【東栄町教育委員会】地域・家庭とともに実践する「あいさつ運動」

 東栄町では、豊かな自然、歴史、人材等を教育の中に取り入れ、郷土を愛し、知・徳・体の調和と統一のとれた人間性豊かな人づくりを目指す「天地人の教育」を実践しています。そして、この天地人の教育理念を基に、「基礎的・基本的な力を身に着け、自ら学びとる子。命を大切にし、心身のたくましさと社会性を身につける子。郷土の自然・文化・歴史に学び、ふるさと東栄を愛する子」を育てる教育の実践に努めています。
 こうした背景の中、本町では、子供たちの健康増進や生活習慣の改善を図るため、教育委員会、保育園、小中学校、PTA、役場の保健師などで組織する「東栄町健康教育推進会議」を設置し、小中学生の「あいさつ運動」「食育・早寝早起きなどの生活習慣の改善」「ノーメディアデー」等を実践しています。実践にあたっては、町民の皆さんに、のぼり旗や広報紙、広報無線等で賛同を呼びかけ、地域や家庭の協力を得ながら事業を推進しています。
 本町では、登下校時にバスに乗車したり、地域住民の方がスクールガードとして引率したりしてくださるなど、地域の方との関わりが多くあります。子供たちは、あいさつやお礼を伝える際には、率先して自分から先に声をかけることを意識してあいさつを行っています。その結果、バスの運転手や地域の方々からは、「よくあいさつができている」とお褒めの言葉をいただくようになりました。
 今後も、この「東栄町連携健康教育推進会議」を通じて、感謝の気持ちの醸成や地域の方とのコミュニケーションの深化、児童生徒の生活習慣の定着について後押しをしていきたいと思います。

【蒲郡市立西浦中学校】SNSでのトラブルについて考えよう

 講師を招いて、全校生徒で、SNSの使用について考える機会をもちました。SNSに潜む危険性について話をしていただいた後で、講師から以下のような無料通信アプリに関わる二つの事例を提示していただき、全校生徒で話し合いました。
 事例1・・・プールの更衣室で着替え中の友達の写真を、グループでの
       メールに載せた。
 事例2・・・グループでのメールのやりとりの中で、一人の言葉が相手
       の気分を害し、険悪な雰囲気になった。
 トラブルが起こったグループに、「もし自分も参加していたらどうするか」というテーマで意見を出し合いました。事例1については、「写真を載せた友達と話をする」「やってはいけないことだから注意した方がよい」などの意見が出ました。事例2については、「直接話を聞いて判断する」「相手の気持ちを傷つけた子に悪いと伝える」などの意見が出ました。
 会を終えた生徒からは、「いろいろな危険性があることが分かった」「相手の気持ちを考えて使用することが大事だと思った」などの感想が寄せられました。具体的なトラブルの事例を取り上げて話し合ったことで、軽はずみな行動や言葉のすれ違いがトラブルにつながることを実感するとともに、トラブルに巻き込まれないようにルールを守って使用しようという意識を高める機会となりました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【一宮市立南部中学校】情報モラル講演会で適切なネットとの関わり方を学ぶ

画像1 画像1 画像2 画像2
 6月1日、学校公開日の午後を利用して、「情報モラル講演会〜インターネットを使うときに気をつけること、考えること〜」を行いました。講師を大手SNS企業より招いて、インターネットの利用に関わるトラブルや犯罪、その予防について話をしいただきました。
 生徒からは、「無料通信アプリを使うときは、誤解される可能性があることを頭において利用したい」「スマートフォンを持つことになったら、危険なサイトに近づかないようにしたい」、保護者からは、「携帯電話を持たせるのは親の責任だと改めて気づかされた」「一生心に傷が残るトラブルにならないように、子供の挙動に目を配りたい」などの感想がありました。
 情報の受信者にも発信者にもなる生徒にとっては、身近で重要な話題でした。この講演会で学んだ適切なインターネットとの関わり方を、今後も、実践していきたいと思います。

