【一宮市立千秋中】小中連携あいさつ運動
千秋中学校区では生徒会と児童会が中心となって,小中連携のあいさつ運動を実施しています。1学期は5月から6月にかけて学区内の3つの小学校の登校時にあいさつ運動を行い,続く児童集会にも参加して,あいさつの大切さを小学生に説明して来ました。
実施してみると,小学生に対して中学生があいさつの大切さを説く新鮮さはもちろんですが,中学生にとっても,小学生の元気なあいさつに,中学生が自分たちを振り返ったり,「中学生は小学生のすごい憧れでお手本になっているんですよ」と小学校の先生から教えてもらい,改めて自己を振り返る機会になりました。 この運動は2学期も各小学校を舞台に展開する予定です。 【小牧市立応時中】 GWT1学期に実施したGWTでは、『GWTはいくらしゃべりかけるのが苦手でも、しゃべらないと相手に思っていることが伝わらないので、しゃべるっていうのを続けていくうちに、自然にしゃべれるようになる魔法のトレーニングだと思いました。』『グループ全員が余すところなく協力できていたと思います。普段はあまり見られないような優しい行動や、リーダーシップなども見えて、こんな人だったんだな、と再確認できました。』というふりかえりがありました。 このように、模擬体験を通して生徒は人と関わることの大切さに気づき、学級づくりに良い影響を与えています。 【知立市立知立中】第1回学校保健委員会「思春期の生き方と性」「近藤先生の話を聞いて、(望まない出産をした)女の子の気持ちを察したとき、苦しくなり、泣きそうになりました。彼女はとてもかわいそうでした。しかも、この辛い気持ちが相手の男の子に分からないのが悔しかったです。自分のことについて、誰かに話されることは、もっと嫌です。『恋のルール』は、恋人だけでなく、友達との関係でも同じで、人間性もでてくると思いました。今日の話を聞いて、自分を見直し、これからも人を傷つけないようにしていきたいです。」「今まで何度か恋をしてきましたが、『恋のルール』を守ってきた自信はありません。恋をしているうちは楽しくても、恋が終わったからといって相手を傷つけるようなことを言ってはいけないなと思いました。これからまた、たくさんの人と出会い、恋をすると思います。そのときは、『恋のルール』を思いだし、楽しくつきあいたいです。『恋のルール』を守ることは、人としてのルールを守ることでもあると思います。そういう人になれるといいです。」「これからの人生で、心から信頼し相談できるような人を作りたいと思いました。また、自分が周りから信頼されるようにしていきたいと思いました。」「赤ちゃんを産むには、いろいろな大きな決断が必要だったと思います。だから、その大きな決断をして、今まで大切に育ててくれた親に感謝したいです」 人に嫌な思いをさせない、考えて行動するなど、人間関係を築く上でも大切なことを改めて学ぶ機会となりました。 【豊田市立竹村小】わたしたちの手で新池をきれいにしよう!〜新池ボランティア〜学校の近くにある「竹村新池公園」は、毎年持久走記録会の会場として、子供たちになじみのある場所です。また、低学年では、季節を見つけるネイチャーゲームや生き物探検の場として親しまれています。昨年度までは、新池公園の環境を守る活動として、6年生が「新池ボランティア」を行ってきました。 今年度は4年生が担当し、地域の方とともに6月1日、29日にごみ拾い活動を行いました。きれいだと思っていた公園内に、タバコの吸殻や空き缶などのごみが落ちていることに驚き、改めて「ぼくたちの新池公園をきれいにしていこう」という、気持ちが高まりました。 【新城市立八名小】親子ふれあい教室天気にも恵まれ,ドッヂビー大会は,ドッヂビーのディスクが行き交うごとに,大きな歓声が上がり,盛り上がった大会となりました。ゲームでは,「しゅりけんとまと入れゲーム」,「新聞紙でサバイバル」,「箸使いゲーム」,「ストロー吸い取りゲーム」,「空き缶魚釣り」,「何があったかな?思いだそうゲーム」,「空き缶積みゲーム」,「ペットボトルボーリング」など8つのコーナーが設けられ,親子で楽しんで取り組んでいる姿がみられました。子どもたちも,「空き缶つみでは,最高記録がでました。それは母さんのおかげで,曲がっているところをまっすぐに直してくれたからです。今日は,母さんといろいろ楽しめました」 と,親への感謝の気持ちを表しながら親子で楽しめた様子を日記に記すなど,親子の絆の深まりがみられた日となりました 【田原市立堀切小】 交通事故ゼロ〜交通安全花束運動を通して〜
