【江南市立藤里小】安全に楽しく使おう!ケータイとゲーム機

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2014年6月24日(火)に6年生を対象にしたE−ネット安心講座をEネットキャラバンに依頼し,「安全に楽しく使おう! ケータイとゲーム機」と題して学習の時間をもった。
まず初めに「インターネットによって広がる世界」について話を聞いた。その利点は,世界中から情報を入手できること。世界中の人とコミュニケーションがとれること。いろいろなコンテンツを楽しめること。ショッピングやオークションが便利なこと。いろいろな教材で学習できること。宿泊や交通機関の予約が便利なこと。情報発信の主人公になれること。家族の居場所や安否確認ができること等が挙げられた。
次に「トラブルを避けるために知っておかなければならないこと」について話があった。顔を見て話さないので誤解が生まれやすくちょっとしたことでけんかになることがあること。メールだと言葉がきつく感じられることがあること。相手が見えないから,メールなどで仲良くなると会いたくなるが,相手は危ない人の場合があること。一端インターネットにアップされた写真は消せないし,世界中の誰もが見る可能性があること。
続いて項目を挙げてお話をいただいた。1)使いすぎない! 使いすぎると睡眠不足や目の疲れ,肩こり,イライラの原因になったり,集中力が低下したり,友達や保護者と話をするのが面倒になったりする。使いすぎないようにするには,家族のルールを決めたり,友達とのルールを決めたり,有害サイトは見ないようにしたりすることが重要。困ったら保護者や先生に相談すること。 2)いじめはしない! 「○○ちゃんなんか感じ悪い」「○○って○○らしいぜ!」「え!マジ!?キモーイ」「うぜー!」「消えろ!」「死ね!」などの言葉はそれを見る人にとって気分が悪くなったり,何もしたくなくなったりし,最悪の場合死にたくなることもあるので要注意。でも,いじめられたら,保護者や先生に相談し,メールの証拠を残しておく。大事なのはいじめを気にせず相談する勇気。 3)お金やものにだまされない! 無料画像と書かれていたので安心してクリックしても,だまされてお金を失ったり,お金のトラブルに巻き込まれたりすることがある。また,嘘の高額な請求書が届くこともある。これを防ぐには一人でネットショッピングやネットオークションをしないこと。また,偽情報にだまされないように,我慢する心が必要である。 4)個人情報はしっかり守ろう! 個人情報とはメールアドレス,クレジットカード番号,パスワード,顔写真,誕生日,住所,電話番号などのこと。お金をあげて女の子にいたずらをする大人がいる。また,ネットだけでは相手の本当のことは分からないことを理解する必要がある。個人情報は書き込まないことが重要である。また,人の写真やイラストは無断で使ってはいけないことを知ろう。場合によっては損害賠償を請求されることがある。 5)心にスキを作らない! 「自分だけは被害に遭わないだろう」という心のスキが被害を大きくする。「気にしていないだろう」と思っても相手の心を深く傷つけていることがある。「これくらいばれないだろう」と思っても個人は特定される。「ちょっとした憂さ晴らし」が犯罪予告の犯罪を引き起こす。「お金が欲しい」と思っていると詐欺や誘い出しに引っかかる。
 受講した6年生はルールを決めていないケースが多かった。また,家族でルールを決めていても破ってしまうと答えたケースも少なくなかった。しかし,正直に発表する児童の姿から,今日学んだことを大切にしていこうとする雰囲気を感じることができた。

【大口町立大口北小】人権教育講演会

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 本校では,毎年人権週間の際に,人権擁護委員の方をお招きして,学習会を開催しています。本年度は12月9日に,童話作家鬼頭隆さんとシンガーソングライター鬼頭瑞希さん親子をお招きして,人権について考える会を持ちました。鬼頭さんは,ご自身の体験や思いを,童話や詩そして歌を通して,子どもたちに語りかけられました。
 「人権」と聞くと,なんだか堅苦しくどんなことか分かりにくかったのですが,鬼頭さん親子のお話と歌をお聴きして,身近に今すぐ始められることがいっぱいあることに気付くことができました。思いやりの気持ちを大切に,鬼頭さんのおっしゃった「ステキな人」になりたいと思いました。

