【東海市立富木島小学校】2年生の道徳科の授業実践

 2年生の「まいごになった赤ちゃんクジラ」の実践について紹介します。
 この資料は、迷子になった赤ちゃんクジラを、居合わせた人たちが、船で誘導して、母親クジラの下に返す話です。生活科「生き物なかよし大作せん」の授業で、学校内にいる虫やメダカ等の生き物と触れ合ったり、生き物について調べたりしているので、児童は自分と生き物の関わりについて興味をもって授業に臨みました。
 授業の最初に、「生き物にやさしくするとは、どういうことだろう」という発問をして、資料について考えた後にも、同じ発問をしました。最初の発問に対して、児童からは「あまり触りすぎない」「心を込めて世話をする」「ひっくりかえっていたセミを木に戻した」といった自分と身近な生き物やペットとの関わりについての意見が出ました。
 資料について考えた後の発問に対しては、「生き物を助けることも大切だけれど、カマキリに食べられそうになっているバッタを助けることがよいのか。カマキリも生きるためだし。何もしないで見守っていくことも必要なのかな」といった別の視点から考える児童の姿も見られました。
 資料を通して、児童が様々な視点で自分と生き物との関わりについて考える姿が見られました。