【幸田町立中央小学校】情報モラル 低学年の取組

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 本校では、2学期に情報モラル教室を行いました。低学年の子供たちは、情報を扱ったり、流したりする経験はまだ多くありません。しかし、低学年のうちから、情報をどのように扱えばよいのかを考えることは、情報モラルの素地を作ることになると考えました。また、2年生では、国語の学習で図鑑や本で調べたことをクイズにしてみんなに紹介していくこともあり、情報を取り扱う上で、情報はみんなで共有しているものであり、大切に扱っていこうとする心を養いたいと考えました。
 そこで、「村のお知らせ版」を資料として、道徳の授業を行いました。授業では、とらきち君がいたずらでやってしまったお知らせ版の書換えによって、友達やお知らせ版を作った村長さんが、悲しんでいる様子を見たときのとらきち君の気持ちを中心に考えていきました。子供たちは、お知らせ版にいたずらしてしまったとらきち君の心情を考えることを通して、「みんながかなしむことは、しちゃいけないと思いました」「これからは、みんなでつかうものを、みんなで大切にしたいと思いました」などの感想をもち、これからの学校生活の中でできることを考えることができました。今後、学習や生活の中で、情報を取り扱うことが増えていきます。みんなで使っているものと同様に、情報についても大切に取り扱っていこうすることができるように意識付けしていきたいと思います。

【豊橋市立栄小学校】「目ざせ!あいさつ日本一」〜あいさつ運動で育む心の交流〜

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 豊橋市立栄小学校では、児童会が中心となって「いつでも、どこでも、誰にでも、自分からあいさつのできる栄っ子」に向けて、あいさつ運動を実施しています。月初めにあいさつ運動週間を設け、曜日ごとに学年を決めて三つの校門、昇降口などの近くに立ち、登校してくる子供たちにあいさつをしています。もちろん先生も一緒になってあいさつをします。
 初めのうちは、あいさつをすることに恥ずかしがっていた低学年の子たちも、回数を重ねるたびに大きな声で「おはようございます!」とあいさつができるようになってきました。教室に入って朝の支度を終えた子から、元気よく「あいさつツアーに行ってくる」と言って、「あいさるバッジ(あいさつを広げるために生み出されたキャラクター)」をつけて喜んで校舎内を回ります。
 6月からは、「目を見てあいさつをする」目標の達成に向けて、登校してきた子に手と手を合わせて「ハイタッチ」をしながらあいさつをしています。知らない子同士でも触れ合うことで自然と笑顔があふれます。また、各クラス、自分たちのクラスのあいさつ状況について把握し、改善していくため、月1回、テーマを決めて「あいさつ会議」を行います。このあいさつ会議で話し合ったことは、委員会の掲示板にクラスごとに掲示してあり、子供たちのあいさつに対する意識向上へとつなげています。
 これからも「あいさつは、まわりをかえる魔法の言葉」と言われているように、出会った人に自然に気持ちのよいあいさつができるような子供たちを育てていきたいと思います。

【半田市立さくら小学校】あいさつで明るく元気な学校に

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 「明るく元気で笑顔いっぱいのさくら小」を目指し、あいさつ運動を様々な形で行っています。
 一つ目は学年によるあいさつ運動です。学年ごとに担当する月を決め、約一週間、毎朝、校門や昇降口であいさつ運動を行っています。上の写真は、10月に行った1年生によるあいさつ運動です。上級生の元気なあいさつをまねして、低学年の児童も負けじと大きな声であいさつします。他学年の児童とも、笑顔であいさつをし合えるようになり、温かな心で明るく生活することができるようになりました。
 また、児童会主体のあいさつ運動も盛んです。
 7月には、児童会役員が「あいさつレンジャー」にふんし、あいさつ運動を行いました。元気にあいさつができると、あいさつレンジャーからあいさつカードをもらえるため、いつもより元気な声であいさつする子が増えました。教室に入ってきた子供たちは「あいさつできたよ。」とカードを見せながら話してくれました。
 11月には、友達同士「元気なあいさつを聞きたい」という子供たちの思いから、各学級から有志を募り、児童会役員とともに「あいさつ聞き隊運動」も行いました。各階にいる有志の「聞き隊」が率先してあいさつし、校内にあいさつの声が響きました。「聞き隊」は、みんなが笑顔であいさつを返せるようになってほしいと、朝の会での「あいさつリレー」も行いました。前の席の友達からのあいさつを、後ろの席の友達へつなげていきます。顔を合わせてあいさつすると自然と笑顔になりました。
 一年を通して様々なあいさつ運動を行うことで、進んであいさつをし、明るく生活しようとする心が育ってきています。今後は、地域にもあいさつの声が広がっていけばと思っています。

