【豊田市立梅坪小学校】登場人物になりきって、気持ちを考えてみよう

 友達が増え、新たな関係が構築されてくる時期になった1年生。友達や周りの人との関わり方を見ていると、自分から遊びに誘うなど頼もしく感じることもありますが、ささいなことでけんかをするなど、気になることも増えてきました。そこで、親切にするとどんな気持ちになるのかを考えることを通して、優しい気持ちで人と接してほしいと願って、「はしのうえのおおかみ」を教材として道徳科の授業を実践しました。
 「はしのうえのおおかみ」は、一本橋の上で、自分が通りたいがために弱い動物を追い払っていたおおかみが、くまに親切にしてもらったことをきっかけに、優しさに目覚めるという話です。
 導入では、「はしのうえのおおかみ」の話に興味をもたせながら、場面の設定を理解しやすくするために、挿絵を使ってペープサートを作り、動かしながら読み聞かせをしました。子供たちは、動物の表情にも注目しながら、場面をつかむことができていました。
 展開では、いばっていた最初のおおかみと、親切にしようとしたおおかみの気持ちの変化を考えさせるために、動作化をしました。どちらの場面でも「えへん、へん」という同じセリフを言いまた。お面をつけて動作化したことで、同じセリフでも、いばっているような言い方から、優しい言い方に変わるなど、気持ちの変化を理解している様子が伝わってきました。
 まとめでは、優しさに目覚めたおおかみのように、誰かに優しくすると「よい気持ちになる」「心ろがぽかぽかする」といった声が聞こえてきました。さらに、色を塗るワークシートを活用し、後から振り返ることができるようにしました。
 今後も、子供たちが積極的に考えたいと思うような手立てを用意して、授業に臨みたいと思います。

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【岡崎市立岩津中学校】2年道徳科の授業「雪に耐えて梅花麗し」

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 本校では、6月に、授業参観・部活動参観を行っています。
 2年生では、道徳科の教科書に掲載されている「雪に耐えて梅花麗し」の授業を行いました。プロ野球選手であった黒田投手の野球人生から、「努力をする大切さ」はもちろんのこと、「誰かのために」の思いがあることで、より自分に厳しくなれることが実感できる授業になりました。
 ワークシートから、「3年生の先輩のために」「今までお弁当を作ってくれた家族のために」部活動をがんばり抜きたいという生徒の強い思いが伝わってきました。

【春日井市立柏原中学校】インターネット上でのマナーについて学ぼう

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 本校では、6月に、1年生対象の「インターネット上でのマナーについて学ぼう」という授業を行いました。SNSで実際に起こった事件の事例紹介を聞いた後、よりよいSNSの使用法についてグループで話し合い、発表を行いました。生徒の意見には、次のようなものがありました。「書き込みは、一度インターネット上に出てしまうと、二度と消えないことを知った」「トラブルにならないようにするためには、投稿内容に気をつけたり、所属するグループについても考えたりする必要があると思った」
 この授業を通して、インターネットはとても便利である反面、何げない行動が大きなトラブルに発展するということを知り、「ルールやマナーを守ること」「上手に活用していくこと」の大切さを改めて学ぶことができました。
 なお、1月には、2年生対象の「サイバー犯罪防止教室」を、専門家の講師を招いて開催する予定です。

【西尾市立幡豆中学校】親子で学ぶ情報モラル

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 本校では、授業参観日に、親子で参加できる「携帯スマホ教室」を開催しました。生徒にとっても保護者にとっても、携帯電話やスマートフォンは便利で、身近なものとなっています。しかし、思春期を迎えた生徒たちに、「いつごろ、どのようなルールで携帯電話やスマートフォンを持たせることがよいのか」といった便利な反面、どのような危険が考えられるのか、疑問や困り感をもつ保護者の声もたくさん聞きます。トラブルが起きない情報活用の仕方について、保護者の視点、子供の視点から考えるよい機会になりました。
 1年生の生徒の感想から、「動画を使って、危険なことを分かりやすく教えてもらえた」「家に帰ったら、スマートフォンの使い方をもう一回考えてみようと思った」と自分の情報活用の仕方を見直そうと、前向きにとらえていたことが分かりました。
 これからも、親子間、生徒間で情報モラルについて考えを深められる機会を増やしていきたいと思います。

