【安城市教育委員会】 「心を育て、いのちを守る教育プログラム」の作成、実施

 安城市では、教育の重点目標として「いのちの教育」「学び合い」「個への支援」の3つの柱を掲げています。これら3つの実践を通し、自他の個性を認め、互いを尊重し合い、互いの存在を大切にし合う、「人を大切にする」教育の実現を目指しています。
 令和2年度は、安城市の調査研究事業において、「いのちの教育」を推進する研究を進めてきました。具体的な取り組みとしては、「心を育て、いのちを守る教育プログラム」と題し、「SOSを発する力」「SOSに気付く力」「ストレスに気付いて対処する力」を、子供の発達段階に合わせて系統的に実施していくことができるようにプログラム化しました。本プログラムでは、「ソーシャルサポート」や「自尊感情の育成」を図りながら、「ストレスマネジメント」・「対人スキルの育成」を目指します。学級活動をはじめ、保健体育科、道徳科(生命の尊さ)と関連付けながら、養護教諭やスクールカウンセラー等とも連携して実施することで、生涯に渡っていのちを大切にできる子供を育てていきます。
 令和3年度は、本プログラムを活用し、担任とスクールカウンセラー、あるいは、養護教諭とスクールカウンセラーが連携して授業実践を進めています。今後は、その成果を市内に発信していく予定です。