【西尾市立津平小】ありがとうの木
本校では掲示委員会が企画して、全校児童がありがとうメッセージを書いています。ありがとうメッセージの内容として「いつもなかよしタイムに遊んでくれてありがとう。またドッジボールで遊んでね。1年女子より」とペア学年の6年生宛に書いたメッセージや「運動会のリレーの時、がんばれと応援してくれてありがとう。おかげで力がわきました。2年男子より」と同じチームの5年生宛にメッセージを書いたものなどさまざまです。どのメッセージも心温まります。それをお昼の放送で読み上げてもらい、廊下に貼ってある大きなありがとうの木に貼っていきます。自分のメッセージが読まれたり、ありがとうの言葉で名前が呼ばれると思わず笑顔になります。津平小学校ではそんなメッセージが日々放送で流れ、3月にはありがとうの木がメッセージでいっぱいになります。全校児童が日々ありがとうの気持ちを見つけて、心も体もぽかぽかです。
【常滑市立三和小】携帯電話・インターネットの安全な使い方を身につけようまず,携帯電話やインターネットについて,最初から悪いものと決めつけず,そのよいところを考えました。そして,たいへん便利なツールであることを共通理解した上で,使い方次第でどのような危険があるかについて説明していただきました。 例えば,スマートホンで撮影した写真のデータには位置情報が付いていて居住地域が分かってしまい,知らないうちに個人情報がインターネット上に流れることによって思わぬ危険が発生することなどを実物や映像をもとに分かりやすく教えていただきました。そして,このような危険に巻き込まれたり家族や友だちを巻き込んだりしないように,「個人情報は書きこみません、教えません」「インターネットで知り合った人とは絶対に会いません」「メールやコミュニティサイトなどで人の悪口をいいません」「いじめ?と思ったらすぐに先生やおうちの人にそうだんする」の4つの約束をしました。 参加した児童の感想からは,「自分はまだ携帯電話を持っていないけれど,携帯電話を買ったら,本当に必要なときだけ使うように気を付けたい。」「自分でも知らないうちに友だちの写真から個人データが流れてしまうことは知りませんでした。今日の授業を聞いて,危険なことになる原因が分かってよかったと思いました。」など,自分たちの今後の生活に生かそうとする気持ちが伝わってきました。 【半田市立成岩小】教職員のスマートフォン研修【豊根村立富山小】ルールとマナーを守って使おう
極少人数(全校児童11名、そのうち6名が山村留学生)の本校では、ケータイやスマホを使う機会はほとんどないと予想していました。しかし、実際には自分のものを持っている子が数名、また、持っていない子も家族のものを使用しているということがわかりました。
そこで、DVD「ちょっと待って、ケータイ2 −ルールとマナーをまもろう−」を視聴し、使い方について考えさせました。 視聴前に、ケータイやスマホを使う時に気をつけていることを質問すると、「なし」と答えた子がほとんどでした。 視聴後には、「ルール(時間、場所、金額)を決めて使うようにしたい」「知らない人からメールが来たら無視する」「いたずらメールが来たら親に知らせる」「メールや掲示板にひどいことを書かない」「有料コンテンツは、どうしてもの時だけ親に聞く」などの感想を発表し、全員が使い方について考えることができました。 【東浦町立卯ノ里小】 「命の授業」【豊橋市立牛川小】 6年間を見通した情報モラル教育の実践○第1学年 道徳「いたずらがき」〜情報が広がる怖さに気づき,よく考えて行動しよう〜 学校生活にも徐々になれ,学習が進むにつれ,話す力や聞く力も少しずつ身についてきた1年生の児童は,友達との会話が弾み,さまざまな情報をやりとりするようになってきました。教室内では,週の予定表や当番表を確認し,情報をとらえて行動できる子も見られるようになってきました。こうした情報を正しく理解したり,伝えたりする力を学級全体に広め,高めていきたいと考え,道徳「いたずらがき」の資料を使って授業を行いました。