【豊明市立沓掛小】 心の教育推進活動

本校の教育の第一の特色は、人権教育の推進です。本校は、平成18・19年度、文部科学省より研究指定を受け、人権教育の研究を推進してきました。「心にオアシス、笑顔でオアシス」の合い言葉、イメージキャラクター「ハッピーとスマイル」を昇降口や廊下に掲げ、児童にも日常生活レベルでの意識付けを図りながら、多くの実践を行い、成果を上げることができました。その後、活動を焦点化し、「認められる喜び」を味わわせ、自尊感情を高めることを主眼に、自他のよいところを見つけ合い、認め合う「よいところ見つけたよコーナー」の設置、朝会でクラス代表が自分の頑張っていること、頑張りたいことを発表するあいさつ活動、学級活動でエンカウンターやソーシャル・スキル・トレーニングをするなど継続して実施しています。
 また、1年生から6年生まで各学年2〜3名ずつ集まって構成する「なかよし班」での活動を行っています。この「なかよし班」活動では清掃や子どもオリンピック、なかよし班対抗縄跳び大会などのイベントを行っています。これらの活動を通して、上級生が下級生を支援したり、下級生が上級生に感謝したりする経験を積ませ、横並びでなく、個性の違いを認めたり、寛容に接したりできるような学校や地域社会での児童の望ましい仲間づくりを支援し、他を思いやる心、豊かに生きる心を育んでいます。
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【西尾市立一色東部小】第4学年情報モラル「肖像権に気をつけて」

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 本学校の4年生は、電話やメールができる情報端末の所持率が8割を超えている。そのうち、LINEを使ったコミュニケーションをしている子も2割おり、今後さらに増加すると思われる。そこで、今回、情報モラル教育として、ウェブサイト「ネット社会の歩き方(http://www.cec.or.jp/net-walk/)」より、肖像権について考えるアニメーションを用いて、授業を行った。
 ケータイを買ってもらった主人公が、無断で写真を撮ったり、その画像をブログに公開したりすることでトラブルとなる話である。子どもたちは、主人公の問題点について話し合い、自分がケータイやスマホを持ったらどう使うかを考えた。

<授業後の子どもの感想より>
・今日の授業で、ブログは怖いと思いました。あと、写真を撮る時も、ちゃんと
 友達に撮っていいか聞いてからにしたいです。
・自分がやられて嫌なことは、相手にもやらないようにしたいです。
・私はケータイを持っているので、これから使っていく中で大変なことにならな
 いように気を付けたいです。

【瀬戸市立東山小】 人権に関する標語

 12月の人権週間に、生活委員会が人権に関する標語を募集しました。たくさんの素晴らしい標語が集まりましたのでその一部を紹介します。
 ○ 「だいじょうぶ?」 いつでもそばに いてあげる  (1年)
 ○ うれしいな みんななかよく あそぼうね  (2年)
 ○ たいせつな 友だちを みすてるな  (3年)
 ○ 友だちを 大事にしよう いつまでも  (3年)
 ○ ありがとう あなたのこころで あったまる  (4年)
 ○ イヤなこと 人にはしない 強い意志  (4年) 
 ○ 友達に 優しい気持ち 忘れずに  (4年)
 ○ だれにでも すてきなところ きっとある  (4年)
 ○ ともだちが いじめをしてたら すぐとめる  (4年)
 ○ この命 むだにしないで 生きていく  (4年)
 ○ 友達の やさしさの輪は 無限だい  (4年)
 ○ おもいやり 心をわけあう はんぶんこ  (5年)
 ○ 「ありがとう」 「ごめんなさい」に 差別ない  (5年)
 ○ 手をとって 仲間とつくる きずなの輪  (5年)
 ○ やめようよ 自分がやられて いやなこと  (5年)
 ○ いじめると 心が黒く そまってく  (6年)
 ○ だれ一人 いじめていい人 いないんだ  (6年)
 ○ いじめ見て 無視する自分 良いのかな  (6年)
 ○ 人間は どんな国でも 同じ人  (6年)
 ○ さべつなし 心と心 通い合う  (6年)

