【武豊町立緑丘小】情報モラル教育実践

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 本校では、学年の実態に応じて情報モラル教育に取り組んでいます。
 4年生では、「コミュニケーションの違い」について学習しました。授業前は、多くの児童がメールでも自分の気持ちを相手に伝えることができると考えていました。しかし、実際にメールで文字のみを読む場合と、顔を合わせて会話をする場合を比べることにより、伝わり方や感じ方が違うことを体験しました。その上で、どのような言葉をメールに表すと、相手に気持ちを伝えることができるか話し合いました。
 学習後、多くの児童が、「顔を見ずに気持ちを伝えるのは難しいので、メールをするときは、言葉をきちんと選んで文を作りたい」「友達の気分や様子を想像して文章を作りたい」と考えるようになりました。
 4年生の内容を受けて、5年生は「LINEのトラブル事例と予防について」、6年生は「肖像権について」など、今日的な課題に取り組んでいます。今後もそれぞれの発達段階に応じて情報モラル教育を行い、情報化社会を生きることができる児童の育成を目指していきたいと思います。

【安城市立安城東部小】情報ツールとの上手な付き合い方を学ぼう

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 現在、パソコンやスマートフォンが身近なものになり、子どもたちがそれらに触れる機会が増えています。本校の4年生のある学級では、約6割の子がパソコンやスマートフォンで動画やニュースの視聴をしたり、ゲーム、LINEなどのコミュニケーションアプリを使用したりしているという現状です。インターネットによりあらゆる情報を手に入れやすくなっている今、情報ツールとの上手な付き合い方を考える必要があると感じ、情報に関する授業を行うことにしました。
 授業では、Twitterで流れたデマを題材に、情報について考えました。熊本地震が起きた際、写真を加工し、動物園からライオンが逃げ出したという情報がTwitter上に流れたというものです。子どもたちは「落ち着いて考えたら加工していることが分かる。」という意見も出ましたが、「地震のときに慌てていたら信じてしまうかもしれない」といった意見も聞かれました。中には「ネットの情報は余り信じていない」という子もいました。インターネットで簡単に手に入る情報について、一度自分の中で整理する必要性を感じたようでした。また、発信する立場になったとき、うその情報を流さない、内容をよく考えて発信することの大切さを学びました。
 また、LINEなどを使い、非対面でのコミュニケーションをとる場合に気を付けることを話し合いました。文字やスタンプなどでしか情報伝達ができないので、お互いの気持ちが分かりにくく、誤解される可能性があることを学びました。子どもたちは、「正しく使えば便利なので、相手のことを考えながらメールやLINEを使っていきたい」「自分がスマートフォンを持つときは、変に情報が伝わらないように気を付けたい」と感想を述べていました。成長するにつれて情報ツールを使用する機会が増す子どもたちに、今後も継続して指導していきたいと思っています。

【東郷町立兵庫小】スマホ・ケータイ安全教室

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 11月17日(木)に小学校6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。スマートフォンや携帯電話の利用に関連した危険やトラブルを未然に防ぐために、外部から講師の方を迎え、DVD視聴・講義をしていただきました。
 最近では、スマートフォンを所持する小中学生の割合が増えてきているため、身近な内容に児童も真剣な表情で講義を聴いていました。この日は学校公開日でしたので、保護者の方にも参観していただき、家庭からの見守りを呼びかける機会にもなりました。主な講義の内容は、次の4点でした。
・ 個人情報の公開について
・ なりすましによるメールのやり取りについて
・ SNSによる情報の広がりについて
・ フィルタリングサービスや、トラブル相談窓口の紹介
 この4点について、それぞれ実例の紹介が多数あり、スマートフォンの正しい使い方について学ぶことができました。

〈児童の感想〉
・インターネットはとても便利で、よく使用していますが、「みんなが使うものだから安全でしょ」と思っていたので、実話を基にしたムービーを見て気を引き締めなければと感じました。
・私もスマホをよく使っているので、フィルタリングを利用したり、困ったことは親に相談したりしようと思いました。
・写真をアップしただけで、簡単にたくさんの人に広まってしまい、取り消せなくなると知って驚きました。
・今、私は家族で使うタブレットを持っています。友達と会話したり、調べ物をしたりして楽しんでいますが、トラブルについては知っていても深く考えたことはなかったので、自分にも関係があることだと知って気を付けようと思いました。 

