【豊田市立大林小】「情報モラル」について考えよう

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 チェーンメールが送られてきた主人公の気持ちを考えながら、そのメールを送るべきか送らないべきかを話し合う道徳の授業を5年生で実践しました。この授業では「送る・送らない」の判断にとどまらず、理由をしっかりと考えて話し合うことで、児童自らが「情報モラル」の大切さを会得することを目標にしました。
 資料を読んだ直後は、「メールを送るべき」と答えた児童が多くいました。しかし、話し合いを進めるにつれて、「メールの送り主はどのような相手か分からない」「犯罪に巻き込まれるかもしれない」「送った相手にいやな思いをさせるかもしれない」などの理由から、「送らないべき」といった児童の発言が続きました。「ネットを利用する上で守るべき事柄がある」といった発言もあり、ネットモラルについての児童の関心や理解が深まるよう、補足説明を加えました。
 後日、学校に豊田警察署の署員の方をお招きし、「非行防止教室」を行いました。その講話の中で、ネットモラルに関する話もしていただき、児童の理解がさらに深まりました。今後も、児童の発達段階に応じた情報モラルの授業実践を行っていきたいと思います。

【江南市立古知野南小】情報モラル教室

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 7月10日に、5年生、6年生児童と保護者を対象に情報モラル教室を開きました。
 暑い中での講義ではありましたが、日頃スマホやケータイに触れることが多い子どもたちは、自分のことと感じながら参加しました。
 講師は、江南警察署の警察官の方でした。思わず引き込まれてしまう話し方で、子どもたちは大事なことを学ぶことができました。私たち大人も、子どもたちにはサイバー犯罪には巻き込まれないでほしいと願うとともに、いじめなどが起こらないよう情報機器は正しく使う必要があると、改めて考えさせられる時間でした。連絡手段のためだけでなく防犯のために、スマホやケータイを持つ子が多くなってきており、LINEなどのコミニュケーションツールは、使い方次第で被害を受けたりトラブルに巻き込まれたりすると分かりました。
 スマホなどは便利で上手に使えばとても生活が豊かになりますが、使い方を間違ったり、知らなかったために、被害を受けることがある道具なので、学校としても児童が安全にインターネットなどに触れられるように指導を進めていきたいと思います。

【豊橋市立杉山小】インターネットを利用した犯罪の予防について

 インターネットやスマートフォンの普及で手軽に情報が発信できる高度情報化社会の今、そのマナーと危険性について知ることが大切だと考えます。そのため、6年生児童と保護者の方を対象に愛知県警のサイバー犯罪対策課の方から「インターネットを利用した犯罪予防について」の講演をしていただきました。講話ではLINEや掲示板は手軽に友だちと連絡がとれるが、一歩間違えれば中傷やいじめの原因になること、また軽い気持ちから個人情報を書き込んでしまったために起こるトラブルや犯罪について実際の事例を挙げながら子どもたちにもわかりやすく話していただきました。「携帯電話やインターネットはとても便利な道具だが、使い方を間違えてしまうと大きなトラブルにつながっていくから、マナーを守って使って欲しい。」という言葉を児童も保護者も真剣な表情で聞いていました。親子で正しい使い方を知る機会となりました。
児童の感想
・携帯はかっこいいしすぐに友だちと話せるから欲しいと思っていたけれど、怖いものだとわかった。
・悪口を書かれたら世界中に広がると知り恐ろしくなった。マナーを守って使わなくてはいけないことを知った。

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【田原市立清田小】 大人といっしょに使おう

◯ねらい
 ・インターネットには、不正で危険なページがあることを知り、大人と一緒に使わなければならないことを知る。
 ・不適切な情報が表示された場合の対処法を理解する。

◯児童の実態(4年生21名)
 家庭でインターネットを使っているかという質問に対し、自由に使っているという子は9人、家の人と一緒に使うという子が3人、興味がなく使ったことがないという子が7人、家の人に使ってはいけないと禁止されている子が2人であった。子どもだけで自由に使っている子に、おかしなサイトにジャンプしてしまったり、気持ちの悪いページが開いてしまったりした経験はないか尋ねると5人があると答えた。どの子も家の人がいない時に使っていたため、すぐに電源を切ったということだった。

