【愛西市立立田北部小学校】プログラミングと情報モラル

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 10月10日の学校公開日は、6年生の授業参観でScratch(スクラッチ)を利用して、プログラミングを体験しました。Scratchを利用すると、自分の意図した動きをするためにはどうすればよいかを、論理的に考えることができます。今回は、基本的な操作の方法を学びました。次回は、Scratchを利用して、「◯◯クイズ」を作成する予定です。クイズを作成するには、写真等を使う場合の著作権が関係することや、インターネットで調べる情報についてもネットモラルが関係してきます。「◯◯クイズ」の作成を通して、正しい情報モラルを学ぶのが、今後の目標です。

【瀬戸市立東明小学校】「生き抜く力」の育成

 本校では、教育目標である「自ら学び つながり 挑戦し続ける子の育成」を受け、「『生き抜く力』の育成」を道徳教育の重点目標として取り組んでいます。
 6年生、「今度は、ぼくの番」では、思いやりとは何かについて考えました。担任の先生が病気により入院をすることになりました。今まで自分たちを支えてくれた担任の先生へ、主人公は何ができるのか考える話です。
 導入として、自分たちの体験から思いやりとは何かを考えました。その後、「主人公はどうして手紙を送ろうと思ったのか」「手紙にはどのようなことが書かれているか」という発問を通して、思いやりとはどういうものなのか、意見交換しました。最後に、詩人・宮澤章二さんの「行為の意味」という詩から、思いだけでなく、行動することの大切さも学びました。
 授業の最後には、「自分の思っていることだけでなく、相手のことも考えた行為が、思いやりだと思いました」「思っているだけでなく、行動に移すことが大切だと思いました」という感想が見られました。思いやりに対して級友と意見を交流させることで考えが広がるとともに、行動することの大切さを学んだことで、今後の目標を立てることもできたと感じました。
 他学年においては、保護者向けに「道徳通信」を発行し、家庭でも考える機会を設ける取組も行っています。社会には、様々な人がいて、たくさんの情報があります。その中で、自分はどのような生き方をしたいのかを自問し、その答えを求め続けていくことが「『生き抜く力』の育成」につながるのではないかと考えます。

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【新城市立八名小学校】八名っ子トークを取り入れて

 本校では、1.発表(自分の考え)、2.質問・感想、3.振り返り、4.まとめ・判断という四つのカップを使った「八名っ子トーク」(グループトーク)を、朝の会、教科の学習、学級活動など多くの教育活動の中に取り入れています。
 「八名っ子トーク」を取り入れた4年生の道徳科、資料「分けへだてなく〜いじりといじめ〜」の実践を紹介します。導入では、資料を読む前に「いじり」と「いじめ」の違いについて全体で話し合いました。「いじり」は、軽いノリであること、「いじめ」は、暗く悲しい思いをするなど「いじり」と「いじめ」には、はっきりとした違いがあると、どの子も考えていました。資料を読み、もう一度考えました。そして、「八名っ子トーク」で、自分の考えを発表します。質問・感想のカップを持ちながら、「ぼくも笑われたことが・・・」という素直な言葉を聞くことができました。小グループだからこそ聞くことのできる話でした。振り返りでは、友達のよい考えを認めたり、自分の考えを見直したりします。最後に司会者が、グループの話合いのまとめをしました。
 授業の後半、「いじり」と「いじめ」は、どこが違うのかについて、全体で話し合いました。「いじり」と「いじめ」は同じ、「いじり」が「いじめ」になる可能性があると考えることができました。
 「いじり」と「いじめ」について、親子でも考えてほしいと思い、授業後の感想を学級通信で紹介しました。

