【蟹江町立蟹江小学校】スマホを持たせるのは遅い方が良い

画像1 画像1
 6月9日の家族学級の講演会で、「スマホを持たせるのは遅い方が良い」という演題で話していただきました。依存症の専門臨床医としてカウンセリングを行っていらっしゃる立場から、スマートフォン・ゲーム障害を予防するポイントを中心に教えていただきました。
 御自身の親としての経験を踏まえて、保護者ができるスマートフォン・ゲーム障害を予防する効果的な対策としては、「できるだけ与えるのは遅らせる」しかないと話されていました。そして、「できるだけ与えるのは遅らせる」ための有効な方法としては、周囲の保護者同士で連携することを挙げていました。
 たくさんの保護者に、聴いていただきました。保護者からは、「ゲームやスマートフォンはあまりよくないと考え、なるべく制限するようにしてきましたが、より危機感をもつことができました」「みんなが持っていると言うから仕方なく与えるのではなく、理解ある人たちだけでも協力し合い、スマートフォンを与えない仲間を作ります」「中学生の子供には、もう与えてしまっているので、今後、使い方や制限を改めて考えていきたいと思います」などの感想をいただきました。
 本年度も、1月には、高学年児童を対象に「情報モラル教室」を実施します。今回の保護者への講演を踏まえて、スマートフォン・ゲームの脳に対する影響やスマートフォン・ゲーム障害の危険性なども学ばせる内容を考えていきたいと思います。

【豊山町立新栄小学校】スマホ・ケータイ安全教室

 現在、インターネット利用やSNS、コミュニケーションアプリなどが身近になり、これらのツールを介しての児童のトラブルが懸念されています。そのため、本校では、情報モラル教育の一環として、毎年、「スマホ・ケータイ安全教室」を学校公開日に実施しています。今年度は、5・6年生向けの「スマホ・ケータイ安全教室」に加え、子供たちの周りをとりまく課題とその対策について知っていただくために、保護者向けの教室を後半に設けました。
 5・6年生受講の教室では、スマートフォンや携帯電話を正しく使うために必要なことや、SNSなどを使用した情報公開の危険性について学びました。さらに、事例をもとに、文字だけのやりとりでは、人によって言葉の使い方や受け取り方が違うことからトラブルになってしまうことについて考え、理解を深めました。
 保護者向けの教室では、段階的に使わせることで、ネットリテラシーを高めていくことが重要だと言われていました。その中で、フィルタリングサービスの利用やルール作りとそのポイントなど、使い方について家庭で話し合うことが有効であるということを改めて確認することができました。また、スマートフォンや携帯電話の危険性とその対応について知っていただくとともに、使い方について改めて考えるよい機会となりました。

画像1 画像1

【豊川市立小坂井中学校】道徳科の授業実践「本当の友情とは」

 本年度より、中学校で道徳の教科化がスタートしました。本校でも、教科化にあたり「考え、議論する道徳」を大切にして授業を行っています。
 本校の2年生は、「みんなでとんだ!」の教材を通して、「本当の友情とは何か」を考える授業を行いました。運動をすることが極度に苦手な生徒(矢部ちゃん)に対し、「長縄大会の本番で一緒に跳ぶか、応援してもらうのか」を考える学級会の場面を中心に、教科書では取り上げられています。
 本文を途中まで読んだあと、「もしも自分だったらどうするか」という課題を考えました。生徒からは、「どうしても決めなきゃいけないの」「難しい」などの声が上がりました。しかし、実際の学級会であれば、決断する必要性があります。自分自身の思いと向き合いながら、課題について考えました。黒板にそれぞれの考えをまとめる際、「入れる」「入れない」の思いを左右の矢印に、さらに「矢部ちゃんのため」「学級のため」という考えを上下の矢印にして、構造的に考えられるようにしました。それぞれの微妙に違う思いから、多様な価値観を知ることができました。
 振り返りでは、「実際の場では悩むと思うし、難しいです」「矢部ちゃんのために入れる気持ちも分かるし、入れない気持ちも分かった」など、自身の思いを語るものが多くありました。いろいろな価値観を知る、有意義な時間となりました。