【尾張旭市立西中】情報モラルについての理解を深める

 西中学校では、「創造・実践・健康」という教育目標の下、豊かな感性と自己肯定感を育み、自らの生き方を考えさせる教育を推進しています。ただ、中学校の3年間は自分の生き方に悩む時期でもあります。自分の生き方を考える上でも、相手を思いやり、互いを認め合う心を育てることは、必要不可欠です。自分自身を見つめさせ、いずれは社会に出て行く生徒たちに、正しい情報を選別できるように指導し、社会と人のために自分には何ができるのか、考えさせていきたいと思っています。そのため、学校としていろいろな取組を行っています。
 今年度、一学期は6月16日(木)に1年生及び保護者を対象に携帯電話やスマートフォン・パソコンの正しい利用の仕方についての「サイバー犯罪防止教室」を実施しました。7月14日(木)には2年生及び保護者を対象に薬物乱用の害について理解を深めるとともに、薬物が及ぼす体への害や恐ろしさについての「薬物乱用防止教室」を実施しました。また、フィリピンへの支援に向け、学校集会で全校に呼びかけ、募金活動や古着回収などを行いました。生徒会や各クラスの代議員の「協力をお願いします」という熱心な声が朝から響き、多くの生徒の協力する姿が見られました。また、12月14日(水)に全校及び保護者を対象に現代のスマートメディアが抱える諸問題についての「人権集会」を実施しました。生徒の感想には「人とのつながり方を改めて感じさせられた」「自分が言われたらいやなので言わない」「一つのことに集中しようと思った」「テレビとスマホを同時にやると脳が破壊されるというのは初めて知った」などがありました。
 こうした活動を通して情報社会における正しい判断や望ましい態度を育て、周りと協力しながら思いやりの心を持って活動する生徒たちを育てていきたいと考えています。
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【常滑市立鬼崎南小】 情報モラル講演会を実施して

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【常滑市立鬼崎南小】 情報モラル講演会を実施して
 情報化の進展に伴い、本校でも自分専用のスマートフォンや携帯電話を所持し、メールのやりとりやインターネットを利用している児童が増えてきています。無料アプリゲームポケモンGO等を利用している児童もいます。そこで本校では、毎年5、6年生を対象にした情報モラルやネットモラルについて外部より講師をお招きして、児童に啓発活動を行っています。本年度は、校区青少年問題連絡会との共催により、講習会を開きました。お話ししていただいた内容は以下の通りです。
・LINEなどを使ってメールをやっていると例えば「何で来るの?」という言葉が 「どうして来るのか?」と理由を聞いているのか「自転車等の乗り物で来るのか?」を聞いているのか等相手が誤解してトラブルになることがあること。
・スマートフォンなどを使って写真を撮ると位置情報も送られ場所等が第三者に分かってしまう危険性があること。
・ネットのコマーシャルを検索していくと思わぬサイトに誘い込まれ様々なトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあること。

<児童の感想>
・LINEをやっているけれど、今後相手に思いが伝わっているのか良く確認してから送るようにしたいです。
・インターネットをやっていると知らない人に位置情報が伝わってしまって怖いと思いました。
・無料アプリの偽物に気をつけたいです。
・スマートフォンを使って動画やゲームをやっているけれど、あやしいサイトに気を付けて使っていきたいです。

【あま市立甚目寺中】中学生・保護者のための安心スマホ教室

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 現在、本校の生徒もスマートフォンやインターネットを利用する人数は多く、その中でも、SNSによるトラブルを経験している生徒も少なくない現状です。
 本校では、7月6日(水)に講師の方をお招きし、「中学生・保護者のための安心スマホ教室」を開催しました。様々なトラブルケースや、それに巻き込まれないための方法を学びました。
 教室では、メールやSNSを使用する際の注意点を中心に話が進みました。「メールは相手の顔が見えないから気持ちが伝わらない」「SNSでは、何げなく載せてしまった画像から個人情報が流出する恐れがある」、「一度インターネット上に公開された情報は簡単には削除されない」など、生徒にとっては初めて耳にすることばかりでした。日頃、何げなく使っているスマートフォンに潜んだ危険について知ることとなりました。
 これからの時代、スマートフォンをほとんどの人が使用することとなるはずです。持ち始めた時期から、きちんと「使い方」を知ることが大切ですね。

