【稲沢市立千代田小】スマホ・ケータイ安全教室

画像1 画像1
 本校では、6年前から学校公開日に6年生とその保護者を対象に携帯電話会社の方を講師に迎え、「スマホ・ケータイ安全教室」を行っている。今年度は、対象を4年生から6年生とその保護者に広げていった。

 まず、スマホやケータイを使うときに気を付けるポイントを学習した。「メールでは、相手にどう受け取られるか考えること」「相手の本当の姿は見えないこと」「情報が広がってしまったら取り返しがつかなくなること」など、相手のことを考えることや危険が潜んでいるという意識をもつことの大切さを学んだ。

 次に、トラブルがあったときの対処法や注意点、ルールやマナーについて話を聞いた。
 最後に、感想を交流して振り返りをした。
 この教室で学んだことを、継続して意識できるように、計画的に声をかけていきたい。

【児童の感想】
「スマホを使うときは、時間を決めて、使いすぎないように気を付けたい」
「友達の写真を勝手に他の友達に送ったり、使ったりしないようにしたい」
「友達にメールをするときには、この言葉で本当に大丈夫か、勘違いをされないかなど、何度も確認をしてから送信するようにしたい」
「メールで親しくなって何度もやりとりをしても、相手がどのような人か分からないので、会ったりはしないようにしたい」

【岡崎市立三島小】友達の作品は大切にしよう

画像1 画像1
 特別支援学級の児童を対象に、著作権への理解にも関わる内容で「友達の絵を勝手に描きかえることは、やってはいけないこと」という主旨の授業を行いました。

 資料は、「おじいさんの絵」です。「うさ子」が、入院している「おじいさん」にあげるために描いた絵を、「ぽんた」が取り上げて、勝手に描きかえてしまったという話です。登場人物や内容を確認した上で、「うさ子は、ぽんたに絵を描きかえられてどんな気持ちになったのかな」と問いかけました。すると、子供たちは、「悲しい」、「勝手に絵を描かれて、しょんぼりした」などうさ子になりきって気持ちを教えてくれました。うさ子の気持ちを考えた上で、「友達の描いた絵を取って、勝手にかえてしまうのは、やってはいけないことだね」と伝え、「友達の絵も、自分の絵と同じくらい大切にしよう」というまとめをしました。

 子供たちは、ふだんの生活の中で無意識に友達のものや作品に触れたり、まねをしたりしています。それによって、相手が嫌な気持ちになったり、困ることが起きたりすることもあるということをこの授業で感じられたと思います。

 授業の中で、「著作権」という言葉は、用いませんでしたが、「友達の作品を大切にする」という気持ちを育てる一つの機会になればと考えました。今後も、子供たちの発達に合わせて、様々な内容を扱っていこうと思います。

【豊田市立四郷小学校】「安全と健康への配慮〜ゲームに熱中すると〜」

画像1 画像1
 本校3年生を対象に、ネットモラルの授業をコンピューター室にて行った。授業の始めに「ゲームなどをする時間は決まっているか」という質問をしたところ、31人中24人が「はい」、7人が「いいえ」という回答だった。しかし、決まってはいるものの、きちんと守られている子は、それほど多くはないというのが実態だった。

 授業の流れは、
 ・パソコンの画面で動画を視聴し、内容をつかむ。
 ・約束を守らなかった「けんた」は、どうなったかを考える。
 ・ゲームをするときに気をつけることを考え、発表する。

 振り返りでは、「時間を決めて、言われなくても時間になったら自分でやめる」「もっとやりたくても健康のために我慢する」など、自分の生活を見直す意見をたくさん書くことができた。しかし、あえて授業の最後に子どもたちの大好きな算数の計算ソフト「ナイガイガー」を行うと、熱中するあまり「やめましょう」の指示が一度で聞けない子が多くいた。このことから、自分の意思で約束を守っていくことの難しさを実感させることができた。今回の授業が、生活を見直すだけでなく、実践に結びつくことを期待している。