画像1 画像1

【みよし市立三好中学校】地域とつながる温かい三好中学校区

 本校では、生徒会活動で「HAPPYプロジェクト」という取組をしています。ふだん伝えられない「ありがとう」の気持ちを専用の用紙に書いて、BOXに投かんし、掲示板で紹介しています。まわりの仲間のよさに気づき、感謝の気持ちを育むことをねらいとしています。書いた人も、もらった人も、掲示板で見ている人も、感謝の温かい気持ちに触れられるよい機会となっています。平成29年度に始めた取組も第9期となり、学級・学年を超えてメッセージを送り合う姿が増えています。
 この活動のよさを地域にも広げたいと、「地域HAPPYプロジェクト」を実施しました。地域の図書館、児童館、集会場などに専用BOXを置かせてもらい、地域とのつながりに目を向けたHAPPYを募集しました。様々な世代の方から100枚を超えるメッセージをいただき、朝すれ違う地域の方、交通当番の方、ジュニアクラブの方、小学生、読み聞かせボランティアの方など、いろいろな地域の方への温かいメッセージが集まりました。この活動を通して、地域で支えてくださっている方の存在に気づき、校内でもその方たちへの感謝の気持ちを改めて感じることができる活動となりました。今後も、互いのよさを認め合い、思いを伝え合える温かい学区を目指していきます。

画像1 画像1 画像2 画像2

【幸田町教育委員会】幸田町教員夏季研修会「こうた夏塾」

 幸田町では、毎夏、「教育力を高める具体的実践」について研修を行い、授業力向上を図るため、「こうた夏塾」を開催しています。今年度は、「特別な教科 道徳」について研修を深めました。
 研修会では、「新しい道徳科に求められる具体的な授業づくり」と題し、西尾市立西野町小学校長の石川雅春先生にお越しいただきました。石川先生が、小学校高学年の2学期に使われる「ブランコ乗りとピエロ」を教材に、2種類の模擬授業をしてくださいました。参加した教員が、生徒役となって進められた模擬授業では、石川先生の発問や板書、授業の流れなどから、「特別な教科 道徳」における具体的な指導のポイントや授業のイメージを学ぶことができました。また、事前にまとめた「道徳の授業づくりでの悩みや困っていること」に対しても、石川先生から丁寧にそして的確に御指導をいただきました。参加した教員から、「2学期からの実践にすぐに生かすことができそうだ」という感想がありました。

【豊田市立中山小学校】ピンクシャツデー

 9月26日、第一回中山小「ピンクシャツデー」がありました。カナダで始まった、いじめ反対運動である「ピンクシャツデー」の参加を通して、いじめ撲滅の意識を高め、相手を思いやる心を醸成しています。
 児童も教師も、思い思いにピンク色のTシャツや小物を身につけ、いじめは許さないという気持ちの連帯感を高めました。ピンク色の物がない場合は、名札にピンク色の丸シールを貼り、同じ気持ちだということを示しました。「ピンクシャツデー」の運営に携わった運営委員は、数週間前から広報に使うポスターなどを作成し、準備を進めてきました。そして、第一回の「ピンクシャツデー」を無事に迎えることができました。ある運営員は、「始まるまでは、ドキドキしていたけれど、始まってみたら、ピンク色の物を身につけてくれる子も多くて、うれしかった。これからもいじめはいけないと思い出せるように、『ピンクシャツデー』を続けていきたい」という感想をもちました。これからも、いじめ撲滅の意識を高めるために続けたいと思います。
画像1 画像1 画像2 画像2

