【岡崎市立常磐中】ひびきタイム【豊田市立市木小】人権週間の取組
本校では12月の人権週間に、(1)人権移動教室の実施(2)JRC委員会による人権集会(3)学級担任による人権についての学習、この3点に重点を置いて指導を行っています。
(1)人権移動教室【写真左・中】 人権移動教室では、人権擁護委員の方をお招きして、人権について学ぶ機会を設けています。今年度は、いじめっ子といじめられっ子の心が入れ替わる「ぼくの気持ち、きみの気持ち」という紙芝居を通して、いじめられる子の気持ちやいじめる子の気持ち学びました。また、腹話術師の方により、人の身体のことを言ってはいけない、まわりで見ている人もいじめ、一人で悩まず相談するということを腹話術師によって、わかりやすく学ぶことができました。 (2)JRC委員会による人権集会【写真右】 人権集会では、『「人権」というものは、一人一人がみんなの命を大切にしたり、みんなと仲良くしたりすることであり、どの子も生まれたときからずっと持っている権利である』ということをJRC委員会の児童たちが発表しました。その中でみんなの人権が守れるように、いじめに関する標語を募集し、『考えよう あなたの気持ちと 私の気持ち』のような標語を一人一人考えました。 (3)学級担任による人権についての学習 人権に関連した主題で道徳の授業を行い「人の嫌がることをしない」「みんなと違っていても認める」ことの大切さを学びました。また本校の1・3・5年生では豊田市配付の人権教育教材「子どもの権利学習ノート〜ひまわり〜」を使用して人権についての授業を行いました。 <子どもたちの感想> 人の気持ちを考えて言葉を言うようにしたいと思いました。人の気持ちを考えずに言ってしまうと、相手は傷ついてしまっているかもしれないからです。 私は悪口を言ったり、友達をたたいてしまうことがよくあります。人が嫌がることをやっているので、人権教室を通して絶対にやってはいけないことだと思いました。これからは、悪口を言ったりたたいたりすることをやめて、友達と仲良く楽しく過ごしていきたいと思いました。 【春日井市立松原中】生徒会活動を通して地域や世界へまた、本年度は新たな活動として「アルボラプロジェクト」を行いました。発展途上国の子どもたちに、給食を届けることを目的にアルミ缶の回収活動を2回に渡って実施し、合計3616個のアルミ缶を集めることができました。 全校生徒が、地域の方だけでなく遠い国の子どもたちのための活動に積極的に関わることができ、貴重な経験となりました。 【豊田市立梅坪小】 「全校縦割り活動(異学年交流)」で思いやりの心を育てよう!
梅坪小学校は縦割り活動を行っています。縦割り活動のグループは、全校を4グループ(4色)に編成し、Lユニット(210人程度の大集団)とMユニット(35人程度の中集団)、Sユニット(6人程度の小集団)で構成されています。縦割り活動のねらいは、他学年の子とのかかわり合いを通して、異学年で交流する楽しさを感じさせるとともに、下級生を思いやる気持ちや、上級生に対して感謝する気持ちをもたせることです。本校が縦割り活動を行って、今年で10年目。縦割り活動が根付いていることが、生活の様々な場面で見られます。
運動会では、Lユニット対抗で競技を行い、得点を競い合いました。高学年が中心となり、ユニットごとにアイデアを出し合って応援合戦のためのエールや踊りを考え、朝の会の前に低中学年の子に教えました。 年間で7回の「なかよし遊び」も行います。「なかよし遊び」では昼の20分放課を利用し、Sユニットで遊びの計画から実施まで高学年が中心となって進めていきます。1月の後半からは、Sユニットで長縄の練習を始め、2月にはユニット対抗なわとび集会が開かれます。1月後半になると、運動場のあちらこちらで、ユニットごとに集会に向け、練習している様子が見られるようになります。 10月の初めには「なかよし徒歩遠足」があります。