【豊田市立下山中】茶摘み体験学習が行われました。

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 下山中学校では、毎年5月に地元下山の茶畑で茶摘み体験学習を行っています。下山中開校当初から、40年近く続く伝統行事です。地元の特産である「下山茶」の畑で、県の茶品評会に出品するための茶葉を摘みます。
 今年は5月21日(月)に行いました。初夏の日差しの中、「一芯二葉」(いっしんによう)という摘み方を地元の茶業組合の方に教えてもらいながら、2時間以上にわたり作業を行いました。畑が斜面に作られているため足元は不安定で、さらに中腰のつらい姿勢での作業にも、「品評会に出される大切なお茶を摘んでいる」という責任感から、最後まで真剣に取り組む姿が見られました。
 昨年度の1年生は、総合的な学習の時間で下山茶について追究しました。導入では「なぜ下中生は茶摘みをするのだろう」というテーマで話し合いをし、「地元の特産品を中学生に知って欲しいから」「伝統を受け継ぐため」といった郷土愛に関する視点や、「作業を体験して、労働の大変さを知るため」「ボランティア精神を養うため」といった勤労の視点から考えを深めることができました。

〜生徒の感想〜
・ 一芯二葉を探していると、自然と前かがみになってしまうので、腰が痛くなりました。それに、今日は暑い中作業をしたので、とても体力が奪われました。普段なにげなく飲んでいるお茶にはたくさんの苦労があることを実感しました。私たちが摘んだ葉がおいしいお茶になるのが楽しみです。
・ 昨年の学習で、摘まれたお茶は加工されてスーパーで売られたり、アイスやパンの原料になることを知りました。今日お茶を摘みながら、スーパーに売っているお茶も、すべてはこうやって一つ一つ大切に摘んでいるということを感じました。そう考えると、食べ物は絶対に粗末にしてはいけないと思いました。

【豊橋市立牟呂小】みんなで目指そう、あいさつ名人!

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 本校では、「あいさつ名人になろう」という運動を行っています。
 「あいさつ名人」とは、ただあいさつをすればいいというわけではなく、名人の段階ごとに目標が定められていて、それをすべて達成すると、あいさつ名人の「師範」になれるというものです。どのようにすれば「師範」になれるのか、紹介します。

・段階1 「元気」名人
      (元気よく大きな声で、心をこめて、あいさつができる。)
・段階2 「顔」名人
      (段階1ができて、さらに、相手の顔・目を見て、笑顔であいさつができる。)
ここまでが初級です。
・段階3 「先がけ」名人
      (段階1〜2ができて、さらに、相手より先に進んで言うことができる。)
・段階4 「名前」名人
      (段階1〜3ができて、さらに、相手の名前も付け加えて言うことができる。)
ここまでで中級です。
・段階5 「ひとこと」名人
      (段階1〜4ができて、さらに「簡単なひとこと」を付け加えて言うことができる。)
ここで上級です。

 5段階のそれぞれの名人の目標が達成できたら、それを証明してくれる先生や友達など2人以上の人から証明としてサインをもらい、最後に校長先生の面接で合格すると、「師範」としての表彰状がもらえます。学年ごとに努力目標が設定してありますが、どの学年の子どもたちも上を目指して頑張り、昨年度は88人の「師範」が誕生しました。

 今まではただ軽い気持ちでしていたあいさつが、この取り組みを通して、相手のことを考えながら思いやりをもってあいさつができるようになりました。中には、学級全員が「あいさつ名人」になった学級もあります。また、登下校中に、地域の方に元気良いあいさつをして、とてもほめられている通学班の子どもたちもいます。今後も気持ちのよいあいさつができる「あいさつ名人」が増えるよう、活動を推進していきたいと考えています。

 