【安城市立安城西中学校】より深い学びを目指して

 本校は、今年度、愛知県教育委員会より「道徳教育の抜本的改善・充実にかかる支援事業」の一環として、研究実践校に指定されました。そこで、道徳科において、「自分の思いや考えを伝え合い、物事を広い視野から多面的・多角的に考え、人間としての生き方について考えを深める生徒」をテーマに、研究を進めています。素直に自分の思いを表現できる生徒が多く見られるため、自分の思いを書きとめる時間を確保し、話合いにつなげています。発問を工夫し、生徒の発言に応じて問い返しや切り返しを行うことで、より深い学びを目指しています。また、内容項目について、授業の初めと終わりに問うことで、考えの変容に気づけるようにしています。
 9月に、2年生で実践した「松葉づえ」では、思いやりについて考えました。授業の始めでは、思いやりとは「困っている人を助けること」と考えていましたが、授業の終わりでは、「相手が必要とするときに必要な分だけ助けること」「自分がいいと思ったことではなく、相手がいいと思うことをすること」と考えを深化させることができました。松葉づえをつく級友に対して、先回りして助けていた人が、自分の都合が悪くなると助けるのをやめてしまうところを取り上げ、生徒が初めにもった考えと比較して、「困っている人を助けているけれど、この人には思いやりがないということ」と問い返すことで、自分本位の手助けでは意味がないことに気づき、考えの深化につながりました。以下は、生徒の振り返りです。
・積極的に助けるもの思いやりだと思うけれど、相手の気持ちを考えて様子を見るのも思いやりだと思いました。
・自己満足な優しさは思いやりではないと思いました。相手の気持ちを尊重しながら生活できるようになりたいです。

画像1 画像1

【豊橋市立牟呂小学校】情報モラルについて考える取組

 本校の4年生では、道徳科の学習を通して情報モラルについて考えていきました。資料「かまきり」は、ふとしたことでインターネット上に名前を書き込んでしまった主人公が、後になって不安な気持ちがこみ上げ、どうしようもなくなってしまうという内容です。この資料をもとに、「大切な個人情報を守る」ことについて考えました。子供たちは、話合いをすることで、個人情報には、名前・住所・電話番号・写真など、様々なものがあることに気づきました。そして、ふだんから個人情報を知られないように、どのような工夫をしているか振り返りました。「インターネット上のハンドルネームで、本名を使わないこと」「自分や友達の顔写真を、インターネットに載せないこと」などの意見が出されました。
 子供たちは、これから自分のスマートフォンを持ち、SNSなどでつながりをもつ機会も多くなってきます。こうした機器は誰もが利用しやすく大変便利です。その反面、不特定多数の人が見ているという怖さも併せもっています。授業を通して、子供たちからは、「今日帰ったら、情報モラルについて、家の人と話し合ってみます」という意見も多く聞かれ、インターネットとのつきあい方を考えるよい機会となりました。

画像1 画像1

【岩倉市立五条川小学校】「GST」でコミュニケーション力UP

画像1 画像1
 本校は、昨年度末から、仲間づくりの一つとして、月に1回「GST(五条川・ソーシャルスキル・トレーニング)」を、朝の活動として全学年で取り組んでいます。子供たちが、友達と上手に関わり合うことができるよう、「自分の考えを友達に伝えるスキル」「友達の考えを目と耳と体を使って聞くスキル」「男女関係なく関わっていけるスキル」を身に付けることができる、学年に応じた様々なトレーニングを行っています。
 6年生では、9月に「ご注文はどっち?」というトレーニングを行いました。二つの選択肢のうち、どちらを選び、どうしてそれを選んだかグループの友達に伝えるというものです。ただトレーニングを行うのではなく、「体を向けて聞く」「うなずきながら聞く」「笑顔で聞く」「みんなの目を見て伝える」「自分の考えを伝える」の五つの目標を伝えてから行い、最後に自己評価をしました。
 目標が明確だったので、自己評価では、「うなずきながら聞く」「笑顔で聞く」ができていないといった課題も見つかりました。一方で、活動の振り返りでは、「同じものを選んでも、自分と全く違う理由だったのにびっくりした」「自分の選んだ方がいいと思っていたけれど、友達の考え方もいいなと思った」などの意見が出て、自分の考えを伝えた上で友達の考えも認める姿が見られました。
 今後も、「GST」の活動を継続し、学校全体で、子供たちの「人と関わる力」の向上を目指していきたいと思います。