【豊田市立寿恵野小学校】情報機器やSNSと上手に付き合うために

画像1 画像1
 4月に、6年生を対象に「情報機器やSNSに関するアンケート」を実施した。その結果、スマートフォンやタブレットを所有している子供が以前より増え、動画共有サービス等の動画を見たり、オンラインゲームをしたりしていることが分かった。さらに、友達同士でグループを作り、無料通信アプリを行っている子供もいる実態が分かった。家庭でルールを作ったり、時間を決めたりして楽しんでいる子供もいるが、何の制限もなく好きなだけ楽しんでいる子供も何人かいた。そこで、自分自身をコントロールして情報機器とうまく付き合うためには、どうしたらよいのかを考える授業を、保護者にも一緒に聞いて考えてほしいと計画し、授業参観の公開授業で行った。
 授業後の子供の感想には、「これからは、もっとやりたい気持ちをコントロールしながら、上手にスマートフォンを使いたい」「きちんとルールを決めて、自分で注意していきたい」という記述が見られた。自制する心がないとやりすぎてしまうので、自分をコントロールしながら情報機器とうまく付き合っていこうという意識が高まった。また、保護者に対する啓発も行うことができた。
 9月には、あおり運転の事件について、SNSウェブサービス上でうその情報が流れ、無実の人が犯人として扱われた事例を取り上げて授業を行った。SNSウェブサービスやインターネットは、便利だが、使い方を誤ると危険であること、ボタン1つで自分がうその情報を流した加害者に簡単になってしまうことを知り、個人情報の取扱いの大切さやSNSウェブサービスに潜む危険性について学習することができた。
 これからも、学級活動や道徳科において、子供の実態に合わせ、身近な事例から情報モラルについて学び、上手に情報ネットワークと付き合っていけるように、情報モラル教育を進めていきたい。

【豊田市立高岡中学校】 本校の道徳科の授業について

 今年度から、中学校での道徳の時間が、「特別の教科 道徳」となった。よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を広い視野から多面的・多角的に考え、人間としての生き方についての考えを深める学習を行うために、本校では、教科書を用いて、次のように取り組んでいる。
 導入では、資料や中心発問、自分事として捉える発問のための時間とする。そして、教科書の資料を用いて「中心発問」について考える。そこから「自分事として捉える発問」を投げかけるが、その際、こちらが突発的に発問するのではなく、中心発問での生徒の発言が、自分事として捉える発問になるように、生徒の意見や考えをこちらが把握し、意図的指名や問い返しなどを用いる。
 生徒たちが考えたい、深めたいことを「自分事として捉える発問」にすることで、より真剣に考え、仲間の意見を取り入れた深い意見が出てくる。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊山町立豊山中学校】スマートフォンや携帯電話の使い方についての学習

 1年生を対象にした事前のアンケートでは、約7割の生徒が、スマートフォンもしくは携帯電話を所持しており、そのうち約6割は、「家庭で使用に関するルールはない」と回答していました。そこで、本校では、1年生を対象に、安全にスマートフォンや携帯電話を使用することができるようになることを目的に、7月に外部講師を招いて「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 「コミュニケーションアプリを使ったやりとりでのトラブル」の映像資料では、「人によって言葉の使い方や受け取り方が違うので、今後は、気を付けて使用していきたい」という声が多く聞かれました。また、インターネットにアップした際に、住んでいる場所などの個人情報が特定されてしまう危険性がある画像を探すクイズでは、危険な理由を含めて真剣に考え、話し合うことができました。
 スマートフォンや携帯電話の使用に関しては、保護者の協力が必要になります。今後も、保護者との情報交換を密にし、継続的に情報モラルについて学習する機会を設けていきたいと考えています。
画像1 画像1

【一宮市立尾西第二中学校】スマートフォンを題材としての道徳科の授業実践

 生徒たちのスマートフォン所持率が上昇しており、スマートフォンを活用する上で、マナーを守って利用させることをねらいとして、「歩きスマホ」を資料として活用して道徳科の授業を実施した。
 授業のはじめには、ゲームや無料通信アプリをしたり、迷子にならようにするために道案内を活用したりすることから、「歩きスマホを行ってもよいのではないか」という意見が出た。そこで、歩きスマホから実際に起きている事件の事例を紹介した。生徒の発言から、「招いてしまう事故についてどのように思うか」と発問したところ、「そんな重大な事故につながるとは思ってもいなかった」「道案内も止まって確認して、歩きながら活用しないほうがよい」「ぶつかって相手を転倒させてしまって、殺人事件にまで発展してしまうことに驚いた」などの意見が多数挙がった。もともと歩きスマホは、やってはいけないと思いつつもやってしまっていた生徒たちからは、今後は、正しく使っていかなければいけないと思ったという意見が多数出た。
 今回の道徳科の授業から、自分との対話、友だちとの対話を通して、「よい行為とは、自分にとっても他人にとってもよい行為で、自分の行為の軽率な動機にとどまらず、その行為が及ぼす結果について深く考え、責任ある行動をとるべきである」という道徳的価値を深めていくことができた。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊橋市立八町小学校】メディアの使い方を考えよう

