【清須市立桃栄小】親子で学ぼう!スマホ・ケータイ安全教室

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 桃栄小学校では、講師の方をお招きし、6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。自分にも起こり得る身近な事例を基に、スマートフォンや携帯電話の利用に関連した危険やトラブルを未然に防ぐ方法について考えました。講師の先生からは、トラブルを防ぐために大切なこととして、次の3点を教えていただきました。
(1)ルールやマナーを守って正しく使う。
(2)フィルタリングを上手に使う。
(3)何かあったら、必ず家族や先生など、まわりの大人に相談する。
 授業後の児童からは、「スマホは、便利だけど、自分の知らないところでトラブルに巻き込まれることがあるので、とても怖いと思いました。これからもルールやマナーをきちんと守って、上手に使いたいと思いました」という感想が聞かれました。保護者の参加もあり、親子でスマートフォンや携帯電話の安全な使い方について考えるよい機会になりました。

【みよし市立三好中】『サイバー犯罪講習会』を行いました。

 三好中学校では6月24日(金)に『サイバー犯罪講習会』を行いました。豊田警察署生活安全課少年係の方を講師に招き、スマートフォンでのトラブルと対応について学びました。三好中学校の生徒の多くが個人用のスマートフォンを持っていて、SNSなどを利用して友人と様々なコミュニケーションをとっています。以前から、書き込み等のトラブルを防ぐ取組をしてきたものの、トラブルはゼロではありません。何げない書き込みが、他人を傷つけているかもしれないという危険性をもっと理解し、書き込む瞬間にふと立ち止まってその書き込みについて判断することが大切だということを学びました。画像や動画の扱いも注意が必要です。思わぬところで大きな事件に巻き込まれる可能性もあります。子どもたちの安全を守るために、子ども任せにせず、家庭と学校が連携をとって正しい使い方を繰り返し伝え、ネットを利用する子どもたちの判断力を育んでいくことが重要です。
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【あま市立正則小】思いやりの心を育てよう!(ソーシャルスキルトレーニングを通して)

 あま市立正則小学校は、 名古屋市の西部に隣接し、田畑に住宅地が点在しています。子どもたちは、素直で穏やかな性格である反面、相手の立場を考えずに話したり、自分の思いをうまく伝えられなかったりする場面があり、時として、それが原因でトラブルになることもあります。そこで本年度の道徳や学級活動は、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れた年間指導計画を作成し取り組んでいます。
 2学期の保健集会(4〜6年生)では、「聴き名人になろう」というタイトルで、悪い聴き方と、良い聴き方の2つの聴き方を体験し、思いやりをもった聴き方のトレーニングをしました。話し手と聴き手、オブザーバーの3人一組で活動し、オブザーバーは、良い聴き方のチェックをしました。感想の一部を紹介します。
・自分が話しているときに、悪い聴き方をされると、相手は聴く気がないと感じて話をやめたくなる。(6年男子)
・よい聴き方の時はきちんと聴いてくれていると感じ、うれしくなる。話しやすくなる。(5年男子)
・しっかり見てうなずきながら聴くと、話がよく分かった。聴きやすいと思った。(6年女子)
・よい聴き方で聞かれると、笑顔をもらえたような気がした。(4年女子)

 このように、話し手だけでなく、聴き手の気付きについての感想もたくさん見られました。学習した内容が日常の会話に生かされていくよう、今後も、「聴き名人」を目指してソーシャルスキルトレーニングに取り組んでいきます。
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【豊田市立加納小】「ふわふわことば」と「ちくちくことば」

