5年生は半数以上の児童が、自分のスマートフォンや携帯電話等を所持しています。今のところ、それらの使用による目立ったトラブルは見受けられませんが、子どもたちの身近な存在になりつつあるスマートフォンや携帯電話の危険性について学習することは大切なことだと考えます。
 今回の授業では、人権、知的所有権など自他の権利を尊重し、情報社会での行動に責任をもつことや危険回避の方法を学ぶなど、情報を正しく安全に利用することをねらいとしています。また、情報機器の使用による健康との関わりを理解し、情報モラルを醸成することも大切です。
 授業では、まずスライドを使ってスマートフォンの危険性を学習しました。メールで暴言を吐いたり、他人の写真を勝手に撮りホームページ上に載せたりすることが罪に問われることなどを学習しました。また、インターネット上の広告の偽物と本物を見比べる活動もしました。
 次に、実際にスマートフォンを使って、インターネット上の危険性を学習しました。画面をスクロールして文を読んでいくと、知らぬ間に課金されているということや、悪ふざけをしている動画や写真を載せ、その結果、非難を浴びるということを、身をもって体験しました。
 授業を終えた児童からは、「スマートフォンは便利だけど危険が多くあることを学んだ」「安全に生活できるように今日学んだことを生かしていきたい」といった声が聞かれました。今後、児童が楽しく生活していけるように、学校でも見守っていきたいです。

【瀬戸市立八幡小】携帯電話・スマートフォンの使い方について話し合いました

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 5年生が、道徳の時間に、資料「メールの返信」を利用して「情報モラル」について学びました。
★「メールの返信」のあらすじ
 主人公のユミは携帯電話で親友のナナとメールで頻繁にやりとりをしていました。そのことで母親から注意を受けたため、「夜9時以降、メールはしない」というルールを決めます。それを親友のナナにも伝えていたのですが、ある朝、ナナの態度が急変。その理由は、どうしても相談したいことがあったからメールしたのに、返信してくれなかったからというものでした。返信できなかった理由をナナにメールで伝えると、「私たち親友だよね?冷たくない?」という返信がきます。それを見たユミは、画面を見つめたまま考え込んでしまいます。
 クラスの約半数の児童が、携帯電話・スマートフォンを持っているという現状。これから起こりうる出来事に関心を抱いた子が多かったようです。それぞれ、思い思いに自分の考えを発言しました。
・「私なら、どうして分かってくれないの?と怒ってしまうと思う」
・「私は、相談してくれたのに返信しなかったことをひたすら謝るよ」
・「僕なら、こんなふうに相手のことを考えずに、自分の要求だけ押しつけてくるような子、親友とは言えない!」
・「今までせっかく親友として仲良くしてきたのに、この出来事だけで親友をやめることはできないな」
 本音で語り、議論する中で、自分では思いつかない考えに触れ、驚いていた子もいました。

<授業の終わりに書いた感想より>
・メールは、自分が思っていることが上手に言えないし、顔が見えないから相手がどんな気持ちか分からない。
・携帯電話やスマホを持っていないけど、メールって恐ろしいと思いました。
・私もこんな経験があり、携帯電話やスマホの使い方には気をつけないといけないことが分かりました。
・メールは言葉でしゃべってくれないから、気持ちが伝わりにくくて怖いことが分かりました。