【豊橋市立小沢小学校】 トークアプリの使い方のマナーを理解し、上手に利用しよう

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 5年生が、スマートフォンのトークアプリの上手な利用の仕方について学習しました。本校の5年生の半数が、自分専用のスマートフォンやタブレットを持っています。また、ほとんどの子が家族のスマートフォンを借りて使ったことがあります。その中でも、トークアプリを使っている子供たちに感想を聞くと、離れていても言いたいことが伝わる、スタンプや写真が送れるなど、便利でよいという声が聞かれました。
 本時は、主人公「みさき」が同じクラスの友達とのトークアプリに夢中になるあまり、気がつかないうちに友達に迷惑をかけてしまい、更に自分自身はトークアプリ依存症になってしまったという話を取り上げました。子供たちからは、友達に迷惑をかけない、依存症にならないためには、「夜遅くまで使わない」「相手の都合も考え自分の都合だけで使わない」「相手が嫌な気持ちになるような言葉は使わない」「返信をせかさない」などの意見が出ました。
 この授業のふりかえりでは、「家族と相談しながらルールを決めて使うようにしたい」という感想が出ました。スマートフォンは大変便利な道具ですが、使い方を間違えると周りに迷惑がかかってしまいます。その怖さを知った上で、上手に使いこなせる人になってほしいと願っています。

【刈谷市立平成小学校】作った人の思いを考えて行動をしよう(著作権と許諾の実践)

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 本校でも、自分用のスマートフォンを持って、無料通信アプリなどで友達と情報交換し合う児童が、高学年を中心に増えています。そうした実態を踏まえ、低学年の頃から計画的に情報モラルの意識を高めていくことが重要であると考えます。ここでは、1年生の道徳で行った「著作権と許諾」に関する情報教育の実践を紹介します。
 授業では、人の考えたものや作ったものには、作った人の思いが込められていることを知り、許可なしに別のところで使ったり、作り変えたりしてはいけないことを理解させたいと考えました。
 そこで、『事例で学ぶネットモラル』にある物語「おじいさんの絵」を取り上げました。この物語は、主人公のうさ子が、大好きなおじいさんが入院してしまったために、おじいさんを勇気づけようと絵を描いたものの、絵が得意なぽんたがやってきて、うさ子の許可なく絵を描き変えてしまうという内容です。教師がお面を付けて役割演技を行い、電子黒板で場面絵を提示しながら、紙芝居風に物語を紹介していきました。ぽんたがうさ子の絵を描き変える場面では、実際にタッチペンを使って絵を描き変える様子を見せました。児童からは、絵を描き変えた瞬間、「ひどい!」「うさ子がかわいそう」というつぶやきが出されました。 
 物語の後半部分では、おじいさんが入院していることをぽんたに打ち明け、自分で描いた絵を渡したかったうさ子の本心を紹介しました。教師がぽんたの気持ちについて問うと、児童からは、「うさ子の絵を勝手に描き変えてしまったことはいけない!」という意見が多数出されました。こうして、親切心で行ったことでも、人のものに勝手に手を加えると相手を傷つけてしまうことがあることに気付かせることができました。
 最後に、ぽんたからうさ子に伝えたい言葉を考えました。「勝手に変えちゃってごめんね」「今度からは勝手に変えないからね」という発言からは、人の考えたものや作ったものには、作った人の思いが込められていることに気付いたことや、許可なしに別のところで使ったり、作り変えたりしてはいけないことを理解した様子がうかがえました。