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【瀬戸市立水南小学校】「スマイル」が広がる道徳科の実践

 4年生の学年目標は、「スマイル」です。毎日、笑顔があふれる、元気いっぱいの学年です。学級目標は、その「スマイル」の頭文字をとって、
 「ス」・・・素直になって
 「マ」・・・毎日あいさつ
 「イ」・・・嫌なことをしない
 「ル」・・・ルールを守る
としました。学年目標を、常に念頭に置いて行動できるようにと、子供たちが決めた目標です。
 本時は、「ル」の「ルールを守る」について、考えを深めてほしいという願いから、「雨のバス停留所で」を教材にして取り組みました。
 教材は、雨降りの日に、母と外出したよし子が、先に停留所近くで雨宿りをしている人たちを無視して、一番に乗り込もうとするが、母に厳しく止められたことから、自分の行為を考え直すという内容です。
 まず、母に止められたよし子の気持ちについて、ロールプレイをしながら考えました。「座りたいのに」「どうしてとめるの?」「まだならんでいなかったのに」といった自己中心的な気持ちが出てきました。
 次に、雨宿りをしている人の立場になって、よし子の行動を考えました。「迷惑に思う気持ち」「不快な気持ち」に気づいたときに、改めて、よし子の自分勝手な行動に気付くことができました。
 最後に、「自分のしたことについて、どんなことを考え始めたか」を話し合いました。話合いを進める中で、「自分のことしか考えていなかった」「他の人にいやな思いをさせてしまった」など、相手の気持ちになって考えることの大切さに焦点が絞られてきました。
 「相手の気持ちを考えることが、きまりを守ることにつながること」に気付いたことで、より一層きまりを守って行動しようとする気持ちになり、教室に笑顔が広がりました。
 これからも、「スマイル」が広がる道徳科の授業に取り組んでいきたいと思います。

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【一宮市立宮西小学校】高学年で学ぶ情報モラル

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 情報モラル教育の一環として、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。本年度は、児童4〜6年生と保護者が参加し、携帯電話会社の協力で行いました。
 スマートフォンの使い過ぎによる健康被害や、うかつな情報発信による個人の特定・情報漏えい・炎上などの問題について動画を使って学習しました。「フィルタリングを活用すること」「家庭でルールを作ること」「ネットリテラシーを高めること」などについて考えました。携帯電話やスマートフォン、タブレット端末を使うことが増え、それらを使ったコミュニケーションの変化に対応できるように、「スマホ・ケータイ安全教室」を通して、児童・保護者・教員がともに学ぶよい機会となりました。
 この学習が、学校・家庭でよりよいコミュニケーションの仕方を考えるきっかけになってほしいと願っています。

【南知多町立師崎小学校】考えを深める道徳科の授業づくりを目指して

 昨年度から、「豊かな心をもった児童の育成−考えたり、議論したりして、考えを深める道徳の授業を通して−」という主題で研究を進めています。低学年は、めあてを「自分の考えをもつとともに、友達の考えも大切にする」、高学年は、「みんなで話し合ったり議論したりして、考えを深める。そして、自分を見つめ直す」と設定しました。
 本年度は、昨年度の授業実践の反省をもとに、発問の工夫や振り返りシートを活用した評価の研究を行っています。9月には、相手の立場や気持ちを考えながら広い心で人と接する態度を養うことをねらいとして、「名医、順庵」を教材に、大型ディスプレイを活用し、板書を工夫した実践を行いました。プレゼンテーションソフトと大型ディスプレイを用いて、子供に分かりやすい場面提示や発問を行うことができました。さらに、大型ディスプレイの利用は、板書の簡略化、時間の効率化にもつながりました。
 振り返りシートには、「人の気持ちを考えることがとても大切なんだと思った。失敗を責めたりしないことを心がけたい」「人を許すことができないときがあるので、これからは許せる心をもちたい」といった子供の気持ちが書かれており、相手の立場や気持ちを考えて、広い心で人の失敗を受け止めようとする気持ちを高めることができました。
 今後も、子供たちが価値観を深めていくことができる道徳科の授業を目指し、話合いや議論の場のもち方、教材等の提示の仕方、ワークシートや振り返りシートを活用したポートフォリオ評価なども含めて、研究実践に取り組んでいく予定です。
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【豊橋市立津田小学校】ポルトガル語で授業を受けてみよう

 本校の5年生には、4人の外国籍の子がいます。どの子も日本語の勉強に一生懸命取り組んでいますが、日本語で上手にコミュニケーションをとることができない子もいます。そこで、お互いの気持ちを理解し合い、日本人の子も外国籍の子も、みんなが仲よく協力して学校生活を送れるように、総合的な学習の時間を通してそれぞれの国の言語や、文化について学ぶことにしました。
 まず、ポルトガル語で授業を受ける体験を行いました。日本人の子たちは、簡単な作業の指示でも、何を言っているのかわからず、指示通りに動くことができませんでした。ポルトガル語を話す二人と日本人一人で会話をしてみましたが、日本人の子は、会話についていけずに困ってしまいました。これらを通して、外国籍の子たちが抱える不安に気づき、助けていきたいという気持ちをもてました。それとともに、日本語が分からない状況でも、学校でさまざまな活動に取り組んでいる外国籍の子たちの努力にも気付くことができました。
 今後は、それぞれの国の文化について調べ、そのよさを交流することで、お互いの国について理解し、尊重する気持ちを高めていきたいと思います。
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【豊橋市立西郷小学校】ルールやマナーを守って安全に使おう「スマホ・ケータイ安全教室」

