【安城市立桜井小】心が通う学校・地域に…

 児童会では、全校のみんなが仲良くなれるように「みんな友達、絆深まり、笑顔あふれる桜井小」をスローガンに、一年間活動をしてきました。特に異学年交流の価値を見直し、異学年で構成する「なかよし学級」のペアで遊ぶなかよし集会や、通学団対抗で縄跳び大会を行いました。このような集会を積み重ねることで、いろいろな学年に友達が増えました。そして、高学年の子は低学年の子を大切に思いやる姿が多く見られるようになりました。
 また、桜井中学校の生徒会のみなさんが中心となって、あいさつプロジェクトを立ち上げ、「あいさつが桜井をひとつにする」というスローガンのもと、桜井地区の3校が一つになって、あいさつあふれる町づくりに取りくみました。中学校の先輩達の熱意を感じ、桜井小学校では毎朝、生活安全委員会が中心となってあいさつ運動をしました。通学班の班長や副班長は班員に「あいさつをしよう。」と呼びかけ、あいさつを増やそうとがんばりました。登下校のあいさつだけでなく、学校の中ですれ違った友達や先生に「こんにちは。」とあいさつができる子も増えました。また、お互いに気持ちよく過ごすためには「ありがとう。」や「ごめんなさい。」も大切なあいさつであることも考えました。年に数回、中学生のみなさんが桜井小学校に来てくれて、小中学校合同であいさつ運動を行いました。これを機会に、桜井小学校のあいさつがさらにパワーアップしました。

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【安城市立錦町小】夢はかなう 〜幸せになれる〜

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 ダウン症の世界的ピアニスト越智章仁さんと母 知子さんを招き、道徳授業での助言とピアノコンサートをしていただきました。ダウン症という障碍をを乗り越え、ピアニストとして世界ダウン症会議(2004年シンガポール大会、2006年バンクーバー大会)で演奏するまでの努力をお母さんが話してくださり、深い感銘を受けました。人の幸せは4つあります。1つ目は人から愛されること。2つ目は人から『ありがとう』といわれること。3つ目は人から必要とされること。4つ目は人の役に立つことです。章仁は幸せです。というお話を聞き、生き方について考える機会となりました。章仁さんの演奏は、優しい波のように心に響き、子どもたちの心に感動を与えました。子どもたちは、「ピアノが好き」「好きだからずっと弾いていたかった」という章仁さんの気持ちを知り、「好きな気持ちが夢を支える」「ダウン症という障碍があっても、夢に向かい一歩一歩進んでいけばいつかはかなうんだな」という感想をもち、自分自身の将来に思いをはせていました。授業での助言や、全校児童に向けての講演とコンサートを通して、命の尊さや人としての生き方について多くを学びました。

【岡崎市立恵田小】伝統を引き継いで

 児童がアイディアを出し合った新しい落ち葉スキー場が完成し、今年度の落ち葉スキー開場式は、恵田小児童と職員、保護者、地域の方、岡崎聾学校の4・6年生と職員の大勢で新コースの完成を祝うことができました。来賓の元校長先生が挨拶のなかで、前コースを設置したときの苦労とその思いを語られ、子どもたちの顔からは、落ち葉スキーの歴史と伝統を受け継いでいこうとする強い気持ちが表れていました。テレビと新聞の取材のなか、4年生以上の代表が初滑りと模範スキーを兼ねて滑り、滑る子も声援を送る子たちも恵田小の誇りを胸に、一生懸命に取り組むことができました。
その後は、昭和55年より30年以上も続く岡崎聾学校との落ち葉スキー交流をしました。「こわくないよ。いっしょにすべろう」と声をかけて岡崎聾学校の子と2人で一緒にソリに乗ったり、「こうするとよくすべるよ」と、スキー板の裏に油を塗ってあげたりする場面が見られ、心の交流ができていると感じました。また、自分たちのアイディアが生かされた新落ち葉スキー場を使って交流することができたことで、恵田っ子の誇りと優しい心がさらに育ったと思います。