【扶桑町立山名小学校】気持ちが伝わるメールについて

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 高学年になると、友達とメールでやり取りをする児童が増えてきます。本校でも、メールでのトラブルが報告されています。そこで、5、6年生を対象に1クラスずつネットモラルの授業を実施しました。見えない相手と文章でやり取りする場合に気を付けることを、パソコンのスマートフォン疑似体験ツールを使って、実際にやり取りする中から学びました。子供たちは、実際の迷惑メールを読んで気付いたことを話し合い、読む人の気持ちを考えたメールを送ることが大切だと強く感じました。
 また、保護者の方にも,ネットモラルについて興味・関心をもってもらいたいということから、学校公開日に、6年生でネットモラルの授業を実施しました。スマートフォンだけでなく、子供たちにとって身近な携帯ゲーム機でもインターネットにつながり、友達とやり取りができることから、目の前にいない相手とやり取りする場合の注意点やサイトを閲覧するときに気を付けることなどを学びました。参観した保護者からは、「タイムリーな内容でとても参考になった」「ゲーム機の使い方についても、子供としっかり話をしないといけない」といった声が聞かれ、授業参観で行った意義は大きかったと感じました。

【南知多町立内海小学校】 砂の造形活動

 本校では、毎年6月の親子学級で、縦割り班による「砂の造形活動」に取り組んでいる。本校から歩いてすぐ近くに海があり、渚(なぎさ)百選にも選ばれている千鳥ヶ浜と呼ばれる砂浜が広がっている。「異学年の仲間や保護者と協力して、工夫した作品を作る喜びを味わう」「地元の自然に親しみ、清掃活動を行う中で、郷土を愛する心をもつ」を目的に実施している。
 本年度も6月17日に実施した。制作物は、子供たちが班で話し合って決めたキャラクターやイルカなどの動物である。子供たちは、「お家の人と砂を掘ったり、盛ったりして楽しかった」「班のみんなと協力して思い通りのよい作品ができてうれしかった」と喜んでいた。また、保護者も「自分が小学校のときからある行事です」と懐かしんでいた。
 制作後は、班ごとに作品と一緒に記念写真を撮った。その後、砂浜のごみを拾い、きれいにした。
 子供たちにとっては、縦割り班や保護者との協力、海・砂浜という美しい自然の中での活動、清掃活動などを通して、協力や自然環境について学ぶ機会になっている。子供たちには、この地域で育っていることを誇り、郷土を愛する心をもってほしい。

【豊田市立西保見小学校】ハートフルデイの取組について

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 本校では、給食福祉委員会を中心に、毎月第2週を「ハートフルデイ週間」と銘打った取組を行っています。
 各クラスに、ハートの形をした台紙と、友達に伝えたい感謝の気持ちや、すごいと思ったことなどを書く用紙を配布をし、1週間、取り組みます。1週間後に回収した台紙は、昇降口に置かれた、更に大きな台紙に掲示しています。
 昇降口に貼られたハートフルデイ用紙を、朝登校すると、子供たちはとても興味深く見ています。友達から贈られた温かい言葉に、喜ぶ姿も多く見られます。
 感謝の言葉は、クラス内にとどまらず、学年をこえて交わされるようになっています。高学年の温かい関わりに、感謝の気持ちを伝える言葉も多く見られます。その言葉に接した高学年の子供たちは、高学年としての自覚を高める機会ともなっています。
 全校集会の場でも、書かれた内容の紹介を行っています。紹介された子供たちは、とてもうれしそうにしています。
 ハートフルデイの取組を通じて、子供たちの温かい心が育まれています。

【常滑市立小鈴谷小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 5年生は情報モラル教室の一つとして、通信会社の方を講師にお迎えして、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。
 講師の方は、プレゼンテーションソフトを使って、分かりやすく説明してくださいました。その内容を紹介します。