それぞれのユニットで高学年が中心となりレクリエーションを考え、自分たちで準備をするとともに、当日もリーダーとなり、班の子たちを楽しませます。 子供たちが毎年楽しみにしているのが、2月には全校で行く「なかよしバス遠足」。今年は明治村に行く予定です。Sユニットごとに、どのように回るか話し合いながら計画を立てていきます。 初めはどうやって話しかけたらよいのか、戸惑っていた高学年の子も、回を重ねるごとに低中学年の子への言葉掛けや接し方がうまくできるようになるとともに、低中学年の子も高学年の子の話に耳を傾け、慕う姿が見られるようになってきました。 縦割り活動も10年目を迎え、高学年の様子を見て憧れをもったり、自分が高学年になった時にそれを生かして低学年に接したりする姿があります。これからも縦割り活動を通して、子供たちの心を耕し、相手を思いやる心を育てる「梅坪の伝統」として引き継いでいきたいと思います。 【東郷町立東郷中】生き方を考える会映画「ひまわりと子犬の7日間」の内容は,保健所に収容された母犬の「ひまわり」と生まれたばかりの子犬と,妻を亡くし,男手ひとつで二人の子供を育てる保健所職員との物語です。 近寄る人すべてに激しく吠え,懸命にわが子を守ろうとする「ひまわり」を助けようと奮闘する保健所職員の愛に,生徒たちは心打たれ,生き物の命の大切さについて改めて考える機会となりました。 生徒たちの感想には, 「人には人の,犬には犬の命があって,どちらの命も軽い気持ちで考えてはいけないと思いました。『生きる』ということについて,改めて考えることができました。」 「犬たちは何も悪いことをしていないのに,人間たちのせいで死んでしまうのは,本当にかわいそうだと思いました。私の父も殺されてしまう犬たちがかわいそうだと言って,よく犬をひきとってきます。あんなに心を許してくれなかった犬が,最後には自分の所へ来てくれるシーンは本当に感動しました。」 「かげで誰かがつらい仕事をやってくれているから私は楽しく生活できていると思います。神崎一家はとても良い人だなと思いました。犬のことを思って泣き,犬のために全力を尽くす人たちを見習って,これからも生きていこうと改めて思いました。」 など,保健所で失われる命や動物への愛情についての感想が多く見られました。 【豊川市立赤坂小】みんなで考える人権集会学年が違う子どもたちがどんな言葉を「ちくちく言葉」と感じているのか、どんな言葉を「ふわふわ言葉」と感じているのか、一緒に話し合う中で実際に気付き合いました。また、語彙のまだ少ない下学年の子に上学年がたくさんの「ふわふわ言葉」を教えてあげることのできる場にもなりました。 グループで話し合った後、全員で「ふわふわ言葉」とその言葉を選んだ理由も発表し合いました。理由を発表することで、どんな時にどんな言葉がけが人の気もちを優しく温かくするのかが理解でき、共感し合える場となりました。 ≪子どもの振り返り≫ 「ふわふわ言葉」を記録用紙に書いているときは、ほっとした気分だったけど、「ちくちく言葉」を書いている時には、書いているだけでいやな感じがしました。この言葉はつかってはいけないなあと思いました。全体で「ふわふわ言葉」を発表し合ったとき、やっぱり「ふわふわ言葉」は、言われるとうれしいなと思いました。そして、ふわふわ言葉でもいろいろな言い方があるとわかりました。 【半田市立宮池小】いのちの授業児童の感想 ・自分の命を自分で失ってはいけないと思った。 ・当たり前の生活を当たり前だと思わず、1日1日を大切にしたい。 ・一度きりしか自分の命がないから、改めて怖いなと思った。 ・「命というものは一人1つしかない」と考えたとき、人をいじめたりしたら、1つの命がなくなる可能性が生まれてしまう。なので、いじめを見たらすぐ止めるようにしたい。 ・命は一度きりで、死のことを知ろうとしても死んでしまったら命が終わってしまうので、難しいなあと思った。 