【一宮市立貴船小】 「ともに生きる(エイズの学習)」

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 6年生では,エイズという病気の学習に取り組みました。
 この授業は、偏見や差別をなくしてともに生きようとする態度を育てることをねらいとしています。専門的な内容は、養護教諭をゲストティーチャーに招いて説明してもらいました。授業の中では、写真を見ながらエイズに感染している親子の話を聞くなかで,エイズという病気から生じているさまざまな偏見や差別に気づくことができました。そして,エイズの病原体,病原体がいるところ,発病までの期間など,病気についての基本的なことをしっかりと学習しました。
 また,エイズに対して偏見を持たず,差別せず,理解し,支援するための世界的な社会運動であるレッドリボン運動の取り組みについても学習し、エイズメッセージキルトなどの実物を見ながら,エイズに対する偏見や差別をなくし,理解し合ってともに生きることの大切さについて考えました。本時の最後に,レッドリボンのついたメッセージカードに,本時の感想やこれからどのように人と接するかなど,子どもたちが考えたことを子どもたち自身の言葉として書いて掲示をしました。
 授業後の感想には,「エイズのために仲間外れにされるようなことがあると思うと悲しくなりました。差別をしないで,人として生きていくことが大切だと思いました。」などがあり,多くの子どもたちのなかに、エイズやエイズにかかってしまった人に対する理解や思いやりの気持ちが広がってきていることがわかりました。

【江南市立古知野東小】思いやりの心を育てるペア交流

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 古知野東小学校では,心と心の絆づくりを進める取り組みとして,異学年交流を行っています。ペア給食,ペア読書などいろいろな活動を行う中で,絆を深め,思いやりの心を育んでいます。昨年度の1・6年の交流について紹介します。

・ ペア学年とのなかよし遊び集会
 入学したばかりの1年生と6年生のつながりを深め,仲よくなるために,6年生の実行委員が計画し,クラスごとに一緒に遊ぶ集会をしました。

・ 清掃活動
 清掃時,6年生が1年生の教室に出かけ,一緒に清掃を行いました。6年生に掃除の仕方を教えてもらいながら,徐々に自分たちで掃除ができるようになりました。

・ ペア読書
 読書週間には,高学年が低学年に読み聞かせを行う取り組みをしています。1年生に寄り添って読み聞かせをする姿にはほほえましいものがあります。

・ ペア給食
 学期に1回,ペア学年で一緒に給食を食べています。6年生の手際の良い配膳の様子やもりもり食べる様子に1年生も尊敬の念をもったようです。

・ 大縄跳び練習
 2学期に児童会主催の大縄跳び大会があり,毎年大変盛り上がります。6年生が1年生に見本を見せたり,跳び方を教えてあげたりすることができました。

 こうした取り組みを通して,下級生は上級生に対する感謝や尊敬の念を持ち,上級生は下級生に対する思いやりの心を育むことができます。今後もこうした活動を推進していきたいと考えています。

【幸田町立北部中】一生懸命はかっこいい〜心を磨く無言清掃〜

 北部中学校では、昨年度から「一生懸命はかっこいい」という生徒訓を掲げ、それをよりどころとしてさまざまな活動に意欲的に取り組んでいます。授業や部活動、学校行事等に一生懸命取り組むことはもちろんですが、何気ない日常を大切にしようと、あいさつや清掃、給食、チャイム前着席といった生活のベースとなることにも、一生懸命取り組んでいます。
 なかでも、無言清掃は北中生の心を育てる大切な活動の一つになっています。無言清掃は、5年前に生徒会執行部による提案から始まりました。全校生徒が無言で集中して15分間の清掃に取り組みます。清掃中はBGMも流さないため、生徒の足音や机・椅子を動かす音などが聞こえるだけで、話し声が聞こえることはまれです。
 こうして毎日無言清掃を続けることで、生徒たちは自分と向き合い、仲間と向き合い、思いやりの心やがまん強さを身につけていきます。汚れているところをみつけて進んで清掃をし、ごみや草がなくなったり、雑巾が汚れたりするのを見て達成感をおぼえ、働くことの喜びを感じることができます。さらには、自分が多くの人のために役立っているという自己有用感を感じることができます。
 すでに無言清掃は北部中学校の大切な伝統の一つになっています。今後も、北中生の誇りある伝統として受けつがれていくと思います。