◯実践(授業の様子)
 夏休み前の生活指導の中で明らかになったインターネットの使い方の実態を踏まえ、道徳の授業で「安全なネットの使い方」を学習した。
 映像クリップ(1、誰もいないのを確かめてコンピュータの電源を入れるワタル 2、「ひみつのへや」のリンクをクリックすると不気味な画面が・・ 3、不気味な画面を閉じても変な画面が次々と表示される 4、なすすべもなく泣いてしまうワタル)を視聴し、話の流れを振り返りながら、自分たちの経験を出させ、おかしなページが表示されたらどうすればいいのか、インターネットを使うときはどうすればいいのかを話し合っていった。

◯児童の感想
 「今まで、自分一人で音楽を聴いたり動画を見たりしていたけど、全部が安全なサイトとは限らないので、必ず家の人と一緒に見るようにしたい」「変なページが出てきたら怖いので、家の人がいるところでインターネットを使うようにしたい」などの感想が出された。また、夏休みに入る前に、家の人とインターネットを使う時のルールを決めることを約束した。

【豊川市立豊小学校】こんなときどうする?

 スマートフォンや携帯端末が普及し,子どもたちがパソコンを操作したり,親のスマートフォンや携帯電話を使ってメールのやり取りをしたりしている子は少なくない。
 4年生では,「私たちの道徳」の中の「コンピュータや携帯電話などをどのように使えばよいのでしょうか」や,「プレゼント当選」「○○警察」から個人情報を入力させようとするメールが届いた場合など,このようなときにどうしたらよいかを考えた。授業を進めるにあたっては,メールには,送信している相手がいることを理解してほしいと考え,保護者の方に協力してもらい,メールの内容を電話でのやり取りをすることにした。電話で話をする形を取ることで,不信感を抱いたり,メールにも見えない相手がいることを感じとったりすることができた。
 授業を終えて,「おかしいと思うメールには返信はしないでおうちの人に相談しようと思う。」,「メールはとても怖いものなんだと分かりました。」と,スマートフォンや携帯電話は,便利なだけでなく,相手が見えない怖さがあるということを感じとることができた。

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【弥富市立日の出小】情報ツールの使い方について

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 5年生で、情報モラル学習の一環として、迷惑メールなどに巻き込まれてしまうことについて、模擬体験を交えながら学習しました。
 今回の学習では、スカイメニューの教材の中にある「クリックしただけでだまされてしまう」を使いました。「今すぐクリック」「完全無料」などと、巧みな言葉で誘い、最終的には高額請求をする、というよく報告されている手口を見せ、子どもたちに考えさせました。
 子どもたちの中には、「あやしいからクリックはしない」「見ると絶対にお金がかかる」という子もいましたが、一方で「ただなら見よう」「一度だけなら大丈夫」といった意見をもつ子もいました。この授業を通して、このような誘い文句にだまされてしまう子がいることも分かりました。
 子どもたちを取り巻く情報ツールは、年々進化します。一方で、大人の知らないところで子どもたちが思わぬ手口に引っかかることも考えられます。
 長い夏休みを前に、家庭でネット環境にあるツール(スマホ、携帯電話、ゲーム機、タブレット端末、パソコンなど)の使い方についてぜひ話し合ってほしいと、学級通信や学校通信で知らせました。

【新城市立鳳来寺小】画面の向こうは全世界

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 5・6年生が「画面の向こうは全世界」(『明るい心・6年』)を題材にして、インターネットを使用するときに気を付けることを学習しました。
〈ねらい〉
・個人情報とは何かを知り、個人情報を安易にネット上に載せない気持ちをもたせる。
・ネット上には、怖い世界もあることを知り、使い方を考えさせる。
〈授業の流れ〉
1 インターネットの便利なところ、楽しいところを話し合う。
2 資料『画面の向こうは全世界』(4こま漫画)を読む。
【資料の内容】
 子どもが、「無料プレゼントキャンペーン」を実施しているサイトに、名前・住所・電話番号を送信したのち、広告ばかりが届いて頭を抱えているという話。
3 どうしてこうなったのか話し合う。
4 インターネットの怖い世界を知り、インターネットに関わる社会的な事件を振り返る。
5 今後、インターネットとどう付き合うか話し合う。
〈児童の様子〉
 児童は、「個人情報」(住所、名前、電話番号等)の意味をはっきりさせた。
 ネットに情報を載せれば、全世界の人に見られることになる。資料の話では、広告がどんどん送られてくるだけであるが、最近の事件を振り返りながら、もっと怖いことも起こりうることを話しあった。
 某企業の会員の個人情報流出事件、誘拐事件等のことを事例として取り上げた。
 児童には極端な内容ではあったが、便利なだけではないものであることは理解できた。
〈事後の感想〉
・個人情報をむやみに送らないようにしたいです。
・あまり変なサイトを開かないようにする。顔などもばらさないようにする。
・変だなあと思った時には、名前や住所を書かないようにする。インターネットはあぶないなあと思った。
・インターネットは楽しいけれど、闇の世界があることがわかった。
・「無料」のものは、お母さんに聞いて、やっていいかいけないのかをはっきりさせる。

