【知立市教育委員会】知立中学校が取り組む道徳教育の改善・充実

 知立市教育委員会では、平成31年度から令和3年度にかけて知立中学校に研究を委嘱し、それを受け、知立中学校では道徳教育の充実に取り組んできた。更に同校は、本年度、新たに愛知県教育委員会により、道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業において研究推進校の指定を受け、道徳教育の更なる充実ならびに道徳科の指導と評価の一体化について研究実践に努めている。同校の令和4年度の研究主題は「『特別な教科 道徳』を要とした道徳教育の充実―指導と評価の一体化―」であり、よりよく「いきる」ために主体的に行動する生徒の育成を目指し、以下の3部会を学年部会の中に組み込んで研究を進めている。
<道徳プラン(年間指導計画)部会>
 生徒の実態を捉えた上で「目指す生徒像」を設定し、行事との関連を意識しながら道徳プラン(年間指導計画)を作成することで、道徳の授業を要にした道徳教育を目指す。
<授業デザイン部会>
 5〜10分程度でできる「小さな道徳」と、50分の「対話的な道徳」を連動させた授業を「知中デザインの道徳授業」とし、その授業づくりの方法について研究する。
<ハートフル部会>
 学校生活の写真に教師が勇気づけのメッセージを添えて掲示する「ハートフルワード」について研究し、認識の変容がもたらす言動の変化を教師が的確に捉え、評価し、その言動の変化の広がりを促すようにする。
 このような道徳教育研究のノウハウを市内で共有することで、市内小中学校の道徳授業のレベルアップが図られると考える。