【瀬戸市立南山中学校】ハッピースマイルタイム「ハッピースマイルタイム」の実施回数が増えるにつれ、道徳科の授業でも自分の考えを的確に表現したり、それを肯定的に聞き取り、自分の考えと比較しながら話合いを進められたりする生徒が増えてきたように感じます。その結果、道徳科の授業における生徒一人一人の意識の変容の表現が豊かになり、道徳的な価値観の形成につながるようになりました。 【西尾市立室場小学校】「思いやり集会」で育む思いやりの心
本校では、毎年11月下旬に、学年ごとに「思いやり集会」を行っています。今年は、11月29日に、低学年が、絵本「わたしのせいじゃない」、中学年が、VTR「走れ、ジョン」、高学年が、NHK for School「みんな生きている いじめをなくすには」を教材として活用し実施しました。これらの教材をもとに、「いじめ」や「本当の仲間とは何か」について考え、話し合いました。
<児童の感想> ・みんなが仲よく遊ぶことが、大切だと思いました。泣いている子がいたら、すぐに助けてあげたいです。(2年) ・本当の友達とは、困っているときに助けてくれる人だと思いました。「思いやり集会」をやってみて、今までよりも友達のことを大切にしたいと思いました。(4年) ・わたしは、友達にちょっかいをかけてしまうことがあります。でも、それがいじめにつながってしまうのかもしれないと思いました。自分の意識を変えていこうと思いました。「優しい心が一番大切なんだよ」という言葉が心に残りました。(6年) 「思いやり集会」を通して、「思いやりの心」を深め合い、仲間ともにいじめのない明るい学校生活にしようとする思いを高めることができました。 【稲沢市立牧川小学校】みんなが自由に楽しめる公園とは?次に、自由な公園で起こる出来事について映像資料を視聴しました。誰でも自由に楽しめることを願って作られた公園で、いろいろな人が自由に過ごしています。「サッカーをする子供たち」「犬の散歩をする老夫婦」「ベンチでくつろぐ赤ちゃん連れのお母さんたち」「演奏の練習をするバンド仲間」。しばらくすると、互いに不満が噴出します。不満を解決し、みんなが快適な公園にするために、子供たちは、管理人の立場で考えを話し合いました。 初めは、「ルールを決めて、様々なことを禁止する」と言っていましたが、話し合う中で、「禁止にしたことで、『自由』ではなくなってしまうことがある。ならば、どうすれば『自由』な公園にできるか」と悩みながらも真剣に考えました。 授業後の振り返りでは、「ただ自分の思いを言っているだけでは、自由になれない。逆にルールを作れば、また自由になれない。自由はすごく難しい」と感想に書く児童がいました。 授業を通して、互いの自由を尊重することの大切さについて考えることができました。 【蒲郡市立大塚中学校】学校保健委員会「今の自分が、一歩踏み出すために」本校の生徒たちは、とても素直で明るく人なつっこい性格です。しかし、引っ込み思案であったり、はじめてのことに躊躇したりする面があります。また、自己肯定感が低い生徒も多くいます。そこで、「学校保健委員会を自分と向き合う時間にしたい。エゴグラム(性格診断法)を通して自分の性格を客観的に見ることで、今の自分の状態を知り、自分を成長させるツールとして活用させたい」と願い、学校保健委員会を企画しました。 会は、(1) エゴグラムについての説明と解説(保健委員)、(2)ドラえもんに登場するキャラクターのエゴグラムを見て、彼らに対してのアドバイスをする(養護教諭による示範後、自分の考えをグループで出し合う)、(3)自分から自分へのアドバイスをする、という流れで行われました。生徒一人一人が考える場面と、グループで考えを出し合って発表する場面があり、生徒が意欲的に取り組むことができるように計画されていました。また、ドラえもんのキャラクターにアドバイスをするというステップをとることで、エゴグラムの活用の仕方や、行動目標の立て方を把握し、自分自身へのアドバイスにしっかりと向かうことができていました。そして、スクールカウンセラーからは、「自分で、自分をコントロールすることができる。変えることができる」というアドバイスをいただきました。その言葉をしっかり聞いている姿から、自分を成長させていこうという生徒たちの強い思いを感じました。 生徒の感想には、「自分の性格は、少しかたいのかなあと思いました。誰かと話すとき相づちを打ったり、話の内容を明るくしたりしたいと思いました」「エゴグラムをする前は、当たらないと思っていたけれど、当たっているところがたくさんありました。私は自分の気持ちをみんなの前で出すことが苦手です。アドバイス用紙に、テンションを上げるとよいと書いてあったので、自分の思ったことを言葉にしたり、気持ちや態度に表したりしたいです」とありました。 エゴグラムという自分を成長させるツールを知ることができ、自分を客観的に見て成長させていこうという意欲が増したすばらしい会になりました。 【豊明市立唐竹小学校】2年生「教室での できごと」の授業実践
