【豊田市立石野中学校】情報モラル授業「個人情報の流出について考えよう」

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 2年生の道徳科授業で、SNSを使用する際の「個人情報流出の危険性」について知り、安全な使い方について話し合いました。
 アンケートからは、多くの生徒がスマートフォンを所持し、無料通信アプリやSNSウェブサービスなどを利用していることが分かりました。
 画面に提示されたいくつかの資料から、個人情報として「分かる(可能性がある)こと」と「起こりうる危険なこと」を考えました。画像だけでなく、何げない一言(つぶやき)からも個人情報が流出する可能性があると気付くことができました。
 ふだん、手軽に使っているSNSには、様々な危険性があり、それを知った上で、トラブルにならないよう配慮して使用することが大切であることが話し合われました。
 家に帰ってから、これまでの投稿などを見直す生徒もおり、実生活につなげることができました。学校での学習を、家庭でも話題にして、よりよい使い方をしてほしいと思います。
 今後も、SNSを含めた情報機器の安全な使用の仕方について学んでいきたいと思います。

【蟹江町立舟入小学校】道徳科の授業「森の友だち」

 2年生の道徳科において、「森の友だち」を題材に、友達の大切さについて考える授業実践を行いました。
 授業では、紙芝居形式で教材文を読み進めました。なわとびがうまく跳べず、友達から責められてしまう「こんた」の気持ちを考えさせた後、「もし自分が、中立な立場の『さるきち』だったら、みんなに何て声をかけるか」と、問いかけました。子供たちからは、「こんたが今、どんな気持ちか考えてあげて」「練習すればできるようになるよ」など、「こんた」の気持ちに寄り添う意見が多く出ました。
 授業の終末には、絵本「ともだち」の読み聞かせをし、「ともだちって…」「ともだちなら…」という言葉の続きを考えさせながら、「友達」という存在について深く考えさせました。
 授業の感想には、「友達がいるからけんかもするけれど、いなかったらすごく悲しいから、これからも、仲よくしようと思いました」「人の気持ちを考えることと、相手がどれだけ悲しい思いをしているかを、みんなで話し合って解決すればよいと思いました」と書いている子供がいました。
 この学習を通して、友達のよさや相手の気持ちを考えることの大切さに気付くことができました。

【長久手市立長久手小学校】インターネットやスマートフォンの安全な使い方について

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 6年生を対象に、情報モラルの授業を行いました。インターネットやスマートフォンの安全な使い方を、みんなで考えました。
 「SNSによるトラブル」では、文字によるコミュニケーションの難しさについて、事例を通して実感することができました。「写真でのトラブル」では、写真を撮影するときや見せるときに注意することを学びました。「時間の使いすぎ」では、ネット依存の怖さを学びました。「インターネットでの、知らない人との交流トラブル」では、インターネットの中の知らない人(大人)とは、絶対に会ってはいけないことなどを学びました。
 授業後に、児童は、「これからインターネットを使うときは、『いったん立ち止まって考える』ということを大切にしたいと思います」「コメントをするときは、相手のことを考え、勘違いするような言葉や傷つく言葉に気を付けたいです。依存症にならないようにゲームする時間を決めてやりたいです」「インターネットは、便利で楽しいけれど、その分、危険やトラブルがたくさん隠れていることを学びました」など、感想を述べていました。
 これからも、児童にとって、これからの情報社会で役立つことを伝えていきたいです。

