【弥富市立大藤小】 異学年交流〜縦割り班「ふれあい給食」〜

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 本校は単学級で、全校児童200人弱の小規模校です。その特性を生かし、縦割り班(ふれあい班)をつくり学校行事の多くに取り組んでいます。その中でも、月に1回、給食の時間がより有意義に過ごせるように「ふれあい給食」を実施しています。この取り組みは、8年以上続く大藤小学校の伝統行事のようなものです。給食時のルールなどを高学年の子が低学年の子たちに教えることで親しみを感じながら理解することができます。給食時に異学年交流を取り入れることにより、さらに楽しく会食し、仲を深めることができると思います。班長が、いろいろな学年と交流ができるように座席を工夫したり、当番の振り分けを考えたりします。高学年は配膳、中学年は高学年の手伝い、低学年は机や配膳台を拭くなどの役割を与え、班全員が協力して活動できるようにしました。その結果、自分の役割を果たすことで、積極的に活動することができました。
会食時には、大藤小学校クイズや住んでいる地域の食べ物に関するクイズを放送で出題し、班のメンバーで一生懸命に考えて、答えを見つけ出すことでより一体感が生まれました。次第に教室は笑い声でいっぱいになりました。
【児童の感想】
「みんなで協力して片付けや配膳ができていてよかった」
「高学年が積極的に声をかけたり、班が楽しくなるように盛り上げていたのはよかった」
「普段話さない子と席が近くで話せて楽しかった」 などという感想がありました。

【一宮市立大和西小】「大和三校クリーン大作戦」に取り組んでいます。

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 毎年、恒例の行事として、大和中学校区の三つの小中学校で連携して、「大和三校クリーン大作戦」に取り組んでいます。本年度も10月30日に行いました。小学生と中学生が協力し、保護者の協力も得ながら、大和連区の各地域に分かれて、清掃活動をしました。自分たちの住む地域を、自分たちで力を合わせてきれいにすることができ、生まれ育った地域を愛する気持ちを高めることにもつながったことと思います。
大和中学校区の将来や、活動に参加した子どもたちの将来にもつながる持続可能な教育的活動として、学校、保護者、地域のみなさまと連携して、受け継がれてきました。
<参加した児童の感想>
みんながすごくがんばってるなと思いました。がんばっている人を見ると自分もがんばらなきゃという気持ちがわいてきました。僕もみんなのためにがんばってきれいに掃除をしようと思いました。
<参加した保護者の感想>
 小・中学生が、手を休めることなく清掃に集中していたので感心しました。自分たちのまちをきれいにし、気持ちよく感じたり、地域の人にも同じ思いをしてくれるとうれしいです。
 日ごろ、通学団でおとなしくしている子がとても手際よかったり、細かくていねいだったりして。「偉いね。」「なるほど。」と会話のきっかけができました。どの子も一人一人よいところがあるのだと改めて感じました。

【あま市立宝小】「ともに生きる」ことについて考える

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 10月15日に福祉実践教室を行い、4年生31名が車いす講座、5年生33名が視覚障害者ガイドヘルプ講座、6年生35名が点字講座の3講座に分かれて体験学習に取り組みました。
 車いす講座に参加した児童たちは、実際に車いすに乗る体験を通して、段差を越えるこの大変さや乗り降りの大変さなど足の不自由な人の気持ちになって考えることができました。
 視覚障害者ガイドヘルプ講座に参加した児童たちは、普段、歩きなれている学校の中もアイマスクを着けて何も見えない状態で歩くと、とても怖いということや誰かが支えて案内してくれると、とても安心できることを体験しました。
 点字講座に参加した児童たちは、講師の方から点字の仕組みを教えていただき、実際に点字器を使って点字を打つ体験をしました。書く文字とは違い難しかっただけに打ち終わった点字が友だちや講師の方に読み取ってもらえた時には、皆うれしそうでした。身近にあっても、あまり気付くことのない点字について学ぶことができ貴重な体験となりました。
 参加した児童の感想には、「障害のある人の立場になって考えることが大切」「障害をもっている人たちも普通に生活できる世の中になってほしい」などがありました。
 今回の体験を通して児童たちは、障害をもつ人たちに対する理解を深めるだけでなく、講師の方から体験を聞くことで、障害をもつ人たちと「ともに生きる」ことについて考えるよい機会となりました。