【岡崎市立根石小学校】サイバーポリスゲーム

 本校では、高学年を中心に情報モラル学習の一環として、「サイバーポリスゲーム」を扱った授業を行っています。「サイバーポリスゲーム」を通して、安全にインターネットなどの情報機器と付き合っていくために必要な知識や考え方を学んでいきました。すごろくのようになっている「サイバーポリスゲーム」は、サイコロをふって出た目の数だけ進み、立ち止まったマスで、情報モラルに関する問題に答えるというものです。
 問題は、「オンラインゲームで仲よくなったAさんに、名前や住所を聞かれた。断ったらきらわれてしまうと思い、教えてしまう。するとある日、『お前の名前や住所をインターネットで言いふらされたくなかったら、ゲームのアイテムを買って送れ』とおどされる。怖くなって、何度もAさんにアイテムを送った。どうすればよかったのか」というものです。
 児童が、身近に感じているSNSやオンラインゲームに関する問題を考えることで、児童は、危機意識をもつとともに、実践的な思考を身に付けることができました。
 半年後には、中学生になり、さらに情報機器と関わりを深くもっていく児童にとって、有意義な学習であったと感じます。ここで得た知識や考え方をもとに、自分の身を守っていってほしいと思います。

【愛西市立立田南部小学校】安全なインターネット・スマートフォンの使い方を知ろう

 本校では、7月16日に、津島警察署より講師を招いて、高学年が安全なインターネットやスマートフォンの利用について学びました。ほとんどの児童が、家庭でもインターネットやスマートフォンを利用した経験があります。児童たちが、意識をもって情報機器に関わることができるように、このような学習の機会を設定しました。
 まず、インターネットの仕組みを学び、インターネットの五つの約束「人を傷つけない」「知らない人に自分の情報を教えない」「インターネットを通じて知らない人と会わない」「パスワードを教えない」「すぐに大人に相談する」を教えていただきました。
 後半では、グループに分かれ、スマートフォンの便利なところや危険なところ、スマートフォンのルールについて、それぞれ話し合いました。便利なところは、「知りたいことを調べることができる」「ゲームをしたり動画を見たりすることができる」「情報を早く手に入れることができる」という意見が出ました。危険なところは、「課金をすると止まらなくなる」「個人情報が知られる恐れがある」「悪い人でも使うことができ、犯罪に巻き込まれることがある」という意見が出ました。
 授業を終えた子供たちからは、「使う時間を決めて使いたい」「悪口を書き込まないようにする」「家の人と一緒に使うようにする」「知らない人と連絡を取らないようにする」といった感想が出されました。
 今後も、安全に情報機器を活用していけるよう、継続して情報モラルについて学習する機会を設けていきたいと考えています。

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【岡崎市立城北中学校】学区に貢献!河川美化活動

 岡崎市は、8月の第1土曜日に、「岡崎城下家康公夏まつり花火大会」が開催されます。本校では、花火大会の翌日に、毎年、PTAと協力して「河川美化活動」を行っています。今年も、早朝より全校生徒が集合し、捨てられているペットボトルや空き缶などを集め、学区である乙川近辺の美化活動に取り組みました。学区に貢献したいという思いのもと、生徒からは、「そんなにないと思っていたけれど、たくさん集めることができた」「まだあるかもしれないから、あっちの方も探しに行こう」といった声が聞こえ、意欲的にごみを集める姿に感心しました。
 また、行き帰りの道中でも、道端に落ちているごみを、持参した袋に詰めていく生徒の姿も見られ、生徒の自主性が育っていることを感じました。
 河川美化活動は、今後も続いていきます。私たちの地元のために、私たちができることを一生懸命に取り組む大切な機会です。
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【愛西市教育委員会】「特別の教科 道徳」推進の取組について