 様々な考え方があるということを知り、自分の考えをより深めることができたようです。

【岡崎市立矢作北中】情報モラル教育実践

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 現在、スマートフォンの普及率は高く、小中学生の所持率も高い。インターネットは、とても便利であるが、使い方次第では相手を傷つける道具となる。正しい知識を身につけさせるために、3年生の道徳で「だれのためのプロフィール」という題材をもとに授業実践を行った。
●本資料のあらすじ
 優那は中学校2年生で、もうすぐ職場体験がひかえている。職場体験では事前に自分のプロフィールを作成し事業所の方に渡すことになっている。ある日、優那は通っている塾で自分の学校に転校生が来ることを知る。周りが持っているスマホの画面には転校生の顔写真が写っておりその写真を見てみんなが好きなことを言って笑っていた。そして実際、転校生が優那のクラスにやってくる。
●本資料の目標
1.新しい集団に所属する際の礼儀や自己紹介の在り方と意義に気付くことができる。
2.人間尊重の立場から新しい仲間を受け入れたり、理解したりしようとする心情を高める。
 本時の発問は、3つで構成した。発問1ではプロフィールカードの必要性について考える。発問2は「なぜ名刺を両手で頂くのか」とし、「人としての礼儀」ということに気付かせた。第3発問は、「事前に写真を見て騒いだ優那たちの問題点とは何か」である。悪口を言ってしまっている、正しい情報か分からないのに言ってしまった、勝手に決めつけている、うその情報を流しているなど、人としての礼儀に反しているという意見がたくさんあり、礼儀の欠如でこのようなトラブルになってしまったと理解している様子がうかがえた。
 最後に、「分かっているはずなのに、なぜネットトラブルが起きるのか。どうすれば防げるのか」と生徒に投げ掛け、話し合った。議論後の授業の感想から「今日はうその情報を流さないことや悪く言わないことなど、正しく伝え、きちんと受け止めることを学んだ。一番はその人のことを思い、尊重することが大切だと知った」や「人の気持ちを常に考えて、こうしたら相手は傷つくなとか喜ぶなとかをもっと考えていかなければいけないと、今日の授業を通して思いました」という感想があった。インターネットはとても便利であるが、相手の気持ちを考えることが大切であると学んだ時間となった。

【幸田町立深溝小】情報モラル講習会について

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 本校では、1学期の授業参観日に、講師の先生をお招きし、児童と保護者を対象にした情報モラル講習会を行いました。例年6年生のみを対象としてきましたが、今年度は、5年生も参加対象とし、インターネット利用に対する危機意識の向上を図りました。
 
<講習会の具体的な内容>
・インターネットの怖さを大人も分かっていない。それは、元々インターネットの常識はコンピュータ専門家の常識であったものが、近年の普及により、一般の大人だけでなく子どもまでも利用するようになってきた。スマホ、LINE、モンスト等、これらは全てインターネットにつながっている。しかし、親の世代はインターネットの教育を受けずに育ってきている。そして、今は大人が知らないことを子どもの方が知りすぎているという現状である。
・インターネットの世界にはルールがない。インターネット内において、大人、男、女、子どもという区別はない。現実の世界には警察がいて、人々の生活を守ってくれている。しかし、インターネットの世界には守ってくれる人もいないしルールもない。インターネット内では自分で自分を守るしかない。また、モラルや道徳心は国によって異なる。日本の常識が必ずしも世界では通用しない。だから世界共通のインターネットのルールは作れない。このように危険が潜む世界(インターネット)とつながっていくということを親は理解しなくてはならない。そして、今後、今以上にインターネットとのつながりをもっていく子どもたちを守るのは親しかいない。
<インターネットを使う上で大切にすべきこと>
(1)大人は子どもがやっていることを把握する。
(2)子どもは大人に何をやっているのかを話す。
(3)ルールを家庭で明確にする。
<子どもたちの感想>
・インターネットはすごく便利だけど、すごく危険だということが分かりました。変なメールが来たら、すぐに親に知らせようと思いました。
・これからは、家族で使い方や時間などをしっかり話し合ってから使うようにしていきたいと思いました。インターネットは、とても便利だけど、使い方を間違えると、とてもこわいものだと改めて知りました。

 子どもたちはこの講習会を通して、インターネットに対する危機意識をもち、使い方に気を付けたいなどの感想をもったり、また、実際に気を付けようとしたりするようになりました。
 近年は、インターネットの世界が子どもにとってとても身近なものになりつつあります。講習会では、子どもたちがインターネットによる犯罪やトラブルに巻き込まれないようにするためには、一番身近な大人である親がインターネットの利便性と危険性を十分に理解し、子どもを守る意識をもつことが大切であると強調されました。子ども以上に、保護者が真剣に耳を傾け、共に有意義な機会になったと感じました。このような研修を今後も継続していきたいと思います。

【長久手市立西小】「じょうほう」って何?なぜまもるの?