2年生の道徳科で、教材「教室での できごと」を使って授業を行いました。
本教材は、誰もいない教室で、花瓶を割ってしまったゆかちゃんに対して、主人公である私は、どうするとよいのかを考えさせる話です。 導入では、「友達のよくないことを見たり聞いたりしたとき、どうすればよいでしょう」という担任の問いかけに対して、「きちんと注意したい」「先生に言う」と、大半の児童は答えていました。しかし、「ゆかちゃんが、もし仲よしの友達だったらどうしますか」と問われると、友達との人間関係を壊したくないために、「悪いことを秘密にする」「どうすればよいか分からない」と答え、相手によって考えが左右されることや、正しいと思う行動をとることの難しさに気付くことができました。 その後も、話合いは続き、「ゆかちゃんに声をかけて、話を聞いてあげる」「先生に話をするときに、一緒に行ってあげる」という解決策を共有することで、勇気を出して正しいと思う行動をとろうという気持ちを高めることができました。さらに、「正直に言うことは、心がすっきりする」「物を壊したら、誰かが犯人にされてしまうから正直に言うことが大切」などの意見も出ました。 この授業を通して、取るべき行動を自分で判断し、よいと思った行動は勇気をもって行うことの大切さについて、学級全体で確認することができました。この思いを生活の中で生かしてほしいと思います。 【日進市立東小学校】児童の言葉で授業をつくるときには、帽子を使って、自分の立場を明確にして話合いをし、双方の意見を積極的に交わし合い、その中で、考えが変容した児童の意見を大切にしています。児童の考えが変容したときこそ、道徳性の高まりを感じることが多いからです。 「道徳は、自分の思いを伝えることができたり、友達の思いが分かったりするから楽しい」「友達の意見を聞いて、自分の考えが深まったのを感じる」という授業の感想が、これからも増えていくような授業実践を考えていきたいです。 【知立市立知立南小学校】いのちの教育
本校では、10歳を迎える4年生で、「自分がうまれてきたときのこと 〜生まれるまでと赤ちゃんのことを知る・体験する・感動する〜」をテーマに、いのちの教育を行っています。今年度も、助産師と保健師をゲストティーチャーにお迎えしました。
まず、助産師から、いのちの始まりについてのことや、胎児の成長の過程について話を聞きました。画像や手作り教材などを使用したことで、子供たちもイメージしやすかったようです。また、おなかの赤ちゃんが、お母さんの声が聞こえていることや、お父さんやお母さんの赤ちゃんに対する思いなどについても考えることができました。さらに、赤ちゃんの誕生は、家族だけでなく、周りのみんなを幸せな気持ちにする不思議な力があることや、みんなが「生まれてきてくれてありがとう」という、うれしい気持ちでいっぱいになることが分かりました。 最後に、赤ちゃんの人形を使って抱っこ体験をしました。体験を通して、抱っこの仕方を学んだり、自分は両親だけでなく、多くの人の愛情に支えられ成長してきたことを実感したりすることができました。 この授業を通して、命の大切さや私たちは、生きているだけですばらしいこと、また、自分や家族、友達を大切にしようという気持ちを高めることができました。 【豊橋市立栄小学校】3年生授業実践「ありがとうモンシロチョウ」導入では、今まで自分が世話をした経験や、楽しかった思い出を想起することで、学習の意識づけを図りました。教材を提示する際には、「みんなと同じように、理科の学習でアオムシを育てる女の子が、困っている話があるから、みんなで解決してあげよう」と投げかけ、子供の読みたいという意欲・関心を引き出しました。卵からアオムシ、さなぎ、モンシロチョウへと変化していく不思議さや、美しさを感じながら世話をする主人公の気持ちを、自分たちの体験と重ねながら、子供たちは発言しました。 中心発問として、「学習が終わって、先生からモンシロチョウを放すように言われたとき、主人公は、どんな気持ちだっただろうか」について話し合いました。