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 スマートフォン、パソコン、ゲーム機など、インターネットを通してつながる機器のルールやマナーなどの安全な使い方を知り、トラブルに巻き込まれないようするために、5・6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。
 発信した情報から個人や自宅を探し出す例や、姿の見えない人とのやりとりにおけるトラブルの例などが紹介されました。子供たちは、「自分の個人情報はもちろん、家族や友達の情報も公開してはいけないこと」「インターネット上で知り合った人と勝手に会ってはいけないこと」「どんなことでも相手を不快に思わせることを書き込むことは犯罪であること」を学びました。
 授業後の感想には、「インターネット上での悪口も犯罪になることを知りました」「個人情報を載せてしまうと、なかなか消すことができなかったり、写真1枚で住んでいる場所を見つけられてしまったりすることもあるので気をつけたいです」のような感想が多く見られました。この教室で学んだことを、今後の生活に生かしていきたいと思います。

【碧南市立新川小学校】一人一人の役割を果たそう

 学校公開日に、全学年で道徳科の授業を行いました。その中で、6年生は、約1か月後に控えた修学旅行に関連させ、「門前町に商店街を完成させよう」と題した授業を実践しました。一人一人の役割を果たそうという意識をより高めてほしいと願い、修学旅行の班に分かれたグループ活動を取り入れて行いました。
 グループごとに配られた条件カード20枚だけを頼りに、商店街の白地図に14店舗を正しく配置していきます。お互いの条件カードを見せずに、自分のカードを読み上げ、聞いた情報から、班で力を合わせて地図を完成させていきました。完成できた班の数は少なかったものの、授業の感想では、「一人一人がしっかり伝えて協力すれば、地図はできた」「メモをとる子と、地図に書きこむ子と分けるべきだった」「自分の役目を果たして完成してよかった」「完成しなかったけれど、協力してできたので、絆(きずな)が深まった」などと、力を合わせる難しさと喜びが聞かれました。修学旅行に向けて、一人一人の役割を果たそうという意識を更に高められたよい機会となりました。

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【小牧市立小牧中学校】情報モラル教育授業実践

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 スマートフォンやパソコンなど、インターネットを介して無料通信アプリやSNSを利用できる環境下にある生徒は、年々増加している。それに伴い、そうしたツールによる問題も増えてきている。自分が書き込んだ内容や、投稿した画像・動画などが、結果的に他人に多大な迷惑をかけることを想定できず、安易な気持ちで利用していることが原因の一つである。しっかりとした情報モラルをもって、こうしたツールを利用することは、利便性も高く、コミュニケーションツールとしての役割は大きい。
 そこで、実際に無料通信アプリやSNSで起こったトラブルを提示し、自分たちが巻き込まれる問題について理解を深めることで、生徒の情報モラルへの意識を高めることをねらいとして授業実践を行った。
 授業後、生徒からは、「スマートフォンの使い方について気を付けようと思った」「無料通信アプリでメッセージを送るときには、相手のことを考えようと思った」などの感想が出された。また、保護者からは、「家庭でもスマートフォンの扱い方について話し合いたい」などの感想が聞かれた。
 今後も、互いの人権を尊重し、適切なコミュニケーション能力の育成を目指して、情報モラル教育を推進していきたい。

【半田市立亀崎中学校】一部ローテーション道徳

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 本校では、授業中の生徒の表情を想像しながら、教材や授業展開について話し合い、教師同士で日々授業力を高め合っています。そこで、より魅力的な授業展開を教師同士で学びあうことや、生徒たちに各教師の専門教科や得意分野を生かした深い授業を受けさせるために、本年度より、「一部ローテーション道徳」を行っています。「一部ローテーション道徳」とは、学年主任や教頭、校務など担任以外の教師が、年間1時間ずつ道徳科の授業を行うというものです。
 3年生では、1学期に進路指導主事による「ローテーション道徳」が行われました。英語科の教員である進路指導主事は、我が国の伝統と文化の尊重「外国人から見た日本人」の授業を行いました。修学旅行で東京へ行った3年生は、そこでたくさんの外国人と出会いました。外国人の目に、日本人はどのように映っているのでしょう。授業の初めに、外国人から見た日本人のすごいところが、次々とスライドに映し出され、どこがすごいのか問われます。中には、当たり前のことで、なぜそれがすごいのか分からないものもあります。より詳しく国際事情を知る英語科の教師が、国際理解に関する授業をすることで、生徒たちは興味津々といった様子で、映像資料を見て解説を聞くと、思わず「なるほど」と声があがりました。「外国人から見た日本人」という内容が、英語の授業で学習した内容と関わるところもあり、教科と道徳科との関連も感じられました。生徒の振り返りには、「改めて日本という国について考えてみると、当たり前だと思っていたことが実はすごいところだったと分かり、素敵な国だと思った。」「日本人らしさやすばらしいところに誇りをもち、さらによい国にしたいという気持ちになった」とあり、気づきのある1時間になりました。