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【岡崎市立梅園小】自分のこと、大好きになったよ

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 本校では、毎年2月末に「梅っ子タイム発表会」と題し、総合的な学習・生活科の時間に学習した成果を発表する場を設けています。2年生の発表テーマには生活科と道徳の時間を横断的につなげた「じぶん大すき」があり、多くの子どもがこのテーマを選んで発表を行います。
「じぶん大すき」の学習では、生まれたときの様子や年齢ごとのエピソードを家族から聞き取り、それをもとに「世界に1つだけの自分アルバム」作りを行います。同時に、赤ちゃんの頃の自分と、2年生になってすぐの自分を模造紙で実物大に描いて作り、発表時、現在の自分と比較します。2年生になってすぐの自分は、4月の授業参観の折、親子共同作業で家族に写し取ってもらったものです。模造紙の人型作りは、子どもたちが視覚的に自分の成長を捉えられるだけでなく、成長した過程を家族も一緒に実感することができます。
 家族からのメッセージや、自分の名前に込められた思い等に触れる中で、一人一人は違うけれど、みんな大切にされている命であること、多くの人に支えられていることを子どもたちは実感することができ、次のように感想を書きました。
・お母さん、私を大切に育ててくれてありがとう。私のお世話をしてくれてありがとう。
・お父さん、お母さん、お兄ちゃんがいたから私が生まれてこられたよ。世界に1つしかない生命を今以上に大切にするね。
 子どもたちの発表する姿に涙を流して参観する保護者もみえ、その姿に心動かされた子どもも多くいました。命の大切さ、支え合う家族の存在のありがたさ、支えられている自分の良さを実感できたすてきな時間になりました。
 この学習は今後も大切にし、豊かな心を育んでいきたいと考えています。

【岡崎市立根石小】郷土の偉人に学び、豊かな心を育む道徳の時間

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 本校の卒業生である木村資生博士の話を資料化し,4年生で道徳の授業を行いました。
木村博士は,周りに理解されなくても自分の研究への追究をあきらめず努力を続けました。しかし,導き出した答えが当時絶対的だった「ダーウィンの進化論」を覆すものだっただけに,世界中に大きな論争を巻き起こし,長い間批判され続けました。それでもくじけることなく,強い心で自分の研究の正しさを主張し続け,晩年,世界中に認められ,進化研究のノーベル賞と言われるダーウィンメダルを受賞しました。
 資料を読み,3つの場面で資生の気持ちを話し合いました。授業後の感想には,「資生博士は,何事もあきらめずにがんばったからすごいなあと思いました。わたしも,あきらめずに2重跳びやエレクトーンの練習をしたいと思いました」と,この授業で学んだことを自分の生活に生かそうと考える感想が多くありました。

【犬山市立犬山中】豊かな心を育てる生徒の育成

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 犬山中学校では、豊かな心を育てる取組として、様々な分野で活躍されている方を講師としてお招きし講演会を行っています。今年度、最初にお迎えしたのは「半ケツとゴミ拾い」の著者である荒川祐二さんです。
 「夢なし」「自信なし」「希望なし」と誰もが認めるダメ男だった荒川さんが、日本一汚いとされる新宿駅東口で行ったゴミ拾いを通して、自らの手で生きる価値を手に入れていくというお話でした。
 夢を叶えるための一歩がなかなか踏み出せない人が多い世の中で、一歩を踏み出すためのヒントがたくさん詰まった講演を聞き、生徒たちは、多くのことを学んだようです。
【生徒感想】
・ 今日の講演会は、夢を見失いかけていた僕に夢を見ることの素晴らしさ、夢を見ることの楽しさを再び教えて下さいました。また、変わりたいと口だけで言っていてもだめだということに、心から共感しました。僕も叶えたい夢があるので、それを絶対にあきらめたくないと思いました。全力で夢へ向かっていきたいと思いました。(3年男子)
・ 講演会を聞いて、「できない」と「やらない」はちがうと改めて思いました。荒川さんは誰にでもできることを一所懸命やったことで、仲間も増えたし温かい言葉がかけられたんだと思います。この話を聞いて、一度決めたことはやり遂げることで幸運が訪れるし、分かり合える人が増えることがわかりました。(2年女子)
・ 僕がこの講演で学んだことは、何事もあきらめずやりぬくこと、どんなこともチャレンジすることです。僕は、これから荒川さんみたいに、今自分にできることをひとつ探してチャレンジして、それをあきらめずにやりぬきたいです。(1年男子)

