【一宮市立丹陽南小】 パスワードについて考えよう

画像1 画像1
 小学校中学年になると、パソコンを使える児童は増えてきます。中には、携帯電話を使用する児童もみられるようになってきます。しかし、大切な情報を守る方法を知らない児童がほとんどです。
 そこで、3年生を対象に、資料「あれ?たいへんだぁ」(愛知県義務教育問題研究協議会)を使い、パスワードについて考える機会を設けました。
 まず、情報を守るために、パスワードが必要なことを考えました。パスワードをかけなければ、誰でも情報を見ることができ、時には悪用されてしまうことを確認しました。次に、パスワードを人に話してしまったり、簡単に見破られてしまうパスワードを使ったりすると、情報を守りきることができないことを話し合いました。
 このことから、他人に見破られにくいパスワードを考えました。もちろん、忘れてしまうパスワードでは、後でとても困ります。誕生日や住所、電話番号などは見破られやすいパスワードであることから、いろいろな組み合わせでパスワードを考えたり、自分自身の情報に結びつかないようなパスワードを考えたりしました。
 最後に、今後、他人にパスワードを知られないために気をつけること、他人のパスワードを知ったときの対応を話し合いました。他人にパスワードを知られない方法として、「人に話さないこと」や「パスワードを書いたメモを、人の目につきやすいところに置かないこと」、そして、他人のパスワードを知ったときは「パスワードを変えるようにアドバイスをすること」を確認し合いました。
<授業後の児童の感想より>
・パスワードを知られたら、自分の情報を知られたり、勝手に使われたりして危ないなと思いました。
・パスワードを人に教えると危ないから教えないようにしたいと思います。
・パスワードを簡単にすると、人に知られたり、覚えられたりするので、難しいほうがいいのだなと思いました。

【あま市立七宝中】リサイクルプロジェクト

 七宝中学校では、平成11年度から「物を大切にする心や奉仕的な心を育む活動」として、リサイクルプロジェクトを実施してきました。
 毎月1回(0の日)、朝の部活動をなくし、ボランティア委員会が中心となり、自宅にある資源ごみを回収する活動を行っています。その収益金で、あま市社会福祉協議会に車椅子を寄贈しています。
「おはようございます!」早朝より、元気なあいさつ。雑誌を抱えた徒歩通学の生徒。自転車の荷台に新聞紙をくくりつけた自転車通学者。家庭から車で資源ごみを運んでくださる地域の方。学区の通学路では、教師が、交通指導をしながら生徒を出迎えます。
 校内では、朝早くからボランティア委員会の生徒やPTAの生活委員会委員の方が、多くの新聞、雑誌、ダンボール、アルミ缶、紙パックなどをトラックへ積み込んでいます。保護者や地域の皆様のご協力に感謝いたします。
平成11年度からの活動で、これまでに寄贈した車椅子は、合計24台となりました。10年以上続いた車椅子の寄贈活動が認められ、平成21年度に「日本善行会」から表彰も受けている伝統的な活動です。
この活動を通して、環境問題・福祉問題に目を向ける機会として、自他を理解し、思いやりや互いに共感しあう姿勢を生徒に養っていきたいと考えています。
画像1 画像1

【半田市立亀崎小】 ―潮干祭(しおひまつり)のある亀崎にようこそ!の思いを込めて、パンジーの鉢を飾りました。―

画像1 画像1
 亀崎には、三百年も前から続く潮干祭(しおひまつり)という山車5輛を潮干の浜へ曳き下ろし、神前神社に奉納する祭りがある。
 4月も終わりに近づくと、夕闇迫る頃には、亀崎の小路のあちこちから太鼓や笛の音が聞こえてくる。まもなくやってくる潮干祭に向けて、町全体が祭り一色に染まる、一年で一番心躍る時期である。亀崎の子らは、幼い頃からこの祭りの中で育っている。祭りの当日には、日本一古い駅舎であるJR亀崎駅に多くのお客さんが、カメラを担いで下りてくる。国の重要無形民俗文化財ということもあり、遠方から訪れる人も多いと聞く。
 我が町の祭りを見にきてくれる人たちや、日頃お世話になっている町の人たちに、亀崎の子として何かできることはないか、と始めたのがこの活動だった。駅から祭りの中心である本街道に続く道に、全校児童が一生懸命育てたパンジーの鉢を飾るのである。因みにその道は、通称「掘割」と呼ばれ、先人が山を切り開いて作った道である。
 11月の終わりに苗を移植し、世話をし、卒業式、入学式を色とりどりに飾ったパンジーの鉢が、もう一度、祭りに花を添えるのである。今年も2年生から6年生の780の鉢が飾られた。子どもたちは、自分の育てた鉢を手に、
「明日は祭りだね。晴れるといいね。」
と話しながら嬉しそうに、そしてどこか誇らしげに置いていった。潮干祭のある我が心のふるさと、「亀崎にようこそ!」の思いを込めて……。