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 加納小学校では、思いやりの心を育てる取組の一つとして、全校一斉道徳を学校公開日に行っています。
 2年生は、1年生のときに道徳教材「いのち」で扱った「ふわふわことば」と「ちくちくことば」をもとに、実際に口にして後悔した「ちくちくことば」を題材に授業を展開しました。ちくちく言葉を使った後は、けんかになったり嫌な雰囲気になったりしたことを思い出し、よい結果につながらなかったことを確かめました。一時の怒りの感情や自分勝手な思い、ついうっかり発してしまうちくちく言葉に着目し、お互いにとってよい結果につなげるためには、どんな言葉を使えばよかったのかを話し合いました。ちくちく言葉が与える印象や影響を考え、結果を見通すことで言葉を選び、良好な関わり合い方を学ぶ機会となりました。
 各学年が「思いやり」をテーマに、子どもたちが自分の生活に添って真剣に考え、実際の場面において実践できることを願い、継続した指導を行っています。

【蒲郡市立中央小】2年生が、個人情報の大切さについて学びました。

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 2年生の児童を対象に、個人情報の大切さについて知り、自分で個人情報を守ろうとする態度を養うことを目標にして授業を行いました。
 算数の学習で、九九の練習を頑張っている2年生に対して、「架空の『九九協会』という団体から「九九に答えて、素敵なプレゼントに応募しよう」という募集が来たら、個人情報を書いて公園のポストに入れて応募しますか?」という投げかけをしました。子どもたちは「入れる」「入れない」「まよう」と自分の考えをもつことができました。話合いを通して、応募先が得体のしれない謎の組織だということに気付き、もしかしたら、だまされているかもしれないという意見が出ました。ふだんの生活で「知らない人に住所や電話番号を教えてはいけない」という意識のある児童が多かったので、初めは「入れる」と言っていた児童も、応募することで自分の個人情報が第三者に知らされてしまうことに気付くと、安易に教えてはいけないことに気付きました。また、自分で判断しようとせず、困ったときや迷ったときは、保護者や教師など、身近な大人に相談することの大切さを伝えると、安心した様子が見られました。
 本実践を通して、個人情報をむやみに人に教えてはいけない、書いてはいけないという意識が高まりました。子どもたちにとって興味のあるものなど巧妙な手段で個人情報を引き出させようとしている現実についても知らせることができました。個人情報を守ることの大切さについて、今後も、計画的に繰り返し指導していくことが必要であると感じました。

【安城市立明和小】人権週間講話「命の大切さ」

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 明和小学校では12月5日(月)、人権週間の中、本校の卒業生で現在弁護士として活躍してみえる鈴木隆弘さんに「命の大切さ」についての講話をしていただきました。弁護士として活動してみえる中で経験され、感じられたことを思いを込めて子どもたちに伝えていただきました。
 子どもたちは、講話の後で次のような感想をもちました。「命は本当に大切なんだなぁと思いました。それから、一人で悩まないで、友達や家族に相談をした方がいいんだなぁと思いました。」「私は、自分も人から嫌がらせをされるのがいやで、いじわるをしている友達を止めることができませんでした。その子の悪口を言ってしまったり、一緒になって嫌なことを言ってしまったりしたことがありました。でも、それはいけないことだとわかります。鈴木さんの話を聞いて、もし嫌がらせをされていたら力になったあげたいと思いました」
 子どもたちは、鈴木さんの話から命について多くのことを学ぶことができたようです。

【一宮市立木曽川東小】 情報モラル指導の研修会

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 SNSや動画再生サイトでの情報が、子どもたちの話題の中心になっている昨今、情報モラル教育が重要であると考えています。そこで、木曽川東小学校では、教員を対象に情報モラル指導の研修会を行いました。まず、子どもたちのインターネット利用の現状と問題点について学びました。次に情報モラルの指導のポイント5点(下記記載)を確認しました。
・ネット内に個人が特定されるものを記載しない。
・ネット内に記載した文、画像は永久に残る。
・現実社会でしてはいけないことは、ネット内でもしてはいけない。
・ネット内で知り合った人とは絶対に会わない。
・ネットは一人でいるところではしない。
 最後に具体的な事例を紹介し、その解決方法について全職員で考えました。まとめとして、新聞記事から他校の実践例を紹介するとともに、記事内の「ネットやスマホのルール作りは他律から自律へ」が今後のテーマとなることを確認しました。研修後、職員からは、「自分が思っていたよりも、多くの児童が自分のスマートフォンを所有し、使用していることに驚いた」「情報モラルを指導する必要性を今まで以上に強く感じた」などの声が聞かれました。子どもたちが情報モラルの大切さを理解し、インターネットやSNSなどを正しく活用できるように、今後も指導していきたいと思います。

