【大府市立石ヶ瀬小学校】心を育む異学年交流

 本校では、心豊かに、正しく判断ができる子の育成を目指し、「育てよう!心の輝き、思いやりの心」を道徳教育の目標に実践を行っています。お互いの発言を認め合える学級づくりや、異学年との交流などを通して、子供たちが、お互いを認め合い、自己存在感、自己有用感が感じられる取組を行うよう計画しています。その中から、1・6年生、2・4年生、3・5年生で活動する、ペア活動の取組を紹介します。
 上級生は、ペア活動で下級生が楽しめる遊びを計画します。一緒に楽しむためにはどのようなルールをつくるとよいか考えたり、分かりやすいルール説明ができるよう伝え方を工夫したりします。また、読書週間には、読み聞かせを行う「ペア読書」が行われます。上級生は、グループをつくり、役割分担を考えたり、読み方を工夫したりして、何度も練習を繰り返して準備をします。下級生は、上級生のがんばる姿から学び、共に楽しみます。
 このような活動を通して、高学年の児童は、リーダーシップや責任感を高めるとともに、相手の立場になって考えようとする姿勢を身に付けていきます。また、低学年の児童は、自分たちを楽しませようとしてくれる気持ちに応えるフォロワーとしての姿勢を身に付けていきます。
 本校は、児童数1000人を超える大規模校です。大規模校だからこそ、より多くの子供同士が関わり合い、お互いを認め合いながら、それぞれのよさを生かしていける学校づくりに、これからも取り組んでいきます。
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