【蒲郡市立蒲郡南部小】感謝の気持ちを育てる企画

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 子どもたちは、毎日の生活の中で、多くの方々にお世話になっている。しかし、日常のことであり、それが当たり前のように思っている子が多い。改めて自分たちが、どんな方にお世話になってきたかを考え、お世話になったことに対してお礼をして、感謝の気持ちを表したい。

★ ねらい  
◆児童が日頃からお世話になっている方々にお礼の気持ちを表す。
◆お礼の気持ちをことばや行動で表現することにより感謝する心を育む。

★ 全校の代表として、以下のようにかかわりの深い委員会や学年、学級に分担し、どんな方法(具体的に実行する人、時期、方法など)で感謝の気持ちを表したらよいかを決め、実施した。
・児童会役員・・・・・安全なまちづくり推進委員さん、交通指導員さん
             交通安全のボランティアの方々
・図書委員会・・・・・図書ボランティアの方々、読み聞かせボランティアの方々 
・給食委員会・・・・・給食のおばさん
・美化委員会・・・・・清掃ボランティアの方々
・特別支援学級・・・・学習ボランティアさん
・6年生  ・・・・・外国語学習ボランティアさん

 代表の子が手紙を書き、冊子にしたものを渡した。給食委員会は、年度の最後の給食の日におばさんを会食に招待した。交通指導員さんには、いつも立ってくれている交差点に代表が行き、お礼のことばを書いた色紙を渡した。

【岡崎市立六ツ美北中】学区清掃活動「クリーンウォーク」をしました。

 平成23年11月17日(木)の午後、「私たちの学区を私たちの手で美しくしよう」と全校生徒で学区清掃を行いました。これは、普段使用する通学路、地域の神社や公園などを清掃することで、勤労の尊さを理解するとともに、地域へ奉仕する気持ちと自分たちの住む地域を大切に思う心を育てようと毎年行われている行事です。
 校内の赤十字活動やボランティア活動を行っているJRC委員会の生徒が中心となり、各地区の総代さんと連絡を取り合って準備を進めました。地区ごとに清掃区域を決め、場所に応じて作業内容を考えて清掃道具も生徒主体で用意しました。
 学校から各地区へ出発し、そこで総代さんや地区のボランティアの方とも合流して作業を開始し、約一時間黙々と清掃活動に取り組みました。同じ地区で育った仲間と共に学年の枠を越えて協力し、みるみるうちに雑草や落ち葉、側溝の泥などが取り除かれてきれいになりました。
 生徒の感想として以下のようなものがありました。
○「2,3年生の先輩を見ると、取りにくい場所でも一生懸命にゴミを取ろうとしていて、地域のことを大切に思う心を学びました。」(1年生)
○「いつもはゴミが落ちているな…くらいにしか思っていなかったけれど、今日のクリーンウォークを通してポイ捨てはダメだと思ったし、ゴミが落ちていたら拾いたいと思いました。」(2年生)
○「地域の方がとても優しくて、一緒に落ち葉を拾ってくださったり、ゴミ置き場まで持っていくのを手伝ってくださったりして、温かさを感じました。普段の生活では気づきにくいけれど、地域の方のお世話になって生活できていることに感謝したいです。」(3年生)
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【岡崎市立額田中】豊かな心を育む連合合唱

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 額田中学校は合唱活動に力を入れています。毎週水曜日の朝には、「連合合唱」の時間を位置づけています。連合合唱とは、各学年の1組、2組、3組が縦割りになって合唱練習を行うことです。
 校歌をはじめ、文化祭での全校合唱やPTA総会での合唱披露、入学式での歓迎の歌など、その成果は様々な場面で披露されます。
 後輩は、発声の仕方や曲想の表現の仕方などの技術面だけでなく、練習の仕方や取り組む姿勢など、連合合唱を通じて多くのことを学んでいきます。市内でも「額中といえば合唱」というフレーズが聞かれます。それは、合唱コンクールへの取り組みだけでなく、日々の連合合唱の積み重ねによることも大きいのです。
 合唱を通して心を育てる活動を今後も推進していきます。