【田原市立衣笠小】情報モラルをチェックしよう

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 6月に行った生活アンケートから、6年生の54%が自分の携帯電話かスマートフォンを持っていること、73%が家にパソコンがあることがわかりました。そこで、夏休み前に情報モラルの大切さを再確認する学習会を6年生対象に行いました。
 情報モラルに対する姿勢や理解について、チェックシートで振り返りをしました。その結果、ほとんどの子が安全に使用していましたが、「家の人と使う時間を決めて守っている」という項目については、半数近い子が守っていませんでした。本校では「19時以降、メール交換・ラインなどのSNSへの書き込みや投稿はやめよう」と、児童や保護者に呼びかけていますが、こちらも40%近い子たちが守れていないことがわかりました。
 こうした実態を全体で反省したところ、「みんなで時間を守らないといけない」という意見が出ました。今後も意識を高めるための取り組みを工夫したいと思います。

【常滑市立鬼崎北小】ネットモラル講座

 鬼崎北小学校では,7月17日(木)に情報モラル教育の一環として,5・6年生を対象に,「ネット社会のモラルに関する学習会」を開催しました。講師として,金城学院大学の長谷川元洋先生をお招きし,「ネット社会のモラル」という演題で講話をしていただきました。
 メールによる友達とのトラブルが描かれたアニメを見て,「トラブルの原因は何だったのか。」「トラブルに巻き込まれた人はどんな気持ちなのか。」を全員で考えました。高学年に起こりがちな内容であり,児童は自分のことのように真剣に考え,発表しました。
また,トラブルを起こさないための安全なメールの使い方も教えていただきました。
 本校の高学年の中には,スマートフォンやタブレットなどを使用している児童も少なくありません。今回学んだことを生かし,安全に通信機器やインターネットを利用できる児童を育てていきたいと思います。
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【豊橋市立旭小】 ネットモラルについて考えよう

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 高度情報化社会の今、小学生のうちから情報発信のマナーやネット社会の危険性を知ることは大切なことだと考えます。本校では、ネットモラルについて学ぶ機会を設けました。
 4年生の授業では、『ぼくの詩どう?』(作:中田光彦「道徳性発達研究会」)という資料をもとに、チェーンメールを次の友達に送るべきかについて、自分なりに考えました。最初は「どうしたらよいか迷う」と考えていた児童も意見交換で友達の意見を聞いて「内容がうそかもしれないし、自分のアドレスを知られて大変なことになってしまうから送るべきではない」と考えを変える児童もいました。しかし、メールの内容に同情して「やはり送るべき」と考える児童もいたことから、ネット社会でのマナーや危険性について教える必要性を感じました。
 5・6年は、広島県教科用図書販売株式会社の「事例で学ぶNetモラル」の教材を活用しました。5年生は、ホームページに自分の情報をアップしたことで、写真が勝手に使われてしまうという疑似体験をしました。知らない人が自分の情報を使ってしまうことの怖さを知り、個人情報を簡単に載せてはいけないと感じたようです。
 6年生は「チェーンメール・掲示板・チャット」の3つのテーマについて学習しました。「チェーンメールは開くだけでもウイルス感染してしまう」「掲示板に何気なく書き込んで送ると大変なことになる」「チャットはけんかがおきやすい」など情報社会の怖さに気づくだけでなく、「大人に相談する」「嫌な思いをする書き込みはしないようにする」といった対策についても考えをもつことができました。
 今後も、ネットモラルについて学ぶ機会を設けて、正しい知識と行動力をもった児童を育てていきたいと思います。

【犬山市立羽黒小】無料オンラインゲームの落とし穴について

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2年生の児童たちを対象に「無料オンラインゲームの落とし穴」について動画を視聴した後、問題点を考えました。内容は、主人公が無料のオンラインゲームに夢中になりすぎて、お小遣い程度でなんとかなるコインを購入してしまったことから、高額請求が届くという内容でした。2年生の児童の中でも、約1/3の児童がオンラインゲームで遊んだ経験があり、身近な問題としてとらえることができたようでした。授業後の感想では、「時間をきめてゲームをする。」「困ったときには家の人に話す。」「怪しいゲームはしない。」「お金やコインを使ったものは買わないようにする。」といった内容が多く、ついつい夢中になってしまうゲームでの遊び方を振り返るよい機会となりました。