【扶桑町立高雄小学校】「ありがとう」を伝える取組

 本校では、毎年12月に、「ありがとうキャンペーン」に取り組んでいます。「ありがとう」の気持ちを大切にすること、言われる喜びや、伝える喜びを感じる中で自己肯定感を高めることを目的に活動しています。
 子供たちは、「くすのきタイム」(業前時間)に、1ページずつ「ありがとうBOOK」を作成します。「ありがとう」を書く相手は、同じクラスの子、同じ学年の子、他学年の子、先生や地域の方、家族です。「ありがとう」を言葉や文に表したり、絵を描いたりして、感謝の気持ちをつづりました。
 また、キャンペーン中の児童集会では、1・6年生、2・4年生、3・5年生のペア同士で互いに「ありがとうカード」を交換し、「ありがとう」の気持ちを伝えました。カードを交換した子供たちは、互いに笑顔があふれ、全校で素敵な時間を過ごすことができました。
 さらに、「ありがとうBOOK」の中から、最も「ありがとう」の気持ちを伝えたい「マイ ベスト ありがとう」を選び、「ありがとうの花畑」を作りました。この花畑は、各学年の掲示板に貼られています。子供たちは、興味津々、自分宛てのカードを見つけると「あった」「見つけた」などと、うれしそうな声が聞こえてきました。
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【瀬戸市立原山小学校】スマホケータイ安全教室

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 本校では、長期休みの前に、6年生を対象として、「スマホケータイ安全教室」を開催しています。児童のスマートフォン所持率も年々増加傾向にあり、SNS等によるトラブルも増えてきました。そこで、講師から、スマートフォン、携帯電話を安全に使用するためには、ルールとマナーを守ることが大切であることを、スライドやアニメーションで説明をしていただきました。
 講義では、「情報を公開するときに気をつけること」「知らない人とのやりとりで気をつけること」「文字だけのやりとりで気をつけること」「ネット上の様々な危険から身を守る方法」などの話をしていただきました。子供たちからは、「自分や友達の個人情報を、簡単に公開していはいけないことが分かった」「文字だけのやりとりでは、本当の気持ちが伝わりにくいことが分かった」などの声が聞かれました。
 今後も、子供たちが様々なトラブルに巻きこまれないよう、「情報モラル教育」を推進していきたいと思います。

【大府市立吉田小学校】 情報モラル教育

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 本校では、12月6日に、4年生を対象とした「セルフディフェンス講座」を行いました。スクールソーシャルワーカーを講師に招いて、「自分を大切にする授業」をしていただきました。
 現在は、スマートフォン、携帯電話、ゲーム通信機器の所持は、私たちの日常生活に欠かせない便利なコミュニケーションツールとなっています。しかし、私たちが過ごすネット社会では、知らず知らずのうちに、子供たちがトラブルに巻き込まれてしまうケースが少なくありません。そこで、インターネット、携帯電話の使用時の注意として、次の四点を講師から教えていただきました。
1.友達から返事が来なくても怒らない。
2.インターネットで知り合った人と、連絡しない、会わない。
3.インターネットに自分や友達の写真を載せない。
4.悪口、けんか、いたずらの書き込みは、犯罪である。
 授業を通して、日頃から、「相手を思いやること」「言葉を選んで上手な断り方をすること」の大切さを学ぶことができました。
 今後も、互いの人権を尊重し、適切なコミュニケーション能力の育成を目指して、情報モラル教育を推進していきたいと思っています。

【春日井市立鷹来小学校】人が作った作品に込められた思い

 3年生では、「クラスのマーク『ピーチくん』」を教材に、人が作った作品には思いが込められていることを知り、大切に扱おうとする心情を育てることをねらいとして、情報モラルの授業を行いました。
 教材は、クラスのマークを作る宿題が出されたが、何も思い浮かばない主人公は、友達が考えたマーク「ピーチくん」を描いて提出することにしました。翌日、友達は欠席しており、主人公はピーチくんを借りたことを伝えられません。帰りの会で話し合われた結果、主人公の「ピーチくん」がクラスのマークに決まります。しかし、主人公は、友達が描いたマークだと言えません。翌日、登校してきた友達は、自分のマークが勝手に使われたことを知って泣き出してしまうという内容です。
 本授業では、「悪気はなくても友達を悲しませたときに、どうしたらよいか」という視点でも考えさせました。悲しんで泣いている友達を見たときに、「正直に謝ればよかった」「しなければよかった」などの意見が、子供たちから出されました。教師や子供同士の対話を通して、素直に友達に謝ることやみんなに正直に伝えることが、その後の行動としてふさわしいとまとめられていきました。さらに、友達が作ったキャラクターには、作成者の気持ちが込められていることにもつなげ、著作権の話題を取り上げました。子供たちからは、「自分の作品を大切にしていこう」「作品を作るときには、他のキャラクターを使わないようにしよう」などの声があがりました。
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【大治町立大治南小学校】「折れたタワー」授業実践