【知多市立旭東小学校】赤ちゃんとの交流から学ぶこと

 本校では、6年生が、心の教育推進活動の一環で「赤ちゃんと小学生のふれあいの体験事業」を行っています。生後4か月〜2歳ぐらいの赤ちゃんと、その家族と交流することで、赤ちゃんの愛らしさや温かさ、子育ての喜びや大変さ、親への感謝の気持ちなどを学ぶ機会となっています。
 当日は、事前学習として、まず、赤ちゃんとの接し方を学んだり、ふれあい遊びの練習をしたり、赤ちゃんの親に聞いてみたいことを考えたりします。その後、交流となります。子供たちは、いろいろな赤ちゃんがいることに驚きます。ずっと寝ている子、お母さんから離れられなくて泣いている子、走り回っている子など、戸惑いながらもコミュニケーションを図ろうとします。
 慣れてくると、子供たちの表情もリラックスしてきて、赤ちゃんの遊びたいことが分かって、積極的に関わろうとする姿も見られるようになってきます。おうちの人に、子育てで大変なことをたずねたり、子育ての喜びを聞いたりして、自分がどのような思いで育ててもらったかに気付きます。
 ふれあい体験を通して、家族と自分との関係について考えるきっかけになっています。家族への感謝の気持ちや命の大切さに気付き、心豊かに成長していくと思います。

画像1 画像1 画像2 画像2

【稲沢市立稲沢北小学校】ネットトラブルを防ごう

 7月16日に、6年生の児童を対象に、「ネットモラル塾」を行いました。本校の児童も動画や音楽の試聴、ゲームなどのアプリを利用した経験があり、身近で楽しめるものと感じているようです。しかし、小中学生のインターネットにおけるトラブルも増加しています。児童がトラブルや犯罪の被害者にも加害者にもならず、適切に利用することができるよう、講師を招いてスマートフォンの使い方について学習しました。
 話の中で、SNSの被害に遭う児童が増加していること、そして、その多くがフィルタリングを利用していなかったことを知りました。また、インターネットを長時間利用することにより、健康や生活にも支障が出ると聞き、そうならないためのルール作りのポイントについても教えていただきました。さらに、SNSに投稿された何げなく撮った写真には、「個人を特定する情報が詰まっている」と聞き、実際に写真を見ながらどんなことが分かるのか友達と話し合いました。わずかな情報から個人が特定される恐ろしさを知りました。
 子供たちから「怖いので、ルールを決めて使っていきたい」「ゲームなどをやり過ぎてしまうので、時間を決めて使いたい」「個人情報は簡単に分かってしまうことを初めて知った」という感想が聞かれ、スマートフォンを安全に利用するために、家庭でルールを決めて使用することの大切さを学ぶことができました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【稲沢市立高御堂小学校】あいさつの大切さについて考えよう

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校では、「笑顔であいさつ『おはよう・こんにちは・さようなら』」を合い言葉に、児童会が中心となって「あいさつ運動」を行っています。
 道徳科においても、自分から進んで気持ちのよいあいさつができる児童を育てたいと考え、実践を行っています。
 2年生では、「あいさつがきらいな王さま」を教材に、「どうしてあいさつをするのか」「あいさつはなぜ大切なのか」について考えました。
 あいさつをした人をろう屋に入れ、町に誰もいなくなり、一人ぼっちになって初めて、あいさつの大切さに気付いていく王様の気持ちを、役割演技などを通して考えることができました。
 振り返りのワークシートには、「あいさつは、みんなが笑顔になれるので大切なことだと思いました」「あいさつを大きな声でして、学校を明るくしていきたいです」といった記載がたくさんあり、今後の生活に生かしていこうとする児童の気持ちを感じることができました。

【尾張旭市立本地原小学校】考え、議論する道徳

 昨年度より、本校では、「考え、議論する道徳の授業」を目指しています。今年度、尾張旭市では、「道徳のいろは」という、道徳科の授業展開や発問、板書計画などの組み立て方に、様々な工夫ができるように冊子を作成し、配付しました。本校では、4月に冊子の説明や活用方法などの研修会を行いました。その後、各担任の先生が授業を組み立てるときに活用しています。
 6年生の道徳科の授業では、教材の中心場面で、子供たちが「多面的・多角的に考える」ことができるように、子供たち同士が話しやすいペアや班での対話を取り入れました。子供からは、「様々な意見が出て参考になった」「自分の最初考えていたことを考え直すきっかけになった」との意見が出ました。教師も、子供たちの考えが深まるように支援しています。
 このようにして、「考え、議論する道徳」の授業実践を行い、本校の教育重点目標の一つでもある「学びをつなぐ」にもあるように、他教科とのつながりも意識できるようにしていきたいと思います。