【小牧市立北里中学校】 地域の人とともに

 本校では、平成17年から保護者・地域の方と一緒になっての校区の「清掃活動(クリーン大作戦)」を行っています。
 今年度は、10月4日に行いました。当日は、午前中の授業参観に続き、午後に全校生徒が参加して、学級ごとに保護者や地域の方と一緒になって、割り当ての地域を歩いてごみを拾いました。生徒代表の決意表明やバラエティ番組で行われている「未成年の主張」を取り入れた和やかな開会式の後、活動を行いました。活動中は、楽しくごみを拾う生徒が多く、「こんなのが落ちていたよ」と、拾ったごみをたくさん見せてくれました。
 また、保護者や地域の人々とともに活動する中で、生徒はコミュニケーションの大切さや地域のつながりの大切さを学ぶことができ、人として成長する糧になっています。

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【豊橋市立谷川小学校】大きな声で・自分から・伝えよう 〜OJTあいさつ運動〜

 本校では、心の教育推進活動の一環として、運営委員会が主体となり、月2回、「あいさつ運動」を実施しています。本年度の運営委員会は、「O…大きな声で」「J…自分から」「T…伝えよう」をあいさつのスローガンとしてかかげ、本校のあいさつがより盛り上がるように活動しています。「あいさつ運動」期間には、「OJT」の振り付けをつけながら、楽しく「あいさつ運動」を行っています。給食時の放送では、さらなる盛り上がりに向けて、よかった学年や課題等を報告しています。
 また,小規模校であることを生かし、「あいさつキャンペーン」にも取り組んでいます。「あいさつ運動」期間に、朝の支度が終わると、全校児童や教師の名前が記入された運営委員会手作りのワークシートを探検バッグにはさみ、校内を回ります。「OJT」を意識して、朝のあいさつができた友達や教師の名前を色塗りしていきます。学校中が、さわやかなあいさつでいっぱいになり、とても気持ちがよいです。中には、全員へのあいさつを達成する児童もいます。
 この「あいさつ運動」を通して、あいさつの大切さを学ぶだけではなく、豊かな心やコミュニケーション力も育んでいきたいです。また、この気持ちのよいあいさつを地域の人にも広げていき、活気あふれる素敵な校区にしていきたいと思います。
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【豊橋市立豊城中学校】地域とつながる「プロジェクト 〜継(KEI)〜」

 本校区には、多くの伝統文化や芸能が古くから継承されています。その中の「豊橋祇園祭」「鬼祭」「飽海人形浄瑠璃吉田文楽」に関して、歴史や活動について学ぶとともに、中学生の自分たちにもできそうなボランティア活動を行っています。
 今回は、「鬼祭」に関する本校2年生「チーム鬼」の活動を紹介します。鬼祭で販売されていた豊橋市の郷土玩具のお面作りや、「鬼祭」で配られるたんきり飴の袋詰め、「鬼祭」の会場となる安久美神戸神明社を飾る紙垂(しで)作成等のボランティア活動を行ってきました。
 鬼のお面作りでは、「豊橋竹とんぼ会」の方から、作り方を丁寧に教えていただき、個性あふれる素敵なお面を作り上げることができました。また、たんきり飴の袋詰めや紙垂作成、新聞やクイズによる広報活動など、自分たちにできる鬼祭に関わる活動を考え、実践することができました。
 生徒たちは、この体験活動を通して、多くの地域の人々が携わり、大切に守られてきた伝統文化であることを学び、次世代につないでいきたいという思いをもつことができました。これからも「プロジェクト〜継(KEI)〜」が、地域と学校を結ぶ豊城中ならではの教育活動になることを目指して取り組んでいきます。そして、生徒たちが、自分たちの住む校区を見つめ直し、より理解を深め、自分にできることで積極的に関わっていこうとする心を育んでいくことを願っています。