この日は、学校公開日でした。保護者と一緒に命の大切さについて考える時間になりました。 【瀬戸市立祖東中】学校保健委員会の講演会を通して講師は名古屋市教育センター臨床心理士の西川絹恵先生。携帯電話やスマートフォン、通信機能付きゲームを持っている生徒は祖東中学校全体の91%、その中でメール等をしているのは、83%でした。生徒はLINEや携帯メールでコミュニケーションをとっています。伝えたい内容を直接会って話した場合を100として、メールで話した内容(言葉だけ)は、なんと7%しか伝わらないそうです。メールでのコミュニケーションの力は7%、後の93%は想像力だったのです。人にきちんと伝えるためには直接会って、体の表現や、動き、声の大きさが重要だったのです。LINEではスタンプを使用する生徒もいますが、スタンプだけで伝わる気持ちや内容は1%。スタンプ一つでその人のイメージや性格まで疑われかねないのです。LINEの既読無視は、何も言っていない、何も書いていないのにトラブルがやってきます。LINEは情報の伝達には適しているが、使う人の気持ち一つで悪いものになってしまうものだということを教えてもらいました。事前に行った携帯・スマホの使い方チェックで、○が11以上ある、依存度は70%以上の生徒が、全体の20%いました。 感想に「私は依存しているな」と書く生徒もいました。講演後に行った、振り返りシートでは、全体の93.5%が学んだことをいかして携帯やスマホ等を使いたいと答え、97.7%が今後のコミュニケーションにいかしたいと答えました。身近な問題だけに、生徒が自分のこととして考えることができた時間となりました。 【春日井市立山王小】異学年の交流を深める「なかよし班活動」年に5回、業前の時間に6年生が企画した遊びを楽しむ「なかよし遊び」。1学期にスタンプラリー形式で各班が準備した遊びにチャレンジする「山王フェステイバル」。運動会の予備日に、班ごとでお弁当を食べる「なかよし弁当」。 こうした「なかよし班」の取り組みで、上級生は下級生を思いやるとともに、他の人の役に立つことの喜びを体感します。一方、下級生は上級生の動きをまねて育っていきます。通学班とは違う異学年集団の体験は、たくさんの人と触れ合うよい機会になっています。 山王フェスティバルを終えた児童会役員の感想の一部を紹介します。 ◆一学期に全校で山王フェステイバルを行いました。テーマは「夢」。私はそこで人気者の山王レンジャーが出てくる劇をしました。セリフを間違えないか心配で、休み時間にみんなで何度も練習しました。本番は山王レンジャーとして、仲良し班のリーダーとして、夢をもつことの大切さを伝えられたと思います。 今後は、「なかよし班」や「通学班」でお世話になった6年生に感謝の気持ちを込めて「6年生を送る会」の準備に入ります。 本校では、これからも異学年交流を大切にし、思いやりの心や協力する心の育成に努めていきます。 【尾張旭市立旭中】 人権集会を通してたと思います。 【豊橋市立栄小】あいさつ運動で育む心の交流
栄小学校では、運営委員会が中心となって「あいさつ運動」を実施しています。月初めの一週間、高学年の児童が三つの校門近くに立ち、登校してくる児童にあいさつをしています。あいさつを広めるために生み出されたキャラクター「あいさる」もみんなに親しまれています。今年度のあいさつのテーマは「あいさつは まわりをかえる 魔法の言葉」
です。 毎月、運営委員の児童があいさつのめあてを考え、全校の児童に呼びかけます。12月と1月はめあてが達成できた子に「あいさつカード」を渡す取り組みをしました。「あいさつカード」は委員会の掲示板に学年ごとに掲示してあり、子どもたちのあいさつに対する意識も高まっています。 今年度の栄小のあいさつポイントは、 あい・・・・・あいての目をみて さ・・・・・・さきにあいさつ つ・・・・・・つうがくろであいさつ です。 取り組みの結果、徐々に自分からすすんで相手の目を見てできるようになってきました。これからも、朝は「おはようございます」、休み時間には「こんにちは」、帰りは「さようなら」と会った人に自然に気持ちのよいあいさつができるような子どもを育てていきたいと思います。 【西尾市立津平小】ありがとうの木