 2年生の児童を対象に、個人情報とは何か、なぜ守らないといけないのかを考えさせる授業実践に取り組んだ。
 導入で、情報にはどんなものがあるかを問うと、「電話番号、住所、車のナンバー、スマホのデータ、写真、動画、マイナンバー、メールアドレス、銀行の番号(暗証番号)…」と、低学年とは思えないほど多くの意見が出た。次に、児童が留守番をしているときに電話がかかってきて、個人情報を教えてほしいと言われたらどうするかを教師とのやりとりで実際にやらせてみた。相手が知らない人の場合、「分かりません」「後でお母さんに聞いてください」などと答える児童が多く、「相手が悪い人かもしれないから」「後で家に来ると困るから」と警戒心をもって対応することができた。
 よく知っている人に他の子のことを教えてほしいと頼まれたらどうするかを聞くと、「『直接相手に聞いて』と言う」「教える」と意見が分かれた。そこで、情報の伝わり方について、簡単な図を使って考えさせた。図をかき足していくと、自分は限られた人数にしか教えなかったつもりでも、それが次第に広がり、膨大な数になることに驚いていた。
 情報は便利だが、使い方によっては事件や犯罪につながること、自分の情報も他人の情報も安易に教えると思いがけない広がり方をするので、個人情報をしっかり守らないといけないことを学ぶことができた。
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【稲沢市立平和中】ケータイ・スマホのトラブルを未然に防止

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 ケータイ・スマホのトラブルを未然に防止するために、携帯電話会社より講師を招き、生活安全教室を開催しました。
 全校生徒を対象に、生徒がケータイ・スマホを利用する際に守ってほしいルールやマナーなどを学びました。また、被害者にも加害者にもならないためのポイントや、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法についても学びました。

○ 生徒の感想
・ネット上で悪口を言い合うといった話を聞いたことがあるが、それだけでも罪に問われることが分かった。また、個人情報を安易にネット上に載せると、どこで悪用されるか分からないことも知った。ネット上に書き込む言葉や情報には、十分注意したいと思う。 
・お得な情報に飛びついて詐欺被害に遭う可能性があることを知らなかった。ゲームをしていると、それらしい情報をたくさん見かけるので、十分気を付けなければいけないと思った。
・悪ふざけで撮った写真であっても、それがいつインターネット上に流出するか分からない。「もし自分がスマホを落としたら…」と考えると、とても怖いと感じた。管理の仕方には十分注意が必要だと思った。
・もし自分が被害者になってしまったら、すぐに家族や先生などの大人たち、警察に相談することで、悩みが解決できることが分かった。でも、まずは自分が被害者にならないように気を付けて過ごしていくことが大切だと感じた。

【刈谷市立小高原小】ネットモラルについて考えよう

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 本校の6年生のある児童は、人なつっこく、下級生に対しても、親切にふるまうことができる。ところが、最近学校に来ても、眠そうに目をこすったり、いらだったりしている様子が見られた。学校での様子を伝えるため、母親に連絡を取ると、母親には思い当たるふしがあるらしい。「インターネット」である。
 5年生のときから、インターネットに興味を抱き始め、自宅にあるパソコンを使って、インターネット検索をしているようだった。始めは、動画掲載サイトなどで、ゲームの攻略方法などについて調べていたらしいのだが、次第に、他の動画、アニメの視聴へと興味が広がっていき、最初は30分、1時間、そしてついには3時間と、その時間が延びていった。母親とルールを設けて使っていたようだが、やがてそのルールも希薄になり、夜中や早朝にこっそりインターネット検索を行うようになった。
 子どもたちが将来、様々な情報を積極的に得ることは、極めて重要なスキルである。だからこそ、小学校の段階から、インターネットに潜む危険性と、それらの危険を回避するためのルールについて段階的に学んでいくことが重要である。そこで、ネットモラルについて学ぶ機会を設けることにした。
 教材として「事例で学ぶNetモラル」にある「安全なネットの使い方」を視聴した。親の言いつけを守らず、一人でネットを使用したために、トラブルに巻き込まれるという内容のものであった。これを見せたとき、最初は面白がって見ていた児童Aの表情が、少しずつ変わっていくのが分かった。なぜならば、この教材内に出てくる少年の行動が、家庭での児童Aの行動とまさに一致したからである。授業後の発言では、「ネットはこわい。気を付けて使っていかないといけない」という言葉を聞くことができた。このことから、学習をする前よりも、ネットモラルについて意識が高まったように感じた。
 この「事例で学ぶNetモラル」は、視覚的に分かりやすく、トラブルの原因と結果、それを回避するための方法が、簡潔にまとめられており、児童がネットモラルについて意識するための教材として有効であった。