【常滑市立鬼崎南小】人権講演会

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まず、全校集会で校長先生から「人権を守るということは、安心して生きるために大切なこと」だという、人権とはどんなもので、どうして守らなければいけないのかという話がありました。
人権講演会は、低学年と高学年に分けて二部行われました。講師は、ストーリーテラーの小林佐椰伽さんです。「輝け いのち」という講演テーマで、子どもたちが親しみやすい絵本の読み聞かせや自身の経験を語る中で、大きく以下の3つのことを教えていただきました。
o誰にでも良いところがあるということ
o友達に優しく、友達を大切すること
o親からもらった大切な命を大事にすること
小林さんは、小さい頃から覚えることがとても苦手で苦労したということでしたが、絵本の内容を記憶して音楽も取り入れながら子どもたちへ語りかけるように読み聞かせをしてくださいました。講演会後、子どもたちは、
「小林さんは、覚えることが苦手って言ってたけど、全部覚えてて読み方も上手ですごい。友達に優しくしたい。」
「巨男の人の優しい気持ちにすごいと思った。いじめは絶対にしない。」
などの感想をもちました。その後、道徳の授業や人権に関する標語作りを通して、学年や学級に応じて人権について考えることができました。

【設楽町立田峯小】 SNSについて考えよう―「LINE」でのコミュニケーション体験を通して―

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SNSについて考えよう―「LINE」でのコミュニケーション体験を通して―
 昨今スマートフォンの普及により、SNSを利用し友達とコミュニケーションを図ることが珍しいことではなくなってきました。スマートフォンの広がりとともに問題となっているのが、コミュニケーションのトラブルであり、最近では無料通話アプリ「LINE」でのいじめを苦に自殺をするという痛ましい事件も起きています。子どもたちの多くもスマートフォンに触れたことがあると言っており、中には「LINE」を活用し、親戚の子とメッセージのやり取りをしている子もいました。本校でも、スマートフォンでのコミュニケーションについて考える時期にきていると感じました。そこで、実際に「LINE」を使って、友達同士でメッセージのやり取りをし、SNSコミュニケーションについてみんなで考えました。
 子どもたちはグループに分かれ、タブレット端末を使って、自由にメッセージをやり取りしました。昨日のテレビの話や、買い物に行ったことなど、慣れた手つきでとても楽しそうにメッセージを送り合っていました。その後思ったことを話し合わせると、「面白かった」「便利だ」という意見が出る一方、「相手に『早く打って』と言われた時には気分が悪かった」「表情がわからないから、何を思っているのかわからない」「相手が見えないから、冗談を言っているのかどうかがわからなかった」などの意見が挙げられ、SNSコミュニケーションでは気持ちが伝わりにくいということに気付くことができました。SNSの体験後、いじめやスマホ依存など実際に起こっているスマートフォンのトラブルを紹介しました。子どもたちは、楽しいSNSには負の側面があることを知り、驚いていました。
 学習を終え、子どもたちは「インターネットやスマートフォンはすごく便利で楽しいけれど、考えて使わないといけないことを知りました。将来はできるだけ会って話をするようにしたいです。」「相手を思いやったり、スマホを使う時間を決めたりするなど、トラブルが起こる前に、自分が使う時のルールを考えたいです。」「スマホにひたってしまうと、勉強などの身の回りのことができなくなるので、守るべきルールは守りたいです。」などの感想をもち、これからのスマートフォンのとの付き合い方について、それぞれ自分なりの考えを発表し、授業を終えました。これからも、子どもや保護者への情報提供など、保護者と連携しつつ、SNSの活用について継続的な指導をしていきたいです。

【豊橋市立津田小】スマートフォン(タブレット端末等)をどう使う?

