【江南市教育委員会】古知野北小学校の取組「学校の約束って必要?」

 江南市の教育方針の中に、「豊かな心の育成のために…豊かな心をもち、正しい判断と主体的な行動ができる児童生徒を育成するために、道徳教育の充実を図る」とあり、各小中学校が道徳教育の充実を推し進めています。
 古知野北小学校1年生では、道徳科の授業「どうしてこうなるのかな」の実践を行いました。世の中に当たり前に存在する約束やきまり、ルールが存在する理由について自分事として捉え、対話的に学ぶ児童の育成をねらいとしました。また、もう一つのねらいとして、約束やきまりがある意味を理解した上で、それらを守ろうとする態度につなげることとしました。約束やきまり、ルールが存在する意義を模索し、子供たちは授業の中で、自分の言葉で表現し合いました。今後、約束やきまりの意味を理解した上で、それらを守ることができるよう、今回の学びに立ち返ることができるようにしたいと思います。
 江南市教育委員会は、これらの取組を市内小中学校で共有しながら、「友達の考えをもっと知りたい」とのつぶやきが聞かれる授業実践を重ねることで、自分の感じ方や考え方をさらに広げ、深める子供たちを育てたいと考えています。

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【豊根村教育委員会】学校公開日に「情報モラル教室」を開催

 5月17日、豊根小・中学校で「情報モラル教室」を開催しました。通信会社の方からは、テレビ会議システムを使って、「使い過ぎや課金に気をつけよう」「メールやラインのやりとりでは言葉だけが頼りになるので、誤解のないように言葉を選ぼう」等、スマートフォンや携帯電話を使う際にトラブルに巻き込まれないよう、気をつけることについて、アニメーションを交えて教えていただきました。
 参加した児童生徒は、今回の「情報モラル教室」をとおして、「インターネットに勝手に人の写真を出したら著作権にふれるから許可をもらってからやりたい」「SNSに投稿するときには、人を傷つけたり個人を特定されたりしないように気をつけたい」といった感想を述べていました。
 保護者向けの話の中では、自画撮り被害がなくならず、特に中学生に被害が多いことを学びました。見えない相手を理想化し、疑うことなく要求されるがままになってしまうことから、「子供だけでなく、周りの大人も見守りが必要であること」「利用状況を把握し子供任せにしないこと」「フィルタリングを活用すること」「気軽に相談できる雰囲気を作ること」等、ネット上に潜む危険を知った上で、道具を正しく使うことの大切さを実感しました。
 「情報モラル教室」の回数を重ねていく中で、さらに情報モラルが高まっていくことを期待しています。

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【豊明市教育委員会】市主催少経験者研修でのICTを用いた道徳科の授業研修

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 豊明市教育委員会では、新規採用から2・3年目の教員を対象として、夏季休業中に授業力向上を目指した少経験者研修を行っています。ICTの活用の仕方に悩んでいる教員が多いため、今年度は「ICTを用いた道徳科の授業」の研修を一日日程で実施しました。
午前の研修は、講師の先生から道徳科の指導法、ICT活用の仕方について講義を受けた後、4グループに分かれてICTを活用した道徳科の授業案を作成しました。どのグループも講義の内容を踏まえ、授業の進め方や発問の内容、予想される子供の意見、ICTの効果的な活用等について、真剣に議論して授業案を作りました。
 午後の研修は、授業をするグループと授業を受ける子供役のグループに分かれて、模擬授業を行いました。模擬授業後、講師の先生から御指導をいただきました。参加者からは、「道徳によるICTの有効性を再確認できた。」「子供たちの意見のつなげ方を学べたので、他教科でも生かしていきたい。」といった声がありました。
 この研修で学んだことを各学校に持ち帰り、他の教員にも広げていくことで、市全体の教育力向上の一助となればと考えています。次年度も道徳を中心とした研修を計画しています。

【幸田町教育委員会】初任者の授業力向上のための研修会

 幸田町では、豊かな心を育むため、「特別の教科 道徳」を要として、「いのちを大切にする心」「思いやりの心」「他者を尊重する心」「美しいものを美しいと感じる心」「助け合う心」等、心を耕す教育を教育活動全般において推進しています。
 幸田町教育委員会では、「初任者研修会」にて、毎年「特別の教科 道徳」の授業力向上を図る研修会を実施しています。
 令和3年度は、初任者代表(中学校教諭)が、ボランティアで紙芝居をすることになった生徒たちの物語を通して、社会に積極的に関わっていくことの大切さやクラスでの役割などを果たし、自ら協力していこうとする実践意欲と態度を育てることをねらいとした授業を公開しました。研究協議会では、授業の展開、生徒の様子、教師の出などの分析を行いました。さらに、「道徳の授業で大切にしたいこと」について、講師の先生から御指導、御助言をいただき、ねらいに迫るための授業づくりについて学ぶ機会になりました。
 令和4年度も、9月に初任者代表(中学校教諭)が授業を行う同研修を行います。
今後も道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てることのできる授業づくりを目指して、充実した研修を実施していきます。

【みよし市教育委員会】子供の心を育てる教育の推進

 本市での「みよし教育プラン」に、【作戦8 子供の心を育てる教育を大切にします】の重要施策として「道徳教育の研究推進」があります。その取組の一つとして、市内中学校の現職研修会に参加する形で「令和4年度みよし市道徳教育推進教師研修会」を行いました。
 1年生<C(10)遵法精神、公徳心>教材「ふれあい直売所」の授業において、「きまりを守る社会を実現するために大切な思いは何だろう」との問いかけに、「感謝という気持ちがあれば、きまりを守ろうっていう気持ちも生まれる。社会の一員として感謝を大事にしたい。」「社会の一員として、自分だけがやるのではなく、誰かにやってもらっているという気持ちを忘れない。」等の意見が出され、考えを深めることができました。
 研究協議会では、「前段部分で十分に道徳的価値を捉えることが、終末で道徳的価値を一般化する上で大切になること」「一般化する過程の話合いでは、抽象的な内容となるため、焦点がずれ始めた場合、一旦教材に戻り焦点化した後、一般化に再度戻るとよいこと」等を学びました。
 継続して取り組んできた道徳教育の実践が、市内各小中学校に浸透してきています。また、「初任者研修」でも、道徳の授業を参観し、授業力の向上を図る研修を予定しています。   
 教科領域等指導員訪問で活用した指導案や、情報モラル教育に関する指導案を集約し、効果的な指導法や支援の方法を市内各小中学校で共有していきます。