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【一宮市立萩原中】立志の会(2年)

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 本校では,毎年3月に,2年生が立志の会を行います。今年も,3月16日(月)に行いました。生徒が司会進行をし,一人ひとりがこれからの決意を述べ,保護者への手紙・保護者からの手紙をお互いに読みあうなどの活動をしました。立志の会に先立って,講演会も行い,実りのある会となりました。生徒の感想の中には,「普段目の前にして言えないことを,手紙で伝えることができた。」「誕生日には,お母さんに『ありがとう』と伝えたい。」などがあり,意義のある会になりました。2年生が,来年度最高学年になるにあたって,それぞれの決意を確認する会となりました。

【尾張旭市立東栄小】道徳講演会を通して

 尾張旭市立東栄小学校では、毎年、道徳講演会を開催しています。今年度は、介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」(長久手市)から、訓練士の方お二人と、介助PR犬カナンを招いて2〜6年生を対象に行いました。
 介助犬は現在、愛知県下にわずか4頭しかいないことを知り、驚きの声があがりました。全国には、介助犬により生活の改善が見込まれる人が1万5千人もいることが分かり、介助犬を育てることの重要さを学びました。
 説明の後で、カナンに介助の実演をしてもらいました。「落とした鍵やコインを拾って渡す」「冷蔵庫を開け閉めして、ペットボトルを持ってくる」「携帯電話を探して持ってくる」などを上手にやってみせるカナンに、自然と拍手がわき上がります。代表児童による実演の体験も行いました。実際に指示を出した児童からは、「犬はちょっと苦手だったけれど、できてよかった」「初めての人の指示でもできるなんて、すごいと思った」「もっといろいろなことができるようになりそう」などの感想が述べられました。その後、「車いすが介助犬の足をひいてしまうことはないのですか」「どのように訓練するのですか」といった質問にも、丁寧に答えていただきました。
 子犬を育てる「パピーホームボランティア」や、介助犬としての適正がない犬をペットとして飼う「キャリアチェンジボランティア」など、いろいろな方法で協力できることも学びました。
 市の肢体不自由児受け入れ拠点校である本校では、介助犬や手足の不自由な人への理解を深め、「ともに生きる」を意識高揚させるよい機会となりました。

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【岡崎市立秦梨小】「感謝の会とひな祭り会」

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本校では、地域の方々とふれあうことによって、心の交流を図っています。また、お世話になった方々を招待して、感謝の気持ちを伝えています。
2月27日(金)には、5年児童が中心に「感謝の会とひな祭り会」を行いました。
当日は、全校児童、老人クラブ(長明クラブ)、山の先生、田の先生、登校指導の方々など、大勢の方々に参加していただき活動しました。
第1部は、ふれあい活動をしました。長明クラブのみなさんと1・2年児童は、シイタケの菌打ち体験を、3・4・5年児童は、グラウンドゴルフをしました。グラウンドゴルフ初体験の3年児童には、ルールや道具の扱い方を優しく教えていただきました。3年児童からの「どうしたら真っ直ぐ打てるのですか」「まるでゴルフのプロみたいですね」との問いかけに「前やる人の打ち方をよく見てね」「毎日やっていれば上手くなるさ」と答えてくれ、会話が進みました。6年児童は、竹ぼうき作りをしました。できた竹ぼうきは、次年度掃除の時間に使います。
ふれあい活動が終わると、福祉委員のみなさんと長明クラブのみなさんと5年生でよもぎ餅を作りました。よもぎは、春に低学年の子たちがおじいさんとおばあさんたちと摘んだものです。
第2部は、「感謝の会」と「ひな祭り会」をしました。場所を体育館に移しました。ステージには、1・2年児童の手作りである、かわいいお雛様が飾ってあり、雰囲気を盛り上げました。
感謝の会では、山の先生・田の先生と登校指導の方々に「雨の日も暑い日もぼくたちの命を守ってくださり、ありがとうございました。」という手紙と花を渡しました。次に、鼓笛隊の演奏をしました。12月からこの日のために練習し、「校歌」と「ミッキーマウスマーチ」の2曲を披露しました。最後に、肩たたきをしました。児童は、「少し緊張しました。おばあさんが「ありがとう」と言ってくれたのでやってよかった」と感想をもちました。参加された方々からは、「毎年楽しみにしている」「孫に会えるのが楽しみだ」と言葉をいただくことができました。
児童は、「優しく教えてくれてうれしかった」「おじいさん・おばあさんはいろいろなことができるなあ」と感心していました。とても温かい活動になりました。

