＜校長の話　一部省略＞
　いつもより長かった特別な２学期でした。「やっと終業式だ」と感じますか？「もう終業式なの」と感じますか？人それぞれでしょうね。校長先生は正直に言うと、「やっと終業式だ」と感じます。それはコロナのために、体調を崩す生徒が出ないだろうか、心の面で不安がいっぱいになる生徒が出ないだろうか、コロナで友達へのいじめや差別的な言動が起こらないだろうか、など毎日心配していたからです。でも幸い大きな問題が起こることなく、２学期を終えることができそうです。これは人の気持ちを考えて行動してくれた皆さん一人一人のおかげです。ありがとう！
　今年の２学期は学校祭文化の部と合唱コンクールが中止となりました。本当に残念です。特に合唱が与えてくれる力や、合唱によって紡がれるクラスの絆を感じさせたかったです。しかし、その分一本にしぼった学校祭体育の部の印象が強く残ります。生徒全員が全力で取り組む姿の素晴らしさを、改めて感じました。「全校での全力って、かっこいいな！」と感じさせてくれた体育の部でした。３年生、本当によくやってくれましたね。
　２学期の日々の生活では、うまくいったこともあれば、「失敗したなあ」「人に迷惑をかけてしまったなあ」と反省している人もいると思います。しかし大事なのは、これからの生活です。失敗したことでどうすればよかったかを学ぶことができたはずです。失敗したからこそ分かる人の気持ちがあります。その失敗を次の行動へと、がんばる意欲へとつなげてほしい。