【東海市立名和中】無料通話アプリに潜む危険について学習しました

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 本校では、多くの生徒がスマホやパソコンなどを利用して、無料通話アプリやインターネットに親しみ、便利に使用しています。その一方で、無料通話アプリでの会話や、インターネット上の何げない書き込みが原因のトラブルも、少なからず発生していました。そこで、東海警察署の方を招いて、「情報モラル」についての授業を行っていただきました。

 授業では、多くの生徒が利用している無料通話アプリによって思わぬトラブルに巻き込まれてしまう危険について教えていただきました。「既読」がつく機能がコミュニケーションの負担になったり、ネット依存やネット中毒につながったりすることや、突然の仲間外れなどによっていじめの道具になり得ること、また情報漏えいやチェーンメールなど人の迷惑や重大なトラブルにつながる可能性があることなどを知り、ふだん意識することを忘れがちである「危険」に改めて気付かされる内容でした。そして、ルールやモラルを守るために、「書き込みやクリックする前にもう一度考えること」、「簡単に信用しないこと」、「自分一人で悩まず誰かに相談すること」という3点の大切なことも教えていただきました。

 生徒らは真剣な表情で授業を受け、今一度自分の生活を振り返ることができました。そして、「今後は今以上に気を付けて使いたい」、「友達とよい関係を作るための道具にしたい」など、前向きな感想をもつことができました。

【清須市立桃栄小】親子で学ぼう!スマホ・ケータイ安全教室

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 桃栄小学校では、講師の方をお招きし、6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。自分にも起こり得る身近な事例を基に、スマートフォンや携帯電話の利用に関連した危険やトラブルを未然に防ぐ方法について考えました。講師の先生からは、トラブルを防ぐために大切なこととして、次の3点を教えていただきました。
(1)ルールやマナーを守って正しく使う。
(2)フィルタリングを上手に使う。
(3)何かあったら、必ず家族や先生など、まわりの大人に相談する。
 授業後の児童からは、「スマホは、便利だけど、自分の知らないところでトラブルに巻き込まれることがあるので、とても怖いと思いました。これからもルールやマナーをきちんと守って、上手に使いたいと思いました」という感想が聞かれました。保護者の参加もあり、親子でスマートフォンや携帯電話の安全な使い方について考えるよい機会になりました。

【みよし市立三好中】『サイバー犯罪講習会』を行いました。

 三好中学校では6月24日(金)に『サイバー犯罪講習会』を行いました。豊田警察署生活安全課少年係の方を講師に招き、スマートフォンでのトラブルと対応について学びました。三好中学校の生徒の多くが個人用のスマートフォンを持っていて、SNSなどを利用して友人と様々なコミュニケーションをとっています。以前から、書き込み等のトラブルを防ぐ取組をしてきたものの、トラブルはゼロではありません。何げない書き込みが、他人を傷つけているかもしれないという危険性をもっと理解し、書き込む瞬間にふと立ち止まってその書き込みについて判断することが大切だということを学びました。画像や動画の扱いも注意が必要です。思わぬところで大きな事件に巻き込まれる可能性もあります。子どもたちの安全を守るために、子ども任せにせず、家庭と学校が連携をとって正しい使い方を繰り返し伝え、ネットを利用する子どもたちの判断力を育んでいくことが重要です。
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【蒲郡市立中央小】2年生が、個人情報の大切さについて学びました。

