【一宮市立北方小】  〜ちがいをみつけて考えよう〜

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本校では、全学級がよりよい人間関係づくりのために、話し合い活動を取り入れ、コミュニケーション能力を向上させる学習を行っています。4年生では、「人によって感じ方や受け止め方の違いがあることを知り、友だちとの接し方を考えよう」をめあてに、授業を行いました。
『あなたなら どう思う?』1.友だちから「消しゴムをかして」と言われた。2.班の人に言われて班長になった。3.友だちから「宿題を見せて」と言われた。4.もう少しで完成する図工の作品を、友だちが手伝った。5.友だちと遊ぶ約束をしていて、遊びにいくと、違う友だちも来ていた。6.友だちと遊ぶ時、やりたい遊びとは違う遊びに決まった。
 6つの質問について考え、イヤイヤ度について話し合いました。「考え方は、一人一人違うので、友だちと接するときは、人の気持ちを考えることが大切だと気づいた。そして、自分の考えを人に伝えることも大切だと思った。」「人には、それぞれの好みがあります。それぞれの好みに合った人への接し方をこれからもしていこうと思いました。」など、友だちの発表を聞いて、様々な感想を述べることができました。
 よりよい人間関係を築くために、今後も、心豊かに深く考え、たくましく生き抜こうとする子の育成を目指していきます。

【愛西市立市江小】なかよし班活動を中心とした交流活動

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 本校では、「なかよし班活動を通して異学年の児童との交友関係を広げる」「集団の一員としての態度や能力を身につけ、一人一人の児童が主体的に活動できるようにする」ことをねらいとし、なかよし班活動を行っています。
 4月に全校児童をなかよし班にグループ分けし、5月には「はじめまして集会」、6月には「交流会」、7月には「ギネス大会」を行いました。そして9月には運動会の中で、なかよし班全員がバトンをつなぐ「なかよし班リレー」を行いました。
 運動会では、ほかに児童・保護者・職員がジェンカを踊ったり、異学年交流種目を積極的に取り入れたりすることでも交流を図りました。
 事後アンケートでは、一番がんばった種目に多くの子が「なかよし班リレー」をあげていました。
 今後も、なかよし班活動において、事前にリーダー会を設けながら、児童が主体的に活動できるよう全職員で支援していきたいと思っています。

【田原市立泉小】 海岸清掃・海と親しむ会

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 本校では、毎年5月に海岸清掃を行っている。
 「心の教育推進活動」の一環として、「奉仕」「環境」に関連する項目について次の3つのねらいを設定した。
・道徳授業や学級指導等で奉仕する心や環境を守ろうとする思いをはぐくむこと
・協力し合ってごみを拾い、海岸をきれいにすることで、環境保全の大切さと郷土の良さに気づくこと
・学年や縦割り班の人と一緒に活動したり、弁当を食べたりすることで、異学年との交流を深めること
 当日は、はじめに縦割り班で海へ行き、海岸清掃を行う。その後、例年は潮干狩りを行うが、今年は不漁のため海と親しむ会として縦割り班で遊ぶ。学校へ戻り、お弁当タイムには、PTAの人が作ってくれたあさり汁をいただき、活動は終了した。
 参加した子どもたちは、「すごく大きなごみがいっぱいだった。やっぱり海はきれいな方がいいので、絶対ごみを捨てないでほしい」と感想に書いていた。また、保護者の方からは、「6年生を中心に、高学年が小さい子たちの面倒をよく見ていて、感心した」などのご意見が寄せられた。
 海に親しむ会では、あさりが採れないと聞いていても、何とか採りたいと一生懸命潮干狩りをする児童が多かった。「来年は絶対採りたい!」そんな感想も多くあった。