 5月、本校で、4・5・6年生を対象にしてに行った「健康アンケート」で、スマートフォンや携帯電話を71%もの児童が利用していることが分かりました。そこで、7月10日、4・5・6年生を対象に、「『あしたもははは』で元気いっぱい!!〜メディアの使い方を考えよう!〜」をテーマに、第1回「学校保健委員会」を行いました。携帯電話会社から講師を招いて、動画を交えながら、分かりやすく「スマートフォンや携帯電話の危険性や安全な使い方」について話していただきました。
 スマートフォンや携帯電話は、インターネットにつながることで、友達とコミュニケーションをとったり、動画やゲームを楽しんだりすることができます。しかし、使いすぎて睡眠時間や勉強時間を削ったり、文字だけのやりとりは、本当の気持ちが伝わりにくかったりすること教えていただきました。
 児童からは、「スマートフォンというのは、とても怖いものだと改めて感じました。SNSは、今はやっていないけれど、いつかやるときは、今日教えてもらったことを思い出して、怖い思いをしないようにしたいと思います」「もう少しテレビなどのメディアを使用する時間を減らして、勉強する時間や寝る時間を増やしてみようと思いました。これからも、今日教えていただいたことを思い出して、ルールやマナーを守って、安全に楽しくメディアを使用したいです」等の感想がありました。
 日常生活において、スマートフォンや携帯電話を使わない生活というのは難しいことです。講師の方から学んだ三つのポイント「家の人や友達とルールを作る」「人を傷つけ、迷惑をかける道具として使わない」「困ったときは、家の人や先生に相談する」を覚えて、使い方の指導をはじめとした情報モラル教育の実践に努めていきたいと思います。

画像1 画像1

【田原市立童浦小学校】道徳科の授業実践「いっしょにあそぼう」

画像1 画像1
 2年生で、「公園のおにごっこ」という教材を用いて実践を行いました。主題名は「いっしょにあそぼう」。考え、議論する道徳科の授業を通して、親切、思いやりについての考えを深めることがねらいです。「人の役に立ちたい」「みんなのために動きたい」という思いをもっているにもかかわらず、学校生活の中では、つい自分のことしか見えず、自分本位な行動をしてしまったりする子がいます。そのため、本当の親切や思いやりは何なのか考えるきっかけにしたいと実践をしました。
 教材には、主人公(しんじ)たちが、公園でおにごっこをしているところに、交通事故で大きなけがをしてみんなと同じように走れない、幼稚園児のゆうたが仲間に入りたいと言ってくる場面があります。ゆうたの足を考えて手加減することを通して、本当の親切を考えます。
 授業では、「ゆうたがおにごっこをやめたとき、しんじたちはどんなことを考えたでしょう」と発問し、ゆうたに親切にしたつもりが、反対に悲しませてしまう結果になってしまったことをどう考えるのかを問いかけ、議論を促しました。 
 また、多面的・多角的に考えることができるよう、教材の後半部は隠して、あとで提示しました。「ゆうたは、楽しくおにごっこをするために、どうしてほしいと思っているでしょう」と、視点を変える問いかけをし、中心発問「しんじたちは、どんな話合いをしたでしょう」と問いかけ、自我関与をさせるために役割演技を行いました。それをもとに、子供たちは、「手加減するからつまらなかったんだろうな」「みんなとふつうにおにごっこがしたかったんだね」「次は、真剣においかけてあげよう」などと意見を交わしました。
 後半部を提示し、ゆうたに加減することなくみんなが真剣におにごっこをすることで、全員が楽しくなったことを読み取り、自己を見つめさせるために、自分の親切が相手に伝わらなかったときの気持ちや場面について考えました。
 授業後の感想では、「相手の気持ちを考えてあげることが大切」「手加減することは失礼だよ」と記述がみられるなど、本当の親切や思いやりについて考えを深めた様子がうかがえました。