 愛西市では、「授業力向上学び合いプロジェクト」をすすめています。このプロジェクトを通して、市内小中学校教員が交流を行って学び合い、授業力向上を図ったり、授業を見る目を育てたりしながら連携教育を深めています。
 取組としては、学校訪問交流や小中合同授業研究を行い、市内の教員が授業参観・研究協議会に参加することを通して、授業を見る機会や授業について研究協議する機会を設けています。「特別の教科 道徳」もこの取組の中で扱っています。
 具体的には各校において、子供たちの実態に応じた研究主題を設定し、取り組んでいます。大きくまとめると、「仲間との学び合いを通して、多様な見方・考え方を認め合い、自分の考えを深める授業」づくりに努めていると言えます。
 授業の中では、自分の考えを視覚化する教具等を使用したり、多様な考え方やとらえ方が導かれるように発問(中心発問・補助発問)を工夫したりしています。また、児童の思考の流れや変化を記録し、1時間の道徳の授業を振り返るようなワークシートの作成もしています。
 授業研究を行うことで見えてきた課題も多くありますが、「考え、議論する道徳」をキーワードに、子供たちの問題意識を高め、主体的・対話的に深く考える授業を市内の教員みんなで目指していきたいと考えています。

【半田市立半田中学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 本校では、年に1回、学年ごとに「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。この会の目的や内容は、以下の通りです。
 目 的
・携帯電話やスマートフォンなどを使う上での基本的なルールやマナーを知らせるとともに、具体的な事例をもとに被害者・加害者のそれぞれの観点から、犯罪やトラブルへの対処法を考える。
 内 容
・全校生徒を対象とした事前アンケートの集計結果を知らせる。
・携帯電話会社から講師を招いて、様々な事例を紹介していただく。
 生徒たちは、真剣に話を聞き、「気軽にSNSを利用していたけれど、個人情報の特定につながらないよう、これからは慎重に利用していきたい」「便利なスマートフォンやタブレットにも、使い方によっては危険性があることを再確認できた」「これからは、被害者にも加害者にもならないようにしたい」など感想をもちました。
 今回の「スマホ・ケータイ安全教室」をきっかけに、スマートフォンやインターネットの正しい使い方について考えるよい機会となりました。
 また、保護者の方も参加しており、情報モラルに対する関心の高さがうかがえました。これからも、学校だけでなく、地域や家庭と連携して、スマートフォン等の安心・安全な利用ができるよう情報モラル教育に取り組んでいきたいと思います。

【豊田市立若園小学校】「さるおのらくがきから学ぼう」〜小学校1年生情報モラルの実践より〜

 1年生は、とても素直な子が多く、元気に過ごす姿が見られた。しかし、その一方では、小さなトラブルも起こっているのが現状であった。相手の気持ちを考えて行動したり、ルールを守って行動したりすることの意識が足りないように感じた。また、「誰かが言ってたよ」と、不確かな情報を信じて行動してしまうこともあった。
 そこで、「さるおのらくがき」という教材を使って、軽い気持ちで書いたうその情報が、どれほど多くの人に影響を与えるのかを考えさせることで、相手の気持ちを考えて行動することの大切さに気づかせる授業を行った。
 授業では、教材を紙芝居にしたため、子供たちが注目して話を聞くことができた。また、登場人物の気持ちになって、真剣に考える姿もあった。ペアでの話合いでは、積極的に自分の意見を伝え合う姿も見られた。「うその情報を流すことは、いけないことだ」と気づく子や、「いやなことをしたら、みんなにあやまらくてはいけない」と感想に書く子もいた。
 これからも、「その情報って本当なのかな」と問いかけをすることで、正しい情報のもとに行動できるようにしていきたい。

