【尾張旭市立城山小学校】1年生をむかえよう 〜学校案内〜

 5月中旬、2年生が、1年生に学校案内をしました。2年生の生活科、「1年生をむかえよう」の学習活動の一つです。
 一つ学年が上がって、お兄さんお姉さんになった2年生は、1年生の手を引いたり、優しく声をかけたりしながら、学校の中を案内していきました。
 「ここが、校長室と言って、校長先生がいるお部屋だよ」「ここは保健室だよ。けがをしたり、頭がいたくなったりしたら来てね」など、1年生に分かりやすく、丁寧に教えていました。1年生は、持っている校舎図の、教えてもらった部屋に色をぬっていきました。うれしそうに色をぬる1年生を見て、2年生も満足そうにしていました。
 活動後、「1年生の子に『ありがとう』って言われてうれしかったです」「1年生のとき、今の3年生の人がやさしく教えてくれたから、私もやさしく教えてあげました」などと、振り返ることができました。
 誰かに、世話をしてもらったり優しくしてもらったりした経験が、「人に優しくすること」「思いやりの気持ちをもつこと」につながっていきます。これからも、上学年と下学年との関わりを通して、「優しく思いやりのある子」を育んでいきたいと思います。
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【小牧市立村中小学校】異学年の交流を深める「なかよしタイム」

 本校では、異学年の児童が遊びの中で交流を深めるよう、年間5回、休み時間に「なかよしタイム」を設けています。全校を1・4・6年のグループと2・3・5年のグループに分け、36の「なかよし班」を決定します。遊びの計画は、5・6年生のリーダーが中心となって、なかよし班のメンバーに希望を聞いたり、低学年の子にもでき、みんなが楽しめる遊びやルールを考えたりしています。
 5月に行われた「なかよしタイム」では、6年生や5年生が、初めて経験する1年生や経験の少ない2年生を教室まで誘いに行く姿が見られました。目を輝かせてお兄さんお姉さんについて行く子や、やや不安そうな子もいましたが、30分間たっぷりと遊んだ後には、汗をぬぐいながら、「ああ、楽しかった」「お姉さんのボールが取れたよ」と誰もが満足そうに教室に戻ってきました。高学年の教室では、下級学年の子を何とかリードできた満足感がありました。
 例年、回を重ねるごとに、同じ班の子に対して親しみが増したり、「あの子は、少し恥ずかしがりだね」などと互いの理解を深めたりしているようです。「なかよしタイム」をきっかけにして、児童会の目標「明るく、元気な、なかよし村中っ子!」を目指していきたいと思います。

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【東栄町立東栄中学校】世界永久チャンピオンとの国際交流

 本校では、チェーンソーアート世界永久チャンピオンのブライアン・ルース氏をお招きして、毎年、交流会を行っています。今年の交流会は、5月21日に行い、3年生の授業に参加していただいたり、ブライアン氏による「世界一のカービングショー」を全校で鑑賞したりしました。
 3年生の授業では、自己紹介、東栄町及び東栄中学校のプレゼンテーション、レクリエーション、質問タイム、合唱等を行いました。生徒は、緊張しながらもALTの先生に教えてもらったアドバイスの「スマイル、アイコンタクト、ビッグボイス」を生かして、一生懸命に英語で伝えていました。その気持ちを察してか、ブライアン氏は、終始にこやかに生徒たちの話を聞いて、「Good job!」と褒めてくださいました。授業後、「自分たちの英語が伝わった」「気持ちが通じてうれしい」と、ほっとした生徒がたくさんいました。
 国、言語、文化や習慣は違う外国の方にも、一生懸命に相手に伝えようとすれば、心は通じ合うということを実感することができました。今後も、心の通じ合う国際交流を続けていきたいと思います。

