【豊田市立平和小学校】マザーテレサの思いを深く考えよう

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 平成32年度から新学習指導要領の小学校での実施と30年度からの移行措置への対応を、本校でも進めています。
 今年の夏季休業中には、豊田市の道徳の指導員である先生をお迎えして、教科としての道徳についての模擬授業を行い、さらに文部科学省からの最新の情報提供を受けました。
 その研修をもとに、10月には6年生が「命について考えよう」の授業を行いました。この授業では、タブレットパソコンを児童一人一人が持ち、デジタル資料の視聴や、自分の考えた「思い」や「言葉」を記入し、共有し合ったうえで話合いをすることで、更に深く考えました。
■ねらい
 生命はかけがえないことを知り、自他の生命を大切にしようとする心情を養う。
■主な流れと子供たちの様子   
〇マザー・テレサについてまとめたデジタル資料を、児童一人一人のタブレットパソコンに教師が転送し、テレサが生涯にわたって人々に大きな愛を与え続けた、その人となりについて知る。
 ・児童の中には、マザーテレサについて初めて知った者も多く、貧しい人々の中にあって、支え続ける強い信念について考えたいという声が多く出た。
〇教師が準備したプリント資料文「マザーテレサ」を読む。
 ・死を待つしかないおばあさんを、どのような思いで病院へ運んだかを考えた。
 ・病院で「手当てをできない」と言った医者の言葉に、それでもあきらめなかったテレサの気持ちを自分たちの言葉で表現した。
〇「死を待つ人々の家」について知り、テレサはどんなことを語りかけていたかを想像し、タブレットパソコンに記入する。ここに書いたものを大型テレビで投影することで、互いの考えを共有し合う。
 ・あたたかく、満ち足りた気持ちで死を待つことができたと思う。
 ・「死を待つ人々の家」を必死な思いでつくり、守ったんだろう。
 ・自分だったら、死を待つ人々に何をしてあげられるだろう。
 ・死を前にした人々に対して、あきらめて途中で他人に任せてしまうかもしれない。
〇本時のふりかえりをする。
・「命の大切さ」の学びを深めていくために、累積型のワークシート(ポートフォリオシート)に記入した。