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【田原市立衣笠小学校】心を耕すペア読書

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 本校では、5月に「アジサイ読書週間」があります。心の教育推進活動の一環として、6年生が1年生、5年生が3年生、4年生が2年生に、本の読み聞かせをする「ペア読書」を行っています。
 下級生に寄り添いながら、笑顔で読み聞かせをしている上級生は、とても頼もしく感じられました。本を読んでもらった児童からは、「聞いていてわくわくした」「おもしろい本だった」「お姉ちゃんが、やさしく話してくれた」という声が聞かれました。
また、読み聞かせをした児童からは、「どきどきしたけれど、笑顔でありがとうと言ってもらえてうれしかった」「読み聞かせを通して、初めてその子と話をしました。新しいつながりができてうれしかったです」という声も聞かれました。「ペア読書」は、児童の心を耕すよい機会となりました。
 本校の学校目標の中に、「つながる」があります。他にも、芋のつるさしをペア学年で行いました。たてのつながりを意識した活動を通して、上の子が下の子の面倒を見て、下の子は上の子を信頼する。そんな心のつながりを大切にしています。

【一宮市立今伊勢小学校】今伊勢小学校の道徳授業実践

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 本校では、教科化された「特別の教科 道徳」の授業に熱心に取り組んでいます。昨年度から、授業展開や発問、板書計画などについて研究を重ねてきました。評価についても、子供たちを認め励ます評価、そして、授業改善のための評価につながるように現職教育で研修を行いました。また、研修に参加した道徳推進教師が、学んだことを他の職員に紹介し、道徳の授業力向上に向けて高い意識をもって取り組んできました。
 授業では、今まで取り組んできたことに加え、「考え、議論する授業」を目指しています。教材の中心場面の中で、子供たちがいろいろな考えを出し合い議論します。自分とは違う考えを知ることで、自らの考えを深めていきます。そのような授業を繰り返すことで子供たちが、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考えを深めることができます。道徳科の授業が、本校の教育目標の一つでもある「思いやりのある生活」を目指す心の教育の中心となっています。

【半田市立成岩中学校】SNSの使い方について考えよう

 本校の情報モラル教育について報告します。現在、生徒たちはSNSやコミュニケーションアプリが身近にある状態で生活をしていて、それらを介して多くの問題が発生しています。このような課題に対応するためには、SNSを利用する上でのモラルについて考えたり、様々なコミュニケーションの方法について考えたりする場が必要になります。その一つとして、本校では、毎年、全校で「情報モラル教室」を行っています。例年、SNSの使い方に関する講師を招いて、「講演会」を行っていましたが、本年度は、方法を変え、各学級で担任による授業を行うことにしました。
 6月10日から6月14日にかけて、各学級の道徳科の時間に、無料通信アプリ会社等が開発した「楽しいコミュニケーションを考えよう」という教材を使って授業を行いました。
 1年生は「基本編」、2年生は「悪口編」、3年生は「リスクの見積り編」を取り扱い、学年に応じた内容で学びました。カードを並び替える活動を通して、自分の考えと周りの友達との考え方や感覚の違いが視覚的に理解でき、楽しみながら学ぶことができました。SNSの使い方を改めて考えるよい機会となりました。

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【豊田市立足助小学校】自分に自信をもち、友達のよいところを見つける活動

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 子供同士が、お互いによい所を認め合い、自分にも自信をもつことができるように、本校が取り組んでいることを二つ紹介します。
 一つ目は、本年度から始まった全校朝会での「出でよ!あすっこヒーローズ」です。ふだんの学校生活では、あまり披露する機会のない特技を発表します。これまでに、けん玉やフープ、キャッチボールなどの発表がありました。見ている子からは、「すごいなあ」「びっくりした」などの声が聞かれました。メディアに取り上げられたり、大会に出場したりするほどの特技ではありませんが、「あの子みたいになりたいな」「自分もやってみよう」とチャレンジする気持ちがわいてきます。これからもたくさんのヒーローが登場しそうです。
 二つ目は、「チャレンジロード」です。本校の渡り廊下には、全校児童の顔写真が掲示してあります。月一度、委員会が掲げた「あいさつ」や「マナー」などに関するチャレンジ目標を達成すると、本校のマスコットキャラクター「あすまる」のシールが貼られます。休み時間には、自分や友達の顔写真にたまったシールを満足げに眺める子供たちが見られます。「チャレンジロード」は、お互いのがんばりを認め合う渡り廊下です。
 全校83人という小規模校のよさを生かし、どの子も認められ、輝ける学校を目指しています。