【あま市立美和小】縦割り清掃班を生かした児童会活動「ギネス大会」

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 本校では、伝統的に清掃活動を1〜6年生の縦割り班で行っています。毎日行われる清掃活動を縦割り班で行うことにより、異学年交流の機会が増え、低学年の子に思いやりをもって行動できる高学年が育っています。また、掃除の手順が高学年から低学年に受け継がれていくというよさもあります。
 昨年度より、縦割り清掃班を生かした児童会活動「ギネス大会」を年間3回行っています。これは、校内の様々な場所で開かれるゲームに清掃班単位で参加する「ゲーム集会」です。ゲームの運営は、児童会を中心として、全て児童が行っています。各ゲームの記録は、美和小ギネス記録として残るため、どの清掃班も協力しながら一生懸命取り組む姿が見られました。活動後のアンケートに書かれた感想をいくつか紹介します。 
〈ゲームがうまくできなくても,「だいじょうぶだよ」とやさしく言ってくれた。〉
〈班長と副班長がすごく協力し合っていた。〉
〈班長がゲームを1番にやらせてくれた。〉
〈前半は班長がゲーム運営のためにいなかったけど,代わりに5年生ががんばっていた。〉
〈1年生が「やりかたがわからない」と言ったときに,班長が「お手本見せるね」と言ってお手本を見せていたから,やさしいと思った。〉
〈いつもはなかなか話せない子でも,みんなが話していたからよかった。〉
 今後もこの活動を続けていき、相手のよさに気づいたり、思いやりの気持ちをもったりすることができる児童を育てていきたいと思います。

【稲沢市立平和中】クリーン隊〜ボランティア活動で学校をきれいに〜

【稲沢市立平和中】 「自分たちの学校を自分たちできれいにする」というねらいで,今年も行われたクリーン隊の活動。生徒会活動の一環として,校内できれいにしたい場所を生徒が自ら考えて決め,環境委員会が中心となって取り組みました。6月は昼休みに約50人の生徒が集まり,敷地の東側の草取りを熱心に行いました。1日では終わらないので、次の日もその次の週も雨が降らない限り昼休みに入れ替わり立ち替わり参加して草を取り除きました。9日間頑張り続けて,目標の場所の草をほぼきれいに取り切ることができました。今後も継続して行うべく,今は11月下旬に実施するように,生徒たちで計画を立てています。
【参加した生徒の声】
・学校をきれいに出来て達成感がありました
・やっているうちにのってきて楽しくなってきました。
・暑くて,虫がいて,嫌だったけど,やってよかった。
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【春日井市立柏原小】 伝統を受け継ぐ踊り

 柏原小学校では、5年生が伝統的な踊り「みかぐら」を運動会で踊ります。1学期中に6年生から5年生に踊りとその心が受け継がれ、柏原小学校の伝統となっています。「みかぐら」には一つ一つの踊りに意味があり、米の収穫の喜びを踊りで表現しています。「みかぐら」は、南部神楽の一演目で別名「鶏舞(とりまい)」とも呼ばれ、太鼓とかねと歌のお囃子にのって、右手にしゃく杖、左手に扇を持って舞いながら躍動的に踊る、大変エネルギッシュな踊りです。こうして毎年柏原小学校では、先輩から後輩へ食物への感謝の気持ちが受け継がれていきます。
 9月27日(土)には運動会が行われ、5年生の元気な掛け声とともに、地域の方や保護者から大きな歓声がわいていました。

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【豊田市立則定小】地域・お年寄りとの絆を育む体験活動

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 本校は、4年生が中心となって米作りを行っています。地域の方が提供してくださっている水田で、「代掻き」から「田植え」「施肥・草取り」昔ながらの方法で「稲刈り・脱穀」まで行います。
 「代掻き」では、1・2年生も田んぼに入って歩いたり、草を踏み込む手伝いをしたり泥んこ体験をしたりします。
 どの作業にも、保護者や地域の方々がたくさんボランティアとして参加してくださり、やり方を丁寧に教えてもらったり、一緒に活動したりしています。
 収穫した米で、「五平餅」や「おこしもの」を作ったり、学芸会で、地域の方に「校内販売」をしたりしています。
    
 9月には、「お年寄りとの交流会」で、3・4年は「すがいづくり」(左写真参照)、1・2年は「おこしものづくり」で一緒に作る活動をしたり、5・6年は、「則定の自然や昔の様子」を地域のお年寄りに聞いたりして交流を深めました。
 
 子どもたちは、「ぼくは、おじいちゃんにすがいの作り方を教えてもらい、こつも分かりました。けど、むすぶときがむずかしかったです。」「すがい作りはむずかしいのに、おじいちゃんたちは、すごくはやく作れてすごいなと思いました。」等の感想をもちました。
 