【岡崎市立矢作中】心を磨く清掃活動

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 矢作中学校では、清掃の時間を「心磨きタイム」とし、毎日の15分という短い時間で生徒一人ひとりが無言で自分の心と向き合う活動を行っています。
昨年度の3学期から授業後の移動からの無言清掃を始めてきました。今年度も継続して行い、初めて経験する1年生は戸惑いながらも、着替えから無言を徹底することができました。また、2・3年生も昨年度から引き続き無言を徹底することができていました。
この無言清掃を中心となって推進してきたのが美化委員会です。今年度の委員会で話し合いを進める中で、少しずつ問題点が浮き彫りになってきました。「無言でいること」はできているが清掃活動への取組がやや甘く、隅々まで丁寧に清掃する姿勢や自分から清掃するべきところを探す姿勢がもっと必要であるなどの意見が挙がりました。
そこで、「自問清掃」を通して心を成長させる活動に取り組んでいる、県内の中学校の取組を委員会の中で紹介しました。その後、美化委員の生徒それぞれが現状の無言清掃と自問清掃ではどう違うのかを調べ、どうしたら矢作中学校の清掃がよりよくなっていくのかを、再度話し合いました。その中で生まれたのが「心を磨く」という目標の設定です。「無言清掃」の時間を「心磨きタイム」と改めました。そして、高めたい心を週ごとに設定し、心が成長できた場面を振り返る活動を実践してきました。「我慢する心」を目標とする週では、清掃後の振り返りで「寒くて床が冷たかったけど、我慢して膝をついて雑巾掛けをしたら、とてもきれいにふけて達成感があった」や「風で手がかじかんできたけど、周りのみんなががんばっていたから、自分も手を止めることなく掃除を続けたら、すごくきれいになって気持ち良かった」などの意見がでました。
今後も学校だけでなく、自分の心も磨き、矢作中学校がよりよい学校になるように、全校で15分間の「心磨きタイム」を大切にしていきたいと考えています。

【小牧市立味岡中】感謝の気持ちを胸に

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 今年度も残りわずかとなった3月18日に、4月から最高学年となる2年生が、今までの自分を振り返り、新たな目標をもつ「立志式」を行いました。
 はじめの校長先生の話では、この会が歴史のある会であること、立志とは、稚心を去る、気を振い立たせる、志を立てる、学に努める、交友をえらぶこと(橋本左内「啓発録」)であることを知りました。続いて学年合唱「心の中にきらめいて」、日常の心の様子を綴った三行詩の紹介がありました。幼い頃の写真の上映では、誰もが大切に育てられてきたことを改めて感じ、家族への感謝の気持ちを大きくしました。そして、両親からの手紙を読む時間には思わず涙を流す生徒もいました。(写真は2年生の共同製作による貼り絵です)
 実施後の振り返りでは「親から愛されていることを実感した」「自分の意思でこの先を決めていく決意をした」「一日一日を大切にして後悔していないと思える人生にしたい」「自分を信じて頑張りたい」といった記述が多く見られました。