1. SNSを使って友達とメールをしたら、仲間はずれにされたこと。
 友達からもらったキーホルダーをみんなに自慢しようとしたら、「?」を付け忘れ「このキーホルダーかわいくない」と書き込んでしまった。その結果、次の日から仲間はずれにされた。たった一文字付け忘れてしまっただけで誤解されたことから、メールを送るときには文章に十分注意することを教わりました。

2. ネットの友達が実は中年男性だったということ。
 共通の趣味で盛り上がり、その勢いでGPS付の写真を送ってしまった。その結果、危うく連れ去られそうになった。顔が見えないネットの交流は子供はしない方がよいと教わりました。

3. 悪ふざけで写真をSNSにアップしたところ、多くの人に見られ、知人に迷惑をかけたこと。
 その後もその写真のせいでいろいろ疑いの目で見られ、毎日の生活が思うように過ごせなくなってしまった。軽い気持ちの悪ふざけが大きな影響を及ぼすことがあることを教わりました。

 その他、ワンクリック詐欺などの説明を聞き、スマホなどは便利だが、たくさん危険があるのでフィルタリングなどの対策を取ることがよいと教わりました。
 子供たちは改めて、情報機器の扱いの怖さを知り、これからは気を付けて使おうという意識を高めることができました。

【蟹江町立須西小学校】携帯電話安全教室を開きました

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 本校では今年度、携帯電話会社の方に来ていただき、携帯電話安全教室を開きました。5、6年生を対象に、スマートフォンや通信ゲーム機などを通してインターネットを使う上で、知っておかなければならないルールや、起こりうる危険なトラブル、インターネットを安全に使うための心構えについて、スライドを通して分かりやすくお話をしていただきました。
 最近では、子供たちが、身近な機器を使って簡単にインターネットを使うことができるようになった分、思わぬところで法に触れたり、犯罪に巻き込まれたりすることも増えているようです。子供たちは、自分たちがふだん使っているインターネットの危険性を改めて感じ、インターネットのルールや使う上で気を付けなければいけないことを学んでいました。
 子供たちにとって、「情報モラル」を自分たちに必要な課題としてとらえるよい機会になりました。私たち教師も、インターネットとの正しいつきあい方を指導していかなければならないと感じました。

【西尾市立幡豆中学校】縦割りクラスで、豊かな心を育てます!

 山と海に囲まれた、緑豊かな環境で、生徒たちは毎日の学校生活を送っています。本校は、数年前から「縦割りクラス」でいろいろな行事に取り組むようになりました。

『応援合戦』
 応援合戦の演技を見合うことで、お互いのよいところ、もっと向上できるところをアドバイスし合います。

『合唱練習』
 昼放課に上級生が下級生のクラスを訪れ、合唱コンクールで歌う曲を聴き合います。

『FT』
 FTとは、フリー・トークの略です。朝の学習の時間を使って、クラスごとに話合いを行います。10月は、縦割りのクラスで「お化けの存在を信じるか」をテーマに意見を聴き合いました。ふだんの授業では味わえない上級生との話合いの時間に、下級生も刺激を受けることができました。

『交流清掃』
 無言清掃・膝つき清掃の伝統を、先輩から後輩へ伝えるために、掃除の時間にも交流しています。
 
 年間を通じて、他学年との交流を行うことで思いやりの心や感謝の心、人と接することの喜びを感じながら、のびのびと学校生活を送っています。

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【春日井市立鷹来中学校】わたしのせいじゃない?

