【碧南市教育委員会】よりよく生きる子供を育てる道徳教育

 碧南市教育研修会道徳部会では「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育」のテーマのもと、各校において研究実践を重ねています。
 令和3年度は西端小学校において道徳研究が行われました。研究主題を「考え、議論する道徳」とし、授業研究に取り組んでいます。
 教師の発問に個々の児童が答える授業から脱却し、友達の考えを知って自分の考えを広げたり深めたりできる授業の構築を図り、「共に学ぶ」観点から、教材に取り上げられた事柄や登場人物の葛藤などを自分事としてとらえ、活発に議論することで、道徳的に価値のある方向へ向かうよう道徳科の実践を行いました。
 「主発問はもとより、問い返し、切り返し発問もあらかじめ吟味しておくことで、狙いとする道徳的価値に迫ることができた。」「自分の立ち場を明確にする場を作ることで、児童が自分事としてとらえ、活発に意見を交わし合い、立場の違う意見もしっかり聞いて考えを深めることができた。」「活発な議論を目指すが、間や静寂さも大切にすることで、児童がじっくり思いを『語る』ことができると分かった。」などの成果が報告されました。
 また、研究校だけでなく各校の実践報告をまとめ、各校に送付することで、成果と課題を共有しあい、次年度の活動に生かすようにしています。