「今まで大切に育ててきたから、まだ一緒にいたい」「モンシロチョウにとっては、もっと広い場所がよいから、自然に返した方がよい」など、主人公の心の迷いや葛藤を自分に投影しながら考え、友達のいろいろな考え方や感じ方に共感して話し合うことができました。 振り返りでは、「人の命と同じように昆虫の命も大切だと思いました」「勉強のために預かった命だから、最後は、自然に返してあげることが大切だと思います」のように、生き物に対する愛情や感謝の気持ちを高めることができました。 今後も、子供たちの心を揺さぶる教材の活用や発問の工夫をしながら授業実践を行っていきたいと思います。 【春日井市立西山小学校】「にこにこタイム」で楽しい学校づくり
本校には、「にこにこタイム」という時間があります。毎週火曜日の朝に、15分間、全校体制で「ソーシャルスキル・トレーニング(以下SST)」と、「構成的グループ・エンカウンター(以下SGE)」に取り組む時間です。
SSTでは、人間関係作りの技術や、コツを学ぶエクササイズに取り組みます。SGEでは、エクササイズの話題について話し合う「井戸端会議」で、自分と友達との考え方の違いに気付いたり、今まで意識していなかった自分を見つけたりする中で、他人との関わりを体験します。児童は、二つの活動に楽しく取り組みながら、友達との関係を深めています。 「にこにこタイム」を始めて4年目となる今年度、本校には不登校の児童がいません。友達と関わる力を身に付け、友達と関わる体験をたくさん積み重ねた児童には、思いやりの心がしっかりと育まれているからだと思います。 これからも、「にこにこタイム」を続けて、みんなが安心して登校できる、楽しい学校づくりを進めていきたいと思います。 【岡崎市立甲山中学校】本物の友情とは?終末の場面では、「もし、赤おにが青おにに会えたら、何と伝えるのか」という場面を考え、役割演技を行いました。 授業を終えた振り返りでは、「友達に頼るのはよいけれど、頼ってばかりはダメ」「自分だけの気持ちで行動するのではなく、相手のことを思いやってこそ、本物の友情だと思う」といった意見が見られました。 【春日井市立東高森台小学校】友達と仲よく、「仲直り」―モラルジレンマ教材での授業展開―
5年生の道徳科の授業では、友達と仲よくという内容を中心に主題を設定し、「仲直り」という教材に取り組みました。この教材では、女の子3人の仲間集団に起こった、ぎくしゃくした関係を扱い、友情を取り戻すにはどうすべきかを考えます。今回は、「友情・信頼」という点を中心に置いて、「親切・思いやり」「公正・公平」「相互理解・寛容」などの点についての考えも関わってきます。
まずは、ある出来事から、気まずい雰囲気になった2人の内の1人から映画に誘われた中間の立場の主人公が、映画に行くと言うべきか、行かないと言うべきかを判断させ、理由付けをさせました。子供たちからは、「約束だから行くべき」「(どちらか1人と)2人で仲よくすればよい」等の意見が出ました。 その後、「以前のように3人で仲よくしたい」と思う主人公は、どんなことができるのだろうかを考えました。子供たちから出た様々な意見には、それぞれのよい点やよくない点があり、簡単に解決できない場合もあるこというに気づくことができました。また、そういった状況でも、以前のように戻ることが大切だという意見もありました。子供たち一人一人が真剣に考え、学級全体で熱心に議論する道徳科の授業が展開できました。 【西尾市立鶴城小学校】道徳科授業実践「手品師」
6年生の道徳科の授業で、資料「手品師」を扱い、誠実な生き方について学習しました。
6年生の子供は、係の仕事ではなくても、自分から進んで困っている仲間を助けようと手を差し伸べたり、他学年のために率先して動いたりすることができ、相手のために自分は、何ができるかを考えて行動することができつつある時期でした。 本資料は、大劇場に立ちたいと努力していた手品師が、「さびしそうにしていた男の子との約束」と「夢見ていた大劇場に立てるというチャンス」との間で葛藤する話で、手品師は迷った末、男の子との約束を選びます。手品師の葛藤と決断について深く考えることで「誠実さ」に迫ることができると考えました。 授業での話合いを通して、自分自身に対して誠実に行動しようとすることの大切さについて考え、相手を思いやり、自分の心に誠実に向き合って生きようとする気持ちを高めることができました。 