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 3年生で、絵本「わたしのせいじゃない―せきにんについて―」を教材にした道徳の授業公開を行いました。絵本の中では、ひとりで泣いている子に対し、周りの14人の子供が様々な証言をしています。
「はじめたのは わたしじゃない ほかのみんなが たたきはじめたのよ わたしのせいじゃないわ」
「はじまったときのこと みていないから どうしてそうなったのか ぼくはしらない」
「そんなことがなかったら その子のこと ほとんどわすれていたわ なにもいわないんだもの」
 生徒たちは「いじめが起きているのではないか」とその状況を捉えました。改めて14人の証言をよく読み、「泣いている子をいじめているのは誰なのか」について個人で考えました。そして、グループで考えを伝え合い、「何をもって『いじめ』をしたことになるのか」について意見を交わしました。「いじめている」「いじめていない」の線引きから始まった議論は、次第に「泣いている子の気持ちを考える」方向へと進み、話合い後の全体発表では、半数の班から「14人全員がいじめをしていると考えるべきだ」という考えが発表されました。
 この絵本では、後半部分に「ごみであふれる埋立地」や「紛争地域で武器を手に持つ子供」「原油にまみれた渡り鳥」「栄養失調の飢えた子供」など、世界の写真が列挙されています。授業では、後半部分の写真を見た後で、作者がこの本の副題を「せきにんについて」とした理由を考えました。
 生徒の意見です。「作者は私たちに世の中で起きているどんなことも他人事のように思ってほしくないということを伝えたかったのだと思う。その意味では、いじめも紛争も環境問題も同じだと思った。」
 目の前で起こる「いじめ」はもちろんのこと、世の中で起こる様々な出来事に対して、「自分事」として捉え、行動に移すような生き方ができる人物の育成を今後も目指していきたいと思います。

【半田市立青山中学校】 無料通話アプリを気持ちよく使うには,どうすればよいだろう。

 2年生の技術科で、無料通話アプリのやり取りの留意点や危険性を考え、話し合う授業を実践しました。この話合いを通して、情報伝達の安全性やマナーに気付かせることを目標としました。
 『無料通信アプリの中で「はっ?」と書いたのがきっかけで、「偉そう」「うざい」などと書かれるようになり、学校では誰も直接的ないじめの言動はないため、先生には分からなかった。』という事例を題材にしました。
 資料を読み、事例の問題点を挙げます。次に問題点をどのように改善していけばよいかを考えます。これをワークショップ形式で行い、全ての生徒が発言をし、相互の考え方や知識を伝え合うことで、理解をより深めさせました。
 その後、各班で自分の考えを視覚的に整理させ、班相互で話し合ったことを発表し合うことで、実生活で無料通話アプリなどを使用する際の「在るべき姿や考え方」に気付きやすくなるようにしました。
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【蒲郡市立中央小学校】心豊かな中央小っ子の育成

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 愛知県派遣スクールカウンセラーさんに、3年生から6年生の児童を対象に、学年ごとで、仲間づくりの方法や、自己肯定感を高めるためのワークショップや講話をしていただきました。
 3、4年生は、「うまく仲間に入ろう」というテーマで、仲間づくりの三つのポイント(1.相手に聞こえる声の大きさで 2.勇気をもって「入れて」って言ってみよう 3.笑顔が一番大切)を教えていただきました。
 5年生は、「自分発見!〜自分のよさ 友達のよさを再発見しよう〜」というテーマで、「ジョハリの窓」という活動を行いました。その結果を用いて、「自分が知っている自分」と「友達が知っている自分」を比べました。自分の考え方の癖や特徴を知ることで、自分のよいところが発見できたり、無理しすぎているところや気をつけるとよいところなどを発見したりすることができました。
 6年生は、「お互いを大切にするコミュニケーション」というテーマで、上手に断る三つのポイント(1.相手の気持ちを考えてみる 2.相手に自分の気持ちを伝える 3.新しい案を見つける)を教えていただきました。また、主語を「あなた」から「わたし」に替えるだけで優しい言い方にかわる、「I(アイ)メッセージ」についても教えていただきました。
 今回の実践を通して、友達との接し方や声のかけ方について考えるよい機会となりました。今後も、発達段階に応じて、計画的に、繰り返し指導していくことが必要であると感じました。