本題材は,ちょっとしたいたずらのつもりで書いた落書きのせいで,友達のとらおを傷つけてしまったかばきちの話です。黒板という情報を記す道具に書いたために,その情報が他へ広がってしまった内容です。授業後の感想からわかるように,児童は主人公かばきちの気持ちに深く共感し,友達を傷つける行為を慎み,周りの人のことを考えて生活していこうという心情を高めることができました。 ○第5学年 総合的な学習「チャット体験をしよう」〜情報社会を賢く生きよう〜 本校では,H24年度から毎年,高学年(4年生〜6年生)の児童に「メディアアンケート」を実施しています。アンケートの結果,「家庭でのコンピュータ保有率は80%以上」「ゲームやインターネット,音楽や動画利用が多いこと」「自分専用の携帯電話を持つ児童が年々増えていること」などがわかりました。今後,携帯電話を所持したり,掲示板やチャットなどの匿名によるコミュニケーションを行ったりする機会が増えることが予想されます。そこで,インターネットを使うときのコミュニケーションのマナーやモラルを身につけてほしいと願い本実践を行いました。 見えない相手とのコミュニケーションのとり方を学ぶために,「つたわるねっと」のチャット体験を利用しました。はじめに,実際に一人ずつチャット体験をさせ,同時に複数の人と会話できる楽しさを味わわせました。そして,グループでチャット体験をしました。その中でチャット荒らしを登場させ,トラブルに巻き込まれるという疑似体験をさせました。チャット荒らしが登場したときには,「怖い」「腹がたった」「つられて関係のないことを書きそうになった」「相手がわからないので,悪い言葉で返してしまった」などという意見が出されました。その後,匿名だと思っていても個人を特定できることを知らせるために,グループ名入りの履歴をスクリーンに映し出しました。「名前はわからないと思っていたけどわかるんだ」と驚く児童が多くいました。授業後,「言葉にまどわされないことが大切」「便利なのでルールを守って使っていきたい」「書き込む文章をちゃんと考えて使いたい」といった意見が多く出され,正確な情報を得て,賢く使っていこうとする気持ちを高めることができました。 6年間を通した情報モラル教育の実践を行うことで,児童の心は着実に育ってきています。今後も児童の実態に応じて「情報モラル教育カリキュラム」を修正し,継続した指導をしていきたいと思います。 【稲沢市立稲沢西中】 小さな子とのふれあいから学ぶ 〜保育体験学習〜事前に、子育て支援センターから講師を招いて、命の大切さと年齢に応じた手作りおもちゃを使った遊び方や体を使った簡単な遊びを紹介していただいた。生徒の振り返りの中には、「人のために尽くすことは大変だが、そのぶん人を笑顔にできることがわかった」との感想もあり、生徒の心の成長が感じられた体験学習となった。 【岡崎市立小豆坂小】優しい・すてき 優しさと絆を大切にする子供たち〜異年齢・地域の方との交流〜(ふれあいタイム)そこでは、異年齢集団による遊びや活動を通して、優しい心や思いやりの心、コミュニケーション能力を育むことを目的としています。 『ふれあいタイム』は、1年から6年生の子供たちを縦割りで、21班に分けて行います。6年生の班長・副班長を中心に、室内遊びと外遊びの計画を立てたり、遊びがスムーズにできるように声をかけたりして班長・副班長の役割を果たしています。 室内遊びは、カルタやけん玉、お手玉、こま遊び、ゲームなどです。外遊びは、運動場にある遊具を使ったタイヤ跳びや丸太わたり、運動場を使った鬼ごっこや大縄跳び、ドッジボール遊びなどです。他には、どんぐり広場でのジャングルジムや登り棒、つり輪遊びもあります。また、けやき広場では、フラフープや一輪車、竹馬等の遊具を使った遊びをしています。短い時間ですが、多種多様な遊びをして、汗いっぱいになります。 運動会では、「ふれあい玉入れ」をします。ペアで並んで入場したり、玉入れをしたりします。