【西尾市立吉田小】メールで伝える難しさを知ろう

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 吉田小学校では、高学年を中心にネットモラルの勉強をしました。
 5年生で行った授業では、コンピュータ上で仮想のメールによるトラブルの事例を表示し、それをもとに話し合いをしました。
 子どもたちは、「遅い時間のメールはめいわくだよね。」「人の悪口をメールで送るなんて、だめだよ。」「返事をしても、違う意味にとられてしまうこともあるから、気をつけないといけないね。」と感想を出し合い、メールで気持ちを伝えることの困難さを考えました。
 携帯電話やスマートフォン、通信型のゲームなど子どもたちの身のまわりには様々なメディアがあります。使い方によっては、けんかやトラブルになったり、さらにいじめにもつながったりすることを意識させ、使い方を考える必要があることをこれからも機会を見つけて学校全体で取り組んでいきたいと思います。

【半田市立成岩中】 ネット環境の実情とトラブルの怖さおよび対処方法

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本校では6月16日(月)に情報モラル教育の一環として,半田警察署生活安全課少年係より4名の署員の方をお招きして,全校生徒を対象に「ネット環境の実情とトラブルの怖さおよび対処方法」というテーマの講演会を開き,学習しました。
本校における生徒間のトラブルにおいても,インターネットを利用したLINEや掲示板などに起因するものの割合が増加しつつあります。講話では,はじめに酒・たばこや違法薬物の入手とインターネットの関係,そこからさまざまな問題や犯罪に発展していく事例を聞くことができました。そして,違法薬物は,一時的な現実逃避にしかならず,最後は自分を滅ぼしてしまうので,インターネットの側面にある怖さを知って欲しいと話されました。次に,インターネットやスマートフォンの過度の利用によるネット依存症について,LINEの閲覧忘れが原因でいじめに発展したり,出会い系サイトの安易な使用から中学生が性犯罪などの被害者になったりする事例を挙げ,便利な道具も使用方法を間違わないことが大切であると話されました。そして,もしトラブルに巻き込まれてしまった時には,一人で抱え込まずに,周りの大人や最寄りの警察に相談することを教えていただきました。
 生徒たちは署員の方の講話を,自分の身に置き換え,真剣な表情で聞き入っていました。その後,生徒たちは各教室に戻り,講話の感想を書いてこの日の学習を締めくくりました。
生徒の感想から:
・SNSやLINEだと相手の顔が見えず,軽い気持ちで書いても相手がどう思ったか分からないので,怖いと思いました。
・身近にあるスマホや携帯電話で,簡単に違法薬物が手に入れられることにとても驚いたと同時に,自分も被害者,加害者の両方になってしまう可能性もあるのかという恐怖を覚えました。
・今日の講話で,LINEなどで知らない人と気軽に友達になったりしゃべったりしていたが,これからは十分注意したい。
・便利なものだけれど,今回聞いたことを生かして,違法薬物や犯罪の被害に巻き込まれないようにしたい。

【岩倉市立曽野小】「サイバー犯罪対策講話」

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本校では、情報モラル教育の一環として、昨年度に引き続き、江南警察署の警察安全係の方から「最近のサイバー犯罪事件」や「事件に巻き込まれないようにするための心構え」等をお話いただきました。4〜6年の児童と全保護者を対象に行いました。5、6年の児童は昨年度の話を振り返り、サイバー犯罪に巻き込まれないように再度意識を高めることができました。保護者の参加により、夏休み中に携帯電話やインターネットについて家庭で話題にしてもらう機会となりました。
 警察の方から配布された「ケータイの犯罪から子どもを守るフィルタリング」についてのプリントを見ながら、保護者の表情も真剣でした。
【児童の感想から】
・私は携帯電話は持っていません。今携帯電話がほしいけど、今回の話を聞いて携帯電話を持つのが怖くなりました。でも、便利なのでほしいです。約束を守って使うことが大切だとわかりました。(4年生児童)
・インターネットは、本当の顔がわからないという怖さを知りました。困ったときは、まず両親や先生に相談します。(5年生児童)
・インターネットは、ゲームなどができて便利だけど、約束をやぶったり、誤って使うと大変危険なものだということがわかりました。チェーンメールをまわすと、人を傷つけたり、友達を失ったりすることにもなると思いました。(6年生児童)