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 2年生の児童を対象に、個人情報の大切さについて知り、自分で個人情報を守ろうとする態度を養うことを目標にして授業を行いました。
 算数の学習で、九九の練習を頑張っている2年生に対して、「架空の『九九協会』という団体から「九九に答えて、素敵なプレゼントに応募しよう」という募集が来たら、個人情報を書いて公園のポストに入れて応募しますか?」という投げかけをしました。子どもたちは「入れる」「入れない」「まよう」と自分の考えをもつことができました。話合いを通して、応募先が得体のしれない謎の組織だということに気付き、もしかしたら、だまされているかもしれないという意見が出ました。ふだんの生活で「知らない人に住所や電話番号を教えてはいけない」という意識のある児童が多かったので、初めは「入れる」と言っていた児童も、応募することで自分の個人情報が第三者に知らされてしまうことに気付くと、安易に教えてはいけないことに気付きました。また、自分で判断しようとせず、困ったときや迷ったときは、保護者や教師など、身近な大人に相談することの大切さを伝えると、安心した様子が見られました。
 本実践を通して、個人情報をむやみに人に教えてはいけない、書いてはいけないという意識が高まりました。子どもたちにとって興味のあるものなど巧妙な手段で個人情報を引き出させようとしている現実についても知らせることができました。個人情報を守ることの大切さについて、今後も、計画的に繰り返し指導していくことが必要であると感じました。

【一宮市立木曽川東小】 情報モラル指導の研修会

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 SNSや動画再生サイトでの情報が、子どもたちの話題の中心になっている昨今、情報モラル教育が重要であると考えています。そこで、木曽川東小学校では、教員を対象に情報モラル指導の研修会を行いました。まず、子どもたちのインターネット利用の現状と問題点について学びました。次に情報モラルの指導のポイント5点(下記記載)を確認しました。
・ネット内に個人が特定されるものを記載しない。
・ネット内に記載した文、画像は永久に残る。
・現実社会でしてはいけないことは、ネット内でもしてはいけない。
・ネット内で知り合った人とは絶対に会わない。
・ネットは一人でいるところではしない。
 最後に具体的な事例を紹介し、その解決方法について全職員で考えました。まとめとして、新聞記事から他校の実践例を紹介するとともに、記事内の「ネットやスマホのルール作りは他律から自律へ」が今後のテーマとなることを確認しました。研修後、職員からは、「自分が思っていたよりも、多くの児童が自分のスマートフォンを所有し、使用していることに驚いた」「情報モラルを指導する必要性を今まで以上に強く感じた」などの声が聞かれました。子どもたちが情報モラルの大切さを理解し、インターネットやSNSなどを正しく活用できるように、今後も指導していきたいと思います。

【西尾市立西尾中】西尾中学校ケータイ教室開催

 西尾中学校では、夏休み前の7月1日に、ケーブルテレビの方を講師に招き、「西尾中学校ケ−タイ教室」を開きました。全校生徒や教職員、PTAの実行委員の方を対象に、インターネットを安心・安全に使用するために必要なルールやマナーについて学ぶことができました。
 最近は生徒や教職員、保護者の中でも頻繁にLINEやその他のSNSが利用されています。正しい使い方をすれば、便利なツールであり有効な手段ですが、使い方を誤ると犯罪に巻き込まれるなど、思いもよらぬ事態を引き起こすことがあります。講習の中では、ネットによるいじめの事例を映像を通して確認することができました。
 終了後の生徒たちの感想の中には、「携帯電話やスマートフォンは持っていませんが、持てるようになったときには、気を付けて使いたい」という意見や、「気を付けて使っているので、自分には関係ない話だと思っていましたが、振り返ってみると自分もマナー違反だったと思える使い方をしていることがあり、これからは、もっと気を付けて使っていきたいです」といった意見がありました。
 これからも、私たちを取り巻くネット環境は更に便利になり、使用する機会も増えていき、教職員や保護者はもちろん、生徒たちにとっても、より身近なものになっていきます。様々な事例に対応していくためにも、生徒や教職員だけではなく、保護者にも大勢参加してもらい、情報を共有することで、生徒の安全な生活を守っていきたいと考えています。
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【豊橋市立高根小】マナーを学ぶ!!〜みんなでつくろう「われらのネット憲法」〜