チームごとに力を合わせていきます。 収穫の季節には、学校の回りにあるミカンの木の全校ミカン狩りをふれあいタイムのペアで行いました。お兄さんやお姉さんに枝を支えてもらったり、高い枝に届くように抱っこをしてもらったりしていました。「わたしがとったミカンいい匂いがする。」両手で大切にミカンを持つ子供たち。このミカンの木は昭和59年度第1回卒業記念樹として植えられ、昭和62年度に初めてミカンの収穫ができたようです。ミカンの実を通して、30年間先輩から受け継いできた小豆坂小学校の心に触れる時間となりました。「家族と分けてミカンを食べた。」「少しおいて甘くしてから食べた。」とうれしそうに話をしていました。また、6年生が中心となり、登下校でお世話になっているスクールガードの方に手紙を書き、感謝の気持ちをこめて収穫したミカンを渡しました。スクールガードの方から、子供たちの気持ちがうれしかったという言葉をいただくこともできました。 3学期の2月には、今年から「ふれあいデー」として、ふれあい班に分かれ、ふれあいペア単位で、弁当を食べたり、ゲームをしたりする予定です。給食から5時間目終了までの2時間程度をふれあい班で一緒に過ごします。ふれあい教室に集合し、弁当で昼食をとった後、計画された遊びをして活動をし、チームごとの絆を深めていきます。 このような『ふれあいタイム』の交流を通して、上学年は下学年に優しく接したり、下学年は上学年の頼もしさにふれたり、地域の方と関わったりして、互いを思いやる心や好ましいコミュニケーションの取り方を身につけたり、感謝の心が育ちつつあります。 ふれあいタイムの成果は、学校生活のいろいろな場面で表れています。登下校の通学団登校、掃除での6年生と1年生が一緒に行う教室やトイレ掃除、2年が企画した学校紹介・ゲーム・種のプレゼント・学校探検などの1年との交流「アサガオ集会」などの異年齢による活動が円滑に進んでいます。 本校では、これからも異学年交流活動や地域の方との交流大切にし、子供一人一人が自分の役割を考えて行動することや、優しい心や思いやりの心、感謝する心、かかわり合う力の育成に努めています。 【豊田市立中山小】ネットモラルについて考えよう1携帯電話の所持率が年々上昇し、誰もが手軽にインターネットを使える傾向にあることを知る。 2インターネット上でのやりとりで気を付けることを考える。 3映像教材を見て、インターネット上でのやりとりの問題点(誤解を生むことがある・気持ちが正確に伝わらない等)について考える。 4自分がインターネットを利用するときに気を付けることを考える。 本校では、携帯電話・スマートフォンなどの電子機器を所持している児童が高学年に多くいます。その中には、友達とインターネット上でやりとりをしている児童もいます。今回の授業では、映像教材を見ながら話し合うことで、どんな行動をしていくべきなのかを具体的に考えることができました。 【日進市立日進北中】生活安全教室(情報モラル教育)インターネットや携帯電話などの普及が急速に進み、違法・有害情報に起因する問題が多発している。生徒たちの日常生活においても同様であり、生徒たちが自らの判断で情報内容を適切に判断できる能力が必要である。 このような状況を踏まえ、本校においては情報モラル教育の一環として、外部講師に依頼して講座を設けることで、それらの能力を高める一助とする。 2 生徒の実態 生徒たちが携帯電話やインターネットを利用する機会は急激に増加している。本校でもたくさんの生徒たちが実際に携帯電話やインターネットを利用している現状がある。 3 感想 1月9日(金)6時間目、NTTドコモ「ケータイ安全教室」から2名の講師を招き、情報モラルについて学習した。携帯電話やインターネットを利用する際に守るべきマナーを確認し、SNS(Facebook、Twitterなど)やインスタントメッセンジャーアプリ(LINEなど)を介したトラブルの原因や対策について考えた。