【愛西市教育委員会】「考え、議論する道徳」の実現に向けて

 愛西市では、今年度、愛西市立八開中学校が「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究推進校として愛知県教育委員会から委嘱を受け、「考え、議論する道徳」の実現のための授業改善等について、外部講師の指導を仰ぎながら研究実践に取り組んでいます。
 八開中学校は、全学年1学級の小規模校であるため、全職員が学年をまたいで指導を行うローテーション授業を行い、少しでも多くの職員と授業を見せ合う中で、職員同士の情報交換をし、職員一人一人の意識改革と授業力向上を図っています。生徒においても、学級替えがなく、クラスメート以外の意見を聞く機会はほとんどないため、体育祭・地域奉仕活動の縦割り活動(ブロック活動)を活用し、職員もチームを組んで、ブロック活動の一環として道徳の授業を実施するなど工夫しています。
 また、月2回、15分程度のコミュニケーションスキルトレーニング「はちミツタイム」の時間を設定し、議論するために必要な生徒一人一人のコミュニケーション能力を育成したり、互いの気持ちを汲み取るスキルを身に付けさせたりしています。
 「考え、議論する道徳」の実現に向けて、教職員自身も考え、議論し、授業力を更に高めるための取組を推進していきます。愛西市では、「授業力向上学び合いプロジェクト」として、お互いの学校の授業を参観し合えるような仕組みを整えています。感染症の拡大防止の観点にも配慮しながら、方法を工夫して研修を重ねていきたいと考えています。

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