【一宮市立奥中学校】1年生の道徳の授業から ー「想いとどけて」−

画像1 画像1
 5月27日(金)1限の道徳の授業で、1年生は「想いとどけて」という読み物を通して、情報モラル教育を行った。各家庭においてスマートフォンやタブレットなどの情報機器の普及は目覚ましい。こうした機器は便利ではあるが、使い方を間違えるととんでもないトラブルに巻き込まれる恐れがある。そこで、生徒たちの情報機器の使用の実態を各クラスの中で確認しながら、その使い方について注意すべきことを考えさせるために、道徳の授業を行った。

 本校1年生にアンケートを採ったところ次のような結果が出た。
 ・ケータイやスマホなどを使ったことがある・・・92.9%
 ・親に借りて日常的に使っている・・51.9%
 ・自分専用のケータイやスマホを持っている・・・46.1%
 ・日常的に使っている情報機器で多かったもの
          ・・・スマホ51.9%、インターネット48.0%
 ・情報機器を使って日常行っていること
          ・・・ゲーム65.3%、調べもの59.6% 動画56.4%、
             ライン34.6%
 ・情報機器の使い方で親から注意を受けたことがある・・・41.6%
 ・情報機器を使って友達とトラブルになったことがある・・・6.4%

 今回の授業を通して、「情報機器について、授業を通して考えることができたし、スマホなどを持ったときに習ったことを活用したい」「授業の中で紹介されていたトラブルは十分あり得ることなので、気をつけたい」「注意すべきことが分かるので、今後も情報機器について授業の中で取り上げてもらいたい」などの感想を生徒たちは寄せていた。こうした感想から、道徳の授業に限らず、情報機器に関する学習の機会は必要だと言える。

【愛西市立八輪小】ネットワーク社会を生きるための情報モラル

 八輪小学校は、全校児童116名の小規模校です。本校のある愛西市では、「平成27年度学力充実プラン推進事業」の一つとして『スマホ・ゲーム・テレビ独立宣言』に取り組んできました。本校では、児童会の執行部が中心となって一斉下校のときに「スマートフォンやテレビ・ゲームのやりすぎや見すぎに注意しましょう」と呼びかけを行っています。また、児童会が集めた標語を掲示板や昇降口に掲示したり、児童会だよりを通して呼びかけたりして、意識を高めるように取り組んでいます。

 本校でも、スマートフォンやパソコン等を使って、メールやチャット等のSNSを活用した経験のある児童が多数います。多くの情報があふれる社会を生きる子どもたちにとって、情報機器を安全に使うことは大切な力となります。そこで、5・6年を対象にしてメールの仕組みやその特性についての学習を行いました。

 はじめに、メールの便利なところや心配なところを児童の経験や知識をもとに発表させながら、学習を進めました。次に、PC室の中だけでクラスの友達との間でメールの送受信の操作を体験させました。その中で、実際に教師が用意したチェーンメールの受信体験をさせることを通して、受け取ったときの正しい対処方法を学びました。

 授業の後の児童の感想として、「メールは自分の気持ちが伝わるように書くことが大切だとわかった」「メールは便利だけど、危険なこともあることがわかりました」「将来、ぼくはメールをすると思うけど、正しく使いたい」等が聞かれました。今後も、機会を捉えインターネットやメール、LINE等の正しい情報発信やモラルについて知らせていきたいと思います。
画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3

【碧南市立新川中学校】生徒のためのスマホ教室

画像1 画像1
 6月17日(金)、1年生を対象に講師の方を招いて、スマートフォンを使用する上での危険性と正しい使い方について、お話を聞きました。

 今回の教室の内容は、「生徒のためのスマホ教室 〜危険を知って安全に使おう〜」というテーマで、「インターネットに写真を載せるときの注意」、「メールは一度読み返してから相手に送る」、「人の写真を勝手に載せない」、「個人情報はインターネットに書かない」などの知識を教えていただき、「必ず立ち止まって考える」、「フィルタリングを使う」など自分で判断すること、危険を知って正しく使うことが大切だと教わりました。