インターネットは、自分や仲間たちだけのプライベート空間ではなく、だれでも見ることができる公共の場であることを十分認識する必要がある。 生徒たちからは、実際にあった携帯電話やインターネットにかかわるトラブルや事件・事故の例を聞き、その原因や対策について考えるよい機会になったという感想が多くあった。 【岡崎市立常磐南小】老人ホーム訪問1回目の訪問時に学芸会で演じた劇「あほろくの川だいこ」を披露し、高齢者の方々に真剣に鑑賞してもらいました。訪問後に、子供たちは高齢者の方々に喜んでもらえたことがうれしいと感想を話していました。教師が、「再訪問して直接交流してみてはどうか」と提案すると、喜びの表情が浮かんだ反面、上手に接することができるか心配という反応が見られました。 そこで、市社会福祉協議会より高齢者疑似体験セットを借用し、体験させることにしました(左上の写真)。子供たちは、体を動かすことがつらくなる気持ちや丁寧に接する介護士の苦労を予想することができました。 その学びを生かした2回目の交流会では、右上の写真のように児童二人とお年寄りがグループになって、オセロ、トランプ、工作などのレクリェーションを通して交流を深めました。松ぼっくりにボンドでビーズを接着して小さなクリスマスツリーを作ったA児は、「わたしのグループのおばあさんは、とても笑顔で安心しました。つまようじをとても器用に使っていたのですごいなと思いました。最初はきんちょうしていたけど、だんだん会話がはずんで楽しかったです。また遊びたいなと思いました」と感想を述べていました。交流と見学を通して、高齢者の温かさや介護士のすごさ、バリアフリー設備の利便性などに気付くことができました。 【南知多町立豊浜中】情報モラル教育講演会講演の内容は,「世界中から情報を入手できる,世界の人とのコミュニケーションができるなどインターネットで世界は広がるが,使い方を間違えると危険やトラブル,依存症,いじめなどになる。」「インターネットによる被害者・加害者にならないために自分の書き込みに責任をもつ。」「著作権・肖像権にも気を付けてほしい。」「スマートフォンは小型のコンピューター。セキュリティーを万全にしてほしい。」など,ビデオ映像も交えての講演でした。 講演後は「メールの語句の使い方に気を付けたい。」「スマートフォンを使用する時間を見直したい。」という生徒の感想がありました。スマートフォンを所持している生徒が多いので,今後も使い方に気を付けさせたいです。 【豊川市立豊川小】情報機器を正しく安全に利用できる子ども1学年「知らない人には連絡先を教えない」 2学年「情報機器は大人と一緒に使い、危険にであわない」 3学年「情報の発信や情報のやり取りをする場合のルールやマナーを知り守る」 4学年「相手への影響を考えて行動する」 5学年「何がルール・マナーに反する行為かを知り、絶対に行わない」 6学年「不正使用や不正アクセスをされないように利用する」 テレビ報道では、たびたび、インターネットや掲示板への書き込みによる事件を見聞きする。その内容には心を痛めるものが多い。そこで、例えば道徳の授業や生徒指導とも関連付けた指導も試みた。例えば、6年生の明るい心「画面の向こうは全世界」の学習をとおして、個人情報を安易に送信することの危険性を学んだり、冬休み中に見覚えのない人からの連絡や来客に対してむやみに個人情報を教えないなど、情報に対して身近なところに危険が潜んでいることを伝えてきたりした。その他、保護者からは「自宅に子どもの見覚えのない高額な請求が来た」という相談が寄せられることもあった。今後は、さらに保護者とも協力して、情報モラルの指導を重く受け止めながら進めていきたい。 【みよし市立中部小】親子で話そうインターネットのルール「ちゅ」→注意しよう!書き込んでいいこと・だめなこと 「う」→うれしいな!マナーを守るその気持ち 「ぶ」→ぶつかるよ!歩きスマホは危険です この合言葉は、学年通信に掲載して家庭にも伝えた。また、教室に掲示したことで子どもたちの意識が高まった。 