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【春日井市立神領小学校】手をつないで始まる伝統の継承

 本校では、他学年の児童と心地よくふれあう時間を創り上げることを目指すとともに、高学年には、リーダーやサブリーダーとしての姿を考え実践していく場として、異学年交流の教育活動を取り入れています。神領(じんりょう)小学校の最初のアルファベット「J」をとって「ふれあいJ班活動」、通称「ふれJ」と呼んでおり、子供たちにもよく浸透している活動です。
 5月の連休が終わると、体育館で交流班の編成を行います。2年生以上の学年の班編制を済ませた後、1年生が入ってきます。体育館の後ろに整列した1年生のところへ6年生が迎えに行って、自分の班の1年生を連れていきます。名前を呼んだ6年生、呼ばれた1年生。誰に言われたわけでもなく、自然と6年生の差し出した手に1年生が手を添えます。
 体育館での班編制終了後、それぞれ所定の教室に移動しました。そのわずかな時間の中でも手を握りながら歩く班もありました。教室では、自己紹介を行い、簡単なゲームをして1時間を過ごしました。
 小学校生活の入り口の姿と出口の姿。卒業式前に解散するまで、6回ほどの交流時間が設けられています。この活動を通じて、よき伝統と後輩を思いやる優しい校風が継承されていくことと思います。

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【清須市立春日小学校】 お花見列車

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 4月の初旬、本校では毎年、異学年交流の一環として「お花見列車」という取組をしています。これは、入学間もない1年生と最上級生となった6年生が、6名ほどのグループになり、列車ごっこをしながら、6年生が1年生に校庭を案内する行事です。
 今年も4月16日(火)、やわらかな春の日差しのもと、「お花見列車」を行いました。6年生が、優しく1年生の子たちを案内するほほえましい光景が見られました。1年生に合わせてゆっくり歩いたり、1年生の目線に合わせて話しかたりする6年生の姿が見られました。
 校庭に咲いている桜の花を楽しみながら、温かい心の交流が深まりました。

【豊田市立道慈小学校】体験活動による豊かな心の育成

1.道慈山観音寺清掃
 本校では、隣接する地域の文化財である「道慈山観音寺」の清掃を行っている。地域の方々とともに、1年生から6年生までの全員で、境内の落ち葉掃き掃除を行う。地域の一員としての気持ちを高めるとともに、地域の文化を大切にしようとする気持ちを高める活動となっており、地域の方からもこの活動の継続を期待されている。そこで、児童会の環境委員会が中心となり、春と秋の年2回、縦割り班(異学年の児童で構成している班)活動として、活動を継続している。上級生は、下級生をリードしながら、全校児童が一つのことを成し遂げることができるように支援している。

2.衣丘小との交流(都市と山間の教育交流事業)
 衣丘小学校との交流は、本年度で8年目を迎える。7月と11月に交流会を開催し、「ふるさと小原」のよさを再認識するとともに、衣丘小学校のすばらしさについて学ぶ。大勢の人の前で発表したり、大勢の人の中に入って活動したりすることが少ない本校の児童にとっては、社会性を身に着ける絶好の機会となっている。7月の交流会では、衣丘小学校の5年生を招き、「歓迎集会」「小原和紙の紙すき体験」「五平餅づくり」を行う。11月の交流会では、本校の児童が衣丘小学校の大人数の学級に入って一緒に学習したり、みかん狩りを行ったりする。毎年、この交流が、都市と山間の文化や環境の違いを感じ取ったり、コミュニケーション能力を高めたりする機会となっている。特に、高学年の児童には、大勢の人の前で、自信をもって発表したり説明したりする力を身に付けてほしいと考えている。


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【安城市立篠目中学校】赤ちゃん先生から学ぼう 〜「赤ちゃんとふれあう会」を通して〜

 本校2年生は、立志に向けた取組の一環で、「赤ちゃんとふれあう会」を行いました。総勢130組を超える赤ちゃん親子に協力をしていただき、命の尊さなどを学びました。
 「赤ちゃんとふれあう会」は、まず、グループ内での自己紹介から始めました。初めはちょっと緊張気味だった生徒たちですが、お母さんの手ほどきを受けながら自分の手で赤ちゃんを抱かせてもらったり、お母さん方が妊娠中に感じていた思いなどを聞いたりする中で、表情がしだいに穏やかになっていきました。中には、お母さんの気持ちを聞いているときに、目にうっすらと涙を浮かべている生徒もいました。きっと目の前にいるお母さんの思いが入れられた言葉を、自分自身の家族の思いと重ね合わせて聞いていたのではないかと思います。
 会を終えた生徒の感想には、以下のようなものがありました。
 「赤ちゃんはとてもかわいく、とても柔らかかったです。でも、ギュっとしたら壊れてしまいそうな怖さもありました。実際にだっこさせてもらったとき、手から伝わってくる命の温かさを感じました」「ぼくも14年前には赤ちゃんでした。今でははっきりと覚えていないけれど、きっとたくさんの人たちに支えてもらって育ってきたんだと思います。そうやって育ててもらったことに感謝し、この大切な命をこれからもずっと大切にしていきたいと思います」
 この会のために、安城市保健センター並びに安城市社会福祉協議会のみなさん、地域や保護者のボランティアのみなさんには、一方ならぬ御支援をいただきました。