【大府市立大府中】地域に根付いたボランティア活動

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 大府市立大府中学校は、本年度創立70周年を迎え、地域に支えられ歩んできました。4つの小学校、3つの地域コミュニティとの連携を深め、地域に根付き、地域を愛する中学生が育っています。

 大府中学校の生徒は、一年を通して様々なボランティア活動に参加します。地域の運動会、夏祭、季節の行事、公民館や老人福祉センターなどの行事や催物、敬老会、地域の美化・緑化活動など、数多くの活動や催物があります。

 行事に参加して楽しむだけでなく、時には係として運営や進行に携わり、時には企画や出演者として盛り上げます。また、裏方として美化にも努めます。春に行われる「つつじまつり」では、2日間のお祭に200名を超える生徒がボランティアでお祭を盛り上げました。実行委員として大学生と協力して企画も行います。

 教師に促されることなく、すべて自らの意志で参加し、気持ちのよい笑顔で地域を支える大府中生は、地域とともに育っていきます。

【みよし市立黒笹小】心を込めて「いただきます」

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 みよし市の給食センターから栄養士を迎えて、1年生は「給食はだれがつくっているのか」、3年生は「栄養について」のお話をいただきました。栄養士が「給食博士」にふんしての登場です。1年生の子どもたちは、給食が、「給食センターで作られていること」「トラックで運ばれること」「学校に配膳員さんがいること」は知っていますが、栄養士の存在は知りませんでした。栄養士さんは、栄養のことだけを考えているわけではありません。いろいろな味や多くの食材に触れてほしいという願いをもって、給食が考えられていることが子どもたちの心に響きました。また、給食をただ作るだけでなく、安全にとても気を遣っていることもお聞きしました。作っている過程で20回以上手を洗うこと、異物が入らないように徹底した服装チェック、そして、ふだんからの健康作りなど、すべて驚きです。家族に病気が出たら、給食センターを休まなければいけない、という徹底ぶりに子どもたちはとても驚きました。ただ「おいしい」給食だけでなく「栄養」「安全」、そして、「食の豊かさ」まで考えて作られる給食なのです。そして、その給食が学校に運ばれてからも、配膳員さん方の心遣いによって給食が運ばれるのです。
 教師が「みんなのことを、こんなに大事に思って作られているんだね」と話すと、子どもたちは自然と心から感謝の気持ちがわいてきました。「この『ありがとう』の気持ちを、これからどうやって伝えていく?」と子どもたちに投げかけると「手紙を書いて『ありがとう』って言いたい」のほかにも、「残さず食べる」「おいしく食べる」さらには「盛りつけも考えてくれているからきちんと盛りつけたい」「こぼさないように運んでもらったから、私たちもこぼさないようにしたい」という意見まで出てきました。
 本校では、給食の食べ残しの量はふだんから少ないのですが、最近は一層「残さず食べよう」という思いが膨らんできました。3年生では、栄養や作る人の思いや願いを知ってからは、ただ「嫌い」というだけでなく、自分から食べてみようとする子どもが増えました。「食」は、「人を良くする」と書きます。子どもたちが多くの命のつながりを感じて、作る人の思いや願いを知った今、心を込めた「いただきます」の声が、校内に響きます。