【新城市立作手中学校】親子参加型の道徳科授業の実践

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 本校では、6月15日を「共育の日」とし、全学年で親子参加型の道徳科の授業を実施しました。
 2年生では、助産師を講師に招き、「命の授業〜親子の絆(きずな)から」という題材で授業を行いました。助産師による「命の授業」では、胎児の超音波映像や子宮で育っていく胎児の大きさの変化などについて講話をいただきました。
 次に、疑似体験活動では、「抱っこ体験」と「妊婦体験」の二つをグループに分けて活動しました。生後2か月の赤ちゃんを恐る恐る抱っこしている様子は、ぎこちなさを感じながらも、大切に抱っこしている様子が印象的でした。また、「妊婦体験」では、あお向けの姿勢から起き上がるのがかなり大変だということが分かったようです。
 「親子対話・振り返り」では、「とても安産だったよ」「産むときは時間がかかったけれど、3〜4歳になるとあまり手がかからなくなった」などと、小さい頃の話を保護者から聞いていました。
 生徒からは、「人形では分からない、本当の赤ちゃんのぬくもりを感じることができた」また、保護者からは、「妊婦体験や抱っこ体験など、貴重な体験ができてよかったと思いました。自分が産まれたときのことなど、ふだんは話せないことも、話すよいきっかけになりました。もし、結婚して子供ができる日がきたら、思い出してほしいと思いました」という感想がありました。
 今回の授業を通して、出産の大変さ、この世に生を受けることの奇跡などを知ることで、自分の命を大切にしようという気持ちを高めるよい機会になりました。

【豊田市教育委員会】豊かな人間性を育む道徳教育の推進

 豊田市では、豊かな人間性を育む道徳教育を推進しています。
 平成29年度から、豊田市立若林西小学校を研究推進校に指定して、道徳科の授業や評価の仕方の研究を進め、平成30年10月に市内外の小中学校の教員を対象に研究内容を発表し、各学校に広めました。発表された授業等の取組を教員が学ぶことで、各学校の教育活動に生かすようにしています。
 同じく平成29年度から毎年、道徳教育の第一人者である大学教授を講師として招き、道徳科の具体的な授業方法の研修を行っています。令和元年度は、5月に「『考え議論する道徳』の授業改善と評価のあり方」と題して道徳科推進研修を開催しました。参加した教員から、「実際に教材を読み、教員同士で話し合いながら授業展開等を考える有意義な研修でした」等の感想があり、充実した研修になりました。
 今後も、豊田市では、児童生徒の豊かな人間性を育む道徳教育を推進していきます。

【瀬戸市立幡山中学校】ケータイ・スマホ安全教室

 5月25日に、学校公開を行いました。今年度は、授業や部活動で活躍する生徒たちの姿を、保護者や地域の方々に見ていただくだけでなく、携帯電話会社から講師を招いて、「ケータイ・スマホ安全教室」を実施しました。3年生や多くの方々に聞いていただくことができました。
 ほとんどの生徒が持っているスマートフォンの便利さの裏側にある危険性や安全な使い方、家庭でのルールについて分かりやすく話していただきました。動画や身近な具体例を用い、生徒たちに質問して応えてもらうなど、一方的にならないように工夫がされていて、生徒たちは真剣にスマートフォンの使い方について考えることができました。
 また、保護者にも、スマートフォンや携帯電話の危険性とその対応について知っていただくことができ、家庭と学校が一体となって生徒たちを見守っていく機会の一つになりました。