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 本校の5年生は、人権について考えたり、「福祉実践教室」を通して、相手の立場に立って物事を考えたりする機会をもってきました。今回の教材「折れたタワー」では、広い心をもつことの難しさに気付かせることによって、ねらいとする道徳的価値への方向付けを行う授業を行いました。ひろしがマスクを忘れたときに、周りの子がひろしに対して意地悪なことを言う場面や、のりおの失敗を自分の失敗に重ねて許してあげるひろしについて考えることにより、ひろしの優しさに気付きました。また、教材からキーワードを探すことにより、「広い心で分かり合う」「誰に対しても思いやりを」など、道徳的価値をとらえ、それをもとに、許せないひろしや許すひろしを自分事として考え、ペアで話し合い、価値を深めることができました。
 振り返りの場面では、「誰と接するときも、広い心と思いやりが大切だと学び、誠実な心をもって生きていきたい」「みんなも失敗を許せる人になってほしい」「失敗に対して、今までは、『いいよ』と言いながらも、心ではどうして間違うのだろうと思っていた。でも、誰でも失敗はあるということに気付き、心をうたれた」などの意見があり、友達への優しさや広い心をもつことの大切さを感じていました。
 今後も、自分自身を見つめ直し、道徳的価値を高め、深める授業実践をしていきたいと思います。

【豊田市立岩倉小学校】ともに学び合う道徳科の授業を目指して

 本校では、「ともに学び合うーかかわり合う聴き合うことを大切にしてー」という研究テーマのもと、道徳科を中心とした実践に取り組んでいます。
 5年生の実践では、「友のしょうぞう画」の教材を通して、「真の友情」について考える授業を行いました。本教材は、友情を誓い合って離れ離れになった和也と正一のその後の行動から、友情を深めるために大切なことを考える話です。
 「友のしょうぞう画を見て、なぜ涙があふれたのか」を考える場面では、「病気で弱っていたのに作品を完成させた感動の思い」「自分のことを忘れずにいてくれたうれしさ」「手紙が届かなかった理由を、自分勝手に考えてしまっていた自分への怒り」など、様々な考えが出ました。自分の考えとその根拠を話し合ったことで、「最初は、感動やすごいなあという涙だと思ったけれど、友達の意見を聞いて、自分への怒りや、また手紙を送ろうという理由もあると思うようになりました」など、新しい価値観を見いだす児童もいました。また、振り返りには、「友達は一緒に遊んだり、笑わせてくれたりするだけでなく、相手のことを考えるとがんばることができる存在だと分かりました」と書く児童もおり、話合いを通して「友情」について考えを深めることができました。
 今後も、児童が対話の中から自らの価値観を見直したり、自分自身を振り返ったりできるような中心発問を大切にして、授業実践に取り組んでいきたいと思います。

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【北名古屋市立師勝西小学校】「スマホやSNSの危険」を学ぶ

 本校では、毎年5年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。本年度は、9月に実施しました。携帯電話会社の協力を得て、SNSやインターネットに潜む危険性について、分かりやすく教えていただきました。
 今回は、SNSに掲載された写真情報により起きてしまった事件のビデオを見て考える授業を行いました。何げなく撮って掲載した写真が、自分自身も気が付かないところで個人情報の特定につながってしまいます。そして、「留守中の家に空き巣に入られたり、個人が狙われたりすること」「相手が見えない怖さ」などについて学びました。子供たちは、「気付かないうちに危険なことに巻き込まれてしまう」ことを知り、真剣に話を聞いていました。
 今の時代、SNSは、便利なコミュニケーションツールとして欠かせないものになっています。子供のうちに、大人が安全に正しく利用する方法をきちんと教える大切さを実感しました。