【愛西市立佐織西中】いのちの学習

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 本校では、いのちの大切さを学ぶ活動を通じて、子どもたちの心の健康づくりを行っています。
 1年生では、妊婦体験を実施します。体験用のスーツを着用した生徒たちは、一度座ったら立ち上がることが大変なこと、靴下をはくことも一苦労であることを体験し、お腹(なか)の中にいるときから大切に育ててもらっているのだということを実感していました。
 2年生では、地域の保健センターと連携し、本物の赤ちゃんとふれあうという体験を行います。実際に赤ちゃんを抱かせてもらい、ぬくもりを感じることで、いのちの尊さを肌で実感していました。また、保護者の方から生徒に向けてメッセージを頂戴し、中には涙ぐみながら読んでいる生徒もおり、自分という存在の大切さを認識していました。
 3年生では、学校薬剤師、警察と連携して、薬物乱用防止教室を開きます。薬物が身体に及ぼす影響や薬物の恐ろしさを学びました。
 これからもいのちを大切にし、自他を大切にする優しい心を育んでいってほしいと思います。

【西尾市立西尾中】西尾中学校ケータイ教室開催

 西尾中学校では、夏休み前の7月1日に、ケーブルテレビの方を講師に招き、「西尾中学校ケ−タイ教室」を開きました。全校生徒や教職員、PTAの実行委員の方を対象に、インターネットを安心・安全に使用するために必要なルールやマナーについて学ぶことができました。
 最近は生徒や教職員、保護者の中でも頻繁にLINEやその他のSNSが利用されています。正しい使い方をすれば、便利なツールであり有効な手段ですが、使い方を誤ると犯罪に巻き込まれるなど、思いもよらぬ事態を引き起こすことがあります。講習の中では、ネットによるいじめの事例を映像を通して確認することができました。
 終了後の生徒たちの感想の中には、「携帯電話やスマートフォンは持っていませんが、持てるようになったときには、気を付けて使いたい」という意見や、「気を付けて使っているので、自分には関係ない話だと思っていましたが、振り返ってみると自分もマナー違反だったと思える使い方をしていることがあり、これからは、もっと気を付けて使っていきたいです」といった意見がありました。
 これからも、私たちを取り巻くネット環境は更に便利になり、使用する機会も増えていき、教職員や保護者はもちろん、生徒たちにとっても、より身近なものになっていきます。様々な事例に対応していくためにも、生徒や教職員だけではなく、保護者にも大勢参加してもらい、情報を共有することで、生徒の安全な生活を守っていきたいと考えています。
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【豊橋市立高根小】マナーを学ぶ!!〜みんなでつくろう「われらのネット憲法」〜

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 子どもたちは、今までインターネットを利用した経験から、情報の多さや、利便性に気付いている。自分専用のスマートフォンを「現在持っている」又は「持ちたい」と思っている子が55%おり、スマートフォンへの関心が高い。「スマートフォンでやってみたいことは?」の質問では、ゲームアプリ、YouTube、ライン、音楽視聴であった。これらは利用の楽しさがあるが、利用の仕方を間違えるとトラブルを引き起こす可能性が高い。そこで、インターネットやスマートフォンを使う時には、ルールやマナーについて考えて利用してほしいと考えた。

 第1時では、インターネットで情報を得たとき、掲載されている情報が本当に正しいかどうかを確かめて自分で判断できるようになるとともに、偽情報の発信源にならないように、発信者としての態度も身に付ける。その際、「事例で学ぶ Netモラル」の映像クリップを活用する。第2時では、友達とラインでやり取りをするときには、文字情報・スタンプ・絵文字だけでは、正しく伝わらないことがあることを知り、自分が意図したことが伝わる内容になっているかを考える。ラインでのトラブルが自分のこととして感じられるように、黒板をスマートフォンに見立てて、メッセージのやり取りを再現する。第3時では、講師の方をお招きし、スマートフォンの安全な使い方を学ぶ。単元の最後には、これまで考えてきたインターネットやスマートフォンの正しい利用法をまとめ、「ネット憲法」を作成する。
 学習後の子どもは、「ラインで友達にいやな思いをさせないように気を付けたい」や「不特定多数の人とつながる可能性があるネットの使い方を考えたい」などの感想を持った。