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【知多市立つつじが丘小学校】学び合いを生かして議論する道徳〜6年生「修学旅行の夜」の授業実践から〜

 本校では、「自分の考えをもち、相手に伝えることができる児童の育成」を目指し、各教科で学び合いの授業を実践しています。道徳科の授業では、学び合いを生かすことにより、児童が安心して自分の考えをもち、議論できるようになってきています。
 6年生「修学旅行の夜」の授業では、次のように展開しました。
ア.「自由」について自分なりに考え、友達と意見を伝え合う。
イ.資料を読んで「修学旅行の夜人に迷惑をかけないように気を付けてお
 しゃべりする」ことは、「自由」か「自分勝手」のどちらかを考える。
ウ.決められた立場でグループで主張を考える。
エ.全体で議論をし、それぞれの立場の意見をまとめる。
オ.「自由」と「自分勝手」の違いについてワークシートに記入する。
 「イ」のときに「自分の意見を伝えるだけでなく、友達から同じ意見、違う意見の両方を聞いたらサインをもらう」という活動を取り入れることにより、学級全体で伝え合う雰囲気づくりをすることができました。また、「ウ」のときには、ホワイトボードでグループの意見をまとめました。3、4人のグループで話し合いながら自分たちの考えをボードに書き、大切な言葉は色をつけるなど工夫して発表に生かしていました。
 議論を通して、「ルール」「迷惑」「責任」「周りのこと」など、「自由」と「自分勝手」について考えるためのキーワードがいくつか出てきたので、自分なりに考えるときのヒントになりました。
 振り返りを書くときには、友達と自然に助け合うことができ、日頃の学び合いの温かい雰囲気が生かされていると感じました。これからも、学び合いを基盤として、安心して議論できる道徳を目指していきます。

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【犬山市立犬山南小学校】思いやりの心がつまった長縄大会「N−1グランプリ」

 本校では、12月に、「N−1グランプリ」と称して、「長縄大会」を行っています。種目を、「8の字跳び」とし、学年・学級ごとの部とペア学級の部を行います。ペア学級は、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生の組合わせで構成しています。1年1組は、6年1組とペアになって大会に参加します。
 約3週間前から練習が始まります。練習は高学年がリードし、進めていきます。高学年が、「一緒に練習しよう」「待ってるよ」と声をかけてくれるので、低学年は、休み時間になるとうれしそうに練習に出かけていきます。低学年の児童は、はじめは、怖くて回る縄を見つめているだけですが、ペア学級のお兄さんお姉さんが「今だよ」「1、2、3」と応援してくれるので、少しずつ跳ぶことに慣れていきます。また、ペア学級の部のルールに「手をつないで跳ぶ」というルールがあるので、練習中には、高学年が低学年の手を取り、優しくリードするほほえましい姿が見られます。
 高学年の児童は、低学年の児童に教えることを学びます。跳べなくて泣いてしまう児童や、目を閉じて跳んでいる児童に対して、優しく励ましながら練習を進めていきます。また、成功したときには、「やったね」「すごいよ」と賞賛の声をかけます。低学年の児童は、お兄さんお姉さんの優しい心にふれ、上達していきます。高学年と低学年が互いに思いやり、心をつなぐことができる「長縄大会」です。今年も、素敵な笑顔が見られることを願っています。

【豊明市立栄中学校】自他の命を大切にできる生徒の育成

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 本校では、自他の命を大切にできる生徒の育成を目指し、心の教育活動を行っています。
 担任による「いのちの授業」を、年間を通して計画的に行うとともに、4月〜5月にはスクールカウンセラーと心の相談員による「アサーショントレーニング」を実施し、友達づくりに必要なコミュニケーション能力を養っています。また、5月には、病院の先生から「中学生の性」について講義をいただいています。生徒の感想には「嫌なことは嫌と、自分の気持ちをきちんと相手に伝えないといけないと思った」「お母さんに感謝の気持ちを伝えたい」などの記述がありました。
 また、2学期のスタートをスムーズに切れるように、夏休みの出校日には、スクールカウンセラーによる「ストレスについてきちんと知って、上手に付き合う方法」の講義を受け、ストレスに対しての対処方法も学んでいます。10月には、豊明市のいのちの尊重推進事業として、助産師による「一緒に考えよう!いのちと性のこと」の授業を受け、思春期の体と心の変化、自他のいのちと人権を大切にする心を養っています。
 これらの系統的な心の教育活動を通して、いのちと向き合う機会を積極的にもち、自他の命を大切にできる生徒の育成に努めています。