【豊明市立豊明小学校】スマホ・ケータイ安全教室

 本校では、9月6日、携帯電話会社の方を講師に迎え、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。日頃の様子を見ていると、スマートフォン・携帯電話が、生まれたときから身近にある子供たちにとって、「スマートフォン・携帯電話は、便利なものではあるが、使い方を誤ると大変なことになる」という意識が少ないように感じていました。携帯電話会社の方から、今年度から、3・4年生に向けての講座も開設されているとお聞きし、3〜6年生と希望した保護者を対象に、講義を行っていただきました。
 振り返りの感想で、「説明やアニメが、とても分かりやすくてよかったです」「ぼくも、スマートフォンを持っているので、これからは、今回の教室で習ったような悪い使い方はしないように、気をつけてスマートフォンを使っていこうと思います」「もしも、無料通信アプリで、知らない人から連絡がきても、絶対に返事をしていけないということが分かりました」「ぼくは、毎日ふつうにタブレットPCを使っています。今日の話を聞いて、これからは勝手にやらないで、家の人に聞いてからやろうと思いました」「フィルタリング機能はすごい。フィルタリングをしていれば、悪いサイトにもつながらなくて、安心してスマートフォンを使えるなと思いました」と書いていました。
 今回学んだことを、日頃から意識できるように、今後も、道徳科等で情報モラル教育に取り組んでいくとともに、SNSとの望ましいつきあい方を、児童とともに考えていきたいと思います。


画像1 画像1 画像2 画像2

【設楽町立津具小学校】自分も友達も大切にできる子の育成

画像1 画像1
 本校では、「自分も友達も大切にできる児童の育成」を目指し、集会や保健委員会の活動を通して、「ぽかぽか言葉」のよさを発信したり、親子で心の健康を学ぶ機会を設けたりしています。
 集会では、小規模校のよさを生かした縦割り班で、友達が頑張っていることや感謝の気持ちを、「ぽかぽか言葉」を使っておくり合いました。「友達からたくさんのぽかぽか言葉をもらったので、心がぽかぽかした」などの感想がありました。他にも、全校で自分も友達も大切にできる心を育てるために、「アサーショントレーニング」を行っています。
 また、7月に親子で行った「学校保健委員会」では、あいち健康プラザから講師を招いて、「コミュニケーションスキル」について教えていただきました。子供たちが親しんでいるテレビアニメのキャラクターに例えて話の伝え方や、聴き方をとても分かりやすく教えていただきました。保護者からの感想には、「相手のことを考えた言葉がけの大切さを忘れてしまうこともあります。家族でも心がけていきたいです」などが寄せられました。
 会を終えてからの子供たちは、「相手の気持ちを考えながら話す」「ちくちく言葉を使わないようにする」「『しちゃだめ』でなく、『こうした方がいいよ』と話す」など、これからの目標を立てることができました。

【刈谷市立富士松東小学校】「マイ・ルール」について考えよう

画像1 画像1
 6年生が、自律をテーマにした「マイ・ルールについて考えよう」という授業を行いました。
 まず、自分たちの「マイ・ルール」を出し合いました。次に、資料「マイ・ルール」)の内容に沿って、京子の視点でみっちゃんの「マイ・ルール」について考えました。「マイ・ルールをつくると、みっちゃんにはどんなよいことがあるのだろう」と問いかけました。みっちゃんの視点に変えたことで、意見の幅が広がり、多面的に考えることができました。
 その後、「マイ・ルールとは( )」の( )に入れる言葉や文を考えました。ある児童は、「マイ・ルールとは、相手も自分も笑顔になれて、当たり前のことができるようになったり、視野を広げたりと自分のレベルを上げ、自分が成長できるルール」と書きました。
 最後に、授業を振り返りとして、自分自身の「マイ・ルール」をつくることに対する考えをまとめました。
・これからは、人と関わるときの「マイ・ルール」だけでなく、様々なところで、「マイ・ルール」をつくり、人としての実力のレベルを上げられるようにしていきたいです。
・今までは、自分のためだけの「マイ・ルール」だったので、相手の気持ちもよくなる「マイ・ルール」をつくりたいです。
 このように、自分を律することを前向きに捉えることができました。また、今後の自分の生き方に取り入れようとする考えをもつことができました。
 今後も、道徳科の授業を通して、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目指して、指導・支援に努めていきたいと思います。

【新城市教育委員会】新城版「考え、議論する道徳」の推進

 新城市の教育研修会では、平成27年度から平成30年度の4年間で、次期学習指導要領の目的、内容等を理解し、新城の現状・課題に沿った対応ができるよう、各部会で研究・実践を行ってきました。道徳部会では、道徳の教科化全面実施に向けて、特に、「考え、議論する道徳」をどのように実現するかについて研究を進めてきました。
 平成30年度の道徳部会では、授業研究会や講演等を通して、新城版「考え、議論する道徳」のモデル授業の確立を目指しました。道徳科の内容項目をもとに、道徳部会内に3つのグループを編成し、グループごとに授業研究会を実施しました。児童生徒の意識に沿った主発問になっているか、価値を深めるための補助発問であったか等について、活発な研究協議が行われました。
 また、外部講師から学ぶ機会を設け、次期学習指導要領の理解を更に深めました。これからの道徳教育のポイントや指導方法、評価等、講師の先生から学んだことを部会員が各校で広げることで、知識・理解を共有することができました。
 今後も、道徳部会を中心として、新城版道徳教育の充実を図っていきます。