【瀬戸市立陶原小】携帯電話安全教室

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 スマートフォンによるSNSのトラブル、個人情報の流失、利用時間及び時間帯の影響から起こる生活リズムの乱れなど、スマートフォン所持の低年齢化が進み、最近では小学生がトラブルに巻き込まれることも少なくありません。本校では、正しい利用方法を理解させるために、毎年、携帯電話安全教室を行っています。今年度は5、6年生の児童と共に保護者も教室に参加してもらい、トラブルの実情を知るとともに、家庭でもしっかりと利用に関する約束ができるように計画しました。教室後の児童の感想には、「インターネットに載せた写真は一度載せたら、一生消せないと知ったので、本当に載せていいものか、一緒に写っている人の許可を得てから判断したいと思いました」とあり、子どもたちが、スマートフォンに潜む恐ろしさを理解することができたと実感できました。また、スマートフォンの利用のし過ぎで、ストレートネックなどの首の異常につながることを知った子は、利用時間や姿勢に気を付けていきたいと書いていました。

【豊川市立桜木小】相手に思いを伝えたはずなのに…

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 5年生を対象に、「携帯電話のメールを使った具体的な事例を通して、情報モラルについて考え、相手のことを思いやる態度を培う」ことをねらいとした授業を行いました。
 今、携帯電話などの情報機器が、児童にとって身近なものとなり、使い方によっては、人との関わりに問題を生じる状況も見られるようになりました。本校でも、高学年になると携帯電話のメールを使って、友達同士でやり取りをしている児童がいます。本時では、「相手に思いを伝えたはずなのに…」(私たちの道徳 小学校五・六年生)を題材に、電子メールの場合のコミュニケーションの仕方や注意事項などを、子どもたちと考えました。友人を励まそうとする主人公の思いがどうして伝わらなかったのか、どのようなことに気を付ければならないのかを、話し合いました。
 授業の終わりに、子どもたちは、「自分の捉え方と相手の捉え方が違うことが分かった。相手のことを考えて文章を作ることが大切だと思った」と感想を述べていました。

【西尾市立津平小】ICT活用情報モラルの実践

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 本校では、10月にICT活用情報モラルの実践を学年ごとに行いました。そこでは、「情報化社会の新たな問題を考えるための教材−安全なインターネットの使い方を考える−指導の手引き」の動画教材を活用しました。
 授業の初めに、ゲームについてのアンケートに、コンピュータを使って回答しました。その結果をみんなで確認してから、ネット依存をテーマにした「ネットゲームに夢中になると」という動画を視聴しました。登場人物の気持ちに共感させた後で、動画の解説を見て、過度なインターネットの利用により、生活習慣が乱れて日常生活に大きな支障をきたすことを学びました。授業の最後に、学習支援員の方からは、「ゲームは達成感があるが現実の方がもっと良い。ゲーム以外の楽しいことをもっとやると良い」などのお話がありました。
 子どもたちは学んだことを保護者に伝え、保護者には感想を書いてもらいました。「ゲームの時間を決めて、友達や家族とのコミュニケーションを大切にしましょう」「長時間することで、身体にも影響を及ぼすから気を付けましょう」「今後も親がしっかり見守りたいと思いました」など、保護者の方にもゲームについて改めて御理解いただけて、有意義な学習になりました。

【豊橋市立羽根井小】「携帯電話を持たせない」この意見にあなたはどう答えますか?

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 今日、携帯電話の普及は子どもたちの生活に大きな影響を与えている。多くの子が便利な道具として使用しているが、高学年になると友達との間でトラブルの原因ともなってきている。
 そこで、携帯電話安全教室を行い、具体的な事例をもとに危険性やルールについて学んだ。しかし、実際に問題が発生するまでは、他人(たにん)事として考えることが多いため、自分自身のこととして考えるための授業を設定した。
 多くのトラブルから、「小中学生には携帯電話を持たせないようにしよう」という声が上がっている。それらを紹介し、「あなたはどのように答えますか?」というテーマで道徳の授業を行った。
 子どもたちは、賛成、反対、迷うという立場から意見を述べていった。賛成の子からは、「いじめなどのトラブルが起こるから」「ルールを守れないし、自分で責任をとれない」などの理由があがった。反対の子からは、「便利なので、ないと困る」「ルールをきちんと決めればいい」「親の管理下で使えばいい」などの理由があがった。
 互いの意見を聞く中で、今は賛成の子も、今後使うことを考えて、上手に使うためにはきちんと良い点と悪い点を理解すること、家庭でルールなどをしっかりと話し合うことが大切だということが学習できた。
 この授業を通して携帯電話の問題点を認識し、賢い使い方を考えるとともに、自らの生活を見直すよい機会となった。

