【豊田市教育委員会】道徳科の授業改善の推進

 豊田市では、道徳の授業の充実を図り、各校に道徳教育推進教師を配置し、授業改善に取り組んでいます。
 令和4年度は、道徳教育推進教師を対象に、5月に「今、求められる道徳教育」と題して、道徳科推進研修を豊田市教職員会館で開催しました。子どもに身に付けさせたい道徳的価値に迫る授業にするために、前半は、学習指導要領が目指す道徳科の目標や内容に基づいた授業における教師の支援についての講演を聞き、後半は、小・中学校の2つの部会に分かれて演習を行いました。演習では、小学校部会で「手品師」を、中学校部会で「二つの手紙」を教材として取り上げ、主題にせまる発問づくりを行いました。講師から御助言いただいた3つの道徳的価値(他者理解、人間理解、価値理解)をもとに、ねらいにせまる発問についてグループで議論しました。
 参加した先生方からは、「学校に戻ってすぐに授業がしたくなった。」「教材から子どもたちの考えを深められるような中心発問の研究をしたい」等の感想が聞かれ、充実した研修となりました。