堀切小学校区には、国道42号線が走っています。毎年、車に乗る人の交通安全を願って、「交通安全花束運動」を行っています。今年も、4月28日(土)の午前中、6年生とお巡りさん、自治会の方が参加して、花束運動を行いました。事前に、全校児童が3通ずつ手紙を書き、花束に1通ずつくるんで準備をします。当日、お巡りさんが車を止めてくださり、6年生が1台ずつ、「気をつけて行ってください」と言いながら花束を渡しました。「花束運動は楽しかったです。私が最初にあげた人は、奈良に行くと言ってみえました。ありがとうと言って笑顔で受け取ってくださってうれしかったです。交通事故がなくなるといいなと思いました。」子どもが書いた日記です。
また、数日たつと、学校にお礼のお手紙を送ってくださる方もあります。「○○君、昨日はお花をありがとう!〜中略〜堀切小学校の皆さんや、お父さん、お母さん、先生の心の温かさを感じました。おじさんもハンドルを持ったら、絶対に事故は起こしません。渥美に行って、気持ちのよい旅ができました。本当にありがとう!」 子供達は、この活動を通して、人のためになったことに喜びを感じるのとともに、交通事故を起こさないようにしようという気持ちも強くしています。今後も実践力を伴った命の教育をしていきたいと思います。 【江南市立古知野南小】通学班で遊ぼうまず、班長会で児童会から提案された案に基づいて通学班の班長同士が集まり、遊びを計画する。次に、通学班担当者に相談する。当日は、班長が中心となり会を運営する。限られた時間と限られた場所でも十分対応できるような遊びがそれぞれ計画されました。 当日は、どの教室からも楽しそうな声や笑い声が聞かれ、充実した時間を過ごすことができました。登下校で毎日顔を合わせていても、一緒に遊ぶ機会はなかなかないため、どの子も楽しい時間を過ごすことができました。「班長さんにおんぶしてもらった」「6年生の○○君に教えてもらった」という声が低・中学年から聞かれました。 今後もこの異学年交流活動をすることにより、自発的・自主的に活動する力や互いを思いやり行動する力を高めたいと思います。 【あま市立篠田小】うさぎとの交流を通して命の大切さを学ぶ 〜3年生の実践を通して〜そこで、3年生の子どもたちもうさぎの飼育活動を行い、命の尊さを感じさせていきたいと考えました。家族学級に獣医師をお招きし、うさぎの心音と人の心音を聞き比べながら生きていることを実感したり、うさぎの健康チェックの方法を学んだりしました。また、臆病なうさぎに近づく時は、大きな物音を出さずに低い姿勢で近づくとよいことも知りました。その後、獣医師に質問をする子どももたくさんいて、関心の高まりを感じました。 命の尊さを知り、これからの飼育活動では「うさぎに優しくして怖がらせないようにしたい」、「大変だけど頑張って世話をしたい」など、うさぎを気遣って世話をしようとする思いを語る子どもがたくさんいました。これからも自他の命を尊重する態度を育てていきたいと考えます。 【安城市立安城南中】南中文化を広げよう〜いじめ撲滅運動に向けて〜イエローリボンには、いじめ撲滅の意味が込められています。例年行われているふれあい会議とイエローリボンを組み合わせ、イエローリボンをより生徒たちに浸透させるため、本年度からイエローリボン会議を行っています。