【岡崎市立河合中】モラルジレンマ

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 ファロパさんに役割取得させることで判断や理由づけを考えさせた。事前に資料を読ませ,一次の判断・理由づけを行った。第一次では,「移住する」が16名,主な理由は「家族が死んでしまうかもしれない」だった。第二次は20名に増え,ほとんどが「移住すべき」で,「家族の将来を保障することが大切」という理由となった。 
一方,第一次の判断で「ツバルに残る」とした生徒は,ツバルの過酷な現実を知り,討論する中で,自分の判断の整合性を図るため,当初から移住するとした者より高い段階の道徳的思考が表れた。それは,授業記録「死ぬ覚悟」という言葉からも分かる。また,ツバルに残ることに最後までこだわりを見せたが,討論していく中で,ワークシートに,「地球温暖化についてもっと知る必要があると思う。深刻な問題だから,もっと対策を練るべき…」と書いている。事実確認の必要性と地球温暖化問題への認識の深まりを伺うことができた。授業の中盤でも,「ツバルは本当に沈むのか,沈むならいつなのか」という事実を知る必要性が生じ,タブレットパソコンを教室に持ち込み,必要感に迫られ調べる姿が見られた。生徒の感想からは、立場を守り続けた生徒が,自分の生活に立ち返って感想を書いている。

【岡崎市立山中小】ふれあい給食

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 11月に学区の方々や保護者と一緒に給食を食べる「ふれあい給食」が行われました。毎年3・4年生が一緒に交流します。学区の方と昔の山中学区の様子や子どものころした遊びなど子どもたちは積極的に話を聞いていました。会食のあとは、3年生がリコーダー演奏「山のポルカ」を披露し、4年生は「もみじ」の合奏、「オーラリー」のリコーダー演奏を披露しました。帰り際に「来年もまた来ます」と学区の方に言ってもらえ、子どもたちも充実した時間を過ごすことができました。

【岡崎市立北野小】1日1日を大切に過ごそう週間

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 2月23日に「1日1日を大切に過ごそう週間」を実施しました。本校の5・6年生で構成される企画委員会の子どもたちが中心となって企画、運営を行いました。「1日1日を大切に過ごそう!」を合言葉にして、残りわずかとなった3学期を充実させ、北野小学校がよりよい学校になるように願いを込めて3つのめあてを決めました。めあては、「やり残すことがないようにしよう」「授業と放課のけじめをつけよう」「健康管理をしよう」です。子どもたちは舞台の上でフリップを持ち、堂々と大きな声で全校の子どもたちに向かってめあてを呼びかけることができました。
 1週間が過ぎ、めあてを意識してよくなったことやがんばったことなどを各クラスで聞き取り調査をしました。調査の結果は、多くの子どもたちがめあてを意識して行動できるようになり、「手洗いうがいをしっかりできた」「授業が始まる前までに席に着くことができた」「友達といっぱい遊んだ」などの意見も出されました。
 今回、企画委員会の子どもたちが学校の様子を見ながら、何度も話し合いを重ね、テーマとめあてを決めました。その思いを伝えることで、全校の子どもたちが3学期をよりよくしようと意識して動くことができました。

【みよし市立三好丘小】2014丘小人権宣言

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本校では、毎年、人権週間を迎えるまでに、道徳の授業参観、人権標語やポスター・書道の作品募集、ピンクシャツデ―、そして人権集会などの取り組みをしています。今回の人権集会では、みよし市役所より、東日本大震災時に災害派遣職員として福島で復興支援の仕事をしてみえた横田竜一氏を招き、「思いやりとは〜東日本大震災を通して〜」という話を聞きました。「相手の気持ちに寄り添うこと」の大切さを聞くことで「被害を受けた人たちに何もできないわたしだけれど、遠く離れたみよしから『今ごろどうしてるんだろう』と心配することぐらいできると思いました」といった感想をもつ子どももいました。
また、全校の代表で標語を読み上げる「丘小人権宣言」は、6年目を迎えました。「やめようよ あなたの一言で 世界がかわる」の標語を書いた5年生の子は、たった一言の重みと勇気を、全校のみんなに訴えかけました。
子どもの言葉でつくり上げる丘小人権宣言を中心に据え、丘小の子どもたちが改めて「思いやり」について考えました。「最後の全校合唱『ビリーブ』では、少し感動しました」という振り返りもありました。一人一人の心に「思いやり」の明りのともった人権集会だったと感じました。