 現段階で,すでにスマートフォンなどのタブレット端末を日常生活で使用している(家族のものを借りる場合を含めて)児童は,学級内の多くを占めていた。そこで,これから子どもたちがネットワークと付き合って生活していかなくてはいけないことを前提に,どのようにこれらの電子機器(特にタブレット端末)を使っていくべきなのかを考える授業を行った。
導入で,スマートフォンなどのタブレット端末をこれから使いたいか(使っている人はこれからも使いたいか)また,それはなぜかという問いを本学級の6年生全員に問いかけた。その後,「使いたい」「どちらでもない」「使いたくない」のそれぞれの立場から,スマートフォンのよい点とよくない点を話し合った。よい点として多く上がったのは,SNSが便利であることや豊富なアプリが魅力的であることだった。逆に,よくない点として上がったのは,SNSなどがトラブルやいじめの原因につながることや,お金の心配についてであった。ここで,学級全体の共通意識として,スマートフォンにはよい点とよくない点がどちらもあることを確認した。
次に,中学生の人権作文優秀作品集の中から,スマートフォンを使ったいじめをテーマに書かれたものを読み聞かせ,本実践のテーマである「スマートフォンをどう使う?」という問いについてワークシートに書き,話し合った。「知ってはいたけど,改めていじめにつながることを知り,怖いと思った。」「スマートフォンはコミュニケーションのための道具であることをよく理解する。」「コミュニケーションの道具だけど,大事なことは直接伝えるようにする。」「使い方のルールを自分で決めたり,家族で決めたりする。」「スマホのよい点とよくない点をよく理解しておけば,うまく活用できると思う。」などといった意見が出てきた。スマートフォンなどの端末は便利であることとともに,自分たちの使い方によってはトラブルの原因になることや,また,ネットワーク上のコミュニケーションについても,相手の存在とその人の気持ちをよく考えなければいけないということに気づくことができた。
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【長久手市立北中】「しのびよる性犯罪」〜端末利用からのトラブル〜

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性指導の一環として,2年生を対象に実施しました。
○ねらい
「出会い系サイトに関係する事件を通して,現代の性犯罪について知ることができる」「携帯電話や電子メールによるトラブルや性犯罪から,自分を守る方法について考えることができる」
○物語の設定
友達から紹介された出会い系サイトに,女子学生が迷いながらも登録する。年上の学生とメール交換を始め,そのうちに楽しくなってくる。その男と会う約束をして,ドライブに誘われる。男は休憩するふりをして,・・・。
○生徒の実態
毎日のように通信端末を利用している生徒が48% 週に数回使用する生徒は30% 使わない生徒は21% (小数点以下切り捨て)
出会い系サイトの利用はない。
○授業での様子
生徒は,登場人物の女子学生の心情の変化や,相手の男のねらいについて想像し,女子学生の行動の良くなかった点について考えることができました。そして,被害に遭わないようにするために,自分自身は,どのようなことについて気を付けたら良いのかについて考えました。
○生徒の感想
「出会い系サイトを使わない」「ネットに個人情報・写真などを載せない」「見知らぬ人と会わない」「友達に勧められても流されずに断る」などがあり,被害に遭わないように気を付けようとする様子が見られました。

【津島市立神守小】「ぼくの夢・わたしの夢」

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 本校では、自らの生き方について考えさせることをねらいに、6月13日(金)に元スキーモーグル選手・オリンピック日本代表の上村愛子氏をお招きして、「ぼくの夢・わたしの夢」という演題で、講演会を行いました。はじめに、過去5回出場したオリンピックでの競技の様子等を紹介したDVDを視聴し、その後、上村氏に児童が質問をして答えていただくという形で進めました。
 児童からの質問は、「ソチオリンピックで滑っているときにはどんなことを考えていましたか」「滑り終えた後に結果を待っていた10分間はどんな気持ちでしたか」のような、オリンピックに出場しているときの心境を聞くものもあれば、「厳しいトレーニングをやめたいとか、あきらめたいと思ったことはありませんか」のようなメンタル面を質問するもの、「小学生の時はどんな子でしたか」「小学生の時の夢は何でしたか」のような上村氏の小学校時代について聞くものなどがありました。上村氏はこれらの質問に対して明るく丁寧に答えられ、どの児童も真剣な表情で参加していました。講演が終わった後の児童の感想には、「どんなに苦しくても笑顔を絶やさないこと」「夢を持つことの大切さ」「最後まであきらめない強い心の大切さ」を学んだという声が聞かれました。低学年の児童からは、「わたしのゆめがきまりました」「まけてもすぐたちなおり、しょうらいのゆめをかなえたいです」のような感想があり、上村氏の常に前向きな姿勢と努力の大切さを児童なりに感じ取ることができました。
 また、講演会の終了後、6年生の教室で上村氏と食事をとりながら会話をする機会を設けました。上村氏と身近に接することができ、6年生の児童にはとてもよい思い出となりました。

