【岡崎市教育委員会】 豊かな感性を育む道徳教育の充実

 岡崎市では、教育方針とその実現に向けた施策等を明らかにするものとして「岡崎市学校教育等推進計画」を策定しています。その基本施策の一つに「豊かな感性を育む教育の推進」を掲げ、具体的な取組の一つとして道徳教育を充実させることが挙げられています。
 道徳の教科化を見据える中で、平成27年度に竜美丘小学校、平成28年度に城北中学校に、それぞれ3年間の研究委嘱を行いました。そして、平成29年度には竜美丘小学校において、平成30年度には城北中学校において、その研究成果を市内外の教員や教育関係者等に示し、高い評価を得ることができました。各校では、これらの研究で明らかになったカリキュラムや評価の在り方などを参考にしながら、特別の教科 道徳の授業を中心とした道徳教育の充実に取り組んでいます。
 また、現職研修委員会道徳部では、本年度の研究主題を「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育―自分事として考え、議論する『道徳科』の授業を通して」と設定しました。各校では道徳教育推進教師が中心となって研究推進の体制を組織し、発問構成や授業展開、対話の質を高めるための工夫等について研究を深めています。
 さらに本年度については、全ての小中学校において、新型コロナウイルス感染症を題材とした道徳の授業を通して、偏見のない、思いやりのある考え方と心を育てる授業を実施しました。
 引き続き、岡崎市では、豊かな感性を育む道徳教育の充実に取り組んでいきます。