【北名古屋市立白木小】2分の1成人式

2月7日、10歳の節目を祝う会として4年生が「2分の1成人式」を行いました。
どの子も3学期のスタートと同時に本番に向けて、会の役割分担や準備に取り組んできたので、当日の子どもたちは、今までの練習の成果を発揮しようととてもはりきっていました。
会は、「開式の言葉」、「リコーダーの演奏」、「10歳の夢宣言」と進んでいきました。幼いころの写真をスライドショーで投影しながら、子どもたちが、「将来、花屋をつぎたい」「プロ野球選手になりたい」などきらきらとした表情でそれぞれの夢を語りました。そして、「合唱」と「群読」です。感謝の気持ちを伝えようと、どの子も一生懸命でした。すばらしい歌声におうちの方の中には、ハンカチで目頭を押さえる方も……。そして、「サプライズプレゼント」。親子で手紙の交換です。手紙を書いていたことは、お互いに秘密だったので、親も子もお互いに驚いていました。手紙を読み、感極まって涙する親子の姿も見られました。
最後は、映像で今の自分たちの姿をしっかりと家族に見ていただき、会を閉じました。
当たり前に思っていた家族の愛情、自己の成長を改めて振り返ることにより、感謝の気持ちや成長の喜び、そして、自分自身のこれからの生き方を改めて振り返り、力強く前進していこうという心情を高めることができた感動的な「2分の1成人式」になりました。

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【長久手市立南中】命の講座で学んだこと

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 本校では,目指す生徒像の一つとして,「命の大切さや,個の存在の尊さを知り,自分や周囲の人の心と体を大切にできる生徒」を掲げています。そのため,3年間に渡り,総合的な学習の時間,道徳,学級活動,また保健体育を始めとする教科活動の時間を結びつけ,命の教育を行っています。1年生では,命や性に関するアンケートを行い,「誕生・そして命名」「命ほどに大切に思うもの」「思春期の心の変化は大人へのステップ」を主題とする学習を行いました。2年生では,1年生時の学習を踏まえ,具体的な男女交際や性犯罪について考えを深めさせ,「エイズについて考える」学習を行いました。3年生では,2年間の学習を前提に,卒業後の生徒を取り巻く社会環境を考え,もう一歩踏み込んで,「出産」「性感染症」「愛・生き方・命」などについて,専門家から直接聞く機会として,命の学習講座を行いました。
1年生のある学級では,命名について「もし自分の子どもが生まれるとして名前を考えるとしたら,どんな名前がよいか。」という質問に,今年の名前ランキングを参考に色々と意見を出し合いました。この授業を通して,名前に対する両親の思いの深さを知ることができました。「名前を考えることが,これほど大変なこととは思いもしませんでした。自分の両親は私のために,苦労して,時間をかけて自分に名前をつけてくれたと思います。私はこの私の名前でよかったです。」と考えた生徒もいました。

【半田市立亀崎中】いのちの授業(10周年)

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 3月11日(水),自他の生命尊重と生命誕生のしくみと神秘性を科学的に理解することをねらい,「いのちの授業」を実施しました。講師は助産師の豊島美和先生。対象は中学1年生。本年度は2学級ずつ,3回実施していただきました。
 豊島先生は3人のお子様がおり,3人とも亀崎中学校の生徒です。豊島先生が助産師として感じた,「いのちの大切さ」を,自分のお子様だけでなく,その友人にも感じてもらいたいと,10年前にこの授業が始まったそうです。そのとき長男が亀崎中学校に在学中。そして10年目の今回は1番下のお子様が中学1年生。今回のいのち授業には特別な想いがあるとお話いただき,授業が始まりました。
  内容は,受精のメカニズムや胎児の成長,出産のしくみについて,図や模型をふんだんに使い,体験談も交えながらわかりやすく教えていただきました。また,羊水のはたらきを理解するために,水を入れた瓶と空気を入れた瓶に生卵を入れ,ふってみる実験も生徒に体験させていただきました。
 授業後の生徒の感想用紙には、「自分がとっても少ない確率の中生まれたことを誇りに思って生きていこうと思いました。そして私を産んでくれたお母さんとお父さんに感謝しようと思いました。」といった感想が書かれていました。