【常滑市立南陵中学校】携帯電話やスマートフォンの使い方についての学習

画像1 画像1 画像2 画像2
 6月に、「学校保健委員会」の一環として、携帯電話やスマートフォンの使い方について学習しました。携帯電話会社の方を招いて、携帯電話やスマートフォンを、安心・安全に使うことをねらいとして実施しました。
 インターネット上で、自分の個人情報が流出してしまったケースや、本当の自分を偽って近づいてきた人によって、危険なトラブルに巻き込まれてしまったケースなどを通して、SNSの誤った使い方が、一生消えない心の傷を残すことを学びました。
 また、ゲーム依存の危険性についても学び、誰にでも陥ってしまう危険性があることや、WHOで病気としても認定されるようになったことを知りました。
 生徒からは、「スマートフォンや携帯電話を使うときは、時間・場所・お金・マナーなどをきちんと守っていくことが大切であることが分かった。気をつけていきたい」といった声がありました。
 本校にも、携帯電話やスマートフォンを持っている生徒は多くいます。安心・安全な使用ができるように、家庭と連携して取り組んでいきます。

【岡崎市立矢作南小学校 】学区の田んぼで米作り

 本校では、毎年、地域の方の協力を得て「米作り体験学習」を行っています。今年度も、6月に、5年生130人が田植をしました。「泥って思ったよりもひんやりして気持ちいい」「しっかりと苗を押し込まないと抜けちゃうよ」「ずっと同じ体勢はきついな」などと言いながら、汗を流し、泥まみれになりながら、1時間半余りで、田んぼ一面に苗を植えました。
 田植も終わりに近づいたとき、先生が田んぼの水を手のひらにすくって、「エビの仲間だよ」と、ホウネンエビを見せてくれました。小さい体で一生懸命に泳ぐホウネンエビに、子供たちも大喜びです。田んぼに息づく小さな命にも触れることができました。
 10月には、「稲刈り」があります。また、収穫したもち米を使って、1月には、全校で「もちつき大会」を行い、「米作り感謝の会」を行います。毎日当たり前のように食べているお米を作ることの大変さを知るとともに、地域の方に感謝する大切な学習になっています。

画像1 画像1

【津島市立北小学校】「インターネットの安心・安全な利用について学ぼう」

 本校では、7月の「学校保健委員会」で、e−ネットキャラバンから講師を招き、「インターネットの安心・安全な利用について学ぼう」と題して、高学年対象に情報モラル教育を行いました。
 インターネット上で、「なりすまし」をして近づく人物に、個人情報が簡単に漏れてしまったり、悪用されてしまったりすることがあること、小学生は、特に狙われやすいことなどの話を聞きました。子供たちからは、「自分は、狙われるわけがない、大丈夫だと思っていたが、そう思ってはいけないことが分かった」「ふざけて文を書いたり載せたりした写真が、一生消えない。ほんの少しの気の緩みが、命取りになることが分かった」「とてもこわいので、ルールを守って使っていきたい」等の声が聞かれました。
 また、保護者からは「インターネットに潜む危険性がよく分かった。ゲームの時間も決めてやらせ過ぎに注意したい」「フィルタリングを設定して、家族でのルール作りを徹底したい」と子供たちの利用状況を把握し、管理していく必要性を口にする方が多くみえました。
 便利なスマートフォンやパソコンは、現代社会において欠かせないものとなってきていますが、正しい知識で正しく活用していくことが大切です。今後も、自分で身を守り、トラブルに巻き込まれないためにも、情報モラルについて、学習をする機会を設けたいと考えています。
画像1 画像1

