最新更新日:2024/05/01 | |
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3月9日(月) 表彰伝達・校長講話 「震災に学んだこと」今日は、3年生が卒業をして1、2年生だけでやる初めての学校集会です。新しい南中がスタートしました。これからは2年生のみなさんが南中を引っ張っていきます。先生は予餞会や卒業式の取り組みを見て、きっとやってくれると安心しています。そして、期待しています。 さて、みなさんは3.11を覚えていますか。今から4年前の3月11日午後2時46分に東日本を大きな地震が襲いました。東日本大震災です。愛知県も大きな揺れがありました。先生は揺れがおさまったあとテレビを見ました。そこには、信じられない光景がありました。大きな津波が港を襲い、港にあった自動車が流されていく光景。建物に津波が押し寄せる光景。この地震はマグニチュード9.0、最大震度7、津波の高さは10mを超えました。亡くなった方、行方不明の方は1万8000人を超えています。そして、現在も避難生活を続けている人が23万人にのぼります。観測史上最大の大地震が日本を襲いました。被災地のみなさんが避難生活を送っている中で、こんな光景がありました。携帯電話がつながらず、公衆電話に長い列ができました。しかし、割り込むことなく、整然と並んで順番を待つという光景。避難する人の車で道路が渋滞し、信号1つを通るのにたいへんな時間がかかるという状況の中、誰一人クラクションを鳴らすことなく、じっと耐えているという光景。 ある日の新聞にはこんな記事が書かれていました。記事の題名は「炊き出しに並び直す男の子」です。『豚汁の炊き出しが始まると高校生くらいの男の子が真っ先に飛んでった。勝手だなと思って見ていたら、豚汁を足の不自由な老婆のところへ持って行って、「あったかいうちに飲んでね」と言い残すと、自分の分をもらいに長い行列の後ろに再び並び直していた。』 人は危機的な状況に置かれたとき、本当の姿が表われます。ルールとマナーを守るということは、人間が助け合って生きていく基本だと思います。この大地震を通して、ルールとマナーを守ることの大切さを思い直しました。 11日の水曜日、学校では半旗を掲げて黙祷をし、亡くなった方々のご冥福を祈ります。その日は、振替休日になっています。家で過ごす人は午後2時46分に各自で1分間の黙祷を行ってください。心の中で、しっかりとご冥福を祈る気持ちをもってください。 |
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