【長久手市立長久手中】情報モラル講習会

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 近年、スマートフォンの急速な普及により、学校を取り巻く環境も大きく変化した。中学校におけるSNSでのいじめや嫌がらせが大きな社会問題となっている。
 本校の生徒にアンケートを実施したところ、「携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをする」と回答した生徒は、全校の7割程度であることが分かった。学年が上がるごとに減っていく傾向にあるものの、仲間はずれ、いじめ、私的な写真の無断掲載など、ネット上でのSNSを中心とするトラブルは、ゼロにならないのが現状である。
 そこで、本校では、毎年1回、企業の講師を招き、情報モラル講習会を行っている。今年度は、学年始まりの4月25日に講師の方を招いて実施した。この講習会では、LINEにおけるメッセージの正しい伝え方やネットの炎上の危険性などについて分かりやすく説明していただいた。また、生徒同士で解決策を考える場面もあり、とても意義深い内容の会であった。 
 また、本校では、学年ごとに情報モラル教育を行っている。例えば、現3年生は、入学して間もない頃に、ネットによるいじめ、ネット依存症、個人情報流出の危険性などを、ニュース番組を視聴させながら指導を行った。一方、社会科・公民の学習では、「情報化」という単元において、より実践的な情報モラル教育を実施している。
 さらに、学年懇談会や個人懇談会などを通じて、情報モラルに関する保護者の理解と協力をお願いしてきた。早い段階からの学年一丸となった指導と早期対応の甲斐もあり、ネットトラブルにおける生徒指導の機会もかなり少なくなった。
 ネットトラブルが少ないことは、学校生活の中での生徒同士の関係がより良好になっていくことにも繋がる。実際、学級・学年問わず生徒間の仲が非常に良くなり、勉強にも意欲的に取り組むことができるようになってきた。また、教師と生徒との関係もとても良好になってきていると感じる。
 次年度も、学年、全校においてモラル教育は重点的に実施していく。学校が中心となって、家庭や地域と手を取り合い、ネット社会の悪から子どもたちを守っていかなければならない。

【春日井市立勝川小】情報モラル教育の実践

 情報技術が発達してきた現在、いろいろな危険に巻き込まれるからといって、パソコン・ケータイ・スマホ等を「使わない」生活をするというのは難しいことです。「使う」ことを前提に、子どもたちにいかに「うまく使う」生活をするかを伝えることは、とても大切なことだと思います。そこで、本校では、情報モラルに関する授業実践に、全学級で取り組みました。
 「事例で学ぶNetモラル」「NHKスマホ・リアル・ストーリー」や「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」の出前授業など、各学年の発達段階に応じて、内容や教材を選択しました。
 1年生は、コンピューター室での約束ごとを確認しました。2年生は、ゲームのやりすぎは健康を損なうことを知り、コンピューターは大人と一緒にやることの必要性を理解しました。3年生は、ネットは便利なだけではなく、危険な面もあることを学習しました。4年生は、スマホによるトラブルの事例や、インターネット上には間違った情報も存在することを知りました。5・6年生は、各学級での授業実践だけではなく、KDDIの方をお招きして「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。映像資料とともに、スマホ・携帯電話を使う際に、小学生に起こりやすいトラブル事例と、その防止策や対処法を学びました。5・6年生になると、半数以上の児童がスマホや携帯電話を所持していて、無料通話アプリを利用している児童もたくさんいます。また、ゲーム機を通して同様のコミュニケーションをとる児童も多いので、今回のことは身近に感じられたようでした。授業後の振り返りには「言葉づかいに気を付けて、相手に正確に伝わるようにしたい」「お金がかからないように気を付けたい」「困ったらすぐに親に相談しようと思う」などの感想がたくさん書かれていました。
 「情報モラル」と言いますが、インターネット上のトラブルの多くは、道徳・マナー・規範意識といった、日常のモラルの欠如によるトラブルも少なくありません。全学級の全児童が、情報モラルについて考えられるように、今後も学校全体として情報モラル教育の実践に取り組んでいきます。
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【犬山市立東部中】情報モラル教室