【知多市立新知小】自他のよさやちがいを認め,生き生きと活動する児童の育成 〜安心して伝え合う場の工夫〜

画像1 画像1
 新知小学校では,昨年度からの継続研究として,テーマを「自他のよさやちがいを認め,生き生きと活動する児童の育成」,サブテーマを「安心して伝え合う場の工夫」として研究を進めている。
 「仲間つくり」「話合い」「コミュニケーションタイム」の3部会を立ち上げ,自分のよさ,友達のよさを認め合い,安心して活動できる雰囲気の中,自ら進んで生き生きと活動できる児童の育成を目指している。
 仲間づくり部会では,ソーシャルスキル教育,ライフスキル教育,構成的グループエンカウンターのカリキュラム構成や,作成した指導案集をもとに,学級活動,道徳,総合的な学習の時間,生活科の時間で授業実践を行っている。また,実践を組み立てたり,評価したりするために,各学級でQUや自分の行動を振り返るアンケートを行い,検証の指標として支援の方向性を探りながら実践を深めている。
 話合い活動部会では,「かかわり言葉」を活用したり,ハンドサインを有効に活用したりすることで,児童同士の関わりの中から考えが高められるようにしている。また,各学年の発達段階に応じた話合いの進め方マニュアルを作成し,各場面で活用しながら改良を加えていく。
 コミュニケーションタイム部会では,温かく心地よい学級の和が実感できる3つの間(仲間・空間・時間)をつくることを目指し,毎月第4木曜日に全校一斉にコミュニケーションタイムを行い,テーマを決めて話し合いながら,児童の思いをたくさん引き出し,一人一人の考えが他の大勢につながるようにしている。  

【小牧市立岩崎中】技術で著作権について考えました

画像1 画像1
 現在はさまざまな教科で、生徒がインターネットを使って調べ学習をしたり、インタビュー(取材)活動をしたりして学習を深め、その成果をプレゼンテーションや紙面にまとめて発表するという授業形態が定着している。そういったまとめを行う際に、数多くの写真や資料を切り貼りしたり、スキャナやネットから取り込んで貼付して使用することがある。しかし、著作権や肖像権に関する知識や配慮は無いに等しい状態である。学校の学習活動の範囲内であるため違反にはならないが、今後、学習の成果を外部に発信していく機会が増えることが予測されることから、著作権・肖像権についての理解と配慮を深めることは、必要不可欠であると考える。そこで、1年生の技術の授業で、作品を作る前段階で授業を行った。簡単な情報モラルクイズを作り、それを元にどのような場合が著作権法に違反するかをグループで話し合わせた。
 ねらいとする答えは生徒から引き出すことができたが、話し合いを深める時間が不足し、表面的な部分での学習にとどめざるを得なかった。生徒たちの反応はよく、実際に自分たちが技術の授業で作成する「自己紹介カード」でも、事例に似たことを計画していた生徒もいて、真剣に考える姿が見られた。表面的なものだけでなく、作品やその一部を使われる著作権者の心情的な部分にまで踏み込んで、話し合いを行わせることができれば、さらに深い学習ができると考える。
 生徒の感想からは、以下のようなものがあった。
 ・自分が知らずにやってきたことが悪いことだと気づいたので、これからは気をつけたい。(男子)
 ・私はブログをやったり、HPをひらくことが多いので、これから注意したいと思います。(女子)
 ・私も友達からCDを借りることがあるが、著作権を侵害しないよう気を付けようと思った。(女子)
・自分が作ったものにも著作権がある。頑張って作ったものは、大切にしなくてはいけないと思った。(女子)

【新城市立鳳来寺小】おじいちゃん、おばあちゃんと「お茶摘み」。給食もいっしょ。

画像1 画像1
5月14日(土)に八十八夜に少し遅れましたが、鳳来寺小学校では、恒例の「お茶摘み会」を開きました。
 本校には茶畑があります。毎年この時期に、授業参観の後、「お茶摘み」と「交流給食」を行います。当日は、朝から太陽の光が注ぐ絶好の日となり、地域の方々,祖父母や保護者の方々の総勢60名程,学校職員,児童あわせて約100名でお茶摘みをしました。
 はじめに環境・美化委員の児童の司会のもと「はじめの会」を行い,その中で,区長さんから「お茶の摘み方」を説明していただきました。その後,それぞれの場所に移動し,会話を交わしながらお茶摘みを楽しみました。「うちのおじいちゃん、お茶摘むの速い」。家にも茶畑があるA君は、家で手伝いをしながら、練習してきたようですが、まだまだかなわないようでした。
 今年は,みなさんに「若いいい葉」をよく選んで摘むようお願いをしましたが,それでも予定通りの「生茶49kg」が収穫できました。
 お茶摘みの後は、地域・祖父母の方々に各教室に分かれ,児童といっしょに「交流給食」をしていただきました。「そうかん、○○さんとこのお孫さんかん。よう似とるのん。」と、どの教室も会話がはずむ、楽しい会食になりました。


【春日井市立東部中】親子ふれあい資源回収

画像1 画像1
 道徳の年間指導計画の中に、年2回(5月・11月)の親子ふれあい資源回収を位置づけています。生徒・教師・保護者が共に働く場として捉え、責任・協力・奉仕・社会性など、集団に寄与する姿勢を育てることをねらいとしています。
 本年度の本校の研究テーマを「社会性をはぐくむ」としています。この親子ふれあい資源回収を社会性をはぐくむ場とし、ねらいを達成するために、以下の3つの考え方を基に実践しました。
  ○ 責任感を育てるために
    個人の分担を明らかにすることが責任の所在を明らかにすることで
   あり、自分の分担を果たす活動から責任感が育つと考える。
  ○ 協力的な態度を育てるために
    通学団の仲間や保護者・教師と共同で作業にあたる中から協力する
   態度が育つと考える。
  ○ 奉仕の心を育てるために
    自らの行動が集団の役に立っていることを知るとき、奉仕の心が膨
   らむと考える。