画像1 画像1 画像2 画像2

【日進市教育委員会】授業力向上に向けて

 日進市では、日進市現職教育委員会研修事業部が中心となって、「授業力向上研修会」を、年3回実施しています。この研修会は、外部講師を招き、授業研究を通して中堅職員の授業力向上を図ることを目的に、在職4〜15年目の教員を対象として実施しています。
 1回目は、6月に、日進市立日進北中学校で行いました。「いじり」と「いじめ」の違いについて考えることを通して、相手の立場に立って相手を尊重しようとする態度を育てることがねらいの授業です。外部講師からは、「教科書の読み取りにならないように、生徒と教師が一緒になって考える姿勢が大切」「深く考える場面を作り、子供の中にどのような変容があるかが大切」という助言がありました。
 2回目は、8月に、日進市立北小学校で模擬授業を行い、教員が児童役となり、児童の立場で考える場面を作りました。3回目は10月に実施する予定です。

【西尾市立吉良中学校】よりよく生きる喜び

 6月の授業参観で、「よりよく生きる喜び」を考えるために、2年生の全クラスで、教材「人って、本当は」を使って道徳科の授業実践をしました。
 孟子の性善説と荀子の性悪説に触れ、人のもつ強さと弱さを考えながら、自分のよりよく生きる道について考えることができました。
<生徒の振り返り>
・最初は、善人も悪人も両方いると思ったけれど、荀子の「生まれながらにして憎む心というものがある」というのと、「必ず指導者から教えを受け善人になる」というのを見て、悪人でも善人でも、人との出会いが大切であり、学びが必要だということに気がつきました。
・人の本質は善人だと思っていたけれど、それは指導者によって作られたんだと思うようになりました。クラスでもいろいろな面で声をかけ合うことが多いけれど、こういう声のかけ合いが、善人を作り、クラスそして社会を作り上げていくんだなと感じました。

画像1 画像1

【みよし市立北部小学校】「夢の下校」を目指して

画像1 画像1
 「今日は、時刻に間に合うように静かに座ることができたので『3北武将』です」と、下校当番が宣言すると、お互いのがんばりを認め合う拍手が沸き起こる。さらに、「今日は、○○の通学団が、とても静かに座って待つことができていました。みんなも見習いましょう」と、素敵な通学団への賞賛の言葉が聞かれる。
 本校では、高学年の学級委員で構成される運営委員会が中心となって、「下校集会」が行われている。彼らは、普通の下校ではなく「夢の下校」にするために、アイデアを出し合い活動している。「時刻に間に合う」「静かに集まる」「全員座る」の三つがそろうと「3北武将」を掲げるという取組は、2年前より引き継がれている。「声を出さない」「静かに体操座り」などのプラカードを持って静かに訴える活動も、先輩から引き継いだもの。どこに立ち、どのプラカードを見せたら効果的かということを、今年の運営委員は作戦を練った。素敵な通学団を褒めて、そのよさを全校へ広げようというアイデアも、少し前から実施している運営委員の作戦だ。子供たちの主体的な活動が、大好きな本校を「夢の学校」へと近づけている。

【愛西市立八開中学校】いのちの授業を通して自分自身の生き方について考える

 本校では、保健指導の授業の一つとして、各学年で、「いのちの授業」を行っています。
 1年生の授業では、妊婦さんをゲストに招いて、母親の想いを聞いたり、妊婦スーツを着て妊婦の大変さを感じたりしました。その中で、多くの人の助けと愛情を受けて育ってきたことを知ることができました。この「いのちの授業」と併せて、道徳科の授業を行いました。資料「あなたに」を活用し、家族愛について見つめ直し、今後の自分の生き方について考えました。この資料は、反抗期の娘に書いた手紙が大部分を占めています。そこには、出産当時の命の誕生の喜びや、生命の連続性について書かれており、母親が娘を想う気持ちが伝わってきます。また、出産に関わったすべての人の想いについても書かれていて、たくさんの人の支えがあって今の自分が生きていることに気付かせてくれます。
 授業では、娘へ向けて書かれた手紙を自分が受け取った立場として、どう感じたか考えさせました。また、「いのちの授業」のゲストとしてきていただいた妊婦さんや、保健師さんから、母親からの立場としての意見を聞きました。その中で、家族の愛を感じ自分はどう生きていくべきかを考えました。