 この他にも、「鮎の放流」や「魚釣り大会」「お囃子を聞く会」「伝統的クラブの盆踊り練習」などがあり、地域の方々のお陰で、いろいろな体験や交流ができています。
 これらの活動を重ねることによって、地域のお年寄りから、技だけでなく人間性、そして地域の自然や文化、人々の伝統を伝えていこうとする熱意と温かさに直接触れることができ、地域の人々や自然のすばらしさを感じるとともに、感謝の気持ちを育むことができていると考えています。

【刈谷市立刈谷南中】心の花を咲かせよう

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 本校の生徒会では、平成24年から「いじめのない学校」を目指して、さまざまな活動を行ってきました。平成24年度は、全校生徒がいじめ防止の標語を考えました。平成25年度には、いじめ0を呼びかけるポケットティッシュの配付と、「南中ほっとストーリー2013」の作成を行いました。全校生徒に啓発を促すこれらの活動により、日常生活でも、思いやりあふれる生徒たちの行動が数多く見られるようになりました。
 今年度の生徒会が取り組んだのは、「心の花を咲かせよう」です。これは、生徒一人一人が、周りの人にされてうれしかったことを、花びら型の紙に書き、それを全校生徒の目に付く渡り廊下に掲示するという活動です。花びらには「友達が入院先に、毎日来てくれてとてもうれしかった」「部活動でうまくいかず泣いているときに、みんなが励ましたり、なぐさめたりしてくれたことがとてもうれしかった」というような、心温まる話がいっぱいでした。
 現在、本校の渡り廊下は、満開の桜並木となっています。生徒たちの心も、温かい心の花が満開となるよう、こうした活動を継続し、引き続きいじめのない学校を目指していきたいと思います。

【常滑市立大野小】  ペア学年との交流活動

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本校は,「和して進む」を校訓とし,年間を通して「和の教育」(なかよく心を一つにして前に進む)の推進に努めています。1年生と6年生,2年生と4年生,3年生と5年生でペアを組み,異学年との交流活動の中で,手をとりあって協力し合う大切さや,相手を思いやる心を育んでいます。
 5月には,ふれあい遠足を行いました。1年と6年は城山公園へ,2年と4年は大草公園へ,3年と5年は,青海農村公園へ出かけました。高学年の児童は,低学年の児童の手をつないで歩くことはもちろん,ペアの児童が楽しめるように,ゲームを企画したり,一緒にお弁当を食べたり,常に優しく声をかけていました。高学年児童の思いやりのおかげで,低学年児童も楽しく過ごすことができました。少し照れながら世話をしている高学年の姿が印象的でした。
 6月の読書週間には,朝の読書タイムに,ペア学年による本の読み聞かせを行いました。高学年の児童は,優しい表情で読み聞かせをし,低学年の児童は,うれしそうに話に聞き入っていました。
7月のふれあい給食では,ペア学年の児童と一緒に,仲良く給食を食べました。高学年の児童が低学年のために,麺の袋を開けてあげる姿も見られました。給食後は,委員会主催の「献立クイズ」で盛り上がりました。ペアで相談しながらゲームを進め,とても楽しい給食の時間を過ごしました。
 2学期は,ペア学年による「ふれあい読書」や「ふれあい給食」以外に,「ペア学年対抗大縄大会」も予定しています。ペア学年との練習や応援を通して,より一層,クラスやペア学年との絆が深まることを期待しています。