6年生が、この授業を通して学んだことを学校生活の中で実践し、相手の思いを推し量り、自分の心にも正直に納得できる生き方をすることで、自分自身がすがすがしく生きられることを、下学年の子供にも伝えていってくれることを願っています。 【南知多町内海中学校】1年生「いのちを考える」カラス、ブタ、犬など、様々な生き物を挙げ、必要な生き物、必要でない生き物は、どれかを考えました。そして、なぜ必要、不必要なのか、その理由を大きく分けると「全ての命が必要だ」「人間に害があるかないか」「自分の経験や好み」の三つに分けられました。そこで、それぞれの立場の生徒を3〜4人のグループに分け、さらに理由を出し合っていきました。 「必要でない生き物」がいるグループでは、「自分たちにとって害がある生き物の中には、人の命を奪ってしまうものがいる」「見ると不愉快な気持ちになる」といった意見が多く出てきました。それに対して、「全ての命が必要だ」と答えたグループは、「必要のない生き物なら、そもそも存在していないはず。人間にとって必要がなくても、他の生き物にとっては必要な生き物である。どれか一つでもいなくなれば、めぐりめぐって人間に大きな害を与えるのではないか」と発表しました。多くの生徒がこの意見に「あぁ」と、うなずきながら聞いていました。 命は、人間の目の前にある利害だけで決められるものではなく、それぞれの命に意味があり、大切にしていかなければいけないことを学ぶことができました。 【蒲郡市立蒲郡南部小学校】4年生道徳科授業実践「雨のバス停留所で」この教材は、雨の日のバス停留所で、自分勝手な思いで周りの人への配慮に欠ける行動をとった女の子の話です。授業では、女の子が自分の行動を振り返っているときの気持ちを考えました。ワークシートに書かれた意見をもとに、指名順や板書を工夫しながら授業を進め、話合いで、「先に来た人たちは、バス停には並んでいなかったので、悪くない」という考えから、「もっと気遣いをすればよかった」「周りにいた人の気持ちをもっと考えればよかった」という考えに変わっていきました。終末では、マナーはどうしてあるのかを考えました。振り返りでは、「きまりではなくても、みんなが気持ちよく暮らすために、周りの人の思いも考えて行動することの大切さ」に気づき、今後の生活に生かしていこうとする気持ちが感じられました。 この授業は、複数時間で単元を組み、3週間にわたって関連した内容項目を取り上げました。この単元を通して高まってきた、「みんなが気持ちよく暮らすためには、自分だけでなく、みんなのことを考えて行動するとよい」という思いを更に高め、総合的な学習の時間における「福祉」の学習につなげていきたいと考えています。 【一宮市立大和中学校】携帯電話・スマートフォン安全教室
本校では、4月4日、26日に「携帯電話・スマートフォン安全教室」を開催しました。
4日は、入学式にいらした新1年生の保護者を対象に、26日は、全校生徒を対象に行いました。外部から講師を招き、中学生に起こりやすい無料通信アプリ等によるいじめやゲーム依存、自撮り被害などのトラブル事例を動画を使って分かりやすく紹介していただきました。また、万一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法も教えていただきました。以下は、講演後の感想です。 <生徒> ・ゲームをするのが怖くなりました。 ・使い方を間違えるとこんな恐ろしいことになってしまう。気をつけないといけないと思いました。 <保護者> ・「我が子に限って」と思うけれど、心配です。 ・今一度、携帯電話の使い方のルールを確認しようと思います。 今後は、家庭でも携帯電話やスマートフォンを安全に使うためには、どうしたらよいかを話しあっていけるようにしていきたいです。 【犬山市立城東小学校】情報モラル教育の実践授業の導入では、スマートフォン等の情報機器の使用状況について、子供たちにアンケートをしました。アンケートの結果から、29人中19人がスマートフォン等の機器を所持しており、23人が無料通話アプリ等を使用した経験があることが分かりました。 次に、NHK for School「『スマホ・リアル・ストーリー』〜たった一言の違いが〜」を視聴しました。実話をもとに作られた動画では、小学6年生の女子児童が、無料通話アプリで楽しく友達とコミュニケーションをとっています。しかし、たった一言の違いで、友達に勘違いされ、トラブルに巻き込まれていく様子が描かれています。 動画の視聴後、トラブルになった原因や自分ならどうするかをプリントに記載し、クラス全体で話し合いました。実体験を交えた活発な話合いになり、どの児童も真剣に友達の話に耳を傾ける様子が見られました。 終末に書いた感想には、「相手の顔が見えない無料通話アプリでは、たった一言の違いで勘違いされて、トラブルが起こることが分かった。慎重に使っていきたい」等の記述が多数見られ、子供たちの心に響いた様子がうかがえました。 【一宮市立起小学校】つなげよう!広げよう!あいさつロード