画像1 画像1

【蒲郡市立形原北小学校】みんなで考えよう、よりよいメディアとのつきあい方

画像1 画像1 画像2 画像2
 5、6年生を対象に、インターネットに関するアンケートを行いました。その結果、
・インターネットにつなぐことのできる端末を持っている・・・54%
・インターネットに画像や動画をアップしたことがある・・・・10%
ということが分かりました。そこで、インターネットの仕組みや安全な使い方など、蒲郡市青少年センターの方に、クイズを交えて分かりやすく話をしていただきました。
 インターネットを使うときには、
1 うれしい言葉。他人には悪口かも 
2 発信は他人に見られてもよい内容で
3 フィルタリングは「お守り」     
4 「健康第一」使いすぎない
5 「人に役に立つ使い方」ができる人に 
の五つのことに気をつけることを学びました。
 振り返りの感想で、「インターネットはとても楽しいものだけれど、間違えた事をするとトラブルに巻き込まれると聞いて、ぞっとしました。用心深く利用していきたいです」「わたしが、一番覚えておきたいと思ったことは、相手の気持ちです。自分がうれしい言葉でも、相手はうれしくないことがあるということを知りました」
 インターネットだけでなく、メディアの使い方についても考えるよい機会になりました。

【春日井市立大手小学校】2年生道徳科授業「およげないりすさん」の実践

画像1 画像1
 2年生の道徳科で、資料「およげないりすさん」を用いて授業を行いました。
 資料の内容は、「かめさんたちが、池の中の島で遊ぶ相談をしているところに、りすさんがやって来ました。自分も連れて行ってほしいと頼みますが、かめさんたちは、りすさんが泳げないことを理由に置いていってしまう」というものです。
 この資料は、「公正・公平・社会正義」を内容項目とし、個々がもつ能力を理由として不公平な接し方をするのではなく、能力の有無にかかわらず、誰に対しても公正・公平に接することの大切さを考える内容です。
 本実践では、「深い学び」となるように、「まず、自分の考えを明確にもつ」「議論していろいろな考え方を知る」「再び自分の考えを明確にする」という道徳科の授業を目指しました。
 「『やっぱり、りすさんがいた方がいいね』と言ったとき、かめさんはどんな気持ちだったと思いますか」と発問し、「かめさん」の心情の変化を多面的、多角的に追うことで、みんなと仲よくすることや、誰にでも公正・公平に行動することの大切さについて、考えることができました。
 終末で、今日の学びを日頃の生活でどう生かすか考え、ワークシートにまとめました。子供たちの振り返りには、「ドッジボールのとき入れてと言われたら、ことわらずに入れてあげたいです」「おにごっこで一人ぼっちにしないで、一緒に遊びたいです」「友達は、すごく大切だと思いました」との意見があり、本授業のねらいとする道徳的判断力、心情をより深めることができました。

【春日井市立小野小学校】サイバー犯罪教室で、インターネットを正しく使える力を身につけよう

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校児童のスマートフォンや携帯電話の所持率は、今のところ高くはありません。しかし、児童の中には、夜中まで動画を見ていたり、音楽を聴いたりしていて、規則正しい生活ができなくなりつつある子が少なからずいます。また、子供たちがインターネット犯罪に巻き込まれることが、社会全体でも増えてきています。
 そこで、6年生児童を対象として、講師に警察官を招いて、「サイバーポリスゲーム」を活用して、日常生活上で遭遇する恐れのあるインターネット犯罪への対応方法を学びました。ゲームの中に出てきたサイバー犯罪に関するクイズに、児童たちは、グループで相談しながら答えを考えていました。
 児童たちは、「サイバー犯罪防止教室」を振り返って、「人が傷つくことは書かない」「インターネットで知り合った人と会わない」「勝手に人の個人情報をインターネットに出したりして、他人を巻き込まないようにする」など感想で述べていました。
 今日学んだことを生かして、インターネットを正しく使える力を身につけてほしいと思います。