【長久手市立市が洞小】 e−ネット安心講座

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 近年、インターネットやスマートフォンの利用を通して起こる問題点が数多く顕在しています。市が洞小学校では、子どもたちが実際にインターネットに触れる機会が多いのは家庭であるため、問題に対する保護者の自覚を高めてもらおうと、9月にPTAが主催して「e−ネット安心講座」を企画しました。地元ケーブルテレビ局のインターネット担当者を講師に招いた講演会には、約40名の保護者が参加しました。
 インターネットでのトラブルについての再現映像を視聴したのち、子どもに携帯電話を持たせる際のルール設定の重要性や、スマートフォンの普及によって現れてきた問題点についてのお話を聞きました。参加者からは、「子どもがスマートフォンを欲しがったときに検討するよい機会となった。」「自分自身がまだよく分かっていないところが多いので、勉強が必要だと思った。」などという感想が寄せられた。また、「学校でも子ども向けに指導をしてほしい。」という要望も寄せられました。
 そこで、学校とPTAがさらに連携し、インターネットの正しい使い方や危険性について子どもたちにも知らせていこうということになりました。短学活の時間に担任から話をしたり、PTAが啓発文書を作成し各家庭に配付したりするなど、今後も、インターネットやスマートフォンとうまく付き合っていくための取り組みを進めていきます。

【知多市立知多中】「学校保健委員会 −みんなでリフレーミング−」

本校では、毎年、学校保健委員会で、心の教育推進活動を行っています。本年度は、各学年ごとに、初めにスクールカウンセラーの指導の下、リフレーミングについて学びました。短所に思えることも、考え方によっては長所となることを知って、自己肯定感を高め、また他者の短所に寛容でいられる気持ちを促進し、いじめを肯定する風潮の是正に取組みました。
 自分の短所と考えているところを2点出し、グループでその内容についてリフレーミングしました。最初は、なかなか思いつきませんでしたが、回数を重ねるうちに話し合いが活発になり、どんどん意見が出るようになりました。最後には、グループではリフレーミングできなかった言葉について全体で話し合う場面をもちました。「集中力がない」という短所に対して、「好奇心が旺盛ということだよ」と切り返すなど、短所と考えていることをリフレーミングして長所にとらえ直すことができ、生徒たちは生き生きとした表情になっていました。

 授業後の感想
 ・長所と短所はつながっていることに驚きました。言い方一つで与える印象がまったく違うので、人に何かを言うときに、もっと言葉を選んでから言わないと傷つけてしまうかもしれないと言うことに気が付きました。
 ・性格が悪いと思っている人や近づきにくいと思っている人も、全てが短所なわけではなく、長所も多くあるということに気付かされました。
 ・今まで自分の欠点だと思っていたことが、少し視点を変えると長所に近づいた気がして、よかったです。
 ・一つのことを悪い方ばかりに捉えるのではなく、いろいろな見方をして、よい方向にとらえていきたいと思いました。

 対人関係で悩んだり、日常生活でイライラしたときは、物の見方や考え方を「リフレーミング」するように声を掛け合い、気持ちをリフレッシュしていじめのない学校づくりに努めていきたいです。
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【田原市立大草小】野菜を育てる活動を通して心を育てる