【岡崎市立広幡小学校】 親子で考えよう 情報モラル

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 小学生の携帯電話やゲーム機の所持率は、年々増えています。そのため、情報端末(スマートフォン・携帯電話)にかかわるトラブルが、年々多くなってきています。新たな問題も生まれ、子供たちや保護者にとって正しい知識をもつことが求められています。
 本校では、5、6年生の児童と保護者を対象に、「親子で考えよう 情報モラル」という演題で講習会を行いました。講師は、岡崎市教育委員会の指導主事にお願いしました。
 講習会では、携帯電話やゲーム機で自由にネットにアクセスする手段を持つ子供は、保護者の知らないところでネットの遊び場へコンタクトをすることができ、様々な犯罪に巻き込まれる可能性があることや、フィルタリングを利用すると安全だということなど、事例を交えて話をしていただきました。また、気付かないうちに課金をしてしまう危険性などもお話しいただき、携帯電話やゲーム機が身近に存在する子供たちにとって、便利なツールも十分気を付けて使用しなければならないことを学びました。
 情報社会はますます発展していき、大人になったときには何らかの情報機器を使いこなさなければならない時代です。子供たちにとって便利な機能が自分や他人を傷つけることにならないよう、今後も継続して指導をしていきたいと思います。

【豊橋市立植田小学校】 情報モラルを身につけよう

(1)コミュニケーションアプリは危険?
 コミュニケーションアプリは、子供たちにとって興味・関心の高いものである。しかしながら、友達とトラブルを生みやすいアプリでもある。そこで、NHK for schoolのコンテンツを活用し、事例を取り上げながら問題点について考えた。そして、ネット上でのコミュニケーションで気をつけることを考えていった。子供たちは、「絵文字や記号を使って、感情も伝えられるようにしたい」「一度読み返してから送信するようにしたい」と相手を思いやる考えをもった。

(2)ネット上で友達とお話ししよう
 子供たちは、コミュニケーションアプリの危険性を学び、相手の立場になって話すことが大事だと考えた。その学びを生かし、「つたわるネット」を利用し、ネットワーク上でチャット体験をした。チャットを始める前に、グループ全体でチャットを楽しむためには、どうすればよいのか確認した。子供たちがチャットに慣れ始めた頃に、「つたわるネット」の荒らし機能を使い、AIにチャットを荒らしてもらう。子供たちは、ルールを無視した発言に、困惑し、不快な思いをもった。そこで、子供たちに「荒らしがきたとき、どのように対応すればよいかな」と問いかけた。話合いでは、個人だけではなく、チャットグループ全体の視点で考えられるようにした。子供たちは、みんなで楽しむことが大切であることを確認した上で、荒らしへの対応を考えた。

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【江南市立宮田中学校】被害者にも、加害者にもならないために

 宮田中学校では、警察や大手通信会社の協力を得て、学年や発達段階に応じた情報モラル教育を実施しています。興味本位で交流サイトに参加し恐ろしい状況に陥ってしまった事例、ゲームアイテム欲しさに成りすましや詐欺まがいなことをしてしまう事例などを紹介してもらいました。日頃、便利に使用しているスマートフォンの恐ろしい面や使用する側の責任を改めて確認することができました。
 情報モラル教室の後、各教室に戻り、各自がスマートフォンを使用する際、何をしなければならないかを班で話し合いました。この教室を通して、SNS上で、加害者にも、被害者にもならないという誓いを新たにしました。
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【美浜町立布土小学校】 情報モラルの学習

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 メール、無料通信アプリ、SNSなど、最近のインターネットをめぐる環境は、著しい進化・進展を遂げており、それにまつわる事件が多く報道されています。今や、だれもがそういった事件に巻き込まれる危険性と隣り合って暮らしているといっても過言ではありません。そこで、本校では、子供たちが情報社会に参画する態度の育成の一つとして、どの学年にも情報モラルについて学習することを、情報教育の年間計画の中に位置づけています。
 しかしながら、実際の指導に際しては、教師にとって不慣れなこともあり戸惑うことが多いのが現状です。そこで、美浜町では情報教育アドバイザーが派遣されています。最新の情報や多様なネットを利用した危険な事例や手口を、DVDを視聴させたりコンピュータのチャット機能を使って意見を共有させたりして、効果的に伝えていただいています。
 11月は、2年生と6年生の授業がありました。2年生では、パソコンでゲームをしようとして、個人情報を入力させられてしまうという場面を疑似体験しました。ある児童は、「ゲームで名前を書いたら、どこに住んでいるかということが分かると知って、ゲームというものは少しこわいと思いました」と感想を書いていました。6年生は、登場人物が生活場面で起きたことを恨み、腹立ちまぎれにうその情報をネットに書き込みをしたらどうなるかというDVDを見ました。軽い気持ちで行ったことが、大きなトラブルに発展し、それによって相手を傷つけたり、自分の信用を失ったりすることを知りました。「嘘のことをSNSに流したら大変なことになるのを知らなかった。」や「今後どうなるかを考えず、自分のことしか考えてないのは、とても自分勝手すぎると思う。相手のことも考えないと。」など、感想を書いてチャットで交流しました。便利さだけでなく、ネットの怖さを同時に学習することにより、インターネットやアプリを安全に正しく使うことの大切さを学ぶ機会になりました。
 これからも、子供たちが、インターネットトラブルの被害者や加害者にならないように、こういった実践を継続していきたいと思っています。