【豊明市立豊明中】第九全校合唱発表会

 本校の第九全校合唱会は、昭和61年に始まりました。平成26年度で29回目を迎えました。全校で合唱する喜びを分かち合い、歌い上げた達成感や連帯感を味わうことを目標としています。
  本格的なオーケストラの演奏をバックに、歌う際は原曲どおりドイツ語で歌います。ソプラノは2、3年生女子、アルトは1年女子、2年男子、テノールは1年男子、バスは3年男子が担当します。限られた時間の中での練習でしたが、当日は全校生徒がまとまった歌声を披露することができました。以下は、生徒の感想です。「3年間で1番よい発表だと思いました。バスの最初の歌い出しがみんなそろっていて、聞いていて心地よかったです。歌っているときは、体育館に一体感が出て歌いやすかったです。(3年女子)」「オーケストラの迫力ある演奏と豊中生約700人の声の迫力がとても合っていて、すばらしいものになりました。来年につながる発表になったと思います。よい思い出になりました。(3年男子)」
 指揮者の角田鋼亮先生からは、「豊中の風物詩になりましたね」というお言葉をいただきました。当日は、保護者の方や地域の方々が多数聴きに来られました。保護者の中には、豊明中学校の卒業生もいらっしゃって「自分も歌いました。感動しました。」という感想を寄せてくださいました。学校と地域が一体となったすばらしいひとときを過ごしました。
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【一宮市立朝日西小】仲間との思い出を大切に・・・

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 本校は児童数が187名で、一宮市唯一の単学級の小学校です。たて割り班で「なかよし集会」を開いたり、「地域清掃活動」に取り組んだりして、学校全体が『大きな家族』のように、仲良く過ごしています。
 3月2日に行った「卒業生を送る会」では、今までお世話になった6年生に感謝の気持ちをこめて、各学年が歌や呼びかけを発表したり、首飾りやカードなどの贈り物をしたりしました。6年生は、今まで一緒に過ごしてきた仲間との思い出をかみしめながら送る会を楽しみ、みんなから温かい拍手を受けて、花のアーチをくぐって退場していきました。
 卒業式まで残り少なくなりました。6年生34名が、仲間との思い出を胸に抱いて、立派に巣立つことを願っています。

【北名古屋市立熊野中】友達への感謝を形にして

 人権週間に因む活動の一つとして、生徒会が呼び掛け、人権ツリーの製作をしている。これは、友達の良さ、良い行い、感謝したいエピソードなどを書いたオーナメントを作り、クリスマスツリー型の台紙に貼るものである。それを学年ごとに廊下に掲示し、誰もがエピソード等を読むことができるようにしている。
 二年目を迎える活動であるため、今年度は、生徒会の主催であることを強調するとともに、執行部だけでなくさまざまな生徒が製作に関われるよう留意した。
 まず、生徒会長が朝礼で、互いの良さを認め合うことの大切さを語り、Good Job Boy&Good Job Girlを推薦する活動内容を説明した。また、オーナメントを製作するボランティアを募集し、より多くの生徒が積極的に活動に関われるようにした。
 推薦するGood Job Boy&Good Job Girlのエピソードを文章化することで、そのときのことが思い出され、友達の良さを改めて実感することができた。その効用を生徒はこう記している。「書くことで、日頃、自分がしてもらっていることを振り返るきっかけとなります。そして、お互いを認め合い、さらにはいじめをなくすことにつながります」
 以下は、執行部が選び、掲示したGood Job Boy&Good Job Girlのエピソードの一部である。
・授業でわからないことを何回も嫌な顔をせず教えてくれる。
・掃除の時間に一人黙々と掃除をしている。
・毎日誰かが困っている、そんなときはたいていA君が助けてくれます。ありがとう。
・元気がないときにいつも気付いて心配してくれます。
・いじめをとめてくれました。
・課題を出しに行くときに、重いので手伝ってくれます。
 「でき上がったツリーを見て、私も自分が友達に助けてもらったことを改めて考えました。ツリーの掲示期間だけでなく、普段から感謝の気持ちを相手に伝えられているのかを、お互いが確認していきたいです」これは、ツリーを見た生徒の感想の一部である。
 互いの良さを認め合うことは、支え合う集団・仲間作りの第一歩である。また、他に感謝され、認められることによって、生徒が自己有用感を感じれば、自信をもって新たな活動に取り組めるだろう。その繰り返しが、より良い学校作りへと、また、誰もが熊中生でよかったと思える学校作りへとつながっていくのだと考える。