【春日井市立中央台小】  みんなで踊ろう全校音遊

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 本校では毎年秋に運動会を行っています。市内でも2番目に小さな学校ですから、異学年や地域との交流に重点を置いた演技がいくつかあります。中でも全校音遊は全校児童とその保護者、卒業生、地域の方たちが一緒になって踊る伝統的な演技です。この踊りを考え、全校に伝える活動の中心となるのは5年生児童です。学校の中心として6年生と共に活動し始めた5年生の子どもたちにとっては、主体的に計画し活動できるとても楽しみな演技となっています。6月、5年生は体育の表現の学習として、踊りの振り付けを考えます。まず、全員で話し合って最近の流行の音楽から踊りにつかう曲を選びます。そして、学級が5つの班に分かれ、音楽に合う振り付けを考えます。発表会を開き、それぞれの班が披露し、その中から優秀な踊りを決定します。9月になると、5年生が考えた踊りは、4年生以上の代表児童により組織された「おどり実行委員」に紹介されます。実行委員は何度も練習をして振り付けを覚え、自分の学級や他学年への伝達計画をたてます。給食後、実行委員は各教室を訪問し、踊りを伝達します。この時期は、みんなが一つになって元気に練習に励む様子が教室ごとに見られます。低学年児童にとって、格好良く踊り、丁寧に教えてくれる高学年児童はまるでアイドルのような人気者となっています。運動会本番、おどり実行委員は赤白二つの円の真ん中に並びます。その外側を低学年児童が、さらにその外側を高学年児童が輪をつくり、音楽に合わせて全員で一斉に踊ります。子どもたちが踊ったあと、2回目は卒業生や地域の大人たちも一緒に踊ります。この瞬間、みんなの幸せな笑顔が青空の下で満開となります。本校の児童にとって、心開き、最高のひとときとなっています。

【豊橋市立前芝小】 −みんなで”命”について考えるー

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 本校では、6月「学校いのちの日」の取り組みの一つとして、学校開放日に命についての道徳の授業を行っています。本年度は、8日(日)、各学級の授業を保護者の方々にも参観していただき、ともに命の大切さについて考えました。
 『たった一つのたからもの』『さよならの向こう−葉っぱのフレディ−』『命ってあったかい』など、映像や絵本をもとにして、命に対する思いや考えを語り合いました。
 自分の命や大切な家族の命、まわりの人の命のことを真剣に考える貴重な機会になりました。また、自分を支えてくれている親の思いにふれることで、たった一つの大切な命であることを改めて感じることができたようです。子どもたちの振り返りには、「生きていることは、とても大事だとわかった」「誰の命も大切だと思った」「わたしは命を大切にして、生き抜いたと思えるようにしたい」という感想が書かれていました。これからも、子どもたちの心を耕し、心に響く教育活動を続けていきたいと思います。

【豊橋市立牟呂中】      「いのち」について考える集会

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 本校では,「豊橋・学校いのちの日」(6月18日)の取り組みとして命に関する道徳の授業や講師を依頼して講演会を実施しています。今年は、仙台市内の中学校から本校に赴任した職員を講師として、東日本大震災で経験したことや復興までの軌跡、被災者の思いなどの話を聞きました。地震や津波の恐ろしさや、同じ中学生が復興に対して懸命に取り組む姿を通して命の大切さを学ぶとともに、「生きる」ということを深く考えることができました。
 生徒の振り返りから以下の感想が出ました。
 ○巨大地震がいつ来るかわかりません。今日来るかもしれないし、明日来るかもしれません。だから一分一秒も無駄にしない生活をしたいと思います。(1年女子)
 ○普通に『死にたい』とかいう人がいるけどそれは違うと思いました。生きたくても生きることができなかった方のためにも命を大切にしっかり生きようと思いました。(2年女子)
 ○命というのは自分のためだけでなく他の人のためでもあるものだと思いました。災害に遭ってなくなってしまった人たちの分まで自分が生きること、生活の中で助け合って生きていくことが大切だと思いました。(3年男子)

【津島市立神守中】継続は力なり! 〜5Sタイム4周年!〜

本校では,平成23年度から「5Sタイム」という活動に取り組んでいます。
「三省(さんせい)ノート」に、毎日、次の6つの項目の内のいずれかについて,帰りのST中にある「5Sタイム」の中で書いています。
 1.人に迷惑をかけたこと。 2.人にしてもらったこと。 3.人にしてあげたこと。 4.学んだこと。 5.成長したこと。 6.心に残ったこと。
 三省とは,論語の「吾,日に吾が身を三省す」という言葉からとったものです。これは,ただ時間に流されて日々が過ぎていく中学校生活の中で,このノートを書くことで1日を振り返り,明日が今日よりも有意義な1日になるようにしていきたいという願いがあります。
 今回は,このノートを通して生徒が何を感じ,振り返り,明日への意義につなげているかを今年度の生徒の三省ノートから何点か紹介します。