各学級で、いじめを学級で起こさない学級3箇条を話し合いで決め、学級3箇条の取り組みを中心に、各学級の代表生徒、教師、地域の方、PTAの方が一緒になって、「いじめ」をテーマに真剣に話し合いを行いました。生徒だけではなく、地域の方からの貴重な意見を聞くことができ、生徒たちは刺激を受けているようでした。 会が終わった後の生徒の感想では、「普段聞くことのできない大人の考えや、他のクラスの取り組みについて聞くことができ、すごく有意義な時間であった。この思いをぜひクラスの他のみんなで共有したい。」、「他のクラスで行われている学級3箇条を毎朝必ず言うというものを自分のクラスで実行したい。」などの前向きな意見がありました。 また、PTAの方の感想では、「子どもたちがこんなにも真剣に、いじめについて向き合っているということを始めて知った。何かあったときには、何か行動を起こすことがとても大切なんだと感じた。」というものがありました。 このイエローリボン会議をきっかけに、南中全体でいじめ撲滅に向かって取り組んでいます。 【春日井市立小野小】ゆたかな心を育む「なかよし班」活動5月に行った「なかよし班」での大縄跳びでは,初めて8の字に挑戦する1年生がたくさんいました。縄の中に入ることすらできないでいる1年生のために,お兄さん,お姉さんたちは「高くジャンプするんだよ!」とアドバイスしたり一緒に跳んだりしていました。 1年生に跳び方を教えるお兄さん,お姉さんたちの顔は本当にやさしく,1年生の子にできるだけわかりやすく教えていました。1年生が初めて8の字を跳んだ時には,班のみんなから拍手や歓声が上がっていました。跳べた1年生もにっこり笑顔でした。 また,1学期にみんなでアイデアを出し合って作った班の旗は,集合には欠かせない目印のアイテムとなっています。広い運動場で迷子になってしまいそうな時,自分たちの作った旗を探し,見つけた時にはほっと一安心しています。そして,1年間大切に使った後,3月に6年生が旗を長方形に切ってリボンをつけ,しおりにします。これは1〜5年生へのプレゼントとして渡します。 初めての「なかよし班」では,6年生は1〜5年生をまとめることの難しさを感じていたようです。けれど,回数を重ねるにつれ,班長らしく堂々とみんなをまとめられるようになってきており,班の中でもお互いに助け合う姿が見られるようになりました。「なかよし班」での活動以外でも,うれしそうに声を掛け合い,休憩時間には一緒に遊ぶ姿はほほえましいものです。 低学年の保護者の方からは,お兄さん,お姉さんたちの温かい言葉に感動したという声も上がりました。この交流活動を通して,子どもたちに豊かな心を育んでいってほしいと願っています。 【蒲郡市立蒲郡中】 家族からの愛情に気づく道徳授業〜出産をひかえた先生をゲストティチャーに迎えて〜
思春期に入り、親の声に素直に耳が傾けられなくなったり、反抗してしまったりする生徒が増えている。平成24年7月18日(水)、そんな生徒たちに、親からの愛情や家族がかけがえのない存在であることに気づかせたいと考え、中学校1年の道徳の授業で資料「美しい母の顔(明るい人生)」を取り上げた。
授業では、資料を読み、「宿題を届けてくれた母に素直に『ありがとう』と言えないのはなぜか」や「母の顔のやけどの真実を知ったとき、『わたし』はどんな気持ちになったでしょう」について話し合った。母親の顔のやけどの理由を知り、その理由に隠された母親からの深い愛情についてじっくりと話し合った。そして、出産を来月にひかえた先生をゲストティチャーに迎え、「小さな命を授かって」というテーマでお話をしていただいた。 生徒たちは、先生のお腹の子に対する愛情を、先生のやさしい語りやおだやかな表情から感じていた。 【授業を終えた生徒の感想】 ・わたしは家族に助けられています。資料の話のように、母親に対していばってしまったり、素直にありがとうと言えなかったりするときがあります。そんな時こそ、素直に感謝するように心がけていきたいです。 ・「命の大切さ」を考える一時間でした。