【西尾市立佐久島小】 「ゲーム依存」って何だろう

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 中学卒業まで島内で暮らす「島っ子」と、島外から通う「しおかぜさん」がほぼ同数の本校では、「普段ほとんどゲームをしない」(3名)、「1人でゲームをする」(13名)、「オンラインゲームをする」(0名)であった。「1人でゲームをする」13名の中には、同じ部屋の中で、通信できるゲームをする児童が、9名存在した。島っ子・しおかぜに関係なく、また学年に関係なく、ゲームに興味をもって遊んでいる児童が少しずつ広がっていくのではないかと感じる。そこで今回、情報モラルの課題の一つ「ゲーム依存」について、全学級で考える時間をもった。
 授業では、始めは時間などのルールを決めてゲームをしていたのに、だんだんルールが守れずにのめり込んでいく主人公の姿を記録したビデオを視聴した。そして、ゲーム依存になった原因やゲーム依存になるとどうなるかを考え、話し合った。最後に、ゲーム依存にならないためにはどうしたらいいかを発表した。
 「ゲームより釣りの方が楽しいからゲームはあまりやらない」という島の自然の中に楽しみを見つけられる児童から、「お母さんに怒られるからルールは守ってゲームをする」という家庭の教育力が確立し、きちんと守られている児童、「もしやめられなくなったらゲームを捨てる」という児童まで様々であった。
 今回はゲームで長時間遊ぶことがどんなことにつながるのか、ゲーム依存の怖さなどを知るよい機会となった。今後も、児童の実態に合わせてネット依存に関する授業や保護者向けの研修等も実施していきたい。

【瀬戸市立原山小】携帯電話を安全に使うために

 6月28日に本校で、6年生対象の携帯電話安全教室が行われました。6年生にもなると、スマートフォンや携帯電話を持っている子が何人かいます。それらを活用して、ラインで連絡のやり取りをしたり、YouTubeを見ていたりする子もいるようです。
 授業では実際にあった事例を交え、携帯電話やインターネットのトラブルを未然に防ぐ使い方を学びました。学習したテーマは以下の3つです。
・スマートフォン携帯電話を使用するときに家庭で決める約束事について
・メール等の文章は相手に誤解を与え、いじめにつながる可能性があること
・インターネットで友達になった人は安易に信用しないこと
 この授業を通して、スマートフォンや携帯電話の安全な使い方について学ぶとともに、今までの使い方について振り返るよいきっかけとなりました。
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【豊橋市立南陽中】みんなで考えよう〜情報モラル教室〜

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 本校では、6月24日にネットモラル講座を行った。
 事前アンケートから、生徒のSNS利用率は全校の約65%、その中で、会ったことがない人とSNSでつながったことがある生徒は約39%であることがわかった。また、SNSでつながれば「友達」「いい人」だと思う生徒は約25%という結果であった。生徒たちはSNSというコミュニケーションツールを便利な物として認識し、多用している一方で、その危険性についてはまだまだ意識が低い。
 ネットモラル講座は、携帯電話会社の方を講師としてお招きして行った。主な内容は、生徒たちが巻き込まれやすいトラブルの紹介やトラブルの回避方法、犯罪となる行為の紹介、ネットモラルの啓発である。SNSがきっかけとなって起こり得る事件の怖さや文字によるコミュニケーションの難しさ、GPS機能から位置情報が漏れる恐ろしさ、インターネット上に一度載せた情報はデジタルタトゥーといって一生残ってしまうことなど、具体的な事例を生徒は真剣に聞いていた。保護者や地域の方も参加され、生徒を取り巻くインターネット環境の現状について知っていただくよい機会となった。