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 本校の1年生は、学級園で野菜を育てています。夏野菜として、ピーマン、ナス、ミニトマト、ポップコーンを育てました。これらの野菜を育てる中で、子どもたちの心を育もうと考えました。
 春、野菜の苗を植える時、地域にお住まいの鈴木さんに畑の先生になっていただきました。子どもたちが畝作りをする日に鈴木さんに来ていただいて、「野菜は、根っこから栄養をとるだよ。土の中で根っこが長く伸びるから畝は大きく作らんといかんよ。」と話をしていただきました。こうして子どもたちは、大きな畝を作り、「大事なものは目に見えない」ことや、「何事も土台が大事」ということを実際に学ぶことができました。さらに、「野菜には口も足もないから、『水ください』と言うこともできんし、歩いて行って水を飲むこともできん。だからみんなが優しい気持ちで育てんといかんよ。」と担任が話をしました。子どもたちは、野菜に声をかけながら水をかけていました。作業の後、鈴木さんにお礼の絵を描いて届けることができました。
 夏、草が生えてきた時、野菜の栄養が取られてしまうと教えると、子どもたちは、草取りをしなければ、という気持ちになりました。そして、その草をどうすればよいか考えさせると、学校で飼っているウサギにやればよいと気づくことができました。土作りをした時に、鶏の糞を肥料としてまいたことから、ウサギの糞も肥料になるかもしれないと言い、自然の循環に気づきました。担任が、動物が吐く息を植物が吸って太陽の光とともに栄養を作ること、その時にきれいな空気を植物が出すことを教えると、子どもたちは驚きの声をあげました。早速草取りをした後、ウサギに草をやると、ウサギがサクサクと草を食べていたので、子どもたちは大喜び。「無駄なものは一つもない」ということを実感させることができました。自然への畏敬の念が育まれました。
 野菜が実ってきたところで、鈴木さんにお礼の手紙を書いたり、近くの本郷神社に天の恵みと地の恵みへのお礼参りをしたりしました。こうして感謝の心が育ってきました。
 秋、学芸会で野菜作りを通してお世話になった鈴木さんへのお礼の劇を上演しました。その劇を練習する中で、子どもたちの鈴木さんへの親しみと感謝の気持ちが一層育まれました。子どもたちは、「鈴木のおじさん!」と道行く時に声をかけたり、鈴木さんが困っていると走り寄って手助けをしたりしました。こうして地域への愛着が深まりました。子どもたちの招待状には、「いままでいろいろなことをおしえてもらいました。ありがとうございました。がくげいかいには、ぜひきてください。」と書かれていました。学芸会の日には、鈴木さんにも来ていただいて、帰りに鈴木さんからお褒めのことばをいただき、子どもたちと鈴木さんとの心の交流ができました。どの子も「すずきのおじさんといっしょにやさいをそだててうれしかった。」という感想をもちました。
 今は、冬野菜を育てています。子どもたちにとってよりよい心の活動になるよう、工夫していきたいと思います。

【刈谷市立亀城小】子どもや保護者と考える情報モラル学習

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 本校では、4年生から系統的に情報モラルについての学習を積み重ねています。4年生では、スマートフォン・携帯電話をインターネットに接続して遊ぶオンライン・ゲームを取り上げ、課金の仕組みやID・パスワードの取り扱いについて、どのようなリスクがあるかを考えながら学習しました。5年生では、インターネット上での個人情報の取り扱い方や、ネット上で知り合った人にはなりすましの可能性があることなど、ネット上の安全に関することを、事例を通して気づかせるような学習をしました。6年生では、「LINE(ライン)」などのソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を利用する際に返信を強要することによって、本来の友達関係が崩れてしまうことや、設定における留意点等を学んでいました。どの学年についても、困ったことが起きた場合、必ず、保護者や教師など、大人に相談することや、ネットの使いすぎによる弊害については、実際の事件など事例をもとに、気づきを大切にした学習を繰り返し行ってきました。
 保護者に対しては、9月17日(水)にはPTA社会学級において、子どもの実態や学校で学習している内容を紹介しました。実際の事件などの事例をもとにして、ネット社会に対する理解と子どもへの安全なネット利用についての協力をお願いしました。
 以上のような取り組みによって、子どもたちの間に、「ネットを利用する時に注意しなければならないこと」が浸透するとともに、保護者には、「学校との協力の必要性」を理解していただけました。今後とも、子どもへの継続的な働きかけとともに、家庭との連携を大切にしていきたいと思います。