【岩倉市立岩倉北小学校】笑顔あふれる毎日にするために

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 10月21日(土)、4、5、6年生と保護者を対象に、精神保健福祉士・心理カウンセラーで企業のメンタルサポーターとして活躍中の藤野裕道先生を招いて、笑顔でコミュニケーションを図るこつを教えていただきました。
 二人一組になって笑顔であいさつをしたり、グループで無表情のリーダーを笑顔に変えたりと、楽しい活動を通して、笑顔のつくり方を学びました。“上の歯を6本以上見せて口角をあげると素敵な笑顔になる”ことも練習しました。最後に担任の先生を囲んで、クラス全員が笑顔で「ありがとうございました!」を言いました。
 また、講演で学んだことの効果がすぐにあらわれ、下校のときに“歯”を意識して素敵な笑顔と大きな声で「さようなら」とあいさつをする児童がたくさんいました。
 “北っ子”は、あいさつの飛び交うさわやかな学校を目指して、これからもがんばっていきたいと思います。
《児童の感想》
・一人が笑えばみんなが笑うので、うれしい気持ちになりました。悲しかったことやつらかったことも、魔法みたいに消えていきました。笑うことはとても簡単で、簡単に幸せになれるので、笑顔はすごいなと思いました。
・笑顔というのは、人の気持ちや感情まで変えられるんだなあと思いました。笑顔がどれだけ大切か思い浮かべるとたくさん出てきます。たとえば、お父さんが会社へ行くとき、笑顔で「いってらっしゃい。」と見送ると、大変な仕事でもがんばってもらえると思いました。

【安城市立安城北部小学校】携帯、スマホ親子安全・安心講座

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 本校では毎年、6年生の児童と保護者を対象に「携帯、スマホ親子安全・安心講座」を実施しています。携帯電話やインターネット、ゲームに興味が高い高学年が、正しい情報の利用の仕方を学び、情報モラルに関して防犯意識を高めてほしいと考えました。本年度も11月28日(火)に、講師として、愛知県安城警察署の方を招いて実施しました。
 講話は二つのドラマをもとに進められました。一つ目は、携帯ゲームを始めてから、知らない人とSNSをやり取りしていく中で、自分の写真を送ったことで、トラブルに巻き込まれていく話です。二つ目は、自分の写真をSNSに投稿し、たくさんの人に見てもらえるようにするために、悪ふざけをどんどんエスカレートさせたため、自分に冷たい反響が返ってきたり、周囲に迷惑をかけたりしていきます。さらには、賠償金へのトラブルにつながっていく話です。どちらの話も、投稿した写真を消してもコピーをされて、永遠に使用されてしまう怖さが分かりました。また、フィルタリングをすることの大切さも知ることができました。講話の途中では、何がいけなかったのかを考える場も設けられ、具体的な対処法を共有することができました。
 児童は、「知っている内容もあったけれど、改めて怖さを知った」「危険なことがたくさんあって、びっくりした。これから気を付けたい」などの感想をもちました。保護者の方も情報社会の危険性について子供とともに感じ取り、これからの使用の仕方を考えるよい機会となりました。