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【稲沢市立山崎小学校】 ウエルカム、佐久島

 6年生では、郷土のよさを大切に思う気持ちについて考え、長い歴史を通じて培われた郷土の伝統や文化を大切にし、受け継いでいこうとする心情を高めることをねらいとして、「ウエルカム、佐久島」という教材で授業を行った。
 児童は、地域の伝統や文化について、一定の知識はもっているが、「はだか祭り」「銀杏」など名称を述べるにとどまり、それに対する深い思いはあまりもっていなかった。
 佐久島の魅力を、稲沢市の小学生に紹介する主人公は、佐久島のことを調べていく中で、ふるさとに対する気持ちが高まっていく自分に気付く。そんな主人公について考える中で、児童は主人公の気持ちに共感することができた。授業の最後には、「国語の授業で作った稲沢市のパンフレットを、佐久島の子に見てほしい」「稲沢の魅力をもっと探したい」「ふるさと稲沢をもっと大切にしたい」などの意見をもつことができた。本実践では、児童のふるさとである稲沢への思いを高めることにつながった。
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【春日井市立丸田小学校】道徳科の授業「おでこのあせ」

 2年生の道徳科で、資料「おでこのあせ」を通して、「働くこと」について考える授業を実践しました。本資料は、休日に行われる町の清掃活動に嫌々参加した主人公が、一生懸命作業を進める父親や、笑顔で作業をする友達とともに活動するうちに気持ちが変化していき、働くことのよさに気付くという話です。
 授業は、教師と子供で対話したり、子供同士で意見交換したりする形で進められました。はじめに、父親に促され嫌々支度をしているときの主人公の気持ちを考えました。「遊びたいのになあ」「面倒くさいなあ」といった意見が出ました。次に、父親が一生懸命ごみを拾う姿や、きれいになった歩道を見たり、おばあさんから、「ありがとう」と言われたりしてどう思ったかを考えました。「疲れるけけど、道がきれいになるとうれしい」「お礼を言われるとうれしい」といった、働くことの価値に気付いた意見が出ました。そして、主人公の気持ちの変化について、板書を工夫して分かりやすく提示し、それをもとに、自分自身の経験を振り返らせ、働くとどんな気持ちになるかを考えました。「自分が働くと家の仕事が速く終わるので、家族で過ごせる時間が増えて楽しくなる」「働いて誰かの役に立てるとうれしい」といった意見が出ました。働くことのよさに気付き、みんなのために働こうとする心情を高めることができました。

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【豊田市立前山小学校】4年生道徳科の実践

 「嫌だってきもち、かっこいい」(いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ)を資料として、道徳科の授業を行いました。これは、宮本亜門さんの幼少期の体験談で、友達と一緒にカエルを蹴ってしまった亜門さんの苦悩を考えること通して、いじめに立ち向かっていく難しさや大切さを理解し、いじめを防ぐために行動しようとする気持ちを養うことをねらいとした授業でした。
 まずはじめに、「亜門さんは、なぜ友達と一緒になってカエルを蹴ってしまったのか」を考えました。「自分も一緒にやらないと、自分がいじめられる」という意見が多く出ました。この時点では、「自分はやらない」という強い意志を十分にもてない児童が多数でした。
 次に、「どうしたら、いじめはなくなるのか」を考えました。「相手の気持ちを考える」「自分がされて嫌なことはしない」など、相手の立場に立った意見が出ました。最初の発問で、「自分だけやらないなんてできない」と考えていた児童も、それらの意見を聞き、「勇気をもっていじめを止めないと」という思いをもつことができました。
 頭では、「いじめはだめ」「見たら止めるべき」と分かっていても、なかなか行動に移せないのが現実です。しかし、子供たちは、今回の授業を通して、周りも同じように考えていることが分かり、勇気をもっていじめに立ち向かおうという気持ちをもつことができました。
 授業を進める上での工夫として、座席を円形にし、お互いが顔を合わせて発言し合う形式をとりました。発言者の表情までよく分かるので、考えや思いが伝わりやすい方法でした。