 以下は参加した生徒の感想である。
○4か月前にSNSができる機器を手にしました。ツイッターなどの見知らぬ人とコミュニケーションをとることはしていませんが、ラインで友達とやりとりをしています。文字だけでは伝えきれないことがたくさんあり、言葉ですれ違うことの怖さを知りました。直接会って話すことが一番で、とても大切なことだと思いました。
◯スマホなどの機器は持っていませんが、友達が「一緒に写真を撮ろう」とよく誘ってきます。その写真をラインに載せたりしているので、気を付けるように声をかけたいです。よく考えて使うようにしなければならないと強く思いました。
◯インターネットやスマホの世界は、便利だけれど、とても怖いものだと思いました。軽い気持ちや行動で、自分の家族や友達、周囲の人を巻き込んでしまいます。それに、自分の将来にも関わってしまいます。一度起こったことは、消しても消しきれないし、一生の傷になってしまうことがわかりました。自分の行動に責任をもち、正しい判断をしていきたいです。

【豊田市立下山中】メールなしでは生きていけない

◆活動のねらい
 近年、SNSの利用者は増え続けている。実際に使ってみると便利な部分も多いと感じる。しかし、利用者が増えることによって、SNSでのトラブルも増えてきていることも間違いない。使い方をひとつ間違えると、ときには取り返しのつかないことになってしまうこともある。下山中学校の生徒もSNSを利用しているので、トラブルに巻き込まれないようにするために正しい使い方やマナーを学び、実践してほしいと考えた。また、画面上だけでやりとりをするのが当たり前になり、世の中では面と向かって会話することが減ることでコミュニケーション能力が低くなりつつある。社会に出ると、今まで慣れ親しんできた地域の人とは違い、いろんな人と触れ合うことになる。SNSがないと生きていけないような人間にならないためにも、この授業を通して、SNSの正しい使い方を知るとともに、会話を通してのコミュニケーションの大切さに改めて気付いてほしい。
◆生徒の実態
 授業を行った1年生の生徒20人に、授業を行う前にアンケートを行った。
(A)SNSを使用していますか? 
  ・はい…12人 ・いいえ…8人
(B)使用している人(12人)は自分の携帯、又はタブレットでSNSをしていますか?
  ・はい…6人  ・いいえ…6人
(C)1日どのくらいの時間使用していますか?
  ・0〜30分…3人 ・30分〜1時間…5人 
  ・1時間〜1時間30分…3人 
   ・1時間30分以上…1人
 1年生ということもあり、自分の携帯やタブレットなどを持っている生徒は少なかったが、家族のものを借りてSNSを行う生徒も合わせると、半分以上が使用していることが分かった。まだ使用したことのない生徒も正しい使い方を知るためのよいきっかけになると考えた。
◆生徒の感想
・SNSはすごく便利なものだけど、メールなどをするときは相手のことも考えないといけないと思いました。
・自分の都合でルールを決めて相手を責めたり、返信を求めすぎたりすると相手も迷惑だし、相手との仲も崩れてしまうかもしれないことがよく分かりました。
・SNS上だけのやりとりではなく、学校生活で友達と話したり、自分の思いを伝え合ったりする時間をもっと大切にしようと思いました。
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【豊田市立巴ケ丘小】個人情報について学習しました

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 本校で実施した情報モラルの授業の中から、1年生の授業を紹介します。学年の実態に合わせ、1年生は「事例で学ぶNetモラル」の「教えちゃだめなの?」という教材で、個人情報について学びました。
 この教材では、主人公が不審人物から同じ学校の友達の電話番号を教えてほしいと頼まれることから、個人情報とは何なのかを考えることができます。アニメーションを見ているとき、子どもたちから「本当に教えちゃうの」「駄目だよ」などの声が聞こえました。子どもたちは自分の個人情報だけでなく、他の人の個人情報も教えてはいけないということに気が付いていたようです。
 子どもたちは「自分の名前や住所を知らない人に教えてはいけない」「これからは知らない人に友達の電話番号を教えないようにしたい」「自分のだけじゃなくて友達の住所や電話番号も大切だから、教えてはいけない」など、授業を通して考えたことをワークシートに書いていました。今後も子どもたちとともに情報モラルについて考えていきたいです。