また、無料通信アプリにかかわるいじめやトラブルが、保護者や大人の目の届かないところで深刻化している社会の状況と、多くの児童が自分の携帯電話をもっていて、LINEなどを使って交流していることを受けて、「親子で話そうインターネットのルール〜子どもを守る保護者の心がけ〜」というプリントを高学年の各学級で配布した。内容は、以下の通りである。 1 携帯・スマートホンについて、我が家のルールをつくりましょう 2 パソコン・ゲーム機について、我が家のルールをつくりましょう ステップ1:利用目的、利用場所、時間帯を決めましょう ステップ2:具体的なルールをつくりましょう (例)掲示板やメールで他人を傷つけるようなことを書き込まない お金がかかる場合は、事前に保護者に相談する ルールを破ったら、一時利用禁止とする 3 ネットトラブルから子どもを守るために ・日ごろから、子どもの様子を把握し、よく利用しているサイトを知っておく ・家族に相談しやすい雰囲気づくりを心がける ・保護者もインターネットの過度な利用に注意し、節度ある使い方の手本を 見せる ・子どもと顔を合わせて会話をし、過度な利用による寝不足や疲労などが 表情に表われていないか確認する ・アプリを利用する際には、プライバシーポリシーなどを読み、利用者情報 の範囲や目的などをよく確認する ・フィルタリングなどの設定に必要なパスワードは、保護者が確実に管理す る このようにして、インターネットの便利さと危険性について伝えた。このことで、親子で現状を理解したり、ルールを一緒に決めたりする、よい機会となった。 【豊田市立逢妻中】ケータイ安全教室でネットに潜む危険について学びました<生徒の感想> ・今まで何も考えずにネットに写真を載せていたけど、今後は気をつけるようにしていきたい。 ・一度ネットに載せた写真は削除しても、どこかにずっと残ってしまうことに驚いた。もう遅いかもしれないけど、被害にあう前に削除したい。 ・自分の名前や学校名なども気軽に書いていたけど、悪用される恐れがあると知ってとても驚いた。これからは気をつけていきたい。 ・言葉が足りないことで相手を誤解させる危険性があるとわかったので、注意するようにしていきたい。 【豊田市立前山小】ポイSTOPキャラバンポイSTOPキャラバンの当日は、まず、市役所の方にゴミについてのお話をしていただきました。また、ビデオで詳しく補足説明をしていただきました。子どもたちは、今まであまり気にしたことがなかったようで、「初めて知った。」「これから気を付ける。」など感想を言っていました。その後、30分程度ポイSTOPくんと一緒に学校の周りのゴミ拾いをしました。市役所の方の話やビデオポイSTOPくんなどの影響か、どの子も真剣に取り組みました。お菓子のゴミやペットボトル、缶、靴までもあり、ポイ捨ての多さにとても驚いていました。 このような活動は今後継続していくことが重要なので、学級にポイSTOPくんの旗を掲示するとともに、常に啓発していこうと思っています。 【安城市立明和小】心のつながりを築くふれあい活動異学年による交流は、取り組みを始めて4年目になり、これまでは、仲良く遊ぶことに主眼を置いていましたが、昨年度は、上級生が下級生にリコーダーのふき方や辞書の使い方などを教えたり、今年度はそうじの仕方について教えたりするなど、学習をふくめた学校生活全般に活動を広げています。こうした取り組みで、上級生は下級生の子を思いやるとともに、役に立った喜びを感じることができ、下級生は上級生にあこがれ・目標として見るようになってきており、望ましい人間関係の構築につながっています。 親子ふれあい学級では、地域の方を講師に招き、親子で講座に参加して、親子のふれあいを大切にしている。今年度は、保護者の方にも講師をしていただき、親子や地域のつながりを深める機会を設けています。 また、児童や保護者に、地域を知り、地域に愛着や誇りをもってもらいたいと考え、親子ウォークラリー(写真:明和のお地蔵さんを歩いて探そうのコース)を実施しています。