<自分が何かをしてもらうだけではなく、自分からしてあげることも大切だと思った。人を喜ばせることもしていこうと思った>(1年男子)
<技術の時間に、図を書きました。私は図を描くのが苦手だけど、友達が教えてくれたので、描き方が分かりました。今度からもがんばっていこうと思いました。>(1年女子)
<クラスのリーダー達の全体への声のかけ方はすごいなあと思いました。人前で大きな声が出せるのは、普通では恥ずかしいと思ってしまいます。だから、私も声が出せるようになりたいです。>
(2年女子)
<今日の先生の話で、去年までは「いただきます」なんてどうでもいいと思っていたけど、「命をいただく」ということを教えてもらったので、これからはちゃんと言おうと思いました。>
(3年男子)

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【豊田市立萩野小】三角山に自分の目標を誓う子どもたち

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 本校の西側に小さくそびえ立つ三角形の山、三角山が学校を見下ろしています。
新緑の5月、毎年、全校を縦割り班にし、この三角山に登山をします。1年生は初めての登山ですが、「すべらないように気をつけて。」「もう少しだよ、がんばって。」と高学年が下学年に優しく声をかけ、全員で山頂を目指します。この山道は、地域のみなさんが安全に登ることができるように整備をしていただいています。
 1時間後、登山道を踏みしめて全員が頂上に到着です。山頂からは、学校はもちろん、地域が見渡せます。登り切った達成感があり、風が心地よく疲れを癒してくれます。そこで、1年間の自分の目標を学校に向かって大きな声で誓います。子どもたちはこの日までずっと運動場で声を出す練習をします。何回も何回も大きな声で叫ぶことによって、自分の決意がいっそう確かなものになります。三角山で萩野の里に向かって叫ぶことは、応援していてくれる地域のみなさんに誓いを立てることでもあります。子どもたちの心に残る大きな体験になっています。


【豊橋市立東陵中】いのち・つなぐ 〜生命尊重を基盤に「徳・体・知」の調和のとれた教育を推進する道徳教育〜

 豊橋・学校いのちの日である6月18日(水)6時間目に,全校道徳を行いました。今回は「いのち」を大きなテーマに,以下のような3つの題材を用いて,学年の子どもたちの実態に合わせて授業を行いました。

 1.100万回生きたねこ
 一年生では,絵本の『100万回生きたねこ』を用いました。様々な人との関わりや愛を考えることを通して,自他の「いのち」の尊さを考えました。絵本の読み聞かせに,子どもたちは目を輝かせて聞き入っていました。担任それぞれが経験した「いのち」にまつわるエピソードを授業の最後に話すことで,子どもたちにとっても身近な話に感じられた様子でした。

 2.いのちのバトン
 二年生では,相田みつをさんの詩「花を支える枝」と「いのちのバトン」を題材にしました。「いのち」の大切さを感じ,これからの人生を精一杯生きていこうという態度を育みました。これらの詩は,自分と置き換えて考えやすかった生徒が多く「自分が“花”だとすると,“根”にあたるものは何か。」という発問に,たくさんの意見が出ました。感想からは,「いのちのつながり」を感じられるものが多く出されました。

 
 3.心をつなぐ写真
 三年生では,東日本大震災の被災地を撮影しているカメラマンを題材にした番組を使いました。被災地の現状も映し出されている映像を見て,子どもたちなりに被災地の方々に思いをはせ,真剣な表情で映像に見入っていました。このカメラマンは,最初は記録のためにとっていた写真も,ある時から被災された方の笑顔を撮るようになります。そうしたカメラマンの思いを想像し,撮った写真を受け取った被災された方の気持ちを考えました。最後に自分の生活の中で,「いのち」と向き合い,これから生きて「いのち」を「つなぐ」ためには,自分はどのようなことができるか,という視点でそれぞれが自分のこれからについて想いを巡らせました。

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【稲沢市立大里東小】できるんピック(異学年交流)