【岡崎市立生平小】一日の始まりは 元気なあいさつで

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 本校の一日は、朝の元気なあいさつで始まります。
 全校児童68名。4年生以上の38名のうち8名が、生活委員として活動しています。毎朝、登校した子から順次南側の門付近に立って、その後登校してくる子たちに元気に朝のあいさつをしています。
 「人より先に あいさつをしよう」を合言葉に、お互いに心を込めてあいさつを交わしています。また、保健体育委員会を中心にして「優しい言葉がけをしよう」を目標に、「やさしい言葉がけチャレンジカード」への記録をするなど、日ごろから心通わせる取り組みをしています。
 落ち葉が多い季節には、自主的に落ち葉を拾い集めることもできて、学校全体がさわやかにスタートを切っています。

【豊田市立高岡中】人のため地域のために進んで活動できる高中生

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 高岡中学校では、逢妻男川の清掃活動を行っています。生徒たちは、川周辺の草取りやごみ拾いを、時間いっぱい休むことなく行いました。活動終了後、たくさんの草やごみでごみ袋が一杯になりました。そのごみ袋を見た生徒たちの表情は、達成感でいっぱいでした。
 また、福祉委員会で、ペットボトルキャップ回収を行っています。ペットボトルキャップは、ワクチンに変わりアフリカの子どもたちに送られます。昨年度は、多くのペットボトルキャップが集まりました。今年度も、生徒手作りの回収箱にペットボトルキャップが集まってきています。人のため、地域のために進んで活動できる高中生が育っています。

【豊橋市立青陵中】「あいさつ運動」で活気あふれる学校に

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 本校では、生活委員会が中心となって「あいさつ運動」を実施しています。「元気にすすんであいさつをする生徒を増やし、活気あふれる学校にする」ことが目的です。11月には、生徒会執行部や級長会とも協力して、全校に呼びかけ、参加者を募ったところ、なんと200人もの生徒から参加希望が寄せられました。さらに、11月第3週には、校区内の4小学校とも連携し、各学校で工夫しながら、一斉に「あいさつ運動」に取り組んでいます。
 「あいさつ運動」に参加する生徒は北門と南門に分かれて、「Power up あいさつ」と書かれた横断幕を持って立ち、登校する生徒に大きな声で「おはようございます!」と声をかけていました。ボランティアとして参加した生徒も、「大きな声であいさつをすると自分も相手も気分がよい」「さわやかなあいさつでさわやかに一日を過ごせる気がする」と笑顔で語っていました。

【豊川市立一宮中】 命を大切にする心や感謝の気持ちを育む活動「赤ちゃんが来た日」

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 地域の方々のご協力で、赤ちゃんとのふれ合い体験が行われました。はじめは緊張してうまく抱っこできず、苦戦する子もいましたが、みんなの笑顔は絶えませんでした。この貴重な体験をこれからの生活で活かしていってくれたらと思います。お母さん方、赤ちゃんのみんな、ありがとうございました。
<生徒の感想>
・今日の赤ちゃんとの交流は、すごく貴重な体験ができました。眠いのかずっと泣いていたけど、その泣き顔もとてもかわいかったです。足の裏をさわらせてもらうと、皮がつるつるしていて、歩いていないとこんなにつるつるなのかということがわかりました。抱っこすると、座っている足の間にすっぽり入ったので、自分にもこんな時期があったのだと思いました。泣いている赤ちゃんをなぐさめているお母さんを見て、大変だったんだと感謝しました。
・今日は赤ちゃんを抱っこしていて、周りの子とかお母さん以外に抱っこされると泣いちゃうのに、お母さんが抱っこするとすぐ泣きやんで笑顔になるところが、やっぱり赤ちゃんにとってお母さんはかけがえのない一つなんだと思いました。うまい抱き方とか、安心する抱き方がぜんぜんわからなくて困っていたけど、赤ちゃんのお母さんが、優しくわかりやすく教えて下さって、なんとか抱っこできることができました。赤ちゃんは家庭科で抱っこした人形の赤ちゃんと比べるとすごくずっしりしていて、人の命は重いなと改めて思いました。

【愛西市立佐屋小】おやじの会による「親子車いす体験」

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 佐屋小学校では、児童のお父さんが中心となっている「おやじの会」が活発に活動しています。そのおやじの会が中心となって、「親子車いす体験」が11月15日(土)に愛西市長にも参加していただいて行われました。親子がペアとなって学校から近くの市立図書館まで車いすで移動し、普段では気づかないさまざまな障害を知ることができました。「道路はスムーズに渡ることができるか」「高い位置の本をどうやって取るか」「自動販売機でジュースを買うことができるか」。普段は当たり前にできることが、車いすでは困難なことが分かりました。その後、親子がいくつかの班に分かれて、車いすの活動で感じたことを話し合いました。そして、その話し合った内容を全体の場で発表しました。
 買い物に行くと、車いす専用のスペースが確保されていますが、誰も不自由ではないのに、そのスペースに駐車している車を見かけます。その様子を見て、「だめだ」と言える児童がいますが、こういった車いすの体験を通して、佐屋小学校の児童全員がそんな気持ちになってくれることを願っています。
 