本校では掲示委員会が企画して、全校児童がありがとうメッセージを書いています。ありがとうメッセージの内容として「いつもなかよしタイムに遊んでくれてありがとう。またドッジボールで遊んでね。1年女子より」とペア学年の6年生宛に書いたメッセージや「運動会のリレーの時、がんばれと応援してくれてありがとう。おかげで力がわきました。2年男子より」と同じチームの5年生宛にメッセージを書いたものなどさまざまです。どのメッセージも心温まります。それをお昼の放送で読み上げてもらい、廊下に貼ってある大きなありがとうの木に貼っていきます。自分のメッセージが読まれたり、ありがとうの言葉で名前が呼ばれると思わず笑顔になります。津平小学校ではそんなメッセージが日々放送で流れ、3月にはありがとうの木がメッセージでいっぱいになります。全校児童が日々ありがとうの気持ちを見つけて、心も体もぽかぽかです。
【東浦町立卯ノ里小】 「命の授業」【稲沢市立稲沢西中】 小さな子とのふれあいから学ぶ 〜保育体験学習〜事前に、子育て支援センターから講師を招いて、命の大切さと年齢に応じた手作りおもちゃを使った遊び方や体を使った簡単な遊びを紹介していただいた。生徒の振り返りの中には、「人のために尽くすことは大変だが、そのぶん人を笑顔にできることがわかった」との感想もあり、生徒の心の成長が感じられた体験学習となった。 【岡崎市立小豆坂小】優しい・すてき 優しさと絆を大切にする子供たち〜異年齢・地域の方との交流〜(ふれあいタイム)そこでは、異年齢集団による遊びや活動を通して、優しい心や思いやりの心、コミュニケーション能力を育むことを目的としています。 『ふれあいタイム』は、1年から6年生の子供たちを縦割りで、21班に分けて行います。6年生の班長・副班長を中心に、室内遊びと外遊びの計画を立てたり、遊びがスムーズにできるように声をかけたりして班長・副班長の役割を果たしています。 室内遊びは、カルタやけん玉、お手玉、こま遊び、ゲームなどです。外遊びは、運動場にある遊具を使ったタイヤ跳びや丸太わたり、運動場を使った鬼ごっこや大縄跳び、ドッジボール遊びなどです。他には、どんぐり広場でのジャングルジムや登り棒、つり輪遊びもあります。また、けやき広場では、フラフープや一輪車、竹馬等の遊具を使った遊びをしています。短い時間ですが、多種多様な遊びをして、汗いっぱいになります。 運動会では、「ふれあい玉入れ」をします。ペアで並んで入場したり、玉入れをしたりします。チームごとに力を合わせていきます。 収穫の季節には、学校の回りにあるミカンの木の全校ミカン狩りをふれあいタイムのペアで行いました。お兄さんやお姉さんに枝を支えてもらったり、高い枝に届くように抱っこをしてもらったりしていました。「わたしがとったミカンいい匂いがする。」両手で大切にミカンを持つ子供たち。このミカンの木は昭和59年度第1回卒業記念樹として植えられ、昭和62年度に初めてミカンの収穫ができたようです。ミカンの実を通して、30年間先輩から受け継いできた小豆坂小学校の心に触れる時間となりました。「家族と分けてミカンを食べた。」「少しおいて甘くしてから食べた。」とうれしそうに話をしていました。また、6年生が中心となり、登下校でお世話になっているスクールガードの方に手紙を書き、感謝の気持ちをこめて収穫したミカンを渡しました。スクールガードの方から、子供たちの気持ちがうれしかったという言葉をいただくこともできました。 3学期の2月には、今年から「ふれあいデー」として、ふれあい班に分かれ、ふれあいペア単位で、弁当を食べたり、ゲームをしたりする予定です。