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 稲沢市立大里東小学校では,異学年と遊ぶ活動を通して,異学年の児童との交流を深める「できるんピック」を行っています。低学年の児童は,高学年とふれ合う活動を通して,他の児童の良さに気付くとともに,高学年への尊敬の気持ちや感謝の気持ちを育むこと,高学年の児童は活動を楽しむだけではなく,リーダーとしての責任感や自覚をもち,低学年への思いやりの気持ちを育むことをねらいとしています。
 1年生と6年生,2年生と4年生,3年生と5年生がペアになり,教室,体育館,運動場と1日ごとに場所をかえ,給食後の休み時間に行いました。
 教室では『ばくだんゲーム』(学年が交互になるように円になり座り,音楽を流す。音楽の流れている間にボールをどんどん回し,音楽が止まったときに持っていた人が自己紹介をする),体育館では『できるんくぐり』(1列ずつ学年が交互になるように並び,穴の開いた新聞をくぐり,後ろに回す。アンカーの人が終わったらゴール),運動場では『ボール運びゲーム』(低学年と高学年の2人で2本の棒を持って,ボールを運ぶ。合図があるまでに1番多くコーンを回ることができたチームの勝ち)をしました。
振り返りの感想では,「6年生のおねえさんが,やさしくこえをかけてくれたからうれしかった」(1年生),「4年生のお兄さんやお姉さんが,おうえんしてくれたから,ころんでもさいごまでいっしょうけんめい走った」(2年生),「終わった後に,教えてくれてありがとうと言ってくれたから,がんばったねと声をかけた」(5年生)など,活動のねらいに合うものがたくさんありました。
 児童会の司会の児童が実況をして盛り上げたり,異学年で応援する姿が見られたりするなど,「できるんピック」を心から楽しんている児童が多く見られました。来年度も続けていくとともに,「できるんピック」以外の場でも,異学年交流をする機会を通し,他の児童の良さに気付き,思いやりのある行動ができる児童を育てていきたいと思います。

【豊橋市立富士見小】豊橋・学校いのちの日

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 富士見小学校では、豊橋・学校いのちの日の取り組みとして6月21日に、全学年でいのちの道徳教育を行いました。低学年から高学年までの発達段階に合わせた内容で、「名前の意味」や「ペットの命はだれの物」、「一生懸命生きるとは」、「いのちのバトン」など魅力ある資料を活用し、さまざまな角度からいのちについて学びました。子どもたちは、いのちの大切さについて話し合い、自分の命だけでなく、周りにあるいのちの大切さを考えることができていました。
 富士見小学校では、これからも、子どもの心に響くいのちの教育を推進していきます。

【豊橋市立東部中】命の大切さ・生きることの大切さを学ぶ「地域・全校道徳」

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本校では東部中学校区健全育成会と東部中PTAの支援のもと、毎年「地域・全校道徳」を行っています。この活動は10年以上続いており、地域・家庭・学校が一体となり「思いやりの心」や「生命尊重の精神」など、生徒の道徳的価値観を高める活動として位置づけられています。これまで様々な講演会や映画鑑賞会を行っていましたが、6月18日を「豊橋学校・いのちの日」と定めた平成23年度以降は、「命の大切さ」「生きることの大切さ」をテーマに行っています。
本年度は、6月16日(月)に本校体育館にて、映画「あの空をおぼえてる」を鑑賞しました。突然の交通事故で2人の子どもを失いそうになった父と母、命を取り留めたが、妹を失った長男の3人が、それぞれの苦悩から立ち直り、新しい命と共に新しい生活を送ろうと決意する「いのち」をテーマにした作品でした。
鑑賞後の生徒たちの感想からは、「家族の存在の大きさや命の重みについて考えることができてよかったです。」「自分の命は自分だけのものじゃないということがわかりました。」「家族の絆についてよく考える機会になりました。家族、友達、近所の人、お世話になっている先生たちに感謝して、大切にしていきたいと思いました。」など、自他の命・存在を大切にしようとする感想が多く見られました。
また鑑賞会に参加していただいた地域の方からも、「大人も子どもも頭でわかっていても、心がいうことをきかないことがいっぱいあります。そういう事と向き合って少しずつ成長していくのだと感じました。」「親子の信頼と親子の愛のすれ違いの様子がもどかしく、でも心が通じ合い、新しい命がまた皆を結び、とても幸せな気持ちになりました。」など、温かい感想を聞くことができました。今後も地域・家庭と連携を図りながら、生徒の心の教育の推進活動を進めていきたいと考えています。