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【武豊町立緑丘小学校】自分から大きな声であいさつを〜にこにこあいさつ運動〜

 本校では、「あ・ろ・は運動(あいさつ・廊下歩行・履物そろえ)」に力を入れています。あろはの「あ」は、「あいさつ」です。生活委員会が中心となって、週に2日「あいさつ運動」を行っています。それに加え、学期に1回ずつ「にこにこあいさつ運動週間」として、「あいさつ強化週間」を設けています。この運動は、曜日ごとに、2学年ずつ全員が校門に立ち、全校児童にあいさつをするというものです。学校に来たら荷物を置いて素早く校門に並び、「あいさつ運動」をしようと意気込んでいる児童の姿が見られます。
 「おはようございます!」と、大きなあいさつが飛び交う光景は、とても素敵です。一日の終わりに、「自分から大きな声でできた◎」「言われてできた○」「言われてもできなかった△」を振り返り、自分から大きな声で言えるように意識付けを行っています。

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【豊橋市立豊小学校】 正義ってなんだろう

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 2年生の道徳科の授業で、「アンパンマン」と「やなせたかしさん」の資料をもとに、「人のために動くってどういうことだろう」「正義って、いったどんなものなんだろう」について学習した。
 やなせたかしさんについては、1年生の道徳科の教科書、2年生の国語科の教科書で取り扱われており、どんな人物かということは大体分かっている。また、アンパンマンは、子供たちにとって、身近なキャラクターであり、「正義の味方アンパンマン」というセリフが、アニメの中に出てくる。子供たちにとって、身近なキャラクターである「アンパンマン」から出てくる「正義の味方」を取り上げ、「正義って、いったいどんなものなんだろう、どんな意味なのだろう」というところから授業を始めた。
 はじめは、「悪を倒すもの」「困っている人を助ける人」という意見でした。子供たちが、正義に対する思いを述べたのち、「アンパンマンの生みの親である、やなせたかしさんは、どんな思いでアンパンマンを作ったのだろう」という展開で行った。やなせたかしさんの思いは、子供たちの「悪者を倒す、困った人を助ける」という思いとは違い、「飢えている人を救うこと」である。このことを子供たちに伝えると、驚きの声があがった。
 終末には、授業はじめに考えた「正義ってなんだろう」という自分の思いと、やなせたかしさんのアンパンマンに込めた思いの違いを考えた。
 子供たちからは、「さみしい思いをしている人を助けること」「みんなが、笑顔で過ごせるようになること」「勇気を行動に変えることができること」という意見が出た。
 今後も、勇気をもって行動できるよう支援していきたい。

【豊明市立双峰小学校】感謝の気持ちを伝えよう

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 本校の1年生では、生活科と道徳科を関連させ、生活科で作成した校内の地図に、「ありがとう」という感謝の気持ちを絵と言葉に表したカードを貼りました。
 学期に1、2回、学校生活を振り返り、優しくしてくれたり、お世話してくれたりした上級生や友達、先生方に、感謝の気持ちを届けました。
・そうじのしかたをおしえてくれて、ありがとう。
・けがをしたとき、ほけんしつまでつれていってくれて、ありがとう。
・いっしょにおにごっこであそんでくれて、ありがとう。
 掲示された他の人の感謝の気持ちを見て、「わたしも同じことを思った」「これ、ぼくも一緒だ」と言って、自分の感謝の気持ちに気付く場面も見られました。
 今後も、自分たちの生活が、たくさんの人に支えられているということに気付き、感謝の気持ちを素直に表せるような心を育てていきたいです。