本校では、心豊かで想像力と実践力をもち、知・徳・体の調和のとれたたくましい起っ子の育成を目指し、「豊かな心をもち、主体的に行動する児童の育成」を道徳教育の目標として実践を行っています。そこで、思いやりや優しさ、慈しむ心を育てるために、子供たちが互いを認め合い、仲間の一人であるという気持ちを実感できる取組をしています。
その一つとして、「あいさつ運動」があります。高学年の児童が中心となり、登校時に、児童、PTA、先生、地域のサポーター、校区の中学校と連携し、年に3回行っています。3か所ある校門では、左右に分かれて道をつくり、「おはよう」のあいさつに笑顔を添えて迎えます。登校した児童は、自主的に加わり、あいさつの道をつなげます。名付けて「あいさつロード」と呼んでいます。特に、高学年の児童は、積極的に低学年の児童にもあいさつをし、あいさつの輪が広がっています。 このような活動を通して、あいさつをすると、互いにすがすがしい気持ちになり、明るく楽しい一日を始められる姿が多く見られるようになりました。 今後も、心こめた礼儀正しいあいさつを心がけさせることで、相手も自分も大切にし、優しさにあふれた学校づくりに、子供たちと共に取り組んでいきたいと思います。 【一宮市立中島小学校】人権について考える道徳科授業の実践11月28日には、12月の人権週間が近いということで、各学級で人権を意識した授業を行い、多くの児童が、人権について深く考えることができました。 1年「ふわふわことばをつかおう」 2年「きもちすごろく」 3年「さわやかさんの話し方のコツをつかもう」 4年「自分らしさって何だろう?」 5年「気持ちのコントロールの仕方を考えよう」 6年「公正・公平について考えよう」 「命のつながりについて考えよう」 なかよし(特別支援学級)「あいさつをしよう」 今後も、指導方法を工夫し、子供たちの心を耕すことができる道徳科授業の実践を目指していきます。 【尾張旭市立西中学校】 スマホ安全教室生徒たちは、講師の話を真剣に聞くことができ、スマートフォンを利用するときに、注意をしなければならないことについて学ぶことができました。 【小牧市立米野小学校】ふわふわ言葉で思いやりの花をさかせよう
本校は、「明るく 正しく たくましく」を校訓とし、児童は活発に活動している。積極的に意見を述べたり、仲間と活動したりする等、元気のよい姿が見受けられる。しかし、自分の気持ちを言葉でうまく表現できず、体調不良を訴えたり、友達とのトラブルをおこしたりすることがある。また、学習についていけない等の状況と向き合うことができず、友達にひどい言葉を言ったり、手を出したりして、相手を傷つける様子も見られる。これらは、自分の気持ちや感情を言葉で表現できなかったり、怒りのコントロールが未熟で、感情的に行動したりする児童がいるためと考える。そこで、保健委員会を中心に「『ふわふわ言葉』で思いやりの花をさかせよう」と題して、思いやりのある言葉で話をすることにより、自他ともに大切にできる児童の育成を目指した取組を行っている。
まず、保健委員会によるアンケートを行い、集会では、その結果を報告するとともに、保健委員会による劇「あったか言葉でみんな仲よし」の発表を行った。そして、「ふわふわポスト」と「花カード」を紹介し、自分が言ったり言われたりしてよかった言葉を、花カードに記入しポストに入れてもらうことにした。集まった花カードを保健委員会が掲示板に掲示し、「ふわふわ言葉」で思いやりの花を咲かせる活動を行った。 児童は、「がんばってね」「ありがとう」等の「ふわふわ言葉」を使うことで、あたたかい気持ちになれたと点検カードに書いていた。 また、学級担任からも、「『ふわふわ言葉』の実施はとてもよかった。クラスの中で注意し合えたり、使うように意識したりすることでクラスが和んだ」との声があった。学年の色とりどりの花が、視覚に訴える掲示となり好評だったため、年間計画に位置付け、毎年実施している。 |