【長久手市教育委員会】 令和4年度長久手市現職教育事業

 長久手市では現職教育として市内教員に研究委嘱をし、研究員として2年間で行った研究をレポートとしてまとめ、発表する事業を行っています。令和3年度から令和4年度にかけて長久手市立西小学校の研究員は道徳科の研究を行い、先日、市内学校へ発表をしました。
 主題を「特別な教科道徳を要とした道徳教育の充実」、副題を「考え議論する道徳の実現」として中学年及び高学年を対象に研究を進め、まとめられました。
 「目指す児童像」「研究の仮説」「研究の手立て」が明確に構築された研究でした。
 研究の手立ての「指名無し討論」「児童自らテーマを設定する」「ワークシートの工夫」により、児童が対話によって自らの考えを広げ深めることができました。特に「指名無し討論」は子供たち自らがよりよい方法を提案したり、友達の意見を引き出そうとしたりするなど児童の自由な発言を引き出すことができました。児童の考えを深めるためには一人一人の考えを議論させることが重要だと認識した取組になっています。
 道徳を教科としてとらえた内容であり、市内の担任の先生方に実践していただきたい内容の研究でした。