【稲沢市立大塚小学校】にこにこ活動を通して

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 本校で行っている異学年交流、「にこにこ活動」について紹介します。
 本校では、ふだんの学級を解体し、新たに編制した14組の「にこにこ学級」で、児童会や6年生が中心となって、様々な活動を行っています。
 6月には、「にこにこ集会」を行いました。にこにこ学級の仲間で自己紹介をしたり、一緒に給食を食べたりして、楽しく交流を深めました。
 そして、7月からは月に1回のペースで、「にこにこ遊び」を行っています。これは、6年生がリーダーとなり、低学年から高学年が楽しめる遊びを企画し、20分間の休み時間に、にこにこ学級のみんなで遊ぶ活動です。この日は、雨天のため、急きょ室内での活動になってしまいましたが、「フルーツバスケット」「ばくだんゲーム」「じゃんけん列車」「お絵かきしりとり」など、各教室で楽しむ様子が見られました。
 1月には、これまでの「にこにこ活動」の集大成として、「にこにこ祭り」という行事を開催する予定です。
 このような異学年交流を通して、本校の子供たちは、互いに協力しようとする気持ちを育んでいます。特に6年生は、自分たちで運営する経験を積むことで、最高学年として下級生をリードしようとする気持ちが高まっているように感じます。
 子供たちの「にこにこ」が、これからも本校の伝統として続いていくことを願っています。

【豊橋市立松山小学校】情報モラルを学ぼう

 3年生が、道徳科の授業で、情報モラルについて学びました。「家のパソコンで」という資料を用いて、危険から身を守るために、約束や決まりがあることを考えさせ、自分勝手な行動を慎み、約束や決まりを守って安全に過ごそうとする態度を養うという授業を行いました。3年生の児童にとって、パソコンは生活の中で身近になってきています。「動画共有サービス見た?」「面白いから、見てるよ」という会話もよく耳にするようになりました。パソコンの使い方に慣れるに従い、「友達もやっているから」「無料なら大丈夫だから」と、安易な気持ちでインターネットを利用してしまい、インターネット上のトラブルに巻き込まれる可能性は高くなります。
 そこで、子供に身近な資料を用いて、約束や決まりを守り、安全にかつ安心してインターネットを利用していくためにどうしたらよいかを話し合いました。授業を通して、「おうちの人に必ず相談してからやるようにする」「家族と約束事を決め、約束を守ってインターネットを使うようにする」と安全に正しく使っていこうとする意欲をもつことができました。
 後日、コンピューター室での授業も行い、情報モラルのページを見ながら、実際にどんな事例があり、どんなことを守っていったらよいかを具体的に学びました。

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【豊橋市立北部中学校】後輩を支える先輩たち

 本校では、部活動の大会前、全校で、「選手激励会」を行っています。各部活動の選手が前に立ち、大会への決意を述べます。そして、代表2名が選手宣誓を行います。その後生徒一同から応援を受けるというものです。
 7月に行われた市総合体育大会前には、1・2年生から3年生への応援で、応援団からエールが送られました。3年生の選手たちは、後輩たちの応援を見て、とてもうれしそうにしていました。そして、大会に向けて気合を入れ直しました。
 時は流れて、3年生は引退し迎えた9月の新人戦。先輩が引退した今、後輩たちが北部中学校の代表として戦いに挑みます。この新人戦に向けても、「選手激励会」が行われました。入場からどきどきした様子が伝わりました。各部活動の決意表明も、緊張し、言葉がとんでしまうこともありました。そして、選手に向けてのエール。これまで後輩たちに支えてもらってきた3年生が一丸となって、踊り、歌い全力でエールを送りました。
 最後に、生徒会長から、「今は、どきどきしていると思います。私たちもそうでした。今まで練習してきたことを精一杯発揮してください。そして、次への課題を見つけてきてください。私たちは、全力で応援しています。北中生としての誇りをもって頑張ってください」との言葉。
 退場はどの選手も、頼もしく凛とした姿で歩いていきました。きっと次の日の大会は、精一杯の力で試合に臨めたことでしょう。
 互いに支え合い、応援し合うことのできる素敵な「チーム北部」の伝統がまた受け継がれていきました。
 後日、「先輩たちに勇気をもらって頑張れました」「一生懸命応援してくれたことがうれしかったです」と後輩たちの感想がありました。


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