【知多市立佐布里小】 周りの人の気持ちを考えて行動できる子  〜異学年交流活動を通して〜

本校の特別活動では,「周りの人の気持ちを考えて行動できる子」の育成を目指しています。ペア学年(1・6年,2・5年,3・4年)を主体として行う異学年交流活動は,年間計画に組み込まれ,計画的に行われます。
 5月初旬には,「ペア遠足」を行いました。6年生は,どのようにしたら1年生に楽しんでもらえるかを考え,ゲームなどの準備をしました。みんなの笑顔がすてきな交流となりました。
 また,各委員会主催の児童集会もペア学年で行われています。6月下旬に行われた児童集会(総務委員会)では,学校中に設置された文字カードを見つけ出し,ある文章を作り上げるウォークラリーを楽しみました。10月(図書委員会)にはペア読書,11月(総務委員会)にはクイズ集会も計画されています。
 様々な異学年交流活動を通して,高学年は低学年を思いやる気持ち,低学年は高学年を信頼する気持ちが着実に育ってきていると感じています。
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【小牧市立応時中】 生徒の心が安定する「関わり高め合う授業」を目指して

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 健康推進校として、生徒の心が安定すると考えられる「関わり高め合う授業」を継続しています。この授業は、生徒の様々な能力や考えが絡み合うことで思わぬ力を生み、ともに解決していく授業です。
 授業では、生徒が仲間と関わり、ともに解決しようとする班活動に対して、誰もが班内で関われるように教師が支援します。また、考えや意見を述べ合う学級全体での活動に対して、教師は、発表者の考えを最後までしっかりと聞かせ、生徒の発言をつなげたり、広げたりします。時には教科書に戻り確認したり、時には発展的な課題を与えたりする支援を行っています。
 この「関わり高め合う授業」を取り入れた結果、生徒は安心して自分の思いを伝え合い聴き合うことができるようになってきました。また、分からないことを恥ずかしがらずに自分をさらけ出し、分からない生徒に他の生徒が根気強く説明するようになってきました。毎年行っているアンケート「楽しく学校へ行っているか」に対して、「そう思う」と答えた生徒はここ6年間全校生徒の90%以上です。また、学年が上がるにつれて、この割合が高くなり、3年生が一番高くなっています。

【豊川市立八南小】福祉実践教室

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 八南小学校では5・6年生の子どもたちが「福祉実践教室」に取り組みます。今年は、第1部「講演会」、第2部「グループに分かれての体験活動」を行いました。
 まず、講演会では聾唖者の人から、耳が聞こえない方への接し方を教えていただきました。また、そのような人がコミュニケーションをとるために、手話、口話、筆談、身振り、指文字を利用することを知りました。
 体験活動は、5年生が点字、手話、ガイドヘルプ、要約筆記、車イスの5つの講座に分かれて活動しました。点字の講座では、点字の作り方を教えてもらい、意欲的に自分の名前を点字で書くことができました。要約筆記の講座では、話した内容を絵や文字を使ってわかりやすく表現していました。
 体育館では、2人一組になって車イスを介助する体験をしたり、目隠しをした子を手助けするガイドヘルプ体験をしたりしました。目隠しした子は「こわいよー」などと叫びながらヘルパーの子に導かれて少しずつ歩いていました。ふだん経験することない体の不自由な方の立場を理解し、その方たちのために自分ができる接し方について体験を通して勉強ができた1日でした。