 生徒の感想には、「写真を送るときは注意する」「相手が誤解しないように、メールは必ず読み返してから送りたい」など、教えてもらったことを具体的に実践しようという気持ちが表れているものが多くありました。生徒にとって、スマホ教室がとても有意義な機会になりました。

【豊田市立中金小】やくそくを守っていれば・・・

画像1 画像1
 豊田市立中金小学校の3年生は、「やくそくを守っていれば・・・」というテーマで安全なネットワークの使い方を学習しました。
 学習に当たっては、豊田市教育センターのネットワーク配信サービス「POTETO」で提供されるネットモラル教材を利用しました。まず、アニメーションを視聴し、父親との約束「インターネットの利用はお父さんやお母さんと一緒のときだけ」を破って、主人公のわたるさんが自分一人でインターネットを使うところを考えました。

 わたるさんのネットを立ち上げたときの気持ちを、「友達だって、できるんだから」「友達のやり方を見ていたから」と軽い気持ちで操作していたと子どもたちは考えました。しかし、次に、自分が見たかったホームページにはたどり着けず、不気味なサイトが次々と開いてしまった場面については、「何でだろう、おかしいなあ」「パソコンをこわしたかもしれない、お父さんに叱られる」と次々に自分たちなりの言葉で気持ちを考えました。

 そして、最後のシーン。わたるさんがどうしようもなくなって泣き出してしまうところを見て、自分たちだったらどうするかを話し合いました。子どもたちは、「お父さんとの約束を守らないから、こんなことになった」「インターネットは、怖いところもある」「だまされるようなことをしてはいけない」など、次々に自分の考えを述べていきました。

 学習の終盤、ワークシートに振り返りの言葉をまとめて、今年初めての情報モラルの授業を終えました。

【東浦町立片葩小学校】 「情報モラル 〜コピーしちゃいけないの?〜」

画像1 画像1
〈情報モラルについての資料を視聴する児童〉

 高学年になると、社会科や総合的な学習の時間などに調べ学習をする機会が増えます。4年生でも、総合のテーマ「みんなで環境考え隊」に合わせて、環境について興味をもったことを図書館の本やパソコンを使って調べることになりました。
 すると、子どもたちから「この本の写真をコピーして使いたい」「インターネットで探して、その資料を印刷して使えばいい」という意見が出ました。そこで、道徳の時間に「コピーしちゃいけないの?」として資料や写真の利用の仕方を取り上げることにしました。
 情報モラルのコンテンツを使い、授業のまとめとして本の写真をコピーして使うことについての映像を見たあと、「本の写真はコピーして使ってはいけないのか、考えてみよう」と問いかけると、子どもたちからは「人が撮った写真を勝手に使うのはいけないことだと思う」「ちょっとくらいなら大丈夫だと思う」などの意見が出ました。
 みんなで話し合ったあと、コンテンツの続きを見て、写真や資料を利用するときに気を付けることの確認をしました。著作権の話をし、「学校の授業で利用するときは、作者の許可がなくても資料を利用することができる」と知ると、「知らなかった」「今度の発表のためならコピーを使ってもいいんだね」と驚いた様子の子もいました。
 今回取り上げた情報モラルにも注意しながら、調べ学習を進めさせていきたいと思います。

<児童の感想より>
 私は、絶対にコピーしては駄目だと思っていました。でも、学校で勉強のために使うのはよいということが分かりました。コピーを貼って使うには、いろいろ守らないといけないことがあるのだと思いました。

【豊田市立大畑小学校】どんな言い方をすればいいかな?