【幸田町立南部中学校】1年生「思いやり」について考える授業実践

 中学1年生の教材「席を譲ったけれど」で、道徳科の授業を行いました。まず、「思いやりとは、どういうことだろう」と問いかけました。それに対して生徒から、「困っていたら助ける」「人のために行動する」という意見が出ました。その後、中学生が高齢者に電車で席を譲ったときに起こったトラブルを記した投稿と、その投稿に対する複数の立場からの反響を読み、「思いやりの心をもって他者と接するとは、どういうことだろう」ということを考えました。はじめは、思いやりの心をもって行動した中学生について考える生徒が多くいましたが、高齢者や投稿者の立場になって考える生徒もいて、グループで意見交流を行いました。自分にない視点で考えている生徒の考えを聞くことで、個人だけでは思いつかない考えに気づくことができました。思いやりの心をもって行動することの大切さはもちろん、相手の立場になって言い方や接し方を考えて行動することに気づくことができ、考えを深めることができました。
 これからも、生徒同士が自分の意見を素直に言える場を作り、生徒の意見が交流できる授業、生徒が主体的に話合う授業づくりを積み重ねていきたいと思います。

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【東海市立加木屋中学校】ありがとう!ふれあいボランティア

 本校では、「ふれあいボランティア」と称し、花壇の手入れや排水溝などの掃除、野菜果物栽培に取り組んでいる生徒たちがいる。ボランティアには、部活動に所属しないが、体を動かしたいと思っている生徒が集まってくるが、その中には、生活リズムが不安定な生徒、あまり人前に立つことがない生徒もいる。ふだんの学校生活では、目立つことがない生徒たちが、必死で土を耕す姿に、教育とは何かということを改めて考えさせられる。そんな彼らが、夏に収穫したすいかを、各部活に差し入れをした。そのときの「おいしい」「ありがとう」という声を聞いた生徒の喜びに満ちた顔に、「どの生徒も自己有用感を高めたいと願っている」ということを痛感した。
 写真は、台風の雨風などで動きが悪くなった正面玄関で、レールにたまった土の掃除をしている生徒たちである。写真を撮ろうとすると、「恥ずかしいから撮らないで」と背を向けたが、その間も一切手を休めることはなかった。学校の美化のために、影で学校を支えてくれる生徒がいることに感謝し、これからも応援していきたい。ありがとう!ふれあいボランティア。
<ボランティア生徒の声>
・とても楽しく作業できています。教頭先生が予定表をつくってくれるので、うれしいです。
・土が重くて大変だけれど、きれいになることがうれしいです。これからも休まずに、水やりや掃除をがんばりたいです。

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【岡崎市立葵中学校】葵MAX 〜いじめを考える「人権集会」〜

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 本校では、全校生徒が体育館に集まり、「いじめ」についての考えを語り合う「葵MAX」を行った。
 導入では、本校のいじめアンケートの実態と傍観者が、年々増加傾向にあるグラフを提示した。次に、鈴木奈々さん(女性芸能人)の体験談で、「後悔せぬよう勇気出して」の新聞記事の内容を基に意見を交換した。「いじめは止められないけれど、その子のそばにいることはできる」「自分では注意できないから、『本人に言えば』と言えるのはすごい」など、たくさんの感想が出た。そこで、「あなたなら、どんな勇気が出せますか」と発問をすると、「自分では止められなくても、先生に相談する」という意見が多い中、「やっぱり、リーダー格の人が怖くて言えない」という本音も聞けた。
 「傍観者」に焦点を当てた話合いを行うことで、何かと遭遇したときに目を背けるのではなく、自分で考えて行動できる生徒に育ってほしいと願う。

【東海市立名和小学校】人権週間での取組

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 12月の「世界人権デー」「人権週間」の期間、本校も「校内人権週間」として、人権について学習したり、いじめのない学校作りに努めたりする活動をしました。
 「校内人権週間」の最初の朝会で、校長先生から、「人権について」「いじめのない学校について」の話がありました。話を聞いて、全校児童で、「こんなときは、どうしたらよいのか」を考えました。
 この期間は、どの学級でも、人権に関する道徳科の授業が行われました。授業を通して、誰に対しても思いやりの心をもつことの大切さや、生命のかけがえのなさについて一人一人が考えを深めました。
 また、「思いやり心週間カード」をつくり、毎日、自分を振り返る活動もしました。相手の気持ちを考えたり、認め合う心をもったりすることで、みんなが温かい気持ちになり、笑顔いっぱいの小学校になるよう、これからも取り組んでいきたいと思っています。