【豊橋市立飯村小】自己を見つめ、規範意識と思いやりの心をもつ「いむれっ子」の育成

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 本校では、「自己を見つめ、規範意識と思いやりの心をもつ『いむれっ子』の育成」を目ざし、道徳教育に取り組んでいる。このねらいを達成するために、本校では道徳の時間を要とし、「自他とのかかわり」を重視した道徳教育を行うとともに、教科や総合的な学習などと密接につながった総合単元的な道徳学習の開発に取り組んでいる。また、「いむれっ子集会」や「ペア学年交流」などの集団活動、「ぴかぴかハートタイム」(自問清掃)などの日常生活の場において、『気づき』『考え』『行動する』場を意図的に設定していくことで、道徳的実践の習慣化・日常化を図っている。さらに、授業参観での道徳授業公開のほか、親子ふれあい活動、道徳だより「ハートフルいむれ」の発行を通して、道徳教育の取り組みを発信し、保護者の理解・協力を得ている。
 こうした取り組みを進めることで、生きていくうえで大切な規範意識と思いやりといった内面的資質である道徳的実践力を高め、日常生活においてよりよく生きる子どもたちを育てたいと考えている。


【刈谷市立衣浦小】衣浦っ子のなかよし活動

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本校は、徳川家康の母「於大の方」ゆかりの楞厳寺がそばにあり、古さと新しさの融合する地域にある、各学年60〜70名程度の2クラスを基本とする小学校です。近年では、核家族・少子化にともない、子どもたちは、たくさんの兄弟姉妹の中で教えられ鍛えられる経験が乏しくなりました。また、年齢の違う子とのふれあいや、立場の違った仲間と心が通じ合う機会も多くはありません。
そこで、本校では異学年交流の縦割り活動「なかよし活動」を行っています。この活動も5年目となり、なかよし活動で育った子たちが大きくなった今では、すっかり日常に定着した活動となりました。小さい頃に教えられていた子が、今ではお世話をして感謝をされる立場になるという成長があるのです。
なかよし活動の担当教師は、第二の担任として1年間、30人ほどのグループを指導します。グループには「パイナップル」「りんご」などの果物の名前をつけ、その中で男女別に4〜5のグループを作ります。毎年、6年生全員がリーダーとなります。グループで行う日々のなかよし清掃が基本で、ほうきの使い方、雑巾の絞り方、あいさつや言葉遣い、礼儀などを高学年の子が低学年の子に教えるほほえましい姿があります。
また、なかよし活動の時間を設定して、そうじの仕方やグループの問題点を話し合ったり、一緒に遊んだりします。月に1回、25分放課に、なかよしグループ遊びの日も設定しています。普段でも同じグループの小さい子と遊ぶ姿も見られます。地域の講師の方から学ぶなかよし講座や、なかよし弁当などの活動もあります。
 これらの活動により、子どもたちが共に慕い合う様子が、学校生活の随所に感じられます。最近の卒業式でも、大声で泣いて別れを惜しむ低学年の児童がたくさん見られ、つながりの深さを感じています。

【刈谷市立平成小】 たてわりチームで学区探訪 〜地域に親しもう〜

 本校では1年生から6年生までを12の「たてわりチーム」に分け、各チームで毎日の清掃活動、児童会主催の各種行事(10人11脚大会など)、たてわり遠足、読書週間における読み聞かせ、運動会リレーなど、たいへん多くの活動に取り組んでいる。そして、これらの一つ一つが、思いやりの心を育てる体験の場となっている。そのために、本校では、この「たてわりチーム」が第2の学級といわれている。
 毎年、それぞれのチームで目的地・コースを決め、「たてわり遠足」を実施しており、どのチームも最終目的地は、公園に設定するが、その途中で幼稚園に立ち寄って園児と交流したり、自然観察などを盛り込んだりと、チームごとに工夫している。引率には、チームごとに2〜3名の保護者有志のボランティアに参加していただき、児童の安全確保を図っている。また、このボランティアの方々は目的地で一緒に弁当を食べられたり、レクリエーションをされたりして、児童との交流を深めてくださっている。
 この「たてわりチーム」による活動は、児童の豊かな心の交流の場となった。一緒に参加した保護者の方からは「高学年の子たちが、本当に一生懸命、下学年の子たちの面倒を見ていた」「一番印象に残ったのは、6年生の下級生に対する気づかいでした。自分の子どもの成長がとても楽しみになりました。」等の感想がたくさん寄せられた。
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