画像1 画像1
 6年生の道徳で、メールによるトラブルについて学習しました。

 授業では、遊びに誘われた子が、メールで「いいよ」と返事をしたことがもとになり、トラブルになってしまうお話を、視聴しました。「いいよ」が、「遊びに行けるよ」という意味ではなく、遠慮をするという意味で送信されていることに、子どもたちは気づきました。その上で、どのように伝えるべきだったか、メールで気をつけることは何かを、話し合いました。

 子どもたちから、「電話で話せば、発音で分かる」「気持ちに合うマーク(絵文字など)をつける」、「『ごめんね』など、ほかの言葉をつける」、「別の言い方をする」など、多くのアイデアが挙がりました。また、分かりやすく伝えるために、「メールを打った後に、読み直してから送る」というアイデアも出されました。

 便利な機能がある反面、簡単にトラブルが起こることを、学習できました。そして、トラブルにならないようにするために、一人一人が自分なりの解決策を発表できました。

【豊田市立朝日丘中】サイバー犯罪防止教室

○活動のねらい
 本校では年に2回「生活アンケート」を実施しているが、その中で携帯電話を所持しているかどうかを問う項目がある。アンケートを集計すると、全校749名のうち約60%の生徒が携帯電話を所持していることが分かった。携帯電話の使用が日常化している現状を踏まえ、その利便性とともに危険性を理解させ、自ら対処法を考えるきっかけをつくるために、「サイバー犯罪防止教室」を行った。

○生徒の実態
 全校生徒749名中、携帯電話を所持している生徒が60%おり、その中でスマホを所持している生徒は43%にも及んでいる。今年度も携帯電話に関するトラブルが続き、その都度指導しながら携帯電話を使用する際の危険性について話をしている。
本授業では、このような現状を踏まえてサイバー犯罪に関わる問題性を再認識させるとともに、その問題が身近にあることを理解させたいと考える。

○授業の内容
 豊田警察署、生活安全課少年係、スクールサポーターの方々をお招きして、サイバー犯罪防止教室を行った。まず、少年係の方々から生徒への質問を通して、サイバー犯罪が生徒の身近に存在することを理解させた。
Q1:オンラインゲームに「無料」と書いてあるが、本当に無料でできるだろうか?
Q2:知らない人からのメールをとりあえず読みますか?
Q3:インターネット上に載せた情報は誰でも見ることができる?
Q4:友達が面白い顔をした写真をネット上にアップしても良い?

 LINEでのやりとりを例にとりながら、ネットでのやりとりだけでは本音が伝わらないことを学ぶ機会となった。例えば、声のトーンや抑揚がない中で相手の思いを理解することができないことや、LINEのグループ外しによるいじめなど、身近なところから生徒は考える機会となった。
  
○生徒の感想
・私は携帯電話を使い過ぎていると実感しました。携帯電話依存度チェックでは、依存症になりかけているという結果が出たので、日ごろから気を付けたいと思います。家族で携帯電話についてのルールを決めていないので、家族で話し合って決めていきたいと思います。
・僕はインターネットを使うことが多くあり、以前「住所とメールアドレスを入力してください」という見たことがない表示が出てきました。親がいなくて相談できず削除しました。今日の授業を受けて、インターネットを使う際はウイルスやなりすましなどにねらわれているという危機感を自分はもっていたと感じました。
画像1 画像1

【岡崎市立男川小学校】疑似体験をして理解を深める情報モラルの学習

画像1 画像1
 先日の運動会に来ていた卒業生が、自分のスマートフォンで写真を撮ったり、LINEをしたりする姿を見た。中学生になると情報機器を手にする子が多いことを改めて実感した。そのため、小学生のうちから情報教育を進めることの必要性を感じた。より実践的な学びにするには疑似体験が必要だと考え本実践を行った。

 はじめに、「事例で学ぶNetモラル」より「メール依存」を紹介した。次に、「キューブキッズ4」の「チャット」を利用して会話をした。これがメールやLINEの疑似体験となる。しばらくすると慣れてきて、ふざけて適当に文字を打って遊ぶ子がいた。「初めてチャットをやってみて、睡眠時間を減らしてまでも、ずっとやってしまう気持ちが分かりました」という感想もあり、多くの子が夢中になっていた。その後、「文字によるコミュニケーションの良い面と悪い面」について話し合った。本学級では三分の一の子がメール等を利用したことがあったが、「チャット」を利用することで残りの子も体験をふまえて考えられ、疑似体験の良さを感じた。