【あま市立甚目寺西小】情報モラルの必要性や情報に対する責任

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インターネットの普及によりブログやメールで、多くの人が情報を発信できる時代である。児童の中には、発信する情報に対する責任を十分に考えず、安易に情報発信をしてしまい、トラブルに巻き込まれることがある。
 学習指導要領では情報社会に参画する態度に関する指導は主に5年生の社会科で指導し、道徳においても様々な場面で「情報モラルの指導に留意すること」と記載されている。
 そこで、責任ある情報発信について、5年生の児童が、その道のプロである新聞記者の話を聞き、これからの情報社会で、一人一人が心がけなければならないことを考える実践に取り組んだ。
新聞記者さんから「読者が知りたいと思っている“ 事実”を、正しく、わかりやすく伝えるため、必ず、現場へ行き、自分の目で状況を確認する。取材相手に対しては,取材の趣旨をきちんと伝え、相手の人権に配慮し、思いやりをもって取材する。取材結果は、新聞社の複数の担当者がチェックする。一言で言うと、相手の人権に配慮しながら“ 事実”を正確に読者に伝える、これが新聞記者に与えられた使命である」との話があった。これらの話を聞いて、児童は、情報を発信するときには、相手への思いやりと事実を正確に伝えることが大切であることを学んだ。

【豊川市立代田中】 コミュニケーションアプリの使用について考える

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 本校の生徒も、携帯電話の所有率が年々増えてきている。1年生でも、半数弱の生徒が使用しており、LINEなどのコミュニケーションアプリを使用している生徒も多い。そこで、道徳の授業で、情報モラル教育をおこなった。
まず、5、6人の班を作り、生徒に次のような10のメッセージが書かれたカードを配った。それぞれ、LINEやメールで生徒たちが送りそうな内容を考えた。例えば、●今日の授業で使ったプリント、明日の授業までにやらんといかんらしいょー ●あーなんかめっちゃイラつく… ●ねぇねぇ、★★と☆☆付きあっとるらしいょ!! ●あの子さぁ…マジでブスだょね(笑) ●今日○○先生に怒られた(+_+)どムカつくし!!なんで俺だけ? ●○○さんのブログ発見!!みんな見てあげて!!拡散希望!! などである。
その後、そのメッセージを個人に送るのはOKかNGか、グループや多数の人に送るのはOKかNGかを考えさせ、発表させた。この授業のねらいは、一つひとつのメッセージの善し悪しを考えるのではなく、送信する前に適切かどうか考えることの大切さを体験させることにある。実際に授業後の生徒の感想では、「普段何も考えずに(メールを)送ったりしてたけど、これからは相手がどう感じるかとか、そのあとどうなっていくかまで考えて送りたい」とあった。
携帯電話は今後もますます普及し、使用者の低年齢化はどんどん進むと思われる。「これはよくてこれはだめ」という規律的な部分も大事ではあるが、生徒自身が考えて、上手にコミュニケーションアプリを活用できるよう指導していくことも、これからは求められていくと感じている。

【東海市立名和小】 eネット安心講座に参加しました!

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 最近、急速に普及してきたものとしてインターネットやスマートホン等があります。これらは、便利な面がある一方、誤った使い方をするとネット犯罪に巻き込まれる危険性があります。
 本校では情報モラル教育実践の一環として、知多メディアス株式会社から講師の方をお招きし、6年生を対象に「eネット安心講座」を実施しました。講師の方からは、「携帯依存」「ネットによるいじめ」「個人情報の流出」「なりすまし」等、知らず知らずのうちにネット犯罪やトラブルに巻き込まれるケースが多くなっていることを教えていただきました。犯罪に巻き込まれないようにするには、正しい知識を身につけ行動することが大切であることを学びました。また、セキュリティの強化や利用時間の制限など、保護者の方の積極的な関わりも必要であることを教えていただきました。
 外部接続が可能なゲーム端末も小学生を中心に広まり、ネットの世界がより身近になってくると思われます。犯罪に巻き込まれないような、情報機器の上手な使い方を考える貴重な時間となりました。