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 子どもたちは、今までインターネットを利用した経験から、情報の多さや、利便性に気付いている。自分専用のスマートフォンを「現在持っている」又は「持ちたい」と思っている子が55%おり、スマートフォンへの関心が高い。「スマートフォンでやってみたいことは?」の質問では、ゲームアプリ、YouTube、ライン、音楽視聴であった。これらは利用の楽しさがあるが、利用の仕方を間違えるとトラブルを引き起こす可能性が高い。そこで、インターネットやスマートフォンを使う時には、ルールやマナーについて考えて利用してほしいと考えた。

 第1時では、インターネットで情報を得たとき、掲載されている情報が本当に正しいかどうかを確かめて自分で判断できるようになるとともに、偽情報の発信源にならないように、発信者としての態度も身に付ける。その際、「事例で学ぶ Netモラル」の映像クリップを活用する。第2時では、友達とラインでやり取りをするときには、文字情報・スタンプ・絵文字だけでは、正しく伝わらないことがあることを知り、自分が意図したことが伝わる内容になっているかを考える。ラインでのトラブルが自分のこととして感じられるように、黒板をスマートフォンに見立てて、メッセージのやり取りを再現する。第3時では、講師の方をお招きし、スマートフォンの安全な使い方を学ぶ。単元の最後には、これまで考えてきたインターネットやスマートフォンの正しい利用法をまとめ、「ネット憲法」を作成する。
 学習後の子どもは、「ラインで友達にいやな思いをさせないように気を付けたい」や「不特定多数の人とつながる可能性があるネットの使い方を考えたい」などの感想を持った。

【西尾市立佐久島小】 「ゲーム依存」って何だろう

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 中学卒業まで島内で暮らす「島っ子」と、島外から通う「しおかぜさん」がほぼ同数の本校では、「普段ほとんどゲームをしない」(3名)、「1人でゲームをする」(13名)、「オンラインゲームをする」(0名)であった。「1人でゲームをする」13名の中には、同じ部屋の中で、通信できるゲームをする児童が、9名存在した。島っ子・しおかぜに関係なく、また学年に関係なく、ゲームに興味をもって遊んでいる児童が少しずつ広がっていくのではないかと感じる。そこで今回、情報モラルの課題の一つ「ゲーム依存」について、全学級で考える時間をもった。
 授業では、始めは時間などのルールを決めてゲームをしていたのに、だんだんルールが守れずにのめり込んでいく主人公の姿を記録したビデオを視聴した。そして、ゲーム依存になった原因やゲーム依存になるとどうなるかを考え、話し合った。最後に、ゲーム依存にならないためにはどうしたらいいかを発表した。
 「ゲームより釣りの方が楽しいからゲームはあまりやらない」という島の自然の中に楽しみを見つけられる児童から、「お母さんに怒られるからルールは守ってゲームをする」という家庭の教育力が確立し、きちんと守られている児童、「もしやめられなくなったらゲームを捨てる」という児童まで様々であった。
 今回はゲームで長時間遊ぶことがどんなことにつながるのか、ゲーム依存の怖さなどを知るよい機会となった。今後も、児童の実態に合わせてネット依存に関する授業や保護者向けの研修等も実施していきたい。

【瀬戸市立原山小】携帯電話を安全に使うために

 6月28日に本校で、6年生対象の携帯電話安全教室が行われました。6年生にもなると、スマートフォンや携帯電話を持っている子が何人かいます。それらを活用して、ラインで連絡のやり取りをしたり、YouTubeを見ていたりする子もいるようです。
 授業では実際にあった事例を交え、携帯電話やインターネットのトラブルを未然に防ぐ使い方を学びました。学習したテーマは以下の3つです。
・スマートフォン携帯電話を使用するときに家庭で決める約束事について
・メール等の文章は相手に誤解を与え、いじめにつながる可能性があること
・インターネットで友達になった人は安易に信用しないこと
 この授業を通して、スマートフォンや携帯電話の安全な使い方について学ぶとともに、今までの使い方について振り返るよいきっかけとなりました。
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【豊橋市立南陽中】みんなで考えよう〜情報モラル教室〜