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【豊川市立桜町小学校】 いのちをいただく

 9月の野外教育活動で行ったマスつかみ。自分の手で生き物をあやめて食べる行為は、初めての体験だった子供が多くいました。この体験活動を生かした道徳科の授業を行い、改めて、「いのち」について考えました。
 「しんでくれた/谷川俊太郎」「いのちをいただく/内田美智子」の読み聞かせや給食の献立から、子供たちは、ふだんの生活で、多くの「いのち」をいただいていることに気づきました。授業の振り返りを紹介します。
・とり肉やぶた肉、牛肉などは、命をいただかないと食べられないので、魚や動物は大事だと思いました。わたしの体は、いただいた命で育っているので、自分の命も大切にしようと思いました。
・最初は、マスのことも残こくでつらかったけれど、命をいただくことは生き抜くためには大切なんだなと思いました。これからは、食べ物に感謝して食べようと思いました。
・命を食べるというのは、ずっと分かっているつもりだったけれど、この授業をして、食べるときには、しっかりと「いただきます」と言わなければいけない理由が分かった気がしました。これからは、「命を食べている」ということを忘れずに、ごはんを食べていきたいと思いました。

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【春日井市立西部中学校】 「いじり?いじめ?」の授業を通して

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 本校は、今年度の教職員研修のサブテーマに、「豊かな心を育む実践をめざして」を掲げ、道徳科の授業改善に力を入れています。教師が互いに授業を参観したり、学年の担当者が集まって発問を検討したりして、「考え、議論する道徳」の実現をめざしています。さらに、全学年で道徳ノートを取り入れ、毎時間授業の最後に、授業で感じたことや考えたことを記入させるようにしました。授業者も生徒の考えを次の授業に生かすことができ、さらにこれを蓄積することで、1年間の変化や成長の様子が分かるようになってきています。
 1年生では、「いじり?いじめ?」の授業を行いました。「いじり」は、テレビ番組や日常生活の中でも目にすることであり、中学生にも身近なテーマだと思います。そして、「いじめ」にもつながりかねないこともあり真剣に考えてほしい内容です。この授業にあたり、事前にアンケートをとり、その学級の実態に合わせた授業構成を考えました。また、授業の導入部分で、そのアンケート結果を紹介したことで、自分たちの実態がデータで示され、生徒も高い関心をもって授業に取り組むことができました。自分自身の今までの行為を振り返り、相手がどう感じていたのかなどを考え、教材の内容を自分のこととして真剣にとらえ、議論を深めることができました。
 本校の実践は、改善していくべきこともまだ多くありますが、今後も、学校全体で、授業の質のさらなる向上に取り組んでいきたいと考えています。

【一宮市立大和南小学校】わくわくペア活動で異学年交流

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 本校では、児童会が中心となって、「わくわくペア活動」というふれあい活動を行っています。これは、異学年交流を通して、高学年は年少者を思いやる心を育て、低学年は年長者を敬い、慕う心を育てることをめあてに取り組んでいるものです。1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生でペアを作り、年間を通して様々な活動をしています。今年度に行った活動は、「ふれあい会食」「わくわくペア遊び」「わくわくペア鉢運動」「ふれあい読書(読み聞かせ)」等です。
 「わくわくペア鉢運動」では、ペアで1鉢ずつサルビアの苗を植えました。高学年の児童が低学年の児童に、鉢に適量の土を入れたり、苗の植え方を教えたりしながら、2人(または3人)で仲よく活動しました。運動会には、運動場にきれいに咲いたサルビアの鉢が並べられるように、水やり等の世話は低学年が中心になって取り組んでいます。
 「ふれあい読書」では、読書週間の取り組みの一つとして、高学年が低学年に絵本や紙芝居の読み聞かせをしました。高学年は、どんな話がよいか事前に考えて、絵本や紙芝居を借り、グループで練習したりするなど、ペアの子が喜んだり楽しんだりできるように工夫します。読み聞かせは、朝の読書タイムを使って行いますが、短い時間でどのグループも上手に読み聞かせをすることができました。低学年の児童も、高学年のお兄さんお姉さんの読み聞かせを、目を輝かせながら楽しそうに聞くことができました。