小さな命を宿しているというのは、不思議な感じがします。先生の様子から、赤ちゃんのことをとても大切にしていることが伝わってきました。 この授業により、生徒たちにとって家族からの愛情を改めて見直す機会となった。 【大府市立北山小】福祉実践教室で学んだこと先日7月12日(木)に,4年生が福祉実践教室を行いました。 まず,全体会で視覚障がい者の方のお話を伺いました。お話の中で「ここへ来るまでの間に,駅でガイドヘルプをしてもらいとても有り難かった。そして,とてもいい気分で大府駅に着いた。」ことなどを話されました。児童は,初めて聞く話にみんな耳を傾けていました。 全体会の後,「手話」「点字」「ガイドヘルプ」の3つのコースに分かれて体験を行いました。「手話」コースでは,あいさつを中心に教えていただきました。児童も身振り手振りを真似ながら真剣に取り組むことができました。 「点字」コースでは,点字の打ち方の基本を教えていただいてから,最後に自分の名前をシールに打ちました。初めて打った点字シールを持って,みんな嬉しそうな顔をして大事そうに見せ合っていました。 「ガイドヘルプ」のコースでは,2人一組になって行いました。校舎内を回り,階段では,「とても恐い。」という感想が多く出されました。 それぞれのコースを体験した児童は,今まで気づかなかったことを実際に自分で体験して,多くのことを学ぶことができました。この経験を生かして周りの人たちが笑顔になれる町をめざし、実践してくれることを期待しています。 【春日井市立味美小】子どもと会話していますか
本校では、毎年6月の土曜日に、親子ふれあい行事を行っています。学年ごとに、親子で工作や裁縫をいっしょに行ったり、ゲームを楽しんだりしています。どの学年の子どもたちも保護者の方との共同作業を楽しみにしています。その中で、特に1年生では講師の先生をお招きして、親子の絆を深める取組を行っています。
前半は、親子でコミュニケーションの体験活動です。初めに、緊張をほぐすためのじゃんけんゲーム、その後、二者択一の問いに対して回答し、その理由について親子で話をしました。その際、相手の目をみて聞く、相手の選んだものを否定しないというルールを確認しました。次に、初対面の人でも積極的に関わりが持てるように無作為に相手を変えて、グループワークをしてもらいました。親子やグループで会話をすることで、保護者の皆さんは、子どもたちの意外な一面を知ったり、自身の接し方を振り返ったりするよい機会となったようです。 後半は、「子どもと会話していますか〜心通わせる聴き方のコツ」と題して、保護者向けに講演会を行いました。講演の中では、時間の長さより聴き方が大切であること、子どもとの会話は子どもの成長に大切であることを話されました。講演後の保護者のからは、ゆっくり真剣に話を聞くことが大切である、子どもの立場に立った会話が大切である、子どもたちの話に対して結論をいわない・否定しない、など多くのことを学べたという感想が寄せられました。 教室へ戻った後の子どもたちの表情もとてもうれしそうでした。改めて親子でいっしょに会話することの大切さを感じることのできた1日となりました。 【岡崎市立福岡小】一人一人ができることを(毎月11日のエコボラデー)そして、今年は福祉委員会が中心になって、毎月11日を「エコボラ11(イレブン)デー」と呼び、一人一人がボランティア活動に取り組んでいます。 エコの活動としては、アルミ缶とペットボトルキャップを集めています。登校した子供たちは、手にした缶やペットボトルキャップを回収場所に持っていきます。集められた缶は、リサイクルの会社に持っていって、換金し寄付しています。昨年度は、被災した小学校に寄付しました。ペットボトルキャップは、「エコキャップ推進委員会」に運び、そこから「NPO法人 世界の子どもにワクチンを、日本委員会」に寄付されます。 エコの活動後は、縦割りの二人ペアでボランティア活動に回ります。内容は、草取り、ゴミ拾い、ガラス拭きなどで、毎月、福祉委員会が決めます。