 「事例で学ぶNetモラル」には、本実践で取り上げた他にも疑似体験をしながら学べるものがある。疑似体験を通して学び、実感を伴った情報モラル学習を進めていきたい。

【弥富市立桜小】 情報モラル教育について

 現代の情報社会において、コンピュータやスマートフォンは必需品である。そのような情報機器をどのように使えばよいのか、具体的な場面を想定して、子どもたちが考えて話し合う授業を設定した。情報化がもたらす問題について、なぜそれが問題なのか、どのように対処すればよいのかを考え、具体的に話し合い活動を通じて問題を解決しようとする力を育むことを目標とした。

 ゲームをやめられない男の子を例に、夜更かしや朝寝坊など生活のリズムが崩れていったときの状況を思い出して、「宿題が後回しになる」「目が悪くなる」「授業中眠くなる」などの意見が出た。対処法についても話し合い、「ゲームの時間を決める」「やるべきことを先にする」と考えることができた。次に、個人情報の漏洩(ろうえい)の危険が日常に存在していることを想定して、情報機器をめぐる危険や問題点や危険を回避するための対応について、自分たちの考えを発表して共有し合った。「友達の電話番号を教えない」「知らない人からの誘いの電話には、お母さんに代わってもらう」 などの意見が出た。また、携帯電話などへの不審なメールへの対処も、しっかり考え、「メールは返さない」「必ず大人に相談する」ということを確認することができた。
 
こうした情報モラル教育を各学年が、継続的に取り組んでいくことが大切であると考えている。情報機器の進歩に伴い、より高度な対処方法を子どもたちに理解させていくことも必要であると感じた。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊根村立豊根中学校】スマホ・ケータイ安全教室を行ないました

画像1 画像1
 講師を招き、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。スマホやケータイの利用に関連する危険やトラブルを未然に防ぐための対処法について教えていただきました。特に、SNSを正しく使うため、以下のことを学びました。
 1 他の人の名誉を傷つけることを書き込まない。(悪口はもちろんのこと、軽い気持
  ちの冗談もいけない。)
 2 写真を無断で撮って公開しない。
 3 個人を特定できる情報を流さない。(顔写真・実名などの情報)
 4 市販のマンガや音楽などの作品を載せない。
 5 スマホやケータイから離れる時間を作ろう。

 また、「自分がやられたらどう思うか」を考えて使うことと、文字だけの情報は伝わりにくいので、ふだんの会話よりも丁寧な言葉、詳しい表現で伝えることも留意点として確認しました。

 生徒は、「今まで何も気にせずスマホを使っていたけれど、犯罪につながることや、みんなに見られるようになってしまうことが分かって、怖く感じました。これから安全に使えるように気をつけたいです」「モラルをもって、マナーを守って正しく使わないと、自分が痛い目にあうし、親や他の人にも迷惑をかけるから気をつけたい」と感想に書きました。

 保護者の方々には、スマホ・ケータイ(SNS、メール)を使う場合のルールを確認し、使いすぎで生活リズムをくずさないように生徒たちの様子を見てほしいことを学級通信で伝え、保護者会の折にもお願いしました。
 安全教室終了後、生徒からスマホの使い方に関する相談や防犯に向けた動きがあり、安全に使おうとする意識が高まったことを感じました。