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 本校では、6月24日にネットモラル講座を行った。
 事前アンケートから、生徒のSNS利用率は全校の約65%、その中で、会ったことがない人とSNSでつながったことがある生徒は約39%であることがわかった。また、SNSでつながれば「友達」「いい人」だと思う生徒は約25%という結果であった。生徒たちはSNSというコミュニケーションツールを便利な物として認識し、多用している一方で、その危険性についてはまだまだ意識が低い。
 ネットモラル講座は、携帯電話会社の方を講師としてお招きして行った。主な内容は、生徒たちが巻き込まれやすいトラブルの紹介やトラブルの回避方法、犯罪となる行為の紹介、ネットモラルの啓発である。SNSがきっかけとなって起こり得る事件の怖さや文字によるコミュニケーションの難しさ、GPS機能から位置情報が漏れる恐ろしさ、インターネット上に一度載せた情報はデジタルタトゥーといって一生残ってしまうことなど、具体的な事例を生徒は真剣に聞いていた。保護者や地域の方も参加され、生徒を取り巻くインターネット環境の現状について知っていただくよい機会となった。

 以下は参加した生徒の感想である。
○4か月前にSNSができる機器を手にしました。ツイッターなどの見知らぬ人とコミュニケーションをとることはしていませんが、ラインで友達とやりとりをしています。文字だけでは伝えきれないことがたくさんあり、言葉ですれ違うことの怖さを知りました。直接会って話すことが一番で、とても大切なことだと思いました。
◯スマホなどの機器は持っていませんが、友達が「一緒に写真を撮ろう」とよく誘ってきます。その写真をラインに載せたりしているので、気を付けるように声をかけたいです。よく考えて使うようにしなければならないと強く思いました。
◯インターネットやスマホの世界は、便利だけれど、とても怖いものだと思いました。軽い気持ちや行動で、自分の家族や友達、周囲の人を巻き込んでしまいます。それに、自分の将来にも関わってしまいます。一度起こったことは、消しても消しきれないし、一生の傷になってしまうことがわかりました。自分の行動に責任をもち、正しい判断をしていきたいです。

【豊田市立下山中】メールなしでは生きていけない

◆活動のねらい
 近年、SNSの利用者は増え続けている。実際に使ってみると便利な部分も多いと感じる。しかし、利用者が増えることによって、SNSでのトラブルも増えてきていることも間違いない。使い方をひとつ間違えると、ときには取り返しのつかないことになってしまうこともある。下山中学校の生徒もSNSを利用しているので、トラブルに巻き込まれないようにするために正しい使い方やマナーを学び、実践してほしいと考えた。また、画面上だけでやりとりをするのが当たり前になり、世の中では面と向かって会話することが減ることでコミュニケーション能力が低くなりつつある。社会に出ると、今まで慣れ親しんできた地域の人とは違い、いろんな人と触れ合うことになる。SNSがないと生きていけないような人間にならないためにも、この授業を通して、SNSの正しい使い方を知るとともに、会話を通してのコミュニケーションの大切さに改めて気付いてほしい。
◆生徒の実態
 授業を行った1年生の生徒20人に、授業を行う前にアンケートを行った。
(A)SNSを使用していますか? 
  ・はい…12人 ・いいえ…8人
(B)使用している人(12人)は自分の携帯、又はタブレットでSNSをしていますか?
  ・はい…6人  ・いいえ…6人
(C)1日どのくらいの時間使用していますか?
  ・0〜30分…3人 ・30分〜1時間…5人 
  ・1時間〜1時間30分…3人 
   ・1時間30分以上…1人
 1年生ということもあり、自分の携帯やタブレットなどを持っている生徒は少なかったが、家族のものを借りてSNSを行う生徒も合わせると、半分以上が使用していることが分かった。まだ使用したことのない生徒も正しい使い方を知るためのよいきっかけになると考えた。
◆生徒の感想
・SNSはすごく便利なものだけど、メールなどをするときは相手のことも考えないといけないと思いました。
・自分の都合でルールを決めて相手を責めたり、返信を求めすぎたりすると相手も迷惑だし、相手との仲も崩れてしまうかもしれないことがよく分かりました。
・SNS上だけのやりとりではなく、学校生活で友達と話したり、自分の思いを伝え合ったりする時間をもっと大切にしようと思いました。
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【豊田市立巴ケ丘小】個人情報について学習しました