給食から5時間目終了までの2時間程度をふれあい班で一緒に過ごします。ふれあい教室に集合し、弁当で昼食をとった後、計画された遊びをして活動をし、チームごとの絆を深めていきます。 このような『ふれあいタイム』の交流を通して、上学年は下学年に優しく接したり、下学年は上学年の頼もしさにふれたり、地域の方と関わったりして、互いを思いやる心や好ましいコミュニケーションの取り方を身につけたり、感謝の心が育ちつつあります。 ふれあいタイムの成果は、学校生活のいろいろな場面で表れています。登下校の通学団登校、掃除での6年生と1年生が一緒に行う教室やトイレ掃除、2年が企画した学校紹介・ゲーム・種のプレゼント・学校探検などの1年との交流「アサガオ集会」などの異年齢による活動が円滑に進んでいます。 本校では、これからも異学年交流活動や地域の方との交流大切にし、子供一人一人が自分の役割を考えて行動することや、優しい心や思いやりの心、感謝する心、かかわり合う力の育成に努めています。 【岡崎市立常磐南小】老人ホーム訪問1回目の訪問時に学芸会で演じた劇「あほろくの川だいこ」を披露し、高齢者の方々に真剣に鑑賞してもらいました。訪問後に、子供たちは高齢者の方々に喜んでもらえたことがうれしいと感想を話していました。教師が、「再訪問して直接交流してみてはどうか」と提案すると、喜びの表情が浮かんだ反面、上手に接することができるか心配という反応が見られました。 そこで、市社会福祉協議会より高齢者疑似体験セットを借用し、体験させることにしました(左上の写真)。子供たちは、体を動かすことがつらくなる気持ちや丁寧に接する介護士の苦労を予想することができました。 その学びを生かした2回目の交流会では、右上の写真のように児童二人とお年寄りがグループになって、オセロ、トランプ、工作などのレクリェーションを通して交流を深めました。松ぼっくりにボンドでビーズを接着して小さなクリスマスツリーを作ったA児は、「わたしのグループのおばあさんは、とても笑顔で安心しました。つまようじをとても器用に使っていたのですごいなと思いました。最初はきんちょうしていたけど、だんだん会話がはずんで楽しかったです。また遊びたいなと思いました」と感想を述べていました。交流と見学を通して、高齢者の温かさや介護士のすごさ、バリアフリー設備の利便性などに気付くことができました。 【豊田市立前山小】ポイSTOPキャラバンポイSTOPキャラバンの当日は、まず、市役所の方にゴミについてのお話をしていただきました。また、ビデオで詳しく補足説明をしていただきました。子どもたちは、今まであまり気にしたことがなかったようで、「初めて知った。」「これから気を付ける。」など感想を言っていました。その後、30分程度ポイSTOPくんと一緒に学校の周りのゴミ拾いをしました。市役所の方の話やビデオポイSTOPくんなどの影響か、どの子も真剣に取り組みました。お菓子のゴミやペットボトル、缶、靴までもあり、ポイ捨ての多さにとても驚いていました。 このような活動は今後継続していくことが重要なので、学級にポイSTOPくんの旗を掲示するとともに、常に啓発していこうと思っています。 【安城市立明和小】心のつながりを築くふれあい活動異学年による交流は、取り組みを始めて4年目になり、これまでは、仲良く遊ぶことに主眼を置いていましたが、昨年度は、上級生が下級生にリコーダーのふき方や辞書の使い方などを教えたり、今年度はそうじの仕方について教えたりするなど、学習をふくめた学校生活全般に活動を広げています。こうした取り組みで、上級生は下級生の子を思いやるとともに、役に立った喜びを感じることができ、下級生は上級生にあこがれ・目標として見るようになってきており、望ましい人間関係の構築につながっています。 