【豊田市立広川台小】文字で伝えることの難しさ

 携帯電話や携帯ゲーム機が、小学生にとっても当たり前の時代になってきました。それらの機器には通信機能が搭載されていて、離れている人とメールやチャットで気軽に連絡を取ることができます。実際に本校の5年生でも、メールの機能を使ったことがある児童は半数以上いました。
 そこで、直接会って話をしたり電話したりするのではなく、メールという文字でのやりとりについて考えてみることにしました。題材にしたのは、豊田市教材データベース「POTETO」の中にある、「事例で学ぶNetモラル」の「断ったつもりなのに」というものです。都合が悪く、友達から誘われたドッジボールの練習に参加できないことを「練習はいいよ」というメールで返信し、誤解を招いた話です。
 児童は、同じ「いいよ」という言葉でも、電話で話した場合とメールで読んだ場合の違いに着目して話し合いました。話し合う中で、「文字だけでは伝わりにくい」「わかりやすい言葉で」「二つの意味に取られる言葉は使わない」など、相手の立場に立った考え方でメールを使わないといけないということを学びました。
 メールがいけないものという捉え方ではなく、便利な分、適切な使い方を身に付けていくことの必要性を感じることができました。
画像1 画像1

【飛島村立小中一貫教育校飛島学園飛島中学校】スマホ・ケータイ安全教室を行いました。

 6月12日に、8年生を対象に『スマホ・ケータイ安全教室』を行いました。携帯電話会社の講師の方をお招きし、スマホやインターネットでのトラブル、事件などについて話をしていただきました。本校の8年生も半数程度がスマホを所有しており、身近な問題であることを認識しながら話を聞いていました。
 中高生に多いトラブルとして、ゲームやアプリでのワンクリック詐欺、無料通話アプリでの仲間外しや悪口、SNSでの個人情報の漏洩(ろうえい)などがあることを教えていただきました。その後、具体的事例をビデオで視聴し、各事例で何が問題であったかをペアやグループで話し合って発表し、学級全体で意見を交流させました。
 また、スマホを扱う上での注意点も説明をしていただきました。フィルタリング機能を利用すること、スマホもウイルス感染の注意が必要なこと、位置情報を有効にしたまま写真を撮ると場所が特定される危険があることなど、初めて知ったという生徒も多くいたようでした。
 授業後は、「無料通話アプリの使い方を見直したい」「ゲームでの高額請求に気をつけたい」「加害者にも被害者にもなる可能性があることが分かった」と話す生徒も多く、スマホやインターネットの利用方法を振り返るよい機会となりました。
画像1 画像1

【一宮市立大和南中】事例を通して学ぶ情報モラル教育

画像1 画像1
 3年生技術科の「情報に関する技術」の学習の中で、パソコン室を利用する際の導入時間において、毎時間、情報モラルについての事例学習を行っています。

 導入されているソフトウェア教材を使い、展開されるアニメーションや読み物を通して学習を進めていきます。たくさんの具体的事例の中から、生徒各自が利用経験に応じた内容を選択し、登場人物を自分に置き換えて考えさせ、悩みながら現実的な対応法を身に付けていけるよう学習を展開しています。

【あま市立七宝中】インターネット利用安全・安心講座

 本校では,愛知県津島警察署生活安全課少年係の方を招いて,第1学年を対象にスマートフォンやパソコンによるインターネット上におけるコミュニケーションマナーやルール,情報発信の際の責任,トラブルに巻き込まれたときの対処法等について学びました。

 特に,急速に普及するスマートフォンでは,インターネットがより身近になる一方で,犯罪やトラブルは増加していること,軽はずみなメッセージの交換,アプリの利用で,便利なスマートフォンが,途端に危険なものになることを知りました。中学生としてどんなことに注意しなければならないのか,問題が発生した場合どんな対応をすればよいのかなど,大切な点や覚えておくべきことなどを,実際に起きた様々な犯罪やトラブルの事例をもとに説明を聞き理解を深めました。

 講座後の生徒の感想には,スマートフォンを利用する際には,軽はずみなメッセージや写真の交換には気を付けたいなど講座から学んだことを意識したものが多く見られました。
画像1 画像1

【豊田市立竹村小学校】どうしたら、気持ちがちゃんと伝わるのかな

 高学年になり、携帯電話やゲーム機などを使って、友達同士で交流をすることが多くなってきました。子ども同士の会話の中でも、インターネットでゲームを一緒にしたり、メッセージのやりとりをしたりする話が出てきています。
 実際に、6年生のクラスで携帯(スマホ)、ゲーム機を持っているかでアンケートを採ると、ほとんど全ての子がどちらかを持っていることが分かりました。また、スマホやゲーム機で、友達とメールやメッセージでの言葉のやりとりをしている子もいました。