【南知多町立内海小】 心を豊かにする読み聞かせ活動

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 本校では、児童の心を豊かにする取り組みの一つとして、児童会活動における異学年交流を行っています。異なる年齢の子どもたちが関わる中で、対人関係を上手に作る力を養ったり、自己有用感を高めたりすることをねらいとしています。
 活動の内容は、毎朝8時20分から8時40分に行っている朝の活動のうち、毎月1回金曜日を「なかよしタイム」に設定しています。なかよしタイムでは、異学年を縦割りにした「なかよしグループ」に分け、運動場で様々な遊びを行ったり、教室内で読み聞かせを行ったりしています。外遊びの取り組みは、高学年の児童が事前に遊びの内容を話し合い、遊び方やルールを低学年の児童に教えながら行います。遊びの中で、上級生は下級生を気にかけて優しく声をかけ、下級生は笑顔で楽しそうに走り回る姿が見られます。
 読み聞かせの活動は、なかよしグループの中で6年生と1年生、5年生と2年生、4年生と3年生がペアを作り、上級生が下級生に本や紙芝居を選んできて読み聞かせます。今年度は11月14日の金曜日に行われました。上級生の児童は、下級生の子たちを楽しませたい思いで、1週間前から下級生の子に合う面白そうな本や紙芝居を図書館で探し、当日まで何度も読む練習をしてきました。読み聞かせ当日は、下級生の様子を伺いながら感情を込めて真剣に読む上級生の姿や、目を輝かせながら静かに聞き入っている下級生の姿が見られました。

【設楽町立設楽中】モラルジレンマ資料をつかって(道徳の授業から)

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道徳で、人間としてよりよい生き方を考え、意見が飛び交うような授業を目指し、手立てとしてモラルジレンマの資料を授業で扱った。
道徳教育推進指導資料の「裏庭でのできごと」を加工し、より生徒たちが葛藤するような場面を多く作った。
性格の強い友だちからの威圧に屈するか、正直にガラスを割ってしまったことを話すか、2つの気持ちが入り混じる主人公の気持ちを生徒たちに考えさせた。日常としてありうる場面が盛り込まれた資料であり、生徒たちは主人公の立場になり、意見をぶつけ合った。「大輔にまたいじめられるのは嫌だから、ガラスを割ったことを正直には言えない。」「このままでは心がもやもやしてしまう。よくないことをしたんだから正直に話す。」など、学級16名が全員どちらかの立場で意見が言えた。
最後に、(主人公ではなく)自分だったらどうするか、という発問をし、学級には公表しない形でワークシートに書く活動をもった。
授業では、「正直に言わない」との意見を出した生徒が、「自分だったら正直に言う」とワークシートに書いた。意見をぶつけ合ったことで、友達の意見から正直に話すことの大切さを感じ取ったようだった。
今後も、モラルジレンマ教材の有効な活用を考えていきたい。

【一宮市立北方中】2年生「命の授業」

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 11月17日(月)に、2年生を対象に「命の授業」を行いました。毎年、助産師さんと、妊婦さんをお呼びして、妊娠から赤ちゃんの誕生までのお話を伺っています。生徒たちは、お腹に赤ちゃんの模型を付けたエプロンを付けたり、録音された初めての産声を聴いたり、ストローで赤ちゃんの呼吸の大変さを体感したりと、さまざまなことを体感できる時間となりました。
 保護者の方にも参観いただき、ときには涙を流される方もいらっしゃいました。
 生命の尊重を心の底から学ぶことのできた、温かな時間となりました。

≪生徒の感想≫
・今回、「命の授業」を受けることによって、私たちがどうやって産まれたか、私の母親がどんな苦労をしたかが分かりました。特に、私は「双子」として生まれたので、私の母はすっごく辛い思いをしたのだろうと思って、心が痛みました。同じ女性として、子供について教えてもらうことはとてもよい経験だったので、こんな機会をいただけてとてもうれしかったです。

・赤ちゃんは生まれてくるまでに色々な行動を繰り返して、必死に生きようとしてお母さんから生まれてきていることが分かりました。僕も、お母さんやお父さんにこれまで色々と迷惑をかけてきたことが分かりました。妊婦さんのお腹を見た時、最初は、ボールか何かをお腹の中に入れているかと思っていたら、ボールでもなく赤ちゃんだということを知ってびっくりしました。僕にとってすごく良い経験になりました。家に帰ってから、お父さんやお母さんに、産んでくれてありがとうと一言伝えたいと思いました。

・赤ちゃんを産むのに、お母さんはものすごい苦労をし、労力を使うことを知りました。僕は今まで赤ちゃんを産むときは、母親のみががんばって産んでいたと思っていたけど、今回の授業で、母親だけでなく、赤ちゃんもすごくがんばっていたということを初めて知りました。生きるために、必死で母親の骨盤トンネルをくぐり抜けてきたと思うと、生まれてきた自分をとても誇りに思うことができました。本当に良かったです。