【豊田市立浄水小】わくわく(縦割り)班活動〜高学年の交流〜

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 本校では、学級や学年の枠を越えた温かい人間関係を築くために、わくわく班活動を推進しています。全校児童で行うわくわく班活動とは別に、5・6年生が高学年ならではの交流をしています。互いを思いやって行うこの活動は、わくわく活動に必要な仲間意識を強め、心のつながりを深めていく基になっています。
○野外学習に向けて、6年生から5年生へ
〈キャンプアドバイスカード〉6年生が、自分たちの経験をもとに野外炊事で気をつけるとよいこと、山での生活のきまりや楽しさなどを、わくわく班の5年生に伝える交流会を行いました。
〈大てるてる坊主〉 晴天を願って作ってくれた大きなてるてる坊主がキャンプ場で5年生を見守り、役目を立派に果たしました。
〈校舎の窓にデカ文字メッセージ〉 「みんなで力を合わせて、自然とふれあってきてね」「おかえり。楽しい思い出つくれたかな?」
野外学習では、6年生が教えてくれた「5分前集合」を忘れずに実践し、野外炊事やテント生活などのそこかしこで6年生からのアドバイスが生きていました。5年生の野外学習の陰には、6年生の大きな支えがありました。
○修学旅行に向けて、5年生から6年生へ 
〈ミニてるてる坊主(ラミネート加工)〉 修学旅行も晴天に恵まれるようにと願い、わくわく班の6年生一人一人に似顔絵を描いたてるてる坊主にメッセージを添えてプレゼントしました。6年生は、旅行かばんに付けて出かけていました。
〈校舎の窓にデカ文字メッセージ〉 朝早く出発し、日没後に返ってくる6年生へのメッセージとして、「修学旅行、いってらっしゃい!」「修学旅行、おかえりなさい!」のデカ文字を校舎の窓に貼りました。
○6年生から5年生へ
〈修学旅行アドバイスカード〉 お礼の言葉と学級へのお土産(金閣のお札)と共に、お土産話や助言等を書いたカードが5年生に届けられました。





【清須市立古城小】 「自分を大切にし、他人を思いやる心豊かな児童の育成」

 本校では、本年度「自分を大切にし、他人を思いやる心豊かな児童の育成」のテーマのもと、道徳教育を充実させています。登校時のあいさつ運動、異年齢集団で活動する縦割り班遊びや清掃活動、一人一鉢の栽培活動など、教育活動全般で道徳教育の推進を図っています。ここでは、1学期の道徳の授業研究の実践について紹介します。
 5月には、2年生で「規則の尊重」という主題で授業研究を行いました。「くろぶたのしっぱい」という資料で、きまりを守らず自分勝手に行動するくろぶたが、他の動物たちに注意される中できまりを守ることの大切さに気付く話です。主人公のくろぶたや他の動物たちに成りきっての役割演技を通して、子どもたちは自分勝手な行動が周囲に迷惑をかけてしまうことに気付きました。「みんなに迷惑をかけるので、これからは約束やきまりを守りたい」「自分も友だちも気持ちよく生活するためにきまりは守らないといけないと思う」など前向きな意見が聞かれました。
 6月には、3年生で「正直・誠実」という主題で授業研究を行いました。「ランドセル」という資料で、同じクラスののぞみさんのランドセルに傷をつけてしまったがなかなか素直に言い出せない主人公が、のぞみさんが転校することを知り謝るのは今しかないと決意して謝る話です。主人公の心の動きを追いながら、正直に行動することの大切さについて考えました。「正直に言わないとのぞみさんがずっと悲しい思いのままだから今謝ろう」「ずっと黙っていてごめんね。すぐ言わなくてごめんね」など勇気を出して正直に行動しようという意見が多く聞かれました。
 2学期以降も各学年で道徳の授業研究を行っていきます。道徳の時間だけでなく各教科とも関連させ、道徳の時間で感じ得たことを生かせるように、様々な人と関わり合うことができるような体験活動を計画的に展開しています。今後も、子どもたちの「自分を大切にし、他人を思いやる心」を育むことができるよう、様々な活動に積極的に取り組んでいきます。

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