 本校では、子ども同士の言葉のやりとりの中で、友達に気持ちがうまく伝わらず、トラブルになったことがありました。そこで、「文字だけで気持ちを伝えることの難しさ」や、「どうすれば気持ちが伝わるのか」を考える授業を行いました。

 「ぼく」が送ったメールの言葉から、「ぼく」の気持ちと、送られた「相手」の気持ちに違いがあることに気づき、言葉だけではうまく気持ちが伝わらないことを感じました。
 また、どうしたら「ぼく」の気持ちが相手に伝わるようになるのか、子どもたちは一人一人考えました。

 今後、友達とメッセージや言葉のやりとりが増えていくことが考えられます。今回の授業で、相手の気持ちを考え、言葉を選んでいくことの大切さを学びました。
画像1 画像1
画像2 画像2

【刈谷市立日高小】情報モラル教育実践

画像1 画像1
 児童に情報モラルに関する問題への理解を深めようと思ったとき、どのような問題があるのかを考えてみると、ネット上だけでなく現実にも通ずるような、「対人関係」の問題が目立っている。そのような問題への理解を深めるためには、まず人との正しい関わり方について考える必要があると思われる。そこで、対人関係における関わり方を振り返るために、学級ソーシャルスキルについて考えた。

 「みんなに『おはよう』と言う」、「悪いことをしたときは、うそをつかずに自分からあやまる」、「相手の気もちを考えながら話をする」、「悪口を言わない」など、対人関係を円滑にするようなスキルについて、自身はできているのかを児童たちは振り返った。すると、これまでは友達と仲良くしていたつもりでいた児童たちも、実は余り相手の気持ちを考えながらは行動できていないということが自覚できたようであった。
 その上で、「人の悪口を書き込んだりメールしたりしない」「スマートフォンや携帯電話で知り合った人とは会わない」「家で決めた約束を守って使う」などの項目で、スマートフォンやインターネットの使用状況を振り返った。児童たちからは、「書いたりしてないよ」「時間が決まってるから守ってる」という声が聞こえてくる一方で、「何で書いちゃ駄目なの?」という心配な声も聞こえてきた。それを聞き逃さず、なぜ書いてはいけないのかも、前述の対人関係の振り返り活動に関連付けて指導することで、児童たちも納得できたようだった。

 この振り返り活動を今後も継続して行うことで、情報モラルに関する理解を深め、正しい使い方を意識しながら使用できる児童を育てていきたい。

【一宮市立小信中島小学校】サイバー犯罪防止講話

画像1 画像1
 本校では、毎年6年生を対象に情報教育の一つとして、インターネット及びその端末機器の正しい使い方と危険性について知るために、愛知県警察本部の職員を講師にお迎えし、「サイバー犯罪防止講話」を開催しています。

 講話では、青少年がまきこまれやすいインターネットでのトラブルについて、具体的事例を交えながら以下のようなことを紹介していただきました。
・学校裏サイトやSNS等のコミュニティサイトを利用していると、悪口を書き込んだり書き込まれたりすることでトラブルになる。
・軽い気持ちで自分や家族、友達の個人情報をインターネット上に流してしまい、トラブルになる。
・出会い系サイトやコミュニティサイトなどを利用して面識のない第三者に会い、犯罪にまきこまれることがある。
・オンラインゲームを利用して不正な方法でアイテム等を盗んだり盗まれたりして、トラブルになる。
 
 これらのトラブルは、加害・被害を問わず、犯罪に類するものであり、不正を行えば、年齢を問わず必ず検挙されることを、講師の方から教えていただきました。
 参加された保護者の方からは、「サイバー犯罪の恐ろしさが十分理解できた」といった感想が寄せられました。