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 親子で考える情報モラル教室を開催しました。
 「インターネットを使うときに気をつけること、考えること」というテーマで、講師はLINE株式会社の方です。文字だけの情報で起きてしまうトラブルを想定して、とても分かりやすい話でした。「私」にとっては気にならないことも、相手にとってはとても嫌なことだってあります。相手のことを考えて進める「キャッチボール」が大切ということを教えていただきました。

<講演後の生徒の感想より>
(中3女子)
 私は、今までLINEで相手のことを考えずに送っていました。これからは使う時間と相手のことも考え、送りたいなと思いました。
(中2男子)
 僕はまだスマホを持っていませんが、これから使うときは、今日の話をしっかりと頭に置いておきたいと思いました。
(中3男子)
 キャッチボールは相手のことを考えてするもの。今日の講演ではいろいろな例が出て分かりやすかったです。自分は写真をアップされてもいいと思っていたけど、学校全体では嫌だと思う人がたくさんいることが分かった。
(中1女子)
 夜遅い時間という考え方でも、人それぞれであり、自分にとっては遅くないという時間でも、相手にとっては遅い時間であるということもあり、当たり前はそれぞれ違うんだなあと感じました。

【一宮市立浅野小】「情報モラル」の育成について

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 「情報モラル」の確立のために、(1)「ソーシャルスキルトレーニング」の活用(2)「ことば」のはたらきを考えた国語の授業の実践(3)日常的なモラルの育成を図るための道徳授業の実践(4)情報機器やアプリケーションソフトの疑似体験の4つを柱に据えて実践に取り組んだ。
 (4)では、無料通話アプリの疑似体験をさせた授業を実践した。最初に「この服かわいくない?」というメッセージに対する返信画面のスタンプと文字を提示した。(画面図)そこで、どんなスタンプとメッセージを返すかを考えさせた。児童の反応は「ひどい」「そんな言いかたしなくても」「スタンプが馬鹿にしている感じがする」「怒った顔のスタンプを返す」といった反応が返ってきた。教師が、この文の意味は「かわいいね」で、スタンプは「それすごくいい」を表すものだということを伝えた。しかし、児童らは「この内容では、わからない」「かわいいねって言えばいいのに」といった反応をした。授業のまとめでは、「わかりやすい言葉を使おう」「相手の気持ちをよく考えてから送ろう」といった意見が出てきた。
 こうした直接的な実践を積み上げて、「ことば」の使い方や「トレーニング」を加え、日々の道徳の授業を基に児童の心を育てていきたい。 

【春日井市立篠木小】情報モラル教室

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 本校では、10月5日(水)6限に4・5・6年生を対象に情報モラル教室を開催しました。講師には春日井警察署生活安全課の方を招き、緊張感を持ってお話を聞くことができました。インターネットで調べられること全てが本当とは限らないことや、メールやLINEの友達とのトラブルの事例をDVDで見て、とても勉強になる会となりました。事後の感想には、「インターネットに書いてあることが本当とは限らないと聞いて、信じ切っていたので怖いなと思った」や「私もラインのやりとりで友達とおかしくなってしまったことがあったから気を付けようと思った」という気づきが見られました。

【豊川市立長沢小】情報泥棒にならないために

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 最近の子どもたちは、社会科や理科などの調べ学習で、本だけでなくネットを利用することがあります。ネットで調べることによって、より多くの情報や知識を得ることが期待できます。しかし、ネットで得た情報や知識を自分が見つけたことのように書いてしまうことや簡単に写真を取り込んで活用することが、著作権や肖像権の侵害になるということに気付いていない子どももいます。
 そこで、本校6年生は、ネットで得た情報や知識を自分の学習に取り入れるときに気を付けなくてはいけないことについて、総合的な学習の時間に話し合いました。
 授業では「自分のアイデアや考えを他人が無断で使い、賞をとったり表彰されたりしていたらどうだろう」ということを考え、子どもたちは、「いやな気持になる」や「努力が無駄になってしまう」という意見が出された。また、「これから先、インターネットからの情報をどのようなことに注意して扱っていけばよいのか」ということについては「ネットの情報を勝手に使わない」「転載したときは、どこから持ってきたのかを明記する」という意見が出ました。
 この学習を通して「調べ学習をする時のインターネットの使い方に、気を付けなければ迷惑がかかることが分かった」という子どもの声が多く聞かれました。個人が撮った写真や書いた文章は、他人が勝手に使ってはいけないことや使うときには許可が必要となることなど、インターネットからの情報や知識を利用する際に守らなければいけない情報モラルについて学ぶことができました。