親子ふれあい学級では、地域の方を講師に招き、親子で講座に参加して、親子のふれあいを大切にしている。今年度は、保護者の方にも講師をしていただき、親子や地域のつながりを深める機会を設けています。 また、児童や保護者に、地域を知り、地域に愛着や誇りをもってもらいたいと考え、親子ウォークラリー(写真:明和のお地蔵さんを歩いて探そうのコース)を実施しています。本年度、学区の歴史的に価値のある史跡や豊かな自然、特色のある地形などを盛りこんだ郷土読本「ほっとめいわ探訪」を作成し、親子ウォークラリーで小学校6年間活用できるようにしました。多くの地域の方に協力をしていただき、史跡の説明を行ったり、事業所で体験をさせていただいたりして、より楽しく学習ができるようにしています。 【豊田市立井郷中】「あなたがうんちなら、この後どうする?」タイトルはこの授業の主発問です。絵本の話が進んでいくと、うんちくんは、まだ花を咲かせていないタンポポと出会います。そこで、タンポポは「きれいな花を咲かせるために、わたしのこやしになってほしい」とうんちくんに言います。授業では、絵本の読み聞かせを途中で止め、「あなたがうんちなら、この後どうする?」と子どもたちに問いかけました。 ほとんどの子は、「こやしになる」と答えます。一部、「こやしになると存在が消えてしまうので、すぐ答えられない。考えたい。」と答えた子もいました。「こやしになる」と答えた子の理由が着目すべきところだと私は感じました。多くの子は、「うんちのままで、悪口を言われるぐらいなら、役に立てるこやしになる。」という趣旨の理由を述べています。このままだとイヤだから、こやしになるのか。今が充実していれば、どうなのか。というところに、私は何か感じるものがありました。 多くの子どもたちは、「役に立ちたい」との考えから、こやしになると発言しています。しかし、その後に行われた“赤い羽根募金”では、私の私見になりますが、低調な参加率だったように感じています。 道徳の授業をしたから、すぐに生徒の心が育つものではありませんが、ジワジワと浸透していけばと思っています。道徳、総合、学活などをうまく関連させ、自ら主体的に判断できる人間の育成に挑戦していきたいです。 【西尾市立白浜小】「ふわふわことばの木」の取り組み
12月4日(木)〜10日(水)までの1週間、児童会の企画で「ふわふわことばの木」の取り組みを行いました。「ふわふわことば」とは、友達のことを思いやる言葉や相手から言われてうれしい言葉のことです。
この活動は、児童会の選挙での「友達の良いところを見つけられる学校にする」「みんなが仲良くできる学校にする」という選挙公約を実現したものです。白浜小学校は、全校で遊ぶスクラム集会や全校を4つの団に分け、団ごとに遊ぶ団スクラムを行っています。全校児童153名という少ない人数ですが、少ない人数だからこそ、みんなで仲良く過ごそうとしています。そこで、この企画を考えました。より良くするために、良い行動をとらせることが必要だと考えていましたが、いきなりよい行動では難しいので、初めは、自分も相手もわかる言葉に目をつけました。言われてうれしい言葉なら、みんなが笑顔になる、仲良くなれると考えたからです。「ふわふわことば」をきっかけに、みんなでよい行いができるようにと考えています。 言われてうれしかった言葉を帰りの会で聞き、「ふわふわことばの木」に貼っていきました。「ふわふわことば」でいっぱいの木になりました。 この取り組みが終わった後、「ふわふわことばを意識していたのでみんなにやさしく接することができた。」「言われてうれしい言葉を言ってもらいうれしかった。」と感想がありました。また、企画した児童会役員は、「自分の企画したことができたことが実現できたのでうれしかった。そして、みんなが「ふわふわことば」を言うようになってくれたのがもっとうれしかった。」と話していました。これからも「ふわふわことば」で話す白浜小にしていこうと思います。 |