【春日井市立玉川小】仲良くふれあう 玉川祭

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 10月26日(日曜) 児童が最も心待ちにしている活動の1つ玉川祭が行われました。
 玉川祭は、縦割り班で活動します。6年生を中心に計画し「どうしたらみんなで楽しめるか」を考え、アイデアと工夫をこらしたお店を担当します。看板作り、飾り付け、景品作りまで仕事を分担し、全学年で協力して準備していきます。6年生は、リーダーシップを発揮し、手順を教えたり、率先して作業したりします。高学年児童が低学年児童に優しく教える場面が印象的でした。
 体育館での開会式を終えて、班の場所にもどるとお店の始まりです。各教室や体育館がいつもと違うワクワクする場所に変身し「パズルを解いて犯人をたおせ」「スポーツワールドへGO」などユニークな名前の看板が店の前に置かれ、呼び込みをする子、受付をする子、説明をする子、どの児童も生き生きと目を輝かせて働いていました。
 一方で、高学年と低学年のペアで回るお客さんは、クイズを解いたり、ゲームをしたりと夢中になって楽しんでいました。多くの保護者の方に参加していただいたことも、児童のがんばりをアップさせました。
 また、PTAの方が用意した「愛情たっぷりのおいもやさん」で仲良く舌鼓をうつ児童の嬉しそうな様子が見られました。
 反省会では、同じ班の児童のがんばりを相互評価しました。特に、6年生に対する賞賛が多く、6年生も達成感を感じているようでした。玉川祭は、協力することや思いやりをもって接することの大切さを学ぶ場となり、来年度に引き継がれていきます。

【瀬戸市立水野小】あいさつ運動を通して育む心

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 本校では、以前よりPTA活動の一つとして、あいさつ運動が行われていました。登校をしてくると、児童玄関で保護者の方から「おはよう。」と声をかけられ、「おはようございます。」とあいさつを返す子、にっこりとほほえんで頭を下げる子など、だれもがあいさつをされることの心地よさを感じておりました。
 そんな中、昨年度、生活広報委員会の話し合いの中で、「自分たちも、あいさつ運動に加わり、自分たちの力で、もっとあいさつができる学校にしていきたい。」との意見が出され、全員一致であいさつ運動に加わることになりました。手作りのたすきやプラカードを作ったり、「おはようウサギ」というキャラクターに変身したりと、子どもならではのアイデアが出され、あいさつ運動を盛り上げることができました。本年度も昨年からの活動を引き継ぐとともに、校舎内にポスターを貼るなど活動を広げています。また、3学期のあいさつ運動に向けて、新しいキャラクター「あいさつロボ」を作成中です。
 子どもたちの感想には、「あいさつをしたら、なんだか気持ちがすっきりした。」「始めは恥ずかしかったけれども、勇気を出してあいさつをしたらあいさつを返してくれた。すごくうれしかった。」などと、あいさつをすることの大切さを実感できた感想がたくさんありました。また、あいさつ運動を通し、自分たちの学校生活をよりよくしていこうという気持ちも育ってきています。

【刈谷市立富士松中】生徒会主催の奉仕活動「レッツ奉仕!」

 本校では、生活4箇条として「あいさつ・笑顔」「清掃・奉仕」「規律・プライド」「感謝・ありがとう」を大切にして生活することを心がけています。その中の「清掃・奉仕」では、生徒会が「レッツ奉仕!」という活動を企画・運営して自主的に実践しています。
 5年前の生徒会役員の「学校をきれいにしたい、誰もがもっている奉仕の心を引き出し広げていこう」という思いから始まり、今でも生徒会主催で行っています。日頃の清掃では手が回らない所を重点的に約1時間きれいにします。参加は自由ですが、生徒会の呼びかけで毎回300人以上の生徒が参加します。
 本年度は、これまで2回行いました。時間内はもちろんですが、時間が過ぎても自分の分担場所がきれいになるまで活動しようとする姿が見られました。
 「レッツ奉仕!」も今年で5年目を迎え、活動の質も高まってきました。生徒に奉仕の心が根付いてきています。

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【犬山市立東部中】「健康ひろば」文字職人、杉浦誠司さんに聞く“夢の見つけ方”