【安城市教育委員会】令和元年度道徳教育研修

 安城市では、道徳教育及び「特別の教科 道徳」(道徳科)の充実に向けて、道徳科の授業づくりとその評価について学び、道徳教育の充実を図っています。令和元年度では、「考え、議論する道徳の実現」と題して道徳教育研修を行いました。
 道徳科の多様な指導方法について考えた後、演習を行いました。まず、参加者が数班のグループとなり、テーマをもとに話合いをしました。限られた時間内でいくつもの意見を出し合い、いろいろなパターンを、3人1組でそれぞれの立場になって演じました。演じた後には、シェアリングで振り返り、新たな気づきや発見、感想を出し合いました。
 終了後は、「もっと時間があった方がよかった」という感想が多くあり、意識の高い研修になりました。
 今後も、安城市は、児童生徒のためになるような研修に取り組んでいきたいと思います。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊川市立赤坂小学校】本校の道徳科授業実践

 本校では、「人の気持ちや立場を理解し、行動できる子供の育成」「物事に主体的、積極的にかかわれる子供の育成」「よいと思うことを粘り強く、最後までやり抜く子供の育成」の3点を重点目標として各学年、道徳科の年間計画に沿った授業を行っています。年間計画では、各教科や行事との関連も考慮した計画を立てていきます。
 3年生の「フローレンス・ナイチンゲール」の授業では、相手のことを思った行動とは何かについて考えました。キースさんに、食べ物や服を持って行ったのに、「いらない」と言われ、「せっかく持って行ったのにどうして?」「自分が何か悪いことをしてしまったのだろうか」という疑問から、その後、どうしたら相手が喜ぶのかを考えるナイチンゲールの気持ちを話し合いました。話合いの中で、「ただ物を持っていくというだけでなく、相手の立場になって、何をすると喜んでもらえるのかを考えてあげることが大切だ」ということに気が付くことができました。
 授業の中では、毎回、振り返りの時間を設け、道徳科の授業が、これからの自分の生活や生き方について考える時間になっていってくれればと思います。

画像1 画像1

【碧南市立西端小】気持ちのよいあいさつで朝のスタートをしよう

 本校では、心の教育推進活動の一環として、委員会の活動で「あいさつ運動」を行い、全校であいさつの大切さを意識させています。
 生活委員は、毎週水曜日の朝に、昇降口や教室を回り、さわやかなあいさつをしています。委員会の反省で、「あいさつが返ってくると、うれしい気持ちやさわやかな気持ちになるけれど、あいさつを返してもらえないと寂しい」「低学年は、全力であいさつをしてくれて、うれしい」「高学年は、少し恥ずかしがっているので、もう少し大きい声であいさつしてほしい」という意見がありました。
 そこで、昼の放送で、どのクラスがよかったかを伝え、クラスでも声がけや話合いをすることで、だんだんと元気な声であいさつできるようになってきました。元気なあいさつで気持ちのよいスタートができることを実感できるようになってきました。お互いのあいさつをする様子を見て、子供たちは、あいさつの重要性を体感しているのだと感じました。
 さらに、この気持ちのよいあいさつを、地域の人にも広げていきたいと思います。日頃から地域の人に元気よくあいさつすることで、困っているときに助け合ったり、本校を応援してもらえたりするとうれしいです。
 この「あいさつ運動」を通し、あいさつの重要性を感じ、豊かな心を育てたり、コミュニケーションの大切さを体感させたりしていきたいと思います。

画像1 画像1 画像2 画像2

【豊田市立小原中学校】 ふるさとのために

 豊田市の中山間地域にある小原地区では、高齢化や過疎化の影響で小・中学生の数が減り、本校には現在64人が在籍しています。
 1年生では、「ぼくのふるさと」という教材で、道徳科の授業を行いました。郷土を愛する気持ちを育み、進んで地域の発展に努めようとする態度を養うことをねらいとしています。
 まず、村を離れたがらないおばあさんの気持ちを考えました。「近所の人たちと家族のような付き合いができる」「みんなが助け合って生活できる」など、村のよさが分かりました。
 次に、「大人になっても村で働き、村の発展のために努力していきたい」という中学生の作者の気持ちを、自分のふるさとへの気持ちと比べて考えました。「店や仕事が少ないから」「交通が不便だから」という理由で、小原を離れたいと考える生徒が7割でしたが、「小原は落ち着く」「小原に残って守りたい」という生徒もいました。
 最後に、今の自分にできることについて話し合うと、「自然を守る」「伝統文化をPRする」「ボランティアや行事に参加する」という意見が多く出ました。
 本校では、小原のシンボルともいえる四季桜の苗木を育てたり、地域の事業所で就業体験やボランティアを行ったりする活動を続けています。今後も学校・家庭・地域が一体となって、ふるさとを大切にする気持ちを育てていきたいと考えています。

画像1 画像1 画像2 画像2