ペアの上学年の子は、下学年の子の希望を聞いて、活動内容と場所を決め、やり方を教えてあげます。上学年の子が、優しく下学年の子の面倒をみてくれます。下学年の子は、お兄さん・お姉さんと活動することが嬉しそうです。 これからも、ボランティア活動を通じて、優しい心が育っていくことを願っています。 【半田市立半田中】奉仕の心を育てる「街角ボランティア」〜街と心をキレイに〜現在では毎月第2土曜日の朝7:30〜8:00までの30分間、校区内の2ヶ所に分かれて、ゴミ拾いをします。今年も、神社・公園・周辺など、毎回指定された場所で活動しています。生徒会が中心となって企画・運営を行い、有志の生徒が集まって活動しています。また、小学校の児童会とも連携し、小中合同で活動することもあります。この活動に参加してから部活動へ向かう生徒も多くいて、毎回100人以上の生徒が参加しています。 ゴミ拾いをしていると、地域の方より、「ご苦労様」「どこの中学校?」と声をかけていただき、笑顔で応対している生徒の姿が印象的です。参加した生徒は、「やってよかった。」「いいことをしていると自信をもてるようになった。」と達成感を感じたり、「地域にこんなにゴミが落ちているのは残念。」「拾っても拾ってもゴミがまた落ちてる・・・。」と自分の住んでいる街について深く考えたりするきっかけになっているようです。 今後も、長く続くこの半田中学校伝統の取り組みを続けていきたいです。 【春日井市立勝川小】福祉実践教室将来のよりよい福祉社会の形成者としての素地を養うことを目標とした総合的な学習として「福祉」を取り上げ,その一環として3年生以上で福祉実践教室を実施した。 5年生は,障害者支援活動を行っているボランティアの方々を講師に招いて点字の授業を行った。視覚障害の方の大変さを体験活動を通して知り,児童は共生することの大変さや思いやる心の大切さを認識することができた。 次は、ある生徒の感想である 『点字の授業で目の見えない人には点字はとても大切なことがわかりました。点字は最初、戦争の時に相手に気づかれないように使われていたと聞いたときはとてもびっくりしました。今度、家の中で点字を探してみたいなと思いました。』 【刈谷市立朝日小】心を育てる親子で聞く講演会まず、「家のお手伝いをしっかりしましょう」という内容でした。内藤先生は、家のお手伝いすることで、家の中で役割ができ、その役割を果たすことで、家族から認められ、さらにやる気もわいてくることになります。また、継続することで家族への思いが育ちます。 次に「自分の気持ちをはっきり大人に伝えましょう」という事でした。気持ちは、言葉にしなければ伝わりません。伝えれば、誰かがそれを聞いていてくれて、生きるヒントをくれたりもします。夢をもって、それを口に出して、誰かに聞いてもらいましょう。その時に、よい理解者、支援者が現れます。チャンスは、いつでも、どこでも、誰にでもあります。それを身逃さずに、自分のものにできるような前向きな生き方をしましょう。 先生が今まで歩んだことを分かりやすく話していただいたので、子どもたちは、お手伝いをしっかりすることの大切さや自分の思いを家族や友達に話すことの大切さ、さらに、自分から行動していかないとチャンスがつかめないことなどを学んだようです。 【愛西市立立田北部小】田植え体験学習今年は、6月21日(水)に田植えを行いました。小雨の降る中、田植えの指導を地元の方にしていただき、48名の児童と、ボランティアの8名の保護者とが横一列になって、一斉に苗を植えました。田に張られた1本のひもを頼りに、根を深くまっすぐに植えること、自分の手の届く範囲をまわりのペースに合わせて植えることに気を配りながら、約1時間、懸命に作業を続けました。 この学習を通して児童は、「田植えは、一人ではできない。家族だけでもできない。隣近所、いやもっと多くの人が協力し合わないとできない。