【刈谷市立平成小】メールでの上手なコミュニケーションの取り方を学ぼう

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情報機器の普及に伴い、本校でも自分の携帯電話を持っていたり、家庭の携帯電話を使ったりして電話やメールをしている児童が増えています。また、最近ではゲーム機を使って、友達とネット通信している児童もいます。しかし、その一方で携帯電話やゲーム機の使用についての怖さを知っている児童は少なく、情報モラルについての知識が不足している実態がありました。そこで、6年生児童を対象に、携帯電話を使用する上でのルールやマナーを学んだり、適切なメール文を考えたりする学習を通して、情報モラルの意識を高めようと考えました。
まず、「遊ぼう」とメールをした時、相手から「ごめん、むり」と単語で返信があった場合、受け手はどのように感じるかを話し合いました。児童は、この返信では、受け手によっては嫌な気持ちになる場合もあることに気付いていきました。そこで、受け手に嫌な気持ちを抱かせないためには、どのような返信にすべきかを一人一人が考え、話し合いました。最後に、メールの受け手と送り手のそれぞれの立場で気を付けなければならないことを話し合いました。
 授業日記には、「友達にメールを送る際には、相手のことを考え、一度見直してから送った方がいい。」や「相手の気持ちを考えて、メールを送らなければいけないと思った。」と感想に書かれていました。また、「絵文字や顔文字を付けると気持ちは伝わるけれど、大切なことはメールではなく直接話した方がいい。」と、メールはコミュニケーションの一手段だけれど、それが全てでないことを学んだ児童もいました。

【豊田市立五ケ丘東小】 ICT支援員とのTT授業を通して

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               【ICT支援員との授業(5年生)】
 本校では、情報モラル教育の授業をICT指導員とのTT授業で行っている。内容は、大きく二つに分けている。
 まずその一つは、情報社会における正しい判断や望ましい態度を育てることである。つまり「心を磨く領域」である。この中には、情報発信に対する責任や情報を扱う上での義務などを教えている。情報社会での規範意識を高めるためには心の教育が必要である。相手の立場に立って思いやりのある行動を取ることはこれまでも道徳教育として行ってきましたが、ネットワークでのコミュニケーションでも相手を思いやる気持ちの大切さは同じだということに気づくように指導している。また、決まりや約束を守る態度も大切である。ネットワーク社会におけるルールとして著作権の尊重や個人情報の保護などが育つように指導している。
 もう一つは情報社会で安全に生活するための危険回避の方法の理解やセキュリティの知識・技術、健康への意識を高めることである。それは、「知恵を磨く領域」である。情報化が進み生活が便利になればなるほど、危険に遭遇する機会も増大する。そこで、情報社会で安全に生活するための知識や態度を学ばせる必要がある。また、健康への意識は情報モラルというよりは、生活習慣の面が強いが、ネットワークの使いすぎによる健康被害やネット依存など健全な生活への悪影響を受けないように指導している。今後も担任がICT支援員と協力し合い、学年や発達段階に応じた適切な指導を進めていきたい。

【一宮市立起小】ネット社会について

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 情報教育の推進にともない、インターネットを活用した学習場面が増えてきています。しかし、インターネットを使用するにあたり、「これはいけない」という規範意識はあるものの、どうしていけないのか、犯してしまった場合にどうなるのかについては知らないことがたくさんあります。
本校では、5年生児童を対象に、ネットで問題になっていることを知り、ネットを使用する際に気をつけることを考える授業を行いました。まず、ネットで便利なことや問題になっていることを考えました。ネットで問題になっていることでは、ネットいじめや嫌なことを書くツイッターなどがでました。書き込みサイトについては、半数の児童が知っていましたが、いずれも聞いたことがある程度でした。その後、学校のパソコンから違う学校のHPに悪口を書きこんだ児童の映像を見て、児童におきたトラブルからどうしてこんなことになったのかを考えました。「それをやることは悪いことだと知らないから」など、知らないことがよくないという意見がたくさん出ました。そこで、ネットを使用する際に気をつけることをみんなで考え、安全なインターネットの使い方について学びました。その中で、児童は、犯してしまった場合に捕まることや履歴が残ること、インターネットが世界中につながっていることを知り、驚いていました。特に、履歴が残ることについては、児童は一度書きこんだ記事も消せば大丈夫と思っていて「おもしろさ半分で書いてはいけないんだ」と知ることができました。授業後の児童の感想では、「便利で楽しいけど、使い方によっては怖いこともある。」「インターネットを開くときは、家の人に『これはいいのか』と確認してからしようと思う」など、インターネットの使い方を意識して気をつけていこうと考えていました。ネチケットを念頭においた指導を今後も進めていきます。