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【豊川市立中部小学校】全校で取り組む「あいさつ運動」

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 本校では、児童、教員、地域の方が一丸となって「あいさつ運動」に力を入れています。その中に、「あいさつ週間」を設け、全校であいさつの大切さを意識しています。
 また、児童会が中心となり校門や各教室に出向き、積極的にあいさつを行っています。より楽しく、明るくあいさつをしていけるよう、「おはようハイタッチ」をしたり、「あいさつレンジャー」と称し、簡単な変装をしたりして「あいさつ運動」を盛り上げています。
 地域の登下校を見守って下さるボランティアの方も「あいさつ週間」では、一緒にハイタッチをしてくださり、とても明るい雰囲気です。さらに、保護者の方々で運営されている交通当番では、保護者の方々も積極的に子供たちに声をかけてくださいます。
 この「あいさつ運動」を通して、笑顔あふれる温かい学校を目指しています。

【田原市立赤羽根小学校】 たて割り班活動を通して仲間のよさと思いやりの心を〜あかはに探検隊〜

 本校では、仲間と活動する喜びを感じ、仲間への思いやりの気持ちをもつことができるように、「縦割り班活動」(異学年の班による交流活動)を取り入れています。
 4月に行われた「あかはに探検隊」では、縦割り班で校区を探検しました。6年生が1年生と手をつないで歩いたり、2年生が5年生と話しながら探検したりする姿が見られました。校区の海岸では、誰でも楽しく参加できるようにと、6年生が企画した「おにごっこ」や「だるまさんがころんだ」などの遊びを楽しみました。
 また、校区のお寺では住職さんの講話を聞き、本堂にある、ふだん見慣れない物について教えていただきました。講話の中で、「自分には2人の親がいる、その親にも2人ずつ親がいるから、君たちのおじいさんおばあさんは全部で4人だよね。では、10代さかのぼると、何人の人がいると思う。1000人だよ。では、20代さかのぼると何人になると思う。100万人だよ」この数を聞いて子供たちは、びっくりしていました。続いて住職さんは、「でもね、100万人の1人でもいなかったら、君たちは生まれていないんだよ。命はそうやってずっと続いてきて、今の君たちがいるんだよ。これは奇跡なんだよ。だから、命を大切にしてね」と話されました。子供たちは、自分の命について、深く考えたようでした。その後、境内で弁当を食べるときは、縦割り班で丸くなって、楽しく会食をしました。
 校区を横断しての探検だったので、とても長い距離を歩きましたが、高学年に励まされて、どの子も最後まで頑張ることができました。解散式では、児童会長から「どうでしたか」と尋ねられると、「楽しかったです」と全校の大きな返事が運動場に響きました。探検の後、「すごく疲れたけれど、優しくしてもらったので、楽しかったです」「とても楽しくて、来年が楽しみです」という感想がありました。みんなで活動する楽しさが、こうして子供たちに受け継がれていくということを実感しました。仲間のよさと校区のよさを感じながら、「あかはに探検隊」を終えることができました。


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【豊明市立沓掛小学校】 オアシス活動「心にオアシス 笑顔でオアシス」

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 本校では、子供たち一人一人が、自分や友達の「よいところ」や「がんばり」を認め合うことにより、自他のよさに気付き、自分を大切に思う気持ちが育つように、人権教育の一環として「オアシス活動」を進めています。
 オアシス活動の合い言葉「心にオアシス 笑顔でオアシス」
「大切にしたい気持ち」  オ・・・思いやりの気持ち
             ア・・・あたたかい気持ち
             シ・・・親切な気持ち
             ス・・・素直な気持ち