だから、昔の人々は、いつも協力し合ってきた」ということや「今回の田植え体験のために、たくさんの方が準備をしてくださった。だからこそ一所懸命田植えをし、これから米を大切にしたい」という感想を持ちました。 実は、田植え体験の前に事前学習として田を見に行ったとき、きれいに草刈りがしてあったことや、肥料が蒔いてあったことに気付いた児童が多く、自分たちの田植え体験のためにどれだけの準備がいるかを自らの目で確認していました。 この田植え体験を通して、5年生の児童は、協力し合うことの大切さを深く感じ、多くの方への感謝の気持ちを持ちました。 〜児童の感想〜 ・私は、田植えをして思ったことがあります。一人で全部やるのはとても大変で、大人数で協力し合ってやると簡単だということです。今日やった田植えは、これからの勉強にもつながります。私たちは、これから、協力することを心がけていろいろなことをしたいです。 ・昔の人たちは、こんなに手のかかる作業を続けてきたのだと思うと、昔の人の大変さとつらさがわかりました。でも、今日、手で田植えをしてみて、腰が痛くなったけど、最後まで植えたときは、とてもうれしく達成感がありました。土手をのぼって上から見てみると、黄緑色がとても鮮やかできれいでした。これからは、大事に米を食べようと思いました。 【小牧市立光ケ丘小】ペア学年活動〜仲よし給食〜6月27日には、ペア学年で給食を共にする「仲よし給食」が行われました。前日から、「明日は、仲よし給食だよね。」と期待いっぱいの低学年の子どもたち。授業が終わると、すばやくクラスの半数が互いの教室を行き来して、それぞれの教室で給食の準備が始まりました。低学年の教室に来た高学年の子どもたちは、手早く配膳に取り掛かり、あっという間に作業完了。司会の児童の号令で会食の開始です。 低学年の子どもたちは、隣にお兄さん、お姉さんが座っていてくれるだけで、目がきらきら輝き、とっても嬉しそう。でも、高学年の子どもたちは、そんな年下の子どもたちに気を遣い、会話のネタに苦しむ様子がうかがえました。 給食が終わると、「じゃあ、片づけは僕たちで分担しようね。」そんな会話を交わし合い、低学年の分まで食器やごみを片づける高学年の姿は、とても頼もしく見えました。最後に、ほんの短い時間でしたがレクリエーションを行って、どの子も満足な表情で、自分たちの教室に帰って行きました。 高学年の児童にとっては、与えられることが多かったこれまでとは違い、「だれかに何かをしてあげて、それが相手に喜ばれる」という経験ができる、とても貴重なひと時だったのではないかと思います。また、低学年の児童も、大切に扱われ、優しくされることで、年長者である高学年を尊敬する気持ちが生まれたに違いありません。 ペア学年活動は、今後も児童会行事で行われる予定です。回を重ねるごとに、互いの仲が深まり、望ましい人間関係が築かれていってほしいと思います。 【美浜町立河和小】親子・地域とのふれあいを大切にする学校全体の取り組み「ふれあい学級」には、3つの目的があります。それは、一緒に活動することにより親子のつながりを深める、通常授業ではできない体験をすることで児童の見識を深める、地域の方を講師として招くことで地域とのつながりを強める、ということです。 「昔の遊びを体験しよう(お手玉、こまなど)」「自然を生かして(木の実や枝・葉で飾り物を作る)」「腹話術をしよう」「リサイクル工作をしよう(牛乳パックで鉛筆立てを作る)」「親子でふれあい健康体操」「お茶・お琴・和太鼓・着物着付け・和菓子作り」といった内容で各学年ごとに全校児童499名が楽しみながら体験しました。 親子で一緒に活動することで、子どもの新しい一面を発見したり、偉大な親の姿を見て尊敬したりと、はにかんだ笑顔や明るい笑い声がたくさん見られました。また、講師や地域の方々の協力を得ることができ、驚いたり感動したりする体験を通して、地域の人々の優しさを知り、感謝する気持ちも育ちました。 このような心のあたたまる行事を今後も続けていきたいと思います。 |