【蟹江町立蟹江北中】言葉や態度を大切に

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 本校では、毎月「広めよう!プラス言葉とプラス態度」週間を定め、全校で言葉や態度を大切にする活動に取り組んでいます。「プラス言葉・プラス態度」は学校行事などと関連づけ、その月に合ったテーマを設定します。1日の終わりには、振り返りシートに記入をし、自分自身と向き合います。このような活動を通して、自分とその周りの人が気持ちよく過ごせる環境をめざすと共に、生活の中で思いやりのある言葉をかけたり、行動したりする生徒の姿をめざしています。
【生徒の感想】
 普段より気持ちよく生活できた一週間でした。みんなも意識して生活していたからなのか、クラスの雰囲気もいつもよりよかったように感じました。これからもプラス言葉とプラス態度を続けていきたいです。

 また、学期の終わりには、学期中に書き留めてきた仲間の「いいところ見つけ」をカードに書き、それを相手に送る「こんなあなたにエールを送ります」という活動を行っています。この活動では、集団の中で、自己の存在が尊重され、認められる機会をもつことによって、互いの人権を尊重しながら温かい人間関係を築く生徒の姿をめざしています。
【生徒の感想】
 よく話をする人にもそうでない人にもいいところを言ってもらえてとても嬉しく感じました。また、自分が感じていることは相手も感じているのだとわかりました。人のいいところを見つけることも見つけてもらうこともいいことだと思いました。

【春日井市立東野小】ネットにひそむ危険性

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 パソコンやスマートフォンだけでなく、携帯ゲーム機からもインターネットにつながることのできる現在、本校の児童からも、ネットによるトラブルについて話を聞くことが多くなりました。そこで、NHKの「スマホ・リアル・ストーリー」という番組を使って、5・6年生対象に、ネットに潜む危険性やネットを使うときに気をつけるべきことについての学習を行いました。この番組は、実際にスマホを持った小学生たちの体験をリアルに伝えてくれるので、児童は、自分たちの直面している課題として真剣に取り組むことができました。
 スクリーンに映し出されるストーリーを見て児童は、「悪口を言わない」「言葉の遣い方に気をつける」といった問題への対応策を考えました。さらにネット特有の、誰が見ているか分からない・相手の表情が分からない・世界中にどんどん広がっていくという怖さから、「相手の気持ちに立つこと」、「自分の気持ちを分かりやすく伝えること」、「よく考えて行動すること」など、日頃の生活にもつながる解決策へと話し合いを発展させることができました。
 今後もネットにかかわることだけでなく、日頃の生活にもつながるモラルの向上をめざした学習をすすめていきたいと思います。

【大府市立大府南中】我が校の心の教育推進活動

 本校では、心を育てる教育活動として様々な活動に取り組んでいます。「スポーツフェスティバル」では、全校を縦割りのチームに分け、三年生を中心として異学年交流を深めながら、自分たちで行事を創り上げる生徒の育成に取り組んでいます。また、学校行事の一つである「観劇会」では、毎年、演劇や音楽鑑賞などの内容に取り組んでいますが、今年度は日本の伝統芸能の一つである「落語」を取り扱いました。多くの生徒は初めて観る落語に最初は戸惑いつつも、歴史の深さや醍醐味を味わうことで、日本の伝統文化に興味をもち、大切にしようという心を育むことができました。
 さらに今年度は、人権教育の一環として、3つの活動を行いました。1つ目の活動は、震災と人権に関わるDVDを視聴し、人権標語を作成する活動です。DVDは、「全国中学生人権作文コンテスト」で入賞した作品をもとにつくられており、2011年に起きた東日本大震災に関する内容です。主人公が生徒たちと同じ中学生ということで、共感しつつ、震災から起きる風評被害などの人権問題について真剣に考えていました。2つ目の活動は、一日人権擁護委員の啓発活動です。大府市では、毎年大府市長をはじめ、地域の方々と市民の方を対象に啓発活動を行っています。今年度は本校が担当として、7名の代表生徒が啓発活動に参加しました。市民の方々に人権啓発活動を知ってもらうことの難しさを体感しつつ、啓発活動を通して学校では学ぶことのできない大切なものを感じることができました。3つ目の活動は、愛知県弁護士会の弁護士を学校に招いて行った「いじめ予防出張授業」です。生徒たちは、初めて出会う弁護士の方を前に緊張しつつも、人権という言葉の意味や実際に行われていたいじめの内容、被害者の遺書、ドラえもんを使ったいじめの構造などを学び、いじめている人の立場、いじめられている人の立場、いじめを見ている人の立場でいじめについて考え、「絶対にいじめが起こってはいけない。」という意識を高めることができました。
 心を育てる教育は、活動の一つをきっかけに、生徒に考えさせることがとても大切です。日常生活での生徒の様子や言動に注目しながら、日々、子どもたちのために環境を整えて、一緒に成長していきたいと思います。

