最新更新日:2024/05/17
本日:count up63
昨日:489
総数:1824893
ともに生きる

ちょっといい話

   友だちのおかげ 

 A子が中学生だったときの話です。彼女の父親は昔から病弱でした。ある日、A子が学校に行っている間に、父親が意識不明の重体になり病院へ運ばれました。父の様子はすぐに学校にいるA子に知らされました。A子はその場で泣き崩れてしまいました。A子の大親友C子がA子に平手打ちをして、「泣くのはいつだってできるでしょ。今しか生きているお父さんに会えないかもしれないんだよ。今を逃したら、A子には後悔しか残らないよ。それでもいいの。」と言って、授業の途中にもかかわらず、A子を父親のいる病院に連れて行きました。病院に着くと「すぐに手術をしないと亡くなってしまう」ことと「病院には大手術ができるほどの血液がなく、手術はできない。他の病院にも搬送できない」と言われたそうです。A子と母親は「父の死を覚悟した」と言っていました。それを聞いたC子はすぐに病院を出ていき、中学校のクラスメイトと共に病院に再び駆けつけました。クラスメイトは口々に「C子から話は聞いた。A型の奴がそろっている。早く俺らから血を抜いて、おまえの親父の手術に役出ててくれ。」と笑顔でA子を励ますとともに、協力を願い出ました。そして、A子の父親は一命をとりとめました。
 後から聞いた話ですが、C子が息を切らしながら血眼で授業中のクラスに飛び込み、みんなに泣きながら輸血の協力をしたそうです。
 C子は、幼いときに父親を交通事故でなくしていたのです。父親の最後をみられなかった悲しみ、助けてあげられなかった悔しさから、A子を何とかしたいと思ったのでしょう。
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
学校行事
4/19 耳鼻科検診
4/20 歯科検診
4/22 PTA総会 学年懇談会
4/23 眼科検診
犬山市立城東中学校
〒484-0094
住所:愛知県犬山市大字塔野地字田口洞39番地の101
TEL:0568-61-0501
FAX:0568-63-0270