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 本校で実施した情報モラルの授業の中から、1年生の授業を紹介します。学年の実態に合わせ、1年生は「事例で学ぶNetモラル」の「教えちゃだめなの?」という教材で、個人情報について学びました。
 この教材では、主人公が不審人物から同じ学校の友達の電話番号を教えてほしいと頼まれることから、個人情報とは何なのかを考えることができます。アニメーションを見ているとき、子どもたちから「本当に教えちゃうの」「駄目だよ」などの声が聞こえました。子どもたちは自分の個人情報だけでなく、他の人の個人情報も教えてはいけないということに気が付いていたようです。
 子どもたちは「自分の名前や住所を知らない人に教えてはいけない」「これからは知らない人に友達の電話番号を教えないようにしたい」「自分のだけじゃなくて友達の住所や電話番号も大切だから、教えてはいけない」など、授業を通して考えたことをワークシートに書いていました。今後も子どもたちとともに情報モラルについて考えていきたいです。

【 弥富市立十四山中】情報モラル教育

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 本校では、「自ら考え、共に学び合う生徒の育成」のため、生徒の「思考の深化」と「コミュニケーション能力の向上」を目指して様々な教育活動を進めています。
 その中の取組の一つとして、「情報モラル教育を推進し、人権やネットワーク上のマナーについて学ぶ」活動を行ってきました。4月には、各学級でLINE教材アプリを活用した授業を行い、ネット上でのトラブルを防ぐために必要なことや、ネットを使うときのエチケット・マナーについて考えました。
 6月には、講師をお招きして、スマホ・ケータイ安全教室を全校生徒と保護者を対象に開催しました。SNSを利用していて、どのような問題が起きたか、なぜ起きたのか、どうすればよかったのかを具体例を交えて教えていただきました。そして、トラブルに巻き込まれたり当事者になったりしないために大切なことは、SNSの正しい使い方を知ること、思いやりの気持ちをもつこと、自分がされて嫌なことは相手にもしないことであることを学びました。
 学習を終えて、生徒からは、「自分もよくLINE等をするが、いつトラブルに巻き込まれるかわからないので、これからは教えていただいたことに注意して使おうと思う」等の感想が聞かれ、保護者からは、「親子でスマホの使い方について話し合うきっかけとなった。今後、何かあったら必ず親に相談できる環境を家庭でも作っていきたい」等の感想が聞かれました。
 今後、ますます情報化社会が進展していくことが予想されます。その中で、生徒が自ら考えてSNSを活用し、健全なコミュニケーション能力を向上させていくために、情報モラル教育を定期的・継続的に行っていくことが必要だと感じました。 

【刈谷市立富士松南小】情報モラル集会

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 9月8日(木)、全校児童を対象に「情報モラル集会」を行いました。まず、ネットゲームとは何かについて、話をしました。次に、ゲームを優先して、宿題ができなかったり、朝起きられなかったりしたことなど、質問形式で話をしていきました。低学年の児童にも内容が理解できるように、スライドを用いて、五つの事例を紹介しました。「あと少しでクリアできそうなゲームをやり続けるのか、それともやり終えていない宿題のどちらを優先するか」と質問すると、「私は、宿題を必ずやってからゲームをします」と児童は、答えました。また、「ネット上で知らない人が一緒にゲームをやろうと誘ってきたらどうするか」の質問には、「知らない人とはゲームをしません」という答えが返ってきました。「お金を出すと新たなアイテムが手に入るよと言われたらどうするか」と問うと、「お金を使ってゲームをすることはありません」と児童は答えることができました。最後に、「インターネットは学校の友達だけでなく、日本全国、そして、世界中につながっています。だから、自分勝手なことをしてしまうと、先生や友達、家族、世界中の人に迷惑を掛けます。しかし、正しく使えば、とっても便利です」と教師から話をしました。児童は、最初から最後まで真剣に話を聞いていました。今後も、授業で取り上げたり、家庭と連携したりして情報モラルを身に付けた児童の育成に努めたいと思います。