本年度、学区の歴史的に価値のある史跡や豊かな自然、特色のある地形などを盛りこんだ郷土読本「ほっとめいわ探訪」を作成し、親子ウォークラリーで小学校6年間活用できるようにしました。多くの地域の方に協力をしていただき、史跡の説明を行ったり、事業所で体験をさせていただいたりして、より楽しく学習ができるようにしています。 【豊田市立上郷中】インターネットに依存しすぎないようにしよう!このような状況の中、クラスでの実態について話し合った。「気が付くと思っていたより長くやっていた。」「やめようとしても、やめられない。」「やるべきことがあっても、先にネットをやってしまう。」という意見に同調する生徒が多かった。女子に多かったものとして、「ネットで新しい仲間をつくることがある。」という意見もあった。中には、「普段の生活でも、ネットのことばかり考えている。」という生徒もいた。 こういう状況から、やりすぎはよくないとか、勉強の効率や効果が低下し、悪影響があるということにも気づいている。では、この問題を解決するにはどうすればいいかという話し合いでは、「時間を決めてやればいい。」「親に管理してもらう。」「やりすぎたら、没収する。」など、実際に各家庭でも行われているルールも含めて、前向きな意見が出た。 【幸田町立荻谷小】 正しい情報の使い方を考える今年度6年生は、「情報をインターネット(ブログ)に載せることは大きな波紋を生む」ということを勉強しました。自分たちにとってよい情報だと思い、好意でインターネット(ブログ)に情報を載せたことで、トラブルに巻き込まれていくという内容です。今はまだSNSをしていない子が多いですが、将来のために使い方をあらかじめ学んでおくことが大切だと思いました。 《児童の感想》 ・不確かな情報を確かめずに勝手にネットで流してしまうのはだめだと思った。ちゃんとした情報を書き込まないといけない。(児童A) ・社会の調べ学習でよく、インターネットを利用していたけれど、すぐに信じないほうがよいのかなあと思いました。でも事実のこともあると思うので、よく分からなくなってしまいました。事実じゃないことものっているなんて残念です。わたしは使うならきちんとルールを守りたいです。(児童B) ・本当かどうかも分からない話を勝手にブログにアップしたり、本人に言わずにのせたりしてはいけないと思います。自分が、将来ブログをやるのなら、本当のことかどうかを確かめて、相手のことも考えてからやりたいです。また、自分がよくても相手はどう思うかが大切だということが分かりました。(児童C) 【豊田市立井郷中】「あなたがうんちなら、この後どうする?」タイトルはこの授業の主発問です。絵本の話が進んでいくと、うんちくんは、まだ花を咲かせていないタンポポと出会います。そこで、タンポポは「きれいな花を咲かせるために、わたしのこやしになってほしい」とうんちくんに言います。授業では、絵本の読み聞かせを途中で止め、「あなたがうんちなら、この後どうする?」と子どもたちに問いかけました。 ほとんどの子は、「こやしになる」と答えます。一部、「こやしになると存在が消えてしまうので、すぐ答えられない。考えたい。」と答えた子もいました。「こやしになる」と答えた子の理由が着目すべきところだと私は感じました。多くの子は、「うんちのままで、悪口を言われるぐらいなら、役に立てるこやしになる。」という趣旨の理由を述べています。このままだとイヤだから、こやしになるのか。今が充実していれば、どうなのか。というところに、私は何か感じるものがありました。 多くの子どもたちは、「役に立ちたい」との考えから、こやしになると発言しています。しかし、その後に行われた“赤い羽根募金”では、私の私見になりますが、低調な参加率だったように感じています。 道徳の授業をしたから、すぐに生徒の心が育つものではありませんが、ジワジワと浸透していけばと思っています。道徳、総合、学活などをうまく関連させ、自ら主体的に判断できる人間の育成に挑戦していきたいです。 |