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【豊川市立東部中】ケビン・カーター氏から学ぶ

 本校では、学年ごとに道徳の授業研究を行っています。
 3年生では、2学期に、フォトジャーナリストのケビン・カーター氏の生き方から命の尊さについて考えました。
 最初にケビン・カーター氏がピューリッツァー賞に選ばれた写真「ハゲワシと少女」を見せると、生徒たちからはアフリカの飢餓に苦しむ人たちに対する悲しみの声が上がりました。そして、なぜ少女を助けないのか?という生徒と、ジャーナリストとして写真からスーダンの現状を世界中の人たちに伝えることで多くの命を救うことができるという生徒が、お互いの思いを伝え合いました。
最後に「あなたにできることは何ですか?」と聞くと、「弱い人に優しくしたい」、「人のためになることをしていきたい」、「何事にも一生懸命頑張ることで周りの人を励ましたい」など、自分にできることを精一杯やりたいという生徒の意見が多く出てきました。
このような授業を積み重ね、これからも優しい心を育んでいきたいと思います。

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【愛西市立八開中】 「和田真由美さんの手記」 3−(3)生きる喜び

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 中学校3年生の最後の道徳の時間に「和田真由美さんの手記」(出典『キラリ☆道徳』正進社)を行いました。
 和田真由美さんは30歳代前半で骨髄性白血病と診断され、化学療法や骨髄移植など、過酷な治療を受けました。和田さんが経験した辛く、苦しい闘病生活に心を寄り添わせ、それでも幼い子どもたちのために必死に耐え、病気を克服した彼女の壮絶な人生を紹介しました。
 和田さんの言葉にある「よりよく命を使うことを自分の使命として明日に向かって生きている」に着目させ、「より良く命を使うとは」「自分の使命とは」を主題にしました。中学3年生には難題であろうと思いましたが、「難しいからこそ考えがいがある」と思い、発問を投げかけました。すると、生徒たちは実に一生懸命に悩み、必死になって考えてくれました。主な意見としては、
 「周りの人を悲しませないため」に命を使う。
 「自分がお世話になった人に恩返しをしていくため」に命を使う。
 「自分が経験してきたことを若い世代に伝えていくこと」を使命として生きる。
 「自分が学んだこと、得たことをカタチにしていくこと」を使命として生きる。
 「自分にしかできないことを見つけ、世の中をより良くしていくため」に命を使う。
 といった意見があがりました。さらに、
 「(周りに迷惑をかけないようにしながらも)自分のやりたいことをやり、好きなことをやること」を使命として生きる。
 という考えもありました。
 特にこの意見に対して友達同士、質問をしながら考えを深めていき、激論を交わした末に生徒たちが見つけたものは「自分が幸せになろうと精一杯生きることは、周りの人をも幸せにすることにつながる」ということでした。そしてさらに、逆に言うと、「周りの人を幸せにしようとすることで、自分自身も幸せになる」ということも気づいたようです。教師である自分の方が彼らから新しい貰い物をしました。
 2週間後に卒業式を迎え、新しい人生を踏み出していく彼らの心に、本時の内容が響いてくれたのではないかと思います。