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【岩倉市立岩倉南小】  「大人向け 体験!体験! スマホ教室」

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 岩倉中学校区の地区懇談会が、岩倉中学校で開催されました。小中学校の保護者、職員、地域の皆さんが一同に集まり、子供たちの健全な育成について考える場です。各小学校がテーマを設定し、分科会を運営するのですが、南小はスマホの安全な使い方についての分科会を開きました。
 分科会では、縁(ゆかり)エキスパートより、森口さん・杉森さん・佐藤さんを講師に迎え、一人一人がスマートフォンを操作しながら講習を受けました。SNSの便利さと危険性を知ったり、危険防止の対策方法を学んだりしました。また、子どもたちの中でのSNSルールを知り、いじめや犯罪が起こる仕組みを学ぶことができました。
《参加者の声》
・子どもたちの現状を知り、親がすべきことを学ぶことができました。
・ラインいじめの現実を知ることができました。予想以上にスマホを使う子どもたちの現状は厳しいことがわかりました。

【岡崎市立福岡中】命の重み、大切さについて考えました

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本校の1年生は、道徳の時間にNHKドキュメント「命の判断 キミならどうする?」を視聴し、それについて話し合いをしました。

交通事故で亡くなった息子の財布の中にドナーカードが入っていたことを知った両親は、息子の臓器移植について悩み、決断をしました。その映像を見た生徒たちは、息子・両親・臓器提供される人のそれぞれの立場に立って、気持ちを考えました。授業の最後には実際にドナーカードに記入したことで、命の重みを実感することができました。

<生徒の感想>
・人のために臓器提供をするのは、とても勇気がいることだけど、それをすると人の命を救うことができると考えると、少し迷いました。
・臓器移植を認めるのがとても難しいことが分かりました。そして、自分でカードを書いてみて、自分の臓器を本当にあげていいのか迷いました。
・病気で臓器移植を待っている人がいる、その人たちを自分の臓器で助けたい、とそんな風に始めは思いませんでした。今日の授業で、自分は「助ける側」になりたいと思いました。

【岩倉市立岩倉北小】2分の1成人式の取り組み

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 本校では、よりよい人間関係を築くための場を設定し、子どもたちが、かかわり合いの中で得られる喜び、体験的・活動的な学びを実感できるように実践を進めています。その中で、第4学年で行った「2分の1成人式」の実践を紹介します。
 20歳の半分まで成長できた10歳の節目に、感謝の気持ち・成長の喜び・自立と将来の夢を、子ども・家族・教師とで共有し、祝う会として「2分の1成人式」を実施しました。当日に向けて、歌やリコーダー、呼びかけの練習、そして、家族への感謝の手紙などの準備を進めました。次第に、子どもたちの「式を成功させたい」という気持ちが、練習の様子やつぶやきから感じられるようになりました。
 当日は、多くの方がお祝いに駆けつけてくださり、盛大な式となりました。
 子どもたちは、今までの成果を生かして、すべての力を出し切り精一杯の姿で、気持ちを伝えようと真剣に取り組みました。得意なことと将来の夢を発表した後の家族からの大きな拍手で、子どもたちは自信を高めることができました。
 家族との感謝の手紙交換では、心を込めて書いた手紙を通して、家族との絆が深まり、心温まる機会となりました。
 子どもたちは、この実践を通して、人とのかかわりを通して得られる喜びを実感できました。人とのつながりを広げることもできました。こうした経験はこれからの人間関係をより深め、次の活動への意欲へとつながるものと考えます。このような活動を引き続き行うことで、さらに豊かな人間関係を築くことを目指していきます。
〈子どもたちの感想〉
・全力でがんばっているところを見てもらえてうれしかった。
・自分の成長が実感できた。
・未来に向かってがんばりたい。
・お母さんがうれし泣きをしてくれて、ぼくもうれしかった。