「大切にしたいあいさつ」 オ・・・おはよう
             ア・・・ありがとう
             シ・・・しつれいします
             ス・・・すみません

1 オアシスカードの活動
 目標を立て、がんばった自分を振り返る「がんばったよカード」、友達のよいところを認め、共感させる「よいところを見つけたよカード」、さらに、がんばった姿を親に認められる喜びを感じさせる「親から子へのオアシスカード」を、教室のコーナーに掲示したり、紹介し合ったりして、子供たちが自他のよさに気付く機会にしています。新しいカードが貼られると、うれしそうな笑顔を見せる子供たちの姿があります。
2 朝会での「あいさつ活動」
 「がんばっていること」「うれしかったこと」「親切をありがとう」「よいところを見つけたよ」を朝会時に発表し、「おはようございます」の号令をかけることで、多くの児童が活躍できる場を設定しています。
 これらの取組を通して、「自分の大切さとともに、他の人の大切さを認める」ための人権教育の充実を図っていきたいと思います。

【犬山市立城東中学校】 人権講演会

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 本校では、「人権講演会」として講師を招いて、「夢中になると奇跡が起こる」という演題で、今を強く生きることについて講演をしていただきました。
 心に直接語りかけてくるような話と、話に合わせて弾かれるピアノ演奏に生徒の心も一瞬で引きこまれました。今まで、多くの生徒の心に寄り添い、その「語り」で包んできた講師のお話は、今の希薄な人間関係の時代において、人間関係を考え直すきっかけとなりました。
 講演の後半では、講師が考え、書き記した詩を、生徒にプレゼントしてくれます。詩が欲しい生徒たちは、元気に自分の気持ちをアピールしていました。
 どの詩も、その一つ一つの言葉が、心の隙間に入ってくるような、そんな温かい温度をもった詩です。もらった詩をいつまでも心に留めながら、これからの生活に生かしていきたいと思える講演でした。

【犬山市立犬山中学校】 逆境に打ち克つ力

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 本校では、全校生徒と保護者を対象に、本校のスクールカウンセラーの中原千種先生を講師に、「逆境に打ち克つ力」をテーマにした講演を開催しました。講演では、逆境の中で高いレジリエンス(心のしなやかさ、弾力性、回復力)を身につける様々な方法を学びました。
 レジリエンスを高めるには、「1、心と身体の状態を開ける」「2、自尊心を高める」「3、他人をありのままに受けとめる」「4、本当のつながりを見つける」などの方法があるようです。これらの話に生徒は熱心に耳を傾けて聞いていました。
 講演後、「何か困ったときには、今日の話を思い出して、自分には乗り越えられると信じて頑張りたいです」「今、友達との関係に悩んでいるけれど、その友達のことも自分のこともありのまま受けとめてみようと思います」などの感想があり、レジリエンスを身につけて自分らしく生きていこうとする生徒の前向きな気持ちが伝わってきました。

【安城市立今池小学校】 自分も大切 みんなも大切

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 本校の子供たちは、「チャレンジいっぱい 笑顔いっぱい 〜自分も大切 みんなも大切〜」を合い言葉に、学校生活を送っています。この合い言葉の下、児童会や委員会で、様々な企画や活動をしています。その企画の中で生活委員会では、「ありがとうの木を育てよう」と各クラスに呼びかけました。子供たちは、友達からされてうれしかったことを、葉に見立てた緑色の紙に相手の名前と感謝の言葉をつづって、全校児童が通る昇降口にある木に貼っていきます。木は低中高学年と分けてあります。どの木もたくさんの葉がつき、それらを立ち止まって読み返しうれしそうにしたり、感心したりする子供たちの姿が見られました。そして、委員会の児童がすてきな言葉を見つけて、給食の時間に放送で読み上げて紹介することで、更に葉が増えていきました。
 放送委員会では、各学級でがんばっている友達についてアンケートをとりました。その中から特に全校に紹介したい児童を選び、どんなことをきっかけにそのような行動ができたのか、ふだんから気をつけていることなど、直接インタビューをして、その様子を全校放送で流しました。友達を思いやったすてきな行動を紹介することができ、インタビューを受ける子供たちの笑顔が印象的でした。
 今後も「自分も大切 友達も大切」にした行動ができるような企画を全校で取り組んでいきます。