【知多市教育委員会】心の教育推進活動の取組

画像1 画像1 画像2 画像2
 知多市では、いじめ問題等に関する取組として、知多市小中学校PTA連絡協議会教育講演会を兼ねて、いじめ問題等対策講演会を実施しています。この講演会では、保護者と教員が一緒に、いじめや不登校等、子供を取り巻く諸課題についての見識を深め、今後に生かしていくことを目的としています。
 今年度は、「世界中の人と仲良くなれる!」と信じて、7大陸・70か国を旅し、〈地球の広報・旅人・エッセイスト〉として活動する、たかのてるこさんを講師にお迎えしました。本講演会では「生きるって、なに?〜自分らしく生きて、自分を好きになろう!大人がまず、自分にもっともっと優しく♪」をテーマにお話をいただきました。
 たかのさんは、世界中を旅して、日本人の自分への極度の厳しさや真面目さに気付き、疑問を呈してくれました。「子供のことはホメても、自分自身のことはホメず、自分のことは、後回しになっていませんか?」。大人がまず「自分の体の全細胞をたたえて、自分をホメる習慣」を身に付けることを、力強くおすすめくださいました。
 また、自分の「正しさ」が人を否定しかねない「自己肯定感(「自分は正しい!」と信じる感覚)」よりも、「自己受容感(どんな自分も受け入れること)」が大事であること、大人がありのままの自分で、生きることを楽しむことが大切であると学びました。それは、保護者や教員が、子供の多様性を認めることにもつながっており、子供の「個性を育むヒント」にもなるので、今後も大切にしたい考え方であると思いました。