「このなかで、夢をもっている人はどれぐらいいますか」。講演は、そんな問いかけから始まりました。
本校では、「健康ひろば」と題し、年に数回、さまざまな分野の講師を招いて心身の健康に関する講演などを行っています。10月27日には、多治見市在住の文字職人・杉浦誠司さんを招いて「強く生きるために」をテーマに講演会を実施しました。
自らを文字“職人”と称する杉浦さんの書く「めっせー字」は、ほかで見られない独創的な内容のものです。「夢」と書かれた漢字をよく見ると、「ありがとう」という平仮名の組み合わせで書かれていたり、「光」という漢字が「いのち」という平仮名で作られていたりします。漢字と隠れた平仮名が互いに関連し合い、見る人は隠れた文字に気づいた瞬間、驚きと感動を覚えます。杉浦さんは筆を携えて全国各地に出掛け、これまでに多くの人々を笑顔にしてこられました。
 小学校時代にいじめられたこともあるという杉浦さんは、文字職人という“天職”を見つけるまで多くの職業を経験し、“夢”について考え続けたと言います。生徒たちは、「“夢”は職業を選ぶことではありません。自分が誰を幸せにしたいのかを考えてみて。」と熱く語る杉浦さんの話に一心に耳を傾けました。
講演の最後に、杉浦さんは本校の生徒の様子からひらめいたという「志」という文字を、巨大半紙に書き下ろしました。その中には「かくご」という文字が隠れています。「覚悟をもって、一歩踏み出してほしい」という杉浦さんの言葉を聞いた生徒たちの瞳は、そこに込められた意味をかみしめ、いっそうきらきらと輝いていました。
〈講演後の生徒の感想〉
正直、自分自身がどんな人間なのか、どんな長所や短所があるのか分からない。でも、今日の講演を終えて、自分を理解したい、どんなことでもいいから夢を見つけて、人生のすべてをかけて熱中したいと思った。自分という人間について、じっくり考えてみたい。

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【瀬戸市立幡山東小】お年寄りとの交流を通して

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 6月24・25日、6年生が地域にあるデイサービス「えんごころ」を訪問し、お年寄りの方たちと交流しました。
 1組・2組、ともに歌や自分たちで考えた劇などの出し物を披露しました。また、グループごとに一緒にトランプやすごろくをしたり、お話をしたりして楽しい時間を過ごすことができました。お年寄りの方たちも、歌を口ずさんでくださったり、しおりのプレゼントをくださったりしました。
 学級では、どうしたら楽しんでいただけるかということを事前に考えて、練習をしたり手紙を書いたり準備しました。
 この交流を通して、相手の気持ちを考えて取り組むことの大切さを実感し、今後に生かしてほしいと思います。交流後には、子どもたちは、次のような感想を発表してくれました。
 「ありがとう、また来てね。」の言葉が、私たちにはとてもうれしく、とてもありがたい言葉だということが分かりました。
 人とのふれあい方が分かりました。これからは、もっと人の気持ちを考えたり、人の話をよく聞いたり、目を見て話したりしたいと思います。
 なかなか人と話すのが苦手な人や人見知りの人は、相手と目を合わせて話してみたらどうでしょう。そうしたら相手とコミュニケーションがとれると思います。
 えんごころでお世話になったおじいさん、おばあさん、職員の皆さんありがとうございました。

【長久手市立北小】心の教育の公開

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 本校では、心の教育の公開の一環として、保護者や地域の方に向け、9月の授業公開にて各学年で道徳の授業を行いました。1年生は「ありがとう」(感謝)、2年生は「くろぶたのしっぱい」(規則の尊重)、3年生は「さかあがり」(勤勉・努力)、4年生は「輪投げはやめた」(自立)、5年生は「手品師」(信頼・友情)です。(6年生は少人数指導の様子の公開のため、3学期に道徳の公開予定。)その中から、5年生の授業の様子について紹介します。資料「手品師」を通して、「信頼・友情」の価値に迫る授業をしました。公園で出会った、父親が死に、母親も帰ってこない少年に、明日も来ると約束をした手品師でしたが、当日、大劇場に出演するチャンスが巡ってきます。「あなたが手品師だったらどうしますか?」と児童たちに投げかけ、理由も考えさせました。少年との約束(友情)を取るのか、念願だった自分の夢を選ぶのか。話し合いの中で、価値観の違いに気付いたり、自分の考えを深めていったりする姿が見られました。話し合いの中での考えの変化は赤白帽子で表しました。「約束は大事で破れないけれど、夢も捨てられない」「二度とないチャンスを捨てても約束を守るのは人としてすばらしいと思う」「いつか実際にこういうことがあったら、自分はどんな選択をするのだろうと思った」「自分のことだけを考えるのではなく、他の人のことを考えることの大切さを学んだ」など、授業後の感想では、葛藤しながら自分なりに真剣に考えた児童の様子が感じられました。
これからも、児童の心を耕し、心に響く教育活動を続けていきたいと思います。