【常滑市立常滑中】 きまりの意義について考える

 3年生の学級で、きまりの意義について考える研究授業を行いました。
 主人公の気持ちを考えたり、その後のストーリーを考えたりという発問ではなく、「なぜ、きまりがあるのだろうか」という、その資料のテーマの本質を直接問いかけるような発問を設定し、授業をしました。
 「なぜきまりは必要なのか」ということを考えさせると、「もしものことがあってはいけないから」「みんなが安全で平和に暮らすため」「誰かが悲しい思いやつらい思いをしないようにするため」「その人を守るため」などと、決まりを守ることで人や自分を守ることができると考えられた生徒もいました。  
 今回の授業を終えて、決められているから、破ると叱られるから決まりを守る、という考え方ではなく、守るべき決まりの向こう側には、守るべき人やものが存在するということに気が付く機会になったのではないかと思います。
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【 弥富市立十四山中】情報モラル教育

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 本校では、「自ら考え、共に学び合う生徒の育成」のため、生徒の「思考の深化」と「コミュニケーション能力の向上」を目指して様々な教育活動を進めています。
 その中の取組の一つとして、「情報モラル教育を推進し、人権やネットワーク上のマナーについて学ぶ」活動を行ってきました。4月には、各学級でLINE教材アプリを活用した授業を行い、ネット上でのトラブルを防ぐために必要なことや、ネットを使うときのエチケット・マナーについて考えました。
 6月には、講師をお招きして、スマホ・ケータイ安全教室を全校生徒と保護者を対象に開催しました。SNSを利用していて、どのような問題が起きたか、なぜ起きたのか、どうすればよかったのかを具体例を交えて教えていただきました。そして、トラブルに巻き込まれたり当事者になったりしないために大切なことは、SNSの正しい使い方を知ること、思いやりの気持ちをもつこと、自分がされて嫌なことは相手にもしないことであることを学びました。
 学習を終えて、生徒からは、「自分もよくLINE等をするが、いつトラブルに巻き込まれるかわからないので、これからは教えていただいたことに注意して使おうと思う」等の感想が聞かれ、保護者からは、「親子でスマホの使い方について話し合うきっかけとなった。今後、何かあったら必ず親に相談できる環境を家庭でも作っていきたい」等の感想が聞かれました。
 今後、ますます情報化社会が進展していくことが予想されます。その中で、生徒が自ら考えてSNSを活用し、健全なコミュニケーション能力を向上させていくために、情報モラル教育を定期的・継続的に行っていくことが必要だと感じました。 

【刈谷市立富士松南小】情報モラル集会

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 9月8日(木)、全校児童を対象に「情報モラル集会」を行いました。まず、ネットゲームとは何かについて、話をしました。次に、ゲームを優先して、宿題ができなかったり、朝起きられなかったりしたことなど、質問形式で話をしていきました。低学年の児童にも内容が理解できるように、スライドを用いて、五つの事例を紹介しました。「あと少しでクリアできそうなゲームをやり続けるのか、それともやり終えていない宿題のどちらを優先するか」と質問すると、「私は、宿題を必ずやってからゲームをします」と児童は、答えました。また、「ネット上で知らない人が一緒にゲームをやろうと誘ってきたらどうするか」の質問には、「知らない人とはゲームをしません」という答えが返ってきました。「お金を出すと新たなアイテムが手に入るよと言われたらどうするか」と問うと、「お金を使ってゲームをすることはありません」と児童は答えることができました。最後に、「インターネットは学校の友達だけでなく、日本全国、そして、世界中につながっています。だから、自分勝手なことをしてしまうと、先生や友達、家族、世界中の人に迷惑を掛けます。しかし、正しく使えば、とっても便利です」と教師から話をしました。児童は、最初から最後まで真剣に話を聞いていました。今後も、授業で取り上げたり、家庭と連携したりして情報モラルを身に付けた児童の育成に努めたいと思います。